JP3400384B2 - 防火防煙用スクリーンシャッター - Google Patents

防火防煙用スクリーンシャッター

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JP3400384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不燃性または耐火
性に富んだスクリーン幕で建物の内部空間を間仕切りす
ることにより、建物の延焼や煙の拡散を防止する防火防
煙用スクリーンシャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の内部には、従来から火災時に備え
て、火炎や煙を遮断するための防火隔壁や防火シャッタ
ーなどの防火設備や、人が避難できるようにするための
防火開閉扉などの避難通路などが計画的に配備されてい
る。最近、これら防火隔壁や防火シャッターなどに代わ
る新しい防火設備として、不燃性や耐火性のスクリーン
幕を使用して火炎や煙を遮断する防火防煙用スクリーン
シャッターが提案されている。
【0003】この防火防煙用スクリーンシャッターは、
不燃性または耐火性に富み可撓性を有するスクリーン幕
を巻取軸から繰り出して天井側から垂下させて設置した
もので、スクリーン幕の下端縁にはウエイトが取り付け
られていて、スクリーン幕の揺動を防止しその姿勢を安
定した状態に保持できる。これによって、防火防煙用ス
クリーンシャッターは、建物の室内空間を間仕切りし、
火炎や煙を遮断できるようになっている。
【0004】また、この防火防煙用スクリーンシャッタ
ーには開閉扉が設けられて、このスクリーンシャッター
を閉止した後にも開閉扉から人が通過して避難できるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクリ
ーン幕を使用した防火防煙用スクリーンシャッターで
は、スクリーン幕に開閉扉が形成されるため、この開閉
扉の開閉部分の密閉性はスクリーン幕との突き合わせに
より行われることになる。ところが、スクリーン幕は可
撓性かつ軽量であるため、開閉扉を閉止した際に開閉部
分との突き合わせ部分に隙間が発生し易く、また、火災
によりスクリーンシャッターの内外に生ずる気圧差で開
閉扉が押し開かれて隙間が発生してしまう。スクリーン
シャッターは防火および防煙の観点からその気密性が要
求されるが、上述したように開閉扉部分に隙間が発生す
ると、そこから空気が流入したり煙が流出したりして、
防火防煙用スクリーンシャッターとしての機能が著しく
低下してしまう。
【0006】そこで、上記開閉扉とスクリーン幕との突
き合わせ部分に金属枠を取り付けることなどが考えられ
るが、この場合はスクリーンシャッターの格納時に巻取
りや折り畳みができなくなってしまうという課題があっ
た。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、スクリーン幕に形成された開閉扉の
開閉縁部に重合部分を設け、この重合部分によって開閉
扉の開閉縁部を覆うことにより、簡単な構造をもって開
閉扉の気密性を向上するようにした防火防煙用スクリー
ンシャッターを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す防火防煙用スクリーンシャ
ッターは、建物の内部空間を開閉自在に間仕切りする不
燃性または耐火性の可撓性を有するスクリーン幕を備
え、このスクリーン幕に開閉扉が設けられる防火防煙用
スクリーンシャッターにおいて、上記スクリーン幕に、
上記開閉扉の開閉縁部に沿って該開閉扉が閉止された際
に当該開閉縁部を覆う重合幕を設け、上記スクリーン幕
の下端縁にスクリーン用ウエイトを取り付けるととも
に、上記開閉扉の下端縁に扉用ウエイトを取り付け、か
つ前記重合幕の下端縁に重合幕用ウエイトを取り付け、
これら扉用ウエイトとスクリーン用ウエイトとの間およ
び重合幕用ウエイトとスクリーン用ウエイトとの間にヒ
ンジを設けたことを特徴とする。
【0009】この構成によれば、開閉扉が閉止された際
に、この開閉扉の突き合わせ部分の開閉縁部はスクリー
ン幕に設けられる重合幕によって覆われることになり、
その気密性を大幅に向上することができる。つまり、上
記開閉扉の開閉縁部は重合幕によって密閉されるため、
開閉扉部分から火災側に空気が入るのを防止して防火機
能が向上し、かつ、火災で発生する煙が開閉扉部分から
流出するのを防止して防煙機能を向上することができ
る。また、スクリーン幕には上記重合幕を付加するのみ
であるから、スクリーンシャッターの格納時にあっても
スクリーン幕の巻取りや折り畳みに支障が来されるのを
防止することができる。さらに、開閉扉、重合幕および
スクリーン幕は、扉用ウエイト、重合幕用ウエイトおよ
びスクリーン用ウエイトによってそれぞれ所定の張力が
付加されて、それぞれの平坦性が確保されるとともに、
鉛直下方に垂下される状態が保持される。そして、扉用
ウエイトとスクリーン用ウエイトとの間および重合幕用
ウエイトとスクリーン用ウエイトとの間にヒンジを設け
たことにより、開閉扉および重合幕は張力が付加された
状態で安定的に開閉でき、それぞれの閉止状態での密閉
性を確保することができる。特に、上記スリットでなる
開閉扉であれば、開閉扉を開けた際にはその下端縁に設
けた扉用ウエイトが上方に持ち上げられる。このため、
開閉扉の開放力を解除することにより、開閉扉は扉用ウ
エイトの自重により自動的に閉止されるため、開閉扉を
確実に閉止してスクリーンシャッターの密閉性を保持す
ることができる。
【0010】また、本発明の請求項2に示す防火防煙用
スクリーンシャッターは、上記重合幕に、上記開閉扉の
開動に伴って該重合幕を上記開閉縁部から離隔させると
ともに、該開閉扉の閉止に伴って該重合幕を該開閉縁部
に重ね合わせる開閉機構を設け、上記開閉機構が、上記
重合幕用ウエイトと上記スクリーン用ウエイトとの間に
設けられ、上記開閉扉の開動に応じて重合幕用ウエイト
を上記開閉縁部から離隔させる方向に付勢する付勢手段
と、重合幕用ウエイトに設けられ、閉動する上記扉用ウ
エイトと係合してこれとともに閉動し、該開閉扉の閉止
状態で上記重合幕を重ね合わせ状態に保持する係止部と
からなることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、開閉扉を開けると、こ
の開き方向に重合幕が離れた状態となる。このため、次
に開閉扉を閉じるときにこの重合幕が邪魔になることが
なく、そして、開閉扉を閉止したときにはこの重合幕が
重ね合わされるため、該重合幕をその都度操作すること
なく開閉縁部の気密性を保持することができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】この構成によれば、開閉扉を開けることに
より重合幕は付勢手段により開放状態が保持されるとと
もに、開閉扉を閉じる際には扉用ウエイトが重合幕用ウ
エイトの係止部に係合してこの重合幕用ウエイトを閉動
するため、これとともに重合幕を自動的に閉止すること
ができる。そして、開閉扉の閉止状態が保持される限り
において重合幕は閉止状態が保持され、開閉扉の開閉縁
部は重合幕により密閉状態が維持される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。図1から図4は本発明の防
火防煙用スクリーンシャッターの一実施形態を示し、図
1は防火防煙用スクリーンシャッターを全体的に示す斜
視図、図2は防火防煙用スクリーンシャッターの開閉扉
が開いたときの斜視図、図3は図1中A−A線からの拡
大断面図、図4は図2中B−B線からの拡大断面図であ
る。
【0019】本発明の防火防煙用スクリーンシャッター
10の基本構成は、建物の内部空間を開閉自在に間仕切
りする不燃性または耐火性の可撓性を有するスクリーン
幕12を備え、このスクリーン幕12にスリット14を
形成して、このスリット14によって分断された一方側
が開閉扉16となる避難口34が設けられ、スリット1
4によって分断された他方側のスクリーン幕12両面
に、上記開閉扉16が閉止された際にスリット14を両
面から挟むようにして覆う重合幕18,20をそれぞれ
設けてある。
【0020】即ち、本実施形態の防火防煙用スクリーン
シャッター10のスクリーン幕12は左,右スクリーン
幕12a,12bを重合し、その下端部がスリット14
となっている。そして、上記スリット14で分けられた
左スクリーン幕12a側に開閉扉16が形成され、この
スリット14が開閉扉16の開閉縁部となっている。
【0021】また、右スクリーン幕12bの端部はスリ
ット14の重合幕18となり、この重合幕18は開閉扉
16の開閉側とは反対側に配置されるため固定側の重合
幕18となる。一方、右スクリーン幕12bの手前側面
には、スリット14を覆うようにもう一枚の重合幕20
が更に設けられる。この重合幕20は開閉扉16の開閉
側に配置されるため開閉機能を備える。
【0022】ここで、上記スクリーン幕12および重合
幕20は、ガラス繊維の織布やシリカクロスなどの不燃
性あるいは耐火性に富んだ布製の素材から形成されてい
て、火炎および煙を遮断する機能を有している。
【0023】上記開閉扉16の下端縁には扉用ウエイト
22が取り付けられるとともに、前記開閉側の重合幕2
0の下端縁には重合幕用ウエイト24が取り付けられ
る。また、これら開閉扉16および重合幕20を除いた
スクリーン幕12の下端縁にスクリーン用ウエイト26
が取り付けられる。そして、扉用ウエイト22とスクリ
ーン用ウエイト26との間および重合幕用ウエイト24
とスクリーン用ウエイト26との間にヒンジ部材28,
30が設けられる。上記各ウエイト22,24,26
は、水平方向に一直線状に配列される。
【0024】上記開閉扉16は、スリット14とスクリ
ーン幕12の下端縁との間に位置して三角形状を成し、
スリット14の上端部から左斜め下方向に沿って一直線
状に延びる斜辺32に沿って折り曲げ自在に形成されて
いる。そして、この開閉扉16は、避難方向に開動する
ようにその裏面を手や体で押せば、図2に示すように斜
辺32に沿って折れ曲がりつつ、下端縁に取り付けられ
た扉用ウエイト22とともにスクリーン幕12の手前側
へ押し出されて、スリット14には人が通行するに十分
な開口部が形成されることになり、この開口部が避難口
34となる。
【0025】また、上記扉用ウエイト22は開閉扉16
が押圧されることによって、ヒンジ部材28を中心とし
て上方に持ち上げられるため、避難者が通過し開閉扉1
6の押圧力が解除されたときは、その自重によって元の
位置に復帰するように移動し、スリット14は再び閉止
される。
【0026】ところで、上記開閉側の重合幕20は開閉
扉16の開動に伴って開動するとともに、開閉扉16を
閉じる際にはこの重合幕20が邪魔になることなく開閉
扉16の閉動を許容し、かつ、開閉扉16の閉止時には
重合幕20も同時に閉止される必要がある。このため、
図3,図4に示すように上記重合幕用ウエイト24と上
記スクリーン用ウエイト26との間に、開閉扉16の開
動に伴って重合幕20を開放するとともに、該開閉扉1
6の閉止に伴って該重合幕20を閉止する開閉機構36
が設けられる。この開閉機構36は、重合幕用ウエイト
24を開放側に付勢する付勢手段としてのスプリング3
8と、この重合幕用ウエイト24に設けられ、扉用ウエ
イト16の閉動に伴って係合してこれとともに閉動し、
開閉扉16の閉止状態で重合幕20を閉止状態に保持す
る係止部40とを備えて構成される。
【0027】上記スプリング38は、ヒンジ部材30の
両取付部30a,30b間に跨って取り付けられ、この
スプリング38は閉止力が解除されることにより、図4
に示すように重合幕用ウエイト24を開動して略直角方
向の開動位置を保持するように機能する。また、上記係
止部40はL字状に形成され、その一辺40aが重合幕
用ウエイト24の裏側に取り付けられるとともに、他辺
40bが扉用ウエイト22の先端部に臨んで直角に突出
する。従って、図3に示すように開閉扉16の閉止状態
では扉用ウエイト22の先端部が係止部40の他辺40
bに係合して重合幕20の開動を阻止するとともに、開
閉扉16が閉じられる際には図4に示すように扉用ウエ
イト22の先端部が他辺40bに係合して、この開閉扉
16の閉止力で重合幕用ウエイト24とともに重合幕2
0が閉止される。
【0028】上記スクリーン幕12は、通常は図外の天
井裏に設置された巻取り装置に巻き取られて格納され、
火災発生により各ウエイト22,24,26の自重によ
り巻取り装置から繰り出されて、建物の内部空間を間仕
切りするようになっている。また、スクリーン幕12は
折り畳みによって格納することもできる。
【0029】以上の構成により本実施形態の防火防煙用
スクリーンシャッター10にあっては、スクリーン幕1
2に形成される避難口34の開閉扉16は、該スクリー
ン幕12の下端縁から上向きに形成されたスリット14
と、これを一辺とする斜辺32とによって三角形状に形
成されており、該開閉扉16の開動時には該斜辺32に
沿って折り曲げられて簡単に避難口34を開口でき、こ
の避難口34から安全かつ迅速に避難することができ
る。
【0030】ところで、上記開閉扉16が閉止された状
態では、この開閉扉16の開閉縁部となるスリット14
は、スクリーン幕12に設けられる重合幕18,20で
挟むようにして二重構造をもって覆われるので、その気
密性を大幅に向上することができる。従って、開閉扉1
6の開閉縁部は一方の重合幕18または20との間に隙
間が形成される場合にも、他方の重合幕20または18
によって密閉されるため、開閉扉16部分から火災側に
空気が入るのを防止して防火機能が向上し、かつ、火災
で発生する煙が開閉扉16部分から流出するのを防止し
て防煙機能を向上することができる。また、スクリーン
幕12は可撓性の重合幕18,20を付加するのみであ
るから、スクリーンシャッター10の格納時にあっても
スクリーン幕12の巻取りや折り畳みに支障が来される
のを防止することができる。
【0031】また、上記開閉扉16、重合幕20、スク
リーン幕12の下端縁に、扉用ウエイト22、重合幕用
ウエイト24およびスクリーン用ウエイト26が設けら
れるため、これら各ウエイト22,24,26によって
それぞれ所定の張力が付加されて、開閉扉16、開閉側
の重合幕20、スクリーン幕12および固定側の重合幕
18はそれぞれの平坦性が確保されるとともに、鉛直下
方に垂下される状態が保持される。そして、扉用ウエイ
ト22とスクリーン用ウエイト26との間にヒンジ部材
28を設け、かつ、重合幕用ウエイト24とスクリーン
用ウエイト12との間にヒンジ部材30を設けたことに
より、開閉扉16および重合幕20は張力が付加された
状態で安定的に開閉でき、それぞれの閉止状態での密閉
性を確保することができる。
【0032】そして、上記重合幕用ウエイト24と上記
スクリーン用ウエイト26との間に開閉機構36を設け
たので、開閉扉16の開動に伴って重合幕20を開放す
るとともに、該開閉扉16の閉止に伴って該重合幕20
を自動的に閉止することができる。従って、開閉機構3
6によって避難口34の開閉扉16を開けると、この開
き方向の重合幕20が開放された状態となるため、次に
開閉扉16を閉じるときにこの重合幕20が邪魔になる
ことなく、そして、開閉扉16を閉止したときにはこの
重合幕20が閉止される。このため、開閉扉16の開閉
の都度に重合幕20の開閉を行う必要が無く、スリット
14の気密性を保持することができる。
【0033】更に、開閉扉16は斜辺32に沿って折り
曲げられるため、開閉扉16を開けた際にはその下端縁
に設けた扉用ウエイト22はヒンジ部材28を中心にし
て上方に持ち上げられる。このため、開閉扉16の開放
力を解除することにより、開閉扉16は扉用ウエイト2
2の自重により自動的に閉止されて、避難口34から避
難した後は開閉扉16を確実に閉止してスクリーンシャ
ッター10の密閉性を保持することができる。
【0034】ところで、上記開閉機構36は扉用ウエイ
ト22の先端部が係止部40の他面40bに係合して、
重合幕20の閉止状態が保持されるようにした場合を開
示したが、重合幕20を開動方向に付勢するスプリング
38の両端取付点を結ぶ作用線が、ヒンジ部材30の開
動中心より内方に位置するように構成することにより、
重合幕20の閉止状態を該スプリング38によって保持
することができる。また、開閉機構36はスプリング3
8および係止部40を備えた本実施形態の構成に限るこ
となく、その機能を享有する限りにおいて他の構成を採
用することができる。
【0035】更に、開閉扉16は上方に延びるスリット
14を形成して三角形状に構成した場合を開示したが、
これに限ることなくスリット14の形状を変えることに
より開閉扉16を任意の形状とすることができる。勿
論、開閉扉16を任意の形状とした場合にも、スリット
14の形状に沿って重合幕18,20が設けられること
になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防火防煙用
スクリーンシャッターによれば、スクリーン幕に形成さ
れた開閉扉の開閉縁部に重合幕を設け、この重合部分に
よって開閉縁部が覆われるので、簡単な構造をもって開
閉扉の気密性を向上することができ、本来の防火機能お
よび防煙機能を大幅に向上することができる。
【0037】また、重合幕に開閉機構を設けて、開閉扉
の開動に伴って該重合幕を開閉縁部から離隔させるとと
もに、該開閉扉の閉止に伴って該重合幕を開閉縁部に重
ね合わせることができるので、重合幕をその都度操作す
ることなく開閉扉の開閉縁部の気密性を保持することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す防火防煙用スクリー
ンシャッターを全体的に示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す防火防煙用スクリー
ンシャッターの開閉扉が開いたときの斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す図1中A−A線から
の拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す図2中B−B線から
の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 防火防煙用スクリーンシャッター 12 スクリーン幕 14 スリット 16 開閉扉 18 固定側の重合幕 20 開閉側の重合幕 22 扉用ウエイト 24 重合幕用ウエイト 26 スクリーン用ウエイト 28,30 ヒンジ部材 32 斜辺 34 避難口 36 開閉機構 38 スプリング(付勢手段) 40 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−155925(JP,A) 特開 平11−141249(JP,A) 特開2000−80866(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/00 - 9/18 A62C 2/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の内部空間を開閉自在に間仕切りす
    る不燃性または耐火性の可撓性を有するスクリーン幕を
    備え、このスクリーン幕に開閉扉が設けられる防火防煙
    用スクリーンシャッターにおいて、 上記スクリーン幕に、上記開閉扉の開閉縁部に沿って該
    開閉扉が閉止された際に当該開閉縁部を覆う重合幕を設
    け、上記スクリーン幕の下端縁にスクリーン用ウエイトを取
    り付けるとともに、上記開閉扉の下端縁に扉用ウエイト
    を取り付け、かつ前記重合幕の下端縁に重合幕用ウエイ
    トを取り付け、これら扉用ウエイトとスクリーン用ウエ
    イトとの間および重合幕用ウエイトとスクリーン用ウエ
    イトとの間にヒンジを設けた ことを特徴とする防火防煙
    用スクリーンシャッター。
  2. 【請求項2】 上記重合幕に、上記開閉扉の開動に伴っ
    て該重合幕を上記開閉縁部から離隔させるとともに、該
    開閉扉の閉止に伴って該重合幕を該開閉縁部に重ね合わ
    せる開閉機構を設け 上記開閉機構が、上記重合幕用ウエイトと上記スクリー
    ン用ウエイトとの間に設けられ、上記開閉扉の開動に応
    じて重合幕用ウエイトを上記開閉縁部から離隔させる方
    向に付勢する付勢手段と、重合幕用ウエイトに設けら
    れ、閉動する上記扉用ウエイトと係合してこれとともに
    閉動し、該開閉扉の閉止状態で上記重合幕を重ね合わせ
    状態に保持する係止部とからなる ことを特徴とする請求
    項1に記載の防火防煙用スクリーンシャッター。
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