JP3399860B2 - 自動車用ウィンドにおけるウィンドガラスと昇降機構との締結部構造 - Google Patents

自動車用ウィンドにおけるウィンドガラスと昇降機構との締結部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ウィンド
におけるウィンドガラスと昇降機構との締結部構造に関
し、より詳しくは、ウィンドガラスの下端部に昇降機構
のレールを前、後締結具で締結させるようにした締結部
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記締結部構造には、従来、実開平4‐
66279号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、自動車の車体側
壁にサイドドアが設けられており、このサイドドアはそ
の下部を構成する車体側であるドア本体と、車体側面に
沿って昇降自在となるよう上記ドア本体に支承されるウ
ィンドガラスと、このウィンドガラスを昇降動作させる
昇降機構とを備えている。
【0004】上記昇降機構は、上記ウィンドガラスの下
端部の一側面に沿って前後方向に長く延びるレールと、
このレールの前、後部に一体的に取り付けられる前、後
ブラケットと、これら前、後ブラケットを上記ウィンド
ガラスの下端部に締結させる前、後締結具と、上記レー
ルの長手方向に転動自在となるようこのレールに支承さ
れるローラと、上記車体側に上下に揺動自在に枢支され
その揺動端部に上記ローラを枢支させる揺動アームと、
この揺動アームを上下に揺動動作させる駆動手段とを備
えている。
【0005】そして、上記駆動手段により、上記揺動ア
ームを上方に揺動させると、この揺動に伴い上記ローラ
が上記レールをその長手方向に転動しながら上方に押し
上げ、もって、ウィンドガラスが上昇させられて、上記
ドア本体の上方におけるウィンド開口が閉じられるよう
になっている。
【0006】一方、上記駆動手段により、上記揺動アー
ムを下方に揺動させれば、この揺動に伴いローラが上記
レールをその長手方向の元の位置に向って転動しながら
下方に引き下げ、もって、ウィンドガラスが下降させら
れて、上記ウィンド開口が開かれるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、車体の側面視で、上記レールの上下方向のほ
ぼ中央に沿って前後方向に延びる中心線上に、上記前、
後締結具が配設されている。
【0008】このため、上記ローラからレールに外力が
与えられるとき、この外力に基づき、前、後締結具を通
る上記中心線を中心にして大きいモーメントが上記レー
ルに与えられることとなり、このレールは上記中心線を
中心とする周方向にわずかでも弾性変形しがちとなる。
【0009】よって、前記したように、ローラがレール
を転動しながら上記レールと共にウィンドガラスを押し
上げたり引き下げたりするときには、上記レールが上記
中心線を中心とする周方向に変形しがちとなることによ
り、レールに対するローラの円滑な転動が阻害され、つ
まり、ウィンドガラスの円滑な昇降動作が阻害されるお
それを生じる。
【0010】一方、上記ウィンドガラスと、昇降機構の
レールとは前、後締結具によって互いに締結されるが、
これらはコンパクトに配設されていて、その周りには狭
い作業空間しか存在しないため、上記ウィンドガラス
と、昇降機構の互いの組み付け作業が煩雑になるおそれ
がある。
【0011】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、昇降機構によりウィンドガラスを昇降さ
せるとき、円滑な昇降動作が確保されるようにすること
を課題とする。
【0012】また、上記ウィンドガラスと昇降機構の互
いの組み付け作業が容易にできるようにすることを課題
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用ウィンドにおけるウィンドガラスと
昇降機構との締結部構造は、次の如くである。
【0014】請求項1の発明は、車体1側面に沿って昇
降自在となるよう車体1側に支承されるウィンドガラス
17と、このウィンドガラス17を昇降動作させる昇降
機構22とを備え、この昇降機構22が、上記ウィンド
ガラス17の下端部の一側面に沿って前後方向に長く延
びるレール23と、このレール23の前、後部に取り付
けられる前、後ブラケット24,25と、これら前、後
ブラケット24,25を上記ウィンドガラス17の下端
部に締結させる前、後締結具26,27と、上記レール
23の長手方向に転動自在となるようこのレール23に
支承されるローラ43と、上記車体1側に上下に揺動自
在に枢支されその揺動端部に上記ローラ43を枢支させ
る揺動アーム45とを備えた自動車用ウィンドにおい
て、
【0015】車体1の側面視で、上記レール23の上下
方向のほぼ中央に沿って前後方向に延びる中心線55を
基準として、上記前、後締結具26,27のうち、いず
れか一方の締結具27を上側に、他方の締結具26を下
側に配設したものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記締結具26が、上記ウィンドガラス17から車
幅方向に突出するボルト33と、上記ブラケット24に
形成されて上記ボルト33を挿通可能とさせるボルト孔
31とを備え、このボルト孔31を上記ブラケット24
の上方に向って開放させる切り欠き57を形成し、上下
方向に分離させられている上記ウィンドガラス17とレ
ール23とを相対的に接近させるとき、上記ボルト33
が上記切り欠き57に案内されて上記ボルト孔31に嵌
入可能とされたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】図において、符号1は自動車の板金製の車
体で、矢印Frはこの自動車の前方を示している。
【0019】上記車体1の左右各側壁2には、それぞれ
サイドドア装置3が設けられ、これら各ドア装置3は、
上記側壁2に形成されて上記車体1の内部の車室4を車
外に連通させるドア開口5と、このドア開口5を開閉自
在に閉じるサイドドア6と、このドア6の前端部を上記
ドア開口5の前部開口縁に枢支させるヒンジ7とを備
え、このヒンジ7を中心として上記ドア6の後部側が車
体1の外側方に向って往復回動自在とされ、この往回動
で上記ドア開口5が開かれ、復回動で閉じられるように
なっている。
【0020】上記左右各ドア装置3は左右対称形であ
り、図2は、車体1の前方に向って左側のドア6を示し
ているが、このドア6における破線部分は、右側のドア
6と同形同大である。
【0021】そこで、各図により、右側のドア6につ
き、説明し、左側のドア6についてはその説明を省略す
る。
【0022】上記ドア6はその下部を構成して車体1側
である板金製のドア本体9を備えている。このドア本体
9は車幅方向で薄い偏平な箱形状をなし、車幅方向で対
面して互いに最中状に結合させられるインナパネル10
とアウタパネル11とを備え、これらインナパネル10
とアウタパネル11の各上端縁間には前後に長いスリッ
ト12が形成され、このスリット12を通して上記ドア
本体9の内部空間13が上記ドア本体9の上方に開放さ
れている。
【0023】上記ドア6はサイドウィンド15を備えて
いる。このウィンド15は、上記ドア本体9の上端縁
(ウエストライン)の上方に位置して上記ドア開口5の
上部により構成されるウィンド開口16と、上記ドア本
体9のスリット12と内部空間13とに跨って設けられ
るウィンドガラス17と、上記内部空間13に位置して
上記ドア本体9に不図示の締結具により着脱自在に締結
される前後一対のガイドレール18,19とを備えてい
る。
【0024】上記ウィンドガラス17は、その前、後端
縁が上記ガイドレール18,19に上下に摺動自在とな
るよう嵌合させられ、これらガイドレール18,19を
介して上記ウィンドガラス17がドア本体9に支承され
ている。そして、上記ウィンドガラス17の上下方向の
摺動により、このウィンドガラス17が上記車体1側面
に沿って昇降自在とされ、この際、上記ウィンドガラス
17の上部側が上記ドア本体9の上端縁からスリット1
2を通し上方に向って出退することとされ、その上昇に
より、上記ウィンド開口16がウィンドガラス17によ
って開閉自在に閉じられる。
【0025】上記ドア6は、上記ウィンドガラス17を
昇降動作させる昇降機構22を備え、この昇降機構22
は上記内部空間13に配設されている。上記昇降機構2
2は、上記ウィンドガラス17の下端部の一側面である
車幅方向での車体1の中央側の内側面に沿って前後方向
に長く延びる板金製で断面がC字形状のレール23と、
このレール23の前、後端部に取り付けられた前、後ブ
ラケット24,25と、これら前、後ブラケット24,
25を上記ウィンドガラス17の下端部に着脱自在に締
結させる前、後締結具26,27とを備えている。
【0026】上記各前、後締結具26,27は、上記ウ
ィンドガラス17の前、後下端部に車幅方向に貫通する
よう形成されたボルト孔29,30、上記前、後ブラケ
ット24,25に車幅方向に貫通するよう形成されたボ
ルト孔31,32、上記前側の両ボルト孔29,31に
上記ウィンドガラス17の外側面がわから挿通させられ
るボルト33、上記後側の両ボルト孔30,32に上記
ウィンドガラス17の外側面がわから挿通させられるボ
ルト34、上記各ボルト33,34にねじ付けられるナ
ット35、および上記各ボルト33,34に外嵌される
と共に上記ウィンドガラス17と各前、後ブラケット2
4,25との間に介設される緩衝体37とを備えてい
る。
【0027】上記レール23の下方で、このレール23
とほぼ平行に前後方向に長く延びる板金製で断面がC字
形状の他のレール40が設けられ、このレール40は上
記ドア本体9のインナパネル10に前、後締結具41,
41により着脱自在に締結されている。
【0028】上記レール23には、前後一対のローラ4
3,43が車幅方向に延びる軸心回りに上記レール23
の長手方向に転動自在となるように密嵌状にがたつきな
く嵌入されて支承されている。また、上記他のレール4
0には、他のローラ44が車幅方向に延びる軸心回りに
上記レール40の長手方向に転動自在となるように密嵌
状にがたつきなく嵌入されて支承されている。
【0029】上記前後ローラ43,43のうち、前側の
ローラ43を一端部がその軸心回りに枢支させ他端部が
後下方に向って延出してこの他端部に上記他のローラ4
4をその軸心回りに枢支させる揺動アーム45が設けら
れている。この場合、上記揺動アーム45の他端部は、
上記レール40とローラ44とを介してドア本体9に枢
支され、上記ローラ44の軸心を中心として上記揺動ア
ーム45の一端部側が上下に揺動自在とされ、この揺動
端部(一端部)に上記したように前側のローラ43が枢
支されている。
【0030】また、後側のローラ43を一端部がその軸
心回りに枢支させ他端部が前下方に向って延出してこの
他端部側が上記ドア本体9に枢支軸47により枢支され
る他の揺動アーム46が設けられている。
【0031】車体1の側面視で、上記両揺動アーム4
5,46がX字状に交差するところで、これら両揺動ア
ーム45,46は枢支軸48により互いに枢支され、こ
の枢支軸48を中心として互いに揺動自在とされてい
る。
【0032】上記両揺動アーム45,46を枢支軸48
回りで互いに揺動させる駆動手段50が設けられてい
る。この駆動手段50は、上記ドア本体9に支持された
減速電動機51と、この電動機51に上記他の揺動アー
ム46の他端部を連動連結させる歯車手段52とを備え
ている。
【0033】そして、上記駆動手段50により、上記両
揺動アーム45,46を枢支軸48回りで互いに揺動さ
せることにより、上記両揺動アーム45,46の各一端
部側を上記ローラ44と枢支軸47の各軸心を中心とし
て上方に揺動させると、この揺動に伴い上記前後ローラ
43,43が互いに接近するよう上記レール23をその
長手方向に転動すると共に、上記他のローラ44も上記
他のレール40をその長手方向に転動し、この際、上記
前後ローラ43,43が上記レール23を上方に押し上
げ、もって、ウィンドガラス17が上昇させられて、上
記ウィンド開口16が図示したように閉じられる。
【0034】一方、上記駆動手段50により、上記両揺
動アーム45,46の各一端部側を下方に揺動させる
と、上記と逆の動作により、上記前後ローラ43,43
が上記レール23を下方に引き下げ、もって、ウィンド
ガラス17が下降させられて、上記ウィンド開口16が
開かれる。
【0035】上記構成において、車体1の側面視で、上
記レール23の上下方向のほぼ中央に沿って前後方向に
延びる中心線55を基準として、上記前、後締結具2
6,27のうちいずれか一方である締結具27が上側
に、他方である締結具26が下側に配設されている。
【0036】このため、上記昇降機構22の作動により
ウィンドガラス17を昇降させる場合に、上記昇降機構
22の前後ローラ43,43が上記レール23を転動し
ながらこのレール23と共にウィンドガラス17を押し
上げたり引き下げたりし、これにより、上記レール23
にローラ43,43から外力が与えられるとき、この外
力が上記中心線55回りの大きいモーメントになること
は、上記中心線55の上下に振り分けられた前、後締結
具26,27によって防止される。
【0037】よって、上記レール23に従来のような大
きいモーメントが与えられることは防止されて、その変
形が防止されるため、このレール23に対するローラ4
3,43の円滑な転動が確保され、つまり、ウィンドガ
ラス17の円滑な昇降動作が確保される。
【0038】また、車体1の側面視で、上記ブラケット
24には、これに形成されたボルト孔31を、その径方
向で、上記ブラケット24の上方に向って開放させる切
り欠き57が形成されている。この切り欠き57は上記
ボルト孔31から一旦前方に向って延出する横向き部5
8と、この横向き部58の延出端から上方に向って延出
する縦向き部59とを備え、この縦向き部59の前後方
向の幅寸法は上方に向うに従い漸増させられている。
【0039】上記ウィンドガラス17のボルト孔29に
ボルト33が挿通させられており、このボルト33は上
記ウィンドガラス17から車幅方向の内側方に突出させ
られている。上記ウィンドガラス17と昇降機構22と
の組み付け以前において、上記ウィンドガラス17と、
昇降機構22のレール23とを上下方向に分離させてあ
るとする(図3中二点鎖線)。この状態から、上下方向
で、上記ウィンドガラス17と、昇降機構22のレール
23とを相対的に接近させると(図1中二点鎖線)、上
記ボルト33が上記切り欠き57の縦向き部59に嵌入
され、かつ、この縦向き部59と横向き部58とに順次
案内されて上記ボルト孔31にその径方向の外方から嵌
脱自在に嵌入可能とされている(各図中実線)。
【0040】上記ウィンドガラス17と、昇降機構22
のレール23との組み付けの一手順を説明する。
【0041】まず、上記ドア本体9に、レール23を含
めて昇降機構22を組み付ける。次に、ウィンドガラス
17のボルト孔29に前側の締結具26のボルト33を
挿通させて上記ウィンドガラス17から突出させる。次
に、このウィンドガラス17を各ガイドレール18,1
9に案内させながらレール23と共に下降させ、および
/もしくは昇降機構22によって、上記レール23を上
昇させることにより、上下方向で、互いに接近させる。
【0042】この際、上記レール23は上記前後ローラ
43,43に対し前後方向に移動自在であり、このた
め、上記レール23の移動により、これと共に移動する
切り欠き57の縦向き部59の前後方向の位置を上記ボ
ルト33に一致させ、更に、接近させる。
【0043】すると、上記ボルト33が上記縦向き部5
9に嵌入されて案内される。次に、上記レール23の移
動により、上記ボルト33と上記切り欠き57の横向き
部58とを互いに嵌合させて、ボルト33がボルト孔3
1に向うよう案内させれば、このボルト孔31にボルト
33が嵌入させられる。
【0044】そして、上記ボルト33にナット35をね
じ付けることにより、ウィンドガラス17の前下端部と
レール23の前部とを互いに締結させ、これと共に、後
側の締結具27により、ウィンドガラス17の後下端部
とレール23の後部とを互いに締結させる。すると、上
記ウィンドガラス17と、昇降機構22のレール23と
の組み付けが完了する。
【0045】即ち、上記構成によれば、ウィンドガラス
17と、昇降機構22のレール23との組み付け時にお
いて、これらウィンドガラス17とレール23の互いの
位置決めは、これらを互いに単に接近させるという簡単
な作業でできることとなる。
【0046】よって、上記ウィンドガラス17とレール
23の互いの組み付け作業が容易にできることとなる。
【0047】なお、以上は図示の例によるが、上記レー
ル23と、前、後ブラケット24,25とは互いに一体
成形してもよく、また、上記切り欠き57は、上記前側
のブラケット24に代え、もしくは、これと共に後側の
ブラケット25に形成してもよく、この場合、上記と同
様の作用効果が得られる。また、ウィンドガラス17は
車体1の静止側に直接的に支承されたものでもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0049】請求項1の発明は、車体側面に沿って昇降
自在となるよう車体側に支承されるウィンドガラスと、
このウィンドガラスを昇降動作させる昇降機構とを備
え、この昇降機構が、上記ウィンドガラスの下端部の一
側面に沿って前後方向に長く延びるレールと、このレー
ルの前、後部に取り付けられる前、後ブラケットと、こ
れら前、後ブラケットを上記ウィンドガラスの下端部に
締結させる前、後締結具と、上記レールの長手方向に転
動自在となるようこのレールに支承されるローラと、上
記車体側に上下に揺動自在に枢支されその揺動端部に上
記ローラを枢支させる揺動アームとを備えた自動車用ウ
ィンドにおいて、
【0050】車体の側面視で、上記レールの上下方向の
ほぼ中央に沿って前後方向に延びる中心線を基準とし
て、上記前、後締結具のうち、いずれか一方の締結具を
上側に、他方の締結具を下側に配設してある。
【0051】このため、上記昇降機構の作動によりウィ
ンドガラを昇降させる場合に、上記昇降機構の前後ロー
ラが上記レールを転動しながらこのレールと共にウィン
ドガラスを押し上げたり引き下げたりし、これにより、
上記レールにローラから外力が与えられるとき、この外
力が上記中心線回りの大きいモーメントになることは、
上記中心線の上下に振り分けられた前、後締結具によっ
て防止される。
【0052】よって、上記レールに従来のような大きい
モーメントが与えられることは防止されて、その変形が
防止されるため、このレールに対するローラの円滑な転
動が確保され、つまり、ウィンドガラスの円滑な昇降動
作が確保される。
【0053】請求項2の発明によれば、上記締結具が、
上記ウィンドガラスから車幅方向に突出するボルトと、
上記ブラケットに形成されて上記ボルトを挿通可能とさ
せるボルト孔とを備え、このボルト孔を上記ブラケット
の上方に向って開放させる切り欠きを形成し、上下方向
に分離させられている上記ウィンドガラスとレールとを
相対的に接近させるとき、上記ボルトが上記切り欠きに
案内されて上記ボルト孔に嵌入可能とされている。
【0054】このため、上記ウィンドガラスと、昇降機
構のレールとの組み付け時において、これらウィンドガ
ラスとレールの互いの位置決めは、これらを互いに単に
接近させるという簡単な作業でできることとなる。
【0055】よって、上記ウィンドガラスとレールの互
いの組み付け作業が容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大詳細図である。
【図2】自動車の部分側面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。である。
【符号の説明】
1 車体 6 ドア 9 ドア本体 15 ウィンド 16 ウィンド開口 17 ウィンドガラス 22 昇降機構 23 レール 24 ブラケット 25 ブラケット 26 締結具 27 締結具 31 ボルト孔 32 ボルト孔 33 ボルト 34 ボルト 43 ローラ 45 揺動アーム 50 駆動手段 55 中心線 57 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 11/38 B60J 1/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側面に沿って昇降自在となるよう車
    体側に支承されるウィンドガラスと、このウィンドガラ
    スを昇降動作させる昇降機構とを備え、この昇降機構
    が、上記ウィンドガラスの下端部の一側面に沿って前後
    方向に長く延びるレールと、このレールの前、後部に取
    り付けられる前、後ブラケットと、これら前、後ブラケ
    ットを上記ウィンドガラスの下端部に締結させる前、後
    締結具と、上記レールの長手方向に転動自在となるよう
    このレールに支承されるローラと、上記車体側に上下に
    揺動自在に枢支されその揺動端部に上記ローラを枢支さ
    せる揺動アームとを備えた自動車用ウィンドにおいて、 車体の側面視で、上記レールの上下方向のほぼ中央に沿
    って前後方向に延びる中心線を基準として、上記前、後
    締結具のうち、いずれか一方の締結具を上側に、他方の
    締結具を下側に配設した自動車用ウィンドにおけるウィ
    ンドガラスと昇降機構との締結部構造。
  2. 【請求項2】 上記締結具が、上記ウィンドガラスから
    車幅方向に突出するボルトと、上記ブラケットに形成さ
    れて上記ボルトを挿通可能とさせるボルト孔とを備え、
    このボルト孔を上記ブラケットの上方に向って開放させ
    る切り欠きを形成し、上下方向に分離させられている上
    記ウィンドガラスとレールとを相対的に接近させると
    き、上記ボルトが上記切り欠きに案内されて上記ボルト
    孔に嵌入可能とされた請求項1に記載の自動車用ウィン
    ドにおけるウィンドガラスと昇降機構との締結部構造。
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