JP3398672B2 - 中間データ格納装置 - Google Patents
中間データ格納装置Info
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Description
タベース管理システムにおけるデータベースに対する問
合せ処理の中間データ格納方法に関し、特に、問合せ処
理の中で生成される中間結果の中間データ集合を効率良
く管理するために、主記憶装置や二次記憶装置を有効に
活用して、複合条件検索を含む種々の問合せ処理を高速
に行う中間データ格納方法に関する。
ータベースアクセス関数により、中間結果として得られ
た中間データの集合を、データベース内で一意に識別す
ることが可能な論理識別子であるオブジェクト識別子で
表して、二次記憶装置内の一時ファイルに格納しておい
て、その後のデータベースアクセス関数や問合せ処理で
それらの中間データを利用する場合には、一時ファイル
内に格納されている論理識別子を順にアクセスし、その
論理識別子に対応するデータを再びデータベースから読
出して問合せ処理を進めるという方法を用いている。
示すブロック図である。図6に示すように、データベー
スアクセス関数によって生成された中間データは、二次
記憶装置620内に予め確保しておいた一時ファイル6
01に、それらの中間データに対応するオブジェクト識
別子が得られた順に格納されている。
らの中間データにアクセスする必要が生じた場合には、
その一時ファイル601内から主記憶装置610上に順
番にオブジェクト識別子603を取出し、データベース
602からそのオブジェクト識別子603に対応するオ
ブジェクト604を再び読出して利用している。
法は、問合せ処理中に一時的に発生する中間データの集
合をオブジェクト識別子として管理し、それらを再利用
することができる。
ータ格納方法は、複合条件検索等の複雑な問合せ処理や
最終結果を生成する場合に、個々のオブジェクト識別子
に対応するオブジェクトを取得するために、何回もデー
タベースをアクセスする必要があり、この結果、冗長な
ディスク入出力が発生してしまい、問合せ処理全体の処
理速度が低下してしまうという欠点を有している。
ータ格納方法により発生する冗長なディスク入出力を低
減するとともに、複合条件検索で必要となるキー値を再
利用することにより、問合せ処理全体を高速化できる中
間データ格納方法を提供することにある。
ータ格納装置は、オブジェクト指向データベース管理シ
ステムのデータベースに対する複合条件検索を含む問合
せ処理の中間データ格納装置において、 (A)主記憶装置の作業ページ領域および二次記憶装置
内の一時ファイルにある中間データ格納ページに対する
中間データの格納や取得の制御を行なうデータ制御部
と、 (B)前記中間データ格納ページに格納されているキー
値の型やサイズを含むデータ構造を管理して前記データ
制御部に提供するデータ構造管理部と、 (C)前記中間データ格納ページおよび前記中間データ
格納ページ内の要素エントリに対するオフセットアドレ
スのカレント情報を保持するカーソル部と、 (D)それぞれの前記中間データ格納ページが前記作業
ページ領域および前記一時ファイル内のどこに存在して
いるかを管理することによって前記データ制御部に指示
するページ管理部とを備え、 前記データ制御部が、前記
カーソル部に保持されたオフセットアドレスのカレント
情報を用いて、カレントオフセットを次の要素エントリ
に移動することを特徴とする。
中間データ格納ページは、 (A)個々の中間データに対するオブジェクト識別子お
よび固定長キー値の各々並びに可変長キー値へのオフセ
ットアドレスのそれぞれを配置した要素エントリの集合
であるエントリ領域と、 (B)個々の中間データに対する可変長キー値のそれぞ
れをデータのそれぞれとして配置したデータ領域と、に
分けて格納され、前記データ制御部が、これらの中間デ
ータの格納順や属性情報を管理することを特徴とする。
等の複雑な問合せ処理に対して中間データを構成するオ
ブジェクト識別子によりオブジェクトを特定することが
できるとともに、そのオブジェクトの属性値であるキー
値も一緒に格納しているので、再びデータベースにアク
セスすることなく、その装置に持つカーソル機能を利用
して中間データの再利用を行うことができる。
中間データの管理方法として、格納ページの形式をエン
トリ領域とデータ領域とに分けることにより、種々の長
さを持つ可変長データもキー値として扱うことが可能で
ある。
て説明する。図1は本発明の中間データ格納方法の一実
施例を示すブロック図である。図1に示すように、主記
憶装置10の中の中間データ格納手段101は、データ
の格納や取得の制御を行うデータ制御部110と、格納
されているキー値の型やサイズを含むデータ構造を管理
するデータ格納構造管理部120と、ページや要素エン
トリに対するオフセットアドレスのカレント情報を有す
るカーソル部130と、データが格納されている各々の
ページがどこに存在しているかを管理するページ管理部
140とから構成されている。
データの作業用に主記憶装置10内の作業ページ領域1
02を利用するとともに、大量の中間データに対応する
ことが可能なように、二次記憶装置20内に確保した一
時ファイル103を利用している。これらの作業ページ
領域102および一時ファイル103は、ページ管理部
140から中間データ格納ページを指示され、データ制
御部110により制御されている。
る格納形態の一例を示す情報構成図である。また、図3
はエントリ領域201内の要素エントリ300の内容の
一例を示す情報構成図である。図2に示すように、中間
データ格納ページ200は、ページ番号やページ内の要
素数等を保持するためのページフッタ204を持ち、オ
ブジェクト識別子やキー値の格納のためのエントリ領域
201およびデータを格納するデータ領域203に分け
られている。
タ格納ページ200の先頭から順に前方の領域に確保さ
れるとともに、データ領域203は、反対に後方からペ
ージフッタ204に続いて後方の領域に確保されて、残
りが空き領域202となっている。なお、中間データ格
納ページ200に要素全体を格納するための空き領域2
02が、足りなくなった場合には、新たな中間データ格
納ページが作成されている。
01の中に格納される要素エントリ300は、オブジェ
クト識別子304を含み、基本型キー値301や固定長
キー値302およびデータ領域203の中に格納される
可変長キー値へのオフセットアドレス303等を有して
構成されている。
流れ図である。以下には、この中間データ格納ページ2
00に対して、中間データのオブジェクト識別子やキー
値を格納する手順について、図1〜図4を参照して説明
する。
格納要求が出されると、データ制御部110は、カーソ
ル部130のカレント情報を用いて、そのカレントペー
ジのカレントオフセットの次の要素エントリ300の位
置に、データ格納構造管理部120の格納情報を用いて
中間データを格納して行く。
があるか否かを判定している。残りがある場合に、ステ
ップ402で、キー値が可変長キー値であるかどうかを
判定している。可変長キー値であるならば、ステップ4
03で、データ領域203にその可変長キー値を格納し
た後に、ステップ404では、エントリ領域201の要
素エントリ300内に可変長キー値へのオフセットアド
レス303を格納し、ステップ401に戻り次のキー値
の処理に移行している。
キー値ならば、ステップ405で、エントリ領域201
の要素エントリ300内に固定長キー値302を格納し
て、ステップ401に戻り次のキー値の処理に移行して
いる。一方、ステップ401で、キー値の残りがなくな
ると、ステップ406で、エントリ領域201の要素エ
ントリ300にオブジェクト識別子304を格納して処
理を終了している。
である中間データ格納ページ200が溢れた場合には、
新たな中間データ格納ページが生成されてカーソル部1
30のカレント情報が更新されている。
順の一例を示す流れ図である。以下には、中間データ格
納ページ200に格納されている中間データを取得する
手順について、図1〜図3および図5を参照して説明す
る。
タである要素エントリ300にあるオブジェクト識別子
304の取得要求が出されると、ステップ501で、デ
ータ制御部110は、カーソル部130のカレント情報
によりカレントページである中間データ格納ページ20
0のカレントオフセットを次の要素エントリ300の位
置に進めている。
140によりカレントページの中間データ格納ページ2
00が主記憶装置10上に存在するかどうかを調べてい
る。存在しなければ、ステップ506で、作業ページ領
域102の空き領域を探している。さらに、その空き領
域がないならば、ステップ508で、作業ページ領域1
02内の任意のページを一時ファイル103に退避させ
ている。
ル103からカレントページの中間データ格納ページ2
00を読込んでいる。そこで、ステップ503では、デ
ータ格納ページ200内のカレントオフセットである要
素エントリ300を取得している。そして、ステップ5
04で、その要素エントリ300が存在するかどうかを
調べている。存在していれば、ステップ505で、カレ
ント位置の要素エントリ300内のオブジェクト識別子
304を取得して終了している。
00が存在しない場合に、ステップ509では、次の中
間データ格納ページが存在するかどうかを調べている。
存在すれば、ステップ510では、カレントページを進
めて、カレントオフセットをクリアした後に、ステップ
502に戻って、次の中間データ格納ページから要素エ
ントリを取得する動作に移行している。なお、ステップ
509では、次の中間データ格納ページが存在しなけれ
ば、そのまま処理を終了している。
タ格納方法は、複合条件検索等を含む複雑な問合せ処理
で中間データとして格納されたキー値の再利用ができる
ので、データベースからオブジェクトを再び読出す必要
がなく、この結果、中間データが格納された一時ファイ
ルへのアクセスが生ずるだけであり、ディスク入出力に
対するオーバヘッドが少なくて済むことにより、問合せ
処理全体を高速化できるという効果を有している。
ブロック図である。
についての一例を示す情報構成図である。
の内容の一例を示す情報構成図である。
る。
示す流れ図である。
ク図である。
Claims (2)
- 【請求項1】オブジェクト指向データベース管理システ
ムのデータベースに対する複合条件検索を含む問合せ処
理の中間データ格納装置において、 (A)主記憶装置の作業ページ領域および二次記憶装置
内の一時ファイルにある中間データ格納ページに対する
中間データの格納や取得の制御を行なうデータ制御部
と、 (B)前記中間データ格納ページに格納されているキー
値の型やサイズを含むデータ構造を管理して前記データ
制御部に提供するデータ構造管理部と、 (C)前記中間データ格納ページおよび前記中間データ
格納ページ内の要素エントリに対するオフセットアドレ
スのカレント情報を保持するカーソル部と、 (D)それぞれの前記中間データ格納ページが前記作業
ページ領域および前記一時ファイル内のどこに存在して
いるかを管理することによって前記データ制御部に指示
するページ管理部とを備え、 前記データ制御部が、前記カーソル部に保持されたオフ
セットアドレスのカレント情報を用いて、カレントオフ
セットを次の要素エントリに移動する ことを特徴とする
中間データ格納装置。 - 【請求項2】前記中間データ格納ページは、 (A)個々の中間データに対するオブジェクト識別子お
よび固定長キー値の各々並びに可変長キー値へのオフセ
ットアドレスのそれぞれを配置した要素エントリの集合
であるエントリ領域と、 (B)個々の中間データに対する可変長キー値のそれぞ
れをデータのそれぞれとして配置したデータ領域と、 に分けて格納され、前記データ制御部が、 これらの中間データの格納順や属
性情報を管理することを特徴とする請求項1に記載の中
間データ格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07689194A JP3398672B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 中間データ格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07689194A JP3398672B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 中間データ格納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281931A JPH07281931A (ja) | 1995-10-27 |
JP3398672B2 true JP3398672B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=13618273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07689194A Expired - Fee Related JP3398672B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 中間データ格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3398672B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3016799B2 (ja) * | 1989-11-09 | 2000-03-06 | 沖電気工業株式会社 | データベース問い合わせ処理装置 |
JPH03251958A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-11 | Nec Corp | オブジェクト検索管理方式 |
JPH03253947A (ja) * | 1990-03-02 | 1991-11-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データベースアクセス方式 |
JPH0455955A (ja) * | 1990-06-26 | 1992-02-24 | Hokkaido Nippon Denki Software Kk | 自サイトアクセス制御方式 |
JPH05108453A (ja) * | 1991-10-16 | 1993-04-30 | Oki Electric Ind Co Ltd | 分散データベースのアクセス制御装置 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP07689194A patent/JP3398672B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07281931A (ja) | 1995-10-27 |
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