JP3398048B2 - 架空配電線用絶縁カバ− - Google Patents
架空配電線用絶縁カバ−Info
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Description
より架空配電線の接続部や分岐部などに外嵌状に装着せ
しめて防護せしめる架空配電線用絶縁カバ−に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、この種の架空配電線用絶縁カ
バ−としては、略半筒状とされた両側一対のカバ−部材
より構成されると共に、該各カバ−部材の長手方向の一
端部はヒンジを介して開閉自在に連結され、同他端部は
所要数の係合片と係合孔を介して係着自在とされ、か
つ、各カバ−部材の内周面には架空配電線に圧接支持せ
しめるべく所要高の弾性突片が対向状に突設されてなる
ものが知られている(実開昭58−118673号公
報、及び実公昭59−34021号公報参照)。 【0003】そして、かかる従来の架空配電線用絶縁カ
バ−は、カバ−部材を開作動せしめたのち、弾性突片を
架空配電線の接続部や分岐部などに当てがいつつ外嵌せ
しめる。しかるのち、カバ−部材を外方より挟圧して閉
作動せしめ、各係合片を対応する係合孔に係合して係着
せしめると共に、弾性突片でもって架空配電線の接続部
等を圧接支持せしめて装着するものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例は、弾性突片の弾性力に抗して両側のカバ−部材を閉
作動して係着せしめるものであるから、かかるカバ−部
材の閉作動時には外方からの挟圧に伴って弾性突片の無
理な反力が作用し、架空配電線の接続部などに対する馴
染みが非常に悪いものとなり、ひいては、係合片と係合
孔との位置関係にづれを生じやすいものであって、その
係着作業が非常に面倒で手間がかかり、極めて作業能率
の悪いものとなっていた。ましてや、架空配電線用絶縁
カバ−の装着作業は、一般に絶縁操作棒を介して間接活
線工法により行なうものである以上、尚更である。 【0005】この発明は、かかる従来例の問題点を一挙
に解決し、カバ−部材の係着を迅速、かつ確実に、しか
も容易に行なうことが出来る架空配電線用絶縁カバ−を
提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、略半
筒状とされた両側一対のカバ−部材2a・2bよりな
り、該各カバ−部材2a・2bの長手方向の一端部はヒ
ンジ3を介して開閉自在に連結されると共に、同他端部
は所要数の係合片4と係合孔5を介して係着自在とさ
れ、かつ、各カバ−部材2a・2bの内面には架空配電
線16に圧接支持せしめるべく所要の圧接支持用弾性突
片10が設けられてなる架空配電線用絶縁カバ−におい
て、上記各カバ−部材2a・2bの係着部位にはその一
方に前記係合片4より長尺状とされた仮止め用係合片6
が、同他方には仮止め用係合孔7が各々係合自在に形成
されると共に、カバ−部材2a・2bの両端部にはその
開き角度を適正に調節せしめるべく開き角度規制部材1
1が形成され、該開き角度規制部材11はカバ−部材2
a・2bの一方の両端に形成された所要数の係合孔13
を有する帯状規制片12と、該各帯状規制片12に対応
すべく同他方の両端に形成された係合片14とより構成
されてなることを特徴とする、架空配電線用絶縁カバ−
を要旨とするものである。 【0007】そして、この発明に係る架空配電線用絶縁
カバ−1は、カバ−部材2a・2bを開き角度規制部材
11により所要の開き角度に調節せしめ、架空配電線1
6と分岐線17の接続部19などに弾性突片10を当て
がいつつ外嵌せしめたのち、外方より挟圧して仮止め用
係合片6を対応する仮止め用係合孔7に係合して仮止め
せしめると共に、弾性突片10を接続部19の外周に馴
染ませ、のち、係合片4を係合孔5に係着せしめること
により弾性突片10を馴染みよく架空配電線16の接続
部19に圧接支持せしめて装着するものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に示す一実施例について説明する。図1ないし図4
はこの発明の一実施例を示すもので、同図中、2a・2
bは架空配電線用絶縁カバ−1を構成する偏平な略半筒
状とされた両側一対の合成樹脂製カバ−部材で、該各カ
バ−部材2a・2bは長手方向に沿ってその一端部がヒ
ンジ3により開閉作動自在に一体連結されると共に、同
他端部はその両側に各々対向して形成された係合片4と
係合孔5により係着自在とされている。6は該両側係合
片4のほぼ中間に位置すべく一方のカバ−部材2aに形
成された仮止め用係合片、7は該仮止め用係合片6に対
応すべく他方のカバ−部材2bに形成された仮止め用係
合孔で、上記仮止め用係合片6は両側の係合片4より長
尺状に形成されている。8は各カバ−部材2a・2bの
両端部に各々形成された広幅状の嵌合口、9は該各嵌合
口8の口縁に沿って対向状に突設された所要高の弾性を
有する鳥害防止用障壁片、10は各カバ−部材2a・2
bの長手方向に沿ってその内周面に対向状に突設された
所要高の圧接支持用弾性突片、11はカバ−部材2a・
2bの開き角度規制部材で、該開き角度規制部材11は
両端嵌合口8の口縁に各々ヒンジ3をはさんで対向状に
延設された係合孔13付き帯状規制片12と係合片14
とより構成され、各規制片12の長さを適宜調節して係
合片14に係合せしめることによりカバ−部材2a・2
bの開き角度を適正に調節せしめるものとされている。
15は一方のカバ−部材2aの係着側に付設されたツマ
ミ片である。その他、16は架空配電線、17は該架空
配電線16に接続金具18を介して接続された分岐線、
19はその接続部を示す。 【0009】上述の如く構成された実施例は、カバ−部
材2a・2bの開き角度を開き角度規制部材11により
適正に調節せしめ、架空配電線16と分岐線17との接
続部19に弾性突片10を当てがいつつ外嵌せしめる。
しかるのち、先部に挟持片を備えた絶縁操作棒などによ
り外方から挟圧し、仮止め用係合片6を対応する仮止め
用係合孔7に係合して仮止めする(図5参照)。このさ
い、両側の係合片4は図6に示すように各々未係合状態
にあるため、弾性突片10は各々軽く接続部19外周面
を圧接するものとされている。また、カバ−部材2a・
2bの嵌合口8は広幅状に形成されているため、接続部
19のみならず、分岐線17の分岐湾曲個所をも充分に
外嵌せしめることが出来る。 【0010】そして、カバ−部材2a・2bの仮止めが
完了すると、絶縁操作棒などによりカバ−部材2a・2
bを正逆に揺動せしめつつ弾性突片10を接続部19外
周面に馴染せ、仮止め時の挟圧に伴う弾性突片10の無
理な反力を軽減せしめてスム−ズに圧接せしめる。しか
るのち、両側の係合片4を各々対応する係合孔5に係合
せしめる(図9参照)。このさい、仮止め時に予め弾性
突片10を接続部19に馴染ませて無理な反力を軽減せ
しめているため、係合片4と係合孔5との位置づれを生
じることなく極めて容易に係合せしめることが出来る。
また、両側の係合片4を係合孔5に係合せしめたさいに
は、図8に示すように仮止め用係合片6は仮止め用係合
孔7を挿通して非係合状態を呈する。そして、両側の係
合片4を対応する係合孔5に係合してカバ−部材2a・
2bを係着せしめた時点で架空配電線用絶縁カバ−1の
装着を完了する(図7および図10参照)。 【0011】なお、上記実施例において、仮止め用係合
片6および仮止め用係合孔7はカバ−部材2a・2bの
係着個所に一個形成するものとされているが、必要に応
じてその個数を増加せしめてもよいものである。 【0012】 【発明の効果】この発明によれば以上の次第で、架空配
電線用絶縁カバ−1を構成するカバ−部材2a・2bの
係着部位にはその一方に係合片4より長尺状とされた仮
止め用係合片6が、同他方には仮止め用係合孔7が各々
係合自在に形成されると共に、カバ−部材2a・2bの
両端部にはその開き角度を適正に調節せしめるべく開き
角度規制部材11が形成され、該開き角度規制部材11
はカバ−部材2a・2bの一方の両端に形成された所要
数の係合孔13を有する帯状規制片12と、該各帯状規
制片12に対応すべく同他方の両端に形成された係合片
14とより構成されているから、架空配電線用絶縁カバ
−1を架空配電線16と分岐線17との接続部19など
に装着せしめるさいには、カバ−部材2a・2bを開き
角度規制部材11により所要の開き角度に調節せしめ、
接続部19などに当てがいつつ外嵌せしめたのち、仮止
め用係合片6を仮止め用係合孔7に係合してカバ−部材
2a・2bを接続部19に外嵌状に仮止めせしめること
が出来るため、カバ−部材2a・2bを揺動せしめつつ
弾性突片10を接続部19外周に馴染ませ、弾性突片1
0の無理な反力を軽減してスム−ズに圧接せしめること
が出来るものであって、ひいては、係合片4と係合孔5
との位置づれを生じることなくカバ−部材2a・2bを
極めて容易に、しかも、迅速かつ確実に作業能率よく係
着せしめることが出来るものである。
断面図である。 【図6】カバ−部材2a・2bの仮止め時における係合
片4の位置状態を示す断面図である。 【図7】架空配電線用絶縁カバ−1を架空配電線16と
分岐線17との接続部19に装着せしめた状態を示す正
面図である。 【図8】図7のB−B線に沿う断面図である。 【図9】図7のC−C線に沿う断面図である。 【図10】図7のD−D線に沿う断面図である。 【符号の説明】 1 架空配電線用絶縁カバ− 2a・2b カバ−部材 3 ヒンジ 4 係合片 5 係合孔 6 仮止め用係合片 7 仮止め用係合孔 10 弾性突片11 開き角度規制部材 12 規制片 13 係合孔 14 係合片 16 架空配電線 19 接続部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】略半筒状とされた両側一対のカバ−部材2
a・2bよりなり、該各カバ−部材2a・2bの長手方
向の一端部はヒンジ3を介して開閉自在に連結されると
共に、同他端部は所要数の係合片4と係合孔5を介して
係着自在とされ、かつ、各カバ−部材2a・2bの内面
には架空配電線16に圧接支持せしめるべく所要の圧接
支持用弾性突片10が設けられてなる架空配電線用絶縁
カバ−において、上記各カバ−部材2a・2bの係着部
位にはその一方に前記係合片4より長尺状とされた仮止
め用係合片6が、同他方には仮止め用係合孔7が各々係
合自在に形成されると共に、カバ−部材2a・2bの両
端部にはその開き角度を適正に調節せしめるべく開き角
度規制部材11が形成され、該開き角度規制部材11は
カバ−部材2a・2bの一方の両端に形成された所要数
の係合孔13を有する帯状規制片12と、該各帯状規制
片12に対応すべく同他方の両端に形成された係合片1
4とより構成されてなることを特徴とする、架空配電線
用絶縁カバ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13774898A JP3398048B2 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 架空配電線用絶縁カバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13774898A JP3398048B2 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 架空配電線用絶縁カバ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11318015A JPH11318015A (ja) | 1999-11-16 |
JP3398048B2 true JP3398048B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=15205918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13774898A Expired - Lifetime JP3398048B2 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 架空配電線用絶縁カバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3398048B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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---|---|---|---|---|
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JP4951354B2 (ja) * | 2007-01-17 | 2012-06-13 | 株式会社トーエネック | ケーブル分岐金具用カバー |
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JP5250353B2 (ja) * | 2008-09-18 | 2013-07-31 | 中国電力株式会社 | 架空配電線用絶縁カバー、架空配電線の組立構造及び架空配電線用絶縁カバーの取付方法 |
JP5479879B2 (ja) * | 2009-12-22 | 2014-04-23 | 古河電工パワーシステムズ株式会社 | 電線絶縁カバー |
JP6018756B2 (ja) * | 2012-01-12 | 2016-11-02 | 大東電材株式会社 | 鳥害防止器具、及びその取付け方法 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP13774898A patent/JP3398048B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11318015A (ja) | 1999-11-16 |
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