JP3396535B2 - リニアモータ駆動エレベータ装置 - Google Patents

リニアモータ駆動エレベータ装置

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JP3396535B2
JP3396535B2 JP08815094A JP8815094A JP3396535B2 JP 3396535 B2 JP3396535 B2 JP 3396535B2 JP 08815094 A JP08815094 A JP 08815094A JP 8815094 A JP8815094 A JP 8815094A JP 3396535 B2 JP3396535 B2 JP 3396535B2
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bolt
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リニアモータ駆動エ
レベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の吊りロープを用いて巻上げ
駆動によって乗りかごを昇降させるトラクション式エレ
ベータに代って、リニアモータ駆動によって乗りかごを
昇降路内で昇降させるリニアモータ駆動エレベータ装置
が提案されている。
【0003】このリニアモータ駆動エレベータ装置の構
造は図5および図6に示すようなものであり、釣合重り
1に一次コイルを有するリニアモータ2を取付け、この
釣合重り1に吊りロープ3を介して乗りかご4を連結
し、この吊りロープ3をシーブ5に巻掛けて釣瓶式に両
者が昇降するようにしている。他方、昇降路6内に二次
導体7が前記釣合重り1側のリニアモータ2を所定の間
隙を開けて貫通するように敷設してある。そして、釣合
重り1側に設けた集電装置8を通してリニアモータ2に
通電することにより、一次コイルと二次導体7との間に
作用する吸引、反発力を利用して釣合重り1に推力を与
え、昇降路6内を昇降させ、この動きに追従するように
乗りかご4を昇降させるようになっている。
【0004】このような従来のリニアモータ駆動エレベ
ータ装置において、二次導体7は一般に上下端にネジ部
を有する円筒状の金属を複数本つなぎ合わせたもので、
上端は昇降路6上の建築構造物9に固定し、下端は二次
導体7に張力を与えるように引張りスプリング10によ
って昇降路6の下部固定ビーム11に連結していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のリニアモータ駆動エレベータ装置では、次のよう
な問題点があった。
【0006】第1に、つかみ所のない円筒状の金属をつ
なぎ合わせただけの二次導体の敷設作業はリニアモータ
駆動エレベータ装置の据付け作業においても特に困難な
作業である。また保守作業時にも同じことがいえる。第
2にリニアモータ駆動エレベータ装置においては、リニ
アモータ内面のコイルと二次導体外面との間の間隔が二
次導体全周に渡って均一であることが重要である。これ
は、コイルと二次導体外面との間の距離が二次導体の全
周に渡って均一であることにより、リニアモータと二次
導体の吸引力が釣合うからである。そこでもし、コイル
と二次導体との間の距離が全周に渡って均一でない場合
には吸引力に差が生じ、その結果、二次導体の変形をも
たらし、さらには二次導体とコイルとが接触してコイル
が損傷し、地絡事故を起す恐れがある。
【0007】しかしながら、従来のリニアモータ駆動エ
レベータ装置の構造では、図5に示すように二次導体7
にスプリング10によって常に張力が与えられていて、
前後左右、すなわち水平方向の動きが拘束されていて、
水平方向に移動することができない。また通常、釣合重
り1の昇降動作をガイドするガイドレールも昇降路内に
固定されていてそれに沿って昇降する釣合重り1も単独
で水平方向に移動することができない。
【0008】ところが、二次導体やガイドレールには製
造上の曲りや据付け工事時の芯出しの誤差による曲りが
存在することが避けられない。
【0009】そのため、二次導体にもガイドレールにも
左右の動きが許容されていない従来の構造では、昇降行
程中にリニアモータ2のコイルと二次導体の外周との間
が均一でなくなって吸引力に差が生じ、その結果、二次
導体の変形をもたらし、さらには二次導体とコイルとが
接触してコイルが損傷し、地絡事故を起す恐れを回避す
ることができなかった。
【0010】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、昇降路へ二次導体を取付ける作業を
容易に行うことができるリニアモータ駆動エレベータ装
置を提供することを目的とする。
【0011】この発明はまた、二次導体の下端部の水平
方向の若干の移動を許容し、釣合重り又は乗りかごの昇
降動作中にリニアモータのコイルと二次導体とが接触す
るのを防止し、品質、安全性の安定したリニアモータ駆
動エレベータ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、シーブおよびこれに巻き
掛けられた吊りロープを介して釣瓶式に連結された乗り
かごおよび釣合重りと、前記乗りかごまたは釣合重りの
いずれか一方に設けられた筒状のリニアモータの一次導
体と、前記一次導体内を貫通する状態でエレベータ昇降
路の上下ほぼ全長に渡って配置され、その上端が前記昇
降路上部の構造物に固定された柱状の二次導体と、前記
二次導体の下端部を前記昇降路の下部固定部材に対して
支持する支持装置とを備えて成るリニアモータ駆動エレ
ベータ装置であって、前記支持装置が、前記昇降路の下
端固定部材に立設されたボルトと、このボルトに螺合さ
せたナットと、このナットに受持させた弾性体と、前記
二次導体の下端に結合した支持部材とを備え、前記ボル
トを前記支持部材の穴に挿通し、前記弾性体でこの支持
部材の下面を弾性的に受持して成るものである。
【0013】請求項2では、シーブおよびこれに巻き掛
けられた吊りロープを介して釣瓶式に連結された乗りか
ごおよび釣合重りと、前記乗りかごまたは釣合重りのい
ずれか一方に設けられた筒状のリニアモータの一次導体
と、前記一次導体内を貫通する状態でエレベータ昇降路
の上下ほぼ全長に渡って配置され、その上端が前記昇降
路上部の構造物に固定された柱状の二次導体と、前記二
次導体の下端部を前記昇降路の下部固定部材に対して水
平方向の若干の移動を許容し、かつその拘束力を調整し
て支持する支持装置とを備えて成るリニアモータ駆動エ
レベータ装置であって、前記支持装置が、前記昇降路の
下端固定部材に立設されたボルトと、このボルトに螺合
させたナットと、このナットに受持させた弾性体と、こ
の弾性体の上端に取付けたローラと、前記二次導体の下
端に結合した支持部材とを備え、前記ボルトを前記支持
部材の穴に挿通し、前記ローラおよび弾性体でこの支持
部材の下面を弾性的に受持して成るものである。
【0014】請求項3では、シーブおよびこれに巻き掛
けられた吊りロープを介して釣瓶式に連結された乗りか
ごおよび釣合重りと、前記乗りかごまたは釣合重りのい
ずれか一方に設けられた筒状のリニアモータの一次導体
と、前記一次導体内を貫通する状態でエレベータ昇降路
の上下ほぼ全長に渡って配置され、その上端が前記昇降
路上部の構造物に固定された柱状の二次導体と、前記二
次導体の下端部を前記昇降路の下部固定部材に対して水
平方向の若干の移動を許容し、かつその拘束力を調整し
て支持する支持装置とを備えて成るリニアモータ駆動エ
レベータ装置であって、前記支持装置が、前記二次導体
に横方向両側から当接するローラと、このローラを前記
昇降路の下端固定部材に対して支持するレバーと、前記
ローラが前記二次導体に圧接するように前記レバーを付
勢する弾性体と、この弾性体を支持し、かつその付勢力
を調整する調整手段とを備えて成るものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】請求項1では、昇降路の下端固定部材に二次導
体の下端を支持装置を介して支持することにより、二次
導体の取付け、取外し作業が支持装置によって容易に行
えるようになる。このとき、昇降路の下端固定部材に立
設されたボルトの適当な高さの位置にナットを螺合さ
せ、さらにこのナットに弾性体を受持させ、その上に二
次導体の下端に結合した支持部材を置き、ボルトの先端
部を支持部材の穴に挿通することにより弾性体で支持部
材の下面を弾性的に受持する支持構造とする。そして二
次導体の弾性支持力の調整は、ナットの螺合位置を調整
することによって行う。
【0018】請求項2では、昇降路の下端固定部材に二
次導体の下端を水平方向の若干の移動を許容し、かつそ
の拘束力を調整することが可能な支持装置を介して支持
することにより二次導体の下部の水平方向の若干の移動
を可能にし、釣合重り又は乗りかごの昇降動作中にリニ
アモータのコイルと二次導体とが接触するのを防止す
る。このとき、昇降路の下端固定部材に立設されたボル
トの適当な高さの位置にナットを螺合させ、このナット
に弾性体を受持させ、この弾性体の上端に取付けたロー
ラ上に二次導体の下端に結合した支持部材を置き、ボル
トの先端部を支持部材の穴に挿通することによりローラ
および弾性体でこの支持部材の下面を弾性的に受持する
支持構造とする。そして二次導体の弾性支持力の調整
は、ナットの螺合位置を調整することによって行う。ま
たローラによって二次導体の下部の水平方向の若干の移
動を可能にし、釣合重り又は乗りかごの昇降動作中にリ
ニアモータのコイルと二次導体とが接触するのを防止す
る。
【0019】請求項3では、二次導体に横方向両側から
ローラを当接し、このローラを昇降路の下端固定部材に
対してレバーによって支持し、ローラが二次導体に圧接
するように弾性体でレバーを付勢し、この弾性体の付勢
力を調整手段によって調整することにより、二次導体の
下部の水平方向の若干の移動を可能にする共にその拘束
力を調整し、釣合重り又は乗りかごの昇降動作中にリニ
アモータのコイルと二次導体とが接触するのを防止す
る。
【0020】請求項4の発明のリニアモータ駆動エレベ
ータ装置では、昇降路の下端固定部材に立設されたボル
トの適当な高さの位置にナットを螺合させ、このナット
に弾性体を受持させ、この弾性体の上端に取付けたロー
ラ上に二次導体の下端に結合した支持部材を置き、ボル
トの先端部を支持部材の穴に挿通することによりローラ
および弾性体でこの支持部材の下面を弾性的に受持する
支持構造とする。そして二次導体の弾性支持力の調整
は、ナットの螺合位置を調整することによって行う。ま
たローラによって二次導体の下部の水平方向の若干の移
動を可能にし、釣合重り又は乗りかごの昇降動作中にリ
ニアモータのコイルと二次導体とが接触するのを防止す
る。
【0021】請求項5の発明のリニアモータ駆動エレベ
ータ装置では、二次導体に横方向両側からローラを当接
し、このローラを昇降路の下端固定部材に対してレバー
によって支持し、ローラが二次導体に圧接するように弾
性体でレバーを付勢し、この弾性体の付勢力を調整手段
によって調整することにより、二次導体の下部の水平方
向の若干の移動を可能にする共にその拘束力を調整し、
釣合重り又は乗りかごの昇降動作中にリニアモータのコ
イルと二次導体とが接触するのを防止する。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は本発明の一実施例を示しており、図5に示
した従来例と同様に、釣合重り1に一次コイルを有する
リニアモータ2を取付け、この釣合重り1に吊りロープ
3を介して乗りかご4を連結し、この吊りロープ3をシ
ーブ5に巻掛けて釣瓶式に両者が昇降するようにしてい
る。他方、昇降路6内に二次導体7が釣合重り1側のリ
ニアモータ2を所定の間隙を開けて貫通するように敷設
してある。そして、釣合重り1側に設けた集電装置8を
通してリニアモータ2に通電することにより、一次コイ
ルと二次導体7との間に作用する吸引、反発力を利用し
て釣合重り1に推力を与え、昇降路6内を昇降させ、こ
の動きに追従するように乗りかご4を昇降させるように
なっている。
【0023】二次導体7の支持構造について説明する
と、図3(b)に詳しく示してあるように、上端部のネ
ジ接続部20に上部固定板21をねじ込み、この上部固
定板21を建築構造物9にボルト22、ナット23によ
って固定することによってその上端部が固定される。
【0024】また二次導体7の下部の支持構造は、図2
に詳しく示してあるように、昇降路6の下端部に固定さ
れている下部固定ビーム24に取付けた支持用ボルト2
5の適当な中間位置にバネ支持用ナット26をねじ込
み、このナット26より上側においてボルト25につる
巻バネ27をはめ込み、さらにこのボルト25の先端部
を二次導体7の下端部に一体的に取付けられている支持
金具28の大径穴29に貫通させ、支持金具28より上
側に出ているボルト25の先端部30にも押え用つる巻
バネ31をはめ込み、その上側に押え用ナット32をね
じ込んだものとなっている。そして前述のつる巻バネ2
7、押え用つる巻バネ31それぞれの先端部には水平に
首振り自在なローラ33,34それぞれが取付けられて
いて、このローラ33,34それぞれが支持金具28に
上下から圧接させてある。
【0025】次に、上記構成のリニアモータ駆動エレベ
ータ装置における二次導体の取付け手順について説明す
る。 (1)まず、図3(a)に示すように、固定ビーム24
に支持用ボルト25、バネ支持用ナット26、つる巻バ
ネ27を組付ける。 (2)最下部の二次導体7に支持金具28を取付けた状
態で吊り下げ、(1)で組付けた支持用ボルト25の先
端部30を挿通させる。 (3)図3(b)に示すように、下から2段目の二次導
体7を(2)で取付けた最下部の二次導体7につなぐ。
以下、順次、二次導体7を上側につないでいく。そし
て、途中、何カ所か二次導体7の倒れを防止するため
に、支え金具35を両側のガイドレール(図示せず)に
固定してその中間部で二次導体7を支えるようにする。 (4)昇降路6の上端に達すると、最上部の二次導体7
の上端に上部固定板21を取付け、これを建築構造物9
の下方に対向させ、下部の支持用ボルト25に螺合させ
てあるバネ支持用ナット26を押上げる方向に回して二
次導体7の全体を上方へ押上げ、上部固定板21を建築
構造物9の下面にほぼ当接した状態にし、上部支持用ボ
ルト22、ナット23を締付けて建築構造物9に二次導
体7の上端部を固定する。 (5)支え金具35を撤去する。 (6)最後に、図3(c)に示すように押え用ローラ3
4が取付けられた押え用つる巻バネ31と押え用ナット
32をボルト25の先端部30に取付けて支持金具28
をつる巻バネ27,31で弾性的に上下から挟み込んだ
形で支持する。
【0026】なお、いったん昇降路6に取付けられた二
次導体7の取外しには、上記(1)〜(6)の手順とち
ょうど逆の手順をとることができる。
【0027】こうして、この実施例のリニアモータ駆動
エレベータ装置では、上記(1)〜(6)の手順で二次
導体7を昇降路6に取付けることにより、最上部の二次
導体7が建築構造物9に固定され、下部の二次導体7が
ローラ33,34によってつる巻バネ27,31の弾性
力で上下から弾性的に挟み込んだ形で支持されることに
なり、この下部の二次導体7にはローラ33,34の転
動によって若干水平方向に移動することができ、釣合重
り1の昇降動作中にリニアモータ2のコイルと二次導体
7とが接触するのを防止することができることになる。
【0028】また二次導体7の水平方向の拘束力を調整
するにはローラ33,34の挟持力をナット26,32
の締め具合によって調整することによって行うことがで
きる。
【0029】なお、上記実施例において用いた、支持用
ボルト25の先端部30側にはめ込んだ押え用つる巻バ
ネ31は支持金具28を上側から弾性的に支持するため
に有利なものであるが、これを省略し、単に押え用ナッ
ト32をねじ込んで支持金具28を上側から抑えるだけ
の構造とすることも可能である。
【0030】次に、本発明の他の実施例について図4に
基づいて説明する。図4は二次導体7の最下部の支持構
造を示しており、この二次導体7の上部の支持構造は図
1および図3(b)に示したものと同じである。
【0031】すなわち、昇降路6の底部の固定ビーム2
4上に最下部の二次導体7の下端部を両側から挟み込む
形にローラ41の付いたレバー42を起倒可能に立設
し、このレバー42よりも外側の位置において固定ビー
ム24上に設けられたバネ支持体43に挿通したバネ支
持用ボルト44にバネ支持用ナット45をねじ込み、こ
のバネ支持用ナット45よりも内側の端部に一端をはめ
込んだ押えバネ46の他端をレバー42に連結した構成
である。
【0032】この実施例のリニアモータ駆動エレベータ
装置にあっては、二次導体7の下部が押えバネ46の弾
性力に抗して水平方向に移動することができ、それによ
って釣合重り1の昇降動作中にリニアモータ2のコイル
と二次導体7とが接触するのを防止することができるこ
とになる。
【0033】この二次導体7の水平方向の拘束力を調整
するには、バネ押え用ナット45を回してその位置をレ
バー42側あるいはその反対側に若干移動させることに
よって押えバネ46の拡張力を強めたり弱めたりするこ
とによって行う。
【0034】なお、図1および図2に示した実施例にお
いて、ローラ33,34を設けないでつる巻バネ27,
31だけで支持金具28を支持する構造とすることもで
きる。
【0035】また、二次導体7の取付け手順を簡単にす
る目的であれば、支持金具28の若干の水平移動を可能
とする支持金具28に大径穴29を明ける代りに、支持
用ボルト25のネジ部分がちょうど挿通できる程度の穴
にしてそこに支持用ボルト25を挿通する構造とするこ
とができる。
【0036】またさらに、上記のすべての実施例におい
て、弾性体としてのバネの形状はつる巻バネに限定され
ることはなく、他の形状のバネ、また他の種類の弾性体
を用いることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、昇
降路の下端固定部材に二次導体の下端を支持装置を介し
て支持しているので、二次導体の取付け、取外しに際し
てその作業が支持装置によって容易に行える。その際、
昇降路の下端固定部材に立設されたボルトの適当な高さ
の位置にナットを螺合させ、さらにこのナットに弾性体
を受持させ、その上に二次導体の下端に結合した支持部
材を置き、ボルトの先端部を支持部材の穴に挿通するこ
とによって弾性体で支持部材の下面を弾性的に受持し、
二次導体の弾性支持力の調整をナットの螺合位置の調整
によって行うようにしているので、このナットの螺合位
置の調整によって二次導体の上下位置の調整が可能とな
り、二次導体の取付け、取外しに際してその作業が支持
装置によって容易に行える。また、昇降路の下端固定部
材に二次導体の下端を水平方向の若干の移動を許容し、
かつその拘束力を調整することが可能な支持装置を介し
て支持しているので、二次導体の下部の水平方向の若干
の移動が可能であり、釣合重り又は乗りかごの昇降動作
中にリニアモータのコイルと二次導体とが接触するのを
防止することができる。その際、昇降路の下端固定部材
に立設されたボルトの適当な高さの位置にナットを螺合
させ、このナットに弾性体を受持させ、この弾性体の上
端に取付けたローラ上に二次導体の下端に結合した支持
部材を置き、ボルトの先端部を支持部材の穴に挿通する
ことによりローラおよび弾性体でこの支持部材の下面を
弾性的に受持し、二次導体の弾性支持力の調整をナット
の螺合位置の調整によって行い、またローラによって二
次導体の下部の水平方向の若干の移動を可能にしている
ので、二次導体の取付け、取外しに際してその作業が容
易に行え、また釣合重り又は乗りかごの昇降動作中にリ
ニアモータのコイルと二次導体とが接触するのを防止す
ることができる。さらに、二次導体に横方向両側からロ
ーラを当接し、このローラを昇降路の下端固定部材に対
してレバーによって支持し、ローラが二次導体に圧接す
るように弾性体でレバーを付勢し、この弾性体の付勢力
を調整手段によって調整するようにしているので、二次
導体の下部の水平方向の若干の移動を可能にする共にそ
の拘束力を調整することができ、釣合重り又は乗りかご
の昇降動作中にリニアモータのコイルと二次導体とが接
触するのを防止することができる。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図。
【図2】図1におけるII部分の拡大正面図。
【図3】上記実施例の二次導体の取付け手順の説明図。
【図4】本発明の他の実施例における支持装置部分の拡
大正面図。
【図5】従来例の正面図。
【図6】一般的なリニアモータ駆動エレベータ装置の釣
合重りとリニアモータの部分を示す拡大側面図。
【符号の説明】
1 釣合重り 2 リニアモータ 3 吊りロープ 4 乗りかご 6 昇降路 7 二次導体 8 集電装置 9 建築構造物 20 接続用ネジ部 21 固定板 22 ボルト 23 ナット 24 固定ビーム 25 支持用ボルト 26 バネ支持用ナット 27 つる巻バネ 28 支持金具 29 大径穴 30 先端部 31 押え用ナット 32 押え用つる巻バネ 33 ローラ 34 ローラ 35 支え金具 41 ローラ 42 レバー 43 バネ支持部材 44 バネ支持用ボルト 45 バネ支持用ナット 46 押えバネ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーブおよびこれに巻き掛けられた吊り
    ロープを介して釣瓶式に連結された乗りかごおよび釣合
    重りと、 前記乗りかごまたは釣合重りのいずれか一方に設けられ
    た筒状のリニアモータの一次導体と、 前記一次導体内を貫通する状態でエレベータ昇降路の上
    下ほぼ全長に渡って配置され、その上端が前記昇降路上
    部の構造物に固定された柱状の二次導体と、 前記二次導体の下端部を前記昇降路の下部固定部材に対
    して支持する支持装置とを備えて成るリニアモータ駆動
    エレベータ装置であって、 前記支持装置が、前記昇降路の下端固定部材に立設され
    たボルトと、このボルトに螺合させたナットと、このナ
    ットに受持させた弾性体と、前記二次導体の下端に結合
    した支持部材とを備え、前記ボルトを前記支持部材の穴
    に挿通し、前記弾性体でこの支持部材の下面を弾性的に
    受持して成ることを特徴とするリニアモータ駆動エレベ
    ータ装置。
  2. 【請求項2】 シーブおよびこれに巻き掛けられた吊り
    ロープを介して釣瓶式に連結された乗りかごおよび釣合
    重りと、 前記乗りかごまたは釣合重りのいずれか一方に設けられ
    た筒状のリニアモータの一次導体と、 前記一次導体内を貫通する状態でエレベータ昇降路の上
    下ほぼ全長に渡って配置され、その上端が前記昇降路上
    部の構造物に固定された柱状の二次導体と、 前記二次導体の下端部を前記昇降路の下部固定部材に対
    して水平方向の若干の移動を許容し、かつその拘束力を
    調整して支持する支持装置とを備えて成るリニアモータ
    駆動エレベータ装置であって、 前記支持装置が、前記昇降路の下端固定部材に立設され
    たボルトと、このボルトに螺合させたナットと、このナ
    ットに受持させた弾性体と、この弾性体の上端に取付け
    たローラと、前記二次導体の下端に結合した支持部材と
    を備え、前記ボルトを前記支持部材の穴に挿通し、前記
    ローラおよび弾性体でこの支持部材の下面を弾性的に受
    持して成ることを特徴とするリニアモータ駆動エレベー
    タ装置。
  3. 【請求項3】 シーブおよびこれに巻き掛けられた吊り
    ロープを介して釣瓶式に連結された乗りかごおよび釣合
    重りと、 前記乗りかごまたは釣合重りのいずれか一方に設けられ
    た筒状のリニアモータの一次導体と、 前記一次導体内を貫通する状態でエレベータ昇降路の上
    下ほぼ全長に渡って配置され、その上端が前記昇降路上
    部の構造物に固定された柱状の二次導体と、 前記二次導体の下端部を前記昇降路の下部固定部材に対
    して水平方向の若干の移動を許容し、かつその拘束力を
    調整して支持する支持装置とを備えて成るリニアモータ
    駆動エレベータ装置であって、 前記支持装置が、前記二次導体に横方向両側から当接す
    るローラと、このローラを前記昇降路の下端固定部材に
    対して支持するレバーと、前記ローラが前記二次導体に
    圧接するように前記レバーを付勢する弾性体と、この弾
    性体を支持し、かつその付勢力を調整する調整手段とを
    備えて成るリニアモータ駆動エレベータ装置。
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