JP3395572B2 - 半導体メモリー、及びその製造方法 - Google Patents

半導体メモリー、及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に下
部電極と誘電体膜と上部電極を備える容量部を有する半
導体装置とその製造方法に係り、特に、より少ない占有
面積で、同一の静電容量が得られるため、より高密度集
積が可能な半導体メモリーとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリーセルが1つのスイッチン
グトランジスタと1つのキャパシタとで構成されるため
に高密度集積が可能になったDRAM(Dynamic Random
AccessMemory)が発展し、現在、1チップで64メガビ
ット,256メガビットの記録容量を有するDRAMの
開発が行われている。
【0003】上記のような半導体メモリーは、情報の書
き込みと読み出しのために最小限の静電容量をもたなけ
ればならないが、既存のキャパシタ構造では、より高集
積度のメモリーセルの静電容量を確保するのが困難にな
りつつある。
【0004】そこで同一の占有面積で、メモリーセルの
容量を増加させるために、代表的なキャパシタ構造とし
て、3次元構造のスタック型キャパシタ(エクステンデ
ットアブストラクト 第20回 SSDM 581ペー
ジ 1988)(Ext. Abs.20th SSDM,p.58
1,1988)などが提案された。しかし集積度が高く
なるにつれ、単純な3次元的なキャパシタでは充分な静
電容量を確保できなくなり種々の変形された3次元的な
キャパシタ構造が発表されている。例えば、フィン構造
キャパシタ(IEDM テクニカルダイジェスト 59
2ページ 1988)(IEDM Tech.Dig.,p.592 1
988),ボックス構造キャパシタ(エクステンデット
アブストラクト 第20回 SSDM 141 ペー
ジ 1988)(Ext. Abs. 20th SSDM,p.141,
1989)および円筒構造キャパシタ(VLSIテクノ
ロジーシンポジウム 69ページ,1989)(Symp.
onVLSI Tech.,p.69,1989)等である。さらにデバ
イスの集積化が進むと、これら3次元構造を持つキャパ
シタ電極の表面に凹凸を設けて、容量部の占有面積を増
加させることなく実効的に電極面積を増加させる手法が
提案された。多結晶シリコンを堆積した後、表面に凹凸
を作る方法(特開平3−139882 号公報,特開平4−21466
6 号公報),非晶質シリコンを熱処理して多結晶にする
過程の途中で凹凸を持つ膜を利用する方法(ジャーナル
オブ アプライド フィジクス ボリューム 71
3538ページ 1992)(J.Appl.Phys. 71
(1),3538(1992))がある。また、半球状のグ
レインをもった多結晶シリコンをストリッジ電極に用い
ることによってキャパシタ表面積を増加させるHSG−
polySi(Hemispherical Grained Poly Si ヘミス
フィカル グレインド ポリシリコン)法(アプライド
フィジクス レターズ ボリューム61(2),15
9ページ 1992)(Appl.Phys.Lett. 61(2),
159(1992))があり、これはアモルファスシリコ
ンを堆積させた後、ジシランを用いてシリコン結晶核を
選択的に付けたのち結晶成長させる方法である。
【0005】また、ポリシリコンとポリゲルマニウムを
交互に積層した後、ゲルマニウムのみをドライエッチン
グして表面に凹凸を形成し、表面積を増加させる方法が
特開平5−218301 号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−139882 号公
報,特開平4−214666 号公報に記載の発明においては、
半導体基板上に絶縁膜を介して多結晶シリコン膜を成長
させた後、フォトレジスト膜を用いてプラズマエッチン
グなどの技術によって多結晶シリコン膜のパターニング
を行い、ストリッジ電極を形成するため、製造工程数が
多く、製造コストが上昇するという問題点がある。さら
にプラズマエッチングなどのドライエッチング技術を用
いた場合、基板上面のみに凹凸が形成されるだけで、面
積のほとんどを占める壁部分には凹凸が作れないため、
表面積の増加は高集積化すればするほど望めないという
問題がある。ジャーナル オブ アプライド フィジク
ス(ボリューム 71 3538ページ 1992)に
記載の方法では、表面の凹凸を作成するために、熱処理
温度を580℃から600℃の間に厳密に制御する必要
があり、量産時の歩留まり低下が危惧される。また、ア
プライド フィジクス レターズ(ボリューム61
(2),159ページ 1992)に記載の方法では、
酸化膜の上にアモルファスシリコンを堆積した後、ジシ
ランを照射することによってまず結晶核を作り、その後
アニールによって結晶粒を作らなければならずプロセス
の工程数が多くなり、製造コストの上昇が問題となる。
さらに、核形成とその生成のために超高真空化学気相反
応堆積法(UHV−CVD:ultrahigh vacuum-chemica
l vapor deposition)を用いなくてはならず、既存の装
置では対応できない上、超高真空装置を維持するため
の、製造コスト上昇の問題がある。
【0007】特開平5−218301 号公報に記載されている
方法では、ポリシリコン,ポリゲルマニウムを交互に数
層積層した後、ドライエッチングしなくてはならないた
め、工程数の増加による製造コスト上昇の問題がある。
【0008】本発明の目的は、同一の占有面積(誘電体
層の投影面積)で、2倍以上の静電容量を有する容量部
を備える半導体メモリーを安価に提供することにある。
【0009】更に、従来用いていた気相成長装置を用い
て、単純な工程で下地層の表面に凹凸を形成する半導体
メモリーの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の発明によれば、情報を記録するた
め、半導体素子と組合わされて設けられるキャパシタを
有する半導体メモリーにおいて、前記キャパシタが、誘
電体膜からなる容量部と、該誘電体膜により被覆される
下部電極と、該誘電体膜の少なくとも一部を被覆する上
部電極とを有し、かつ前記下部電極が、少なくともゲル
マニウムを含むことを特徴とする半導体メモリーが提供
される。
【0011】半導体メモリーは、シリコンウェハー上に
リン,硼素等の不純物を拡散(ドーピング)して、n
型、及びp型半導体を形成し、更に酸化膜を形成しエッ
チング等を施すことによって微細な半導体素子を集積し
て形成され製造される。更に、DRAM等の半導体メモ
リーは、半導体素子とキャパシタ(コンデンサ)を組合
わせて、より少ない素子数で、かつより少ない動作電流
で1bit の記録が行える構成となっている。上記半導体
メモリーでは、キャパシタは、誘電体膜の上下に電極を
形成したものとなっている。実際は、膜を堆積して素子
を形成するため、キャパシタは、誘電体膜より先に下部
電極(キャパシタの下部電極)を形成し、その後誘電体
膜を形成、最後に誘電体膜の上に、上部電極(キャパシ
タの上部電極)を形成して、製造される。
【0012】この場合、各膜の間に、例えば密着性を向
上するためのシリコン膜のようなものを形成してもキャ
パシタとしての性能は変わらない。
【0013】本発明では、下部電極が、少なくともゲル
マニウムを含むことにより、下部電極表面に微細な凹凸
を設け、下部電極の上部に設けられる誘電体膜の表面積
を大きくしたことに特徴がある。
【0014】上記構成によりキャパシタの静電容量は、
同じ(半導体基板上への投影面積に対する)占有面積で
比べて、従来の2〜3倍となり、従って一個の半導体メ
モリーの記録容量を従来技術で製造するものに比べ2〜
3倍とすることが可能になる。
【0015】これは、通常のシランガスのみを用いるも
のと比較して、ゲルマンガスを用いた場合は、気相成長
法により下地膜を形成した場合、下地膜を形成する基板
と成膜されるゲルマニウムを含む膜の接触面積が小さく
なるほうが、エネルギー的に安定となるためであると推
定している。すなわち、接触面積が小さくなるように、
ゲルマニウムを含む膜が球状に成長するため、微細な凹
凸が生成されると考えている。シランガスのみを用いた
場合は、基板との親和性が良いため、平面的な膜が形成
される。
【0016】成膜された膜中ではゲルマニウムとシリコ
ンが混晶を形成しているものと考えている。本発明によ
り製造された半導体メモリーは、キャパシタ部分をSI
MS(二次イオン質量分析),マイクロオージェ等の分
析手段を用いて、スパッタしながら深さ方向に分析して
いくと、ある部分からゲルマニウムが検出されることで
判断できる。
【0017】第1の発明において、前記下部電極が、多
結晶シリコンからなる基板と、該基板の少なくとも一部
と直接、接するようにして設けられた、少なくともゲル
マニウムを含む薄膜からなることが好ましい。
【0018】上記の構成を別言すれば下部電極が、多結
晶シリコンからなる表面が平滑な基板と、該基板の表面
に、基板と異なる組成を有する凹凸薄膜層の2層からな
ることとなる。このように表面が平滑な基板層と表面に
凹凸を形成するための薄膜層を別々に形成することによ
り、電極としての電気的特性を低下させずに、高容量キ
ャパシタを得るための表面凹凸の形成制御が容易にでき
る。また、表面凹凸の大きさの制御は、基板の多結晶シ
リコンの結晶粒の大きさを制御することによっても可能
になる。
【0019】第1の発明において、前記薄膜が、ゲルマ
ニウムを主体とする核を被覆するように設けられた多結
晶シリコン膜からなっても良い。表面が平滑な多結晶シ
リコン表面にゲルマニウムを主体とする核を設け、次に
多結晶シリコン膜を形成することにより、表面凹凸の大
きさ,形状の制御の自由度が大きくなる。しかし、この
方法では製造工程が増えるため、コスト上昇をまねくた
め、必要なキャパシタ容量に応じて適宜選択される構成
の一つである。
【0020】本発明の第2の発明によれば、誘電体膜か
らなる容量部と、該誘電体膜により被覆される下部電極
と、該誘電体膜の少なくとも一部を被覆する上部電極と
を有する、キャパシタにおいて、前記下部電極が、少な
くともゲルマニウムを含むことを特徴とするキャパシタ
が提供される。
【0021】上記してきたキャパシタは、半導体メモリ
ーだけでなく、単体のコンデンサとして製造することも
可能である。基板に直接形成する雑音防止用薄膜コンデ
ンサ等に対しても本発明の適用が可能である。
【0022】本発明の第3の発明によれば、シリコンを
主体とする基板上に、少なくとも、ゲルマニウムを含む
原料ガスを用いて、気相成長させることによりゲルマニ
ウムを含む下部電極を形成する工程,該下部電極の上部
に誘電体薄膜を形成する工程,該誘電薄膜上に上部電極
を形成する工程、とを含むことを特徴とする半導体メモ
リーの製造方法が提供される。
【0023】ゲルマニウムを含むガスはゲルマンガスと
呼ばれるGeH4,Ge26,Ge38の他、フッ化ゲルマ
ニウムガスなど、ゲルマニウムが含まれるガスであれば
使用可能である。これに必要に応じて塩化水素ガスと、
水素ガスで上記成分ガスを希釈することもできる。更に
このガスに珪素を含むガスとして、シランガスと呼ばれ
るSiH4 ,Si26,Si38の他、塩化シリコンガ
ス,フッ化シリコンガスなどシリコンを含むガスを混合
することもできる。
【0024】ゲルマニウムを含むガスの混合量を変える
ことによって、生成する膜表面の凹凸のでき方が変化す
る。また膜を生成させる基板の温度、ゲルマニウムやシ
リコンを含むガスを希釈する水素ガスの量、更に、場合
によって添加することのある、塩素を含むガスの量によ
って膜表面の凹凸のでき方は左右される。
【0025】上記構成によれば、通常の大気圧、または
減圧下でのCVD装置を用いて製造可能であるので、特
殊な製造装置の使用による製造コストの上昇を来すこと
なく、記録容量の大きい半導体メモリーを製造すること
ができる。また使用するガス種も半導体素子を製造する
に際し、用いるものであり、ゲルマニウムを含むガスの
通流を遮断すれば多結晶シリコンが生成される。すなわ
ち、通常の半導体製造装置に大規模な改良を施すことな
く、そのまま使用できるので、製造コストの上昇はほと
んどない。
【0026】第3の発明において、前記ゲルマニウムを
含む原料ガスを用いて、気相成長させてゲルマニウムを
含む下部電極を形成させた後、シリコンを含むガスを用
いて、該下部電極の上にシリコンを主体とする薄膜を形
成した後、前記誘電体薄膜を形成する工程を実施するこ
ともできる。
【0027】上記の方法は、また最初ゲルマニウムを含
むガスと、シリコンを含むガスの混合ガスを用いて成膜
した後、ゲルマニウムを含むガスの通流を遮断すること
により、前記下地層の上にシリコンを主体とする層を形
成する工程を、前記誘電体薄膜層を形成する工程の前に
実施することもできる。この方法では製造工程は1ステ
ップ増えるので製造コストの点では不利であるが、シリ
コンを主体とする膜を形成することにより、誘電体膜,
上部電極膜へのゲルマニウムの熱拡散を防止できるの
で、品質の良い、すなわち誘電体膜の誘電率,上部電極
膜の導電率の低下を防止できるという効果がある。さら
に、誘電体膜をシリコンを熱酸化させて酸化珪素または
酸窒化珪素膜とすることにより得る場合は、下部電極が
ゲルマニウムを含んでいる場合は、良好な誘電体膜が得
られない可能性があるので、下部電極の最表面はシリコ
ン膜であることが望ましく、その意味からも多少の製造
工程の増加にもかかわらず、上記製造工程を取ることに
意味が生じる場合もある。
【0028】第3の発明において、珪素を含むガスと、
ゲルマニウムを含むガスの混合比を調節することによ
り、前記下地層表面の凹凸の粗さを変化させることが可
能である。珪素を含むガスの割合を多くすると凹凸の大
きさは小さくなっていき、ゲルマニウムを含むガスの通
流を遮断すると完全に平らなシリコン膜ができる。但
し、ゲルマニウムを含むガスの割合を多くすると、どこ
までも凹凸の大きさが大きくなって行くわけではなく、
ある大きさで飽和する。この飽和点はCVD中の基板温
度,ガスの種類,ガス流量等により変化するので、最適
点は実験により決定する必要がある。
【0029】第3の発明において、前記下地層を表面の
少なくとも一部に形成する基板として多結晶シリコンを
用い、該多結晶シリコンの結晶粒の粒径を変えることに
よって、前記下地層表面の凹凸の粗さを変化させること
も可能である。結晶粒界は、不純物が濃縮しており、シ
リコン−ゲルマニウム混合層からなる下地層の膜が形成
されにくい。そのため結晶粒界を避けるようにして下地
膜は形成される。従って、基板の多結晶シリコンの粒径
を大きくすると、凹凸の粗さが大きくなる。また、多結
晶シリコンの粒径を小さくすると、小さな粒径の下地層
ができるので凹凸の大きさは、相対的に小さくなる。最
も表面積が大きくなるように、下地層の粒径の大きさ、
すなわち、多結晶シリコンの粒径の大きさを調整するこ
とが望ましい。
【0030】また、本発明の第4の発明によれば、情報
を記録するため、半導体素子と組合わされて設けられる
キャパシタを有し、前記キャパシタが、誘電体膜からな
る容量部と、該誘電体膜により被覆される下地層と、該
下地層により被覆される多結晶半導体基板と、該誘電体
膜の少なくとも一部を被覆する上部電極とから構成され
る半導体メモリーの製造方法において、前記半導体基板
の表面に、ゲルマニウムを主体とする、微細な核を形成
する工程,該核を覆うように多結晶シリコン膜を形成す
る工程,該シリコン膜を覆うように誘電体膜を形成する
工程、を含むことを特徴とする半導体メモリーの製造方
法が提供される。
【0031】上記構成は、微細な核を形成の工程が増え
るため、製造コストは上昇するが、核の形成が比較的自
由にできるため、下地層の表面凹凸の制御の自由度が大
きい。多少の製造コストの上昇となっても、必要な凹凸
の大きさを得るために選択される可能性のある製造方法
である。
【0032】本発明の第5の発明によれば、情報を記録
するため、半導体素子と組合わされて設けられるキャパ
シタを有し、前記キャパシタが、誘電体膜からなる容量
部と、該誘電体膜により被覆される下地層と、該下地層
により被覆される多結晶半導体基板と、該誘電体膜の少
なくとも一部を被覆する上部電極とから構成される半導
体メモリーの製造方法において、前記半導体基板の表面
に、シリコンとゲルマニウムを主体とする、微細な核を
形成する工程,エッチングにより該核の周辺の前記半導
体基板の一部を削除する工程,該核及び前記半導体基板
を覆うように誘電体膜を形成する工程、を含むことを特
徴とする半導体メモリーの製造方法が提供される。
【0033】上記方法も第4の発明と同じく、必要な凹
凸の大きさを得るために選択される可能性がある。
【0034】本発明の第6の発明によれば、情報を記録
するため、半導体素子と組合わされて設けられるキャパ
シタを有し、前記キャパシタが、誘電体膜からなる容量
部と、該誘電体膜により被覆される下地層と、該下地層
により被覆される多結晶半導体基板と、該誘電体膜の少
なくとも一部を被覆する上部電極とから構成される半導
体メモリーの製造方法において、前記半導体基板の表面
に、シリコンとゲルマニウムを主体とする、微細な核を
形成する工程,酸化雰囲気中で、前記半導体基板を熱処
理し、酸化膜を形成する工程,前記核及び前記半導体基
板表面の前記酸化膜をエッチングにより除去する工程,
酸化膜が除去された前記半導体基板表面に誘電体膜を形
成する工程、を含むことを特徴とする半導体メモリーの
製造方法が提供される。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明では、既存の減圧あるいは
低圧CVD法によるシリコン膜の成長工程に、ゲルマニ
ウムを含むガスを添加するか、またはゲルマニウム膜の
みを成長させることによって、多結晶半導体基板上に凹
凸を持つ膜を、1回の製造工程で形成できるという特徴
がある。成長工程は、ゲルマンガスが熱分解する温度範
囲(約400℃以上)でなら膜形成が行えるため、厳密
な温度制御の必要がない。装置が大掛かりである超高真
空化学気相堆積法(UHV−CVD)装置を使う必要が
なく、減圧,低圧化学気相堆積法(LP−CVD)装置
で、多結晶上に容易に3次元結晶粒成長が可能である。
化学堆積法は表面カバレッジのよい堆積方法であるの
で、複雑な3次元構造を持ったキャパシタであっても全
体に成膜することが出来る。更に、多結晶シリコン基板
の多結晶粒径を変えることで、シリコン粒を結晶核とし
てゲルマニウムあるいはシリコンゲルマニウムの半球上
結晶を分布よく形成することが可能である。さらに、成
長温度,原料ガスの混合比を変えることによって、シリ
コンゲルマニウム中のゲルマニウム濃度比が変わり、そ
れによって結晶粒の形や粒径を制御できる。この方法
は、原料ガス中に塩化水素ガスを加えることによって、
多結晶,単結晶,絶縁膜を持つ基板において、単結晶上
のみ、単結晶上と多結晶上のみ、に堆積する選択成長も
可能である。
【0036】以下に本発明の具体的な実施例を述べる。
【0037】(実施例1)本発明の図1に示した構造を
形成する実施例1を説明する。図2はソース103,ドレイ
ン104およびゲート酸化膜105を介したゲート電極
106を具備するスイッチングトランジスタのドレイン
領域104上にビットライン108を形成する工程を示
したもので、半導体基板101上に選択酸化法によりフ
ィールド酸化膜102を形成して活性領域と非活性領域
を区分し、その活性領域上に電気的に絶縁されるように
ゲート電極106を形成した後、このゲート電極106
の両側の半導体基板101に不純物を注入してソース領
域103およびドレイン領域104を形成しスイッチン
グトランジスタを完成する。ビットライン108は、前
記トランジスタのドレイン領域104と接続するように
導電物質を蒸着しエッチングして形成する。上記の工程
で図2に示した構造が形成される。
【0038】次に、前記埋没型ビットライン108が形
成された前記スイッチングトランジスタの全面にリンを
高濃度に添加した多結晶シリコン110を減圧化学気相
成長法によって約300nm堆積する。上記工程で図3
に記載した構造が完成した。次に、既存のフォトリソグ
ラフィ技術により、各セル単位に前記多結晶シリコン1
10を分離して多結晶シリコン基板111を形成する。
上記工程で図4に記載した構造が完成した。
【0039】次に低圧化学気相成長装置内でリンを添加
したシリコンゲルマニウム粒のストリッジ電極112を
多結晶シリコン基板111上に堆積する。堆積条件は、
モノシランガス流量10ミリリッター/分,ゲルマンガ
ス流量2ミリリッター/分,塩化水素ガス流量5ミリリ
ッター/分,フォスフィンガス流量0.1 ミリリッター
/分,水素ガス流量1リッター/分,成長温度650
℃,反応圧力1トール,処理時間30分で図5に示した
平均粒径50−100nmのシリコンゲルマニウム粒の
ストリッジ電極112が多結晶,単結晶基板上のみ選択
的に堆積し、酸化膜上には堆積しない。この工程で図6
に記載した構造が完成する。
【0040】次に、全工程で形成したストレッジ電極の
全面に高誘電体物質(Ba,Sr)TiO3を蒸着して誘電体膜1
13を形成する。この誘電体膜は3nm程度の厚さに形
成する。誘電体膜113は酸化膜,窒化膜,酸窒化膜,
タンタルオキサイド膜、であってもよい。この工程で図
7に記載した構造が完成した。
【0041】次に、誘電体膜113が形成された前記素
子の全面にチタンナイトライドプレート電極114を堆
積してプレート電極を形成する。この工程で図8に記載
した構造が完成した。
【0042】上記のように作製した、表面に凹凸を有し
た電極を持つ場合、従来のポリシリコン膜をそのまま電
極として用いた場合の容量値と比較して約2倍から3倍
になった。またこのようにして形成された容量部の容量
膜,従来のポリシリコン膜をそのまま電極として用いた
場合と同様のリーク電流特性,耐圧分布および信頼性が
得られた。
【0043】(実施例2)実施例1のストリッジ電極を
形成する工程において、低圧化学気相成長装置内でシリ
コンゲルマニウム粒のストレッジ電極212を多結晶シ
リコン基板211上に堆積する。堆積条件は、ジクロロ
シランガス流量10ミリリッター/分,ゲルマンガス流
量2ミリリッター/分,フォスフィンガス流量0.1 ミ
リリッター/分,水素ガス流量1リッター/分,成長温
度650℃,成長圧力1トール,処理時間30分で平均
粒径50−100nmのシリコンゲルマニウム粒の集合
体膜が全面に堆積する。この工程で図9に記載した構造
が完成する。塩素を含むガスは膜の選択成長を促す効果
がある。本実施例では、塩化水素ガスを用いずにジクロ
ロシランガスを用いて選択成長作用を得ている。
【0044】前記シリコンゲルマニウム結晶粒の集合体
上にシリコン膜213を形成しシリコンゲルマニウム粒
をシリコン層で覆う。シリコン膜213の堆積は前記シ
リコンゲルマニウム膜の堆積時間30分が経過した直後
に、ゲルマンガスの導入を止めることによって堆積す
る。であるから、堆積条件は、モノシランガス流量10
ミリリッター/分,塩化水素ガス流量5ミリリッター/
分,フォスフィンガス流量0.1 ミリリッター/分,水
素ガス流量1リッター/分,成長温度650℃,成長圧
力1トール,処理時間10分である。この工程で図10
に記載した構造が完成する。
【0045】次に、全工程で形成したシリコンからなる
ストレッジ電極を窒素ガス中で加熱して表面に酸窒化珪
素膜からなる誘電体膜214を形成する。この誘電体膜
は3nm程度の厚さに形成する。この工程で図11に記
載した構造が完成した。
【0046】次に、誘電体膜214が形成された前記素
子の全面にチタンナイトライドプレート電極215を堆
積してプレート電極を形成する。この工程で図12に記
載した構造が完成した。
【0047】実施例2の構造では、ゲルマニウム原子の
熱拡散を抑制でき、シリコンゲルマニウム粒の外部をシ
リコン層で覆うことによって高品質な、すなわち膜中に
ピンホールなどのない酸窒化膜が形成された。
【0048】(実施例3)実施例1のストリッジ電極を
形成する工程において、低圧化学気相成長装置内でゲル
マニウム核312を多結晶シリコン基板311上に堆積
する。堆積条件は、ゲルマンガス流量2ミリリッター/
分,塩化水素ガス流量5ミリリッター,フォスフィンガ
ス流量0.1 ミリリッター/分,水素ガス流量1リッタ
ー/分,成長温度650℃,圧力1トール,処理時間5
分でゲルマニウム核が単結晶,多結晶上のみに、まばら
に堆積する。この工程で図13に記載した構造が完成す
る。次に、前記ゲルマニウム核上に多結晶シリコン膜3
13を形成し凹凸を持った結晶膜を形成する。多結晶シ
リコン膜の堆積は前記ゲルマニウム核312の堆積と連
続して行う。ゲルマニウム核形成を5分間行った後、モ
ノシランガスを流し始めてからゲルマンガスを止める。
したがって堆積条件は、モノシランガス流量10ミリリ
ッター/分,塩化水素ガス流量5ミリリッター/分,フ
ォスフィンガス流量0.1 ミリリッター/分,水素ガス
流量1リッター/分,成長温度650℃,成長圧力1ト
ール,処理時間30分である。この工程で図14に記載
した構造が完成する。
【0049】次に、全工程で形成したストレッジ電極の
全面に高誘電体物質(Ba,Sr)TiO3を蒸着して誘電体膜3
14を形成する。この誘電体膜は3nm程度の厚さに形
成する。誘電体膜314は酸化膜,窒化膜,酸窒化膜,
タンタルオキサイド膜、であってもよい。この工程で図
15に記載した構造が完成した。
【0050】次に、誘電体膜314が形成された前記素
子の全面にチタンナイトライドプレート電極315を堆
積してプレート電極を形成する。この工程で図16に記
載した構造が完成した。
【0051】(実施例4)実施例1のストリッジ電極を
形成する工程において、低圧化学気相成長装置内でシリ
コンゲルマニウム粒の核412を多結晶シリコン基板4
11上に堆積する。堆積条件は、モノシランガス流量1
0ミリリッター/分,ゲルマンガス流量3ミリリッター
/分,塩化水素ガス流量10ミリリッター/分,フォス
フィンガス流量0.1 ミリリッター/分,水素ガス流量
1リッター/分,成長温度650℃,圧力1トール,処
理時間20分で平均粒径50nmのシリコンゲルマニウ
ム粒のが単結晶,多結晶上のみに選択的に堆積する。こ
の際、基板411の多結晶粒の粒径を50nm以下に
し、かつゲルマンガスの流量比をふやして、ゲルマニウ
ム粒の成長を50nm以下に抑えた。この工程で図17
に記載した構造が完成する。
【0052】次にウエットエッチングによって前記多結
晶シリコンをエッチングし凹凸を持った表面を形成す
る。この工程で図18に記載した構造が完成する。
【0053】次に、全工程で形成したストレッジ電極の
全面に高誘電体物質(Ba,Sr)TiO3を蒸着して誘電体膜4
13を形成する。この誘電体膜は3nm程度の厚さに形
成する。誘電体膜413は酸化膜,窒化膜,酸窒化膜,
タンタルオキサイド膜、であってもよい。この工程で図
19に記載した構造が完成した。
【0054】次に、誘電体膜413が形成された前記素
子の全面にチタンナイトライドプレート電極414を堆
積してプレート電極を形成する。この工程で図20に記
載した構造が完成した。
【0055】(実施例5)実施例1のストリッジ電極を
形成する工程において、低圧化学気相成長装置内でシリ
コンゲルマニウム粒の核512を多結晶シリコン基板5
11上に堆積する。堆積条件は、モノシランガス流量1
5ミリリッター/分,ゲルマンガス流量2ミリリッター
/分,塩化水素ガス流量10ミリリッター/分,フォス
フィンガス流量0.1 ミリリッター/分,水素ガス流量
1リッター/分,成長温度650℃,圧力1トール,処
理時間10分で平均粒径50nmでゲルマニウム含有率
が5%以下のシリコンゲルマニウム粒が単結晶,多結晶
基板上のみに選択的にまばらに堆積する。
【0056】この工程で図21に記載した構造が出来
る。
【0057】次にこのシリコンゲルマニウム粒の核51
2と多結晶シリコン基板511を酸化性雰囲気中で熱処
理を行って酸化膜513を形成する。この工程で図22
に示した構造が出来る。
【0058】次にこの酸化膜をエッチング除去すること
によって、表面に凹凸を持った多結晶シリコン基板が形
成される。この工程で図23に示した構造が出来る。
【0059】次に、全工程で形成したストレッジ電極の
全面に高誘電体物質(Ba,Sr)TiO3を蒸着して誘電体膜5
15を形成する。この誘電体膜は3nm程度の厚さに形
成する。誘電体膜515は酸化膜,窒化膜,酸窒化膜,
タンタルオキサイド膜、であってもよい。
【0060】次に、誘電体膜516が形成された前記素
子の全面にチタンナイトライドプレート電極516を堆
積してプレート電極を形成する。この工程で図25に記
載した構造が完成した。
【0061】(実施例6)以下、本発明の実施例6を説
明する。実施例1の図2に示した構造を形成する工程で
形成されたスイッチングトランジスタの全面に厚さ10
0nmの酸化膜601,厚さ200nmの窒化膜60
2,厚さ150nmの酸化膜603をそれぞれCVD法
を用いて形成する。上記工程で図26に記載した構造が
得られた。次に、レジストパターンをマスクとして酸化
膜601,窒化膜602,酸化膜603を異方性ドライ
エッチングを用いてそれぞれエッチングする。この工程
で図27に記載した構造が得られた。
【0062】次に、前工程で得られた構造の全面にリン
を高濃度に添加した多結晶シリコン604を減圧化学気
相成長法によって約300nm堆積する。上記工程で図
28に記載した構造が得られた。
【0063】次に図29に示すように凹部にレジスト6
05を埋める。つづいて異方性ドライエッチングを用い
て、多結晶シリコン604をエッチングする。続いてフ
ッ酸水溶液によって酸化膜603をエッチングし、さら
にリン酸水溶液によって窒化膜602をエッチングす
る。この工程で図30に記載した構造が得られた。
【0064】次に低圧化学気相成長装置内でリンを添加
したシリコンゲルマニウム粒の集合体膜606を多結晶
シリコン基板604上に堆積する。堆積条件は、モノシ
ランガス流量10ミリリッター/分,ゲルマンガス流量
2ミリリッター/分,塩化水素ガス流量5ミリリッター
/分,フォスフィンガス流量0.1 ミリリッター/分,
水素ガス流量1リッター/分,成長温度650℃,反応
圧力1トール,処理時間30分で実施例1の図5に示し
た平均粒径50−100nmのシリコンゲルマニウム粒
の集合体膜606が多結晶,単結晶基板上のみ選択的に
堆積し、酸化膜上には堆積しない。この工程で図31に
記載した構造が完成する。
【0065】その後、キャパシタ絶縁膜とプレート電極
とを形成すると、実施例1の図1に示した構造と等価な
構造が完成する。
【0066】(実施例7)実施例1記載のストレッジ電
極212を形成する条件を、モノシランガス流量を10
ミリリッター/分と固定して、ゲルマンガス流量を0〜
3ミリリッター/分と変化させた時の、成膜された膜中
のゲルマニウム量、及び表面粗さの変化を調べた。図3
2にゲルマンガス流量の変化に対する膜中のゲルマニウ
ム量の変化を、図33に膜中のゲルマニウム量の変化に
対する膜表面の表面粗さの変化を示す。
【0067】図32から、この成膜条件ではモノシラン
ガスに対しゲルマンガスの流量比が10%の時に、膜中
のゲルマニウムの量が5%程度であることがわかる。図
33からは膜中のゲルマニウムの量が4%以下では、膜
の表面粗さは、ゲルマニウムを添加しないものと同等で
あるが4%以上で添加効果が現れ始め、ゲルマニウム量
が12%以上で表面粗さが最も大きくなることがわか
る。すなわち、実施例1の条件下ではモノシランガス1
0ミリリッター/分に対して、ゲルマンガス流量を2ミ
リリッター/分以上流せば、ゲルマンガスを流さない場
合に比べて100倍以上の表面粗さが得られることがわ
かる。
【0068】これらの関係は、もちろん基板温度,添加
する塩化水素ガスの流量,膜を形成するシリコン基板の
粒径等で変化するので、一義的な関係ではない。したが
って、要求される下部電極表面の表面粗さを得るため、
上記パラメータを変化させて最適な成膜条件を決定する
必要がある。
【0069】
【発明の効果】本発明の第1の発明によれば、キャパシ
タの静電容量は、同じ占有面積で比べて、従来の2〜3
倍となり、従って同じ大きさの一個の半導体メモリーの
記録容量を2〜3倍とすることが可能になる。
【0070】本発明の第2の発明によれば、半導体メモ
リーだけでなく、単体のコンデンサとして基板に直接形
成する雑音防止用薄膜コンデンサ等に対しても単位占有
面積当たりの記録容量の大きなコンデンサが提供でき
る。
【0071】本発明の第3の発明によれば、通常の大気
圧、または減圧下でのCVD装置を用いて製造可能であ
るので、特殊な製造装置の使用による製造コストの上昇
を来すことなく、記録容量の大きい半導体メモリーを製
造することができる。
【0072】本発明の第4の発明によれば、微細な核を
形成の工程が増えるため、製造コストは上昇するが、核
の形成が比較的自由にできるため、下地層の表面凹凸の
制御の自由度が大きい。多少の製造コストの上昇となっ
ても、必要な凹凸の大きさを得るための製造方法が提供
できる。
【0073】本発明の第5の発明によれば、必要な凹凸
の大きさを得るための製造方法が提供できる。
【0074】本発明の第6の発明によれば、必要な凹凸
の大きさを得るための製造方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いて形成した半導体粒の集合体から
なるキャパシタ構造を有する半導体のメモリ装置の断面
構造図。
【図2】本発明の実施例1を説明する製造工程断面図。
【図3】本発明の実施例1を説明する製造工程断面図。
【図4】本発明の実施例1を説明する製造工程断面図。
【図5】本発明の実施例1を説明する製造工程断面図。
【図6】多結晶基板上に形成したシリコンゲルマニウム
粒の図。
【図7】本発明の実施例1を説明する製造工程断面図。
【図8】本発明の実施例1を説明する製造工程断面図。
【図9】本発明の実施例2を説明する製造工程断面図。
【図10】本発明の実施例2を説明する製造工程断面
図。
【図11】本発明の実施例2を説明する製造工程断面
図。
【図12】本発明の実施例2を説明する製造工程断面
図。
【図13】本発明の実施例3を説明する製造工程断面
図。
【図14】本発明の実施例3を説明する製造工程断面
図。
【図15】本発明の実施例3を説明する製造工程断面
図。
【図16】本発明の実施例3を説明する製造工程断面
図。
【図17】本発明の実施例4を説明する製造工程断面
図。
【図18】本発明の実施例4を説明する製造工程断面
図。
【図19】本発明の実施例4を説明する製造工程断面
図。
【図20】本発明の実施例4を説明する製造工程断面
図。
【図21】本発明の実施例5を説明する製造工程断面
図。
【図22】本発明の実施例5を説明する製造工程断面
図。
【図23】本発明の実施例5を説明する製造工程断面
図。
【図24】本発明の実施例5を説明する製造工程断面
図。
【図25】本発明の実施例5を説明する製造工程断面
図。
【図26】本発明の実施例6を説明する製造工程断面
図。
【図27】本発明の実施例6を説明する製造工程断面
図。
【図28】本発明の実施例6を説明する製造工程断面
図。
【図29】本発明の実施例6を説明する製造工程断面
図。
【図30】本発明の実施例6を説明する製造工程断面
図。
【図31】本発明の実施例6を説明する製造工程断面
図。
【図32】ゲルマンガス流量を変えた時の膜中のゲルマ
ニウム量の変化を示す図。
【図33】膜中のゲルマニウム量を変えた時の膜表面粗
さの変化を示す図。
【符号の説明】
101…半導体基板、102…フィールド酸化膜、10
3…ソース領域、104…ドレイン領域、105…ゲート
酸化膜、106…ゲート電極、107,109,51
3,601,603…酸化膜、108…ビットライン、
110,111,211,213,311,313,4
11,511,514,604…多結晶シリコン、11
2…シリコンゲルマニウム粒で構成されたストリッジ電
極、214,314,413,515…誘電体膜、11
4,215,315,414…プレート電極、212…
半導体結晶粒で構成されたストレッジ電極、312…ゲ
ルマニウム核、412,512…シリコンゲルマニウム
核、602…窒化膜、605…レジスト、606…シリ
コンゲルマニウム粒の集合体膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 昭浩 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 松岡 秀行 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 西田 彰男 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 村上 英一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 内野 俊 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 山中 俊明 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 井上 洋典 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 鈴木 誉也 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 安藤 敏夫 東京都青梅市今井2326番地 株式会社 日立製作所 デバイス開発センタ内 (56)参考文献 特開 平6−89984(JP,A) 特開 平6−29465(JP,A) 特開 平5−304273(JP,A) 特開 平7−312343(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 27/108

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録するために半導体素子と組合わ
    されて設けられるキャパシタを有する半導体メモリであ
    って、上記キャパシタは誘電体膜からなる容量部と、上
    記誘電体膜により被覆される下部電極と、上記誘電体膜
    の少なくとも一部を被覆する上部電極とを有し、前記下
    部電極は多結晶シリコンからなる基板と、該基板に接し
    て設けられたシリコンとゲルマニウムを主体とする核か
    らなることを特徴とする半導体メモリ。
  2. 【請求項2】キャパシタ構造を有する半導体装置の製造
    方法であって、少なくとも珪素とゲルマニウムとを含む
    原料ガスを用いて気相成長により多結晶シリコンを主体
    とする基板上にゲルマニウムを含む第一の電極を形成す
    る工程と、上記第一の電極の少なくとも一部を被覆する
    誘電体薄膜を形成する工程と、上記誘電薄膜の少なくと
    も一部を被覆する第2の電極を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】キャパシタ構造を有する半導体装置の製造
    方法であって、少なくとも珪素を含むガスとゲルマニウ
    ムを含むガスの混合ガスを用いて気相成長させてシリコ
    ンを主体とする基板上にゲルマニウムを含む下部電極を
    形成する工程、上記下部電極の上部に誘電体薄膜を形成
    する工程、上記誘電薄膜上に上部電極を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項記載の半導体装置の製造方法にお
    いて、上記ゲルマニウムを含むガスの混合比を調節する
    ことにより、上記下部電極の凹凸の大きさを変化させる
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】情報を記録するため、半導体素子と組合わ
    されて設けられるキャパシタを有し、上記キャパシタ
    は、誘電体膜からなる容量部と、上記誘電体膜により被
    覆される下地層と、上記下地層により被覆される多結晶
    半導体基板と、上記誘電体膜の少なくとも一部を被覆す
    る上部電極とから構成される半導体メモリの製造方法に
    おいて、上記半導体基板の表面に、シリコンとゲルマニ
    ウムを主体とする核を形成する工程、エッチングにより
    上記核の周辺の上記半導体基板の一部を削除する工程、
    上記核及び上記半導体基板を覆うように誘電体膜を形成
    する工程、を含むことを特徴とする半導体メモリの製造
    方法。
  6. 【請求項6】情報を記録するため、半導体素子と組合わ
    されて設けられるキャパシタを有し、上記キャパシタ
    は、誘電体膜からなる容量部と、上記誘電体膜により被
    覆される下地層と、上記下地層により被覆される多結晶
    半導体基板と、上記誘電体膜の少なくとも一部を被覆す
    る上部電極とから構成される半導体メモリの製造方法に
    おいて、上記半導体基板の表面に、シリコンとゲルマニ
    ウムを主体とする核を形成する工程、酸化雰囲気中で上
    記半導体基板に酸化膜を形成する工程、上記核及び上記
    半導体基板表面の上記酸化膜をエッチングにより除去す
    る工程、酸化膜が除去された上記半導体基板表面に誘電
    体膜を形成する工程、を含むことを特徴とする半導体メ
    モリの製造方法。
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