JP3394795B2 - 対象物の処理装置及び対象物の処理方法 - Google Patents

対象物の処理装置及び対象物の処理方法

Info

Publication number
JP3394795B2
JP3394795B2 JP19774493A JP19774493A JP3394795B2 JP 3394795 B2 JP3394795 B2 JP 3394795B2 JP 19774493 A JP19774493 A JP 19774493A JP 19774493 A JP19774493 A JP 19774493A JP 3394795 B2 JP3394795 B2 JP 3394795B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fee
charge
stamp
mail
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19774493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0735570A (ja
Inventor
輝比古 宇野
利勇 平沢
俊雄 佐藤
博 高橋
和代 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19774493A priority Critical patent/JP3394795B2/ja
Priority to US08/275,420 priority patent/US5535127A/en
Publication of JPH0735570A publication Critical patent/JPH0735570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3394795B2 publication Critical patent/JP3394795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00185Details internally of apparatus in a franking system, e.g. franking machine at customer or apparatus at post office
    • G07B17/00435Details specific to central, non-customer apparatus, e.g. servers at post office or vendor
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
    • G07B17/00661Sensing or measuring mailpieces
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00185Details internally of apparatus in a franking system, e.g. franking machine at customer or apparatus at post office
    • G07B17/00362Calculation or computing within apparatus, e.g. calculation of postage value
    • G07B2017/0037Calculation of postage value
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00185Details internally of apparatus in a franking system, e.g. franking machine at customer or apparatus at post office
    • G07B17/00435Details specific to central, non-customer apparatus, e.g. servers at post office or vendor
    • G07B2017/00443Verification of mailpieces, e.g. by checking databases
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
    • G07B17/00661Sensing or measuring mailpieces
    • G07B2017/00685Measuring the dimensions of mailpieces
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
    • G07B17/00661Sensing or measuring mailpieces
    • G07B2017/00701Measuring the weight of mailpieces
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B17/00Franking apparatus
    • G07B17/00459Details relating to mailpieces in a franking system
    • G07B17/00661Sensing or measuring mailpieces
    • G07B2017/00709Scanning mailpieces
    • G07B2017/00725Reading symbols, e.g. OCR

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、料額印面を有する対
象物、例えば郵便物の料金の表示部および郵便物の重
量、寸法などから郵便物の種類、料金等を検知するため
の対象物の処理装置及び対象物の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来郵便物等の料金を認識する方法とし
ては、特開平2−12021号公報に見られるような料
金検知装置が提案されている。これは予め不揮発性メモ
リに格納された料金テーブルから、指定した郵便物の区
分に応じた料金を取りだして表示し、計量部で測定した
対象郵便物の重量データと比較し、料金及び区分を指示
するという発明である。しかし郵便物の物理的情報とし
て重量のみを計測し、料金を決定する要素の1つである
形状に関しては測定せず、オペレータの判断により郵便
物の種類(定形、定形外等)をキー入力により行ってい
た。また計測した重量に対する正当な料金がディスプレ
イに出力されるのみで、郵便物上の料額印面たとえば切
手、料金計器等の料額を認識したり、認識結果から自動
的に郵便物を区分するようなシステム構成にはなってい
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、オペ
レータの判断誤りにより正当な料金が指示できない場合
があり、またオペレータの負担も大きい等の種々の不都
合があった。
【0004】そこで本発明は、上記の不都合な点を解決
するため、対象物処理料金の決定に関係する対象物の物
理的情報をすべて計測して、予め記憶された物理量に対
する料金テーブルを基に正当な料金を計算し、さらに画
像情報処理を用いて対象物上の料額印面の金額を認識
し、両者の関係から対象物、例えば郵便物の種類を同定
しその情報を表示器に表示したり、郵便物を種類ごとに
分類したり、さらには料金に関する統計データを集計す
る自動化された、オペレータの負担を軽くし判断誤りに
よる誤った料金の指示も未然に防止できる対象物の処理
装置及び対象物の処理方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の対象物の処理
装置は、料額印面を有する対象物の物理的情報を検知し
定量化して物理量を得る物理量検出手段と、対象物の物
理量と料金との関係を示す変換テーブルを格納する第1
の格納手段と、前記物理量を基に対象物の物理量と料金
との関係を示す変換テーブルを参照して前記対象物の料
金を決定する料金決定手段と、前記対象物の料額印面部
を含む画像情報を抽出する画像情報抽出手段と、複数の
料額印面画像を示す複数の参照画像データを格納する
2の格納手段と、前記参照画像データを用いて前記画像
情報抽出手段により抽出された画像情報から前記料額印
面画像の種類を判別する判別手段と、この判別手段で
別された料額印面画像から料額を検出する料額検出手段
と、前記料金決定手段により得られた前記対象物の料金
と前記料額検出手段により得られた前記対象物に付され
た料額とを照合した結果により前記対象物を処理する処
理手段とを具備することを特徴とする。この発明の対象
物の処理方法は、料額印面を有する対象物の物理的情報
を検知し定量化して物理量を得る物理量検出工程と、前
記物理量を基に対象物の物理量と料金との関係を示す変
換テーブルを参照して前記対象物の料金を決定する料金
決定工程と、前記対象物の料額印面部を含む画像情報を
抽出する画像情報抽出工程と、複数の料額印面画像を示
す複数の参照画像データを格納する格納工程と、前記参
照画像データを用いて前記画像情報抽出工程により抽出
された画像情報から前記料額印面画像の種類を判別する
判別工程と、この判別工程で判別された料額印面画像か
ら料額を検出する料額検出工程と、前記料金決定工程に
より得られた前記対象物の料金と前記料額検出工程によ
り得られた前記対象物に付された料額とを照合した結果
により前記対象物を処理する処理工程とを有する。
【0006】
【作用】この発明の対象物の処理装置及び対象物の処理
方法は、一方では、対象物の重量、長さ、幅、厚み等の
物理的な情報を検出し、この情報と料金との関係を定め
た変換テーブルを参照して料金を決定し、他方では、対
象物に付された料額印面を画像データとして得て、この
料額印面画像から料金に関する情報を取得し、この情報
から得た金額と料金とを比較して、正当な料金が払われ
ているか否か、或いは速達であるか否か等を決定し、判
別するとともに、必要に応じて扱った情報の統計も得ら
れるようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。この発明は郵便物以外にもその表面に
料額印面を有する対象物すべてに適用可能であるが、以
下の説明は郵便物に適用した実施例について行う。
【0008】図2に本発明による対象物の処理装置の一
実施例の機構概略図を示す。なお本図はシステムの動作
を簡潔に説明するために、処理装置の内の検知機構部の
みを示している。
【0009】処理装置が処理動作を開始する以前に、郵
便物(料額印面を有する対象物)101は郵送料金を示
す料額印面102の部分を光学式読取りセンサ103の
センシング面に向けた状態で、郵便物投入部201にセ
ットされている。郵便物投入部201は複数の郵便物を
格納すると同時に、先頭の郵便物が搬送ベルト202に
対し常に一定の押圧で接するような制御を行っている。
この制御により郵便物は1枚ずつ搬送ベルト202によ
り搬送される。さらに郵便物投入部201には、セット
された郵便物の総重量を計測する重量センサ105が組
み込まれている。重量センサ105は郵便物101が1
枚ずつ取り出される度に残りの郵便物の総重量を計測
し、後述する郵便物の重量検知部において、前回計測し
た総重量との差分を計算して、送り出された検知対象の
郵便物の重量を求めている。
【0010】郵便物投入部201で取り出され、搬送ベ
ルト202により搬送された郵便物は、蛍光灯等の照明
光源203に照射され、その反射光が光学式読取りセン
サ103で読み取られる。本実施例では光学式読取りセ
ンサ103は1次元のラインセンサであり、郵便物をセ
ンサのラインに対し垂直方向に搬送することで、2次元
のイメージ情報を形成している。続いて厚さセンサ10
6により郵便物の厚みが、またフォトセンサアレイ等を
用いた形状センサ104で郵便物の外形寸法が計測され
る。上記センサのうち光学式読取りセンサ103は、郵
便料金を示す料額印面102を検知する目的で、また残
りのセンサは郵便料金を決定する物理量を計測する目的
で設けられたものである。またセンサの位置は、システ
ム構成に影響を与えない範囲においては図2の順である
必要はない。
【0011】消印押印機126は郵便物が使用済みであ
ることを示すために料額印面上に消印を押す装置で、光
学式読取りセンサ103で得られた画像情報から料額印
面を検知した場合に限り作動する。次に消印押印機12
6を通過した郵便物は、郵便物の計測された物理に応
じて決定された料金情報に従い郵便物分配機128a〜
dにて複数の郵便物集積部129a〜eに分配され、そ
れぞれの料金に従った後処理が施される。なお、料金不
足の郵便物には料金不足マーク押印手段127で料金不
足を示すマークが押印される。
【0012】次に郵便物料金の検知システムの処理フロ
ーについて図1を用いて説明する。図1は大きく6つの
機能ブロックに分かれており、各ブロックについての概
説を行った後、ブロックごとの詳細説明を行う。
【0013】まず「物理量検知部(物理量検出手段)
は、読取り対象となる郵便物の物理的特徴を検知するセ
ンサ及び検知回路で構成される。形状に関しては形状セ
ンサ104、重量に関しては重量センサ105、また厚
さに関しては厚さセンサ106を用いてそれぞれ検知し
ている。検知部については、形状センサ104からの形
状に関する信号は形状検知部110で定量化され、郵便
物の長さ及び幅が求められる。重量センサ105から
は、郵便物が1枚搬送される度に郵便物投入部201に
残った郵便物の総重量値がわかるので、重量検知部11
1にて1枚前の総重量との差分を求めることで搬送中の
郵便物の重量が算出される。また厚さセンサ106から
は郵便物の厚みに比例した電圧信号が得られるので、厚
さ検知部112にてその電圧値を厚さに換算する。以上
の形状検知部110、重量検知部111、厚さ検知部1
12からの認識結果はすべてディジタル信号の形態で、
データバス117を介してCPU113にて読み込まれ
る。
【0014】「画像情報形成部(画像情報抽出手段)
は、光学式読取りセンサ103にて得られた画像情報か
ら、アナログ信号処理部107,A/D変換部108、
全体画像メモリ109を介して郵便物画像の部分のみを
ディジタル信号として検出する機能を有する。ここでA
/D変換とは、連続したアナログ画像信号をコンピュー
タ処理可能なディジタル画像信号へ変換することを意味
する。郵便物の形状検出の際には、前述の形状センサ1
04からの形状情報も参照する。検出された郵便物画像
はデータバス117を介して、郵便物画像メモリ118
に一時的に記憶される。
【0015】「情報処理部(料金決定手段、判別手段、
料額検出手段)」はシステム全体の主制御を行うCPU
113、画像処理やシステムの動作に関するプログラム
が格納されているプログラム格納部114、プログラム
実行中の処理データを一時的に保管する一時記憶部11
5、不揮発性の記憶媒体で構成されたデータ保存部11
6から構成される。データ保存部116はシステムの起
動プログラムやOS(Operating System)その他システ
ムに必要なアプリケーションプログラム、或いはシステ
ム動作の履歴や料金総計等の総計データが格納される。
【0016】「画像情報格納部(格納手段)」は郵便物
全体の画像を記憶する郵便物画像メモリ118、「情報
処理部」での画像処理の結果得られる料額印面部分の画
像を記憶する料額印面画像メモリ119、及び料額印面
の辞書パターンを格納する料額印面辞書メモリ(第2の
格納手段)120、郵便物の形状、重量と料金との関係
を示す郵便料金LUT(ルックアップテーブル)(第1
の格納手段)121から構成される。
【0017】「入出力部」は、本システムと外部とのイ
ンターフェース動作(I/F)を行う部分で、キーボー
ド等のデータ入力部122とCRT等のデータ出力部1
23、また外部の通信回線130に接続されたモデム等
のデータ通信部124から構成される。
【0018】最後の「動作指示部(処理手段)」は「情
報処理部」での認識結果を受けて、システムに動作の指
示を与える機能を有する。対象の郵便物に切手等の押印
すべき料額印面が検知された時、CPU113は消印押
印手段(押印手段)126に押印の指示を与える。この
際搬送路上に設けられた複数の郵便物位置検出センサ1
25からの検知信号を基に、郵便物への押印のタイミン
グを合わせる。郵便物分配手段(区分手段、判断手段)
128a〜dは郵便物の形状及び重量情報と認識した料
額の結果から、その料額が正当なものか、超過している
か、不足しているか、また正当な場合は「定形」か「定
形外」かにより郵便物を郵便物集積部126a〜dに分
配する。また料額と物理量との関係から普通郵便(普通
対象物)か速達(特殊対象物)かを区別し、また形状及
び重量から郵便物として取り扱われる範囲を超えている
ものはリジェクトされ郵便物集積部129eに集積され
る。さらに料金不足の場合に限り、料金不足マーク押印
手段(押印手段)127により郵便物上にその旨を知ら
せるマークを押印する。
【0019】次に各機能ブロックごとの詳細説明を行
う。まず「物理量検知部」について説明する。図3に発
光ダイオードアレイ301とフォトダイオードアレイ3
02による形状センサ104の1つの例を示す。各々の
発光ダイオード303a〜fからの光は対向するフォト
ダイオード304a〜fに常に照射されている。発光ダ
イオードは半導体のPN接合を利用して、キャリアの再
結合の際に放出されるエネルギーを光に変換する素子で
ある。一方フォトダイオードは、半導体のPN接合部に
光を照射することで、半導体内部に正孔及び電子を発生
させ電流を流す光電変換素子である。つまり発生ダイオ
ードからの光がフォトダイオードに照射している間は、
フォトダイオード内に電流が発生し、この電流を適当な
負荷抵抗に流すことで所定の電圧が得られる。この電圧
をコンパレータで2値化すれば、フォトダイオードに光
が照射されている状態か否かが判別される。郵便物は2
つのアレイの間を通過する配置になっているので、郵便
物の通過タイミングが認識できると共に、遮光されたフ
ォトダイオードの数により郵便物の幅が分かる。一方郵
便物の長さは、フォトダイオードが遮光されている時間
と郵便物の搬送速度により計算される。
【0020】上述した郵便物の形状を求める形状検知部
110の回路図を図4にまたタイミングチャートを図5
に示す。図4で404aはフォトダイオードで、レンズ
を介して発光ダイオードからの光が照射されると、PN
接合のベース部に電流が流れ、半導体の特性に従い増幅
された電流がコレクタ〜エミッタ間に流れる。この電流
をさらに増幅してオープンコレクタ出力として取り出さ
れた信号はプルアップ抵抗401で電圧に変換された
後、基準電圧402とコンパレータ403で比較され、
基準電圧以上なら論理”1”、以下なら論理”0”が出
力される。本実施例の回路では、光が当たるとフォトダ
イオード404aに電流が流れ、従ってコンパレータ4
03の”+”入力がほぼ0Vになるので、結局コンパレ
ータ403の出力は論理”0”となる。
【0021】同様に他のフォトダイオードからの明暗信
号もコンパレータを介して出力され、それらの信号は幅
検知バッファ404に印加される。バッファ素子404
の出力は本システムのデータバス117に接続されてお
り、CPU113からアクセスできる構成になってい
る。
【0022】ここでプログラム格納部114内に記憶さ
れている幅計測処理を図6を用いて説明する。まず郵便
物が形状センサ104を通過するのを検知するために形
状センサ読取り信号405で幅検知バッファ404をア
クセスする(S601)。郵便物が検知されたことを示
す論理”0”の信号があるかを調べ(S602)、1つ
も無ければ幅検知バッファ404をアクセスし、1つ以
上あった場合は郵便物がある程度形状センサ内に入り込
むのを待ち(S603)、再度幅検知バッファ404を
アクセスして論理”0”のセンサ数m(S604)を求
める。このmの値及びセンサ間隔やセンサ取付け位置等
から郵便物の幅KEIJO_Wを求め(S605)、こ
の値を一時記憶部115に記憶する。一時記憶部115
における、形状やその他の郵便物に関する情報の格納の
様子を図19に示す。各種の情報はメモリ上のオフセッ
トアドレス(YUBIN_INF)から、それぞれ2バ
イト単位で記憶されている。
【0023】次に再度幅検知バッファ404を読取り
(S606)、論理”0”のセンサがなくなり郵便物が
形状センサ104の前方を完全に通り過ぎたのを確認し
た後(S607)、処理を終了する。
【0024】またコンパレータ403及び他のコンパレ
ータの出力はNAND回路406に印加され、その出力
信号PENA408は長さ計数カウンタ407のイネー
ブル端子に接続されている。長さ計数カウンタ407の
クロック端子には、郵便物が1mm進む度に論理”1”
になるLSYNC409が印加され、PENA信号40
8が”1”の間、カウントアップし、カウンタ出力CN
T410は長さ検知バッファ411に印加される。
【0025】カウントアップのタイミングチャートを図
5に示す。CPU113は前述の幅検知バッファ404
の信号がすべて”1”になり、郵便物が形状センサ10
4を通過したのを確認した後、カウント読取り信号41
2を出力してCNT410の値を読み込み、この郵便物
の長さKEIJO_Hを、一時記憶部115内の所定の
アドレスに記憶する。本実施例ではCNT410の値が
郵便物のmm単位の長さに相当する。最後にCPU11
3から長さ計測カウンタ407にカウンタリセット信号
413を印加し、カウンタをクリアする。
【0026】次に重量センサ105としては、例えばひ
ずみゲージ式荷重変換器のような重量を電気信号に変換
する測定器が利用できる。
【0027】図7に重量検知部のブロック図を示す。重
量センサ105からは郵便物投入部201にセットされ
た郵便物の重量に応じた電圧が発生し、その電圧は増幅
器701により増幅された後、A/D変換器702によ
りディジタル信号に変換され、その出力は重量検知バッ
ファ703に接続される。
【0028】次にプログラム格納部114内に記憶され
ている重量計測処理を図8を用いて説明する。まず始め
に郵便物投入部201に1度に処理する郵便物がセット
された状態で、重量読取り信号704で重量検知バッフ
ァ703の値を読取り、初期重量W0 を測定する(S8
01)。次に郵便物位置検知センサ125等により郵便
物が1通搬送されたのを検知した(S802)後、残り
の郵便物の重量(Wn)を測定し(S803)、前回測
定した重量(Wn-1)との差分WD を計算して(S80
4)、この値に定数aを掛けグラムに換算した後、この
値をJURYOとして一時記憶部115内の所定のアド
レスに記憶する(S805)。WD が0g、つまり郵便
物投入部201が空になるまで上記計算を繰り返す(S
806)。
【0029】最後に厚さセンサ106は、例えば磁気抵
抗素子を用いた角度センサが利用できる。角度センサは
軸の回転角を電圧に変換するセンサで、出力特性例を図
9に示す。図9で横軸は軸回転角、縦軸が出力電圧で、
オフセット電圧VOFF を中心に角度により電圧値が上下
する。特にVOFF の付近のある角度領域aにおいて角度
と電圧が比例関係にあるので、通常はこの領域を厚さ検
知領域として使用する。 図10に厚さ検知部のブロッ
ク図を示す。図中の2本のローラは搬送路を挟んで互い
に対向して設置されており、郵便物が通過する際黒矢印
方向に移動する可動ローラ1001と固定ローラ100
2で構成される。この際可変ローラ1001の移動量が
郵便物の厚さに相当する。板バネ1003は可変ローラ
1001の移動量を回転角に変換し、角度センサである
厚さセンサ106に伝達する。厚さセンサ106からは
郵便物の厚さに応じた電圧が発生し、その電圧は増幅器
1004により増幅された後、A/D変換器1005に
よりディジタル信号に変換され、その出力は厚さ検知バ
ッファ1006に接続される。
【0030】次にプログラム格納部114内に記憶され
ている厚さ計測処理を図11を用いて説明する。まず郵
便物位置検知センサ125等により郵便物が厚さセンサ
106内を通過中であることを検知した(S1101)
後、厚さの最大値TMAX を初期化する(S1102)。
次に厚さ読取り信号1007で厚さ検知バッファ100
6の値を読取り、厚さTを測定する(S1103)。厚
さTと最大値TMAX を比較し(S1104)、より大き
ければ最大値をTに変更する(S1105)。郵便物位
置検知センサ125等により郵便物が厚さセンサ106
内から出たことを検知した(S1106)後、最大値T
MAX に定数aを乗算してmmに換算した後、この郵便物
の厚さKEIJO_Tを、一時記憶部115内の所定の
アドレスに記憶する(S1107)。
【0031】次に「画像情報形成部」について説明す
る。画像入力装置の入力デバイスとして多用されている
CCDセンサには、2次元エリアセンサと1次元ライン
センサがあるが、読取り対象物が搬送されている場合は
1次元ラインセンサで2次元のイメージが形成できる。
【0032】図12に光学式読取りセンサ103の一例
であるラインセンサの構造を示す。このラインセンサの
場合センサ中央部に光電変換素子であるフォトダイオー
ドアレイ1201があり、その両側に蓄積電極120
2、シフトゲート1203、CCDアナログシフトレジ
スタ1204aが配置されている。シフトゲート120
3には、図13に示すタイミングチャートのHSYNC
信号1301が供給されており、この信号は1ライン読
取り時間τINT 内にフォトダイオードアレイ1201に
蓄積された電荷を、CCDアナログシフトレジスタ12
04a(奇数画素)及び1204b(偶数画素)に転送
する。上記転送された電荷は駆動クロックφ1A,1B
及びφ2A,2Bにより、2系統で出力ゲート1205
まで転送された後、リセットクロックRSで各画素ごと
に電荷を初期化され電荷/電圧変換を施された後、OS
端子より外部回路に出力される。本センサの例では有効
画素は1024画素で、有効画素の前にダミー画素が7
2画素あり、その内中間の48画素はセンサのオフセッ
ト電圧をクランプするための光シールド画素となってい
る。
【0033】図14に画像情報形成部の機能ブロック図
を示す。光学式読取りセンサ103の駆動クロックは、
アナログ信号処理部107内のクロック生成回路140
2で生成される。また光学式読取りセンサ103の出力
信号はサンプル&ホールド回路1401で信号レベルの
安定化が行われた後、差分増幅器1406の非反転入力
側及びスイッチ回路1403に印加される。ここでスイ
ッチ回路1403はCCD画像信号の光シールド部分で
のみONし、その間の電圧をコンデンサ1404にチャ
ージする。この電圧が差分増幅器1406の反転入力側
に印加されているため、CCD信号のオフセット電圧が
除去された有効な交流成分のみが抽出され、次段のA/
D変換部108に供給される。A/D変換部はアナログ
信号をディジタル信号に変換する機能を有し、通常8〜
10ビット程度のA/D変換器が用いられる。ディジタ
ル信号に変換された郵便物画像情報は、全体画像メモリ
109に格納される。
【0034】次にプログラム格納部114内に記憶され
ている郵便物画像抽出処理を図15乃至図18を用いて
説明する。図15は全体画像メモリ109のイメージを
示す図で、横w画素、縦h画素で構成されている。メモ
リの先頭アドレスには左上の画素のデータD1が格納さ
れ、以下横方向にw個の画素が連続して配置され、h列
目の最終画素Dwに続けて2列目の第1画素Dw+1画素
が配置されている。そして右下の画素Dw*hが全体画像
メモリ109の最後のアドレスに書き込まれている。図
16は郵便物の画像がメモリ上に書き込まれたイメージ
を表す図で、郵便物の背景が黒くなるようにして光学式
読取りセンサ103にて読取りをおこない郵便物の背景
画像を黒にしている。図中の斜線部分が黒画像を表す。
【0035】この画像から背景の黒部分を除去する処理
について図17、18で説明する。まず全体画像メモリ
109の横方向について1ラインごとに射影を計算する
(S1601)。射影はw画素の濃度値の単純加算で求
める。次にn行目の射影値Xnと横方向のしきい値Xt
とを比較し、Xn<Xtの場合はXn=0、Xn≧Xt
の場合はX=1に2値化する(S1603,S160
4)。同様の処理を1ライン分行った(S1605,S
1606)後、同様の射影処理を縦方向にも行う(S1
607〜S1612)。2値化された射影値が”1”の
領域が郵便物の存在する範囲であると判断できるので、
それぞれの方向の”1”領域の開始点Xs,Ys及び終
了点Xe,Yeを求め(S1613)、幅方向画素数Y
UBIN_W=Ye−Ys+1及び長さ方向画素数YU
BIN_H=Ye−Ys+1を求める(S1614)。
上記YUBIN_WとYUBIN_H、及びこの領域の
画像を画像情報格納部の郵便物画像メモリ118に転送
する(S1614)。
【0036】郵便物画像メモリ118における、画像情
報の格納の様子を図20に示す。先頭アドレスから2バ
イトが幅のYUBIN_W、続く2バイトに長さYUB
IN_Hが格納され、5バイト目以降に郵便物領域の画
像(W×H画素)が記憶されている。
【0037】なお「物理量検知部」において形状センサ
104と形状検知部110を用いて郵便物の縦横の長さ
を計測したが、上記で求めたYUBIN_W及びYUB
IN_Hから形状を求めることも可能である。つまりY
UBIN_Wをmmに換算した値が幅、またYUBIN
_Hをmmに換算した値が長さを表す。
【0038】次に「情報処理部」と「画像情報格納部」
を用いて、郵便物画像メモリ118に記憶された郵便物
画像から料額印面の郵便料金値を算出するまでの処理に
ついて説明する。
【0039】料額印面としては、図21(a)の領域2
001,2002に示すような切手または官製はがきの
料額印面、図21(b)の2003に示すような料金計
器、図21(c)の2004に示すような料金別納、図
21(d)の2005に示すような料金後納、図2
(e)の2006に示すような料金受取人払等がある。
このような料額印面の種類を表す情報をINMEN_K
INDとして以下のように定義する。
【0040】 料額印面種類 INMEN_KIND 料額印面でない 0 切手 1 料金計器 2 料金別納 3 料金後納 4 料金受取人払 5 その他の料額印面 6 上述した料額印面を検知して切手および料金計器等から
郵便料金値を算出するため、プログラム格納部114に
はたとえば図22,23に示すような処理手順の内容が
格納されている。
【0041】はじめに郵便物画像メモリ118に記憶さ
れた郵便物画像から複数枚の料額印面検出に対応した処
理手順により料額印面候補領域を検出する(S210
1)。
【0042】この検出手段はたとえば図24のような処
理手順から成る。まずCPU113にて郵便物画像メモ
リ118の先頭アドレスから始まる2バイト領域に格納
された郵便物の横方向画素数YUBIN_W、および続
く2バイト領域に格納された郵便物の縦方向画素数YU
BIN_Hを読みだし、横、縦の長さYUBIN_W、
YUBIN_Hに対応して定まる郵便物の左上端から横
方向画素数W画素、縦方向画素数H画素の大きさをもつ
図26の斜線で囲まれた領域のような料額印面検出領域
を決定する(S2201)。ここで、料額印面検出領域
の横方向画素数W、縦方向画素数Hの算出方法の一例と
しては、横方向画素数YUBIN_W、縦方向画素数Y
UBIN_Hのそれぞれに対して一定の縮小率1/R
w,1/Rhとなるように、料額印面検出領域の横方向
画素数W、縦方向画素数Hを以下の式で求める。
【0043】 W=YUBIN_W/Rw,H=YUBIN_H/Rh 例えば、Rw=4,Rh=4とすれば、郵便物の左上端
から始まる横方向画素数W、縦方向画素数Hで定まる料
額印面検出領域の面積は郵便物画像領域の面積の1/1
6となる。
【0044】つぎに郵便物画像メモリ118の5バイト
目から格納されている郵便物画像のうち、ステップ22
01で検出された料額印面検出領域の画像データに対し
て例えば128のしきい値(THR)で2値化を行い、
その結果を一時記憶部115へ格納する(S220
2)。つぎに料額印面候補領域の総数RYOGAKU_
CNTを0にセットした後(S2203)、一時記憶部
115へ格納された料額印面検出領域の2値化画像に対
して料額印面画像にかかわる画素たとえば黒画素を縦方
向に累積し、図27のような周辺分布を求める(S22
04)。その周辺分布から、累積データが0でないデー
タの連結範囲が基準連結長Wstd たとえば10画素以上
のものを順次求め、それらの連結範囲を横方向料額印面
候補範囲とし、横方向料額印面候補範囲の総数p、およ
びそれぞれの開始位置および終了位置xs(i),xe
(i)[i=1,2,…,p]を求める(S220
5)。このとき累積データが0でないデータの連結範囲
が基準連結長Wstd 以上のものが一つも存在しなけれ
ば、横方向料額印面候補範囲の総数pは0となる。つぎ
に横方向料額印面候補範囲の総数pが0かどうかをチェ
ックして(S2206)、もし等しければ料額印面候補
領域の総数RYOGAKU_CNT(=0)を料額印面
画像119の先頭アドレスから始まる2バイト領域に保
存し(S2211)、図22のステップyS2101の
処理を終了する。
【0045】もし横方向料額印面候補範囲の総数pが0
でなければ、続いて横方向の開始位置xs(1)、終了
位置xe(1)、および料額印面検出領域の縦方向の開
始位置、終了位置で定まる1列目の候補領域から料額印
面候補領域を求める(S2208)。
【0046】この検出手段はたとえば図27のような処
理手順からなる。はじめに1列目の候補領域の2値化画
像に対して料額印面画像にかかわる画素たとえば黒画素
を横方向に累積し、図28に示すような周辺分布を求め
る(S2301)。その周辺分布から、累積データが0
でないデータの連結範囲が基準連結長Hstd たとえば1
0画素以上のものを順次求め、それらの連結範囲の総数
q、およびそれぞれの開始位置および終了位置ys
(j),ye(j)[j=1,2,…,q]を求める
(S2302)。そして連結範囲の総数qが0であれば
ステップS2208の処理を終了し、もし連結範囲の総
数qが0でなければ、ステップS2302で求めた縦方
向の開始位置および終了位置ys(j),ye(j)と
1列目の候補領域の横方行の開始位置および終了位置x
s(1),xe(1)を一時記憶部115へ記憶する。
つぎに料額印面候補領域の総数RYOGAKU_CNT
にqを加算する(S2308)。
【0047】このように上記1列目の候補領域内の料額
印面候補の開始位置および終了位置を求める手順と同様
にp列目までの候補領域の料額印面候補の開始位置およ
び終了位置を求めて一時記憶部115へ順次記憶した
後、料額印面候補領域の総数RYOGAKU_CNTを
料額印面画像119の先頭アドレスに保存し(S221
1)、図22のステップ2101の処理を終了する。
【0048】このようにステップ2101にて料額印面
候補領域の検出がおこなわれた後、料額印面画像メモリ
119にアクセスして料額印面候補領域の総数RYOG
AKU_CNTを読みだし、もしRYOGAKU_CN
Tが0ならば料額印面候補領域が存在しないと判断し、
料額印面の料金値RYOKIN_TTLを−1にセット
し、料額印面種類情報INMEN_KINDを0にセッ
トして(S2115)、処理を終了する。もしRYOG
AKU_CNTが0より大きい、つまり料額印面候補領
域が存在するならば、ステップ2103にてまず一時記
憶部115に格納されたRYOGAKU_CNT個の料
額印面候補領域の開始位置および終了位置情報を順次呼
び出し、これらの2点から決定される郵便物画像118
の矩形領域の画像データを一時記憶部115へ順次記憶
し、各々について辞書パターンの大きさM×N画素に合
わせるため料額印面候補領域の正規化をおこなう。たと
えば図29に示すような開始位置および終了位置xs
s,xse,yss,yseとなる料額印面候補領域の
画像f(x,y)を、M×Nの大きさの画像g(x,
y)に正規化するためには、次の変換をおこなう。 g(x,y)=f(int((x−xss)*M/(x
se−xss+1)),int((y=yss)*N/
(yse−yss+1))) ただしy=int(x)は、xを越えない最大の整数値
を求める関数を表す。
【0049】その正規化した結果を料額印面画像メモリ
119へ格納する。このとき、たとえば図30に示すよ
うに料額印面画像メモリ119の先頭アドレスの3バイ
ト目からM×Nバイト分の大きさの領域に料額印面候補
領域1の画像データが保存され、以下同様にしてRYO
GAKU_CNT個分の料額印面領域の画像が料額印面
画像メモリ119に格納される。
【0050】つぎにステップ2104にて料金値RYO
KIN_TTLを0に初期化し、RYOGAKU_CN
T個の料額印面候補領域のうちで以下説明する辞書パタ
ーンとの照合の結果、料額印面候補でないと判断された
領域数を表すjを0に初期化して、料額印面画像メモリ
119の先頭アドレスの3バイト目から格納されたM×
Nの大きさの料額印面候補領域1の画像データ(料額印
面画像)を、料額印面辞書メモリ120の各辞書画像パ
ターン(料額印面パターン)との照合を行う(比較手
段)(ステップ2105)。
【0051】ここで料額印面辞書メモリ120の辞書パ
ターンは、たとえば図31のようなアドレスマップで格
納される。料額印面辞書メモリ120の先頭アドレスか
らの2バイト領域には辞書パターンの総数JISHO_
CNTが格納されている。料額印面辞書メモリ120の
先頭アドレスの3バイト目からは、各辞書パターンが意
味する料金値が2バイト領域づつ連続してJISHO_
CNT個分格納され、またアドレス500hからは各辞
書パターンが意味する料額印面の種類を表す情報INM
EN_KINDが2バイト領域づつ連続してJISHO
_CNT個分格納され、さらに料額印面辞書メモリ12
0のアドレス1000hからはM×Nの大きさの各辞書
画像パターンが連続してJISHO_CNT個分格納さ
れている。なお、たとえば料金別納郵便、料金後納郵便
等の料額印面自身では金額がわからない料額印面の場合
には、料金値としては0を格納しておく。
【0052】このステップ2105にておこなう辞書パ
ターンとの照合の処理手順はたとえば図32のようにな
る。はじめに第1候補となるべき類似度の最大値Sim
Maxを0に初期化し、類似度の最大となる辞書パター
ンの料金値格納領域の先頭アドレスを示すoffを2h
にセットする(ステップ3101)。
【0053】次に料額印面候補領域1の画像データと料
額印面辞書メモリ120のアドレス1000hから格納
された最初の辞書パターンiとの類似度を算出する(ス
テップ3103)。
【0054】ここで正規化されたM×Nの大きさの2次
元画像データg(x,y)を1次元データ列P(k)
[k=1,2,…,M×N]で表し、同様に辞書画像デ
ータv(x,y)を基準パターンD(k)とすると、類
似度の算出式は数1のようになる。
【0055】
【数1】 つぎに上記のようにして算出した辞書パターンiとの類
似度が類似度の最大値SimMaxより大きかったなら
ば、類似度の最大値SimMaxをこの辞書パターンi
との類似度に置き換え、さらに類似度の最大値となる辞
書パターンの料金値格納領域の先頭アドレスを示すof
fを2にする(ステップ3105)。以下同様に、料額
印面候補領域1の画像データについて、料額印面辞書メ
モリ120の先頭アドレスの1000h+M×N×iバ
イト目から格納された辞書パターンiとの類似度を順次
算出し、この辞書パターンiとの類似度が類似度の最大
値SimMaxより大きかったならば、類似度の最大値
SimMaxをこの辞書パターンiとの類似度に置き換
え、さらに類似度の最大値となる辞書パターンの料金値
格納領域の先頭アドレスを示すoffを2×iにする。
この処理を料額印面辞書メモリ120の辞書パターン総
数JISHO_CNT個分おこなう。
【0056】このようにステップ2105にて辞書パタ
ーンとの照合が終了したならば、ステップ2105で得
られた類似度の最大値、つまり第1候補の類似度Sim
Maxを類似度基準値Simstdたとえば0.9と比
較して(ステップ2106)、もし第1候補の類似度S
imMaxが類似度基準値Simstdより小さけれ
ば、その料額印面候補領域には料額印面が含まれないと
判断し、不適当領域数jを1つ増やして(ステップ21
13)、ステップ2109へ進む。もし第1候補の類似
度SimMaxが類似度基準値Simstd以上であれ
ば、第1候補の類似度SimMaxとなる辞書パターン
の料金値格納領域の先頭アドレスを示す。ffから始ま
る2バイト領域に格納されている料金値を読み出し、さ
らに500h+(off−2h)から始まる2バイト領
域に格納されている料額印面候補情報INMEN_KI
NDを読み出す(読込み手段)(ステップ2107)。
続いてINMEN_KINDが2より大きいか、つまり
この料額印面候補領域の画像が料金別納郵便または料金
後納郵便等の、それ自身では全額がわからない料額印面
であるかどうかをチェックする(2108)。もしそれ
自身では料金がわからない料額印面ならば、料額印面の
総料金値RYOK1N_TTLを0にセットして(ステ
ップ2114)、処理を終了する。もし切手、料金計器
類ならば、料額印面の総料金値RYOKIN_TTLに
この料金値を加算する(累計手段)(ステップ210
9)。
【0057】続いて、料額印面画像メモリ119の先頭
アドレスのM×N+3バイト目から格納された残りのR
YOGAKU_CNT−1個の料額印面候補領域の画像
に対しても同様な処理を繰り返しおこなう。
【0058】この繰り返し処理が終了したならば、ステ
ップ2112にて不適当領域jが料額印面候補領域数R
YOGAKU_CNTと等しいか比較して、もしそうで
なければ処理を終了し、そうであれば上記説明したステ
ップ2114へ進む。
【0059】次に料額印面辞書120に新たな料額印面
の画像パターンを登録する処理について説明する。この
処理手順はたとえば図34のようになる。たとえば図3
3の切手3201のように料額印面辞書120に登録さ
れていない切手が貼られている郵便物画像が郵便物画像
メモリ118に格納されているとき、図22のステップ
2101と同様にして料額印面領域を検出し(ステップ
3201)、さらにステップ2103と同様にして料額
印面領域をM×Nの大きさに正規化し(ステップ320
2)、キーボード等のデータ入力部122からパターン
登録指示を入力することによって、たとえば図35に示
すようなメモリ配置で、既に登録されているJISHO
_CNT個の辞書の他に、新たに先頭アドレスから始ま
る2バイト領域にJISHO_CNT+1の値を格納
し、先頭アドレスの2×(JISHO_CNT+1)+
1バイト目から始まる2バイト領域に、この切手の料金
値を格納し、またアドレス500h+2×JISHO_
CNTから始まる2バイト領域に格納されている料額印
面種類情報INMEN_KINDに切手を表す”1”を
格納し、さらにアドレス1000h+M×N×JISH
O_CNTから始まるM×Nバイト領域に、辞書パター
ンを登録する(ステップ3203)。同様に切手以外の
料金計器、料金別納、料金後納、料金受取人払等の料額
印面の画像パターンに対してもこのような手順で登録で
きる。
【0060】次に郵便物の物理的情報から、郵便物の種
別を検知する処理について説明する。
【0061】平成5年5月現在の日本国内の第1種及び
第2種郵便物の料金表を図36に示す。郵便物は大きく
定型/定型外の2種に分けられ、さらに重量により定型
郵便物は2段階に、また定格外郵便物は8段階に細分化
されている。定型とは長さが140〜235mm、幅が
90〜120mm、厚さが10mm未満、重量50g未
満の郵便物であり、それ以外が型格外となる。但し長さ
が140mm未満で幅が90mm未満、また1辺が60
0mm以上か3辺の合計寸法が900mm以上のもの、
或は4kg以上のものは通常郵便物としては扱えないこ
とになっている。
【0062】以下にプログラム格納部114内に記憶さ
れている郵便物種別検知処理について述べる。まず物理
量検知部で得られた情報から、対象となる郵便物が図3
6の種別No0〜10のどれに該当するのかを調べる。図
37が処理フロー、図38が図36の料金表に基づいて
作成した郵便料金ルックアップテーブル(LUT)12
1である。フローの説明の前にこのLUTの内容につい
て説明する。 1)「定型」に関する数値 具体的数値 TEIKEI_K1;定型郵便物の最大厚 → 10mm TEIKEI_K2;定型郵便物の最大幅 → 120mm TEIKEI_K3;定型郵便物の最大長 → 235mm TEIKEI_J ;定型郵便物の最大重量 → 50g 2)「郵便物」で扱われる範囲に関する数値 GAI_K1 ;郵便物の最小幅 → 90mm GAI_K2 ;郵便物の最小長 → 140mm GAI_K3 ;郵便物の最大長 → 600mm GAI_K4 ;郵便物3辺合計の最大長 → 900mm GAI_J ;郵便物の最大重量 →4000g 3)「重量」に関する数値 JURYO_T1 ;定型郵便物のしきい値 → 25g JURYO_G1 ;定型外郵便物のしきい値1→ 50g JURYO_G2 ;定型外郵便物のしきい値2→ 100g JURYO_G3 ;定型外郵便物のしきい値3→ 250g JURYO_G4 ;定型外郵便物のしきい値4→ 500g JURYO_G5 ;定型外郵便物のしきい値5→1000g JURYO_G6 ;定型外郵便物のしきい値6→2000g JURYO_G7 ;定型外郵便物のしきい値7→3000g 4)「料金」に関する数値 RYOKIN_N1;定型(種別No1)の料金 → 62円 RYOKIN_N2;定型(種別No2)の料金 → 72円 RYOKIN_N3;定型外(種別No3)の料金 → 120円 RYOKIN_N4;定型外(種別No4)の料金 → 175円 RYOKIN_N5;定型外(種別No5)の料金 → 250円 RYOKIN_N6;定型外(種別No6)の料金 → 360円 RYOKIN_N7;定型外(種別No7)の料金 → 670円 RYOKIN_N8;定型外(種別No8)の料金 → 930円 RYOKIN_N9;定型外(種別No9)の料金 →1130円 RYOKIN_N10;定型外(種別No10)の料金 →1340円 5)「速達料金」に関する数値 RYOKIN_R1;定型(種別No1)の速達料金 → 272円 RYOKIN_R2;定型(種別No2)の速達料金 → 282円 RYOKIN_R3;定型外(種別No3)の速達料金 → 330円 RYOKIN_R4;定型外(種別No4)の速達料金 → 385円 RYOKIN_R5;定型外(種別No5)の速達料金 → 460円 RYOKIN_R6;定型外(種別No6)の速達料金 → 670円 RYOKIN_R7;定型外(種別No7)の速達料金 → 980円 RYOKIN_R8;定型外(種別No8)の速達料金 →1500円 RYOKIN_R9;定型外(種別No9)の速達料金 →1700円 RYOKIN_R10;定型外(種別No10)の速達料金 →1910円 6)「はがき」に関する数値 HAGAKI_K1;はがきの最大幅 → 107mm HAGAKI_K2;はがきの最大長 → 150mm RYOKIN_NO;はがき(種別No0)の料金 → 41円 RYOKIN_RO;はがき(種別No0)の速達料金 → 251円 次に図37の処理フローを説明する。まず物理量検知部
で得られた形状データ及び厚さデータから、郵便物の3
辺の最小値、中間値、最大値及び3辺の合計寸法を計算
する。郵便物の幅情報はKEIJO_W、長さ情報はK
EIJO_H、厚さ情報はKEIJO_Tとして、一時
記憶部115内に記憶されている。計算の結果求められ
た最小値をKEIJO_MIN、中間値をKEIJO_
MID、最大値をKEIJO_MAX、そして3辺の合
計をKEIJO_TTLとして一時記憶部115に記憶
する(S3601)。次に郵便料金LUT121のTE
IKEI_K1〜4のしきい値データと上記の値とを比
較し(S3602)、しきい値データ以上のものが1つ
もない場合は、さらに3辺の中間値と最大値がLUTの
GAI_K1及びK2のしきい値以上であるか否かを判
別する(S3603)。しきい値以上であれば「定型」
と判断し、さらに一時記憶部115に記憶された重量測
定値JURYOと定型の重量しきい値JURYO_T1
とを比較し、2種類に分別する(S3604)。重量が
しきい値未満の場合、再度3辺の中間値と最大値を「は
がき」の最大幅HAGAKI_K1及び最大長HAGA
KI_K2と比較し(S3606)、両方ともにしきい
値以下なら「はがき」と判断してはがきの料金RYOK
IN_N0を読み、一時記憶部115のRYOKIN_
LUTに格納する(図19参照)。同様に速達はがきの
料金RYOKIN_N0を読み、一時記憶部115のR
YOKIN_RPDに格納する。さらにYUBIN_K
INDに「種別No0」(図36参照)であることを示
す”0”を書き込み(S3607)処理を終了する。
【0063】ステップS3606の比較で「種別No1」
と判断された場合は、以下の値を一時記憶部115の所
定のアドレスにセットする(S3608)。
【0064】 RYOKIN_LUT ← RYOKIN_N1 RYOKIN_RPD ← RYOKIN_R1 YUBIN_KIND ← ”1” 同様にステップS3604の比較で「種別No2」である
と判断された場合は、以下の値を一時記憶部115の所
定のアドレスにセットする(S3605)。
【0065】 RYOKIN_LUT ← RYOKIN_N2 RYOKIN_RPD ← RYOKIN_R2 YUBIN_KIND ← ”2” また先に行ったステップS3603の比較で「定型」で
ないと判断された郵便物は、郵便物として取り扱われる
大きさに達していないので、YUBIN_KINDに
「郵便物外」であることを示す”11”を書き込み(S
3609)処理を終了する。
【0066】ステップS3602で定型でないと判断さ
れた場合は、形状の最大値KEIJO_MAXと郵便料
金LUT121のしきい値GAI_K3、さらに3辺の
合計値KEIJO_TTLとしきい値GAI_K4を比
較し、いずれもしきい値未満であれば「定型外」、その
他は「郵便物外」と判断する(S3610)。「郵便物
外」の場合は上記ステップS3609同様YUBIN_
KINDに”11”を書き込み(S3611)処理を終
了する。「定型外」と判断された場合は、郵便物の重量
を表すJURYOと郵便料金LUT121のJURYO
_G1〜7とを比較し、種別No3〜10のいずれに該当
するかを調べる(S3612)。そして「定型」と同
様、種別に従って一時記憶部115のRYOKIN_L
UT、RYOKIN_RPD、YUBIN_KINDを
セットする(S3613)。
【0067】次に図39のフローチャートにより郵便物
の形状及び重量から分類した種別情報と、料額印面の画
像情報より得られた料金情報から、料金の正当性を評価
し郵便物の区分情報を得る処理について説明する。なお
以下の処理プログラムはプログラム格納部114内に記
憶されている。
【0068】まず郵便物の物理量から判断された料金R
YOKIN_LUT、速達の場合の料金RYOKIN_
RPD、及び料額印面の画像情報から得られた総額料金
RYOKIN_TTLを一時記憶部115から読み込む
(S3801)。次に郵便物の物理量から得られた種別
情報YUBIN_KINDを一時記憶部115から読み
込む(S3802)。YUBIN_KINDの値が”1
1”の場合、対象物は「郵便物外」と判断されたので、
一時記憶部115のKUBUN_KINDにリジェクト
を意味する”5”をセットする(S3803,S380
4)。KUBUN_KINDが”11”以外の場合は、
RYOKIN_LUTとRYOKIN_TTLを比較し
(S3805)、貼付された料額印面の料金が正当か否
かを判断する。前者の方が大きい場合料金不足である
が、前述した料額印面認識の処理において、料金別納/
後納等の「料金は不明であるが料金不足でない郵便物」
のRYOKIN_TTLには”0”が書き込まれている
ので、RYOKIN_TTLを調べ、(S380
6)、”0”の場合はステップS3811の処理に進
む。また”−1”の場合は、料額印面が検知されなかっ
たことを意味するので料金=”0”と判断し、正当な料
金RYOKIN_LUTを不足料金として一時記憶部1
15のSAGAKUにセットし(S3814)、KUB
UN_KINDに料金不足を意味する”3”をセットす
る(S3808)。またそれ以外は、料額印面はあるが
料金が不足であると判断された場合で、正当な金額RY
OKIN_LUTとの差額を計算し一時記憶部115の
SAGAKUにセットした(S3807)後、KUBU
N_KINDに”3”をセットする(S3808)。
【0069】上記ステップS3805において料金が規
定額以上と判断された場合は、次にその額が速達料金以
上であるか調べる(S3809)。速達料金以上の場合
は、KUBUN_KINDに速達を意味する”4”をセ
ットし(S3810)、それ以外の場合は郵便物の種別
を表すYUBUN_KINDを読取り(S3811)、
その値が”0”,”1”或は”2”の場合は定型を意味
する”1”を、またそれ以外の場合は不定型を表す”
2”をKUBUN_KINDにセットする(S381
2,S3813)。図40にKUBUN_KINDの値
と区分された郵便物の種類の関係を示す。
【0070】次に郵便物の区分情報を基に「動作指示
部」に対し、区分の指示或は押印の指示を与える処理に
ついて説明する。なお、以下のプログラムはプログラム
格納部114に格納されている。図41に処理フローを
示す。まず一時記憶部115のKUBUN_KINDを
読み込み(4001)、その値によって処理内容を決定
する。以下郵便物の種別ごとに処理を説明する。 (1)KUBUN_KIND=”1”(定型)の場合 料額印面認識処理の結果得られた料額印面の位置情報、
及び合計料金RYOKIN_TTLを読取り(400
2)、料金が”0”でない場合は消印する必要があるの
で、料額印面の位置情報と消印押印手段126近傍に配
置された郵便物位置検出センサ125からの検知信号を
基に、消印押印手段126に押印の司令を出す(400
4)。次に郵便物分配手段128a(図2参照)に搬送
路切替えの指示を送り(4005)、郵便物集積部12
9aに郵便物を集積して(4006)処理を終了する。 (2)KUBUN_KIND=”2”(定型外)の場合 消印の押印指示に関しては(1)の「定型」と同様で、
搬送路切替え指示の対象が128bに、また郵便物集積
部が129bとなるところのみ異なる。 (3)KUBUN_KIND=”3”(料金不足)の場
合 料額印面認識処理の結果得られた料額印面の位置情報を
基に料額印面部に消印し(4007)、郵便物分配手段
128cに搬送路切替指示を送り(4008)、郵便物
分配手段128cと集積部129cの間で郵便物の所定
の位置に料金不足を意味する「マーク」を料金不足マー
ク押印手段127で押印する(4009)。このマーク
は、料金不足の郵便物が他の郵便物と混在しても、郵便
物自動処理機取扱者あるいは郵便物配達者が肉眼で見て
確認できることを目的に押印される。このマークは常に
同一のマークでも良いし、例えば一時記憶部115内に
記憶された不足料金SAGAKUを読み込み、この額を
マークの中に含ませることも可能である。料金不足マー
クの押印された郵便物は集積部129cに集積される
(4010)。 (4)KUBUN_KIND=”4”(速達)の場合 消印の押印指示に関しては(3)と同様で、搬送路切替
え指示の対象が128dに、また郵便物集積部が129
dとなるところが異なる。また、本システムでは「速
達」の判断を料金のみで行っているが、例えば検知精度
を高めるために、OCR等の文字認識や本提案の料額印
面の認識処理のところで述べたパターンマッチング処理
を用いて、郵便物上の「速達」印や「速達」の文字を抽
出するシステムも考えられる。 (5)KUBUN_KIND=”5”(リジェクト)の
場合 「郵便物外」と判断された場合は、郵便物分配手段12
8のいずれにも搬送路切替えの指示は行わないので、対
象物は搬送路を直進し集積部129eに集積される(4
011)。
【0071】ここで消印押印手段126の一例を図49
に示す。印字パターンがその側面に描かれた印字ハブ4
801と郵便物を対向する側から押えるためのバックア
ップローラ4802が配置されている。郵便物は図示し
ない搬送ベルトに挟まれて郵便物ガイド4804上を搬
送される。印字ハブ4801の搬送路と逆の側にはイン
クローラ4803が密着しており、押印のためのインク
を常に印字ハブ4801に供給している。また印字ハブ
4801には印字軸4805により、図示しない駆動源
の回転運動が伝達される。
【0072】以下押印時の処理フローを説明する。まず
料額印面の位置情報と消印押印手段126近傍に配置さ
れた郵便物位置検出センサ125からの検知信号を基
に、郵便物の料額印面部分が両ローラ間に達したと判断
された瞬間、CPU113からの指令で図示しない駆動
源が始動し印字軸4805が回転する。静止時には印字
ハブ4801は、インクローラ4803側を向いている
ため、バックアップローラ4802との間は離れている
が、駆動源により回転すると印字ハブ4801の印字面
が郵便物を挟んでバックアップローラ4802に押しつ
けられ、その結果料額印面上に消印が押される。印字軸
は1回転した後、電磁ブレーキ4806により動作前の
位置で止まり次の押印に備える。
【0073】なお、料金不足マーク押印手段127も上
記消印押印手段126とほぼ同一の構成で実現できる。
【0074】次に郵便物分配手段128の一例を図50
に示す。郵便物は搬送ベルト4901aと4901bに
挟まれて搬送路切替部4902に至る。振分け振動板4
903は、分岐通路4904aと4904bの開き角と
ほぼ等しい角度に振動することで、郵便物を2つの通路
に分配する。振分け振動板4903は、例えば図示しな
い電磁ソレノイドにより駆動され、通常は図50の実線
の位置に静止している。物理量と料金の照合の結果、対
象の郵便物を分岐させる場合には、郵便物分配手段12
6近傍に配置された図示しない郵便物位置検出センサ1
25からの検知信号を基に、郵便物が搬送路切替部49
02の近傍に差しかかったと判断された瞬間、CPU1
13からの指令で電磁ソレノイドに電流を流し振分け振
動板4903を破線の位置に移動させ分岐する。郵便物
が完全に搬送路切替部4902を通過したことを図示し
ない郵便物位置検出センサ125で検知した後、振分け
振動板4903を実線の位置に戻し処理を終了する。
【0075】次に郵便物に関する統計処理(統計手段)
について説明する。統計データの例としては、本システ
ムで処理される郵便物の枚数総計および料金総計、図3
6で示したような種別ごとの枚数総計および料金総計、
上記説明したような処理区分ごとの枚数総計および料金
総計、物理量ごとの枚数総計、料金ごとの枚数総計、料
額印面種類ごとの枚数総計、のうちの少なくとも一つが
挙げられる。統計データの管理方法としては、各対象物
を処理するごとに上述したような統計データ値のなかの
該当項目のデータを変化させる方法か、または各対象物
ごとに処理結果を格納した後、一括して各統計データ値
を算出する方法の2通りがある。
【0076】まず前者の方法で統計データを管理する場
合について説明する。この処理を実行するためにプログ
ラム格納部114にはたとえば図43に示すような処理
手順の内容が格納されている。
【0077】はじめに郵便物位置検知センサ125等に
より郵便物が厚さセンサ106内からでたことを検知し
た(ステップ4201)後、ステップ4202にて統計
データを得て、たとえば指定年月日または1年後のよう
な一定時間経過したか、あるいはあるロット枚数を処理
するのに必要な時間が経過したか判断し(ステップ42
03)、経過していないならば、ステップ4201に戻
り処理を繰り返す。経過していれば処理を終了する。
【0078】ここで上記説明しなかったステップ420
2の統計データの取得手段は、統計データを何にするか
で異なってくる。以下、図36で示したような郵便物種
別を表すYUBIN_KINDの0〜10の各値のとき
のトータル枚数およびトータル料金、速達、料金不足を
示す処理区分種類KUBUN_KINDの4,3のとき
のトータル枚数およびトータル料金、リジェクトを示す
処理区分種類KUBUN_KINDの5のときのトータ
ル枚数、および処理区分種類KUBUN_KINDが5
であるときを除いたトータル枚数およびトータル料金の
ような各統計量を取得する場合について説明する。これ
らの各統計量はデータ保存部116にたとえば先頭アド
レスから図42のように保存されている。これらの統計
値はこのシステムがが初めて動作するときは全て0に初
期化され、このような管理処理終了時、あるいは定期的
にこれらの統計値を他の記憶媒体へコピーした後は、こ
れらの統計値を0にすることもできる。
【0079】これらの統計データ取得のためにプログラ
ム格納部114にはたとえば図46および図47に示す
ような処理手順の内容が格納されている。まず図46の
処理手順について説明する。
【0080】はじめに、KUBUN_KINDの値が5
と等しいか、つまりリジェクトされるべき郵便物かをチ
ェックして(ステップ4501)、もしそうであるなら
ばアドレス68hから始まる4バイト領域に記憶されて
いるトータルのリジェクト枚数の値を1つ増やし(ステ
ップ4508)、終了する。もしリジェクトされるべき
郵便物でないときは、KUBUN_KINDの値が4と
等しいか、つまり速達郵便物かをチェックする(ステッ
プ4502)。もしそうであならばアドレス58hから
始まる4バイト領域に記憶されているトータルの速達枚
数の値を1つ増やし(ステップ4506)、アドレス5
Chから始まる4バイト領域に記憶されているトータル
の速達料金の値に郵便料金値RYOKIN_TTLを加
え(ステップ4507)、処理を終了する。もし速達郵
便物でないならば、KUBUN_KINDの値が3と等
しいか、つまり料金不足の郵便物かをチェックして(ス
テップ4503)、もしそうであるならばアドレス60
hから始まる4バイト領域に記憶されているトータルの
料金不足郵便物の枚数の値を1つ増やし(ステップ45
04)、アドレス64hから始まる4バイト領域に記憶
されているトータル料金不足郵便物の不足料金額の値に
料金差SAGAKUを加え(ステップ4505)、処理
を終了する。
【0081】次に図47の処理手順について説明する。
はじめに8×YUBIN_KINDの値+1バイト目か
ら始まる4バイト領域に記憶されているトータルのYU
BIN_KIND値時の郵便物枚数の値を1つ増やし
(ステップ4601)、次の4バイト領域に記憶されて
いるトータルのYUBIN_KIND値時の郵便物料金
値の値に郵便料金値RYOKIN_TTLを加え(ステ
ップ4602)、ステップ4603にてアドレス6Ch
から始まる4バイト領域に記憶されているトータルの郵
便物枚数を一つ増やし、アドレス70hから始まる4バ
イト領域に記憶されているトータル郵便料金値に郵便料
金値RYOKIN_TTLを加え(ステップ460
4)、処理を終了する。
【0082】上記説明した統計量以外においても同様に
取得できる。たとえば料額印面の種類ごとの統計量を求
める際には、ステップ4601のYUBIN_KIND
の代わりにINMEN_KINDを用いて、INMEN
_KINDの値ごとの郵便物の枚数を値を一つふやせば
よい。また郵便物の幅情報KEIJO_W、長さ情報K
EIJO_H、厚さ情報KEIJO_T、重量測定値J
URYOの各物理量を用いて適当に区分範囲を定めれ
ば、同様に物理量に関する統計量を取得できる。また上
述したような統計量のうち、少なくとも1つの統計量を
取得するような組み合わせの場合でも同様に統計量を取
得できる。
【0083】次に後者の方法で統計データを管理する場
合について説明する。この処理を実行するためにプログ
ラム格納部114にはたとえば図45に示すような処理
手順の内容が格納されている。
【0084】はじめに図43のステップ4201と同様
なステップ4401を実行した後、一時記憶部115に
記憶されたRYOKIN_TTLのような各処理結果を
図44のような各郵便物の識別情報YUBIN_IDと
ともにデータ保存部116に保存する。たとえば最初に
処理された郵便物のときの識別情報YUBIN_IDの
値が”1”となり、同様にi番目に処理された郵便物の
ときの識別情報YUBIN_IDの値が”i”となり、
アドレスRESULT_OFF+22×iから始まる2
2バイトの領域に各処理結果が保存され、またアドレス
RESULT_OFFから始まる4バイト領域に格納さ
れている処理された郵便物総数を表すRESULT_C
NTにYUBIN_IDの値が格納される。次に図43
のステップ4203と同様なステップ4403を実行し
て、次のステップ4404へ進む。このステップ440
4ではステップ4402で保存された各郵便物に対する
処理結果をもとに図43のステップ4202と同様にし
て、図44で示すような先頭アドレスから始まる統計デ
ータ格納領域(図42と同様)の該当する各統計データ
を順次変更し、RESULT_CNT値の回数分繰り返
し実行される。
【0085】次に郵便物の形状及び重量等の物理情報、
画像情報、種別情報、区分情報、料金情報、および統計
データ値等の郵便物検査結果をデータ出力部(データ出
力手段)123に出力する処理について図48を用いて
説明する。なお以下の処理プログラムはプログラム格納
部114内に記憶されている。
【0086】まずデータ出力部123たとえばCRTの
所定の位置に所定の文字情報を表示した後、一時記憶部
115内に格納された郵便物の幅情報KEIJO_W、
長さ情報KEIJO_H、厚さ情報KEIJO_T、お
よび郵便物の重量測定値JURYOの各値を図48の参
照番号4704〜4704のような位置に表示する。次
に一時記憶部115内に格納された郵便物の種別を示す
YUBIN_KINDの値が”0”のときは対象物が
「はがき」であるから4705の位置、”1”或いは”
2”のときは「定形」を示す4706の位置、”3”
〜”10”のときは「定形外」を示す4707の位置、
さらに”11”のときは4708の位置のように対応す
る位置に表示されている文字を明るくしたり、色をつけ
たりする。また一時記憶部115内に格納された郵便物
の処理区分を示すKUBIN_KINDの値が”4”の
ときは「速達」を示す4710、それ以外のときは47
09の位置に表示されている文字を明るくしたり、色を
つけたりする。図48の場合では位置4707および4
709が選択された様子を示す。続いて一時記憶部11
5内に格納された料額印面の画像情報から得られた総額
料金RYOKIN_TTL、正当な料金RYOKIN_
LUTの各値を4711,4712の位置に表示し、さ
らにRYOKIN_TTLからRYOKIN_LUTを
差し引いた値を4713の位置に表示し、オペレータに
対して対象物の検知結果を知らせる。なお郵便物画像メ
モリ118に格納された郵便物画像等の郵便物の画像情
報およびデータ保存部116に格納された各統計データ
情報に対しても同様に表示できる。
【0087】「入出力部」におけるデータ通信部124
は、例えばモデムのような外部通信回線とリンクしデー
タを通信する装置であるが、このデータ通信部124を
用いてホストコンピュータが1日の総処理数や処理金額
等の統計データを吸い上げることが可能である。また記
念切手等の新規の料額印面が発行された時に、この通信
回線を用いて料額印面辞書メモリ120内の辞書を更新
する(識別情報登録手段)ことも可能である。
【0088】なお本実施例では、国内の第1種郵便物及
び第2種郵便物のみを対象としたが、これに限定される
必要はなく、第3種や第4種の郵便物、さらには普通小
包や書籍小包、宅配便への応用も可能である。また本実
施例では、対象物の物理的情報や速達情報のみで金額を
決定したが、国外の郵便物に採用されているような郵送
先や配達日数により料金が異なる料金体系のシステムに
ついても、本発明の範囲内で応用が可能である。
【0089】また重量センサ105は荷重を測定する方
法の他に、搬送路に設けた障壁に対し対象物を衝突さ
せ、その力積及び速度を計測して重量を求める方法でも
同様の結果が得られる。光学式読取りセンサ103は1
次元センサの他に2次元エリアセンサを用いてもよい。
さらにまた上記103で得られた画像情報のうち、郵便
物の外形を示すYUBIN_W及びYUBIN_Hを長
さの単位に変換した値を郵便物の形状情報であるKEI
JO_W及びKEIJO_Hとしても良い。この場合形
状センサ104及び形状検知部110は必要ない。ま
た、103はカラー読取りのセンサを用いてもよい。こ
の場合対象物の物理量としてカラー情報を検知すること
が可能となり、例えば対象物の色により料金が異なるよ
うなシステムへの応用も考えられる。
【0090】なお本実施例では、ベルトによる搬送路を
想定したが、対象物は特に移動するものに限定されるの
でなく、例えば郵便局の窓口等で郵便物の重量及び形状
を検知して金額を表示するような計器にも応用可能であ
る。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明の対象物の
処理装置及び対象物の処理方法によれば、料金に関する
対象物の物理的情報、例えば形状、厚さ、重量等を計測
し、予め記憶された物理量に対する料金テーブルを基に
正当な料金を計算し、さらに画像情報処理を用いて対象
物上の料額印面の金額を認識することにより、物理的情
報から決定された正当な料金が支払われているか否かを
判断し、その結果に従って対象物を分類することができ
る。また種別ごと或いは対象物全体の料金及び枚数等の
統計データを計測することができる。さらに表示器を用
いて検知結果を表示することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体の構成を示したブロ
ック図。
【図2】図1の実施例の機構部を示す斜視図。
【図3】形状センサの構成を示す斜視図。
【図4】形状検知部の回路構成を示すブロック図。
【図5】形状検知部の動作を示すタイミングチャート。
【図6】郵便物の幅計測処理フローチャート。
【図7】重量検知部の回路構成を示すブロック図。
【図8】郵便物の重量計測処理フローチャート。
【図9】角度センサの出力電圧特性図。
【図10】厚み検知部の回路構成を示すブロック図。
【図11】郵便物の厚み計測処理フローチャート。
【図12】ラインセンサの構成を示すブロック図。
【図13】ラインセンサの動作を示すタイミングチャー
ト。
【図14】画像情報形成部の構成を示すブロック図。
【図15】全体画像メモリの画素構成を示す図。
【図16】全体画像メモリ中に記憶された郵便物の全体
画像データを示す図。
【図17】郵便物の画像データの処理フローチャート。
【図18】郵便物の画像データの処理フローチャート。
【図19】一時記憶部内のデータの記憶状態を示す図。
【図20】郵便物画像メモリ内のデータの記憶状態を示
す図。
【図21】料額印面の種々の例を示す図。
【図22】郵便物画像から料額印面上の料金を検出する
ための処理フローチャート。
【図23】郵便物画像から料額印面上の料金を検出する
ための処理フローチャート。
【図24】郵便物画像から料額印面領域を検出するため
の処理フローチャート。
【図25】料額印面候補検出のための処理フローチャー
ト。
【図26】郵便物画像中の料額印面領域の例を示す図。
【図27】料額印面領域を郵便物の縦方向に求めた例を
示す図。
【図28】料額印面領域を郵便物の横方向に求めた例を
示す図。
【図29】料額印面領域を正規化した例を示す図。
【図30】料額印面画像メモリのアドレスマップの例を
示す図。
【図31】料額印面辞書メモリのアドレスマップの例を
示す図。
【図32】正規化料額印面画像と辞書パターンとの照合
処理のフローチャート。
【図33】辞書パターンとして登録されていない料額印
面の例を示す図。
【図34】新規辞書パターン登録の処理のフローチャー
ト。
【図35】新規辞書パターン登録時の料額印面辞書メモ
リのアドレスマップの例を示す図。
【図36】郵便物の料金表の例を示した図。
【図37】郵便物の種別を検知するための処理のフロー
チャート。
【図38】郵便料金ルックアップテーブルの例を示す
図。
【図39】郵便物の区分情報を検知するための処理のフ
ローチャート。
【図40】郵便物の種別を示す図。
【図41】動作指示部への指示処理のフローチャート。
【図42】統計データのメモリ内の記憶状態を示す図。
【図43】統計データの管理のフローチャート。
【図44】他の統計データのメモリ内の記憶状態を示す
図。
【図45】他の統計データの管理のフローチャート。
【図46】統計データの取得のためのフローチャート。
【図47】他の統計データの取得のためのフローチャー
ト。
【図48】処理結果の表示例を示す図。
【図49】消印押印部の構成を示す斜視図。
【図50】郵便物の分配機構の概略図。
【符号の説明】
101…郵便物、102…料額印面、103…光学式読
取りセンサ、104…形状センサ、105…重量セン
サ、106…厚みセンサ、109…全体画像メモリ、1
13…CPU,114…プログラム格納部、115…一
時記憶部、116…データ記憶部、117…データバ
ス、118…郵便物画像メモリ、119…料額印面メモ
リ、120…料額印面辞書メモリ、121…郵便料金ル
ックアップテーブル、126…消印押印機構、128a
−128d…郵便物分配機構、129a−129e…郵
便物集積部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // G06T 1/00 G06F 15/62 380 (72)発明者 高橋 博 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (72)発明者 中川 和代 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (56)参考文献 特開 昭63−15386(JP,A) 特開 昭63−15387(JP,A) 特開 平2−12021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 4/00 G06F 17/60 G07B 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料額印面を有する対象物の物理的情報を
    検知し定量化して物理量を得る物理量検出手段と、 対象物の物理量と料金との関係を示す変換テーブルを格
    納する第1の格納手段と、 前記物理量を基に対象物の物理量と料金との関係を示す
    変換テーブルを参照して前記対象物の料金を決定する料
    金決定手段と、 前記対象物の料額印面部を含む画像情報を抽出する画像
    情報抽出手段と、 複数の料額印面画像を示す複数の参照画像データを格納
    する第2の格納手段と、 前記参照画像データを用いて前記画像情報抽出手段によ
    り抽出された画像情報から前記料額印面画像の種類を判
    別する判別手段と、 この判別手段で判別された料額印面画像から料額を検出
    する料額検出手段と、 前記料金決定手段により得られた前記対象物の料金と前
    記料額検出手段により得られた前記対象物に付された料
    額とを照合した結果により前記対象物を処理する処理手
    段と、 を具備することを特徴とする対象物の処理装置。
  2. 【請求項2】 料額印面を有する対象物の物理的情報を
    検知し定量化して物理量を得る物理量検出工程と、 前記物理量を基に対象物の物理量と料金との関係を示す
    変換テーブルを参照して前記対象物の料金を決定する料
    金決定工程と、 前記対象物の料額印面部を含む画像情報を抽出する画像
    情報抽出工程と、 複数の料額印面画像を示す複数の参照画像データを格納
    する格納工程と、 前記参照画像データを用いて前記画像情報抽出工程によ
    り抽出された画像情報から前記料額印面画像の種類を判
    別する判別工程と、 この判別工程で判別された料額印面画像から料額を検出
    する料額検出工程と、 前記料金決定工程により得られた前記対象物の料金と前
    記料額検出工程により得られた前記対象物に付された料
    額とを照合した結果により前記対象物を処理する処理工
    程と、 を具備することを特徴とする対象物の処理方法。
JP19774493A 1993-07-16 1993-07-16 対象物の処理装置及び対象物の処理方法 Expired - Lifetime JP3394795B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19774493A JP3394795B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 対象物の処理装置及び対象物の処理方法
US08/275,420 US5535127A (en) 1993-07-16 1994-07-15 Processing apparatus for mail with stamps

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19774493A JP3394795B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 対象物の処理装置及び対象物の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0735570A JPH0735570A (ja) 1995-02-07
JP3394795B2 true JP3394795B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=16379626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19774493A Expired - Lifetime JP3394795B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 対象物の処理装置及び対象物の処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5535127A (ja)
JP (1) JP3394795B2 (ja)

Families Citing this family (63)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4344471A1 (de) * 1993-12-21 1995-08-17 Francotyp Postalia Gmbh Verfahren und Anordnung zur Erzeugung und Überprüfung eines Sicherheitsabdruckes
JP3371644B2 (ja) * 1995-09-14 2003-01-27 オムロン株式会社 郵便物処理システム、郵便物処理装置、読取装置およびホストコンピュータ
DE19628896C2 (de) * 1996-07-17 1999-03-25 Nagler Metall Technik Inh Geor Vorrichtung zum Wiegen und Feststellen der Abmessung eines Gegenstandes
DE19644847A1 (de) * 1996-10-29 1998-04-30 Mettler Toledo Gmbh Selbstbedienungs-Abfertigungsgerät für ein Poststück
US6006210A (en) * 1997-03-27 1999-12-21 Pitney Bowes Inc. Mailing machine including dimensional rating capability
US6026385A (en) * 1997-07-21 2000-02-15 Pitney Bowes Inc. Encrypted postage indicia printing for mailer inserting systems
WO1999006217A1 (en) * 1997-07-29 1999-02-11 Ascom Hasler Mailing Systems, Inc. Media control to eliminate printing images beyond the media boundaries
FR2773503B1 (fr) * 1998-01-12 2000-04-07 Neopost Ind Dispositif d'assistance au tri manuel d'articles de courrier
DE19912807A1 (de) * 1999-03-13 2000-09-21 Francotyp Postalia Gmbh Anordnung zur Dimensionsbestimmung von Druckträgern
US7082417B1 (en) 1999-12-28 2006-07-25 Pitney Bowes Inc. Method of calculating mailroom chargeback cost for incoming mails
JP2002092674A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Toshiba Corp 切手検出装置、切手検出方法、書状処理装置および書状処理方法
JP4664482B2 (ja) * 2000-11-09 2011-04-06 株式会社東芝 証紙類識別装置、及び、押印装置
US6671577B2 (en) * 2000-12-01 2003-12-30 United States Postal Service System and method for directly connecting an advanced facer canceler system to a delivery bar code sorter
US7266696B2 (en) * 2000-12-15 2007-09-04 United States Postal Service Electronic postmarking without directly utilizing an electronic postmark server
WO2002050756A2 (en) * 2000-12-18 2002-06-27 United States Postal Service Method of using personal signature as postage
DE10105273A1 (de) 2001-02-02 2002-08-14 Deutsche Post Ag Verfahren zur Überprüfung einer auf eine Postsendung aufgebrachten Freimachung und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
DE10106632A1 (de) * 2001-02-12 2002-10-17 Deutsche Post Ag Verfahren zur Überprüfung der auf einer Postsendung aufgebrachten Freimachung
AU2002244330A1 (en) * 2001-03-23 2002-10-08 United States Postal Service Residential delivery indicator
US9767496B2 (en) * 2001-04-09 2017-09-19 United States Postal Service System and method for predelivery notification using mail image
AU2002250549A1 (en) * 2001-04-09 2002-10-21 United States Postal Service System and method for predelivery notification using mail image
US20030055795A1 (en) * 2001-09-19 2003-03-20 Robert Sesek Computing postage based on parcel thickness
DE10150464A1 (de) * 2001-10-16 2003-04-30 Deutsche Post Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bearbeitung von Postsendungen
DE10150457A1 (de) * 2001-10-16 2003-04-30 Deutsche Post Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bearbeitung von auf Oberflächen von Postsendungen befindlichen graphischen Informationen
US6651878B2 (en) * 2001-12-07 2003-11-25 Tritek Inc. Mail weighing system and method
US20030132296A1 (en) * 2002-01-17 2003-07-17 Silver Edward M. System and method for processing package delivery
US7543735B2 (en) 2002-01-17 2009-06-09 At&T Intellectual Property I, Lp System and method for processing package delivery
US20030182155A1 (en) * 2002-03-20 2003-09-25 David Nitzan Method and apparatus for handling mail pieces that require special handling
US20030188660A1 (en) * 2002-04-09 2003-10-09 Pitney Bowes Incorporated Secure scanning mail verifier
US20030204477A1 (en) * 2002-04-24 2003-10-30 Mcnett John C. Mail processing system
EP1514075A1 (en) * 2002-06-04 2005-03-16 Global Sensor Systems Inc. Franking system and method
CA2388895C (en) * 2002-06-04 2008-11-18 Global Sensor Systems Inc. A billing system and method for determining transportation charges for packages
US20040005080A1 (en) * 2002-07-08 2004-01-08 Hayduchok George L. Method and apparatus for processing outgoing bulk mail
WO2004012053A2 (en) * 2002-07-29 2004-02-05 United States Postal Service Pc postagetm service indicia design for shipping label
EP1540597A1 (en) * 2002-08-29 2005-06-15 United States Postal Service Systems and methods for re-estimating the postage fee of a mailpiece during processing
DE20304226U1 (de) * 2003-03-11 2003-06-12 Francotyp Postalia Ag Einrichtung zur automatischen Produktcodeeingabe in ein Postverarbeitungsgerät
US7451119B2 (en) * 2003-08-08 2008-11-11 Lockheed Martin Corporation System and method of identifying and sorting international mail pieces based on applied-postage adequacy in order to enhance postal service revenue protection
US20050065896A1 (en) * 2003-09-19 2005-03-24 Pitney Bowes Incorporated Method and system for automated postage correction of residual mail
US20050071294A1 (en) * 2003-09-26 2005-03-31 Rios Jeffrey P. Mailing machine scanner apparatus and method
FR2865833A1 (fr) * 2004-01-30 2005-08-05 Neopost Ind Procede et dispositif de verification au vol de la hauteur d'un article de courrier a des fins d'affranchissement
US20050267848A1 (en) * 2004-05-25 2005-12-01 Lockheed Martin Corporation Methods and systems for applying additional postage to mail items
US7356163B2 (en) * 2004-06-10 2008-04-08 Lockheed Martin Corporation Postal image augmented bio-warfare aerosolized agent trigger
JP2006064956A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Canon Inc オートフォーカス用固体撮像装置とそれを用いたオートフォーカスカメラ
US7474763B2 (en) * 2005-01-05 2009-01-06 The United States Postal Service System and method for image lift with enhanced image capture
JP2006201877A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Toshiba Corp 郵便物処理装置、郵便物処理システム、及び郵便物処理方法
DE102005006005A1 (de) * 2005-02-09 2006-08-10 Deutsche Post Ag Verfahren und Vorrichtung zur automatisierten Annahme und Frankierung von Postsendungen
DE102005040689A1 (de) * 2005-08-26 2007-03-01 Siemens Ag Verfahren zur Identifizierung von postalischen Sendungen
FR2896578B1 (fr) * 2006-01-23 2008-12-05 Neopost Technologies Sa Systeme de determination de tarifs postaux a partir de l'epaisseur des articles de courrier
JP2007257116A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Toshiba Corp 情報処理装置及び切手統計情報生成方法
US20070237356A1 (en) * 2006-04-07 2007-10-11 John Dwinell Parcel imaging system and method
US8139117B2 (en) * 2006-04-21 2012-03-20 Sick, Inc. Image quality analysis with test pattern
US20080060980A1 (en) * 2006-06-08 2008-03-13 Inman Lance W Mail sorting machine expansion with direction-reversing elevating conveyor
US8132728B2 (en) * 2007-04-04 2012-03-13 Sick, Inc. Parcel dimensioning measurement system and method
US20090087014A1 (en) * 2007-10-01 2009-04-02 Lockheed Martin Corporation Skew/doublefeed detection in scanned images
FR2930636A1 (fr) * 2008-04-25 2009-10-30 Neopost Technologies Sa Procede de mesure au vol des dimensions d'un article de courrier.
DE102009008565B4 (de) * 2009-02-12 2015-06-25 Leifheit Ag Waage mit Sperrgutwiegefunktion
FR2944866B1 (fr) * 2009-04-24 2011-05-13 Neopost Technologies Procede de determination de l'epaisseur d'un article de courrier.
JP2011086178A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Toshiba Corp 料額印検出方法及び料額印検出装置
CN101860797B (zh) * 2010-05-21 2014-08-13 中兴通讯股份有限公司 数据信息的传输方法、装置及移动多媒体广播业务***
DE102010022532A1 (de) * 2010-06-02 2011-12-08 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung für die Prüfung, ob eine Oberfläche eines Gegenstands mit einem Wertdokument versehen ist
US9212944B2 (en) * 2011-04-19 2015-12-15 Siemens Industry, Inc. Weight determination for objects moving past a fixed spot
EP2615584B1 (en) * 2012-01-10 2018-08-01 Neopost Technologies Device for weighing flat objects in motion
JP2015178110A (ja) * 2015-06-29 2015-10-08 株式会社東芝 取揃押印機の切手辞書登録装置および切手辞書登録プログラム
JP6930437B2 (ja) * 2018-01-24 2021-09-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3513444A (en) * 1966-08-08 1970-05-19 Fairbanks Morse Inc Volume determining system
US3587856A (en) * 1967-09-05 1971-06-28 Jerome H Lemelson Coding and routing apparatus and method
US3983366A (en) * 1973-06-27 1976-09-28 Gunn Damon M Article sorting apparatus and method
US4138735A (en) * 1977-01-31 1979-02-06 Pitney-Bowes, Inc. System for remotely resetting postage rate memories
US4495581A (en) * 1981-10-19 1985-01-22 Piccione James M User programmable postal rate calculator
US4499545A (en) * 1982-06-30 1985-02-12 Pitney Bowes Inc. Method and apparatus for individualized selection of special fee postage value computations
US4506330A (en) * 1982-07-06 1985-03-19 Pitney Bowes Inc. Electronic mailing apparatus and method
US4868757A (en) * 1983-12-16 1989-09-19 Pi Electronics Corporation Computerized integrated electronic mailing/addressing apparatus
JP2574002B2 (ja) * 1988-06-30 1997-01-22 株式会社 寺岡精工 輸送物の料金処理装置
US5019991A (en) * 1988-12-16 1991-05-28 Pitney Bowes Inc. Certified weigher-short paid mail
US5001648A (en) * 1989-10-18 1991-03-19 M.A.I.L. Code, Inc. Method and apparatus for a mail processing system
US5119306A (en) * 1990-01-02 1992-06-02 Pitney Bowes Inc. Mail piece weight quality control system and method

Also Published As

Publication number Publication date
US5535127A (en) 1996-07-09
JPH0735570A (ja) 1995-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3394795B2 (ja) 対象物の処理装置及び対象物の処理方法
US20010035329A1 (en) Sheet counting apparatus, sheet counting method and transaction apparatus
US8836964B2 (en) Queued error reconciliation in a document processing environment
WO1992008198A1 (en) Document control and audit apparatus and method
JPH07160857A (ja) イメージセンサーおよびそれを用いた画像識別装置
JPH0629095B2 (ja) 紙葉類の変位検出方法
EP0747665A2 (en) Dichotomous scan system for detection of edges of objects and overlapped objects having relatively uniform surfaces
US5581628A (en) Characters reading apparatus having collating means of envelope
US8036422B2 (en) Verification system and method in a document processing environment
KR20150084428A (ko) 우편물 크기 측정 및 우편물 정보 획득 장치 및 방법
JP3371644B2 (ja) 郵便物処理システム、郵便物処理装置、読取装置およびホストコンピュータ
KR101420591B1 (ko) 압인 롤러 및 핀-프레스 기반의 자동 소인 방법 및 장치
US6481624B1 (en) Method and apparatus for processing documents to distinguish various types of documents
EP0076332B1 (en) Optical character reader with pre-scanner
US8374398B2 (en) Linear image lift array for transported material
JP3321313B2 (ja) 料額印検出装置、料額印検出方法および郵便物処理装置
JP3160347B2 (ja) 郵便物の宛名読取装置
JP3090036B2 (ja) 枚数検出装置
JP2007156764A (ja) 図形検出処理プログラム及び紙葉処理装置
JPH0831157B2 (ja) 紙葉類の判別装置
ITRM20000414A1 (it) Apparecchiatura e metodo per l'accettazione ed il processamento automatico di plichi postali.
JPS59129190A (ja) 料額印紙
JPH0793466A (ja) 文字種判別装置およびその判別方法
JPS59216677A (ja) 紙葉類の表裏判定装置
JPH10255098A (ja) 紙幣識別装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080131

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140131

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term