JP3394584B2 - 車両の表示装置 - Google Patents

車両の表示装置

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JP3394584B2 JP06277594A JP6277594A JP3394584B2 JP 3394584 B2 JP3394584 B2 JP 3394584B2 JP 06277594 A JP06277594 A JP 06277594A JP 6277594 A JP6277594 A JP 6277594A JP 3394584 B2 JP3394584 B2 JP 3394584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の表示装置に係わ
り、特に、車室前側のフロントガラス上に表示領域が設
定され、この表示領域に情報が表示される車両の表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等の車両の表示装置
として、ドライバが運転中に表示を見る際における視認
性を高めることなどを目的として、表示領域が車両のフ
ロントガラス上に設定され、表示されるべき情報がこの
フロントガラス上に投影された表示像として表示される
ように構成した、所謂、ヘッドアップディスプレイ装置
が、一般的に知られている。このようなタイプの表示装
置を採用することにより、車両運転中、フロントガラス
を通して前方を眺めていたドライバが表示情報を視認す
る際における視線の移動量が、インストルメントパネル
内の所定個所にはめ込まれた従来タイプの表示装置(メ
ータ表示装置)を見る場合に比べて著しく小さくて済む
ようになり、視認性が向上すると共に、前方視界を見な
がら表示情報を確認できるので、車両運転時の安全性を
高めることができる。また、このタイプの表示装置とし
て、特開平3−90439号公報には、背景輝度に応じ
てヘッドアップディスプレイ装置の表示輝度を変更する
ようにしたものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したヘッドアップ
ディスプレイ装置である車両の表示装置は、車両が通常
の走行状態であれば、ドライバが前方視界を見ながらフ
ロントガラス上の表示情報を同時に確認できるので、運
転時の安全性を高めるために極めて有効なものである。
一方、車室内外の温度差が大きな場合や、湿度が高い場
合には、フロントガラス内側面が水滴等により曇りが生
じる。このフロントガラス内側面の曇りは、ヘッドアッ
プディスプレイ装置には、致命的なものであり、表示が
見えなくなるという問題が発生する。また、ヘッドアッ
プディスプレイ装置の保護ガラス上にほこりが積もった
り、ヘッドアップディスプレイ装置の上に地図などの障
害物を載せると当然のことながら、ヘッドアップディス
プレイ装置による表示が見えなくなる。そこで本発明
は、従来の技術の欠点を解決するためになされたもので
あり、フロントガラス上の曇り等の汚れを容易に検知す
ることができる車両の表示装置を提供することを目的と
している。
【0004】また、本発明は、装置の上方に載せられた
障害物を容易に検知することができる車両の表示装置を
提供することを目的としている。さらに、また、本発明
は、フロントガラスの汚れを検知し自動的にその汚れを
防止することができる車両の表示装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するため本発明は、所定の光成分を有する光を光源か
らフロントガラス上に設定された表示領域に情報を投影
してその表示像を表示する車両の表示装置において、背
景輝度を検出する背景輝度検出手段及びフロントガラス
からの反射を検知する反射検知手段の両方を兼ねた光セ
ンサと、この背景輝度検出手段としての光センサにより
検出された背景輝度の値に応じて表示輝度を設定しこの
表示輝度により情報を表示する表示手段と、反射検知手
段としての光センサが検知した乱反射を示す光源の光成
分によりフロントガラスの曇りを検知する曇り検知手段
と、この曇り検知手段が曇りを検知した場合にフロント
ガラスの曇りを防止するように自動的に作動する曇り防
止手段と、を有することを特徴としている。このように
構成された本発明においては、光センサ(反射検知手
段)がフロントガラスの乱反射を示す光源の光成分を検
知した場合、曇り検知手段がこの乱反射を示す光源の光
成分によりフロントガラスの曇りを検出するようにして
いる。また、曇り防止手段が検出されたフロントガラス
の曇りを防止するように自動的に作動する。この結果、
問題であるフロントガラスの曇りを容易に検知してこの
曇りを防止することができる。
【0006】また、本発明は、所定の光成分を有する光
を光源からフロントガラス上に設定された表示領域に情
報を投影してその表示像を表示する車両の表示装置にお
いて、背景輝度を検出する背景輝度検出手段と、検出さ
れた背景輝度の値に応じて表示輝度を設定しこの表示輝
度により情報を表示する表示手段と、この表示手段上に
障害物がある場合にその障害物からの反射を検知する反
射検知手段と、この反射検知手段が検知した乱反射を示
す光源の光成分により障害物を検知する障害物検知手段
と、この障害物検知手段が障害物を検知した場合にアラ
ームを発するアラーム発生手段と、を有し、背景輝度検
出手段及び反射検知手段が光センサにより兼ねられてお
り、この光センサは上方に向いていることを特徴として
いる。このように構成された本発明においては、上方を
向いた光センサ(反射検知手段)が表示手段上にある障
害物からの反射を検知し、障害物検知手段が光センサ
(反射検知手段)が検知した乱反射を示す光源の光成分
により障害物を検知し、さらに、アラーム発生手段が障
害物検知手段が障害物を検知した場合にアラームを発す
るようになっている。この結果、表示手段上に障害物が
ある場合この障害物を容易に検知し、この望ましくない
状態を解決することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の車両の表示装置について添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の車両の表示装
置の実施例を示す全体構成図である。この図1におい
て、1は、ヘッドアップディスプレイ装置の全体を示
し、このヘッドアップディスプレイ装置1は、以下のよ
うに構成されている。先ず、車両のフロントガラス2の
室内側の面上には、表示領域を形成する薄膜状のコンバ
イナ4が形成されている。また、6は光源であり、この
光源6の前方には、表示器8が設けられている。この表
示器8により、車速、前方車両との車間距離等の表示さ
れるべき複数の運転情報のパターンが設定される。10
は、反射ミラーであり、表示器8を通過した光源6から
の光をその反射面にて所定の角度反射させるためのもの
である。12は、背景輝度及び後述する乱反射を検出す
るための光センサである。また、装置の上部には、保護
ガラス13が設けられている。上記表示器8に表示され
た運転情報の表示光は、反射ミラー10で反射され、フ
ロントガラス1のコンバイナ4の所定の領域に投影さ
れ、その運転情報が表示される。
【0008】これにより、運転席に着座したドライバ
は、そのアイレンジ(ドライバの目の位置の移動範囲)
14から、コンバイナ4に表示された運転情報の表示光
によってフロントガラス1の外側前方位置に結像された
情報の正立虚像である表示像を、上記フロントガラス1
の外側前方の風景と重ねて視認することができる。この
ようなヘッドアップディスプレイ装置を備えることによ
り、車両運転中、フロントガラス1を通して前方を眺め
ていたドライバが運転情報を視認する際には、この情報
を表示した表示器がインストルパネル内の所定個所には
め込まれていた従来のタイプのものに比べて、ドライバ
の視線の移動量が小さくて済むようになり、視認性が向
上すると共に、前方視界を見ながら表示された運転情報
を確認できるので、車両運転時における安全性が高めら
れる。図2は、フロントガラス2のコンバイナ4上に水
滴16が付き、コンパイナ4で乱反射を起こしている状
態を示した図である。図3は、ヘッドアップディスプレ
イ装置1上に障害物18が載せられた状態を示した図で
ある。この図2及び図3の状態における光センサ12の
出力状態を図4により説明する。図4において、Aは、
フロントガラス2のコンバイナ4上に水滴16もなくヘ
ッドアップディスプレイ装置1上に障害物18もない正
常な状態での光センサ12を出力状態を示し、光センサ
12は、外界の光成分のみを出力している。一方、B
は、フロントガラス2のコンバイナ4上に水滴16が付
いて乱反射を起こしている際の光センサ12の出力状態
を示し、光センサ12は、外光と乱反射に起因するヘッ
ドアップディスプレイ装置の出力成分の合成値を出力す
る。この出力値は、乱反射していることを示す特定の周
波数成分を含んでいる。
【0009】また、Cは、ヘッドアップディスプレイ装
置1上に障害物18が載せられた状態での光センサ12
の出力状態を示し、光センサ12は、乱反射に起因する
ヘッドアップディスプレイ装置の出力成分のみを出力す
る。この出力値は、乱反射していることを示す特定の周
波数成分のみからなる。図5は、本発明の実施例による
制御内容を示すフローチャートである。この図5におい
て、Sは各ステップを表している。図5に示すように、
先ず、S1において、光センサからの出力信号が入力さ
れる。次に、S2において、この出力信号に光源の光成
分に乱反射していることを示す特定の周波数成分がのっ
ているか否かを判定する(図4参照)。YESであれ
ば、S4に進み、フロントガラスが曇っている又は障害
物があると判定する。次にSにおいて、デフロスタを作
動させる、アラームを発する、及び/又は、表示輝度を
高める。S2において、NOであれば、S5に進み、ヘ
ッドアップディスプレイ装置の表示輝度を、光センサに
より検出された背景輝度に基づき所定のコントラスト比
になるように、調整する。次に上記実施例の動作を説明
する。通常の場合には、ヘッドアップディスプレイ装置
の表示輝度は、背景輝度と所定のコントラスト比(表示
輝度/背景輝度)となるように、背景輝度に基づいて設
定される。この背景輝度は、光センサ12により検出さ
れる。
【0010】一方、上述したように、フロントガラス2
のコンバイナ4上に水滴16が付いて曇りコンパイナ4
で乱反射を起こしている状態や、ヘッドアップディスプ
レイ装置1上に障害物18が載せられた状態が発生した
場合に、既存の光センサ12を利用して、光源の光成分
の検知状態から、フロントガラスの曇りや障害物を極め
て容易に検出することができる。また、フロントガラス
の曇りや障害物を検出した場合には、デフロスタを作動
させる、アラームを発する、及び/又は、表示輝度を高
めることにより、容易にこのような望ましくない状態を
解決できる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両の表示
装置によれば、フロントガラス上の曇り等の汚れを容易
に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両の表示装置の実施例を示す全体
構成図
【図2】 フロントガラス上に水滴が付き乱反射を起こ
している状態を示し
【図3】 装置上に障害物が載せられた状態を示した図
【図4】 図2及び図3の状態における光センサの出力
状態を示す線図
【図5】 本発明の車両の表示装置の実施例による制御
内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ヘッドアップディスプレイ装置 2 フロントガラス 4 コンバイナ 6 光源 8 表示器 10 反射ミラー 12 光センサ 13 保護ガラス 16 水滴 18 障害物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−264487(JP,A) 特開 昭63−121530(JP,A) 特開 平1−134232(JP,A) 特開 平5−38967(JP,A) 実開 平2−129931(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 35/00 G02B 27/02 G09F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の光成分を有する光を光源からフロ
    ントガラス上に設定された表示領域に情報を投影してそ
    の表示像を表示する車両の表示装置において、 背景輝度を検出する背景輝度検出手段及びフロントガラ
    からの反射を検知する反射検知手段の両方を兼ねた光
    センサと、 この背景輝度検出手段としての光センサにより検出され
    た背景輝度の値に応じて表示輝度を設定しこの表示輝度
    により情報を表示する表示手段と、 上記反射検知手段としての光センサが検知した乱反射を
    示す光源の光成分によりフロントガラスの曇りを検知す
    る曇り検知手段と、 この曇り検知手段が上記曇りを検知した場合にフロント
    ガラスの曇りを防止するように自動的に作動する曇り防
    止手段と、 を有することを特徴とする車両の表示装置。
  2. 【請求項2】 所定の光成分を有する光を光源からフロ
    ントガラス上に設定された表示領域に情報を投影してそ
    の表示像を表示する車両の表示装置において、 背景輝度を検出する背景輝度検出手段と、 検出された背景輝度の値に応じて表示輝度を設定しこの
    表示輝度により情報を表示する表示手段と、 この表示手段上に障害物がある場合にその障害物からの
    反射を検知する反射検知手段と、 この反射検知手段が検知した乱反射を示す光源の光成分
    により上記障害物を検知する障害物検知手段と、 この障害物検知手段が障害物を検知した場合にアラーム
    を発するアラーム発生手段と、を有し、 上記背景輝度検出手段及び反射検知手段が光センサによ
    り兼ねられており、この光センサは上方に向いているこ
    とを特徴とする車両の表示装置。
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