JP2529899Y2 - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents
ヘッドアップディスプレイInfo
- Publication number
- JP2529899Y2 JP2529899Y2 JP1990080447U JP8044790U JP2529899Y2 JP 2529899 Y2 JP2529899 Y2 JP 2529899Y2 JP 1990080447 U JP1990080447 U JP 1990080447U JP 8044790 U JP8044790 U JP 8044790U JP 2529899 Y2 JP2529899 Y2 JP 2529899Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- display
- speed
- external light
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Instrument Panels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘッドアップディスプレイに関するもので
ある。
ある。
車速，走行距離，燃料残量または時刻などの運転情報
はインストルメントパネルに設けた計器類で表示してい
たが、最近運転者がこれらの情報を見るのに前方視界か
ら大きく視線を移動させなくてすむようにこれらの運転
情報を運転者の前方視界内の風景と重なるようにして見
えるようにしたヘッドアップディスプレイが開発されて
いる（例えば実開昭63−81721号公報）。
はインストルメントパネルに設けた計器類で表示してい
たが、最近運転者がこれらの情報を見るのに前方視界か
ら大きく視線を移動させなくてすむようにこれらの運転
情報を運転者の前方視界内の風景と重なるようにして見
えるようにしたヘッドアップディスプレイが開発されて
いる（例えば実開昭63−81721号公報）。
このヘッドアップディスプレイの基本的な構造は、以
下のような構造である。
下のような構造である。
インストルメントパネル内に発光表示装置を設け、こ
の発光表示装置から照射する表示光を反射部材、例えば
フロントガラスの内面により運転者へ反射させて、発光
表示装置に設定した発光表示体の表示像を運転者の前方
視界内に結像するようにしたものである。
の発光表示装置から照射する表示光を反射部材、例えば
フロントガラスの内面により運転者へ反射させて、発光
表示装置に設定した発光表示体の表示像を運転者の前方
視界内に結像するようにしたものである。
従来、このようなヘッドアップディスプレイにおい
て、昼間の非常に明るいときには外光の明るさと表示像
の明るさ（外光と表示像との合成された明るさ）とのコ
ントラスト比が小さくなり過ぎて表示像の視認性が悪く
なったり、これを解決するために表示像の輝度を高める
と逆に夜間においては表示像が明る過ぎてまぶしく見え
ることになったりするため、表示像を適切なコントラス
ト比に保つように外光の明るさに応じて発光表示装置の
発光体の光度を調整する調光装置を設けたものが公知と
なっている（実願昭63−113212号）。
て、昼間の非常に明るいときには外光の明るさと表示像
の明るさ（外光と表示像との合成された明るさ）とのコ
ントラスト比が小さくなり過ぎて表示像の視認性が悪く
なったり、これを解決するために表示像の輝度を高める
と逆に夜間においては表示像が明る過ぎてまぶしく見え
ることになったりするため、表示像を適切なコントラス
ト比に保つように外光の明るさに応じて発光表示装置の
発光体の光度を調整する調光装置を設けたものが公知と
なっている（実願昭63−113212号）。
一方、本考案者は運転者の前方視界内に結像される表
示像は、同じコントラスト比に保たれていても車両の走
行速度の違いによって明るく感じたり、暗く感じたりす
ることを知った。
示像は、同じコントラスト比に保たれていても車両の走
行速度の違いによって明るく感じたり、暗く感じたりす
ることを知った。
即ち、高速走行時には、運転者の視線の移動が少なく
表示像を目でとらえ続けるために表示像を明るく感じ、
逆に低速走行時には、運転者の視線の移動範囲が広範囲
に広がり視線の移動量も多くなるため、表示像を比較的
暗く感じる。
表示像を目でとらえ続けるために表示像を明るく感じ、
逆に低速走行時には、運転者の視線の移動範囲が広範囲
に広がり視線の移動量も多くなるため、表示像を比較的
暗く感じる。
従って、たとえ表示像の表示輝度を上述した調光装置
により一定のコントラスト比の明るさに保ってもまぶし
く見えたり暗く見えたりして表示像が煩わしく感じてし
まう問題が生じていた。
により一定のコントラスト比の明るさに保ってもまぶし
く見えたり暗く見えたりして表示像が煩わしく感じてし
まう問題が生じていた。
本考案は、このような問題に着眼しこれを解決したヘ
ッドアップディスプレイを提供するものである。
ッドアップディスプレイを提供するものである。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
インストルメントパネル１内に発光表示装置２を設
け、この発光表示装置２から照射する表示光３を運転者
４へ反射する反射部材５を設け、前記発光表示装置２に
設定した発光表示体の表示像６を運転者４の前方視界内
に結像するように構成したヘッドアップディスプレイに
おいて、車両の走行速度に応じて速度信号ｐを出力する
速度検知部７と外光の明るさに応じた外光信号を出力す
る外光検知部９とを設け、前記速度検知部７から出力さ
れる速度信号ｐと前記外光検知部９から出力される外光
信号とを入力して前記発光表示装置２の発光体2aの光度
を外光に対する表示像６のコントラスト比が走行速度が
速くなる程小さくなるように制御する速度調光制御部８
を設け、走行速度が速くなる程外光に対する表示像６の
コントラスト比が小さくなるように構成したヘッドアッ
プディスプレイに係るものである。
け、この発光表示装置２から照射する表示光３を運転者
４へ反射する反射部材５を設け、前記発光表示装置２に
設定した発光表示体の表示像６を運転者４の前方視界内
に結像するように構成したヘッドアップディスプレイに
おいて、車両の走行速度に応じて速度信号ｐを出力する
速度検知部７と外光の明るさに応じた外光信号を出力す
る外光検知部９とを設け、前記速度検知部７から出力さ
れる速度信号ｐと前記外光検知部９から出力される外光
信号とを入力して前記発光表示装置２の発光体2aの光度
を外光に対する表示像６のコントラスト比が走行速度が
速くなる程小さくなるように制御する速度調光制御部８
を設け、走行速度が速くなる程外光に対する表示像６の
コントラスト比が小さくなるように構成したヘッドアッ
プディスプレイに係るものである。
速度検知部７から車両の走行速度に応じた速度信号ｐ
が速度調光制御部８に出力され、この速度調光制御部８
がこの速度信号ｐの変化に応じて発光表示装置２の発光
体2aの光度を走行速度が速くなる程小さくなるように制
御して、走行速度が速くなる程表示像６の表示輝度を小
さくする。
が速度調光制御部８に出力され、この速度調光制御部８
がこの速度信号ｐの変化に応じて発光表示装置２の発光
体2aの光度を走行速度が速くなる程小さくなるように制
御して、走行速度が速くなる程表示像６の表示輝度を小
さくする。
本実施例は、速度検知部７を速度調光制御部８に接続
し、この速度調光制御部８により速度検知部７から出力
される速度信号ｐに基づきヘッドアップディスプレイの
発光表示装置２の発光体2aに駆動制御信号ｑを出力して
発光体2aの光度を走行速度が速くなる程小さくなるよう
に制御している。
し、この速度調光制御部８により速度検知部７から出力
される速度信号ｐに基づきヘッドアップディスプレイの
発光表示装置２の発光体2aに駆動制御信号ｑを出力して
発光体2aの光度を走行速度が速くなる程小さくなるよう
に制御している。
更に本実施例では本考案に基づいて上記走行速度変化
に応じた調光制御に加え、速度調光制御部８により従来
例に述べた外光の明るさに応じた調光制御も同時に行っ
ている。
に応じた調光制御に加え、速度調光制御部８により従来
例に述べた外光の明るさに応じた調光制御も同時に行っ
ている。
即ち、運転席の上部に前方視界に向けて外光検知部９
を設け、この外光検知部９を速度調光制御部８に接続し
て外光の明るさの変化に応じて常に表示像６のコントラ
スト比が適正な範囲内となるように調光制御している。
を設け、この外光検知部９を速度調光制御部８に接続し
て外光の明るさの変化に応じて常に表示像６のコントラ
スト比が適正な範囲内となるように調光制御している。
この速度調光制御部８の制御方法について更に詳述す
る。
る。
本考案者は、外光の明るさB1が０〜約7000cd/m2、表
示像６の輝度B2は発光表示装置２に市販のVFDを使用す
る場合０〜約１万cd/m2の範囲で変化することを考慮し
て実験を繰り返した結果、コントラスト比 を約1.25〜2.0の範囲で設定することが望ましいことを
確認した。
示像６の輝度B2は発光表示装置２に市販のVFDを使用す
る場合０〜約１万cd/m2の範囲で変化することを考慮し
て実験を繰り返した結果、コントラスト比 を約1.25〜2.0の範囲で設定することが望ましいことを
確認した。
そこで、第２図に示すように、走行速度が速いほど視
線の移動量が少なくなり視界も狭くなるために表示像６
を明るくまぶしく感じ、逆に走行速度が遅い程表示像６
を暗く感じるため、表示像６のコントラスト比を走行速
度0km/時のときはコントラスト比の適正範囲の最大値2.
0となるように制御し、最高走行速度を180km/時と考え
てこの180km/時においてはコントラスト比の適正範囲の
最低値1.25となるように制御し、走行速度0km/時から最
高走行速度180km/時まで、コントラスト比が2.0から1.2
5まで直線的に減少するように制御する。
線の移動量が少なくなり視界も狭くなるために表示像６
を明るくまぶしく感じ、逆に走行速度が遅い程表示像６
を暗く感じるため、表示像６のコントラスト比を走行速
度0km/時のときはコントラスト比の適正範囲の最大値2.
0となるように制御し、最高走行速度を180km/時と考え
てこの180km/時においてはコントラスト比の適正範囲の
最低値1.25となるように制御し、走行速度0km/時から最
高走行速度180km/時まで、コントラスト比が2.0から1.2
5まで直線的に減少するように制御する。
また、諸条件に応じて最も表示像６が見やすくなるよ
うに制御することが望ましく第２図点線で示したように
低速時若しくは高速時でのコントラスト比の変化が大き
くなるように曲線的に制御しても良い。
うに制御することが望ましく第２図点線で示したように
低速時若しくは高速時でのコントラスト比の変化が大き
くなるように曲線的に制御しても良い。
尚、速度検知部７は別途付設せずに速度計の速度セン
サを用いても良い。
サを用いても良い。
図中符号10は、表示像６が前方視界内に風景と重なっ
て見えることを表すための示す風景である。
て見えることを表すための示す風景である。
本考案は上述のように構成したから、車両の走行速度
の変化に応じて表示像の表示輝度が変化し、走行速度が
速くなる程表示像の表皮輝度が小さくなるため、高速走
行時において視線の移動量が少なくなることにより表示
像がまぶしく見ずらくなったり、低速走行時においては
逆に視線の移動量が多くなり視界が広範囲となることに
より表示像が暗く見ずらくなったりすることが確実に防
止され、非常に視認性が良好で且つ非常にわずらわしく
ない見やすい表示像を写し出すヘッドアップディスプレ
イを提供できることとなる。
の変化に応じて表示像の表示輝度が変化し、走行速度が
速くなる程表示像の表皮輝度が小さくなるため、高速走
行時において視線の移動量が少なくなることにより表示
像がまぶしく見ずらくなったり、低速走行時においては
逆に視線の移動量が多くなり視界が広範囲となることに
より表示像が暗く見ずらくなったりすることが確実に防
止され、非常に視認性が良好で且つ非常にわずらわしく
ない見やすい表示像を写し出すヘッドアップディスプレ
イを提供できることとなる。
第１図は本実施例の概略構成図、第２図は走行速度に応
じてコントラスト比を制御することを示すグラフであ
る。 ｐ…速度信号、１…インストルメントパネル、２…発光
表示装置、2a…発光体、３…表示光、４…運転者、５…
反射部材、６…表示像、７…速度検知部、８…速度調光
制御部。
じてコントラスト比を制御することを示すグラフであ
る。 ｐ…速度信号、１…インストルメントパネル、２…発光
表示装置、2a…発光体、３…表示光、４…運転者、５…
反射部材、６…表示像、７…速度検知部、８…速度調光
制御部。
Claims (1)
- 【請求項１】インストルメントパネル内に発光表示装置
を設け、この発光表示装置から照射する表示光を運転者
へ反射する反射部材を設け、前記発光表示装置に設定し
た発光表示体の表示像を運転者の前方視界内に結像する
ように構成したヘッドアップディスプレイにおいて、車
両の走行速度に応じた速度信号を出力する速度検知部と
外光の明るさに応じた外光信号を出力する外光検知部と
を設け、前記速度検知部から出力される速度信号と前記
外光検知部から出力される外光信号とを入力して前記発
光表示装置の発光体の光度を外光に対する表示像のコン
トラスト比が走行速度が速くなる程小さくなるように制
御する速度調光制御部を設け、走行速度が速くなる程外
光に対する表示像のコントラスト比が小さくなるように
構成したヘッドアップディスプレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990080447U JP2529899Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | ヘッドアップディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990080447U JP2529899Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | ヘッドアップディスプレイ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0438829U JPH0438829U (ja) | 1992-04-02 |
| JP2529899Y2 true JP2529899Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31625516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990080447U Expired - Lifetime JP2529899Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | ヘッドアップディスプレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2529899Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11119147A (ja) * | 1997-10-14 | 1999-04-30 | Asahi Optical Co Ltd | ヘッドアップディスプレイ |
| JP6289081B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2018-03-07 | 三菱電機株式会社 | 表示制御装置および表示システム |
| JP6349963B2 (ja) * | 2014-05-28 | 2018-07-04 | 日本精機株式会社 | 車両情報取得装置 |
| WO2017149995A1 (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-08 | 富士フイルム株式会社 | 投写型表示装置、投写制御方法、及び、投写制御プログラム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58140840U (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用表示装置 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP1990080447U patent/JP2529899Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0438829U (ja) | 1992-04-02 |
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