JP3393723B2 - 免震床におけるスライドパネルの設置構造 - Google Patents

免震床におけるスライドパネルの設置構造

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JP3393723B2 JP01396695A JP1396695A JP3393723B2 JP 3393723 B2 JP3393723 B2 JP 3393723B2 JP 01396695 A JP01396695 A JP 01396695A JP 1396695 A JP1396695 A JP 1396695A JP 3393723 B2 JP3393723 B2 JP 3393723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建屋の基礎床面に対し
て上下・水平方向に移動可能に敷設された免震床と基礎
床面上に固定状に敷設された固定床との間を橋渡して固
定床に対する免震床の上下・水平方向の相対変位を吸収
するためのスライドパネル、そのスライドパネルの設置
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常この種スライドパネルは、免震床と
同一体に上下・水平方向に移動可能なように免震床側に
連結されるが、従来では図6に示す如く、スライドパネ
ルBを載承する支持脚の支持台a上面に係止用の突起
(ビス)bを突設し、スライドパネルBの裏面一側辺縁
には上記係止突起bと対応する位置に係合用穴cを開口
形成せしめた受け材dを取付け、スライドパネルBを支
持脚の支持台a上に載承させる際に、受け材dの係合用
穴cに支持台a上面の係止突起bを係合させて、スライ
ドパネルBを免震床A側に連結していた。
【0003】その為に、支持台a側の係止突起bとスラ
イドパネルB側の係合用穴cとの形成ピッチが正確に一
致していないと、施工に際して係止突起bに係合用穴c
を係合させることができず、その場合には施工現場にて
係合用穴cを大きく開け直ししなければならず、従って
施工性が非常に悪いだけでなく、スライドパネルBと免
震床Aとの突き合わせ間隔(目地)eが開いてしまい、
施工した際の見栄えが悪くなる不具合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
の不具合に鑑みてなされたものであり、現場での施工性
が良く、しかもスライドパネルと免震床との突き合わせ
間隔(目地)が開くことなく綺麗に揃わせることができ
る免震床におけるスライドパネルの設置構造を提供せん
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成する本発
明の請求項1記載の免震床におけるスライドパネルの設
置構造は、スライドパネルの裏面一側辺縁に受け材を取
付けると共に、スライドパネルを載承する支持脚の支持
台上には断面略L字形に形成した係止具を取付け、且つ
該係止具の垂直壁部には押圧バネを設置し、前記スライ
ドパネルの受け材を上記係止具の水平壁部上に載承させ
ると共に該スライドパネルの他側を前記固定床上に滑動
自在に載承させ、前記受け材に上記押圧バネを当接せし
めてスライドパネルを免震床側へ押圧付勢させるように
した事を特徴としたものである。又、請求項2記載の免
震床におけるスライドパネルの設置構造は、前記係止具
を断面略凹字形に形成し、一方の垂直壁部に前記押圧バ
ネを設置すると共に、他方の垂直壁部の高さを前記免震
床の床パネルの厚みとほぼ同じに形成した事を特徴とし
たものである。そして、請求項3記載の免震床における
スライドパネルの設置構造は、前記係止具を複数枚のス
ライドパネルにわたる長尺に形成した事を特徴としたも
のである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施の一例を図面に基づいて
説明する。図中、Aは免震床、Bはスライドパネル、C
は固定床を示す。
【0007】免震床Aは、建屋の基礎床面D上に設置し
た免震装置1と、その上に梁2を介して等間隔に起立配
置せしめた多数の支持脚3と、それら支持脚3上に敷設
される多数の床パネル4とで構成され、基礎床面Dに対
して上下・水平方向に移動可能に敷設されている。
【0008】固定床Cは、建屋の基礎床面D上に等間隔
に起立配置せしめた多数の支持脚5と、それら支持脚5
にわたって敷設される多数の床パネル6とで構成され、
基礎床面Dに対して固定状に敷設されている。
【0009】スライドパネルBは、免震床Aと固定床C
との間を橋渡しするものであり、免震床Aと同一体に上
下・水平方向に移動可能なようにその一側が免震床A側
に分離自在に連結され、他側が固定床C側に滑動自在に
載承される。
【0010】スライドパネルBは、アルミまたはスチー
ル製の平板材を用いて所要の大きさの矩形状に形成し、
表面に表面材を貼設すると共に、裏面一側辺縁に受け材
7を取付け、他側辺縁に樹脂製の端部材8を取付けてな
る。
【0011】受け材7は、スライドパネルBを支持脚3
の支持台3’上に載承させた際にスライドパネルBを免
震床Aの床パネル4と同一面状に支持する為のものであ
り、断面略四角形状をした角パイプ材を用いてスライド
パネルBの幅とほぼ同じ長さに形成し、スライドパネル
Bの裏面一側辺縁に沿ってビス10でもって一体的に取
付ける。この際、受け材7を図示実施例の如くスライド
パネルBの端面B’よりも少し内側に配置させて、スラ
イドパネルBの端面B’が免震床Aの床パネル4の端面
4aに当接するようになす。尚、図中11はビス10を
操作するドライバーを挿入させるための穴である。
【0012】また、スライドパネルBを載承する支持脚
3の支持台3’上には、断面略L字形状又は断面略凹字
形状に形成せしめた係止具12をビス13でもって一体
的に取付ける。
【0013】係止具12は、スライドパネルBの裏面一
側辺縁に取付けた受け材7を係止させる為のものであ
り、アルミ材またはスチール材を用いて断面略L字形状
または断面略凹字形状に形成すると共に、その長さを支
持脚3の支持台3’の幅とほぼ同じ程度の短尺に形成す
るか、或いは横に並んだ複数枚のスライドパネルBにわ
たる長さの長尺に形成する。
【0014】そして、係止具12の垂直壁部には押圧バ
ネ9を取付ける。即ち、係止具12を、図1ないし図3
に示した第1実施例の如く断面略L字形状に形成した場
合にはその垂直壁部12aに押圧バネ9を取付け、図4及
び図5に示した第2実施例の如く断面略凹字形状に形成
した場合には一方の垂直壁部12bに押圧バネ9を取付
け、他方の垂直壁部12cの高さを免震床Aの床パネル4
の厚みとほぼ同じに形成して、他方の垂直壁部12cを免
震床Aの床パネル4の端面4aにピッタリと当接させる
ようにする。
【0015】押圧バネ9は、バネ性を有する平板材を用
いて、係止具12の垂直壁部12aまたは12bに着脱自在
に装着し得るように断面略逆U字形状に形成し、その一
辺側(係止具12の垂直壁部12aまたは12bの内側に位
置する方の側)に、スライドパネルBの受け材7に当接
して押圧する押圧バネ部9aを曲げ起こし形成してな
る。
【0016】而して、スライドパネルBの施工に際して
は、予めスライドパネルBの裏面一側辺縁に受け材7を
取付けておくと共に、係止具12を支持脚3の支持台
3’上に取付けておき、且つ係止具12の垂直壁部12a
または12bに押圧バネ9を装着しておく。そして、スラ
イドパネルBの受け材7を係止具12の水平壁部12d上
に落とし込み載承させると共に、スライドパネルBの他
側(端部材8側)を固定床C上に滑動自在に載承させ
る。すると、係止具12の垂直壁部12a又は12bに装着
せしめた押圧バネ9の押圧バネ部9aがスライドパネル
Bの受け材7に当接し、押圧バネ部9aのバネ作用によ
ってスライドパネルBが免震床A方へ押圧付勢される。
【0017】その結果、第1実施例のごとく係止具12
を断面略L字形状に形成した場合には、スライドパネル
Bの端面B’が免震床Aの床パネル4の端面4aに直接
当接し、また第2実施例のごとく係止具12を断面略凹
字形状に形成した場合には、スライドパネルBの端面
B’が係止具12の他方の垂直壁部12cに当接するよう
になる。
【0018】尚、図中14は、スライドパネルBに取付
けた受け材7の底面が係止具12の水平壁部12dに直接
当接すると衝突音を発生するので、それを防止するため
の緩衝材である。
【0019】
【発明の効果】本発明の免震床におけるスライドパネル
の設置構造は斯様に構成したので、スライドパネルを免
震床側に連結させるのに、スライドパネルの受け材を係
止具の水平壁部上に落とし込み載承させてスライドパネ
ルの受け材を係止具の垂直壁部に係止させるだけ済み、
その結果、現場での施工性が非常に良くなる。
【0020】しかも、スライドパネルは、係止具の垂直
壁部に取付けた押圧バネのバネ作用によって常時免震床
側方へ押圧付勢されているので、施行後もスライドパネ
ルと免震床との突き合わせ間隔(目地)が水平方向に開
くことがなく、従って免震床の端面とスライドパネルの
端面との突き合わせ線(目地)が一直線状に揃い、見栄
えの良い綺麗な仕上がりとなる。
【0021】さらに、特に請求項2に記載の設置構造に
よれば、係止具の他方の垂直壁部の上端面が一直線状に
免震床と同一面状に顕現されるので、免震床を構成して
いる床パネルの端面を現場で多少凸凹に切断してしまっ
た場合でも、係止具の他方の垂直壁部の上端面に引かれ
て見栄えの良い仕上がりとすることが出来る。
【0022】また、請求項3に記載の設置構造によれ
ば、複数枚のスライドパネルにわたって免震床の端面と
スライドパネルの端面との突き合わせ線(目地)が一直
線状に揃い、一層のこと見栄えの良い綺麗な仕上がりと
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概要を説明するための側面図。
【図2】 本発明の第1実施例を示す要部の断面側面
図。
【図3】 図2の平面図。
【図4】 本発明の第2実施例を示す要部の断面側面
図。
【図5】 図4の平面図。
【図6】 従来例を示す要部の断面側面図。
【符号の説明】
A………免震床 B………スライ
ドパネル C………固定床 D………基礎床
面 1………免震装置 2………梁 3,5…支持脚 3’……支持台 4,6…床パネル 7………受け材 8………端部材 9………押圧バ
ネ 10……ビス 11……穴 12……係止具 12a,12b,12
c……垂直壁部 12d……水平壁部 13……ビス 14……緩衝材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の基礎床面に対して上下・水平方
    向に移動可能に敷設された免震床と基礎床面上に固定状
    に敷設された固定床との間を橋渡しするスライドパネル
    の設置構造であって、スライドパネルの裏面一側辺縁に
    受け材を取付けると共に、スライドパネルを載承する支
    持脚の支持台上には断面略L字形に形成した係止具を取
    付け、且つ該係止具の垂直壁部には押圧バネを設置し、
    前記スライドパネルの受け材を上記係止具の水平壁部上
    に載承させると共に該スライドパネルの他側を前記固定
    床上に滑動自在に載承させ、前記受け材に上記押圧バネ
    を当接せしめてスライドパネルを免震床側へ押圧付勢さ
    せるようにした事を特徴とする免震床におけるスライド
    パネルの設置構造。
  2. 【請求項2】 前記係止具を断面略凹字形に形成し、
    一方の垂直壁部に前記押圧バネを設置すると共に、他方
    の垂直壁部の高さを前記免震床の床パネルの厚みとほぼ
    同じに形成した事を特徴とする請求項1記載の免震床に
    おけるスライドパネルの設置構造。
  3. 【請求項3】 前記係止具を複数枚のスライドパネル
    にわたる長尺に形成した事を特徴とする請求項1又は2
    記載の免震床におけるスライドパネルの設置構造。
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