JP2817630B2 - 間仕切パネルの支持装置 - Google Patents

間仕切パネルの支持装置

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JP2817630B2 JP23800294A JP23800294A JP2817630B2 JP 2817630 B2 JP2817630 B2 JP 2817630B2 JP 23800294 A JP23800294 A JP 23800294A JP 23800294 A JP23800294 A JP 23800294A JP 2817630 B2 JP2817630 B2 JP 2817630B2
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恒雄 榊原
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間仕切パネルの支持装
置に係わり、更に詳しくは天レールと地レールの間に下
端にアジャスターを嵌着した支柱を間隔を隔てて複数立
設するとともに、該支柱の表裏両面にパネル板を取付け
てフロアを区画してなる間仕切パネルの支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、天井と床面との間に間仕切パネル
を取付けて広いフロアを区画する間仕切装置は各種提供
されており、間仕切パネルを構成するパネル板を天レー
ルと地レール間に立設した支柱に取付ける構造も各種提
供されている。例えば、実公平3−7446号公報に
は、支柱の下端にアジャスターを構成する受け部材を嵌
着するとともに、該受け部材の両側面に正面視L字形の
連結部材を嵌合係止し、対向する連結部材間に、表裏両
側に支持片部を有する支持枠を渡設し、該支持片部にパ
ネル板の下端を載置するとともに、パネル板の上部を支
柱の表裏両面に固定金具を用いて取付ける構造のものが
開示されている。
【0003】しかし、前述の公報記載の支持装置は、パ
ネル板を支持するための部品点数が多く、コスト高とな
るばかりでなく、現場での組立てに手間がかかり作業時
間の短縮は不可能である。
【0004】そこで、本出願人は、図9及び図10に示
すような支持装置を実施している。即ち、支柱100の
下端部にアジャスターの受け部材101を嵌着した状態
で、支持金具102を支柱100と受け部材101に同
時に固定し、支持金具102の上端に並設した上向き係
止片103,103に、パネル板104の下部に形成し
た図示しない切欠段部を係止して取付けるのである。こ
こで、前記支持金具102を取付ける構造は、支柱10
0と受け部材101の同じ位置に上下に間隔をおいて形
成した二つの取付孔105,105の上位のものに、支
持金具102の上部に突設した突片106を嵌入すると
ともに、下位のものに支持金具102の下部に設けた通
孔107を通したネジ108を螺合して取付けるのであ
る。
【0005】しかし、スチール板を折曲形成した支持金
具102の両脚片109,109の高さが製造誤差によ
って異なった場合には、図10に示すように支持金具1
02が斜めになって取付けられ、それによって支持金具
102に嵌着する目地材110も傾斜して取付けられる
で、製品、施工不良となる。また、脚片109の高さが
正確であっても、図11(a) に示すように、支持金具1
02の左右の係止片103,103の高さが異なる場
合、支柱100に対して支持金具102を正確に取付け
ることができても、このような取付不良の支持金具10
2を用いてパネル板104を取付けると図12に示すよ
うに傾斜し、目地の間隔が変化して目地材110を取付
けることができない事態が生じる。また、図11(b) に
示すように、支持金具102自体は精度よく製作されて
も、取付孔105と突片106の間の遊びが大きく、支
柱100の中心線に対して支持金具102が傾斜して取
付けられた場合、このような取付不良の支持金具102
を用いてパネル板104を取付けると前述と同様な問題
が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、パネル板の下部を支
持するための構造において、部品点数が少なく、しかも
従来のパネル板に設計変更を加える必要がないように一
対の係止片を備え且つ両係止片の位置や突出高さの寸法
精度が高く、パネル板の取付作業も簡単である間仕切パ
ネルの支持装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、天レールと地レールの間に下端にアジャス
ターを嵌着した支柱を間隔を隔てて複数立設するととも
に、該支柱の表裏両面にパネル板を取付けてフロアを区
画してなる間仕切パネルの支持装置であって、アジャス
ターを構成する受け部材の表裏両面に一対の上向き係止
片を左右に有する係止部を切起し形成し、一方の係止片
にパネル板の側端面下部に設けた切欠段部を係止してな
る間仕切パネルの支持装置を構成した。
【0008】ここで、前記係止部が、受け部材の板材を
正面視逆T字形に打抜き形成した構成片を外方へ直角に
切起すとともに、両側部を上方に直角に折曲して一対の
係止片となしたものであることがより好ましい実施例で
ある。
【0009】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の間仕切パネル
の支持装置は、一対の上向き係止片を左右に有する係止
部をアジャスターを構成する受け部材に切起し形成した
ことにより、係止片の位置や突出高さの寸法精度が高
く、また係止片が受け部材と一体であるため、従来のよ
うに支持金具をネジ止めする作業が不要であり、パネル
板の取付作業も簡単である。
【0010】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1及び図2は本発明の間仕切
パネルの支持装置を示す分解斜視図であり、図3〜図5
は取付状態を示し、図中1は支柱、2はアジャスター、
3は係止部、4はパネル板をそれぞれ示している。
【0011】本発明は、図示しない天レールと地レール
5の間に下端にアジャスター2を嵌着した支柱1を間隔
を隔てて複数立設するとともに、該支柱1の表裏両面に
パネル板4を取付けてフロアを区画してなる間仕切パネ
ルの支持装置であって、アジャスター2を構成する受け
部材6の表裏両面に一対の上向き係止片7,7を左右に
有する係止部3を切起し形成し、一方の係止片7にパネ
ル板4の側端面下部に設けた切欠段部8を係止してなる
こと要旨としている。
【0012】更に詳しくは、前記支柱1は、スチール板
を折曲形成した中空杆体であり、一側面に上下方向に開
口した間隙9を有するとともに、下端部の他の三側面に
前記間隙9と同一幅の側面視長方形の切欠部10を形成
したものである。
【0013】前記アジャスター2は、前記支柱1の下端
部に嵌入する受け部材6と、該受け部材6の下面に螺合
したボルト11からなる。前記受け部材6は、スチール
板を角パイプ状に折曲して形成した筒体であり、上端部
は内方へ先細となるように折曲して支柱1への嵌入を案
内する傾斜部12を形成し、側面の上下中間部に全て上
端を同一高さとした複数のダボ13,…を突設するとと
もに、該受け部材6の側面を構成する板材を正面視逆T
字形に打抜き形成した構成片を外方へ直角に切起すとと
もに、両側部を上方に直角に折曲して一対の係止片7,
7となして前記係止部3を形成したものである。即ち、
係止部3は、受け部材6の側面から直角に突出した載置
片14の先端部両側に受け部材6の側面から所定間隔を
置いて前記係止片7,7を立起形成したものである。
【0014】前記パネル板4は、スチール製の表面板1
5の裏面に芯材16を固定し、該芯材16の両側端に沿
って表面板15から裏面側へ折曲した端面板17を形成
し、該端面板17の後縁を断面略U字形に折返して固定
縁18を形成し、該固定縁18の下部の一部を切欠して
前記切欠段部8を形成したものである。尚、パネル板4
の構造は前述のものに限定されず、前記切欠段部8と同
じ係止手段又はそれに類似する係止手段を備えていれば
各種の構造のものを採用できる。
【0015】前記地レール5は、上方へ凹溝19を向け
た断面コ字形の部材であり、その底板20を床面にアン
カーボルト等によって固定し、凹溝19内に前記アジャ
スター2の受け部材6の下部を嵌合した状態で支持する
ものである。尚、図示しないが、天レールも略同じ構造
である。
【0016】そして、図3〜図5に示すように、前記支
柱1の下端部にアジャスター2の受け部材6の上部を嵌
入し、支柱1の下端をダボ13,…に当止して一体化し
た状態で、受け部材6の下部を前記地レール5の凹溝1
9に挿入して当該支柱1を立設する。ここで、前記係止
部3は、前記支柱1の切欠部10又は間隙9内に位置
し、支柱1の側面から係止片7,7が突出した状態とな
っている。そして、前記パネル板4の切欠段部8を一方
の係止片7に係止するとともに、載置片14の載置して
支持するのである。
【0017】また、前記受け部材6の下部であって、地
レール5の凹溝19内に位置する一側面に開口21を形
成することによって、支柱1の内部から受け部材6の内
部を通し、開口21から地レール5の凹溝19内に、照
明器具や各種の電気機器の電源供給用又は信号伝達用の
図示しない配線コードを配設することが可能である。本
発明の係止部3は前述の構造であり、受け部材6の内部
に従来のようにネジ等の突起物がないので、その配線作
業が容易であるとともに、突起物によって反戦コードが
傷付く恐れも少ないのである。
【0018】一方、パネル板4の上部の支柱1への固定
構造は、図6に示すように、隣接するパネル板4,4の
固定縁18,18の湾曲部を支柱1の表面に当接した状
態で、両固定縁18,18の表面側へ向いた先端縁に断
面コ字形の固定金具22を被せて、該固定金具22を貫
通したネジ23を支柱1に螺合して固定するものであ
る。そして、パネル板4の端面板17と固定金具22の
隙間に、断面コ字形の目地材24の両側片を嵌入して装
着している。
【0019】このように、複数立設した支柱1,…を利
用して複数パネル板4,…を取付けて間仕切パネルを構
成するが、フロアを複数枚のパネル板4,…で完全に区
画できない場合には、パネル板4を所定の横幅に切断し
て用いる。従って、端部に位置するパネル板4の一側に
は、前記同様に固定縁18や切欠段部8が存在するの
で、前記同様に支柱1や受け部材6の係止部3を利用し
て取付けることができるが、他側の切断端は通常の方法
では固定できない。
【0020】本実施例では、この端部に位置する切断端
25を有する半端なパネル板4を取付けるための構造と
して、図7及び図8に示す構造を採用している。即ち、
壁面26に、表裏のパネル板4,4を外被し得る断面コ
字形の端部調整部材27の取付板28をネジ止め固定し
て縦設し、両化粧板29,29を壁面26に対して垂直
に設け、一方、前記支柱1の下端に、係止部3,3が地
レール5の凹溝19内に位置する方向で受け部材6を嵌
合装着した状態で、前記両化粧板29,29の間に立設
するとともに、支柱1の下端に表裏に受板30,30を
有する受け金具31を固定し、パネル板4の切断端25
側から支柱1と化粧板29との間に挿入するとともに、
パネル板4の下端を前記受板30に載置して支持するの
である。この状態では、パネル板4の切断端25は化粧
板29によって外覆され、また化粧板29によって外方
向の移動が規制されている。
【0021】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の間仕切パネルの
支持装置によれば、一対の上向き係止片を左右に有する
係止部をアジャスターを構成する受け部材に切起し形成
したことにより、係止片の位置や突出高さの寸法精度が
高く、また係止片が受け部材と一体であるため、従来の
ように支持金具をネジ止めする作業が不要であり、パネ
ル板の取付作業が極めて簡単になり、また部品点数が少
ないので、コストの低減化が図れ、しかも従来のパネル
板に設計変更を加える必要がないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持装置を示す部分分解斜視図であ
る。
【図2】同じく要部の拡大分解斜視図である。
【図3】パネル板下部の支持構造を示す要部の拡大横断
面図である。
【図4】同じく拡大縦断側面図である。
【図5】同じく拡大縦断正面図である。
【図6】パネル板上部の支持構造を示す要部の拡大横断
面図である。
【図7】壁面に接する端部のパネル板の支持構造を一部
省略して示した横断面図である。
【図8】同じく縦断側面図である。
【図9】従来のパネル板の下部支持構造を示す要部の分
解斜視図である。
【図10】従来の支持構造の不良態様を示す簡略横断面
図である。
【図11】従来の支持構造の不良態様を示し、(a) は支
持金具の製造不良、(b) は支持金具の取付不良をそれぞ
れ示している。
【図12】従来の支持構造の不良によって、パネル板が
傾いて取付けられた状態を示す簡略正面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 アジャスター 3 係止部 4 パネル板 5 地レール 6 受け部材 7 係止片 8 切欠段部 9 間隙 10 切欠部 11 ボルト 12 傾斜部 13 ダボ 14 載置片 15 表面板 16 芯材 17 端面板 18 固定縁 19 凹溝 20 底板 21 開口 22 固定金具 23 ネジ 24 目地材 25 切断端 26 壁面 27 端部調整部材 28 取付板 29 化粧板 30 受板 31 受け金具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天レールと地レールの間に下端にアジャ
    スターを嵌着した支柱を間隔を隔てて複数立設するとと
    もに、該支柱の表裏両面にパネル板を取付けてフロアを
    区画してなる間仕切パネルの支持装置であって、アジャ
    スターを構成する受け部材の表裏両面に一対の上向き係
    止片を左右に有する係止部を切起し形成し、一方の係止
    片にパネル板の側端面下部に設けた切欠段部を係止して
    なることを特徴とする間仕切パネルの支持装置。
  2. 【請求項2】 前記係止部が、受け部材の板材を正面視
    逆T字形に打抜き形成した構成片を外方へ直角に切起す
    とともに、両側部を上方に直角に折曲して一対の係止片
    となしたものである請求項1記載の間仕切パネルの支持
    装置。
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JP5117125B2 (ja) * 2007-06-26 2013-01-09 株式会社岡村製作所 間仕切装置
JP7083447B2 (ja) * 2017-12-12 2022-06-13 株式会社イトーキ 高耐震性間仕切装置におけるドア枠取付装置

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