JP3387868B2 - 出力バッファ型atmスイッチ - Google Patents

出力バッファ型atmスイッチ

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JP3387868B2 JP29820999A JP29820999A JP3387868B2 JP 3387868 B2 JP3387868 B2 JP 3387868B2 JP 29820999 A JP29820999 A JP 29820999A JP 29820999 A JP29820999 A JP 29820999A JP 3387868 B2 JP3387868 B2 JP 3387868B2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信網に
用いられるATM(非同期転送モード)スイッチに関
し、特に、出力側に回線毎のバッファを有する出力バッ
ファ型ATMスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル通信網に用いられる
ATMスイッチのうち出力バッファ型ATMスイッチに
おいては、同じ伝送速度を有するスイッチポートが入力
側と出力側に同数ずつ設けられている。
【0003】図9は、従来の出力バッファ型ATMスイ
ッチの一構成例を示す図であり、入力側及び出力側のそ
れぞれに600Mbpsの伝送速度を有するスイッチポ
ートが8本設けられた5Gbitのスイッチ容量を有す
る出力バッファ型ATMスイッチを示している。
【0004】本構成例は図9に示すように、8本の入力
回線130−1〜130−8と8本の出力回線140−
1〜140−8との間を伝送されるセルのスイッチング
を行うものであり、600Mbpsの伝送速度をそれぞ
れ有し、入力回線130−1〜130−8からのセルが
入力される入力ポート121−1〜121−8と、入力
ポート121−1〜121−8を介して入力されたセル
を一時格納する入力バッファ122−1〜122−8
と、入力ポート121−1〜121−8を介して入力さ
れたセルを多重し、5Gbpsの伝送速度を有するバス
上に出力する多重部111と、出力回線140−1〜1
40−8のそれぞれに対応して設けられ、多重部111
にて多重されたセルのうち自回線宛てのセルのみ通過さ
せるアドレスフィルタ112−1〜112−8と、アド
レスフィルタ112−1〜112−8を通過したセルを
一時格納する出力バッファ113−1〜113−8と、
600Mbpsの伝送速度をそれぞれ有し、出力バッフ
ァ113−1〜113−8から出力されたセルを出力回
線140−1〜140−8に対して出力する出力ポート
114−1〜114−8とから構成されている。なお、
図示していないが、当該ATMスイッチの前段には、入
力されたセルのヘッダに書き込まれているVP(バーチ
ャルパス)/VC(バーチャルチャネル)から論理コネ
クション番号を識別し、その論理コネクション番号を持
ったセルに対応する出力先である出力回線番号を付与す
る論理コネクション番号/出力回線番号変換テーブルが
設けられている。
【0005】以下に、上記のように構成された出力バッ
ファ型ATMスイッチにおけるスイッチング動作につい
て説明する。
【0006】入力回線130−1〜130−8からのセ
ルが入力ポート121−1〜121−8を介して入力さ
れると、入力されたセルが多重部111にて多重され、
5Gbpsの伝送速度を有するバス上に出力される。
【0007】次に、出力回線140−1〜140−8の
それぞれに対応して設けられたアドレスフィルタ112
−1〜112−8において、多重部111にて多重さ
れ、バス上に出力されたセルのうち付与されている出力
回線番号が自回線宛てのセルのみがそれぞれ通過し、出
力バッファ113−1〜113−8に入力される。
【0008】出力バッファ113−1〜113−8にお
いては、多重部111から5Gbpsの伝送速度でバス
上に出力されたセルが一時格納され、600Mbpsの
伝送速度で出力される。
【0009】その後、出力バッファ113−1〜113
−8から出力されたセルが出力ポート114−1〜11
4−8を介して出力回線140−1〜140−8に出力
される。
【0010】ここで、出力バッファ113−1〜113
−8においてセルの出力が入力に追い付かず、セルのあ
ふれが生じた場合のセル廃棄を防ぐために、入力バッフ
ァ122−1〜122−8に対してバックプレッシャー
信号を送出する制御が行われる。各出力バッファ113
−1〜113−8にはしきい値が設けられており、ある
出力バッファに滞留しているセルの数がこのしきい値を
越えた時に、当該出力バッファはすべての入力バッファ
セル122−1〜122−8に対してバックプレッシャ
ー信号を送出する。入力バッファ122−1〜122−
8はバックプレッシャー信号を送出している出力バッフ
ァに対応する出力回線140−1〜140−8宛てのセ
ルの送出を一時停止する。これにより、セルのあふれが
生じる虞れがある出力バッファ113−1〜113−8
でのセル廃棄が回避される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】今後のデジタル通信に
おいては、トラヒック容量の増加に伴い、ATMスイッ
チに対して、スイッチポートの速度以上の容量を有する
コネクションのセル交換を実現することが要求される。
【0012】例えば、上述した出力バッファ型ATMス
イッチのように伝送速度が600Mのスイッチポートが
複数設けられ、5Gbitのスイッチ容量を有するスイ
ッチに対し、2.4Gbpsの速度を持つ回線を収容
し、600Mbps以上の帯域を持つコネクションの設
定を可能とすることが要求される。
【0013】しかしながら、上述したような出力バッフ
ァ型ATMスイッチにおいては、同じ速度のポートを有
する構成となっているので、入力ポートにおける伝送速
度以上の帯域を有するコネクションをスイッチングする
ことができない。
【0014】例えば、ある入力ポートから600Mbp
sの速度で入力されるセルは、ある出力ポートに600
Mbpsの速度で送出することができるが、2.4Gb
psの伝送速度でコネクションの帯域が800Mbps
の入力回線からのセルをこの入力ポートに入力すること
はできない。
【0015】ここで、上述したような要求に応えるもの
として、ATMスイッチを構成するデバイスの能力を向
上させ、同じアーキテクチャでスイッチポートの速度を
速くしたスイッチを構成することが考えられるが、その
場合、スイッチポートの速度を速くしたスイッチを新た
に設計しなければならなくなり、設計の手間及びコスト
が余計にかかってしまうという問題点がある。
【0016】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、既存のスイ
ッチを用いて、既存のスイッチポートの速度以上のコネ
クションのセル交換を行うことができる出力バッファ型
ATMスイッチを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力回線からのセルが入力される複数の入
力ポートと、該複数の入力ポートを介して入力されたセ
ルを多重する第1の多重部と、出力回線にセルを送出す
る複数の出力ポートと、該出力ポートに対応して設けら
れ、前記第1の多重部にて多重されたセルのうち対応す
る出力ポート宛てのセルのみを通過させる複数のフィル
タと、該複数のフィルタを通過したセルが一時格納され
る複数の出力バッファとを有し、前記複数の出力バッフ
ァに格納されたセルが前記複数の出力ポートを介して前
記出力回線に出力される出力バッファ型ATMスイッチ
において、前記複数の入力ポート及び出力ポートはそれ
ぞれ、少なくとも1つが該入力ポート及び出力ポートの
2以上の整数倍の伝送速度を具備する高速入力ポート及
び高速出力ポートであり、前記複数の入力ポートにそれ
ぞれ対応して設けられ、当該入力ポートから入力された
セルに、当該セルの論理コネクション番号毎に入力され
た順番を示すシーケンス番号を付与する番号付与部と、
前記高速入力ポートを介して入力され、前記番号付与部
にて番号が付与されたセルを、その伝送速度が前記高速
入力ポート以外の入力ポートにおける伝送速度となるよ
うに複数のパスに分離する分離部と、前記複数の出力バ
ッファのうち前記高速出力ポートに対応する複数の出力
バッファから出力されたセルを前記高速出力ポートの伝
送速度に多重出力する第2の多重部と、前記複数の出力
ポートにそれぞれ対応して設けられ、前記第2の多重部
にて多重出力されたセル及び前記高速出力ポートに対応
する出力バッファ以外の出力バッファから出力されたセ
ルに付与された前記シーケンス番号に基づいて、該セル
の出力順序を整えて出力する順序復元部とを有し、前記
第1の多重部は、前記高速入力ポート以外の入力ポート
を介して入力されたセルと前記分離部にて分離されたセ
ルとを多重し、前記番号付与部は、 前記入力ポートを介
して入力されたセルから出力回線番号及び論理コネクシ
ョン番号を検出するヘッダ情報検出部と、前記論理コネ
クション番号毎に、該コネクションにて前回伝送された
セルに付与されたシーケンス番号が設定されているシー
ケンス番号テーブルと、前記複数の出力バッファに関す
る情報が格納された出力バッファ番号テーブルと、前記
ヘッダ情報検出部にて検出された出力回線番号及び論理
コネクション番号に基づいて前記シーケンス番号テーブ
ル及び前記出力バッファ番号テーブルから前記シーケン
ス番号及び出力バッファ番号を検索するシーケンス番号
制御部と、前記シーケンス番号制御部にて検索されたシ
ーケンス番号及び出力バッファ番号をセルに付与するセ
ルヘッダ情報付加部とを有し、前記出力バッファ番号テ
ーブルには、前記出力回線の番号と、該出力回線の番号
のそれぞれに対応して、その出力回線における先頭の出
力バッファ番号及び末尾の出力バッファ番号、並びにこ
の先頭出力バッファ番号から末尾出力バッファ番号内に
含まれる出力バッファ内で前回伝送されたセルが付与さ
れた最新出力バッファ番号とが格納され、前記シーケン
ス番号制御部は、前記出力バッファ番号をセルに付与す
る際に、前記最新出力バッファ番号をインクリメント
し、インクリメントした番号が当該出力回線における末
尾出力バッファ番号以下の場合は前記インクリメントし
た番号をセルに付与する番号とし、インクリメントした
番号が前記末尾出力バッファ番号よりも大きな場合は該
最新バッファ番号を当該出力回線における先頭出力バッ
ファ番号としてセルに付与する番号とし、また、前記シ
ーケンス番号をセルに付与する際に、セルに付与された
論理コネクション番号に対応するシーケンス番号をイン
クリメントし、インクリメントした番号が前記順序復元
部にて処理可能な番号以下の場合は前記インクリメント
した番号をセルに付与する番号とし、インクリメントし
た番号が前記順序復元部にて処理可能な番号を超えてい
る場合は前記シーケンス番号を“0”に設定し、その
後、当該番号をインクリメントしてセルに付与する番号
とし、前記出力バッファから当該出力バッファ宛てのセ
ルの送出を停止する旨の信号が送出された場合、該信号
を送出した出力バッファの番 号をセルに付与せずに次に
インクリメントした番号をセルに付与することを特徴と
する。
【0018】また、前記複数の入力ポートを介して入力
されたセルが一時格納される入力バッファを有し、前記
複数の出力バッファは、該出力バッファに格納されるセ
ルの数が予め決められたしきい値を超えた場合に前記入
力バッファに対して当該出力バッファ宛てのセルの送出
を停止する旨の信号を送出し、前記入力バッファは、前
記信号を受信した場合に該信号を送出した出力バッファ
宛てのセルを一時格納することを特徴とする。
【0019】また、前記入力バッファは、前記複数の入
力ポートに対応して複数設けられていることを特徴とす
る。
【0020】
【0021】また、前記順序復元部は、セルに付与され
た論理コネクション番号に基づいてコネクション毎にセ
ルを振り分けるセル分配部と、セルに付与されたシーケ
ンス番号に基づいてセルの送出順序を整える複数のセル
順序復元部と、前記複数のセル順序復元部にて送出順序
が整えられたセルを多重するセル多重部とを有すること
を特徴とする。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、複数の入力ポート及び出力ポートのうち、少
なくとも1つずつが該入力ポート及び出力ポートの2以
上の整数倍の伝送速度を有する高速入力ポート及び高速
出力ポートとされ、該高速入力ポートを介して伝送速度
が速い入力回線からのセルが入力され、分離部にて通常
の伝送速度となるようにセルが分離される。その後、分
離部にて分離されたセルと他の入力ポートを介して入力
されたセルとが多重され、複数のフィルタにおいて出力
回線毎のセルがそれぞれ通過し、出力バッファに一時格
納され、出力ポートの伝送速度で出力回線に出力され
る。なお、高速出力ポートを介して出力されるセルは、
出力バッファに一時格納された後、第2の多重部にて多
重され、それにより、伝送速度が高速出力ポートにおけ
るものとされ、高速出力ポートを介して出力回線に出力
される。
【0027】ここで、入力ポートを介して入力されたセ
ルの出力ポートからの出力の順番を補償する必要があ
る。そこで、入力ポートのそれぞれに対応してセルに入
力された順番を付与する番号付与部を設け、セルにシー
ケンス番号を付与する。その後、出力バッファから出力
されたセルについて、順序復元部において、該セルに付
与された番号に基づいて入力された順番に送出順序を並
べ替えることによってセル送出の順番が補償される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0029】図1は、本発明の出力バッファ型ATMス
イッチの実施の一形態を示すブロック図であり、入力側
及び出力側のそれぞれにおいて600Mbpsの伝送速
度を有するスイッチポートを4本ずつ束ねることにより
2.4Gbpsの伝送速度を有するスイッチポートを1
本ずつ設け、さらに、600Mbpsの伝送速度を有す
るスイッチポートが4本ずつ設けられた5Gbitのス
イッチ容量を有する出力バッファ型ATMスイッチを示
している。
【0030】本形態は図1に示すように、5本の入力回
線30−1〜30−5と5本の出力回線40−1〜40
−5との間を伝送されるセルのスイッチングを行うもの
であり、2.4Gbpsの伝送速度を有し、入力回線3
0−1からのセルが入力される入力ポート21−1と、
600Mbpsの伝送速度をそれぞれ有し、入力回線3
0−2〜30−5からのセルが入力される入力ポート2
1−2〜21−5と、入力ポート21−1〜21−5を
介して入力されたセルを一時格納する入力バッファ22
−1〜22−5と、入力ポート21−1〜21−5を介
して入力されたセルに入力順にシーケンス番号を付与す
る番号付与部51−1〜51−5と、番号付与部51−
1にてシーケンス番号が付与されたセルを600Mbp
sの4本のパスにサイクリックに分離する分離部52
と、入力ポート21−2〜21−5を介して入力され、
番号付与部51−2〜51−5にてシーケンス番号が付
与されたセルと分離部52にて分離されたセルとを多重
し、5Gbpsの伝送速度を有するバス上に出力する第
1の多重部11と、出力回線40−2〜40−5及び出
力回線40−1が600Mbpsの伝送速度に分離され
た4本の回線のそれぞれに対応して設けられ、多重部1
1にて多重されたセルのうち自回線宛てのセルのみ通過
させるアドレスフィルタ12−1〜12−8と、アドレ
スフィルタ12−1〜12−8を通過したセルを一時格
納する出力バッファ13−1〜13−8と、出力バッフ
ァ13−1〜13−4から出力されたセルを多重する第
2の多重部61と、多重部61にて多重されたセルまた
は出力バッファ13−5〜13−8から出力されたセル
を番号付与部51−1〜51−5にて付与されたシーケ
ンス番号に基づいて順序を並べ替える順序復元部62−
1〜62−5と、2.4Gbpsの伝送速度を有し、順
序復元部62−1から出力されたセルを出力回線40−
1に対して出力する出力ポート63−1と、600Mb
psの伝送速度をそれぞれ有し、順序復元部62−2〜
62−5から出力されたセルを出力回線40−2〜40
−5に対して出力する出力ポート63−2〜63−5と
から構成されている。
【0031】なお、図示していないが、当該ATMスイ
ッチの前段には、入力したセルのヘッダに書き込まれて
いるVP(バーチャルパス)/VC(バーチャルチャネ
ル)から論理コネクション番号を識別し、その論理コネ
クション番号を持ったセルに対応する出力先である出力
回線番号を付与する論理コネクション番号/出力回線番
号変換テーブルが設けられている。論理コネクション番
号と出力回線番号との対応は、スイッチング動作として
の制御情報としてあらかじめ設定されている。
【0032】図6は、当該ATMスイッチで処理される
セルの構成を示す概念図である。
【0033】図6に示すように、48バイトのぺイロー
ドと5バイトのヘッダを持った伝送セルに、出力バッフ
ァ番号、論理コネクション番号、シーケンス番号の3バ
イトの情報が当該ATMスイッチ内でスイッチング処理
のために付加される。前述したように、当該ATMスイ
ッチに入力される前に、論理コネクション番号/出力回
線番号変換テーブルを参照して各セルに論理コネクショ
ン番号と出力バッファ番号が付与される。
【0034】ここで、図1の出力回線40−2〜40−
5のように、出力回線と出力バッファとが1対1で対応
している場合は出力バッファ番号は出力回線番号と等価
である。しかし、図1の出力回線40−1のように複数
の出力バッファ13−1〜13−4が対応している場
合、出力バッファ番号は代表出力回線側番号としての位
置付けとなる。
【0035】従って、出力バッファと出力回線とが1対
1で対応している場合の出力回線番号も代表出力回線側
番号と称することにすれば、当該ATMスイッチに入力
するセルに付加されている情報は、代表出力側回線番号
が出力バッファ番号のエリアに、論理コネクション番号
が論理コネクション番号のエリアに設定されている。
【0036】図2は、図1に示した番号付与部51−1
〜51−5の一構成例を示すブロック図である。
【0037】番号付与部51−1〜51−5は、入力セ
ルの論理コネクション番号毎に入力順にシーケンス番号
を付与するとともに、代表出力側回線番号が複数の出力
バッファに対応している場合、各セル毎に使用すべき出
力バッファを割り振る機能を有している。すなわち番号
付与部51−1〜51−5は、図2の入力セル例として
示すように、付加情報の代表出力側回線番号と論理コネ
クション番号にもとづいて、図2の出力セル例として示
すように、出力バッファ番号とシーケンス番号を新たな
付加情報として変換または付加する。
【0038】本形態における番号付与部51は図2に示
すように、入力バッファ22から出力されたセルから出
力回線番号(代表出力側回線番号)及び論理コネクショ
ン番号を検出するヘッダ情報検出部53と、ヘッダ情報
検出部53にて検出された代表出力側回線番号及び論理
コネクション番号に基づいてシーケンス番号テーブル5
6及び出力バッファ番号テーブル57からシーケンス番
号及び出力バッファ番号を検索するシーケンス番号制御
部55と、シーケンス番号制御部55にて検索された出
力バッファ番号及びシーケンス番号をセルに付与するセ
ルヘッダ情報付加部58と、CPUインタフェース部5
4から構成されている。
【0039】図3は、図2に示したシーケンス番号テー
ブル56に格納された情報の一例を示す図であり、ま
た、図4は、図2に示した出力バッファ番号テーブル5
7に格納された情報の一例を示す図である。
【0040】図3に示すように、シーケンス番号テーブ
ル56には、論理コネクション毎に前回伝送されたセル
に付与されたシーケンス番号が格納されており、番号付
与部51に新たにセルが入力された場合、そのセルの論
理コネクション番号に対応するシーケンス番号に1を加
算した番号がシーケンス番号としてセルに付与される。
【0041】また、図4に示すように、出力バッファ番
号テーブル57には、出力回線40−1〜40−5(図
1参照)のそれぞれを代表出力側回線番号とし、該代表
出力側回線番号のそれぞれに対応して、その出力回線に
おける先頭の出力バッファ番号及び末尾の出力バッファ
番号、並びにこの先頭出力バッファ番号から末尾出力バ
ッファ番号内に含まれる出力バッファ内で前回伝送され
たセルに付与された出力バッファ番号(最新出力バッフ
ァ番号)がそれぞれ格納されている。図1の出力回線4
0−2乃至40−5のように出力回線と出力バッファと
が1対1で対応している場合は、 先頭出力バッファ番
号及び末尾出力バッファ番号は同一番号となる。また、
出力回線40−1のように一つの出力回線に出力バッフ
ァ13−1乃至13−4が対応している場合は、 先頭
出力バッファ番号として「1」が、そして末尾出力バッ
ファ番号として「4」が設定されている。
【0042】ここで、上述した番号付与部51−1〜5
1−5における出力バッファの指定とシーケンス番号付
与動作について詳細に説明する。
【0043】図5は、図2に示した番号付与部51−1
〜51−5における出力バッファの指定とシーケンス番
号付与動作を説明するためのフローチャートである。
【0044】入力バッファ22からのセルが入力される
と(ステップS101)、ヘッダ情報検出部53におい
て、セルに付与された代表出力側回線番号と論理コネク
ション番号が検出され、シーケンス番号制御部55にお
いて、検出された代表出力側回線番号に対応する最新出
力バッファ番号が出力バッファ番号テーブル57から読
み出される(ステップS102)。
【0045】次に、シーケンス番号制御部55におい
て、出力バッファ番号テーブル57から読み出された最
新出力バッファ番号が後述する処理のために一次的に記
憶される(ステップS103)。
【0046】ここで、出力バッファ13−1〜13−8
(図1参照)においてセルのあふれが生じる虞れがある
場合に前述したように、入力バッファ22−1〜22−
5(図1参照)及び番号付与部51に対してバックプレ
ッシャー信号が出力されている。複数の出力バッファが
代表出力側回線に対応して存在する場合、番号付与部5
1においてはバックプレッシャー信号が出力されていな
い出力バッファを選択する処理が行われる。しかしなが
ら、全ての出力バッファからバックプレッシャー信号が
出力されている場合は、選択処理が収束しなくなってし
まうことと、どの出力バッファを選択しても同じ条件の
ため、後述するように読み出した最新出力バッファを使
うように処理している。
【0047】次に、今回使用する出力バッファ番号を指
定するために、読み出された最新出力バッファ番号に
“1”が加算される(ステップS104)。
【0048】次に、ステップS104にて指定された出
力バッファ番号が当該代表出力側回線番号に対応する末
尾出力バッファ番号よりも大きいかどうかが判断され
(ステップS105)、大きいと判断された場合は、そ
の代表出力側回線番号に対応する先頭出力バッファ番号
が出力バッファ番号に設定される(ステップS10
6)。これは、使用可能な出力バッファをサイクリック
に順次選択させることを意味し、一つの出力バッファし
か対応していない場合は、常に同一の出力バッファ番号
となる。また、ステップS105において、ステップS
104にて指定された出力バッファ番号が末尾出力バッ
ファ番号以下であると判断された場合は、ステップS1
06における処理は行われず、ステップS107におけ
る処理に移る。
【0049】次に、設定された出力バッファ番号がシー
ケンス番号制御部55に記憶された最新出力バッファ番
号と同じかどうかが判断され(ステップS107)、同
じと判断された場合は、次処理ステップにおけるバック
プレッシャー信号による出力バッファのスキップ処理に
より選択対象の出力バッファが一巡してしまったことを
意味する。従って、この場合はどの出力バッファを選択
しても同一条件となるので、記憶している最新出力バッ
ファを選択する。
【0050】また、設定された出力バッファ番号がシー
ケンス番号制御部55に記憶された最新出力バッファ番
号と同じでないとステップS107において判断された
場合は、当該出力バッファからバックプレッシャー信号
が出力されているかどうかが検査される(ステップS1
08)。バックプレッシャー信号が出力されている場合
は、設定された出力バッファ番号をスキップしてステッ
プS104における処理に戻り、次に選択可能な出力バ
ッファを選択対象として設定する。また、バックプレッ
シャー信号が出力されていない場合は、出力バッファの
選択処理が終了する。
【0051】次に、ヘッダ情報検出部53において検出
された論理コネクション番号に対応するシーケンス番号
付与の動作を説明する。
【0052】ヘッダ情報検出部53にて検出された論理
コネクション番号に対応するシーケンス番号が、シーケ
ンス番号制御部55においてシーケンス番号テーブル5
6から読み出される(ステップS109)。
【0053】次に、ステップS109にて読み出された
シーケンス番号に“1”が加算される(ステップS11
0)。
【0054】次に、このシーケンス番号が順序復元部4
0−1〜40−5(図1参照)にて処理可能なシーケン
ス番号を超えているかどうかが判断される(ステップS
111)。すなわち、順序復元部ではバッファにセルを
一時蓄積しながらシーケンス番号が若い番号順に出力す
る制御を行っているが、そのバッファに蓄積して順序制
御が可能なセル数(バッファの深さ)の範囲でシーケン
ス番号を付与している。従って、その数を超えていない
と判断された場合はシーケンス番号テーブル56のシー
ケンス番号が更新され(ステップ113)、また、出力
バッファ番号テーブル57における最新出力バッファ番
号がステップS106にて設定された出力バッファ番号
に更新される(ステップS114)。
【0055】また、ステップS111において、ステッ
プS110にて“1”が加算されたシーケンス番号が順
序復元部40−1〜40−5(図1参照)にて処理可能
なシーケンス番号を超えていると判断された場合は、シ
ーケンス番号が“0”に設定され(ステップS11
2)、ステップS110における処理に戻る。
【0056】その後、セルヘッダ情報付加部58におい
て、選択された出力バッファ番号がセルに付与されると
ともに(ステップS115)、シーケンス番号がセルに
付与され(ステップS116)て、図2の出力セル例に
示されるような形態のセルが出力される(ステップS1
17)。
【0057】以上説明したように、本願発明に係るAT
Mスイッチの入力側においては、番号付与部51−1〜
51−5にて各セルにシーケンス番号とルーティング先
の出力バッファ番号が付与される。そして、2.4Gb
psの高速入力ポート21−1から入力したセルは、分
離部52により600Mbpsの4本のパスにサイクリ
ックに分離され、他の600Mbpsの入力ポート21
−2〜21−5を介して入力されるセルとともに多重部
11において多重され、5Gbps伝送速度を有するバ
ス上に出力される。当該バス上に出力された各セルは、
付与されている出力バッファ番号に対応するアドレスフ
ィルタ12−1〜12−8を通過して各出力バッファ1
3−1〜13−8に蓄積される。このように、セルが多
重部11に入力されてからルーティング先の出力バッフ
ァに蓄積されるまでは、高速入力ポートから入力したセ
ルであろうと通常の入力ポートから入力したセルであろ
うとその区別は一切無く処理されることになる。なお、
スイッチであることより、論理コネクション番号によっ
ては、2.4Gbpsの高速入力ポートから入力して6
00Mbpsの出力ポートにルーティングされることも
有り得るし、逆に、600Mbpsの入力ポートから入
力して2.4Gbpsの高速出力ポートにルーティング
されることも有り得る。
【0058】高速出力ポートに対応した出力バッファ1
3−1〜13−4に蓄積されているセルは、出力バッフ
ァ13−1〜13−4から読み出された後、多重部61
にて多重されて2.4Gbpsの速度で順序復元部62
−1に入力され、セルの順序をシーケンス番号順に整え
られてから出力ポート63−1を介して出力回線40−
1に出力される。また、他の600Mbps出力ポート
63−2〜63−5に対応した出力バッファ13−5〜
13−8に蓄積されているセルは、出力回線速度で読み
出されたあと、回線対応の順序復元部40−2〜40−
5に入力される。
【0059】図7は、図1に示した順序復元部62−1
〜62−5の構成を示すブロック図である。
【0060】本形態における順序復元部62−1〜62
−5は図7に示すように、セルに付与された論理コネク
ション番号に基づいてコネクション毎にセルを振り分け
るセル分配部64と、セルに付与されたシーケンス番号
に基づいてセルの送出順序を並べ替えるセル順序復元部
65−1〜65−nと、セル順序復元部65−1〜65
−nにて送出順序が復元されたセルを多重するセル多重
部66とから構成されており、分離部52にて分離され
たセルが順序復元部62−1〜62−5にてコネクショ
ン毎に正しい順序に並べ替えられて出力ポート40−1
〜40−5を介して出力される。
【0061】以下に、上述した出力バッファ型ATMス
イッチにおけるセル交換動作について説明する。なお、
本発明の特徴を明確にするために、このスイッチにおけ
る通常伝送速度(600Mbps)を有する入力回線3
0−2〜30−5からのセルの交換動作と、このスイッ
チにおける伝送速度よりも速い速度(2.4Gbps)
を有する入力回線30−1からのセルの交換動作とに分
けて説明する。
【0062】図8は、図1に示した出力バッファ型AT
Mスイッチにおけるセルの流れを示す図である。
【0063】まず、入力回線30−2〜30−5からの
セルの交換動作について説明する。入力回線30−2〜
30−5から入力されたセルは、入力ポート21−2〜
21−5を介して入力バッファ22−2〜22−5に入
力され、更に番号付与部51−2〜51−5において論
理コネクション番号対応に各セルの入力順にシーケンス
番号が付与されて多重部11に入力される。多重部11
では、他のポートからの入力セルとともにセルが多重さ
れて5Gbpsの伝送速度を有するバス上に出力され
る。
【0064】次に、5Gbpsの伝送速度を有するバス
上に出力されたセルは、番号付与部51−1〜51−5
で代表出力側回線番号を出力バッファ番号に変換付与さ
れた付加情報に基づき、アドレスフィルタ12−1〜1
2−8のうち、セルに付与された出力バッファ番号に対
応するアドレスフィルタを通過して出力バッファ13−
1〜13−8に入力される。ここで、アドレスフィルタ
12−1〜12−4及び出力バッファ13−1〜13−
4においては、2.4Gbpsの伝送速度を有する出力
回線40−1に対応して設けられている。
【0065】出力バッファ13−1〜13−8において
は、多重部11から5Gbpsの伝送速度でバス上に出
力されたセルが一時格納され、600Mbpsの伝送速
度で出力される。
【0066】ここで、出力バッファ13−1〜13−4
から出力されたセルは、出力ポート63−1から2.4
Gbpsの伝送速度で出力される必要がある。そのた
め、多重部61において、出力バッファ13−1〜13
−4から出力されたセルが多重され、順序復元部62−
1でセルの出力順序を整えられてから2.4Gbpsの
伝送速度で出力ポート63−1を介して出力回線40−
1に出力される。
【0067】また、出力バッファ13−5〜13−8か
ら出力されたセルは、順序復元部62−2〜62−5で
セルの出力順序を整えられてからそのままの600Mb
psの伝送速度で出力ポート63−2〜63−5を介し
て出力回線40−2〜40−5に出力される。
【0068】なお、出力バッファ13−1〜13−8に
おいてセルの出力が入力に追い付かず、セルのあふれが
生じてしまい、セルが損失してしまう虞れがある場合
は、出力バッファ13−1〜13−8から入力バッファ
22−1〜22−5及び番号付与部51−1〜51−5
に対してバックプレッシャー信号が送出される。それに
より、該当する出力回線40−1〜40−5宛てのセル
が入力バッファ22−1〜22−5に一時格納され、セ
ルのあふれが生じる虞れがある出力バッファ13−1〜
13−8へのセルの送出が一時停止される。また、番号
付与部51−2〜51−5における出力バッファ13−
1〜13−8からのバックプレッシャー信号による動作
は図5を用いて説明したため、ここでの説明は省略す
る。
【0069】次に、入力回線30−1からのセルの交換
動作について説明する。
【0070】入力回線30−1からのセルが入力ポート
21−1及び入力バッファ22−1を介して入力される
と、番号付与部51−1において、論理コネクション番
号毎にセルの入力順にシーケンス番号が付与され、代表
出力側回線番号は出力バッファ番号に変換されて付与さ
れる。なお、番号付与部51−1における動作について
は、図5を用いて説明したので、ここでの説明は省略す
る。
【0071】番号付与部51−1にてシーケンス番号及
び出力バッファ番号が付与されたセルは分離部52に入
力され、分離部52において600Mbpsの伝送速度
の4本のパスに分離される。
【0072】分離部52にて分離されたセルは、他の入
力ポートからのセルとともに多重部11にて多重され、
5Gbpsの伝送速度を有するバス上に出力される。
【0073】次に、5Gbpsの伝送速度を有するバス
上に出力されたセルは、番号付与部51−1で代表出力
側回線番号を出力バッファ番号に変換付与された付加情
報に基づき、アドレスフィルタ12−1〜12−8のう
ち、セルに付与された出力バッファ番号に対応するアド
レスフィルタを通過して出力バッファ13−1〜13−
8に入力される。ここで、アドレスフィルタ12−1〜
12−4及び出力バッファ13−1〜13−4において
は、2.4Gbpsの伝送速度を有する出力回線40−
1に対応して設けられている。そして、出力バッファ1
3−1〜13−8においては、多重部11から5Gbp
sの伝送速度でバス上に出力されたセルが一時格納さ
れ、600Mbpsの伝送速度で出力される。
【0074】以降の動作は、入力回線30−2〜30−
5からのセルの交換動作と同じなので説明は省略する。
【0075】以上に説明したように、本発明に係る出力
バッファ型ATMスイッチは、通常の入出力ポートより
も高速の伝送速度(通常の入出力ポートの伝送速度の2
以上の整数倍)の入出力ポートを収容してスイッチング
動作を可能ならしめている。まず、高速入力ポートの伝
送速度は、分離部52により他の入力ポートと同一の伝
送速度にそろえられる。このとき、高速入力ポートの伝
送速度を他の入力ポートの伝送速度で除算した複数のポ
ートから出力される。スイッチの多重部11では、この
高速入力ポートからの速度変換された複数のポートから
の入力も他の入力ポートからの入力も区別することなく
多重し、以降のスイッチング動作が行われる。すなわ
ち、このスイッチの前段の処理で、各セルのヘッダのV
PI/VCIから対応する出力先情報が付与されている
ので、その出力先情報に対応する出力バッファにアドレ
スフィルタを介して振り分けられる。出力バッファに蓄
積されたセルは、出力ポートの伝送速度で読み出されて
当該スイッチから出力される。従って、高速出力ポート
に対しては高速出力ポートの伝送速度を他の出力ポート
の伝送速度で除算した複数の出力バッファに出力セルが
蓄積されているので、読み出されたセルを多重部61で
多重して本来の高速伝送速度に戻してから出力するよう
にしている。
【0076】このように、高速入出力ポートに対応する
セルは、入力側では複数のポートにサイクリックに分離
され、出力側では複数の出力バッファに蓄積されたうえ
で多重される。従って、同一の論理コネクション番号の
セルであっても、高速入力ポートを介して入力されたセ
ル(出力先は通常のポートでも高速ポートでもかまわな
い)は、分離部52において複数のポートに分離されて
多重部11で他のセルと多重され、アドレスフィルタ1
2−1〜12−8を経て目的の出力先の出力バッファに
蓄積されるときには同一の論理コネクション番号のセル
の順序が保証されない状態となっている。また、高速出
力ポートを介して出力されるセル(入力元は通常のポー
トでも高速ポートでもかまわない)は対応する複数の出
力バッファの使用に偏りがないように制御されるので、
多重部61から出力した段階では同一の論理コネクショ
ン番号のセルの順序が保証されない状態となっている。
【0077】各入力ポート21−1〜21−5に設けら
れた番号付与部51−1〜51−5と各出力ポート63
−1〜63−5に設けられた順序復元部62−1〜62
−5は、上述したようなセルの順序制御を行うために設
備されている。また、番号付与部51−1〜51−5
は、高速出力ポートに対応する複数の出力バッファが均
一に使用されるように選択制御も行っている。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
高速入力ポートを介して入力されたセルを通常の他のポ
ートの伝送速度となるように分離部にて分離し、かつ、
高速出力ポートを介して出力されるセルの伝送速度を高
速出力ポートにおける伝送速度となるように第2の多重
部にて多重することにより、高速の伝送速度を有する回
線に対するセルの入出力を可能とし、さらに、複数の入
力ポートのそれぞれに対応して設けられた複数の番号付
与部において、セルに入力された順番を示す番号を付与
し、出力バッファから出力されたセルについては、複数
の出力ポートのそれぞれに対応して設けられた順序復元
部において、該セルに付与された番号に基づいて入力さ
れた順番に順序を並べ替えることにより、高速出力ポー
トに対応する複数の出力バッファに分配蓄積されたセル
においてもセル送出の順番を補償することができる。
【0079】これにより、既存のスイッチを用いて、ス
イッチポートの速度以上のコネクションのセル交換を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出力バッファ型ATMスイッチの実施
の一形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した番号付与部の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示したシーケンス番号テーブルに格納さ
れた情報の一例を示す図である。
【図4】図2に示した出力バッファ番号テーブルに格納
された情報の一例を示す図である。
【図5】図2に示した番号付与部における出力バッファ
の指定とシーケンス番号付与動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】本発明のATMスイッチで処理されるセルの構
成を示す概念図である。
【図7】図1に示した順序復元部の構成を示すブロック
図である。
【図8】図1に示した出力バッファ型ATMスイッチに
おけるセルの流れを示す図である。
【図9】従来の出力バッファ型ATMスイッチの一構成
例を示す図である。
【符号の説明】
11,61 多重部 12−1〜12−8 アドレスフィルタ 13−1〜13−8 出力バッファ 21−1〜21−5 入力ポート 22−1〜22−5 入力バッファ 51−1〜51−5 番号付与部 52 分離部 53 ヘッダ情報検出部 54 CPUインタフェース部 55 シーケンス番号制御部 56 シーケンス番号テーブル 57 出力バッファ番号テーブル 58 セルヘッダ情報付加部 62−1〜62−5 順序復元部 63−1〜63−5 出力ポート 64 セル分離部 65−1〜65−n セル順序復元部 66 セル多重部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力回線からのセルが入力される複数の
    入力ポートと、該複数の入力ポートを介して入力された
    セルを多重する第1の多重部と、出力回線にセルを送出
    する複数の出力ポートと、該出力ポートに対応して設け
    られ、前記第1の多重部にて多重されたセルのうち対応
    する出力ポート宛てのセルのみを通過させる複数のフィ
    ルタと、該複数のフィルタを通過したセルが一時格納さ
    れる複数の出力バッファとを有し、前記複数の出力バッ
    ファに格納されたセルが前記複数の出力ポートを介して
    前記出力回線に出力される出力バッファ型ATMスイッ
    チにおいて、 前記複数の入力ポート及び出力ポートはそれぞれ、少な
    くとも1つが該入力ポート及び出力ポートの2以上の整
    数倍の伝送速度を具備する高速入力ポート及び高速出力
    ポートであり、 前記複数の入力ポートにそれぞれ対応して設けられ、当
    該入力ポートから入力されたセルに、当該セルの論理コ
    ネクション番号毎に入力された順番を示すシーケンス番
    号を付与する番号付与部と、 前記高速入力ポートを介して入力され、前記番号付与部
    にて番号が付与されたセルを、その伝送速度が前記高速
    入力ポート以外の入力ポートにおける伝送速度となるよ
    うに複数のパスに分離する分離部と、 前記複数の出力バッファのうち前記高速出力ポートに対
    応する複数の出力バッファから出力されたセルを前記高
    速出力ポートの伝送速度に多重出力する第2の多重部
    と、 前記複数の出力ポートにそれぞれ対応して設けられ、前
    記第2の多重部にて多重出力されたセル及び前記高速出
    力ポートに対応する出力バッファ以外の出力バッファか
    ら出力されたセルに付与された前記シーケンス番号に基
    づいて、該セルの出力順序を整えて出力する順序復元部
    とを有し、 前記第1の多重部は、前記高速入力ポート以外の入力ポ
    ートを介して入力されたセルと前記分離部にて分離され
    たセルとを多重し、 前記番号付与部は、 前記入力ポートを介して入力されたセルから出力回線番
    号及び論理コネクショ ン番号を検出するヘッダ情報検出
    部と、 前記論理コネクション番号毎に、該コネクションにて前
    回伝送されたセルに付与されたシーケンス番号が設定さ
    れているシーケンス番号テーブルと、 前記複数の出力バッファに関する情報が格納された出力
    バッファ番号テーブルと、 前記ヘッダ情報検出部にて検出された出力回線番号及び
    論理コネクション番号に基づいて前記シーケンス番号テ
    ーブル及び前記出力バッファ番号テーブルから前記シー
    ケンス番号及び出力バッファ番号を検索するシーケンス
    番号制御部と、 前記シーケンス番号制御部にて検索されたシーケンス番
    号及び出力バッファ番号をセルに付与するセルヘッダ情
    報付加部とを有し、 前記出力バッファ番号テーブルには、前記出力回線の番
    号と、該出力回線の番号のそれぞれに対応して、その出
    力回線における先頭の出力バッファ番号及び末尾の出力
    バッファ番号、並びにこの先頭出力バッファ番号から末
    尾出力バッファ番号内に含まれる出力バッファ内で前回
    伝送されたセルが付与された最新出力バッファ番号とが
    格納され、 前記シーケンス番号制御部は、前記出力バッファ番号を
    セルに付与する際に、前記最新出力バッファ番号をイン
    クリメントし、インクリメントした番号が当該出力回線
    における末尾出力バッファ番号以下の場合は前記インク
    リメントした番号をセルに付与する番号とし、インクリ
    メントした番号が前記末尾出力バッファ番号よりも大き
    な場合は該最新バッファ番号を当該出力回線における先
    頭出力バッファ番号としてセルに付与する番号とし、ま
    た、前記シーケンス番号をセルに付与する際に、セルに
    付与された論理コネクション番号に対応するシーケンス
    番号をインクリメントし、インクリメントした番号が前
    記順序復元部にて処理可能な番号以下の場合は前記イン
    クリメントした番号をセルに付与する番号とし、インク
    リメントした番号が前記順序復元部にて処理可能な番号
    を超えている場合は前記シーケンス番号を“0”に設定
    し、その後、当該番号をインクリメントしてセルに付与
    する番号とし、前記出力バッファから当該出力バッファ
    宛てのセルの送出を停止する旨の信号が送出された場
    合、該信号を送出した出力バッファの番号をセルに付与
    せずに次にインクリメントした番号をセルに付与する
    とを特徴とする出力バッファ型ATMスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の出力バッファ型ATM
    スイッチにおいて、 前記複数の入力ポートを介して入力されたセルが一時格
    納される入力バッファを有し、 前記複数の出力バッファは、該出力バッファに格納され
    るセルの数が予め決められたしきい値を超えた場合に前
    記入力バッファに対して当該出力バッファ宛てのセルの
    送出を停止する旨の信号を送出し、 前記入力バッファは、前記信号を受信した場合に該信号
    を送出した出力バッファ宛てのセルを一時格納すること
    を特徴とする出力バッファ型ATMスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の出力バッファ型ATM
    スイッチにおいて、 前記入力バッファは、前記複数の入力ポートに対応して
    複数設けられていることを特徴とする出力バッファ型A
    TMスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    出力バッファ型ATMスイッチにおいて、 前記順序復元部は、 セルに付与された論理コネクション番号に基づいてコネ
    クション毎にセルを振り分けるセル分配部と、 セルに付与されたシーケンス番号に基づいてセルの送出
    順序を整える複数のセル順序復元部と、 前記複数のセル順序復元部にて送出順序が整えられたセ
    ルを多重するセル多重部とを有することを特徴とする出
    力バッファ型ATMスイッチ。
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