JP3386821B2 - 窓装置 - Google Patents

窓装置

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JP3386821B2
JP3386821B2 JP54687199A JP54687199A JP3386821B2 JP 3386821 B2 JP3386821 B2 JP 3386821B2 JP 54687199 A JP54687199 A JP 54687199A JP 54687199 A JP54687199 A JP 54687199A JP 3386821 B2 JP3386821 B2 JP 3386821B2
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lever
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昌宏 中山
和重 田崎
徳明 遠藤
雄介 原山
智也 平野
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Press Kogyo Co Ltd
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Press Kogyo Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05CBOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
    • E05C17/00Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith
    • E05C17/60Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith holding sliding wings open
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/02Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at the vehicle front, e.g. structure of the glazing, mounting of the glazing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/52Details of compartments for driving engines or motors or of operator's stands or cabins
    • B66C13/54Operator's stands or cabins
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • E02F9/163Structures to protect drivers, e.g. cabins, doors for cabins; Falling object protection structure [FOPS]; Roll over protection structure [ROPS]
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、例えば、建設機械のキャブに装着された前
窓などの窓装置に関する。
背景技術 特開平10−311062号公報に示された油圧ショベルなど
の建設機械に設置されたキャブは、第18図に示されるよ
うに、キャブ本体1の左右両側にて前側から天井側にわ
たって一連のガイドレール2,3が設けられ、これらのガ
イドレール2,3に、第19図に示された前窓4の下部およ
び上部に回転自在に軸支されたローラ5,6が摺動自在に
嵌合されている。
前窓4の下部および上部にはハンドル7a,7bがそれぞ
れ設けられ、上部の外面側には、キャブ本体1側のスト
ライカに嵌着されるロック機構部10が設けられている。
第20図に示されるように、前側のガイドレール2の上
部には凹形のコーナーガイド8が形成され、第21図に示
されるように、このコーナーガイド8と対応するキャブ
本体1のフロント部1aの開口縁部には雨水浸入防止用の
シール部材であるウェザーストリップ9が取付けられて
いる。
第22図に示されるように、ガイドレール2,3は、キャ
ブ本体側の異形パイプ1pに凹形ローラガイドを溶接付け
したものである。
そして、全閉状態にある前窓4を開くときは、オペレ
ータがキャブ内から前記ロック機構部10を解除操作して
キャブ本体側のストライカから解放し、ハンドル7bを持
って前窓4の上部を手前に引くことにより、コーナーガ
イド8内のローラ6が前側のガイドレール2上に戻るの
で、このガイドレール2から天井側のガイドレール3に
わたって前窓4を押上げるようにして移動し、天井の下
面に収納する。
一方、前窓4を閉じるときは、第20図に示されるよう
に、下部のローラ5を支点に上部のローラ6をコーナー
ガイド8内で前方へ移動させるように前窓4を回動し、
この前窓4の上部をウェザーストリップ9に押付けると
ともに、その状態を前記ロック機構部10により固定する
ことにより、雨水の侵入を防止している。
ところが、この従来例は、全開状態にある前窓4を閉
じ方向に移動するとき、下側のローラ5が前記コーナー
ガイド8を通過する際にこのコーナーガイド8内に入り
込み、前窓4がスムーズに動かなくなる問題を有してい
る。
また、フロントヘッダ部1bを覆うフロントパッド1c
と、前窓4の定点Pの移動軌跡4pとの間のすれ違い隙間
11が少ないため、フロントパッド1cと前窓4とが干渉す
るおそれがある。
一方、すれ違い隙間11を拡大するために、フロントヘ
ッダ部1bの断面を小さくすることは、強度的に弱くなる
おそれがあるため、採用できない。
さらに、前窓4を閉じるとき、前記コーナーガイド8
の僅かな範囲内で前窓4の上部をウェザーストリップ9
側へ移動しているが、ウェザーストリップ9までの前窓
4の移動ストロークが少ないため、前窓4はウェザース
トリップ9の反力を受やすく、前窓4を閉じるときにウ
ェザーストリップ9の反力に打ち勝つ大きな操作力が必
要となる問題が生じている。
4、第23図は、別のタイプの従来の窓装置を示し、前窓
4を全閉状態で固定する前窓ロック装置12と、前窓4を
全開状態で自動的に係止する前窓キャッチ装置13および
確実に係止する安全装置14とを備えている。前窓4の上
部には、前窓4を開閉操作するハンドル15が設けられて
いる。
前記前窓ロック装置12は、第20図および第21図に示さ
れるように閉じ位置まで下降させた前窓4の上部をハン
ドル15を握って前方へ押出すことにより、前窓4の上部
に取付けられたラッチ12aを、キャブ本体1のフロント
部1aに設けられたストライカ12bに係合するものであ
る。このラッチ12aの係合は、レバー12cを手で押すこと
により解除する。
前記前窓キャッチ装置13は、前窓4を全開したとき
に、キャブ本体1の後部に配置されたラッチ13aに、前
窓4の上部に取付けられたストライカ13bを係合するも
のである。このラッチ13aの係合は、レバー13cを手で押
すことにより解除する。
前記安全装置14は、前窓4を全開したときに、前窓4
の上部の片側部に取付けられたスライドラッチ14aを、
レバー14bによりスライドさせて、キャブ本体の後部に
設けられたラッチ係合溝(図示せず)に挿入するもので
ある。このスライドラッチ14aの係合は、レバー14bを逆
操作することにより解除する。
このように、従来の前窓ロック装置12、前窓キャッチ
装置13および安全装置14は、別々のレバー12c、レバー1
3cおよびレバー14bをそれぞれ操作することにより解除
している。
ところが、一方の手でハンドル15を握り、他方の手で
前窓ロック装置12、前窓キャッチ装置13および安全装置
14のそれぞれのレバー12c,13c,14bを操作することは容
易でない。
特に、前窓4が全開のとき、前窓キャッチ装置13およ
び安全装置14は、キャブの後部に位置するため、オペレ
ータから操作し難い問題がある。
一方、前窓4を全開にした状態で、ハンドル15から手
を離して、例えば安全装置14のレバー14bを解除操作す
ると、前窓4が自然落下することもありうる。
また、従来の窓装置は、第24図に示されるように、前
窓4を開いたときに幅方向の振れ止め手段として、キャ
ブ本体1の幅すなわちキャブ幅1wと前窓4との間にスト
ッパ16を挿入するとともに、そのストッパ16の大きさ
を、キャブ幅1wの精度に応じてシム17により調整してい
る。
これにより、前窓4を開いたときの幅方向の振れは防
止できるが、第25図に示されるようにガイドレール3と
ローラ5,6との間に生じた間隙(ガタ、遊び)による前
窓4の厚み方向の振れは、解消できない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、窓体
を閉じるときの操作性を向上するとともに、窓体と周囲
の部材との干渉を防止することを目的とし、また、窓体
の全閉状態および全開状態における係合解除を一つのレ
バーで簡単に操作できるようにすることを目的とし、さ
らに、窓体の幅方向および厚み方向の振れ止め調節を自
動的にできるようにすることを目的とするものである。
発明の開示 本発明の窓装置は、ガイドレールと、このガイドレー
ルにしたがって移動することで開閉可能の窓体と、この
窓体の開き方向移動側に回動自在に軸支されたリンクレ
バーと、このリンクレバーおよび窓体の閉じ方向移動側
にそれぞれ回動自在に軸支されガイドレールに嵌合され
たローラと、リンクレバーのローラが閉じ位置まで移動
した窓体から離れる方向にリンクレバーが回動すること
により窓体が動く側に対向して配置されたシール部材と
を具備したものである。そして、この構成では、リンク
レバーを設けたことにより、従来のガイドレールに設け
られていたコーナーガイドを廃止でき、窓体を閉じると
きのコーナーガイドにおける操作性の不具合を改善で
き、窓体を円滑に閉め操作できる。
また、本発明の窓装置は、ガイドレールと、このガイ
ドレールにしたがって移動することで開閉可能の窓体
と、この窓体の開き方向移動側に回動自在に軸支された
リンクレバーと、このリンクレバーおよび窓体の閉じ方
向移動側にそれぞれ回動自在に軸支されガイドレールに
嵌合されたローラと、リンクレバーのローラが閉じ位置
まで移動した窓体から離れる方向にリンクレバーを付勢
するスプリングと、このスプリングに抗して窓体側に収
納された状態のリンクレバーを係止するストッパと、こ
のストッパのリンクレバー係止状態を窓体の閉じ位置へ
の移動で解除するストッパ解除体と、このストッパ解除
体によりストッパ係止を解除されたリンクレバーのスプ
リング動作により窓体が動く側に対向して配置されたシ
ール部材とを具備したものである。そして、この構成で
は、ガイドレールにしたがって窓体が閉じ位置まで移動
されると、ストッパ解除体によりストッパのリンクレバ
ー係止状態が解除され、スプリングの復元力によりロー
ラが窓体から離れる方向にリンクレバーが相対的に回動
し、窓体が反対方向に動いてシール部材に押付けられる
から、リンクレバーの飛出し反力により窓体をシール部
材に押付けることができ、ロック操作力を低減できる。
また、本発明の窓装置は、前記ガイドレールが、建設
機械のキャブにおける前面開口部から天井部にわたって
設けられ、前記窓体は、キャブの前面開口部から天井部
にわたって移動自在に設けられた前窓であり、前記リン
クレバーは、前窓の天井部側にてガイドレールに沿った
両側部にそれぞれ設けられ、前記ローラは、各リンクレ
バーの先端に軸支されるとともに、前窓の閉じ方向移動
側にてガイドレールに沿った両側部に軸支され、前記ス
トッパ解除体は、前窓がキャブの前面開口部を閉じると
きのストッパの位置に対して設けられ、前記シール部材
は、キャブの前面開口部の縁部に一体に設けられた雨水
浸入防止用のウェザーストリップとしたものである。そ
して、この構成では、キャブの前窓を雨じまいなどで閉
じる場合、キャブの天井部から前面開口部の閉じ位置ま
でガイドレールにしたがって前窓が移動される間は、ス
トッパによりリンクレバーの係止状態が保たれ、その移
動途中にある例えばフロントヘッダのフロントパッドな
どを通過するときは、リンクレバーが前窓に収納されて
いるから、前窓とフロントパッドなどとの間に十分なす
れ違い隙間を確保でき、前窓とフロントパッドなどとの
干渉を防止できる。
また、本発明の窓装置は、ガイドレールと、このガイ
ドレールにしたがって移動することで開閉可能の窓体
と、この窓体に設けられ窓体を開閉操作する際に把持す
るハンドルと、窓体を全閉位置および全開位置でそれぞ
れ固定するとともに固定を解除するレバーをそれぞれ有
する複数の固定手段と、これらの固定手段の各レバーを
連動する連動部材とを具備したものである。そして、こ
の構成では、常に特定の固定手段のレバーを解除操作す
ることにより、連動部材を介して他の固定手段のレバー
も解除操作できるから、各固定手段のレバーをそれぞれ
解除操作する煩わしさを解消でき、レバー操作性ととも
にハンドル操作性も向上できる。
また、本発明の窓装置は、前記ハンドルの一側部に一
つの固定手段のレバーが配置されたものである。そし
て、この構成では、窓体のハンドルを握りながら、ハン
ドルを握る手の指先で一つの固定手段のレバーを解除操
作することで、一連の固定手段のレバーを簡単に解除操
作でき、窓体の操作性を向上できる。また、ハンドルを
握りながら各固定手段のレバーを解除操作できるから、
レバー解除から窓体を開く動作へスムーズに移行できる
とともに、窓体を閉じるときは、ハンドルを握りながら
各固定手段のレバーを解除操作するため、窓体の自然落
下を防止できる。
また、本発明の窓装置は、前記固定手段が、窓体を全
閉状態で固定する窓体ロック装置と、窓体を全開状態で
自動的に係止する窓体キャッチ装置と、窓体を全開状態
で確実に係止する安全装置とを具備したものである。そ
して、この構成では、窓体ロック装置、窓体キャッチ装
置および安全装置の中の一つのレバーを解除操作するだ
けで、連動部材により他のレバーも解除操作できるか
ら、窓体を全閉状態で固定解除するときも全開状態で固
定解除するときも、単一レバー解除操作により、操作性
を向上できる。
また、本発明の窓装置は、前記窓体ロック装置が、窓
体に設けられロック解除用のレバーをハンドル側へ突出
した窓体ロック装置用ラッチ機構部と、この窓体ロック
装置用ラッチ機構部と窓体の全閉位置にて嵌合可能の定
位置に設けられた窓体ロック装置用ストライカとを具備
し、前記窓体キャッチ装置は、窓体に設けられた窓体キ
ャッチ装置用ストライカと、この窓体キャッチ装置用ス
トライカと窓体の全開位置にて嵌合可能の定位置に設け
られた窓体キャッチ装置用ラッチ機構部と、この窓体キ
ャッチ装置用ラッチ機構部から突出されたキャッチ解除
用のレバーと窓体の全開位置で係合するように窓体に回
動自在に設けられこのキャッチ解除用のレバーを操作す
るレバー操作レバーとを具備し、前記安全装置は、窓体
キャッチ装置用ラッチ機構部と一体的に設けられたレバ
ー係合ブラケットと、窓体に回動可能に設けられこのレ
バー係合ブラケットに係脱自在のレバーとを具備し、前
記窓体ロック装置のロック解除用のレバーに、窓体キャ
ッチ装置のレバー操作レバーと、安全装置のレバーと
が、連動部材により連結されたものである。そして、こ
の構成では、窓体のハンドルを握りながら、ハンドルを
握る手の指先で窓体ロック装置用ラッチ機構部から突出
したレバーを解除操作することで、例えば窓体が全閉状
態にあるときは、この窓体ロック装置用ラッチ機構部を
直接解除できるとともに、窓体が全開状態にあるとき
は、連動部材を介して、窓体キャッチ装置のレバー操作
レバーと、安全装置のレバーとを簡単に解除操作でき、
窓体の操作性を向上できる。
また、本発明の窓装置は、前記ガイドレールが、建設
機械のキャブにおける前面開口部から天井部にわたって
設けられ、窓体は、キャブの前面開口部から天井部にわ
たって移動自在に設けられた前窓であり、ハンドル、各
固定手段を解除するレバーおよびこれらのレバーを連動
する連動部材は、前窓の天井部側に配置されたものであ
る。そして、この構成では、キャブ内オペレータが前窓
の天井部側に配置されたハンドルを握りながら、同部の
特定固定手段のレバーを解除操作すると同時に、連動部
材を介して他の固定手段のレバーも解除操作されるか
ら、前窓を全閉状態から簡単に開き操作できるとともに
全開状態から簡単に閉じ操作できる。
また、本発明の窓装置は、ガイドレールと、このガイ
ドレールにしたがって移動することで開閉可能の窓体
と、窓体のガイドレールに沿った側部に設けられ窓体の
移動方向に対して少なくとも幅方向に傾斜した一方の係
合面を有する一方の振れ止め体と、窓体の停止直前で一
方の振れ止め体と当接する所定位置に設けられ一方の振
れ止め体の係合面と係合する他方の係合面を有する他方
の振れ止め体と、これらの両方の振れ止め体の相互の係
合により少なくとも一方を後退可能に保持した案内手段
と、後退可能の振れ止め体を後退方向に対抗して弾力的
に押圧するスプリングとを具備したものである。そし
て、この構成では、窓体の移動方向に対して少なくとも
幅方向に傾斜した一方の振れ止め体の係合面と、他方の
振れ止め体の係合面とをスプリングの反発力に抗して当
接させることにより、それらの係合面により窓体を幅方
向に押付け、窓体の幅方向の振れを防止でき、また、案
内手段により後退可能に保持された振れ止め体は、スプ
リングにより最適な位置に自動調整されるから、従来の
ようなシムによる繁雑な調整を廃止できる。
また、本発明の窓装置は、前記両方の振れ止め体の係
合面が、窓体の移動方向に対して窓体の厚み方向にも傾
斜した形状に形成されたものである。そして、この構成
では、窓体の幅方向の振れ止め効果とともに窓体の厚み
方向の振れ止め効果も得られる。
また、本発明の窓装置は、前記両方の振れ止め体が、
窓体の全開直前に当接する位置に配設されたものであ
る。そして、この構成では、全開時に不安定となりやす
い窓体の振れ止め効果が得られる。
また、本発明の窓装置は、前記ガイドレールが、建設
機械のキャブにおける前面開口部から天井部にわたって
配設され、窓体は、キャブの前面開口部から天井部にわ
たって移動自在に設けられた前窓であり、一方の振れ止
め体は、前窓のガイドレールに沿った側部に設けられ、
他方の振れ止め体は、キャブの天井部に沿って配置され
たガイドレールの上側に配置されたものである。そし
て、この構成では、前窓の移動方向に対して少なくとも
幅方向に傾斜した一方の振れ止め体の係合面と、他方の
振れ止め体の係合面とをスプリングの反発力に抗して当
接させることにより、それらの係合面により前窓を幅方
向に押付け、キャブの少なくとも幅方向精度などにばら
つきがあっても、前窓の少なくとも幅方向の振れを防止
でき、また、案内手段により後退可能に保持された振れ
止め体は、スプリングにより最適な位置に自動調整され
るから、従来のようなキャブの精度に応じたシムによる
調整を必要としない。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の窓装置を建設機械キャブの前窓に
適用した場合の実施の形態を示す斜視図である。第2図
は、同上前窓におけるリンクレバー機構部を示す正面図
である。第3図は、同上リンクレバー機構部を示す側面
図である。第4図は、同上リンクレバー機構部のリンク
レバー係止状態を解除するストッパ解除体を示す断面図
である。第5図は、同上前窓の全閉時のロック状態を示
す斜視図である。第6図は、同上前窓を案内するガイド
レールを示す断面図である。第7図は、同上前窓の上部
を示す斜視図である。第8図は、同上前窓の上部に設け
られた前窓固定および固定解除機構を示す平面図であ
る。第9図は、同上前窓固定および固定解除機構におけ
る前窓ロック装置を示す平面図である。第10図は、同上
前窓ロック装置を示す断面図である。第11図は、同上前
窓固定および固定解除機構における前窓キャッチ装置お
よび安全装置を示す平面図である。第12図は、同上前窓
キャッチ装置を示す斜視図である。第13図は、同上前窓
キャッチ装置に安全装置の一部を取付けた状態の斜視図
である。第14図は、本発明の窓装置に係る窓体振れ止め
装置を建設機械キャブの前窓に適用した場合の実施の形
態を示す斜視図である。第15図は、同上窓体振れ止め装
置における振れ止め体の取付部分を示す正面図である。
第16図は、同上窓体振れ止め装置における二つの振れ止
め体の係合状態を示す正面図である。第17図は、同上窓
体振れ止め装置における二つの振れ止め体の係合前の状
態を示す斜視図である。第18図は、従来の建設機械キャ
ブを示す斜視図である。第19図は、同上キャブにおける
従来の前窓を示す正面図である。第20図は、同上キャブ
における前窓のガイドレールの形状を示す正面図であ
る。第21図は、同上キャブにおけるフロントヘッダ部分
およびコーナーガイド部分を示す断面図である。第22図
は、第21図におけるXXII−XXII線断面図である。第23図
は、従来の前窓固定および固定解除機構を示す斜視図で
ある。第24図は、従来のシム調整による前窓の幅方向振
れ止め手段を示す説明図である。第25図は、従来の前窓
の厚み方向(上下方向)の振れ発生の原因となる間隙を
示すガイドレールの断面図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明す
る。
先ず、第1図乃至第6図に示される実施の一形態を説
明する。
第1図に示されるように、建設機械のキャブ本体1の
前面開口部から天井部にわたって縦方向のガイドレール
2と水平方向のガイドレール3とが連続的に配設され、
これらのガイドレール2,3に、窓体としての前窓4の下
部にステーブラケット21を介して回転自在に軸支された
ローラ5と、前窓4の上部にリンクレバー機構部22を介
して回転自在に軸支されたローラ6とが移動自在に嵌合
されている。
前窓4は、フレーム4aの内部に合成樹脂やガラスなど
の透明板4bが嵌着され、そのフレーム4aに前記ステーブ
ラケット21や、前記リンクレバー機構部22が固定されて
いる。さらに、フレーム4aの上部の内側面には、ハンド
ル23が固定されている。
このようなハンドル23は、前窓4のフレーム4aの上部
だけでなく、図示しないがフレーム4aの下部にも併設す
ることにより、前窓4のスライド操作性を向上できる。
第20図の従来のガイドレール2の上部に設けられた凹
形のコーナーガイド8は、ここでは設置せず、ガイドレ
ール2とガイドレール3とを連続的に形成する。
キャブ本体1のフロント部1aの内側面であって前面開
口部1fに臨む開口縁部には、雨水浸入防止用のシール部
材としてのウェザーストリップ9が取付けられている点
は、従来と同様である。
第2図および第3図を参照しながら、前記リンクレバ
ー機構部22を説明すると、前窓4のフレーム4aであって
上部の左右両側部にリンクレバー取付ブラケット31がね
じ(図示せず)によりそれぞれ固定され、これらのリン
クレバー取付ブラケット31によりリンクレバー32の基端
部がそれぞれ回動自在に軸支され、これらの各リンクレ
バー32の先端部から外側へ段付ピン33が一体に突設さ
れ、この段付ピン33の小径部33aに前記ローラ6が回転
自在に嵌着されている。
前窓4の左右両側部のリンクレバー32を軸支するリン
クレバー軸支ピン36には、上部のローラ6が前窓4から
離れる方向(後方)にリンクレバー32を付勢するスプリ
ングとしてのトーションスプリング37が設けられてい
る。
このトーションスプリング37に抗して前窓4側に収納
された状態のリンクレバー32を係止するストッパ38が、
リンクレバー32の下側に回動自在に設けられている。
前記リンクレバー取付ブラケット31は、第1図に示さ
れるように、取付基板部41に軸支板部42が直角に折曲さ
れており、また、取付基板部41の下部は後方に凹形に折
曲され、取付凹板部43が形成されている。そして、取付
基板部41の上部および取付凹板部43にねじ挿入穴44,45
がそれぞれ穿設され、これらのねじ挿入穴44,45に挿入
された固定ねじ(図示せず)により、リンクレバー取付
ブラケット31の取付基板部41および軸支板部42が、前窓
4のフレーム4aの室内側面と側面とに密着された状態
で、安定良く固定される。
第2図に示されるように、軸支板部42の外側にはリン
クレバー取付板部46が一体に設けられている。すなわ
ち、軸支板部42の上部にリンクレバー取付板部46の上部
に折曲された板部47が溶接付けされ、また、軸支板部42
と一体の取付基板部41から折曲された突板部48および取
付凹板部43にリンクレバー取付板部46の下部が溶接付け
されている。これらの軸支板部42とリンクレバー取付板
部46とにより、リンクレバー32の回動基部およびトーシ
ョンスプリング37を収納するリンクレバー取付空間部49
が形成されている。
第3図に示されるように、取付基板部4iの室内側に
は、リンクレバー取付板部46から折曲形成されたストッ
パ取付板部51が平行に設けられ、これらの取付基板部41
とストッパ取付板部51との間にストッパ取付空間部52が
形成されている。
そして、ストッパ取付板部51からリンクレバー取付板
部46にわたってストッパ38の一部を突出させるためのス
トッパ突出穴53が開口され、このストッパ突出穴53の上
側にリンクレバー32を係止するためのリンクレバー係止
部54が形成され、このリンクレバー係止部54の上側にリ
ンクレバー32を突出させるためのリンクレバー突出穴55
が開口されている。
前記リンクレバー軸支ピン36は、第2図に示されるよ
うに軸支板部42とリンクレバー取付板部46とに掛渡して
固定され、このリンクレバー軸支ピン36によりリンクレ
バー32の回動基部およびトーションスプリング37がそれ
ぞれ嵌着されている。
前記リンクレバー32は、第3図に示されるようにリン
クレバー軸支ピン36に回動自在に嵌着されたほぼ円板形
の回動基部61から反時計方向へ反り返る形状に腕部62が
突設され、この腕部62の先端部に第2図に示されるよう
に前記段付ピン33がかしめ部33cにより一体に取付けら
れている。
このリンクレバー32の腕部62の付根部分に第3図に示
されるようにスプリング係合穴63が穿設され、このスプ
リング係合穴63に前記トーションスプリング37の一端係
合部64が係合されている。トーションスプリング37の他
端係合部65は軸支板部42に切欠形成された係合凹溝66に
係合され、そして、このトーションスプリング37により
リンクレバー32は第3図時計方向に付勢されている。
さらに、リンクレバー32の回動基部61には、円板外径
より窪んだ係止凹部67と、円板外径より突出した係止凸
部68とがそれぞれ形成され、一方、リンクレバー取付ブ
ラケット31側には、第2図に示されるように軸支板部42
とリンクレバー取付板部46とに掛渡して係止ピン69が固
定されており、第3図の実線位置にあるリンクレバー32
の反時計方向回転をこの係止ピン69と係止凹部67との係
合により係止し、また、トーションスプリング37により
第3図時計方向に回転しようとするリンクレバー32の係
止凸部68を前記ストッパ38により係止する。
このストッパ38は、第3図に示されるようにストッパ
取付板部51に固定されたストッパ軸支ピン71に、トーシ
ョンスプリング72とともに嵌着されている。
このストッパ38は、第2図に示されるようにストッパ
軸支ピン71に回動自在に嵌着された回動基部73から上方
にリンクレバー係止部74が突設され、回動基部73とリン
クレバー係止部74との中間部より係止解除凸部75が突出
形成され、この係止解除凸部75が前記ストッパ突出穴53
を通して外部に突出されている。
このストッパ38のトーションスプリング72は、一端係
合部76がストッパ38の第2図左側縁部に係合され、他端
係合部77がリンクレバー取付板部46に係合され、このト
ーションスプリング72によりストッパ38は第2図時計方
向に付勢されている。
また、第2図および第4図に示されるように、このス
トッパ38によるリンクレバー係止状態を解除するストッ
パ解除体78が、前窓4の閉じ位置への移動でストッパ38
の係止解除凸部75と係合可能の定位置に設けられてい
る。
このストッパ解除体78の先端部には、キャブ本体1の
前面開口部12を閉じる前窓4の下降動作で相対的にスト
ッパ38の係止解除凸部75を押上げる係合部78aが形成さ
れている。このストッパ解除体78の下部には、取付ねじ
を挿入するための取付穴78bが形成されている。
さらに、第1図から第5図の変化で示されるように、
このストッパ解除体78によりストッパ係止を解除された
リンクレバー32のスプリング動作で、ガイドレール2内
に拘束された上部のローラ6が、閉じ位置まで下降した
前窓4から相対的に離れる方向に、リンクレバー32が回
動することにより前窓4の上部が動く前方に、前記ウェ
ザーストリップ9が対向して配置されている。
次に、第1図乃至第6図に示された実施形態の作用を
説明する。
キャブ本体1の前窓4を雨じまいなどで閉じる場合
は、ハンドル23を握って、キャブ本体1の天井部から前
面開口部1fの閉じ位置まで、ローラ用のガイドレール3,
2にしたがって前窓4を移動する。
前窓4が閉じる直前に、前窓4とともに下降するリン
クレバー係止状態のストッパ38の係止解除凸部75が、第
2図に示されるように定位置のストッパ解除体78に上側
から当接し、このストッパ解除体78によりストッパ38の
係止解除凸部75が相対的に押上げられ、ストッパ38は自
動的に第2図の2点鎖線位置まで反時計方向に回動し、
このストッパ38のリンクレバー係止部74がリンクレバー
32の係止凸部68から外れて、リンクレバー32の係止状態
が解除される。
よって、リンクレバー32は回動可能となり、トーショ
ンスプリング37の復元力により、ローラ6が前窓から離
れる方向すなわち第3図の時計方向に相対的に回動す
る。
このとき、ローラ6の段付ピン33は、ガイドレール2
の上部により動きを規制されているから、実際は前窓4
の上部が、下部のローラ5の支軸を支点に、リンクレバ
ー32とは反対方向、すなわち第1図から第5図に示され
るように反時計方向に回動し、ウェザーストリップ9に
正面からほぼ垂直に押付けられる。
これにより、ウェザーストリップ9の変形、摩耗が防
止され、シール性が確保されるとともに、リンクレバー
32を設けたことにより、従来のガイドレールに設けられ
ていたコーナーガイド8(第20図)を廃止でき、前窓4
を閉じるときのコーナーガイドにおける操作性の不具合
を改善でき、前窓4を円滑に閉め操作できる。
また、リンクレバー32の飛出し反力により前窓4をウ
ェザーストリップ9に押付けることができ、ロック操作
力を低減できる。
なお、前窓4を完全に閉じるには、ハンドル23により
前窓4の上部をウェザーストリップ9に押付けるだけ
で、前窓4の上部中央に設けられた前窓ロック装置81の
前窓ロック装置用ラッチ機構部84が、キャブ本体側(フ
ロントヘッダ中央部)に設けられた前窓ロック装置用ス
トライカ85と係合し、前窓4の閉じ状態が確実に固定さ
れる。この前窓ロック装置81の構造および作用は、後の
第7図乃至第10図にて詳細に説明する。
さらに、全開状態にある前窓4を閉じる場合、キャブ
本体1の天井部から前面開口部1fの閉じ位置まで前窓4
が移動される途中では、ストッパ38によりリンクレバー
32の係止状態が保たれ、その移動途中にある例えばフロ
ントヘッダ1bのフロントパッド1c(第21図)などを通過
するときは、リンクレバー32が第3図に実線で示される
ように前窓4の厚み内に収納されているから、前窓4と
フロントパッド1cなどとの間に十分なすれ違い隙間11
(第21図)を確保でき、前窓4とフロントパッド1cなど
との干渉を防止できる。
一方、前窓4を開くときは、ハンドル23を握って前窓
4を手前に引くことにより第1図に示される位置まで回
動すると、リンクレバー32がトーションスプリング37に
抗して第3図実線位置まで回動復帰する。
この状態で前窓4を上昇すると、ストッパ38の係止解
除凸部75に対し定位置のストッパ解除体78は相対的に下
降するから、ストッパ38は、トーションスプリング72の
復元力により第2図時計方向に回動し、そのリンクレバ
ー係止部74を第2図に実線で示された係止位置に戻すと
ともに、その係止解除凸部75をストッパ突出穴53より外
部に突出させ、元の状態に戻る。
なお、この前窓4の上部にリンクレバー機構部22を介
して回動自在に軸支されたローラ6のガイドレール2,3
は、第22図に示されるように異形パイプ1pに別体の凹形
ローラガイドを溶接付けなどで一体化しても良いが、第
6図に示されるように、外側パネル1opに、ガイドレー
ルが予め成形された内側パネル1ipを、スポット溶接な
どにより一体化するようにしても良い。
次に、第7図乃至第13図を参照して、第2の実施の形
態を説明する。なお、第7図に示された、窓体としての
前窓4の全体形状は、第1図に示されたものと同様であ
るから、その説明を省略する。前窓4の移動を案内する
ガイドレール2,3も、建設機械のキャブにおける前面開
口部から天井部にわたって設けられているが、その説明
は省略する。
第7図に示されるように、前窓4の上部には、オペレ
ータと対向する面の右側部にて、前窓4を開閉操作する
際に把持するハンドル23が設けられている。
前窓4の上部において、または上部に対して、前窓4
を全閉位置および全開位置でそれぞれ固定するとともに
固定を解除するレバーをそれぞれ有する複数の固定手段
として、前窓4を全閉状態で固定する窓体ロック装置と
しての前窓ロック装置81と、前窓4を全開状態で自動的
に係止する窓体キャッチ装置としての前窓キャッチ装置
82と、前窓4を全開状態で確実に係止する安全装置83と
が設けられている。
前記前窓ロック装置81は、前窓4に設けられた窓体ロ
ック装置用ラッチ機構部としての前窓ロック装置用ラッ
チ機構部84と、この前窓ロック装置用ラッチ機構部84と
前窓4の全閉位置にて嵌合可能の定位置に設けられた窓
体ロック装置用ストライカとしての前窓ロック装置用ス
トライカ85とを具備している。この前窓ロック装置用ス
トライカ85は、取付板85aを介してキャブ本体1のフロ
ント部1aに取付けられている。
前記前窓ロック装置用ラッチ機構部84からロック解除
用のレバー86がハンドル23の左側部の近接位置に突出さ
れている。
また、前記前窓キャッチ装置82は、前窓4に設けられ
た窓体キャッチ装置用ストライカとしての前窓キャッチ
装置用ストライカ87と、この前窓キャッチ装置用ストラ
イカ87と前窓4の全開位置にて嵌合可能のキャブ天井部
の定位置に設けられた窓体キャッチ装置用ラッチ機構部
としての前窓キャッチ装置用ラッチ機構部88と、この前
窓キャッチ装置用ラッチ機構部88から突出されたU形の
キャッチ解除用のレバー89と、このレバー89と前窓4の
全開位置で係合するように前窓4に回動自在に設けられ
このキャッチ解除用のレバー89を操作するレバー操作レ
バー90とを具備している。
さらに、前記安全装置83は、前記前窓キャッチ装置用
ラッチ機構部88をキャブの天井部側の後部に取付けるた
めのブラケット91に形成されたレバー係合部91aと、前
窓4に回動可能に設けられこのレバー係合部91aに係脱
自在のレバー92とを具備している。
ブラケット91は、レバー係合部91aと直角に折曲され
た取付板部91bの上部に取付穴91cが穿設されている。さ
らに、第11図に示されるように、このブラケット91の底
板部91dに、前窓キャッチ装置用ラッチ機構部88がネジ9
1eにより固定されている。
第8図に示されるように、前記前窓ロック装置81のロ
ック解除用のレバー86に、前記前窓キャッチ装置82のレ
バー操作レバー90と、前記安全装置83のレバー92とが、
前窓4の上部に配置された各固定手段のレバーを連動す
る連動部材としてのロッド93により連結されている。
このロッド93は、一方のロッド93aと他方のロッド93b
とからなり、一方のロッド93aの右端平板部には、前記
ロック解除用のレバー86に螺入されたネジ94と遊嵌する
長穴95が設けられ、レバー86がこの長穴95を超えるスト
ローク回動されると、レバー86の動きがロッド93aに伝
達される。
一方のロッド93aの左側部には斜行部96が設けられ、
前窓4の反対側へ折曲されている。この一方のロッド93
aの左端平板部と他方のロッド93bの右端平板部とが、ピ
ン97により、前記前窓キャッチ装置82のキャッチ解除用
のレバー89を操作するレバー操作レバー90の後端部に回
動自在に軸連結されている。
他方のロッド93bの左端平板部には、第11図に示され
るように長穴98が設けられ、この長穴98は、第8図に示
されるように前記安全装置83のレバー92の先端部にピン
99を介して固定されたネジ100に遊嵌されている。
第9図および第10図に示されるように、前記前窓ロッ
ク装置用ラッチ機構部84は、平板状のベース101とカバ
ー102とを溶接付けして本体ケースが形成され、そのカ
バー102に前記前窓ロック装置用ストライカ85が挿入さ
れるストライカ挿入溝103が形成され、このストライカ
挿入溝103を挟んだ斜め位置に二つのピン104,105が嵌着
され、これらのピン104,105により、レバー側爪体106
と、反対側のラッチ爪体107とがそれぞれ回動自在に軸
支されている。
レバー側爪体106は、ピン104に嵌着されたトーション
スプリング108により第9図時計方向に付勢され、ま
た、反対側のラッチ爪体107は、ピン105に嵌着されたト
ーションスプリング109により第9図反時計方向に付勢
されている。
第9図に示されるように、レバー側爪体106は、反対
側のラッチ爪体107に形成された凹部111と係合する凸部
112を有し、また、ラッチ爪体107は、ストライカ挿入溝
103の円弧状部と同一形状の円弧状凹部113と、回動によ
りストライカ挿入溝103を閉じる凸爪部114とを有する。
円弧状凹部113を介してこの凸爪部114の反対側には、前
窓ロック装置用ストライカ85により押圧されるストライ
カ当接部115が形成されている。
第10図に示されるように、ロック解除用のレバー86の
基端部は、連結板部116により前記ピン104に結合されて
いる。
そして、この前窓ロック装置81の全閉位置でのロック
状態を解除するときは、ハンドル23を握った手の親指に
より、第9図に示されたロック解除用のレバー86をトー
ションスプリング108に抗して反時計方向に回動する
と、凹部111と凸部112との係合が外れ、ラッチ爪体107
は、トーションスプリング109により反時計方向に回動
し、その凸爪部114がストライカ挿入溝103から後退す
る。このため、前窓ロック装置用ストライカ85をストラ
イカ挿入溝103内から取出すことが可能となる。
一方、前窓ロック装置用ストライカ85がストライカ挿
入溝103に挿入されるときは、前窓ロック装置用ストラ
イカ85がラッチ爪体107のストライカ当接部115に係合し
て押圧することにより、ラッチ爪体107はトーションス
プリング109に抗して時計方向に回動するため、凸爪部1
14がストライカ挿入溝103に突出して、前窓ロック装置
用ストライカ85をストライカ挿入溝103内の最奥部に保
持するとともに、凹部111と凸部112とが係合して、その
ストライカ保持状態が維持される。
第11図に示されるように、前記前窓キャッチ装置82
は、前窓4のフレーム4aにL形ブラケット121を介して
前記前窓キャッチ装置用ストライカ87が取付けられ、一
方、キャブ天井部側に前記ブラケット91により取付けら
れた前記前窓キャッチ装置用ラッチ機構部88は、本体ケ
ース122内に一対のラッチ爪体123が、各ラッチ爪体123
につき2本ずつ斜め方向に配置されたガイドピン124の
案内作用により進退自在に設けられている。
これらの一対のラッチ爪体123は、前記前窓キャッチ
装置用ストライカ87が先端部123aに当接すると本体ケー
ス122内に後退して、それらの先端部123a間が開き、そ
れらの先端部123aの内側に形成された円弧状凹部123b内
に前窓キャッチ装置用ストライカ87を保持する保持機構
(図示せず)を有する。
第12図に示されるように、これらのラッチ爪体123の
保持機構を解除するための前記レバー89が本体ケース12
2の一側の開口部125より外部に突出され、上方へ彎曲さ
れている。
このレバー89の上部が前記レバー操作レバー90により
押圧される被押圧部126となっている。前記レバー操作
レバー90は、前窓4のフレーム4aに固定されたブラケッ
ト127の一側部にピン128により回動自在に取付けられて
いる。
このレバー操作レバー90において、第8図に示される
ように前記ピン97によりロッド93に連結された端部と反
対側に位置する先端部に、前記レバー89の被押圧部126
を押圧する押圧部129が下方に折曲形成されている。ブ
ラケット127には、レバー操作レバー90の反時計方向の
回動を規制するストッパ130が取付けられている。
そして、第11図に示された状態から、前窓4が全開方
向すなわち前窓キャッチ装置用ラッチ機構部88側へ移動
して、前窓キャッチ装置用ストライカ87が自ら一対のラ
ッチ爪体123を押し開くようにして円弧状凹部123b間に
嵌入すると、これらのラッチ爪体123は内部のスプリン
グにより閉じて前窓キャッチ装置用ストライカ87を保持
する。
一方、この前窓キャッチ装置用ストライカ87の保持を
解除するときは、ハンドル23を握った手の親指で前窓ロ
ック装置81のロック解除用のレバー86を第7図または第
8図右側へ引くと、ロッド93aによりピン97に右方への
力が作用し、レバー操作レバー90は時計方向に回動し、
その先端の押圧部129が前記キャッチ解除用のレバー89
の被押圧部126を押圧操作し、ラッチ爪体123が自由に開
き得るようになる。
また、前記安全装置83のレバー92は、第11図に示され
るように前記ブラケット127の左側部にピン131によりレ
バー基端部が回動自在に軸支され、このピン131に嵌着
されたトーションスプリング132により第11図時計方向
に付勢されている。一方、このレバー92の基端部から凸
部133が突設され、この凸部133がブラケット127に設け
られたストッパ134により係止されて、レバー92の時計
方向の回動が規制される。
この安全装置83のレバー92には、先端部に前記ブラケ
ット91のレバー係合部91aと当接する傾斜部135が形成さ
れ、この傾斜部135のフック状先端部を介した反対側に
レバー係合部91aと係合する係合凹部136が形成されてい
る。
そして、第11図に示された状態から、前窓4が全開方
向へ移動して、前窓キャッチ装置用ストライカ87が前窓
キャッチ装置用ラッチ機構部88のラッチ爪体123により
保持される際に、同時に、安全装置83のレバー92の傾斜
部135がブラケット91のレバー係合部91aに当接し、この
レバー係合部91aから受ける反力により、トーションス
プリング132の付勢力に抗して長穴98内で第11図反時計
方向に回動し、さらに、傾斜部135のフック状先端部が
レバー係合部91aを通過すると、トーションスプリング1
32の復元力でレバー92は時計方向に戻り、第13図に示さ
れるように、レバー92の係合凹部136がブラケット91の
レバー係合部91aと係合することにより、前窓4の全開
状態が確実に保たれる。
一方、この安全装置83のレバー92を解除するときは、
ハンドル23を握って前窓4を後方へやや引戻しながら、
そのハンドル23を握った手の親指で前窓ロック装置81の
ロック解除用のレバー86を第8図右側へ引くことによ
り、ロッド93によりレバー92を第11図反時計方向に回動
して、その先端部の係合凹部136をブラケット91のレバ
ー係合部91aから外すことができる。
このとき、ハンドル23を握ったまま前窓4を閉じ方向
へ移動することにより、レバー92がブラケット91のレバ
ー係合部91aを完全に通過するまで、ロック解除用のレ
バー86をハンドル23を握った手の親指で解除状態に保持
する。
このように、この第2の実施の形態によれば、特定の
前窓ロック装置81のレバー86を解除操作することによ
り、ロッド93を介して、他の固定手段である前窓キャッ
チ装置82のレバー89を操作するレバー操作レバー90と、
安全装置83のレバー92とを同時に解除操作でき、例えば
前窓4が全閉状態にあるときは、前窓ロック装置用ラッ
チ機構部84をレバー86により直接解除できるとともに、
前窓4が全開状態にあるときは、連動用のロッド93を介
して、前窓キャッチ装置82のレバー89をレバー操作レバ
ー90により簡単に解除操作できるとともに、安全装置83
のレバー92も簡単に解除操作できるから、各固定手段の
レバー86,89,92をそれぞれ解除操作する煩わしさを解消
でき、レバー操作性とともに前窓4のハンドル操作性も
向上できる。
すなわち、キャブ内オペレータが前窓4の上部に配置
されたハンドル23を握りながら、このハンドル23を握る
手の親指などで前窓ロック装置81のレバー86を解除操作
することで、一連のレバー86,89,92を簡単に解除操作で
き、前窓4の操作性を向上できる。また、ハンドル23を
握りながら各レバー86,89,92を解除操作できるから、レ
バー解除から前窓4を開く動作へスムーズに移行できる
とともに、前窓4を閉じるときは、ハンドル23を握りな
がら各固定手段のレバー86,89,92を解除操作するため、
前窓4の自然落下を防止できる。
なお、この第2の実施の形態では、前窓ロック装置81
のレバー86をハンドル23の近傍に設けて、これを指先で
解除操作したが、ハンドル23と、前窓ロック装置81、前
窓キャッチ装置82および安全装置83との配置関係が変更
された場合は、前窓ロック装置81、前窓キャッチ装置82
および安全装置83の中からハンドル23に最も近い一つの
レバーを手で解除操作することにより、連動部材により
他のレバーも解除操作できるようにすると良く、前窓4
を全閉状態で固定解除するときも全開状態で固定解除す
るときも、単一レバー解除操作により、操作性を向上で
きる。
次に、第14図乃至第17図を参照して、第3の実施の形
態を説明する。なお、第14図に示された、窓体としての
前窓4の全体形状は、第1図に示されたものと同様であ
るが、同様部分の図示と説明は省略する。前窓4の移動
を案内するガイドレール2,3は、建設機械のキャブにお
ける前面開口部から天井部にわたって配設され、前窓4
は、キャブ本体1の前面開口部から天井部にわたって移
動自在に設けられているが、その詳細な説明も省略す
る。
第14図は、キャブ内の天井部に収納された全開状態の
前窓4の幅方向および厚み方向のガタ(遊び)による振
れを防止するための前窓振れ止め装置140を示す。
この前窓振れ止め装置140は、前窓4の側面部に一方
の振れ止め体としての前窓ブラケット141が設けられ、
一方、キャブ本体1の内側面であってキャブ本体1の天
井部に沿って配設されたガイドレール3の上部に、振れ
止めブラケット142を介して、他方の振れ止め体として
の振れ止めスライダ143が、ガイドレール3と平行に移
動可能に保持されている。
第15図および第16図に示されるように、振れ止めブラ
ケット142は、キャブ本体1内側面に取付穴144にて固定
される取付板部145と、この取付板部145の上部に折曲さ
れた上板部146と、この上板部146の左右両端部より下側
へ折曲された側板部147とを備えている。
第15図に示されるように、左右の側板部147には、案
内手段としてのガイドピン148が掛け渡して嵌着され、
このガイドピン148に前記振れ止めスライダ143が摺動自
在に嵌合され、この振れ止めスライダ143の一側面に穿
設されたスプリング嵌着穴149と、対向する側板部147と
の間に圧縮コイルスプリング150が嵌着されている。
これにより、振れ止めスライダ143は、前窓ブラケッ
ト141との係合時に圧縮コイルスプリング150に抗して後
退可能に保持され、圧縮コイルスプリング150より常に
後退方向に対抗する弾力的な押圧力を受けている。
第16図および第17図に示されるように、前窓ブラケッ
ト141は、本体板部151の左右部が折曲されて、前窓4の
フレーム4aに固定される左右の大きさの異なる側板部15
2,153が形成され、また、本体板部151の上部が、側板部
152,153の上端の大きさの異なる傾斜端部と接合される
ように折曲されて、傾斜部154が形成されている。
この傾斜部154の上面側は、前窓4の移動方向に対し
て前窓4の幅方向(すなわち左右方向)および厚み方向
(すなわち上下方向)の両方に傾斜した形状の一方の係
合面155となっている。
一方、振れ止めスライダ143は、前記振れ止めブラケ
ット142の取付板部145の上部に形成された案内板部145a
および上板部146により摺動自在に案内される本体部156
に、前記ガイドピン148を挿入する挿入孔157が穿設さ
れ、この本体部156より下側に係合面形成部158が一体に
突設され、この係合面形成部158に、前窓ブラケット141
の係合面155と係合する同様に傾斜した形状の他方の係
合面159が形成されている。
すなわち、両方の係合面155,159は、前窓4の移動方
向に対して前窓4の幅方向および厚み方向の両方に傾斜
した3次元的な傾斜面である。
また、第14図に示されるように、前窓ブラケット141
および振れ止めスライダ143は、前窓4の全開直前すな
わち開き動作時の停止直前で相互に当接する所定位置に
配設されている。
すなわち、前記前窓キャッチ装置用ストライカ87が前
記前窓キャッチ装置用ラッチ機構部88により捕捉される
前窓4の全開位置では、前窓ブラケット141と振れ止め
スライダ143との係合が、圧縮コイルスプリング150の収
縮動作を伴って十分になされるようにし、圧縮コイルス
プリング150から十分な振れ止め反力が得られるように
する。
そして、キャブ側の振れ止めブラケット142内でスラ
イド可能の振れ止めスライダ143が、常に圧縮コイルス
プリング150によりA方向に押されているのに対し、前
窓4は開動作により反対のB方向に移動するため、前窓
4が全開位置に近付くと、前窓4の前窓ブラケット141
は常に振れ止めスライダ143と接触し、前窓4を幅方向
と厚み方向とに押圧することにより、キャブ幅および前
窓4の幅のばらつきを吸収する。
さらに、第16図に示されるように、前窓ブラケット14
1の係合面155および振れ止めスライダ143の係合面159の
傾斜形状により、これらの係合面155,159が圧縮コイル
スプリング150の付勢力に打ち勝って十分に係合した状
態では、左右方向および上下方向の隙間をなくすことが
できる。そして、ローラ軸5aとガイドピン148との間に
常に一定の距離Cを保つことで、ガイドレール3内のロ
ーラ5のガタ(遊び)をなくすことができる。
振れ止めスライダ143の材質は、前窓ブラケット141と
接触するため、摺動抵抗の小さい合成樹脂にすることが
望ましい。
なお、このような前窓振れ止め装置140は、前窓4の
左右両側に対称に装備することが望ましいが、片側のみ
でも、ある程度の振れ止め効果が得られる。
このように、この第3の実施の形態によれば、前窓4
の移動方向に対して前窓4の幅方向および厚み方向に傾
斜した前窓ブラケット141の係合面155と、振れ止めスラ
イダ143の係合面159とを、圧縮コイルスプリング150の
反発力に抗して係合させることにより、前窓4を左右お
よび上から押え付けて、キャブの幅方向精度などにばら
つきがあっても、前窓4の幅方向および厚み方向の振れ
を防止でき、特に、全開時に不安定となりやすい前窓4
の振れ止め効果が得られる。
そして、ガイドピン148によりB方向へ後退可能に保
持された振れ止めスライダ143は、圧縮コイルスプリン
グ150により最適な位置に自動調整されるから、従来の
ようなキャブ精度に応じた繁雑なシム調整を廃止でき
る。
なお、この実施の形態では、前窓4に一方の振れ止め
体として前窓ブラケット141を設け、キャブ側に他方の
振れ止め体として振れ止めスライダ143を設けたが、こ
れらの位置関係は逆にして、例えば、前窓4の側面に振
れ止めブラケット142を介して振れ止めスライダ143を設
けるようにしても良い。
産業上の利用の可能性 本発明の窓装置は、建設機械のキャブのほか、小形の
居室空間の可動窓などに適用でき、さらには、ガイドレ
ールにしたがって移動可能の窓体に広く適用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 徳明 神奈川県川崎市川崎区塩浜1丁目1番1 号 プレス工業株式会社内 (72)発明者 原山 雄介 神奈川県川崎市川崎区塩浜1丁目1番1 号 プレス工業株式会社内 (72)発明者 平野 智也 神奈川県川崎市川崎区塩浜1丁目1番1 号 プレス工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−311062(JP,A) 特開 平6−24243(JP,A) 実開 昭59−146474(JP,U) 実開 平4−52183(JP,U) 実公 平7−12608(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16 B60J 1/00 E06B 7/23

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールと、 このガイドレールにしたがって移動することで開閉可能
    の窓体と、 この窓体の開き方向移動側に回動自在に軸支されたリン
    クレバーと、 このリンクレバーおよび窓体の閉じ方向移動側にそれぞ
    れ回動自在に軸支されガイドレールに嵌合されたローラ
    と、 リンクレバーのローラが閉じ位置まで移動した窓体から
    離れる方向にリンクレバーが回動することにより窓体が
    動く側に対向して配置されたシール部材と を具備したことを特徴とする窓装置。
  2. 【請求項2】ガイドレールと、 このガイドレールにしたがって移動することで開閉可能
    の窓体と、 この窓体の開き方向移動側に回動自在に軸支されたリン
    クレバーと、 このリンクレバーおよび窓体の閉じ方向移動側にそれぞ
    れ回動自在に軸支されガイドレールに嵌合されたローラ
    と、 リンクレバーのローラが閉じ位置まで移動した窓体から
    離れる方向にリンクレバーを付勢するスプリングと、 このスプリングに抗して窓体側に収納された状態のリン
    クレバーを係止するストッパと、 このストッパのリンクレバー係止状態を窓体の閉じ位置
    への移動で解除するストッパ解除体と、 このストッパ解除体によりストッパ係止を解除されたリ
    ンクレバーのスプリング動作により窓体が動く側に対向
    して配置されたシール部材と を具備したことを特徴とする窓装置。
  3. 【請求項3】ガイドレールは、建設機械のキャブにおけ
    る前面開口部から天井部にわたって設けられ、 窓体は、キャブの前面開口部から天井部にわたって移動
    自在に設けられた前窓であり、 リンクレバーは、前窓の天井部側にてガイドレールに沿
    った両側部にそれぞれ設けられ、 ローラは、各リンクレバーの先端に軸支されるととも
    に、前窓の閉じ方向移動側にてガイドレールに沿った両
    側部に軸支され、 ストッパ解除体は、前窓がキャブの前面開口部を閉じる
    ときのストッパの位置に対して設けられ、 シール部材は、キャブの前面開口部の縁部に一体に設け
    られた雨水浸入防止用のウェザーストリップとした ことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項記載の
    窓装置。
  4. 【請求項4】ガイドレールと、 このガイドレールにしたがって移動することで開閉可能
    の窓体と、 この窓体に設けられ窓体を開閉操作する際に把持するハ
    ンドルと、 窓体を全閉位置および全開位置でそれぞれ固定するとと
    もに固定を解除するレバーをそれぞれ有する複数の固定
    手段と、 これらの固定手段の各レバーを連動する連動部材と を具備したことを特徴とする窓装置。
  5. 【請求項5】ハンドルの一側部に一つの固定手段のレバ
    ーが配置された ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の窓装置。
  6. 【請求項6】固定手段は、 窓体を全閉状態で固定する窓体ロック装置と、 窓体を全開状態で自動的に係止する窓体キャッチ装置
    と、 窓体を全開状態で確実に係止する安全装置と を具備したことを特徴とする請求の範囲第4項または第
    5項記載の窓装置。
  7. 【請求項7】窓体ロック装置は、窓体に設けられロック
    解除用のレバーをハンドル側へ突出した窓体ロック装置
    用ラッチ機構部と、この窓体ロック装置用ラッチ機構部
    と窓体の全閉位置にて嵌合可能の定位置に設けられた窓
    体ロック装置用ストライカとを具備し、 窓体キャッチ装置は、窓体に設けられた窓体キャッチ装
    置用ストライカと、この窓体キャッチ装置用ストライカ
    と窓体の全開位置にて嵌合可能の定位置に設けられた窓
    体キャッチ装置用ラッチ機構部と、この窓体キャッチ装
    置用ラッチ機構部から突出されたキャッチ解除用のレバ
    ーと窓体の全開位置で係合するように窓体に回動自在に
    設けられこのキャッチ解除用のレバーを操作するレバー
    操作レバーとを具備し、 安全装置は、窓体キャッチ装置用ラッチ機構部と一体的
    に設けられたレバー係合ブラケットと、窓体に回動可能
    に設けられこのレバー係合ブラケットに係脱自在のレバ
    ーとを具備し、 窓体ロック装置のロック解除用のレバーに、窓体キャッ
    チ装置のレバー操作レバーと、安全装置のレバーとが、
    連動部材により連結された ことを特徴とする請求の範囲第6項記載の窓装置。
  8. 【請求項8】ガイドレールは、建設機械のキャブにおけ
    る前面開口部から天井部にわたって設けられ、 窓体は、キャブの前面開口部から天井部にわたって移動
    自在に設けられた前窓であり、 ハンドル、各固定手段を解除するレバーおよびこれらの
    レバーを連動する連動部材は、前窓の天井部側に配置さ
    れた ことを特徴とする請求の範囲第4項乃至第7項のいずれ
    かに記載の窓装置。
  9. 【請求項9】ガイドレールと、 このガイドレールにしたがって移動することで開閉可能
    の窓体と、 窓体のガイドレールに沿った側部に設けられ窓体の移動
    方向に対して少なくとも幅方向に傾斜した一方の係合面
    を有する一方の振れ止め体と、 窓体の停止直前で一方の振れ止め体と当接する所定位置
    に設けられ一方の振れ止め体の係合面と係合する他方の
    係合面を有する他方の振れ止め体と、 これらの両方の振れ止め体の相互の係合により少なくと
    も一方を後退可能に保持した案内手段と、 後退可能の振れ止め体を後退方向に対抗して弾力的に押
    圧するスプリングと を具備したことを特徴とする窓装置。
  10. 【請求項10】両方の振れ止め体の係合面は、窓体の移
    動方向に対して窓体の厚み方向にも傾斜した形状に形成
    された ことを特徴とする請求の範囲第9項記載の窓装置。
  11. 【請求項11】両方の振れ止め体は、窓体の全開直前に
    当接する位置に配設された ことを特徴とする請求の範囲第9項または第10項記載の
    窓装置。
  12. 【請求項12】ガイドレールは、建設機械のキャブにお
    ける前面開口部から天井部にわたって配設され、 窓体は、キャブの前面開口部から天井部にわたって移動
    自在に設けられた前窓であり、 一方の振れ止め体は、前窓のガイドレールに沿った側部
    に設けられ、 他方の振れ止め体は、キャブの天井部に沿って配設され
    たガイドレールの上側に設置された ことを特徴とする請求の範囲第9項乃至第11項のいずれ
    かに記載の窓装置。
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