JP3386706B2 - 内装部品における衝撃吸収パッドの取付構造 - Google Patents

内装部品における衝撃吸収パッドの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に側方から
の衝撃が加わった際、衝撃を有効に吸収して、乗員の安
全性を確保する衝撃吸収パッドをピラートリム,ドアト
リム,リヤサイドトリム等の内装部品に取り付ける内装
部品における衝撃吸収パッドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の安全対策として、側突時
等、車両の側方から衝撃が加わった際、この衝撃を有効
に吸収するために衝撃吸収パッドが側壁パネルと側壁パ
ネルに内装される内装部品との間に設置されている。
【0003】例えば、車両の側壁パネルに内装されるセ
ンターピラーに設置される衝撃吸収パッドの取付構造を
例示して説明すると、図6に示すように、通常、センタ
ーピラーパネルの下部には、センターピラートリムロア
1、上部にはセンターピラートリムアッパー2がそれぞ
れ内装されており、これらセンターピラートリムロア
1,センターピラートリムアッパー2は、PP樹脂等の
合成樹脂の射出成形体から構成されている。
【0004】そして、センターピラートリムロア1の裏
面側には、側突エリアAに対応して硬質ポリウレタンフ
ォーム等の衝撃吸収パッド3が取り付けられており、通
常は、図7に示すように、センターピラートリムロア1
の裏面側の上下2箇所に取付用ボス4が突設される一
方、衝撃吸収パッド3の上下側には取付孔5aを備えた
取付片5が外方に向けて突設形成され、ホットメルト系
接着剤aによる接着固定が行なわれている。
【0005】すなわち、図8に示すように、側突エリア
Aにあたるセンターピラートリムロア1の裏面側にホッ
トメルト系接着剤aを塗布し、その塗布面上に衝撃吸収
パッド3をセットするが、その際、センターピラートリ
ムロア1の取付用ボス4を衝撃吸収パッド3の取付片5
の取付孔5a内に差し込み、更に、取付孔5a内にもホ
ットメルト系接着剤aを流し込んで、衝撃吸収パッド3
をセンターピラートリムロア1の裏面所定箇所に堅固に
取り付けるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衝撃吸収パッド3の取付構造においては、万一、側方か
ら衝撃が加わった際、取付用ボス4が破断して、シャー
プエッジになる可能性があるため、安全性を考慮して、
この取付用ボス4は側突エリアAの外部にしか設定する
ことができない。従って、衝撃吸収パッド3が大型化
し、材料費が嵩むとともに、重量化を招くという欠点が
ある。
【0007】更に、取付用ボス4を設定する関係で、セ
ンターピラートリムロア1表面にヒケが発生し易く、室
内美観の低下をもたらすとともに、衝撃吸収パッド3は
センターピラートリムロア1の裏面所定箇所に接着固定
され、特に、高価なホットメルト系接着剤aを使用する
ため、更にコストの高騰化を招くとともに、ホットメル
ト系接着剤aの塗布工程,乾燥工程等、工数も嵩み、し
かも、作業環境も好ましくないという種々の不具合が指
摘されている。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、側壁パネルに内装される内装部品裏面に設
置される衝撃吸収パッドの取付構造において、取付用ボ
スを使用した接着固定を廃止することにより、衝撃吸収
パッドのコンパクト化が図れ、材料コストの低減、軽量
化を促進させることができるとともに、内装部品表面に
ヒケ等の外観不良が生じることがなく、しかも、接着剤
の塗布工程、乾燥工程等が廃止でき、取付工数を著しく
簡素化できる内装部品における衝撃吸収パッドの取付構
造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1記載の発明は、車両の側壁パネルに
内装される内装部品の裏面所定箇所に取り付けられ、側
方からの衝撃により変形、あるいは圧壊することによ
り、衝撃を吸収できる衝撃吸収パッドを取り付ける内装
部品における衝撃吸収パッドの取付構造において、前記
内装部品の内側面に係止爪を形成するとともに、内装部
品を側壁パネルに取り付けるためのクリップを装着する
クリップ取付座に係止部を設ける一方、衝撃吸収パッド
に上記クリップ取付座を収容する透孔、凹部等の収容部
を設け、収容部の内壁にクリップ取付座の係止部に係着
する突起を設け、衝撃吸収パッドを係止爪と係止部とに
より係着固定したことを特徴とする。
【0010】更に、本願の請求項2記載の発明は、前記
係止爪は、衝撃吸収パッドの挿入ガイド性を持たせるた
めに、ガイド用傾斜部が設定されていることを特徴とす
る。
【0011】また、本願の請求項3記載の発明は、前記
クリップ取付座は、車両の側方に荷重が加わった際、座
屈、あるいは変形しやすい衝撃吸収構造が採用されてい
ることを特徴とする。
【0012】ここで、内装部品としては、車両の側壁パ
ネルに内装され、乗員の身体が触れやすい部位に設置さ
れるものであれば、センターピラートリム,ドアトリ
ム,リヤコーナートリム等に適用できる。
【0013】そして、この内装部品は、PP樹脂等の合
成樹脂を射出成形、又はモールドプレス成形することに
より所望形状に成形される樹脂成形体から構成され、車
両の側壁パネルにクリップを介して装着される。一方、
衝撃吸収パッドは、硬質ポリウレタンフォーム等のモー
ルド成形体が好ましく、内装部品の内面形状に合致する
形状の取付面と側壁パネルに当接するパネル当接用凸部
とを備えている。
【0014】更に、内装部品の裏面側に設けられた係止
爪とクリップ取付座の係止部とにより衝撃吸収パッドが
係着される。上記係止爪としては、衝撃吸収パッドの取
付作業性を考慮して、断面三角形状をなすガイド用傾斜
部を備えたものが良く、1箇所、あるいは2箇所で衝撃
吸収パッドの一方縁のコーナー部を係着保持する。一
方、クリップ取付座は、金属製,樹脂製いずれでも良
く、衝撃吸収パッドの他方側縁を係止する係止部が備わ
っていれば良く、クリップ取付座の縦壁に切欠部を設け
て係止部を形成し、衝撃吸収パッドにクリップ取付座を
収容する透孔、あるいは凹部を形成するとともに、クリ
ップ取付座の係止部に挿入する突起を透孔、あるいは凹
部に設けるのが良い。
【0015】また、このクリップ取付座は、衝撃吸収構
造を採用するのが良く、薄肉部やオフセット等、変形,
破断を誘発する構造のものが良い。
【0016】以上の構成から明らかなように、内装部品
の裏面に形成した係止爪と裏面所定箇所に固着されるク
リップ取付座の係止部との双方により衝撃吸収パッドを
係着固定するため、従来の取付用ボスが廃止でき、取付
用ボスに制約を受けることなく衝撃吸収パッドの形状を
コンパクト化できる。
【0017】また、衝撃吸収パッドを係止爪並びにクリ
ップ取付座の係止部により係着固定する構成としたた
め、従来のホットメルト系接着剤が廃止でき、ホットメ
ルト系接着剤の塗布工程,乾燥工程等も廃止できる。
【0018】更に、内装部品裏面縁部に形成される係止
爪は、ガイド用傾斜部が設けられているため、衝撃吸収
パッドの一方側縁部をこのガイド用傾斜部に沿って摺接
させれば簡単に衝撃吸収パッドの一方側縁部を内装部品
裏面側にロケートすることができる。
【0019】また、衝撃吸収パッドの他方側を係着する
クリップ取付座自体を薄肉部構造,オフセット構造等を
採用すれば、外方からの衝撃荷重によりクリップ取付座
が容易に変形,破断して、衝撃吸収パッドの変形,圧壊
を誘発し易くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内装部品にお
ける衝撃吸収パッドの取付構造の実施形態について、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1乃至図5は本発明をセンターピラート
リムロアに衝撃吸収パッドを取り付ける実施形態につい
て適用したもので、図1はセンターピラートリムを示す
外観図、図2は同センターピラートリムにおけるセンタ
ーピラートリムロアの要部を示す断面図、図3はセンタ
ーピラートリムロアに衝撃吸収パッドを取り付ける状態
を示す説明図、図4はセンターピラートリムロアに衝撃
吸収パッドを取り付けた状態を示す裏面側から見た平面
図、図5は本発明に使用するクリップ取付座の変形例の
作用を示す説明図である。
【0022】図1,図2において、センターピラートリ
ムは下部側のセンターピラートリムロア10と上部側の
センターピラートリムアッパー20との上下2分割体か
ら構成されており、センターピラートリムロア10及び
センターピラートリムアッパー20は、ポリプロピレン
樹脂の射出成形により所要形状に成形されている。
【0023】上記センターピラートリムアッパー20の
中央には、調節長孔21が開設されており、センターピ
ラートリムロア10とセンターピラートリムアッパー2
0との間の引出口22から引き出したシートベルトのウ
エビング23を支持するスライドプレート24が調節長
孔21内に上下動可能に内装されている。一方、センタ
ーピラートリムロア10は、基部側にシートベルトのリ
トラクタ25が内蔵されており、センターピラートリム
ロア10の裏面にクリップ取付座40が取り付けられ、
このクリップ取付座40に樹脂クリップ31が装着さ
れ、この樹脂クリップ31がセンターピラーパネル30
の取付孔32内に圧入嵌合されることにより、センター
ピラートリムロア10がセンターピラーパネル30に内
装される。
【0024】ところで、本発明は、センターピラートリ
ムロア10の側突エリアAの内面に衝撃吸収パッド50
を簡単かつ廉価に取り付けることを可能にしたもので、
衝撃吸収パッド50は、図2,図3に示すように、セン
ターピラートリムロア10の内面形状に合致する湾曲状
の取付面51を備えるとともに、センターピラーパネル
30に対向するようにパネル当接用凸部52が突設形成
されており、この衝撃吸収パッド50は硬質ポリウレタ
ンフォームを素材としたモールド成形体から構成され、
従来のホットメルト系接着剤の接着固定構造に替えて、
係着固定構造を採用したことが特徴である。
【0025】すなわち、センターピラートリムロア10
の側突エリアAにおいて、裏面縁部に係止爪11が形成
されている。この係止爪11は、本実施形態では三角形
状をなし、ガイド用傾斜部12と衝撃吸収パッド50の
一方側縁部を係止する係着部13を備えているが、特に
その形状は限定しない。
【0026】そして、この係止爪11により衝撃吸収パ
ッド50の一方側縁部のコーナー部53を係着固定する
とともに、衝撃吸収パッド50の他方側は、クリップ取
付座40により係着される。すなわち、クリップ取付座
40は、本実施形態では金属薄板から構成され、両側に
取付用フランジ41が形成され、中央に一段高い取付座
面42が設定され、この取付座面42に樹脂クリップ3
1を装着するクリップ係止孔43が設定されている。
【0027】そして、両側の取付用フランジ41に設け
た取付孔44内にセンターピラートリムロア10の裏面
側に比較的高さ寸法の低い取付用ボス14を突設し、こ
の取付用ボス14を取付孔44内に挿入し、先端を超音
波、あるは熱溶着によりカシメ加工することにより、ク
リップ取付座40は、センターピラートリムロア10の
裏面所定箇所に取り付けられている。そして、このクリ
ップ取付座40には、取付座面42と連設するように下
方向に伸びる係止用縦壁45が形成され、この係止用縦
壁45に切欠形成した係止部46により衝撃吸収パッド
50の他方側を係着するというものである。
【0028】尚、衝撃吸収パッド50の他方側には、ク
リップ取付座40を収容する透孔54が形成されてお
り、この透孔54には、更にクリップ取付座40の係止
部46に係着する突起55が突設されている。従って、
衝撃吸収パッド50をセンターピラートリムロア10の
内面所定箇所に取り付けるには、衝撃吸収パッド50の
一方側縁部を係止爪11のガイド用傾斜部12に沿って
摺接させて、係止爪11の係着部13に衝撃吸収パッド
50の一方側縁部のコーナー部53を係合させるととも
に、衝撃吸収パッド50の他方側は、透孔54内にクリ
ップ取付座40が収容されるように位置決めし、クリッ
プ取付座40の係止用縦壁45の係止部46に衝撃吸収
パッド50の突起55を弾性を利用して嵌め込むことに
より、係止爪11とクリップ取付座40により衝撃吸収
パッド50を強固に係着固定することができる。
【0029】このように、本発明に係る衝撃吸収パッド
50の取付構造によれば、従来の取付用ボスを利用した
ホットメルト系接着剤の接着固定のように、ホットメル
ト系接着剤の塗布,乾燥工程が省け、かつ高価なホット
メルト系接着剤も不要になるとともに、取付用ボスが原
因となる製品表面ヒケ等の成形不良も未然に防止でき、
良好な外観意匠性が得られるという有利さがある。
【0030】また、取付用ボスからの制約で衝撃吸収パ
ッド50の外形状を大型化させる必要がなく、衝撃吸収
パッド50のコンパクト化が図れ、材料費の低減、並び
に製品の軽量化を促進させることができる。
【0031】更に、ホットメルト系接着剤使用の場合に
は、接着剤の塗布工程,乾燥工程など、多くの作業スペ
ースが必要となり、また、排気設備等、作業環境を良好
に維持する設備が多大なものであったが、本発明に係る
衝撃吸収パッド50の取付構造によれば、係止爪11と
クリップ取付座40とを利用して、ワンタッチで係着固
定できるため、作業工数を短縮化でき、大掛りな設備を
必要とせず、また、作業環境上も好ましいものである。
【0032】また、本発明を有効に機能させるために
は、クリップ取付座40を図5に示すように衝撃吸収構
造とするのが良い。すなわち、このクリップ取付座40
には、外部から衝撃が加わった際、衝撃吸収パッド50
の変形,圧壊を促進させるために、一方の縦壁47aを
他方側の縦壁47bに比べ傾斜状に設定することによ
り、衝撃が加わった際、クリップ取付座40は傾斜状に
設定した縦壁47aが変形し易くなり、そのため、衝撃
吸収パッド50の変形,圧壊をクリップ取付座40が阻
害することがない。
【0033】また、クリップ取付座40の変形例として
は、図示はしないが一部に破断部を設け、破断し易くし
たり、あるいは樹脂製のクリップ取付座を使用した場
合、薄肉部等を設け、破断や変形を促進させる構造を採
用しても良い。
【0034】以上説明した実施形態は、センターピラー
トリムロア10の内面側に衝撃吸収パッド50を取り付
ける構造であるが、センターピラートリムロア10に限
定されることなく、自動車用ドアトリムやリヤコーナー
トリム等、車両の側壁パネルに内装され、乗員の身体が
触れやすい箇所に設置される内装部品に適用することは
本発明の精神を逸脱するものではない。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る内装部
品のおける衝撃吸収パッドの取付構造は、以下に記載す
る格別の作用効果を有する。
【0036】(1)請求項1記載の発明は、内装部品裏
面縁部に形成した係止爪とクリップ取付座の係止部とに
より衝撃吸収パッドを係着するという構成であるため、
従来の取付用ボスを利用したホットメルト系接着剤の接
着固定構造に比べ、ホットメルト系接着剤の塗布工程,
乾燥工程が廃止できるとともに、衝撃吸収パッドをワン
タッチで取り付けることができ、取付作業性が著しく向
上するという効果を有する。
【0037】(2)請求項1記載の発明によれば、内装
部品裏面縁部に形成した係止爪とクリップ取付座の係止
部とにより衝撃吸収パッドを係着するという構成である
ため、従来の取付用ボスが廃止でき、取付用ボスが原因
となる表面ヒケ等の成形不良が皆無となり、良好な外観
意匠性を確保することができるという効果を有する。
【0038】(3)請求項1記載の発明によれば、内装
部品裏面縁部に形成した係止爪とクリップ取付座の係止
部とにより衝撃吸収パッドを係着するという構成である
ため、取付用ボスからの制約を受けることなく、衝撃吸
収パッドをコンパクト化することができ、ホットメルト
系接着剤の廃止とともに、材料費を大幅に節約でき、コ
ストダウンを招来することができるとともに、製品の軽
量化に貢献することができるという効果を有する。
【0039】(4)請求項2記載の発明によれば、衝撃
吸収パッドの一方側縁部を係着する係止爪はガイド用傾
斜部を備えているため、衝撃吸収パッドの一方側縁部を
係止爪に円滑に係着することができ、取付作業性をより
向上させることができるという効果を有する。
【0040】(5)請求項3記載の発明によれば、衝撃
吸収パッドの他方側を係着するクリップ取付座は、外部
からの衝撃により変形、あるいは破断する衝撃吸収構造
を採用しているため、側突等、側方からの衝撃により容
易に変形、あるいは破断するため、衝撃吸収パッドの変
形,圧壊を阻害することがなく、良好な衝撃吸収機能が
得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造を適用
するセンターピラートリムの一実施形態を示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】衝撃吸収パッドの取付構造の一実施形態を示す
もので、センターピラートリムロアの内面に衝撃吸収パ
ッドを取り付ける状態を示す分解斜視図。
【図4】本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造の一実
施形態を示すもので、センターピラートリムロアを裏面
側から見た平面図。
【図5】本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造に使用
するクリップ取付座の変形態様の作用を示す説明図。
【図6】従来のセンターピラートリムを示す正面図。
【図7】従来の衝撃吸収パッドの取付構造を示す説明
図。
【図8】従来の衝撃吸収パッドの取付作業を示す断面
図。
【符号の説明】
10 センターピラートリムロア 11 係止爪 12 ガイド用傾斜部 13 係着部 20 センターピラートリムアッパー 30 センターピラーパネル 31 樹脂クリップ 40 クリップ取付座 45 係止用縦壁 46 係止部 47a,47b 縦壁 50 衝撃吸収パッド 51 取付面 52 パネル当接用凸部 53 コーナー部 54 透孔 55 突起 A 側突エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/02 - 21/04 B60R 13/02 B62D 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の側壁パネル(30)に内装される
    内装部品(10)の裏面所定箇所に取り付けられ、側方
    からの衝撃により変形、あるいは圧壊することにより、
    衝撃を吸収できる衝撃吸収パッド(50)を取り付ける
    内装部品における衝撃吸収パッドの取付構造において、 前記内装部品(10)の内側面に係止爪(11)を形成
    するとともに、内装部品(10)を側壁パネル(30)
    に取り付けるためのクリップ(31)を装着するクリッ
    プ取付座(40)に係止部(46)を設ける一方、衝撃
    吸収パッド(50)に上記クリップ取付座(40)を収
    容する透孔、凹部等の収容部(54)を設け、収容部
    (54)の内壁にクリップ取付座(40)の係止部(4
    6)に係着する突起(55)を設け、衝撃吸収パッド
    (50)を係止爪(11)と係止部(46)とにより係
    着固定したことを特徴とする内装部品における衝撃吸収
    パッドの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係止爪(11)は、衝撃吸収パッド
    (50)の挿入ガイド性を持たせるために、ガイド用傾
    斜部(12)が設定されていることを特徴とする請求項
    1記載の内装部品における衝撃吸収パッドの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記クリップ取付座(40)は、車両の
    側方に荷重が加わった際、座屈、あるいは変形しやすい
    衝撃吸収構造が採用されていることを特徴とする請求項
    1,2記載の内装部品における衝撃吸収パッドの取付構
    造。
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