JP3384987B2 - コインリターン錠 - Google Patents

コインリターン錠

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JP3384987B2
JP3384987B2 JP28000099A JP28000099A JP3384987B2 JP 3384987 B2 JP3384987 B2 JP 3384987B2 JP 28000099 A JP28000099 A JP 28000099A JP 28000099 A JP28000099 A JP 28000099A JP 3384987 B2 JP3384987 B2 JP 3384987B2
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宗弘 大谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ロッカー
に使用されて、硬貨を入れて施錠し、解錠の際には前記
硬貨を返却し且つ扉を開けるようにするコインリターン
錠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の集合ロッカー等の扉に使用
されるコインリターン錠は、例えば、100円硬貨等の
コインを返却する機構を備えるために、コインを投入口
から入れて施錠すると、前記コインを不正取り出し出来
ないようにし、更に、解錠した際には返却口へコインを
返却しなければならないので、複雑な機構になっている
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイン
リターン錠は、合成樹脂製の框体にアッセンブリされ、
ロッカーの扉に所定の取付口に組み込まれるものなの
で、当該コインリターン錠の機構が複雑で大きさが大き
くなると、前記框体に予め把持部分を設けるスペースが
無くなってしまうという不都合がある。
【0004】この場合、前記框体に把持部分を設ける
と、框体が大きくなって取付け口の形状が変わり、従来
のロッカー扉の取付口にコインリターン錠を組み込めな
くなるという問題点がある。
【0005】また、コイン用の投入口や返却口から不正
な操作が行われないようにすることが必要であるが、そ
の防止機構が複雑になると、コインリターン錠の組立コ
ストや製造コストが嵩むという課題がある。本発明に係
るコインリターン錠は、このような課題を解消するため
に提案されるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコインリタ
ーン錠の上記課題を解決するための要旨は、コインを投
入口から投入することで施錠が可能となり、解錠の際に
はコイン返却口から前記コインを返却すると共に解錠
し、錠前によって施錠方向及び解錠方向に回動されるカ
ムの一端部に係合されて該カムに連動して往復移動さ
れ、前記投入口と返却口とを開閉するガード板と、投入
口から投入されたコインが施錠の際に返却口に移動する
のを許容するセンスカムとを少なくともガード本体に有
してなるコインガードと、コインの投入の有無によって
コインガードの施錠方向への移動を許容若しくは阻止す
るように前記センスカムとの係合が設定されてコインリ
ターン錠の框体に設けられるコイン検知レバーとが備え
られたコインリターン錠において、前記センスカムは、
基部がコインガードのガード本体に回動自在に設けられ
ると共に、先端部にコインを返却口へ移動させる切欠き
部が設けられてなり、当該切欠き部がコインリターン錠
の框体の一部に係合することでコインガードの施錠方向
への移動を阻止するように弾性部材で付勢されているこ
とである。
【0007】コインを投入口から投入することで施錠が
可能となり、解錠の際にはコイン返却口から前記コイン
を返却すると共に解錠し、錠前によって施錠方向及び解
錠方向に回動されるカムの一端部に係合されて該カムに
連動して往復移動され、前記投入口と返却口とを開閉す
るガード板と、投入口から投入されたコインが施錠の際
に返却口に移動するのを許容するセンスカムとを少なく
ともガード本体に有してなるコインガードと、コインの
投入の有無によってコインガードの施錠方向への移動を
許容若しくは阻止するように前記センスカムとの係合が
設定されてコインリターン錠の框体に設けられるコイン
検知レバーとが備えられたコインリターン錠において、
前記コイン検知レバーは、コインリターン錠の框体に回
動自在に設けられ、レバーの自重によってレバー先端部
がセンスカムの切欠き部に係合し、レバー後端部が投入
されたコインに当接するように配設され、該コインによ
って前記レバー後端部が回動されるとレバー先端部が前
記センスカムの切欠き部から係合解除されること、;
記コインリターン錠において当該コインリターン錠の框
体に揺動自在なクランクカムが設けられ、該クランクカ
ムには、カムの回動によって当該クランクカムを揺動さ
せるカム溝と、該クランクカムの揺動運動をコインガー
ドの往復移動に伝達する係合部とが設けられていること
である。
【0008】本発明に係るコインリターン錠によれば、
框体にコインガードとコイン検知レバーとを有した簡易
な構成となり、コンパクトに構成される結果、コインリ
ターン錠の一部分において把持部を形成することが出来
る。また、コインガード本体にガード板とセンスカムと
を一体的に設けて該コインガードが形成されているの
で、部品点数が削減される。
【0009】前記センスカムにおける切欠き部は、投入
されたコインが返却口に移動するのを許容するためであ
ると共に、コイン検知レバーが投入口等から不正操作さ
れてあたかもコインが投入されたような状態にされた際
においても、コインガードの施錠方向への移動を阻止す
る役目を兼用させてあるので、部品点数が削減されるば
かりでなく不正操作防止対策にもなっている。
【0010】コイン検知レバーは、レバーの長手方向の
一端部に回転軸を設けることで、レバーの自重によって
回動し、常にそのレバー先端部がセンスカムの切欠き部
に係合するように設定されるので、特に付勢手段等で係
合させる手段若しくは部材を必要とせず、簡易な構成で
コインの有無を検出できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るコインリター
ン錠について図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、コインリターン錠1は、錠前や框体等の構成物品を
装着する合成樹脂製のフレーム枠体2に、シリンダー錠
等の錠前3と、該錠前3の後方に配設され該錠前3の回
動と同軸にして所定角度範囲にて回動されて施錠・解錠
の作用をするカム4と、フレーム枠体2の正面に配設さ
れるコインの投入口5と返却口6と、該投入口5及び返
却口6の側方近傍に配設される把持部7と、を有して構
成されている。このコインリターン錠1が、例えば、ロ
ッカー等の扉8に嵌着されるものである。
【0012】前記コインリターン錠1の、施錠・解錠動
作及びコインの返却方法に係る具体的な構成について説
明する。図2に示すように、前記錠前3の後方に配設さ
れキーの回動に連動して回動させるための連結孔4aと
ロッカー本体側の係止桿(図示せず)に係合する係合凹
部4bと、前記連結孔4aを中心にして係合凹部4bと
反対側に設けられる回動伝達用の凸部4cと、該凸部4
cの裏面から略直交して植設されたスタッド4dとを有
するカム4がある。
【0013】コインリターン錠1の框体9は、金属製若
しくは合成樹脂製のL字型の平板体9a,9bでなり、
該一方の平板体9aには、前記カム4のスタッド4dを
該平板体9aの裏側に突出させるための円弧状の逃げ溝
9cと、後述のコインガード11(図3参照)の係合突
起11aを裏側に突出させると共に水平方向に往復移動
させるため逃げ孔としての貫通孔9dと、フレーム枠体
2にネジで固定するためのネジ孔9e,9fと、組立位
置決めのための切欠き9gとが設けられている。
【0014】他方の平板体9bには、ピン12で回動自
在に軸着されたコイン検知レバー10が表側に設けられ
ている。該コイン検知レバー10の先端部には後述のコ
インガード11(図3参照)のセンスカム11bに係合
するように切欠き部10aが設けられている。
【0015】また、コイン検知レバー10の後端部10
bが略直交方向に屈曲して平板体9bの裏側に突出させ
て設けられている。こうして、コイン検知レバー10は
前記ピン12を中心にして上下方向にシーソーのように
回動可能に設けられている。
【0016】平板体9a,9bの角部の稍上部に窓部9
iが設けられている。該窓部9iは、後述のコインガー
ド11(図3参照)のセンスカム11bの先端部を平板
体9b裏側に突出させるためのものである。この窓部9
iの上にトーションバネ端部係止用の孔9jが設けられ
ている。
【0017】コインガード11は、図3(イ)、
(ロ)、(ハ)に示すように、金属製若しくは合成樹脂
製の平板状のガード本体11cにピン13で回動自在に
軸着されたセンスカム11bと、該ガード本体11cに
一端が掛止めされて前記センスカム11bを常に所定方
向に付勢する弾性部材としてのコイルスプリング11d
と、センスカム11bの回転を止めるストッパー11e
と、ガード本体11cの後端部から屈曲されて延設され
略コ字型にされた被ガイド板11fと、該被ガイド板1
1fから後方に突出された係合突起11aと、ガード本
体11cの先端部から略直交させて屈曲された上ガード
板11gと下ガード板11iと、が各々設けられて形成
されている。
【0018】前記センスカム11bの水平な平坦部に
は、コインを返却口6側に落下移動させるための切欠き
部11jが設けられている。
【0019】框体9における平板体9aの裏面には、図
4(イ)、(ロ)に示すように、ピン14を中心にして
揺動するように軸着されたクランクカム15が設けられ
ている。このクランクカム15の中間部には、平板体9
aの貫通孔9dに対応する位置に且つ該貫通孔9dから
突出する係合突起11aに係合する係合部材としての係
合孔15aが設けられ、中間部から上部にかけては、前
記カム4のスタッド4d(図2参照)の先端部が係合し
てカム4の回動をクランクカム15に伝達する直線状溝
15dと円弧状溝15cとを連通させてなるカム溝15
bが設けられている。
【0020】前記框体9と前記コインガード11との組
立てにおいては、図2に示す框体9に対して、図3
(イ)に示すコインガード11のセンスカム11bを、
窓部9iの表側から裏側へと差込み、かつ、係合突起1
1aを貫通孔9dの表側から裏側へと差し込んでクラン
クカム15の係合孔15aに係合させ、更に、センスカ
ム11bの切欠き部11jの近傍位置において、コイン
検知レバー10の切欠き部10aをセンスカム11bに
係合させて組立されるものである。
【0021】こうして図5(イ)、(ロ)、(ハ)乃至
図6(イ)、(ロ)に示すように、前記カム4のスタッ
ド4dの先端部がクランクカム15のカム溝15bに挿
通され、そして、該スタッド4d先端部の係止溝と平板
体9aの孔9jとにバネ端部を係止させたトーションバ
ネ16が係合される。
【0022】上記のように組み立てられたコインリター
ン機構が、図7に示すように、フレーム枠体2の裏側に
取り付けられ、裏蓋18とともにネジ19によって止め
されるものである。なお、符号17は、コイン用カバー
を示しており、金属製若しくは合成樹脂製の、紙面垂直
方向に存在する平板体である。このカバー17と前記コ
インリターン機構における平板体9bとの対向面の間に
コインが投入されるものである。
【0023】このように構成されたコインリターン錠1
の操作について説明する。コイン(例えば、100円
玉)20が投入されていない状態では、図8に示すよう
に、ピン12を中心にして回動自在なコイン検知レバー
10が、自重により時計方向に回転して、先端の切欠き
部10aがセンスカム11bに当接して係合している。
【0024】図9に示すように、投入口5からコイン2
0を投入すると、該コイン20がその直径寸法の大きさ
により、センスカム11bとコイン検知レバー10の後
端部10bとで支持される。
【0025】すると、コイン20の自重により、前記後
端部10bが矢印方向へ下がり、ピン12を中心にして
前記切欠き部10aが矢印方向へ上がる。この状態で、
コイン検知レバー10とセンスカム11bとの係合が解
除され、かつ、図9(ロ)に示すように、平板体9bの
窓部9iにおける垂直端面とセンスカム11bの前端面
11kとがコイン20により当接しない位置に維持され
るので、当該センスカム11bとコインガード11との
横方向(水平方向)への移動(図中の矢印)が可能とな
る。
【0026】これにより、図1において、錠前3にキー
を差し込んで反時計方向へ略90°回転させ、該錠前3
と同軸回り(連結孔4aの中心軸回り:図2参照))に
カム4を回転させ、カムの係合凹部4bをロッカー本体
側の係止桿に係止させて施錠するものである。
【0027】この解錠状態から施錠状態への動作によ
り、図10に示すように、カム4のスタッド4dによっ
てクランクカム15が矢印方向に揺動し、係合孔15a
に係合したコインガード11の係合突起11aが矢印方
向へ移動され、センスカム11bも矢印方向へ移動する
ものである。
【0028】前記センスカム11bの移動により、図9
(ロ)に示すように、切欠き部11jがコイン20の位
置に到達して、この切欠きの存在により、コイン20が
前端面11kとの当接状態が消失して落下し、返却口6
側に移動することになる。これによって、コイン20の
重量が除かれたので、前記コイン検知レバー10が自重
によりピン12を中心に回転して、その先端部がセンス
カム11bに当接するようになる。
【0029】また、コインガード11が水平方向に所定
量移動したことで、投入口5及び返却口6には、該コイ
ンガード11の上ガード板11g及び下ガード板11i
がスライドして進出し、当該両口の開口部を閉蓋する。
【0030】こうして、ロッカー等に鍵が掛けられた状
態(図1参照)になり、キーを錠前3から抜くことが出
来る。再び、ロッカー扉を開けるには、錠前3をキーで
解錠方向に回転させて、図10に示すように、カム4が
前記連結孔4aを中心にして反時計方向に略90°回転
され、スタッド4dの回転によりカム溝15bによって
クランクカム15が施錠方向と逆方向に揺動され、同時
に揺動される係合孔15aによってコインガード11の
係合突起11aが矢印方向と逆方向に移動せしめられ、
コインガード11が横方向(矢印と逆方向である解除方
向)に移動される。
【0031】前記コインガード11の解除方向への移動
により、前記上ガード板11g及び下ガード板11iが
投入口5及び返却口6の開口部から後退する。よって、
コイン20が返却口6から取り出すことが出来る。ま
た、コインガード11が後退して元の状態の位置に復帰
したことで、前記コイン検知レバー10の切欠き部10
aが、センスカム11bの切欠き部11jに係合して、
再び図8に示す状態になる。
【0032】次ぎに、悪戯防止対策について説明する。
図11に示すように、例えば、投入口5からコイン20
を入れないでカッターの刃21を差し込んでセンスカム
11bを押し込んで施錠しようとしても、センスカム1
1bの後端面が平板体9aの表面に当接して隙間が無い
状態にされているので、センスカム11bが奧に押し込
まれることがなく、コイン検知レバー10の先端部との
係合状態が維持されて、施錠することができない。
【0033】このほか、図12に示すように、例えば、
投入口5からカッターの刃21を差し込んでコイン検知
レバー10の後端部10bを下に押し付けてピン12を
軸にして切欠き部10aを持ち上げ、該コイン検知レバ
ー10とセンスカム11bとの係合を解除させる場合が
ある。
【0034】その後、錠前3をキーで回してカム4を施
錠方向に回動させると、図13(イ)に示すように、コ
イン検知レバー10が係合解除されているのでセンスカ
ム11bが若干横に移動(例えば、1.6mm程度)す
るが、コイン20が投入されていないので、コイルスプ
リング11dの付勢力によって、図13(ロ)に示すよ
うに、センスカム11bが前方向(図中の矢印方向)に
引き寄せられ、切欠き部11jが平板体9bの窓部9i
における側壁に引っかかる。
【0035】これにより、前記センスカム11bの切欠
き部11jにおける側端面11mが前記窓部9iの側壁
に当接してそれ以上センスカム11bは横移動できなく
なる。こうして、図14(イ)に示すように、センスカ
ム11bが横移動できないのでコインガード11の係合
突起11aも横移動できない。よって、クランクカム1
5の孔15aは前記係合突起11aに挿通されて係合し
ているので、該クランクカム15が揺動できなくなる。
【0036】そして、カム4におけるスタッド4dが、
図14(ロ)に示すように、カム溝15bのうちクラン
クカム15を更に揺動させようとする直線状溝15dに
おいて係合しているので、上述のようにクランクカム1
5が揺動できないことから当該カム4も施錠方向に回転
できなくなる。こうして、カッターの刃21で不正操作
しようとしても、コイン20無しで施錠することが防止
されるのである。
【0037】なお、単にコイン20を投入しないで錠前
3及びカム4を施錠方向に回そうとしても、センスカム
11bが若干横方向に移動しても、図15に示すよう
に、コイン検知レバー10の切欠き部10aがセンスカ
ムの切欠き部11jに係合して、センスカム11bの横
移動が阻止され、その結果、コインガード11の係合突
起11aとクランクカム15とを介して不可動状態が伝
達され、カム4の施錠方向への回転が阻止されるもので
ある。
【0038】以上のようにして、コインリターン機構が
簡易な機構でコンパクトに構成され、コインリターン錠
1が従来とほぼ同じ大きさでありながらフレーム框体2
に把持部7を設けることが可能となったものである。ま
た、前記コイン検知レバー10、センスカム11bによ
り不正操作が出来なくなるものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコイ
ンリターン錠は、コインを投入口から投入することで施
錠が可能となり、解錠の際にはコイン返却口から前記コ
インを返却すると共に解錠し、錠前によって施錠方向及
び解錠方向に回動されるカムの一端部に係合されて該カ
ムに連動して往復移動され、前記投入口と返却口とを開
閉するガード板と、投入口から投入されたコインが施錠
の際に返却口に移動するのを許容するセンスカムとを少
なくともガード本体に有してなるコインガードと、コイ
ンの投入の有無によってコインガードの施錠方向への移
動を許容若しくは阻止するように前記センスカムとの係
合が設定されてコインリターン錠の框体に設けられるコ
イン検知レバーとが備えられたコインリターン錠におい
て、前記センスカムは、基部がコインガードのガード本
体に回動自在に設けられると共に、先端部にコインを返
却口へ移動させる切欠き部が設けられてなり、当該切欠
き部がコインリターン錠の框体の一部に係合することで
コインガードの施錠方向への移動を阻止するように弾性
部材で付勢されているので、前記コインガードによりコ
インの返却と投入口及び返却口の閉蓋作用が行われ部品
点数が減少してコンパクトな機構となり、把持部を設け
るスペースが確保されるという優れた効果を奏するもの
である。また、前記コイン検知レバーにより、簡易な構
成で不正操作を防止できという優れた効果を奏するもの
である。前記センスカムにより、部品点数の減少となり
コストの低減となるという優れた効果を奏するものであ
る。
【0040】
【0041】コイン検知レバーは、コインリターン錠の
框体に回動自在に設けられ、レバーの自重によってレバ
ー先端部がセンスカムの切欠き部に係合し、レバー後端
部が投入されたコインに当接するように配設され、該コ
インによって前記レバー後端部が回動されるとレバー先
端部が前記センスカムの切欠き部から係合解除されるの
で、投入されたコインが返却口に移動するのを許容し、
不正操作された状態においても、コインガードの施錠方
向への移動を阻止する役目を兼用させて部品点数が減少
しコインリターン機構の構造が簡易になる。
【0042】更に、前記コインリターン錠の框体に揺動
自在なクランクカムが設けられ、該クランクカムには、
カムの回動によって当該クランクカムを揺動させるカム
溝と、該クランクカムの揺動運動をコインガードの往復
移動に伝達する係合部とが設けられているので、カムの
動作が確実にコインガードに伝達され、部品点数の少な
い簡易な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコインリターン錠1の正面図であ
る。
【図2】同本発明に係るコインリターン錠1の框体9と
カム4との斜視図である。
【図3】同本発明に係るコインリターン錠1におけるコ
インガード11の斜視図(イ)、平面図(ロ)、背面図
(ハ)、側面図(ニ)である。
【図4】同コインリターン錠1における框体9の背面図
(ロ)と側面図(ロ)である。
【図5】同コインリターン錠1におけるコインリターン
機構の正面図(イ)と、左側面図(ロ)と、平面図
(ハ)である。
【図6】同コインリターン錠1におけるコインリターン
機構の背面図(イ)と、右側面図(ロ)である。
【図7】同フレーム框体2にコインリターン機構を組立
てしてコインリターン錠1を形成する様子を示す説明図
である。
【図8】同コインリターン錠1にいて、センスカムとコ
イン検知レバーとの係合関係を示す説明図である。
【図9】同コインリターン錠1の使用状態を断面にして
示す説明図(イ)、一部を拡大して示す平面図(ロ)で
ある。
【図10】同コインリターン錠1の施錠状態において、
框体9とカム4とセンスカム11bとクランクカム15
との動きを示す説明図である。
【図11】同コインリターン錠1において、不正操作さ
れた場合のコイン検知レバー10とセンスカム11bと
の係合状態を説明する拡大平面図(イ)と、断面図
(ロ)である。
【図12】同コインリターン錠1において、付勢奏され
た場合のコイン検知レバー10の動きを示す断面図であ
る。
【図13】同不正操作された場合のセンスカムの動きを
説明する説明図(イ)、(ロ)である。
【図14】同不正操作された場合のクランクカム15と
カム4との動作関係を示す説明図(イ)と、一部拡大説
明図(ロ)である。
【図15】同コインを投入しないで錠前3を回した場合
のセンスカムの動きを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 コインリターン錠、2 フレーム枠体、3 錠前、
4 カム、4a 連結孔、4b 係合凹部、4c 凸
部、4d スタッド、5 投入口、6 返却口、7 把
持部、8 扉、9 框体、9a,9b 平板体、9c
逃げ溝、9d 貫通孔、9e,9f ネジ孔、9g 切
欠き、9i 窓部、9j 孔、10 コイン検知レバ
ー、10a 切欠き部、10b 後端部、11 コイン
ガード、11a 係合突起、11b センスカム、11
c ガード本体、11d コイルスプリング、11e
ストッパー、11f 被ガイド板、11g 上ガード
板、11i 下ガード板、11j 切欠き部、12 ピ
ン、13 、14 ピン、15 クランクカム、15a
係合孔、15b カム溝、15c 円弧状溝、15d
直線状溝、16 トーションバネ、17 コイン用カ
バー、18 裏蓋、20 コイン、21 カッターの
刃。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コインを投入口から投入することで施錠が
    可能となり、解錠の際にはコイン返却口から前記コイン
    を返却すると共に解錠し、 錠前によって施錠方向及び解錠方向に回動されるカムの
    一端部に係合されて該カムに連動して往復移動され、前
    記投入口と返却口とを開閉するガード板と、投入口から
    投入されたコインが施錠の際に返却口に移動するのを許
    容するセンスカムとを少なくともガード本体に有してな
    るコインガードと、 コインの投入の有無によってコインガードの施錠方向へ
    の移動を許容若しくは阻止するように前記センスカムと
    の係合が設定されてコインリターン錠の框体に設けられ
    るコイン検知レバーとが備えられたコインリターン錠に
    おいて、 前記センスカムは、基部がコインガードのガード本体に
    回動自在に設けられると共に、先端部にコインを返却口
    へ移動させる切欠き部が設けられてなり、当該切欠き部
    がコインリターン錠の框体の一部に係合することでコイ
    ンガードの施錠方向への移動を阻止するように弾性部材
    で付勢されていること、 を特徴とするコインリターン錠。
  2. 【請求項2】コインを投入口から投入することで施錠が
    可能となり、解錠の際にはコイン返却口から前記コイン
    を返却すると共に解錠し、 錠前によって施錠方向及び解錠方向に回動されるカムの
    一端部に係合されて該カムに連動して往復移動され、前
    記投入口と返却口とを開閉するガード板と、投入口から
    投入されたコインが施錠の際に返却口に移動するのを許
    容するセンスカムとを少なくともガード本体に有してな
    るコインガードと、 コインの投入の有無によってコインガードの施錠方向へ
    の移動を許容若しくは阻止するように前記センスカムと
    の係合が設定されてコインリターン錠の框体に設けられ
    るコイン検知レバーとが備えられたコインリターン錠に
    おいて、 コイン検知レバーは、コインリターン錠の框体に回動自
    在に設けられ、レバーの自重によってレバー先端部がセ
    ンスカムの切欠き部に係合し、レバー後端部が投入され
    たコインに当接するように配設され、該コインによって
    前記レバー後端部が回動されるとレバー先端部が前記セ
    ンスカムの切欠き部から係合解除されること、 を特徴とする コインリターン錠。
  3. 【請求項3】コインを投入口から投入することで施錠が
    可能となり、解錠の際にはコイン返却口から前記コイン
    を返却すると共に解錠し、 錠前によって施錠方向及び解錠方向に回動されるカムの
    一端部に係合されて該カムに連動して往復移動され、前
    記投入口と返却口とを開閉するガード板と、投入口から
    投入されたコインが施錠の際に返却口に移動するのを許
    容するセンスカムとを少なくともガード本体に有してな
    るコインガードと、 コインの投入の有無によってコインガードの施錠方向へ
    の移動を許容若しくは阻止するように前記センスカムと
    の係合が設定されてコインリターン錠の框体に設けられ
    るコイン検知レバーとが備えられたコインリターン錠に
    おいて、 コインリターン錠の框体に揺動自在なクランクカムが設
    けられ、該クランクカムには、カムの回動によって当該
    クランクカムを揺動させるカム溝と、該クランクカムの
    揺動運動をコインガードの往復移動に伝達する係合部と
    が設けられていること、 を特徴とする コインリターン錠。
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