JP3384142B2 - 自動販売機の飲料調理装置 - Google Patents

自動販売機の飲料調理装置

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JP3384142B2 JP26129894A JP26129894A JP3384142B2 JP 3384142 B2 JP3384142 B2 JP 3384142B2 JP 26129894 A JP26129894 A JP 26129894A JP 26129894 A JP26129894 A JP 26129894A JP 3384142 B2 JP3384142 B2 JP 3384142B2
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、販売指令に基づいて、
粉末原料と湯とを攪拌・混合してレギュラーコーヒー等
を作る自動販売機の飲料調理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の飲料調理装置として、例
えば実開平3−30188号公報に記載のものが知られ
ている。飲料調理装置は、いわゆるミキシングボールで
あり、固定蓋と、固定蓋に着脱自在に取り付けられたボ
ール本体と、攪拌羽根を有する攪拌機構とで構成されて
いる。固定蓋には、粉末原料を導入する原料導入口と、
湯を導入する湯供給口とが形成され、またボール本体に
は、湯気を排気すると共にリンス時の湯をオーバーフロ
ーさせる湯気抜き口が形成されている。
【0003】飲料の調理を行う場合には、ボール本体
に、湯供給口から湯を注ぎ込むと共に、原料導入口から
粉末原料を投入し、これらを攪拌機構で攪拌する。一
方、リンス(オートリンス)を行う場合には、湯気抜き
口からオーバーフローする程度の湯を湯投入口から注ぎ
込み、これを攪拌機構で攪拌する。この場合、攪拌機構
の攪拌羽根は、粉末原料と湯とを短時間で適切に攪拌で
きるように、かつ攪拌の際の泡立ちを極力少なくするこ
とができるように、ボール本体の底に近い部分に配設さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来の飲
料調理装置では、湯量の多いリンスの際に、液面に対し
攪拌羽根がかなり深い位置で回転することになり、ボー
ル本体の上部では渦流の水勢が弱くなり、ボール本体の
リンスがその上部にゆくに従って不十分となる不具合が
あった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、飲料の調理に支障を生ずることなく、
攪拌容器の内部をむら無く良好にリンスすることができ
る自動販売機の飲料調理装置を提供することをその目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、飲料を調理する際には攪拌容器を中間
部まで満たす調理液位とし、攪拌容器をリンスする際に
は攪拌容器を上部まで満たすリンス液位とする自動販売
機の飲料調理装置において、調理液位より低い位置に調
理用攪拌羽根を配設すると共に、調理液位より高くかつ
リンス液位より低い位置にリンス用攪拌羽根を配設した
ことを特徴とする。
【0007】この場合、調理用攪拌羽根とリンス用攪拌
羽根とを、同一の回転軸に取り付けることが、好まし
い。
【0008】また、請求項3の発明は、飲料を調理する
際には攪拌容器を中間部まで満たす調理液位とすると共
に、攪拌容器をリンスする際には攪拌容器を上部まで満
たすリンス液位とし、攪拌容器内に攪拌羽根を配設した
自動販売機の飲料調理装置において、攪拌羽根を、調理
の際には調理液位より低い位置に移動させ、かつリンス
の際には調理液位より高くかつリンス液位より低い位置
に移動させる羽根移動手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の飲料調理装置によれば、調理液位よ
り低い位置に調理用攪拌羽根を配設すると共に、調理液
位より高くかつリンス液位より低い位置にリンス用攪拌
羽根を配設することにより、調理時には調理用攪拌羽根
により攪拌が行われ、リンス時には調理用攪拌羽根およ
びリンス用攪拌羽根により攪拌が行われる。これによ
り、リンスの際に、攪拌容器の上部の水勢を強くするこ
とができると共に、調理用攪拌羽根を、調理液位に対し
泡立ちを考慮して十分に深い位置に配設することができ
る。
【0010】請求項2の飲料調理装置によれば、調理用
攪拌羽根とリンス用攪拌羽根とを、同一の回転軸に取り
付けることにより、構造を単純化することができる。
【0011】請求項3の飲料調理装置によれば、攪拌羽
根を、調理の際には調理液位より低い位置に移動させ、
かつリンスの際には調理液位より高くかつリンス液位よ
り低い位置に移動させる羽根移動手段を備えたことによ
り、簡単な構造で、請求項1と同様に、リンスの際に攪
拌容器の上部の水勢を強くすることができる。なお、リ
ンスの際に、回転する攪拌羽根を、調理液位を挟んで上
下動させるようにしてもよい。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係る飲料調理装置について説明する。この飲料調理
装置は、レギュラーコーヒーなどを調理するものであ
り、主にカップ式自動販売機に搭載される。図1は飲料
調理装置の裁断側面図であり、図2はその平面図であ
る。両図に示すように、この飲料調理装置1は、ミキシ
ングボール2と、ミキシングボール2の上側に配設した
シュート昇降機構3とで構成されている。ミキシングボ
ール2は、ボール本体4と、ボール本体4が取り付けら
れる蓋体5とで構成され、蓋体5の部分で自動販売機内
に支持されている。また蓋体5は、蓋本体6と、蓋本体
6の上側に設けたベース体7とで構成され、結局ミキシ
ングボール2は、ボール本体4、蓋本体6およびベース
体7の3分割構造になっている(図3参照)。
【0013】ベース体7には、中央部に、攪拌モータ8
が取り付けられると共に、縁部に、図外のファンに連な
る排気エルボ9と、図外の湯タンクに連なる湯供給エル
ボ10とが取り付けられている。また、シュート昇降機
構3には、ミキシングボール2内にレギュラーコーヒー
の引き豆である粉末原料を供給する原料シュート11が
取り付けられている。
【0014】販売指令により、ボール本体4には、原料
シュート11を介して図外の原料容器から所定量の粉末
原料が供給され、同時に、湯供給エルボ10を介して湯
タンクから所定量の湯が供給されて、粉末原料と湯の攪
拌が行われる。また、その際に発生するボール本体4内
の湯気は、ファンにより排気エルボ9を介してボール本
体4の外部に排気される。このようにして所定時間、粉
末原料と湯の攪拌が行われると、攪拌が停止し、ボール
本体4の吐出口12から図外のフィルタを介して、レギ
ュラーコーヒーがカップに供給される。一方、ボール本
体4をオートリンスする場合には、蓋本体6の下面が浸
る位置まで湯が満たされ(図4参照)、湯の攪拌が行わ
れる。
【0015】ボール本体4は、透明な樹脂容器13内に
攪拌機構14を収容したものであり、樹脂容器13は、
攪拌が効率良く行われるように、変形ロート状に形成さ
れている。樹脂容器13の上端部は広く開放され、蓋体
5に嵌合するようにして着脱自在に取り付けられてい
る。ボール本体4の下部は吐出口12を有する別部材で
構成されており、これにより後述する鉛直軸22の軸端
が覆われると共に、粉末原料と湯の混合液がフィルター
側に導かれる。
【0016】攪拌機構14は、上端部を継手21を介し
て攪拌モータ8に連結された鉛直軸(回転軸)22と、
鉛直軸22にそれぞれ取り付けられたリンス用攪拌羽根
23、調理用攪拌羽根24および弁羽根25とで構成さ
れている。調理用攪拌羽根24は、混合液に埋没する位
置に配設され、弁羽根25は、鉛直軸22の最下部に配
設されている。調理用攪拌羽根24および弁羽根25
は、回転に伴って混合液の流下を阻止する弁の機能を有
すると共に、粉末原料と湯とを混合する(調理)機能を
有している。また、リンス用攪拌羽根23は、混合液の
液位より高い位置に配設されていて常時は空回転する
が、樹脂容器13にリンス用の湯を満たした場合には、
リンス用の湯に埋没し、回転に伴って、樹脂容器13の
内面を洗浄する。
【0017】蓋本体6には、原料シュート11が臨む原
料導入口31と、湯供給エルボ10に連なる湯供給口3
6(図2参照)と、排気エルボ9に連なる湯気抜き口3
2とが形成されている。また、蓋本体6の外周面には、
湯供給口36に連なる湯流下溝33が形成されており、
この湯流下溝33と樹脂容器13の上端部内周面との間
に環状の湯通路34が構成されている。湯通路34には
周方向に多数の小孔34aが形成され、この小孔34a
から湯が樹脂容器13の内周面を伝わって流下するよう
になっている。さらに、湯気抜き口32の周面には、湯
供給口36に連なる湯吹出口35が形成され、この部分
からも、湯気抜き口32の周面を洗うように湯が流下す
る。なお、湯気抜き口32の下部は下方に延設されてお
り、この部分で湯気の流れを大きく曲げるようにして、
湯気と共に粉末原料が湯気抜き口32に吸い込まれるの
を、極力防止できるようになっている。
【0018】一方、ベース体7には、原料シュート11
の下端部に臨むように第2の湯気抜き口41が形成さ
れ、この第2の湯気抜き口41は、攪拌モータ8の継手
21を迂回するように設けた副排気通路42を介して、
排気エルボ9に連通されている(図2参照)。第2の湯
気抜き口41は、原料シュート11に近接して開口して
おり、後述するように上動した原料シュート11の下側
空間の空気(湯気)を吸引(排気)する。この場合、原
料シュート11の背板11aが、第2の湯気抜き口41
を開閉させるゲートを兼ねており、原料シュート11が
下動すると、第2の湯気抜き口41は閉塞され、上動す
ると開放されるようになっている。具体的に説明する
と、図3に示すリンス時には、湯の液位が湯気抜き口3
2や原料導入口31にまで達するため、排気エルボ9で
構成される主排気通路43では、原料導入口31側の湯
気抜きが不可能になる。このため、第2の湯気抜き口4
1に連なるこの副排気通路42により、原料導入口31
側の湯気抜きが行えるようになっている。
【0019】一方、排気エルボ9は、角度90度より小
さい角度で、ファン側が斜め下向きになるように屈曲し
ており、また湯気抜き口32側は細径に、ファン側は太
径に形成されている。したがって、排気エルボ9の斜め
下向き部分に生ずる粉末原料混じりの水滴は、ファン側
に流下する。また、曲がり部分に生ずる水滴も、太径部
分と細径部分との境界まで流下した後、この境界線(斜
め下向きになる)に沿ってファン側に流下する。これに
より、排気エルボ9の内面に生ずる粉末原料混じりの水
滴を、この部分に滞留させることなく、極力ファン側に
流すことができるようになっている。
【0020】次に、図5の側面図および図6の正面図を
参照して、シュート昇降機構3について説明する。シュ
ート昇降機構3は、リンス時に原料シュート11を原料
導入口31から外れるように上動させるものであり、リ
ンスの際に飛び散った湯で原料シュート11の先端が濡
れるのを防止するものである。シュート昇降機構3は、
原料シュート11を保持するホルダ51と、ホルダ51
を支持する支持ロッド52と、支持ロッド52を上下動
させるクランク機構53と、クランク機構53を作動さ
せるギヤモータ54と、これら支持ロッド52、クラン
ク機構53およびギヤモータ54を支持するフレーム5
5とで構成されている。
【0021】ホルダ51は、断面「コ」字状に形成され
ており、原料シュート11を抱え込むようにしてこれを
保持する。ホルダ51の基部には、ホルダ51を支持ロ
ッド52に取り付ける取付金具56が設けられると共
に、取付金具56の下側にローラ57が突設されてい
る。ローラ57はフレーム55のガイド溝55aに転接
しており、支持ロッド52が上下動することにより、ホ
ルダ51がガイド溝55aに沿って上下動する。これに
より、ホルダ51に保持された原料シュート11が、そ
の下端部が原料導入口31に臨む下動位置と原料導入口
31から上側に外れる上動位置との間で、上下動する。
【0022】クランク機構53は、ギヤモータ54に直
結したクランク円板58と、クランク円板58に係合し
たクランクアーム59と、中間部にクランクアーム59
が回動自在に取り付けられた回動アーム60とで構成さ
れている。回動アーム60は、一方の端部を支軸61に
回動自在に取り付けられると共に、他方の端部に支持ロ
ッド52が固定され、中間部に取り付けられたクランク
アーム59により、支軸61を中心に上下方向に回動さ
れる。すなわち、回動アーム60は、支軸61を中心に
支持ロッド52を上下動させる。
【0023】クランクアーム59の下端部は、クランク
アーム59に形成した長孔59aを介して、クランク円
板58のピン62に係合している。図5または図1に示
す状態から、クランク円板58が回転を開始すると、当
初はピン62が長孔59a内を移動するが、上死点の近
傍まで達するとピン62が長孔59aの上端に突き当た
り、クランクアーム59を押し上げる(図4参照)。一
方、ピン62が上死点を通過すると、クランクアーム5
9は、回動アーム60側の重さでストッパ63に突き当
たる位置まで下動する。その後、クランク円板58は、
ピン62が下死点に達するまで回転する。
【0024】上記クランク円板58の回転は、クランク
円板58に隣接して設けられたマイクロスイッチ64を
介して制御される。マイクロスイッチ64のスイッチ端
は、クランク円板58の外周面の2箇所に形成した2個
のカム溝58a,58aにそれぞれ落ち込んで、マイク
ロスイッチ64をON−OFFさせる。2個のカム溝5
8a,58aは、互いに角度180度位相をずらして配
設されており、図5または図1に示す状態から、クラン
ク円板58が回転を開始し、ピン62が上死点位置に達
すると、一方のカム溝58aにスイッチ端が落ち込ん
で、マイクロスイッチ64がON(またはOFF)し、
ギヤモータ54が停止する(図4の状態)。次に、図3
の状態から、再度クランク円板58が回転を開始し、ピ
ン62が下死点位置に達すると、他方のカム溝58aに
スイッチ端が落ち込んで、ギヤモータ54が停止する
(図1の状態)。すなわち、図1および図4にそれぞれ
示すように、ピン62が上死点位置に達して停止した状
態が原料シュート11の上動位置に対応し、下死点位置
に達して停止した状態が原料シュート11の下動位置に
対応するようになっている。
【0025】ここで、図1を参照して、販売動作(調理
動作)を、また図4を参照して、リンス(オートリン
ス)動作をそれぞれ説明する。
【0026】図1に示すように、販売指令により、先ず
攪拌モータ8が駆動を開始し、同時にボール本体4内
に、湯と粉末原料が導入され、さらにこれらに相前後し
て湯気の排気動作が開始される。湯は、環状に形成され
た湯通路34からボール本体4の内面を洗うように供給
され、また湯吹出口35から湯気抜き口32を洗うよう
に供給される。一方、粉末原料は、下動位置にある原料
シュート11から原料導入口31を介して落とし込まれ
る。さらに、湯気の排気は、原料導入口31から外気を
吸い込んで、これを湯気抜き口32から排気するように
して行われる。そして、所定量の湯と粉末原料が供給さ
れ、これらの混合液の攪拌が、調理用攪拌羽根24およ
び弁羽根25により所定時間行われると、攪拌モータ8
が停止し、混合液は吐出口12から自動的に流下する。
このようにして、販売動作が繰り返されるが、販売動作
が所定の回数行われ、或いはオペレータのスイッチ操作
で、定期的にボール本体4内のリンスが行われる。
【0027】図4に示すように、装置がリンスモードに
移行すると、攪拌モータ8が駆動を開始し、同時にボー
ル本体4内に湯が供給され、かつ湯気の排気動作が開始
される。また、湯の供給に先立ち、原料シュート11が
上動位置に移動される。この場合、湯は、原料導入口3
1や湯気抜き口32に達する水位(液位)まで、ボール
本体4内に満たされ、湯の浅い部分はリンス用攪拌羽根
23により、深い部分は調理用攪拌羽根24および弁羽
根25により、リンス用の攪拌が行われる。一方、湯気
は、湯気抜き口32が湯で満たされる(閉塞される)一
方、原料シュート11の上動に伴い第2の湯気抜き口4
1が開放されるため、原料シュート11の下側空間、す
なわち原料導入口31内の湯気が、原料シュート11に
向かって立ちのぼらないように、第2の湯気抜き口41
から排気される。
【0028】なお、リンスに要する湯の量は、図4に示
す湯タンクの出口側に設けた電磁弁15の開放時間によ
り規定される。この場合、電磁弁15の開放時間を工場
段階で一律に設定(制御部16に記憶)すると、電磁弁
15のばらつきなどにより、湯量が不足したり、湯がボ
ール本体4から溢れるおそれがある。そこで、制御部1
6における電磁弁15の開放時間(湯量)は、調理の際
の湯量データに基づいて、設定するようにしている。す
なわち、調理用の湯量は、販売飲料の味に影響するた
め、設置したときに自動販売機毎に微調整が行われる。
このため、この調理の際の湯量データは、電磁弁15の
製品としてのばらつきが十分に考慮されており、このデ
ータに基づくリンス用の湯は、量的に高い精度で供給さ
れる。
【0029】以上のように本実施例によれば、ボール本
体4に調理用攪拌羽根24に加えてリンス用攪拌羽根2
3が設けられているので、リンス用に満たした湯の上部
も強い水勢で攪拌することができ、ボール本体4内を、
蓋本体6の下面を含めむら無く洗浄することができる。
また、調理用攪拌羽根24の取付位置は、リンスを考慮
する必要がなく、泡立ちの防止や良好な攪拌を考慮した
ものとすることができる。さらに、リンス用攪拌羽根2
3は、調理の際に混合液の液位より上に位置するため、
空回転して調理に影響を及ぼすことがない。
【0030】このように構成された上記実施例は、リン
ス用攪拌羽根23を調理用攪拌羽根24の鉛直軸22に
取り付けられるため、リンス用攪拌羽根23を付加する
だけで所望のリンス効果を得ることができる。しかし、
一方で調理用攪拌羽根24をリンスの際に上方に移動さ
せることにより、調理用攪拌羽根24にリンス用攪拌羽
根23を兼ねさせることも可能である。例えば、鉛直軸
22の表面に調理位置とリンス位置とに亘って螺旋溝を
形成すると共に、これに調理用攪拌羽根24を係合して
おき、鉛直軸22を正回転させると、螺旋溝の作用で調
理用攪拌羽根24が調理位置に保持され、逆回転させる
と、螺旋溝の作用で調理用攪拌羽根24が上昇しリンス
位置に保持されるようにする。
【0031】なお、本実施例では、調理用攪拌羽根とリ
ンス用攪拌羽根とを同一の回転軸に取り付け、同一の攪
拌モータで作動させるようにしているが、リンス用攪拌
羽根を専用の回転軸に固定し、クラッチを介して攪拌モ
ータに接続するようにしてもよいし、回転軸および攪拌
モータをリンス用攪拌羽根を回転させる専用のもので構
成するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の飲料調理装置によ
れば、調理用攪拌羽根に加えリンス用攪拌羽根を、調理
用液位より高くかつリンス用液位より低い位置に設ける
ようにしているので、リンスに際し、攪拌容器の上部の
水勢を強くすることができ、飲料の調理に支障を生ずる
ことなく、攪拌容器の内部をむら無く良好に洗浄するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る飲料調理装置の裁断側
面図である。
【図2】実施例に係る飲料調理装置の平面図である。
【図3】実施例のミキシングボールの分解状態を表した
裁断側面図である。
【図4】実施例の飲料調理装置のリンス動作を表した裁
断側面図である。
【図5】実施例のシュート昇降機構の側面図である。
【図6】実施例のシュート昇降機構の平面図である。
【符号の説明】
1 飲料調理装置 2 ミキシングボール 4 ボール本体 14 攪拌機構 22 鉛直軸 23 リンス用攪拌羽根 24 調理用攪拌羽根

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料を調理する際には攪拌容器を中間部
    まで満たす調理液位とし、攪拌容器をリンスする際には
    当該攪拌容器を上部まで満たすリンス液位とする自動販
    売機の飲料調理装置において、 前記調理液位より低い位置に調理用攪拌羽根を配設する
    と共に、前記調理液位より高くかつ前記リンス液位より
    低い位置にリンス用攪拌羽根を配設したことを特徴とす
    る自動販売機の飲料調理装置。
  2. 【請求項2】 前記調理用攪拌羽根と前記リンス用攪拌
    羽根とを、同一の回転軸に取り付けたことを特徴とする
    請求項1に記載の自動販売機の飲料調理装置。
  3. 【請求項3】 飲料を調理する際には攪拌容器を中間部
    まで満たす調理液位とすると共に、攪拌容器をリンスす
    る際には当該攪拌容器を上部まで満たすリンス液位と
    し、当該攪拌容器内に攪拌羽根を配設した自動販売機の
    飲料調理装置において、 前記攪拌羽根を、調理の際には前記調理液位より低い位
    置に移動させ、かつリンスの際には前記調理液位より高
    くかつ前記リンス液位より低い位置に移動させる羽根移
    動手段を備えたことを特徴とする自動販売機の飲料調理
    装置。
JP26129894A 1994-09-30 1994-09-30 自動販売機の飲料調理装置 Expired - Fee Related JP3384142B2 (ja)

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