JP3383833B2 - コードブッシング - Google Patents

コードブッシング

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JP3383833B2
JP3383833B2 JP22351692A JP22351692A JP3383833B2 JP 3383833 B2 JP3383833 B2 JP 3383833B2 JP 22351692 A JP22351692 A JP 22351692A JP 22351692 A JP22351692 A JP 22351692A JP 3383833 B2 JP3383833 B2 JP 3383833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電気・電子機器に
おいて、コードを外部に引き出すため使用されるコード
ブッシングに関する。
【0002】
【従来の技術】電気、電子機器の内部に接続された電源
コードを外部に引き出す場合、機器のパネルなどの取付
体に設けた孔とコードとの間にコードの外皮の損傷や、
コードが長さ方向に移動するのを防止する目的でコード
ブッシングが使用されるが、ドライバーを差込んでねじ
込みによりコードを固定するものとして、図7に示した
コードブッシングが発明されている。図7に示したコー
ドブッシング1は、内部2に弾力性のある舌片3を設け
て、外周部4から内周部5にかけて設けた貫通孔6にネ
ジ7を配して、ネジ7をドライバーにより内部2に向け
てねじ込んで、舌片3をネジ7で押すことにより舌片3
をコード8に押しつけて、コード8を固定するようにし
たもので、ネジの締付作業が少ないスペースでできるよ
うにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このものはコ
ード8を一方向から押しつけて固定するものであったの
で、外部から加わる引抜力に対して充分な抵抗力を持つ
ようにコードを固定することが難しかった。本発明は、
上記のような問題点を解消するためになされたもので、
ネジの締付作業が少ないスペースでできてかつ外部から
加わる引き抜き力に対して充分な抵抗力を持つようにコ
ードを固定できるコードブッシングを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため次のような構成を採用している。つまり、パ
ネルへの取付手段を有する筒状のブッシング本体と、該
ブッシング本体内を軸方向に摺動し、内部にコードを挿
通するコレット状のコード締付体と、該コード締付体に
形成した盲孔に前記ブッシング本体を通してねじ込まれ
るネジとからなり、前記コード締付体には前記ブッシン
グ本体挿入側先端に複数の切り割りを形成するととも
に、該切り割りの付け根から前記先端と反対側に向けて
コードの引き出し方向とほぼ同じ方向で前記ネジがねじ
込まれる盲孔を有する突部を形成し、前記ブッシング本
体には前記コード締付体の進入方向に沿って口元が収束
した内円錐面を形成したものである。
【0005】また、前記ブッシング本体の内円錐面は前
記ネジより遠いところの傾斜を小さくなるように、ネジ
に近いところの傾斜を大きくなるように形成した構成で
あることが望ましい。また、前記ブッシング本体内のコ
ード締付体挿入口側には摺動溝を形成し、コード締付体
には外周部に前記摺動溝に嵌まるガイドを突設した構成
であることが望ましい。また、前記ブッシング本体のパ
ネルへの取付手段は少なくとも2以上のスナップ部から
なり、前記摺動溝はスナップ部の内側に位置するように
形成し、前記スナップ部をコードを締付ける前に前記パ
ネルの取付孔に仮固定した時に内方に向けて弾性変形
し、コード締付体を押し込んだ時に前記ガイドにより外
方に向けて押し出すようにした構成であることが望まし
い。
【0006】
【作用】この発明によれば、コードをコード締付体に挿
通させた後、ドライバーを差し込んでネジを締め付ける
ことにより、コレット状のコード締付体は相対的にブッ
シング本体内に押し込まれるが、コレット状のコード締
付体はブッシング本体の内円錐面と当接して摺動するた
めに、コード締付体は縮径してコードを全方向から均一
に押圧する。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はコードブッシングの一実施例の使用状態を示
す分解斜視図である。図2、図3はコードブッシングの
一実施例の使用状態を示す縦断面図であり、図2はコー
ドを締め付ける前、図3はコードを締め付けた後を示
す。図4はコードブッシングのブッシング本体の一実施
利を示す斜視図である。図5は図2の一部破断の平面図
である。図6は図3の一部破断の平面図である。
【0008】このコードブッシング9は、パネル10に
設けた取付孔11に取り付ける手段を有する筒状のブッ
シング本体12と、該ブッシング本体12内を軸方向に
摺動し、内部にコード8を挿通するコレット状のコード
締付体13と、ネジ14からなる。
【0009】前記ブッシング本体12は中空筒状であっ
て、フランジ15を境にして一端に前記コード締付体1
3の挿入口16を有し、前記パネル10の取付孔11に
挿入される差込筒17を形成し、他端にコード締付体1
3の進入方向に沿って口元が収束した内円錐面18を有
する円筒部19とネジ受け段部20を並接している。前
記差込筒17には1対のスナップ部21を設けて、フラ
ンジ15をスナップ部21の間でパネル10の取付孔1
1縁部を狭持できるようにしている。また、差込筒17
の内面には前記スナップ部21の内側になるように位置
を合わせて摺動溝22を形成している。さらに、前記内
円錐面18は、ネジ受け段部20より遠いところの傾斜
23を小さくし、ネジ受け段部20に近いところの傾斜
24を大きくしている。また、差込筒17の外周部には
パネル10の取付孔11に設けた回り止め用の切り欠き
25を嵌まるリブ26を形成している。
【0010】コード締付体13はコレット状でブッシン
グ本体12挿入側先端27に複数の切り割り28を形成
し、内部にコード8を挿通する通し孔29を形成すると
ともに、切り割り28の付根から前記先端27と反対側
に向けてコードの引き出し方向とほぼ同じ方向でネジ1
4がねじ込まれる盲孔30を有する突部31を形成して
いる。また、外周部に前記ブッシング本体12に設けた
摺動溝22に嵌まるガイド32を突設している。
【0011】続いて本発明のコードブッシング9の使用
方法を説明する。図2に示したように、ブッシング本体
12のコード締付体挿入口16にコード締付体13を切
り割り28を先頭にして摺動溝22にガイド32が嵌ま
るように差し込んで、切り割り28の先端がブッシング
本体12内の内円錐面18に当接するまで押し込み、ネ
ジ14をネジ受け段部20を通してコード締付体13の
盲孔30に少しだけねじ込んでおく。それから、パネル
10の取付孔11にブッシング本体12のリブ26が取
付孔11の切り欠き25と嵌まるようにブッシング本体
12を挿入して押し込んでいくと、やがてスナップ部2
1とブッシング本体12のフランジ15との間に取付孔
11の縁部が嵌まって、コードブッシング9はパネルに
仮固定される。この時図5に示したように、スナップ部
21は取付孔11の縁部に当接して内方に向けて弾性変
形される。続いてコード8をブッシング本体12の円筒
部19を通してコード締付体13の通し孔29に挿入し
て通した後、ドライバーを差し込んでネジ14をねじ込
んでいくと、コード締付体13は相対的にブッシング本
体内12に押し込まれて、押し込みにつれてコード締付
体13の切り割り28部は内円錐面18に沿って摺動す
るため縮径し、図3に示したようにコードを固定でき
る。
【0012】また上記押し込みにつれて、コード締付体
13のガイド32はブッシング本体12の摺動溝22を
摺動しつつ押し込まれて、やがてガイド32はスナップ
部21の内側に達して、内方に向けて弾性変形していた
スナップ部21は外方に向けて押し出されて図6に示し
たようにパネルの取付孔11の縁部にくい込むため、コ
ードブッシング9はパネル10に強固に固定することが
できる。
【0013】また、ブッシング本体12の内円錐面18
はネジ14より遠いところの傾斜23を小さくなるよう
に、ネジ14に近いところの傾斜24を大きくなるよう
に形成したことによって、ねじ込んで縮径する時のネジ
14から遠いところの摺動抵抗が小さくなるので、前記
摺動溝22にガイド32が嵌まって摺動するのと合わせ
て平行に移動しスムーズな締め付けができるようにして
いる。
【0014】本発明は、上記実施例に限られるわけでは
なく、例えば上記実施例においては、パネル10への取
付手段をスナップ部21によるものとしたが、取付フラ
ンジを延設してネジ止めしても良いし、接着剤で固定し
ても良い。また、上記実施例ではコード締付体13の縮
径部を複数の切り割リ28によるものとしたが少なくと
も1つ以上切り割りがあれば良く、またコイル状に巻い
た構成としてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、コードの引き出し方向とほぼ同じ方向に配されたネ
ジを締め付けることにより少ないスペースでネジの締め
付け作業ができるとともにコード締付体が縮径すること
により全方向から均一に押圧してコードを固定できるの
で、外部から加わる引き抜き力に対して充分な抵抗力を
持つようにコードを固定することが可能になった。
【0016】請求項2の発明によれば、ブッシング本体
の内円錐面はネジより遠いところの傾斜を小さくなるよ
うに、ネジに近いところの傾斜を大きくなるように形成
したことによって、ねじ込んで縮径する時のネジから近
いところと遠いところの摺動抵抗をほぼ均一にできるか
らスムーズな締め付けを行うことが可能になった。請求
項3の発明によれば、コード締付体のガイドがブッシン
グ本体の摺動溝に嵌まって摺動することによりコード締
付体はブッシング本体内を平行に摺動するのでスムーズ
な締め付けを行うことができる。請求項4の発明によれ
ば、ブッシング本体をパネルの取付孔に挿入してコード
を締め付ける前にスナップ部を仮固定した時に内方に向
けて弾性変形し、コードを締め付けた時にスナップ部の
内側にコード締付体のガイドが達して、ガイドによりス
ナップ部は外方に向けて押し出されてパネルの取付孔縁
部にくい込むため、外部からコードに強い引き抜き力が
かかってもパネルからコードブッシングが外れる心配が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す分解斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例の使用状態を示すコードを締
め付ける前の縦断面図である。
【図3】本発明の一実施例の使用状態を示すコードを締
め付けた後の縦断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図5】図2の一部破断の平面図である。
【図6】図3の一部破断の平面図である。
【図7】従来例の使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
9 コードブッシング 10 パネル 12 ブッシング本体 13 コード締付体 14 ネジ 15 フランジ 16 コード締付体挿入口 18 内円錐面 21 スナップ部 22 摺動溝 28 切り割り 29 通し孔 30 盲孔 32 ガイド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルへの取付手段を有する筒状のブッ
    シング本体と、該ブッシング本体内を軸方向に摺動し、
    内部にコードを挿通するコレット状のコード締付体と、
    該コード締付体に形成した盲孔に前記ブッシング本体を
    通してねじ込まれるネジとからなり、前記コード締付体
    には前記ブッシング本体挿入側先端に複数の切り割りを
    形成するとともに、該切り割りの付け根から前記先端と
    反対側に向けてコードの引き出し方向とほぼ同じ方向で
    前記ネジがねじ込まれる盲孔を有する突部を形成し、前
    記ブッシング本体には前記コード締付体の進入方向に沿
    って口元が収束した内円錐面を形成したコードブッシン
    グ。
  2. 【請求項2】 前記ブッシング本体の内円錐面は前記ネ
    ジより遠いところの傾斜を小さくなるように、ネジに近
    いところの傾斜を大きくなるように形成してなる、請求
    項1記載のコードブッシング。
  3. 【請求項3】 前記ブッシング本体内のコード締付体挿
    入口側には摺動溝を形成し、コード締付体には外周部に
    前記摺動溝に嵌まるガイドを突設してなる、請求項1ま
    たは請求項2記載のコードブッシング。
  4. 【請求項4】 前記ブッシング本体のパネルへの取付手
    段は少なくとも2以上のスナップ部からなり、前記摺動
    溝はスナップ部の内側に位置するように形成し、前記ス
    ナップ部をコードを締付ける前に前記パネルの取付孔に
    仮固定した時に内方に向けて弾性変形し、コード締付体
    を押し込んだ時に前記ガイドにより外方に向けて押し出
    すように構成した請求項3記載のコードブッシング。
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