JP2593901Y2 - 伸縮棒及びこれを用いた伸縮棚 - Google Patents

伸縮棒及びこれを用いた伸縮棚

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JP2593901Y2
JP2593901Y2 JP1993058647U JP5864793U JP2593901Y2 JP 2593901 Y2 JP2593901 Y2 JP 2593901Y2 JP 1993058647 U JP1993058647 U JP 1993058647U JP 5864793 U JP5864793 U JP 5864793U JP 2593901 Y2 JP2593901 Y2 JP 2593901Y2
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は相対向して位置する2つ
の壁の間にその間隔に合せて伸縮させて掛け渡し、物を
掛けたり載せたりする伸縮棒及びこれを用いた伸縮棚に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に2つのパイプを伸縮可能につない
で相対向する2つの壁の間に掛け渡す物としては、実開
昭61−166208号公報に記載の「パイプへの筒状
部材の固定構造」が知られている。この構造を、図15
を参照して概説する。
【0003】図中の1は外パイプで、この外パイプ1の
内部には内パイプ2が挿入されている。外パイプ1の先
端部には筒状部材3が設けられている。この筒状部材3
には、外パイプ1の軸線と直角方向にネジ穴3Aが設け
られている。このネジ穴3Aには先端部が角錐形状に形
成された固定ネジ4が螺合されている。内パイプ2の先
端には、この装置を対向する壁に取り付けた後、最終的
に微調整して締め付けるための締付け部材5が設けられ
ている。
【0004】壁に取り付ける場合は以下のようにして行
なう。
【0005】対向する壁面に取り付けるときには、固定
ネジ4が緩んでいる状態で内パイプ2を外パイプ1に対
して出没させて、大まかな長さを調整する。この状態で
固定ネジ4を締め付けて角錐形状の先端部を内パイプ2
の外側表面にくい込ませて、外パイプ1と内パイプ2と
を互いに固定する。次いで対向する壁面に取り付け、締
付け部材5で全長を最終的に微調整して、壁面間に締め
付ける。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで前記従来技術
では、固定ネジ4が緩んだ状態で内パイプ2を外パイプ
1に対して出没させるが、このとき固定ネジ4の緩み方
が不十分な場合もある。
【0007】ところが前記従来技術の構造では、筒状部
材3のネジ穴3Aは内パイプ2の外側表面に開口したま
まで何の障害もないので、固定ネジ4の緩み方が不十分
だとその先端が内パイプ2の表面に接触している場合が
ある。このため、固定ネジ4の先端部が内パイプ2の表
面に接触したままで内パイプ2を外パイプ1に対して出
没させると、内パイプ2の外側表面に傷が付いてしま
い、見栄えが著しく悪化するという問題点がある。
【0008】本考案は以上述べたような問題点に鑑みて
なされたもので、壁面への取付け時にパイプ表面に傷が
付くのを確実に防止できる伸縮棒及びこれを用いた伸縮
棚を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために第1の考案に係る伸縮棒は、基端部が一側壁に当
接される大径パイプと、基端部が前記大径パイプの先端
部からその内部に挿入される小径パイプと、前記大径パ
イプの先端部に設けられ前記小径パイプを大径パイプに
対して出没させて所定長さに設定した状態でこれらの間
を固定する第1固定部と、前記小径パイプの先端部に取
り付けられ前記大径パイプの基端部が一側壁に当接した
状態で他側壁に当接すると共に全体の長さを微調整して
各壁にそれぞれの端部を押圧する第2固定部とから構成
された伸縮棒において、前記第1固定部が、前記大径パ
イプの先端部に設けられた固定用穴と、該固定用穴に取
り付けられた固定用ナットと、該固定用ナットに螺合し
て大径パイプ側に支持された状態で小径パイプの外側表
面に押圧しこれらを互いに固定する固定用ネジと、前記
固定用穴に設けられ未使用状態では前記固定用ネジの先
端側が小径パイプの外側表面に接触するのを当該固定用
ネジの先端側に当接して阻止し、使用する場合には前記
固定用ネジのねじ込み力によって自動的に破損して前記
小径パイプの締付けを可能にする保護壁とを備えたこと
を特徴とする。
【0010】第2の考案に係る伸縮棚は、所定間隔をお
いて並列に複数本配設された大径パイプと、該各大径パ
イプを並列に配設した状態でその基端部を一体的に支持
する第1ホルダと、前記各大径パイプの先端部を開口し
た状態で一体的に支持する第2ホルダと、前記各大径パ
イプ内に基端部がそれぞれ出没可能に挿入される複数本
の小径パイプと、該各小径パイプの先端部を並列に配設
した状態で一体的に支持する第3ホルダと、前記第2ホ
ルダに設けられ前記小径パイプを大径パイプに対して出
没させて所定長さに設定した状態でこれらの間を固定す
る第1固定部と、小径パイプの先端部と第3ホルダとの
間に設けられ前記第1ホルダが一側壁に当接した状態で
前記第3ホルダが他側壁に当接すると共に全体の長さを
微調整して各壁にそれぞれの端部を押圧する第2固定部
とから構成された伸縮棚において、前記第1固定部が、
前記第2ホルダの中央部に位置し前記大径パイプに挿入
された小径パイプに望ませて設けられた固定用穴と、該
固定用穴に取り付けられた固定用ナットと、該固定用ナ
ットに螺合して前記第2ホルダ側に支持された状態で小
径パイプの外側表面に押圧して大径パイプ及び小径パイ
プを互いに固定する固定用ネジと、前記固定用穴に設け
られ未使用状態では前記固定用ネジの先端側が小径パイ
プの外側表面に接触するのを当該固定用ネジの先端側に
当接して阻止し、使用する場合には前記固定用ネジのね
じ込み力によって自動的に破損して前記小径パイプの締
付けを可能にする保護壁とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の考案に係る伸縮棒では、この伸縮棒を壁
面に取り付ける場合、まず小径パイプを大径パイプに対
して出没させることで壁面の間隔に合せて大まかな長さ
を設定する。この状態で各パイプ間を第1固定部で固定
する。次いで、伸縮棒を壁面間に掛け渡し、第2固定部
で最終的に長さを微調整し、各端部を壁面に押圧して固
定する。
【0012】この場合において第1固定部では、前記固
定用ナットに前記固定用ネジが螺合された状態で、固定
用ネジの先端側は保護壁によって遮られている。即ち、
固定用ネジの先端側が小径パイプの外側表面に接触しそ
うな場合でも、保護壁が固定用ネジの先端側に当接して
小径パイプの外側表面に接触するのを阻止する。これに
より、小径パイプを大径パイプに対して出没させて互い
に摺動させる場合にも、固定用ネジの先端側が小径パイ
プの外側表面に接触して傷を付けてしまうことがなくな
る。
【0013】大径パイプと小径パイプとを互いに固定す
る場合は、固定用ネジをねじ込んでその先端側で保護壁
を破り、大径パイプ側に支持された状態で小径パイプの
外側表面にくい込ませる。
【0014】第2の考案に係る伸縮棚では、この伸縮棚
を壁面に取り付ける場合、まず第3ホルダに支持された
各小径パイプを、第1及び第2ホルダに支持された各大
径パイプに対して出没させることで、壁面の間隔に合せ
て大まかな長さを設定する。この状態で各パイプ間を第
1固定部で固定する。次いで、伸縮棚を壁面間に掛け渡
し、第2固定部で最終的に長さを微調整し、第1及び第
3ホルダを壁面に押圧して固定する。
【0015】この場合において第1固定部では、前記第
1の考案に係る伸縮棒の場合と同様に、前記固定用ナッ
トに前記固定用ネジが螺合された状態で、固定用ネジの
先端側が保護壁に遮られ、小径パイプの外側表面に接触
して傷を付けてしまうことがなくなる。
【0016】各大径パイプと各小径パイプとの間を互い
に固定する場合は、固定用ネジをねじ込んでその先端側
で保護壁を破り、第2ホルダ側に支持された状態で小径
パイプの外側表面にくい込ませる。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例について図1から図1
4を参照しながら説明する。
【0018】[第1実施例] 本実施例に係る伸縮棒11は、図1から図4に示す構成
を有している。
【0019】伸縮棒11は図3に示すように主に、大径
パイプ12と小径パイプ13と第1固定部14と第2固
定部15とから構成されている。
【0020】大径パイプ12の基端部(図1中の左端
部)には壁面に当接されたときずれ落ちを防止するエン
ドラバー17が取り付けられている。小径パイプ13
は、その基端部が大径パイプ12の先端部から内部に挿
入されている。この小径パイプ13は、大径パイプ12
に対して摺動しながら出没することで伸縮棒11の全体
の長さが伸縮するようになっている。第1固定部14は
大径パイプ12の先端部に取り付けられている。第2固
定部15は小径パイプ13の先端部に取り付けられてい
る。なお、大径パイプ12、小径パイプ13、第1固定
部14及び第2固定部15はボルトと固定用ナットの部
分を除いてすべて合成樹脂によって成形されている。
【0021】第1固定部14は図1及び図2に示すよう
に、大径パイプ12の先端部に一体的に取り付けられた
本体21と、この本体21に穿設され本体21内に挿入
された小径パイプ13の外側表面に望まされた固定用穴
22と、この固定用穴22の内部に埋設された固定用ナ
ット23と、この固定用ナット23に螺合することで本
体21を介して大径パイプ12側に支持された状態で小
径パイプ13の外側表面に押圧される固定用ネジ24
と、固定用穴22内において小径パイプ13の外側表面
に望ませて形成され未使用状態(物を掛けるために組み
立てて対向壁面に掛け渡す前の状態)では固定用ネジ2
4の先端側が小径パイプ13の外側表面に接触するのを
固定用ネジ24の先端側に当接して阻止し、使用する場
合(各パイプ12,13を互いに固定する場合)には固
定用ネジ24のねじ込み力によって自動的に破損して小
径パイプ13の締付けを可能にする保護壁25とから構
成されている。
【0022】本体21は肉厚円筒状に形成されている。
本体21の内径は大径パイプ12の外径と同一径に形成
され、一側部(図1中の左側部)が小径パイプ13の外
径より僅かに大きい程度に縮径して形成されている。こ
れにより、他側から大径パイプ12が圧入固定され、一
側から小径パイプ13が摺動可能に挿入される。
【0023】固定用ネジ24は、その頭部が蝶型に形成
され、先端側が円錐形や角錐形等の尖った形状に形成さ
れている。これにより、固定用ネジ24がねじ込まれる
ことでその先端が小径パイプ13の外側表面にくい込み
各パイプ12,13を互いに固定する。
【0024】保護壁25は本体21と一体となって成形
されている。この保護壁25は、固定用ネジ24で軽く
押した程度では破れないくらいの厚さに設定されてい
る。これは、固定用ネジ24を固定用ナット23に軽く
取り付けただけで保護壁25が破れて固定用ネジ24の
先端が小径パイプ13の外側表面に接触すると、小径パ
イプ13が大径パイプ12の内側面(具体的には本体2
1の縮径した一側部の内側面)で摺動するとき固定用ネ
ジ24の尖った先端で表面に傷が付くためである。
【0025】第2固定部15は図4に示すように、小径
パイプ13の先端部に取り付けられている。この第2固
定部15は、大径パイプ12の基端部であるエンドラバ
ー17が一側壁に当接した状態で他側壁に当接すると共
に伸縮棒11の全体の長さを微調整して、それぞれの端
部を各壁面に押圧するようになっている。この第2固定
部15は、小径パイプ13の先端部に取り付けられる出
没ボルト部31と、この出没ボルト部31が螺合される
アジャスタ本体32とから概略構成されている。
【0026】出没ボルト部31は、外周にネジ山が形成
されたネジ棒部31Aと、このネジ棒部31Aの先端に
形成されたネジ頭部31Bと、このネジ頭部31Bを覆
って設けられ小径パイプ13の端部から挿入されて出没
ボルト部31を小径パイプ13側に連結させる連結部材
31Cとから構成されている。連結部材31Cは小径パ
イプ13内に挿入された状態でかしめや接着等によって
小径パイプ13に連結されている。
【0027】アジャスタ本体32は円筒状に形成され、
その外周面にアジャスタ本体32を手で回転させるため
の把持部32Aが形成されている。アジャスタ本体32
の内部には出没ボルト部31が螺合されるナット33が
埋設されている。さらに、アジャスタ本体32の一側面
(図4中の右側面)には前記エンドラバー17と同様
に、壁面に当接されたときずれ落ちを防止するエンドラ
バー(図示せず)が設けられている。エンドラバーはス
ラストベアリング等により回転可能に支持されている。
【0028】以上のように構成された伸縮棒11を対向
した壁面に取り付ける場合は以下のようにして行なう。
【0029】まず小径パイプ13を大径パイプ12に対
して出没させることで取り付ける壁面の間隔に合せて大
まかな長さを設定する。この状態で各パイプ12,13
間を第1固定部14で固定する。具体的には、長さを調
整した状態で固定用ネジ24をねじ込んで固定用ネジ2
4の先端で保護壁25を破る。そして、この固定用ネジ
24の先端を小径パイプ13の外側表面にくい込ませて
大径パイプ12と小径パイプ13とを互いに固定する。
【0030】次いで、伸縮棒11を壁面間に掛け渡し、
第2固定部15で最終的に長さを微調整し、両端に設け
た各エンドラバー17を壁面に押圧して固定する。具体
的には、アジャスタ本体32の把持部32Aを手で掴ん
で回し、出没ボルト部31をこのアジャスタ本体32か
ら延出させて伸縮棒11の全長を僅かに長くして各エン
ドラバー17を壁面に押圧し、伸縮棒11を壁面間に掛
け渡す。
【0031】以上の取付け作業の際において、伸縮棒1
1の大まかな長さを調整する場合、第1固定部14で
は、固定用ナット23に固定用ネジ24が取り付けられ
た状態で、固定用ネジ24の先端側は保護壁25によっ
て遮られている。即ち、固定用ネジ24の先端側が小径
パイプ13の外側表面に接触しそうな場合でも、保護壁
25が固定用ネジ24の先端側に当接して小径パイプ1
3の外側表面に接触するのを阻止する。これにより、小
径パイプ13を大径パイプ12に対して出没させて互い
に摺動させる場合にも、固定用ネジ24の先端側が小径
パイプ13の外側表面に接触して傷を付けてしまうこと
がなくなる。
【0032】[第2実施例] 次に、前記第1実施例に係る伸縮棒11を用いた伸縮棚
41を図5及び図6に基づいて説明する。
【0033】伸縮棚41は並列に5本配設された大径パ
イプ12及び小径パイプ13によって構成されている。
この5本のパイプのうちの中央に位置するパイプに伸縮
棒11の機能が持たせてある。この伸縮棚41の全体
は、5本を並列に配設大径パイプ12と、この大径パイ
プ12内に挿入された小径パイプ13と、大径パイプ1
2の基端部(図5中の左端)に取り付けられ大径パイプ
12を5本並列に配設した状態でこれらを一体的に支持
する第1ホルダ42と、各大径パイプ12の先端部に取
り付けられこの先端部を開口した状態で第1ホルダ42
と相俟って大径パイプ12を5本並列に支持する第2ホ
ルダ43と、小径パイプ13の先端部(図4中の右端
部)に取り付けられ各小径パイプ3を5本並列に配設し
た状態でこれらを一体的に支持する第3ホルダ44と、
第2ホルダ43の中央部に設けられ大径パイプ12と小
径パイプ13との間を固定する第1固定部45と、5本
の小径パイプ13のうち中央に位置する小径パイプ13
の先端部と第3ホルダ44との間に設けられ伸縮棚41
の全体の長さを微調整して対向する各壁面にそれぞれの
端部を押圧する第2固定部46とから構成されている。
【0034】第1固定部45は、前記第1実施例の第1
固定部14とほぼ同様の構成を有している。この第1固
定部14との相違点は、本体21が単独の部材ではな
く、第2ホルダ43によって構成されている点である。
これ以外は第1固定部14と同様であり、同一符号を用
いて説明する。
【0035】第2固定部46も、前記第1実施例の第2
固定部15とほぼ同様の構成を有している。この第2固
定部15との相違点は、アジャスタ本体32が直接に壁
面に当接されるのではなく、第3ホルダ44を介して当
接される点である。これ以外は第2固定部15と同様で
あり、同一符号を用いて説明する。
【0036】第1ホルダ42及び第3ホルダ44には5
本の大径パイプ12の基端部と小径パイプ13の先端部
とをそれぞれ等間隔で支持するパイプ受け部51(第1
ホルダ42側は図示せず)が設けられている。第2ホル
ダ43にも同様のパイプ受け部54が設けられている。
なおこのパイプ受け部54は貫通孔として構成されてい
る。
【0037】第3ホルダ44側のパイプ受け部51のう
ち中央部に位置するパイプ受け部51は図6に示すよう
に、内側(図中の左側)に大きく窪ませて形成され第2
固定部46のアジャスタ本体32を支持する支持受け部
52となっている。この支持受け部52の中央部には挿
通孔52Aが設けられている。この挿通孔52Aにはナ
ット33に螺合した出没ボルト部31の先端部が挿入さ
れ、この出没ボルト部31の先端部に外側からストッパ
53が取り付けられている。これにより、第2固定部4
6が第3ホルダ44側に支持されている。
【0038】第1ホルダ42及び第3ホルダ44の外側
面42A,44Aにはその両端位置にエンドラバー5
5,55,56,56が取り付けられている。このエン
ドラバー55,55,56,56は第1ホルダ42及び
第3ホルダ44が壁面に押し付けられたときに伸縮棚4
1が位置ずれを起こさないようにするものである。
【0039】以上のように構成された伸縮棒11を対向
した壁面に取り付ける場合は以下のようにして行なう。
【0040】まず各小径パイプ13を各大径パイプ12
に対して出没させることで伸縮棚41を取り付ける壁面
の間隔に合せて大まかな長さを設定する。この状態で第
1固定部45によって各大径パイプ12と小径パイプ1
3を固定する。具体的には、前記第1実施例と同様にし
て行なう。
【0041】次いで、伸縮棚41を壁面間に掛け渡し、
第2固定部46で最終的に長さを微調整し、両端に設け
た各エンドラバー55,55,56,56を壁面に押圧
して固定する。具体的には、前記第1実施例と同様にし
て行なう。
【0042】以上の取付け作業において、伸縮棚41の
長さ調整を行なう場合に小径パイプ13の外側表面を傷
を付けてしまうことがなくなる。
【0043】[変形例] 前記各実施例では図1に示すように、固定用穴22を大
径パイプ12の先端からずらして直接に小径パイプ13
に望ませて形成したが、図7に示すように、大径パイプ
12の端部に挿通孔61を設け、これに望ませて固定用
穴62を形成するようにしてもよい。
【0044】保護壁25は一枚の薄い円形膜として形成
したが、図8にように十字状に形成した膜64や、図9
に示すように一枚の円形膜65に十字状にスリット66
を設けて円形膜65を破りやすいようにしてもよく、図
10のように円形膜67に円形状のスリット68を設け
てもよい。また、図11に示すように横一文字状に膜6
9を形成してもよい。
【0045】また、各実施例では固定用ネジ24の先端
形状を円錐形等に形成したが、図12に示すように球形
状に窪ませて形成し、小径パイプ13の外側表面に周縁
の2ヵ所がくい込むようにしてもよい。この場合の保護
壁25としては図13のように中央部を大きく開いて縮
径段部70として形成してもよい。
【0046】さらに、図14に示すように、固定用ネジ
24の先端側を平坦面状に形成すると共に、その中央部
に小さな突起71を形成してもよい。これにより、小径
パイプ13を固定するときは、突起71をくい込ませて
位置ずれを押えると共に平坦面で小径パイプ13の表面
を押圧してぐらつかないように固定できる。
【0047】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、固定用ナットに固定用ネジが螺合された状態で、固
定用ネジの先端側は保護壁によって遮られているので、
小径パイプを大径パイプに対して互いに摺動させる場合
にも、固定用ネジの先端側が小径パイプの外側表面に接
触して傷を付けてしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る伸縮棒の第1固定部を示す部分断
面図である。
【図2】図1の第1固定部の固定用ネジの取り付け部分
を示す要部断面図である。
【図3】伸縮棒の全体構成を示す平面図である。
【図4】伸縮棒の第2固定部を示す分解斜視図である。
【図5】本考案に係る伸縮棚の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図6】伸縮棚の第2固定部を示す分解斜視図である。
【図7】固定用穴の位置を変えた変形例を示す部分断面
図である。
【図8】保護壁の変形例を示す平面図である。
【図9】保護壁の変形例を示す平面図である。
【図10】保護壁の変形例を示す平面図である。
【図11】保護壁の変形例を示す平面図である。
【図12】固定用ネジの変形例を示す部分断面図であ
る。
【図13】図12の固定用ネジに対応した保護壁の変形
例を示す平面図である。
【図14】固定用ネジの変形例を示す部分断面図であ
る。
【図15】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11…伸縮棒、12…大径パイプ、13…小径パイプ、
14…第1固定部、15…第2固定部、21…本体、2
2…固定用穴、23…固定用ナット、24…固定用ネ
ジ、25…保護壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−166208(JP,U) 実開 昭61−68736(JP,U) 実開 昭62−55929(JP,U) 実開 平6−68540(JP,U) 実開 昭57−38007(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 96/02 A47B 45/00 A47B 96/14

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部が一側壁に当接される大径パイプ
    と、基端部が前記大径パイプの先端部からその内部に挿
    入される小径パイプと、前記大径パイプの先端部に設け
    られ前記小径パイプを大径パイプに対して出没させて所
    定長さに設定した状態でこれらの間を固定する第1固定
    部と、前記小径パイプの先端部に取り付けられ前記大径
    パイプの基端部が一側壁に当接した状態で他側壁に当接
    すると共に全体の長さを微調整して各壁にそれぞれの端
    部を押圧する第2固定部とから構成された伸縮棒におい
    て、 前記第1固定部が、 前記大径パイプの先端部に設けられた固定用穴と、 該固定用穴に取り付けられた固定用ナットと、 該固定用ナットに螺合して大径パイプ側に支持された状
    態で小径パイプの外側表面に押圧しこれらを互いに固定
    する固定用ネジと、 前記固定用穴に設けられ未使用状態では前記固定用ネジ
    の先端側が小径パイプの外側表面に接触するのを当該固
    定用ネジの先端側に当接して阻止し、使用する場合には
    前記固定用ネジのねじ込み力によって自動的に破損して
    前記小径パイプの締付けを可能にする保護壁とを備えた
    ことを特徴とする伸縮棒。
  2. 【請求項2】 所定間隔をおいて並列に複数本配設され
    た大径パイプと、 該各大径パイプを並列に配設した状態でその基端部を一
    体的に支持する第1ホルダと、 前記各大径パイプの先端部を開口した状態で一体的に支
    持する第2ホルダと、 前記各大径パイプ内に基端部がそれぞれ出没可能に挿入
    される複数本の小径パイプと、 該各小径パイプの先端部を並列に配設した状態で一体的
    に支持する第3ホルダと、 前記第2ホルダに設けられ前記小径パイプを大径パイプ
    に対して出没させて所定長さに設定した状態でこれらの
    間を固定する第1固定部と、 小径パイプの先端部と第3ホルダとの間に設けられ前記
    第1ホルダが一側壁に当接した状態で前記第3ホルダが
    他側壁に当接すると共に全体の長さを微調整して各壁に
    それぞれの端部を押圧する第2固定部とから構成された
    伸縮棚において、 前記第1固定部が、 前記第2ホルダの中央部に位置し前記大径パイプに挿入
    された小径パイプに望ませて設けられた固定用穴と、 該固定用穴に取り付けられた固定用ナットと、 該固定用ナットに螺合して前記第2ホルダ側に支持され
    た状態で小径パイプの外側表面に押圧して大径パイプ及
    び小径パイプを互いに固定する固定用ネジと、 前記固定用穴に設けられ未使用状態では前記固定用ネジ
    の先端側が小径パイプの外側表面に接触するのを当該固
    定用ネジの先端側に当接して阻止し、使用する場合には
    前記固定用ネジのねじ込み力によって自動的に破損して
    前記小径パイプの締付けを可能にする保護壁とを備えた
    ことを特徴とする伸縮棚。
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