JP3383057B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3383057B2
JP3383057B2 JP02385094A JP2385094A JP3383057B2 JP 3383057 B2 JP3383057 B2 JP 3383057B2 JP 02385094 A JP02385094 A JP 02385094A JP 2385094 A JP2385094 A JP 2385094A JP 3383057 B2 JP3383057 B2 JP 3383057B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、詳
しくは、化合物半導体を用いた高周波動作用デバイスに
適用することができ、特に、ゲート逆方向耐圧を効率良
く高くすることができるとともに、湧き出し電流を効率
良く抑えることができ、充分な高電圧動作を実現するこ
とができる半導体装置に関する。
【0002】近年、化合物半導体を用いたデバイスは、
マイクロ波通信分野で幅広く使用されるようになってき
ている。特に、マイクロ波通信分野のうち移動体通信で
は、GaAsFETが低消費電力で高線形性を得ること
ができるために、提携電話とその基地局にシリコンデバ
イスに代わって使用されている。また、現在のGaAs
FETの最高動作電圧は、10V程度と小さいが、自動
車バッテリーの電源電圧である12V以上で動作させる
ことができれば、自動車電話においても使用できるよう
になるため、昨今、GaAsFETの高電圧動作の必要
性が高まってきている。
【0003】
【従来の技術】図5は従来のGaAsFETの構造を示
す断面図である。図5において、101はGaAs基板
であり、102はGaAs基板101上に形成されたi
−GaAsバッファー層であり、103はi−GaAs
バッファー層102上に形成されたn−GaAsチャネ
ル層である。そして、104,105はn−GaAsチ
ャネル層103上に各々形成されたドレイン電極、ソー
ス電極であり、106はドレイン電極104とソース電
極105間のn−GaAsチャネル層103上に形成さ
れたゲート電極であり、107はゲート電極106を覆
うように形成された保護膜である。
【0004】ここで、ゲート電極106はショットキー
コンタクトになっており、ソース電極105及びドレイ
ン電極104はオーミックコンタクトになっている。こ
の従来のGaAsFETは、ドレイン電極104からソ
ース電極105にバイアス電圧をかけ、ゲート電極10
6にも電圧をかけて高周波信号を入力すると、ゲート電
極106とn−GaAsチャネル層103のショットキ
ー接合で空乏層が生じ、ゲート電極106にかける電圧
を調整することで空乏層の厚みを調整することにより、
ドレイン電極104とソース電極105間に走行する電
流量を変調することができ、しかも、Si系デバイスよ
りも高周波特性に優れているという利点を有する。
【0005】しかしながら、この従来のGaAsFET
では、ゲート長を小さくすると、高周波特性が良くなる
はずであるが、空乏層の幅が小さくなってドレイン電極
104とソース電極105間の距離が近くなり、電界が
強くなってしまうため、本来流れてほしくないi−Ga
Asバッファー層102に湧き出し電流が流れてしま
い、利得が低下して高周波特性を劣化させてしまうとい
う問題が生じる。このため、ゲート長を小さくしたのに
も拘らず、思った程の高周波特性が得られなくなること
があった。
【0006】また、この従来のGaAsFETは、n−
GaAsチャネル層103上に直接メタルゲート電極1
06を形成していたため、ゲート電極106の逆方向耐
圧が低いため、上記と同様の問題が生じる。従って、こ
の従来のGaAsFETでは、ドレイン電極104に高
電圧をかけて動作させると、ゲート電流が大きく流れる
と同時に、本来流れてほしくないi−GaAsバッファ
ー層102にも高電界による湧き出し電流が大きく流れ
てしまい、高周波特性を劣化させるという問題が生じ
る。
【0007】そこで、上記問題を解決するために、従来
のGaAsFETには、n−GaAsチャネル層103
の上下をi−AlGaAs層110,111で挟み込む
構造のものが知られている。このGaAsFETでは、
n−GaAsチャネル層103下を図5の場合よりもバ
ンドギャップの広いi−AlGaAs層110で構成し
たため、キャリアをi−AlGaAs層110に入り難
くすることができる他、n−GaAsチャネル層103
上を図5の場合よりもバンドギャップの広いi−AlG
aAs層111で構成したため、ゲート逆方向耐圧を小
さくすることができる。このため、ゲート長を小さくし
ても図5の場合よりもバッファー層110への湧き出し
電流を小さくすることができるので、高周波特性の劣化
を抑えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た図6による従来のGaAsFETでは、図5に示す従
来構造よりも高電圧動作を行うことができるという利点
を有するが、更に例えばドレイン電極104に例えば1
2〜14Vもの高電圧をかけて動作させると、i−Al
GaAsのバンドギャップが1.6〜1.7eVで、G
aAsのバンドギャップが1.4eVとそれ程大きな差
がないため、結局図5と同様の問題が生じて、充分な高
電圧動作を行うにはなお不充分であるという問題があっ
た。
【0009】また、この従来のGaAsFETでは、n
−GaAsチャネル層103上にi−AlGaAs層1
11を形成しているために直列抵抗成分が生じるので、
充分低いオーミックコンタクト抵抗を得るためには、n
+ 注入層112を形成しなければならず、n+ 注入層1
12を形成する際の高温の活性化アニールによって特性
が劣化し易いという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、ゲート逆方向耐圧を効
率良く高くすることができるとともに、湧き出し電流を
効率良く抑えることができ、充分な高電圧動作を実現す
ることができる他、n+ 注入層を形成しないで充分低い
オーミックコンタクト抵抗を得ることができ、n+ 注入
層を形成する際の高温活性化アニールに伴う特性劣化を
生じないようにすることができる半導体装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基板と、前記基板上に選択的に形成された、ゲート層と
なる、高濃度に不純物ドープしてなる第1の半導体層
と、前記基板及び前記第1の半導体層上に、前記第1の
半導体層を覆って形成された、ノンドープ又は低濃度に
不純物ドープしてなる第2の半導体層と、前記第2の半
導体層上に形成された第3の半導体層と、前記第3の半
導体層上に前記第1の半導体層上における当該第3の半
導体層の表面を選択的に露出させて当該表面の両側に
成された高濃度に不純物ドープしてなる第4の半導体層
と、前記第4の半導体層上に形成されたオーミック接合
を取ってなるソース/ドレイン電極とを有することを特
徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記基板の直上にノンドープ又は低濃
度に不純物ドープしてなる第5の半導体層を形成するこ
とを特徴とするものである。請求項3記載の発明は、上
記請求項1記載の発明において、前記第3の半導体層
露出した表面部分の上に保護膜を形成することを特徴と
するものである。
【0013】請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至
3記載の発明において、前記第1の半導体層は、ノンド
ープ又はn- 型AlGaAsからなり、前記第2の半導
体層は、n+ 型GaAsからなり、前記第3の半導体層
は、ノンドープ又はn- 型AlGaAsからなり、前記
第4の半導体層は、n型GaAsからなり、前記第5の
半導体層は、n+ 型GaAsからなることを特徴とする
ものである。
【0014】請求項5記載の発明は、上記請求項記載
の発明において、前記第、第の半導体層は、少なく
とも前記第1、第3の半導体層よりも高いバンドギャッ
プを有することを特徴とするものである。また、請求項
6記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、前
記第1の半導体層はn+型GaAsからなり、前記第2
の半導体層はノンドープ又はn―型AlGaAsからな
り、前記第3の半導体層はn型GaAsからなり、前記
第4の半導体層はn+型GaAsからなり、前記第5の
半導体層はノンドープ又はn-型AlGaAsからなる
ことを特徴とするものである。更に、請求項7記載の発
明は、上記請求項2記載の発明において、前記第1の半
導体層の不純物濃度は1×1018cm-3以上であり、前
記第2の半導体層の不純物濃度は、5×1016cm-3
下であり、前記第3の半導体層の不純物濃度は5×10
16cm-3以上1×1018cm-3以下であり、前記第4の
半導体層の不純物濃度は、1×1018cm-3以上であ
り、前記第5の半導体層の不純物濃度は5×1016cm
-3以下であることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】図1,2は本発明の原理説明図であり、図1は
本発明は係る半導体装置の構造を示す断面図、図2は図
1に示す半導体装置の構造を示す平面図である。図1,
2において、1はGaAs等の半絶縁性基板であり、2
は半絶縁性基板1上に形成されたノンドープ又は低濃度
に不純物ドープしてなるi−AlGaAs等の半導体層
であり、3は半導体層2上に形成され、かつソース/ド
レイン領域を分割するとともに、高濃度に不純物ドープ
してなるn+ ─GaAs等のゲート層となる半導体層で
あり、4は半導体層2とはソース/ドレイン領域で接合
するとともに、ゲート領域でゲート層となる半導体層3
を覆うように接合して形成されたノンドープ又は低濃度
に不純物ドープしてなるi−AlGaAs等の半導体層
である。
【0016】そして、5は半導体層4上に形成された不
純物ドープしてなるチャネル層となるn−GaAs等の
半導体層であり、6はソース/ドレイン領域に分割され
るようにチャネル層となる半導体層5上に形成された高
濃度に不純物ドープしてなるソース/ドレイン層となる
+ −GaAs等の半導体層であり、7,8はソース/
ドレイン層となる半導体層6上に形成されたオーミック
接合を取ってなるドレイン電極7,ソース電極8であ
り、9はチャネル層となる半導体層5及びソース/ドレ
イン層となる半導体層6上に形成された高抵抗の保護膜
であり、10,11は各々活性領域、ゲート電極であ
る。なお、保護膜9は半導体層5及び半導体層6のうち
少なくともどちらか一方の上に形成されていればよい。
【0017】なお、図2に示す如く、本発明の半導体装
置は、ここでは、活性領域10に有するゲート電極はチ
ャネル層下に形成されているが、活性領域10外のチャ
ネル層を取り除くことによってゲート電極11のオーミ
ックコンタクトを取って構成されている。本発明では、
ゲート層に低抵抗化したn+ −GaAs半導体層3を用
い、この半導体層3を覆うようにi−AlGaAs高抵
抗半導体層4を形成し構成しているため、ゲート逆方向
耐圧を効率良く向上させることができる。しかも、ゲー
ト層となるn+ −GaAs半導体層3側部の形状を順テ
ーパ形状で構成しているため、垂直形状のものより曲率
半径を大きくすることができ、電界を和らげて耐圧を向
上させることができる。
【0018】また、本発明では、i−AlGaAs高抵
抗半導体層4上にチャネル層となるn−GaAs半導体
層5を形成し、このn−GaAs半導体層5上両側にソ
ース/ドレイン層となる低抵抗化したn+ −GaAs半
導体層6を形成し、更にチャネル層となるn−GaAs
半導体層5上にパッシベーションとバッファー層との機
能を有する例えばバンドギャップが5eV程度のSiN
保護膜9を形成して構成している。
【0019】このため、SiN保護膜9は、i−AlG
aAsよりもバンドギャップを効率良く高くすることが
できるので、ドレイン電圧を高くしても、ドレイン電極
7とソース電極8間の電流をi−AlGaAs半導体層
4を介さずに、n+ −GaAs半導体層6とn−GaA
s半導体層5のみを通して効率良く流すことができる。
従って、ゲート逆方向耐圧を効率良く向上させることが
できるとともに、湧き出し電流を効率良く抑えることが
できるので、高電圧動作による漏れ電流を充分抑えるこ
とができ、充分な高電圧動作を実現することができる。
【0020】次に、本発明においては、i−AlGaA
s半導体層2及びi−AlGaAs半導体層4は、少な
くともn+ −GaAs半導体層3及びn+ −GaAs半
導体層6より高いバンドギャップを有するように構成す
るのが好ましく、この場合、i−AlGaAs半導体層
2及びi−AlGaAs半導体層4内にドレイン電極7
及びソース電極8間を走行するキャリアを入り難くする
ことができる。
【0021】次に、本発明においては、半導体層2をノ
ンドープ又はn- 型AlGaAsで構成し、半導体層3
をn+ 型GaAsで構成し、半導体層4をノンドープ又
はn - 型AlGaAsで構成し、半導体層5をn型Ga
Asで構成し、半導体層6をn+ 型GaAsで構成して
いるため、上記本発明の効果を有する高速動作に有利な
Nチャネル型GaAsFETを実現することができる。
【0022】次に、本発明においては、半導体層2の不
純物濃度は、バッファー層として機能させることを考慮
すると、5×1016 cm -3 以下が好適であり、半導体層
3の不純物濃度は、ゲート層として機能させることを考
慮すると、1×1018 cm -3 以上が好適であり、半導体
層4の不純物濃度は、ゲート逆方向耐圧を向上させるこ
とを考慮すると、5×1016 cm -3 以下が好適であり、
半導体層5の不純物濃度は、ドレイン電極7とソース電
極8間のキャリアを走行させるチャネル層として機能さ
せることを考慮すると、5×1018以上1×1018 cm
-3 以下が好適であり、半導体層6の不純物濃度は、ドレ
イン電極7及びソース電極8とコンタクトするソース/
ドレイン層として機能させることを考慮すると、1×1
18 cm -3 以上が好適である。なお、チャネル層となる
半導体層5の不純物濃度の上限として1×1018 cm -3
が好ましいのは、これより高くし過ぎると、ソース/ド
レイン間の耐圧が劣化するからである。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図3,4は本発明に係る一実施例の半導体装置の
製造方法を示す図である。図示例はnチャネル型GaA
sFETに適用する場合である。図3,4において、図
1,2と同一符号は同一又は相当部分を示す。本実施例
では、まず、GaAs半絶縁性基板1上にMBE法によ
ってノンドープのi−AlGaAs(混晶比0.2)を
5000オングストローム成長してi−AlGaAs半
導体層2を形成し、このi−AlGaAs半導体層2上
に不純物濃度5×1018cm-3のn+ −GaAsを50
00オングストローム成長した後、ゲート層形成用レジ
スト21をマスクにCCl2 2 ガスを用いたプラズマ
エッチングによってn+ −GaAsをエッチングしてゲ
ート層となるn+ −GaAs半導体層3を形成する(図
3(a))。この時、エッチング選択比の違いによって
エッチングがi−AlGaAs半導体層2表面で停止す
ることは言うまでもない。
【0024】次に、レジスト21を除去した後、半導体
層3を覆うように再びMBE法によってノンドープのi
−AlGaAs(混晶比0.2)を500オングストロ
ーム、不純物濃度1.5×1017cm-3のn−GaAs
を1500オングストローム、及び不純物濃度1×10
18cm-3のn+ −GaAsを5000オングストローム
を順次成長して、i−AlGaAs半導体層4、チャネ
ル層となるn−GaAs半導体層5及びn+ −GaAs
半導体層6を形成する(図3(b))。
【0025】次に、レジスト22を用いた平坦化技術に
よってゲート層となるn+ −GaAs半導体層3上に対
応するn+ −GaAs半導体層6表面を露出させ、フッ
酸や過酸化水素系のウエットエッチング、あるいはCC
2 2 ガスを用いたプラズマエッチングによって半導
体層3上に対応するn+ −GaAs半導体層6をエッチ
ングしてチャネル層となるn−GaAs半導体層5を露
出させる(図3(c))。この後、活性領域をレジスト
で保護するようにパターニングを行い、活性領域外をC
Cl2 2 ガスを用いたプラズマエッチングによってi
−AlGaAs半導体層4が露出するまでエッチングす
る。
【0026】次に、レジスト22を除去し、SiNをプ
ラズマCVDによって1000オングストローム、Si
2 を常圧CVDによって3000オングストローム堆
積した後、ソース/ドレイン及びゲート領域を開口す
る。その後、レジスト24をマスクに用い、SiO2
フッ酸水溶液によってウエットエッチングし、SiNを
CF4 :O2 ガスを用いてドライエッチングしてSiN
保護膜9を形成する(図4(a))。この時、SiO2
膜23は、SiN保護膜9幅よりも小さく形成され、開
口したゲート領域のi−AlGaAs半導体層4は、フ
ッ酸水溶液によって除去される。
【0027】そして、AuGe/Ni/Auを400/
100/3000オングストローム蒸着し、リフトオフ
によりレジスト24を除去した後、425℃のアロイ処
理をしてソース/ドレイン電極7,8を形成することに
より、図4(b)に示すようなnチャネル型GaAsF
ETを得ることができる。このように、本実施例では、
ゲート層に低抵抗化したn+ −GaAs半導体層3を用
い、この半導体層3を覆うようにi−AlGaAs高抵
抗半導体層4を形成し構成したため、ゲート逆方向耐圧
を効率良く向上させることができる。しかも、ゲート層
となるn+ −GaAs半導体層3側部の形状を順テーパ
形状で構成したため、垂直形状のものより曲率半径を大
きくすることができ、電界を和らげて耐圧を向上させる
ことができる。
【0028】また、本実施例では、i−AlGaAs高
抵抗半導体層4にチャネル層となるn−GaAs半導体
層5を形成し、このn−GaAs半導体層5上両側にソ
ース/ドレイン層となる低抵抗化したn+ −GaAs半
導体層6を形成し、更にチャネル層となるn−GaAs
半導体層5上にパッシベーションとバッファー層との機
能を有する例えばバンドギャップが5eV程度のSiN
保護膜9を形成し構成している。このため、SiN保護
膜9は、i−AlGaAsよりもバンドギャップを効率
良く高くすることができるので、ドレイン電圧を高くし
ても、ドレイン電極7とソース電極8間の電流をi−A
lGaAs半導体層4を介さずにn+ −GaAs半導体
層6とn−GaAs半導体層5のみを通して流すことが
できる。従って、ゲート逆方向耐圧を向上させることが
できるとともに、湧き出し電流を効率良く抑えることが
できるので、高電圧動作による漏れ電流を充分抑えるこ
とができ、充分な高電圧動作を実現することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート逆方向耐圧を効
率良く高くすることができるとともに、湧き出し電流を
効率良く抑えることができ、充分な高電圧動作を実現す
ることができる他、n+ 注入層を形成しないで充分低い
オーミックコンタクト抵抗を得ることができ、n+ 注入
層を形成する際の高温活性化アニールに伴う特性劣化を
生じないようにすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の原理説明図である。
【図3】本発明に係る一実施例の半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図4】本発明に係る一実施例の半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図5】従来のGaAsFETの構造を示す断面図であ
る。
【図6】従来のGaAsFETの構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半絶縁性基板 2,3,4,5,6 半導体層 7 ドレイン電極 8 ソース電極 9 保護膜 10 活性領域 11 ゲート電極 21,22,24 レジスト 23 SiO2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/338 H01L 29/812

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 前記基板上に形成された、ゲート層となる、高濃度に不
    純物ドープしてなる第1の半導体層と、 前記基板及び前記第1の半導体層上に、前記第1の半導
    体層を覆って形成された、ノンドープ又は低濃度に不純
    物ドープしてなる第2の半導体層と、 前記第2の半導体層上に形成された第3の半導体層と、 前記第3の半導体層上に、前記第1の半導体層上におけ
    る当該第3の半導体層の表面を選択的に露出させて当該
    表面の両側に形成された高濃度に不純物ドープしてなる
    第4の半導体層と、 前記第4の半導体層上に形成されたオーミック接合を取
    ってなるソース/ドレイン電極とを有することを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】前記基板の直上にノンドープ又は低濃度に
    不純物ドープしてなる第5の半導体層を形成することを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第3の半導体層を露出させた表面部分
    の上に保護膜を形成することを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記第1の半導体層側部の形状は、順テー
    パ形状であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】前記第2、第5の半導体層は、少なくとも
    前記第1、第3の半導体層よりも高いバンドギャップを
    有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記第1の半導体層はn+型GaAsから
    なり、前記第2の半導体層はノンドープ又はn―型Al
    GaAsからなり、前記第3の半導体層はn型GaAs
    からなり、前記第4の半導体層はn+型GaAsからな
    り、前記第5の半導体層はノンドープ又はn-型AlG
    aAsからなることを特徴とする請求項2記載の半導体
    装置。
  7. 【請求項7】前記第1の半導体層の不純物濃度は1×1
    18cm-3以上であり、前記第2の半導体層の不純物濃
    度は、5×1016cm-3以下であり、前記第3の半導体
    層の不純物濃度は5×1016cm-3以上1×1018cm
    -3以下であり、前記第4の半導体層の不純物濃度は、1
    ×1018cm-3以上であり、前記第5の半導体層の不純
    物濃度は5×1016cm-3以下であることを特徴とする
    請求項2記載の半導体装置。
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