JP3381284B2 - パラメータ書き込み装置 - Google Patents

パラメータ書き込み装置

Info

Publication number
JP3381284B2
JP3381284B2 JP34735292A JP34735292A JP3381284B2 JP 3381284 B2 JP3381284 B2 JP 3381284B2 JP 34735292 A JP34735292 A JP 34735292A JP 34735292 A JP34735292 A JP 34735292A JP 3381284 B2 JP3381284 B2 JP 3381284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
channel
shift register
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34735292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06195080A (ja
Inventor
秀雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP34735292A priority Critical patent/JP3381284B2/ja
Publication of JPH06195080A publication Critical patent/JPH06195080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3381284B2 publication Critical patent/JP3381284B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器に用いて好適
なパラメータ書き込み装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図3及び図4に従来のパラメータ書き込
み装置を示す。図3に示すパラメータ書き込み装置は、
主に、電子楽器の音源間のインタフェースとして使用さ
れている。図において、32はメモリシステムであり、
ROM(リードオンリメモリ)及びRAM(ランダムア
クセスメモリ)から構成されている。そして、メモリシ
ステム32のROMには当該パラメータ書き込み装置を
動作させるためのプログラムが格納され、メモリシステ
ム32のRAMには各種演算結果が読み書き可能に記憶
されるようになっている。 【0003】次に、31はCPU(中央処理装置)であ
り、メモリシステム32のROM(リードオンリメモ
リ)からプログラムを読み出して各種信号の伝送路であ
るデータバスBUS4を介して装置各部に対して動作命
令を送出する。33は操作子群であり、鍵盤や各種スイ
ッチ(音色設定スイッチ,音量設定スイッチ,ポルタメ
ントバー等)から構成されている。 【0004】次に、34は制御部であり、所定周期のチ
ャンネルクロックC34を楽音波形発生部36に出力す
るとともに、CPU31からデータバスBUS4を介し
て供給される制御信号C33のデータ値に基づいて、パ
ラメータレジスタ35に対して、「1」又は「0」の制
御信号C32を出力する。例えば、制御信号C33が、
パラメータレジスタ35に対する書き込み指令を表す場
合には、「1」が制御信号C32として当該パラメータ
レジスタ35に出力される。 【0005】次に、パラメータレジスタ35は、上述し
た制御信号C32の値に応じてバスBUS4を介して供
給される信号C31(電子楽器の音色データや音量デー
タ等を表すパラメータ)を一時的に保持する。このパラ
メータレジスタ35は後述する楽音波形発生部36の発
音チャンネル数分のデータを個別に、保持可能になって
おり、パラメータの種類毎(音色データならば音色デー
タ毎、音量データならば音量データ毎)に複数設けられ
ている。 【0006】パラメータレジスタ35の詳細な構成を図
4に示す。同図において、41はセレクタであり、S制
御端に供給される信号C32の値が「1」の場合に信号
C31の信号値を信号C41として出力し、当該信号C
32の値が「0」の場合にN段のレジスタ(N:楽音波
形発生部36の発音チャンネル数)から成るシフトレジ
スタ42の出力信号C35を信号C41として出力す
る。シフトレジスタ42はDI入力端に供給される信号
C41をN段遅延させた後、DO出力端から信号C35
として、楽音波形発生部36(図3参照)に出力する。
この場合、シフトレジスタ42内の遅延動作はチャンネ
ルクロックC34に同期して発生するシフトクロックφ
chの立ち上がりに合わせて行われる。これにより、例え
ば、楽音波形発生部36で第nチャンネルの処理をする
場合には、第nチャンネルで使用されるべきデータがシ
フトレジスタ42から出力されるようになり、シフトレ
ジスタ42と楽音波形発生部36は同期して動作する。 【0007】楽音波形発生部36は複数の発音チャンネ
ルを有し、上述のようにして供給される制御信号C35
の信号値及びチャンネルクロックC34(シフトクロッ
クφchと同様のパルス信号)のタイミングに応じて当該
楽音波形発生部36内部に内蔵されているデジタルシグ
ナルプロセッサ(DSP)等により楽音波形データを時
分割で合成し、これにより合成された当該楽音波形デー
タを信号C36として図示せぬ楽音発生部等に出力す
る。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパラメータ書き込み装置では、パラメータデータが
シフトレジスタ42内をセレクタ41を介して循環して
いるため、一般的なRAM(ランダムアクセスメモリ)
のように、上述のパラメータデータを書き込む番地を指
定して直ちにデータを書き込むということは不可能であ
る。したがって、楽音波形発生部36の第nチャンネル
で使用されるパラメータを変更するためには、上述のパ
ラメータレジスタ35のN段のシフトレジスタのうちの
第nチャンネルで使用されるべきデータを記憶するk段
目のシフトレジスタに新たなパラメータデータを書き込
もうとした場合、最悪の場合、以下の状態が発生する。 【0009】すなわち、DI入力端にk段目(k≦N−
1とする)のデータがありながら、前記パラメータデー
タを書き込もうとする直前にシフトクロックφchによっ
て1段シフトするとDI入力端に(k+1)段目のデー
タがくることになる。したがって、k段目のタイミング
を逃してしまうことになる。このような場合には、シフ
トレジスタ42を構成する各レジスタがN段シフトする
ことによってパラメータデータがシフトレジスタ42内
を1周するのをCPU1は待たなければならない。この
ような場合、CPU1側としては結局、処理を行わない
無駄な時間を過ごすことになり、その結果、パラメータ
を書き込む速さが遅くなる。 【0010】また、上述したシフトレジスタを使用した
構成ではなく、RAMを使用して、リード/ライト制御
信号のタイミングをさらに、チャンネル毎にリード/ラ
イトのタイミングに分けるとともにダイレクトに番地指
定を行って、時分割処理によるパラメータの書き込みを
行うという音源も出ている。しかし、このような場合に
は、かなり構造的に複雑になり、広い面積が必要にな
る。 【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、ハードウエアの構造を複雑にすることな
く、パラメータを書き込む速度を向上させることができ
るパラメータ書き込み装置を提供することである。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にあっては、電子楽器に用いて好適なパラメ
ータ書き込み装置において、前記電子楽器の楽音波形生
成のために使用される各種パラメータを一時記憶するn
段(nは整数)の循環型シフトレジスタと、前記各種パ
ラメータを前記シフトレジスタに書き込む書き込み手段
と、前記各種パラメータを前記シフトレジスタに書き込
む命令があった場合に前記循環型シフトレジスタを所定
時間にわたって高速循環させて前記循環型シフトレジス
タに前記各種のパラメータを書き込ませる制御手段とを
具備してなる。 【0013】 【作用】上記構成をとったため、この発明によれば、n
段(nは整数)の循環型シフトレジスタは前記電子楽器
の楽音波形生成のために使用される各種パラメータを一
時記憶する。書き込み手段は前記各種パラメータを前記
シフトレジスタに書き込む。制御手段は前記各種パラメ
ータを前記シフトレジスタに書き込む命令があった場合
に前記循環型シフトレジスタを高速循環させる。 【0014】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。 【0015】A:実施例の構成 図1は本発明のパラメータ書き込み装置の構成を示す図
であり、楽音波形発生部36の発音チャンネル数が
「8」の場合を表している。同図において、1はCPU
であり、ROM(リードオンリメモリ)やRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)から構成されるメモリシステム2
から読みだしたプログラムに従って装置各部に動作指令
を送出する。操作子3はキーボードや音色スイッチ等か
ら構成されている。 【0016】次に、4aはシフトクロック(φs)発生
部であり、DI入力端に供給されるマスタクロック信号
φmに基づいてシフトクロック(φs)を作成してDO出
力端からクロック信号φs(従来技術で言えば、チャン
ネルクロックC34に相当している)としてシフトクロ
ック発生部4のA入力端及び楽音波形発生部36に対し
て出力する。4bは高速シフトクロック(9φs)発生
部であり、DI入力端に供給されるマスタクロック信号
φmに基づいて高速シフトクロック(9φs)を作成しD
O出力端からクロック信号9φsとしてシフトクロック
発生部4のB入力端に対して出力する。 【0017】シフトクロック発生部4は制御端CONT
に供給される信号値が「1」の場合は、B入力端に供給
されるクロック信号9φsを信号SHIFTCKとして
C出力端から出力し、前記信号値が「0」の場合には、
A入力端に供給されるクロック信号φsを信号SHIF
TCKとしてC出力端から出力する。 【0018】9はタイミング発生部であり、制御端CK
に供給されるマスタクロックφm,A入力端及びB入力
端に、各々、供給される、書き込み信号WRT及び後述
するデータラッチ5及び後述するチャンネルラッチ10
のうちいずれのラッチ回路に書き込むかを示すアドレス
信号ADDに基づいて動作する。この動作の結果を、信
号DLCK(書き込み信号WRTが「1」、かつ、アド
レス信号ADDがデータラッチ5に対応するアドレスを
示している場合に「1」になる),信号DWRT(上述
のアドレス信号ADDから判断してデータラッチ5に書
き込みパラメータDATAが記憶された場合にのみ
「1」になる),制御信号SHIFTCONT(上述の
アドレス信号ADDから判断してデータラッチ5に書き
込みパラメータDATAが記憶された場合にのみ「1」
になる),信号CHLCK(書き込み信号WRTが
「1」、かつ、アドレス信号ADDがチャンネルラッチ
10に対応するアドレスを示している場合に「1」にな
る)として、各々、出力端O1,O2,O3,O4から
出力する。 【0019】次に、データラッチ5は制御端CKに供給
される信号DLCKの値が「1」の場合に、入力端DI
に供給される書き込みパラメータDATAの値を保持
し、DO出力端から出力する。6はセレクタであり、制
御端Sに供給されるアンドゲート13の出力値が「1」
の場合に、A入力端に供給される信号値をシフトレジス
タ7に出力し、該出力値が「0」の場合に、B入力端に
供給される信号値をシフトレジスタ7に出力する。 【0020】シフトレジスタ7は、8チャンネル分のデ
ータ(書き込みパラメータDATA)を保持するもので
あり、上述したクロック信号SHIFTCKに基づいて
動作する。このシフトレジスタ7はレジスタSR0〜S
R7から構成され、セレクタ6のDO出力端から供給さ
れる信号値を格納データとしてレジスタSR7にまず格
納し、前記信号SHIFTCKの立ち上がりに応じて前
記格納データをレジスタSR6,レジスタSR5……,
レジスタSR0へ順番にシフトさせていく。そして、レ
ジスタSR0から出力される信号は後述するデータラッ
チ8に対して出力されるとともに、セレクタ6の制御端
Sに供給される信号値が「0」の場合には前記セレクタ
6を介してレジスタSR7に帰還される。 【0021】データラッチ8はシフトレジスタ7から供
給される信号値をクロック信号φsの立ち上がりのタイ
ミングで記憶するとともに、楽音波形発生部36に出力
する。 【0022】10はチャンネルラッチであり、タイミン
グ発生器9から供給される信号CHLCKの値が「1」
の場合にデータバスBUS1のチャンネルデータCHD
ATAを保持し、該チャンネルデータCHDATAの値
をコンパレータ11に出力する。コンパレータ11は入
力端A及び入力端Bに供給される信号値を比較して、そ
の比較結果が等しい場合に、アンドゲート13に対して
「1」を出力し、前記比較結果が等しくない場合に、前
記アンドゲート13に対して「0」を出力する。 【0023】12は3ビットのチャンネルカウンタであ
り、シフトクロック発生部4から供給される信号SHI
FTCKの立ち上がりパルスの数をカウントすることに
よってどのチャンネルの処理が行われているかをカウン
トする。この場合、カウントされるチャンネル番号はレ
ジスタSR0に格納されているデータのチャンネルの番
号であり、チャンネルカウンタ12は常に「0」〜
「7」をカウントしている。これは図1のパラメータ書
き込み装置が8チャンネル時分割処理を行うためであ
る。 【0024】B:実施例の動作 次に、図2を参照して上述した実施例の動作について説
明する。まず、時刻t0における各論理素子の出力値又
は信号値は次のようになっているとする(図2参照)。 【0025】チャンネルカウンタ12 = 1(レジス
タSR0が格納しているデータのチャンネル番号) データラッチ10 = 6 レジスタSR0 = セレクタ6 = 1チャンネル目
のデータ レジスタSR7 = データラッチ8 = 0チャンネ
ル目のデータ なお、データラッチ10には、アドレス信号ADD=
「データラッチ10に対応するアドレス」、チャンネル
データCHDATA=「6」及び書き込み信号WRTを
CPU1から送出することにより、時刻t0以前に予め
「6」が記憶されているものとする。 【0026】次に時刻t1になると、シフトクロック発
生部4はクロック信号φsを信号SHIFTCKとして
出力する。これにより、チャンネルカウンタ12は上述
の設定値「1」をインクリメントして「2」を出力す
る。また、シフトレジスタ7及びセレクタ6から構成さ
れるループ内をデータが1クロック分シフトして、レジ
スタSR0及びセレクタ6の出力値は2チャンネル目の
データの値になり、レジスタSR7及びデータラッチ8
の出力値は、新たにレジスタSR7に格納される1チャ
ンネル目のデータの値になる。 【0027】次に時刻t2を経過した後、CPU1が書
き込み命令を送出する。これにより、コントロールバス
BUS3に含まれる書き込み信号WRTは「1」にな
る。そして、タイミング発生部9は、書き込み信号WR
TがA入力端に供給されるとマスタクロックφmに基づ
いて、時刻t3になると(図2参照)、O1出力端から
「1」を信号DLCKとして出力する。また、データラ
ッチ5のCK制御端に供給される信号DLCKの値が
「1」になると同時に、該データラッチ5は入力端DI
に供給される6チャンネル目の新たな書き込みパラメー
タDATAをラッチし、DO出力端からセレクタ6のA
入力端に出力する。なお、信号DLCKはクロック信号
9φsの1周期分の時間「1」になり、時刻t4になると
「0」になる。 【0028】また、タイミング発生器9は上述の書き込
み信号WRTに基づいて、O4出力端から「1」をチャ
ンネルロック信号CHLCKとして出力する。これによ
り、チャンネルラッチ10は「チャンネルデータCHD
ATA=6」をDI入力端から取り込み、DO出力端か
らコンパレータ11に対してこの信号値「6」を出力す
る。 【0029】次に、時刻t5になると、タイミング発生
器9はO2出力端及びO3出力端から「1」を信号DW
RT及び信号SHIFTCONTとして出力する。これ
らの信号DWRT及び信号SHIFTCONTはクロッ
ク信号φsの1周期分の時間「1」になっている。さ
て、時刻t5においてシフトクロック発生部4のCON
T制御端に供給される信号値が「1」になると該シフト
クロック発生部4はB入力端に供給されるクロック信号
9φsを信号SHIFTCKとしてC出力端からチャン
ネルカウンタ12及びシフトレジスタ7に出力する。 【0030】上述のクロック信号9φsの立ち上がりに
基づいて、チャンネルカウンタ12の出力値は「3」に
なる。また、シフトレジスタ7及びセレクタ6から構成
されるループ内をデータが1クロック分シフトするた
め、レジスタSR0及びセレクタ6の出力値は3チャン
ネル目のデータの値になり、レジスタSR7及びデータ
ラッチ8には、レジスタSR0に格納されていた2チャ
ンネル目のデータが記憶される。 【0031】次に、時刻t6になるとシフトクロック発
生部4は再びクロック信号9φsを信号SHIFTCK
として出力する。これにより、チャンネルカウンタ12
の出力値は「4」になる。また、シフトレジスタ7及び
セレクタ6から構成されるループ内をデータが1クロッ
ク分シフトするため、レジスタSR0及びセレクタ6の
出力値は4チャンネル目のデータの値になり、レジスタ
SR7には3チャンネル目のデータが記憶される。一
方、データラッチ8はクロック信号φsに基づいて動作
するため、該データラッチ8の出力値は、2チャンネル
目のデータの値のまま変化しない。また、コンパレータ
11はA入力端に供給される値「6」とB入力端に供給
される信号値「4」を比較する。その結果、これらの信
号値が等しくないため、コンパレータ11の出力値は
「0」である。 【0032】次に、時刻t7になるとシフトクロック発
生部4はクロック信号9φsを信号SHIFTCKとし
て出力する。これにより、チャンネルカウンタ12の出
力値は、「5」になる。また、シフトレジスタ7及びセ
レクタ6から構成されるループ内をデータが1クロック
分シフトするため、レジスタSR0及びセレクタ6の出
力値は5チャンネル目のデータの値になり、レジスタS
R7には4チャンネル目のデータが記憶される。 【0033】次に、時刻t8になるとシフトクロック生
成部4はクロック信号9φsを信号SHIFTCKとし
て出力する。これによりチャンネルカウンタ12の出力
値は「6」になる。また、コンパレータ11のB入力端
に供給される信号値がA入力端に供給されている信号値
「6」と等しくなるため、コンパレータ11はDO出力
端から「1」をアンドゲート13に出力する。アンドゲ
ート13は、タイミング発生器9のO2出力端からアン
ドゲート13に供給される信号DWRTの信号値が
「1」になっているため、コンパレータ11の出力値
「1」と信号DWRTの値「1」の論理積「1」をセレ
クタ6のS制御端に出力する。アンドゲート13から出
力される信号値「1」はクロック信号9φsの1周期分
の時間「1」になる。 【0034】また、時刻t8におけるクロック信号9φs
の立ち上がりに応じて、シフトレジスタ7及びセレクタ
6から構成されるループ内をデータが1クロック分シフ
トする。これにより、レジスタSR0の出力値は6チャ
ンネル目のデータの値になり、レジスタSR7には5チ
ャンネル目のデータが記憶される。セレクタ6は、上述
のようにS制御端が「1」になっているため、A入力端
に供給されている6チャンネル目の新たなデータ、すな
わち、書き込みパラメータDATAを、DO出力端から
シフトレジスタ7に出力する。 【0035】このようにして、時刻t9になると、シフ
トクロック発生部4はクロック信号9φsを信号SHI
FTCKとして出力する。これにより、6チャンネル目
の新たなデータとして書き込みパラメータDATAがレ
ジスタSR7に書き込まれる。これと同時に、シフトレ
ジスタ7及びセレクタ6から構成されるループ内をデー
タが1クロック分シフトして、レジスタSR0及びセレ
クタ6の出力値は7チャンネル目のデータの値になり、
レジスタSR7には上述のようにして書き込まれた6チ
ャンネル目の新たな書き込みパラメータDATAの値が
記憶される。また、チャンネルカウンタ12の出力値は
「7」になる。コンパレータ11の出力値は「0」にな
り、セレクタ6のS制御端に供給される信号値は「0」
になる。従ってセレクタ6はB入力端に供給される信号
値を出力する。 【0036】その後、時刻t10〜時刻t13にかけてクロ
ック生成部4がクロック信号9φsを信号SHIFTC
Kとして4回繰り返して出力すると、セレクタ6及びシ
フトレジスタ7から構成されるループ内をデータは該ク
ロック信号9φsの立ち上がりに同期して1クロック分
づつ順にシフトする。また、チャンネルカウンタ12の
出力値は「0」リセットを経て「3」になる。 【0037】次に、時刻t14になると、タイミング発生
部9から供給される制御信号SHIFTCONTが
「1」から「0」に変化する。これは、時刻t5からク
ロック信号φsの1周期分の時間が経過したからであ
る。このため、シフトクロック発生部4は再び、A入力
端に供給されるクロック信号φsを信号SHIFTCK
としてC出力端から出力する。すると、チャンネルカウ
ンタ12は「4」を出力し、シフトレジスタ7及びシフ
トレジスタ6から構成されるループ内をデータが1クロ
ック分シフトするため、レジスタSR0及びセレクタ6
の出力値は4チャンネル目のデータの値になり、レジス
タSR7には3チャンネル目のデータの値が記憶され
る。 【0038】以上のように、本実施例においてはCPU
1からパラメータデータを更新すべき楽音波形発生部3
6の発音チャンネルを示すチャンネルデータを送出する
とともに、新たなパラメータデータを送出すると、シフ
トレジスタ7が高速循環して、新たなパラメータデータ
がシフトレジスタ7に書き込まれるので、CPU1の待
ち時間を短くすることができる。 【0039】上述においては、6チャンネル目にデータ
を書き込む場合について説明したが、他のチャンネル番
号の書き込みパラメータDATAを当該他のチャンネル
番号に書き込む場合においても、CPU1からの書き込
み命令である信号WRTの値に基づいて回路動作を行
い、該書き込みパラメータDATAを所望のチャンネル
に書き込む。 【0040】また、高速クロック発生部4bにおいて
は、クロック信号φsの周期を短く(周波数を多く、す
なわち、パルス信号を発生する間隔を短くしている)す
るために、クロック信号φsの周期を、シフトレジスタ
7の遅延段数「8」に「1」をプラスした値「9」で除
算した周期を持つパルス信号を出力している。しかしな
がら、これに限定されることはなく、クロック信号9φ
sの周期は式に示す値にしてもよい。 【0041】 クロック信号9φsの周期 = クロック信号φsの周期/{シフトレジスタ7 の遅延段数×k)+1} (ここで、kは自然数) …… 式 このようにすれば、複数のチャンネルのパラメータを1
チャンネル時間が経過する間に書き込むことが可能にな
る。また、式の分母において「+1」しているため、
次のタイミングにおける通常クロックの立ち上がりにお
いて回路各部との動作の整合を取ることができる。 【0042】また、上述においては、式に記載した周
期でクロック信号を発生するようにしたが、クロック信
号φsの周期内でチャンネルが同じ値になれば良いので
クロック信号9φsよりも速いクロック信号を用い、そ
のクロック信号が(kn+1)回発生したら、その後、
通常のクロック信号φsに戻すようにしても良い。 【0043】また、本実施例においては1種類のパラメ
ータをシフトレジスタ7に記憶する構成を示したが、こ
れ、すなわち、図1に示す構成のパラメータ書き込み装
置を1台の装置に複数設けるようにしても良い。 【0044】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子楽器の楽音波形生成のために使用される各種パ
ラメータを一時記憶するn段(nは整数)の循環型シフ
トレジスタと、各種パラメータを前記シフトレジスタに
書き込む書き込み手段と、前記各種パラメータを前記シ
フトレジスタに書き込む命令があった場合に前記循環型
シフトレジスタを高速循環させる制御手段を設けたた
め、ハードウエアの構造を複雑にすることなく、パラメ
ータを書き込む速度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明における一実施例のパラメータ書き込
み装置の構成を示す図である。 【図2】 本発明における一実施例のパラメータ書き込
み装置のタイミングチャートである。 【図3】 従来のパラメータ書き込み装置の構成を示す
図である。 【図4】 従来のパラメータレジスタ35の構成を示す
図である。 【符号の説明】 1……CPU(制御手段)、4……シフトクロック発生
部(制御手段,書き込み手段)、5……データラッチ
(書き込み手段)、6……セレクタ(書き込み手段)、
7……シフトレジスタ(循環型シフトレジスタ)、SR
0〜SR7……レジスタ(循環型シフトレジスタ)、φ
m……マスタクロック、φs,9φs……クロック信号、
DATA……書き込みパラメータ、WRT……書き込み
信号、SHIFTCONT……制御信号、CHDATA
……チャンネルデータ、SHIFTCK……信号。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電子楽器に用いて好適なパラメータ書き
    込み装置において、 前記電子楽器の楽音波形生成のために使用される各種パ
    ラメータを一時記憶するn段(nは整数)の循環型シフ
    トレジスタと、 前記各種パラメータを前記シフトレジスタに書き込む書
    き込み手段と、 前記各種パラメータを前記シフトレジスタに書き込む命
    令があった場合に前記循環型シフトレジスタを所定時間
    にわたって高速循環させて前記循環型シフトレジスタに
    前記各種のパラメータを書き込ませる制御手段と、 を具備してなるパラメータ書き込み装置。
JP34735292A 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ書き込み装置 Expired - Fee Related JP3381284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34735292A JP3381284B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ書き込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34735292A JP3381284B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ書き込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06195080A JPH06195080A (ja) 1994-07-15
JP3381284B2 true JP3381284B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=18389648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34735292A Expired - Fee Related JP3381284B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ書き込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3381284B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06195080A (ja) 1994-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4184400A (en) Electronic musical instrument utilizing data processing system
JPH0480350B2 (ja)
US4258602A (en) Electronic keyboard musical instrument of wave memory reading type
JP3381284B2 (ja) パラメータ書き込み装置
US4562763A (en) Waveform information generating system
US5340940A (en) Musical tone generation apparatus capable of writing/reading parameters at high speed
US4424730A (en) Electronic musical instrument
US4805509A (en) Electronic musical instrument capable of storing and reproducing tone waveform data at different timings
JPH0715800B2 (ja) 記憶回路
JPH0331273B2 (ja)
US5208415A (en) Fluctuation generator for use in electronic musical instrument
JPH06124586A (ja) 半導体記憶装置
JPS63136814A (ja) デイジタル遅延回路
JP2924030B2 (ja) クロック信号選択回路
JPH03204695A (ja) 楽音合成装置
US4332181A (en) Electronic musical instrument with means for selecting tone clock numbers
JP2595998B2 (ja) 電子楽器
US5303629A (en) Acoustic data output device having single addressable memory
JPH0644051A (ja) マイクロコンピュータ
JP2513326B2 (ja) 電子楽器
JP3003328B2 (ja) クロック信号回路
JPS6230240Y2 (ja)
JPH07209389A (ja) 高速パターン発生器
JPH0332080B2 (ja)
JPH0421199B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021119

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees