JP3380049B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3380049B2
JP3380049B2 JP16078094A JP16078094A JP3380049B2 JP 3380049 B2 JP3380049 B2 JP 3380049B2 JP 16078094 A JP16078094 A JP 16078094A JP 16078094 A JP16078094 A JP 16078094A JP 3380049 B2 JP3380049 B2 JP 3380049B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチルカメラ、ビデオカ
メラ、スチルビデオカメラ等に用いられて被写体を感光
体や撮像素子等に光学的に結像させるために用いられる
撮像装置に関し、特に光学鏡筒内の駆動部を鏡筒外に設
けた駆動部により駆動するように構成した撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置として、例えばビデオカ
メラに用いられた例を図10に示す。この撮像装置はビ
デオカメラ本体1の前面側に設けられ、モータを駆動源
としてその焦点距離が変化される自動フォーカシング方
式のズーム装置として構成されている。即ち、手操作に
よりズームスイッチ2が操作されると、制御回路の制御
により駆動モータ3が正転或いは逆転駆動され、この回
転力は歯車列4を介して鏡筒内に配置された円筒状をし
たカム環5に伝達され、カム環5を軸回り方向に回転駆
動する。
【0003】このカム環内には固定枠6が延長配置され
ており、この固定枠6には一対のガイドバー6a,6b
が軸方向に平行配置されている。また、撮像レンズ系を
構成するレンズ群のうち、前移動レンズ群7と後移動レ
ンズ群8の各レンズ枠体7A,8Aがそれぞれガイドバ
ー6a,6bに沿って軸方向に移動可能に支持されてい
る。また、前記レンズ枠体7A,8Aの円周一部には半
径方向に突起7a,8aが突出されており、これらの突
起7a,8aは前記カム環5の周面に形成したカム溝5
a,5bにそれぞれ嵌合される。
【0004】したがって、この撮像装置では、駆動モー
タ3の回転によりカム環5が回転されると、カム溝5
a,5bと、各移動レンズ群7,8の突起7a,8aと
の係合によって各レンズ枠体7A,8Aはガイドバー6
a,6bに沿って軸方向に移動され、レンズ系のズーミ
ング動作が行われる。そして、所要の焦点距離に設定さ
れた上で、自動フォーカシングが行われ、前記カム環5
内の固定枠6の後方位置に配置されたCCD撮像素子9
に被写体を結像する。なお、駆動モータ3を制御するた
めの制御回路10が設けられる。
【0005】ところで、この種の撮像装置ではレンズ系
のズーミング及びフォーカンシグ動作に際して、カム環
5を利用して各移動レンズ群7,8を移動させることで
ズーミングを行うが、フォーカシングを行うためには鏡
筒内に設けられたレンズ群の一部を他のレンズ群とは独
立して移動させることが必要とされる場合がある。その
ため、従来では、図11に示すように、微調整を行うレ
ンズ群、この例では前移動レンズ群7をそのレンズ枠体
7Aに対して更に軸方向に移動できるように構成し、補
助モータ3Aによってこの前移動レンズ群7をレンズ枠
体7Aに対して前進或いは後退移動できるように構成す
ることが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、前移動レンズ群7を独立して移動させるための駆
動源として、鏡筒内の撮像レンズ系を構成するレンズ枠
体7Aに補助モータ3Aを配設すると、補助モータ3A
が駆動されたときに振動が発生し、この振動が前移動レ
ンズ群7や他のレンズ系8に伝達されて、レンズを振動
させ、撮影する像へ影響を与えたり、レンズ系の構造自
体に悪影響を与えるおそれがある。
【0007】また、比較的に重量のある補助モータ3A
をレンズ枠体7Aの円周一部に取着することにより、レ
ンズ光軸に対するレンズ枠体7Aの重量バランスに偏り
が生じてレンズ枠体にモーメントが生じる。このモーメ
ントにより、レンズ枠体7Aの軸心と前移動レンズ群7
の光軸との間に偏位力が生じ、前移動レンズ群7のスム
ーズな移動の障害になるという問題がある。また、前移
動レンズ群7は通常ヘリコイドで移動させる構成がとら
れているが、このヘリコイドに偏位力が加えられること
により、繰り返し動作によってヘリコイドに偏摩耗が生
じ、撮像装置の寿命が短くなって信頼性が低下されると
いう問題も生じる。
【0008】なお、以上の説明は撮像レンズ系の一部の
レンズ群を他のレンズ群と独立して駆動させる場合であ
るが、撮像装置の鏡筒内に設けた絞り機構やその他の機
構をレンズ系とは独立して駆動させるように構成される
撮像装置においても、これらの機構を独立して駆動させ
るための補助モータを鏡筒内に設ける場合には同様な問
題が生じることになる。
【0009】本発明の目的は、このような撮像装置にお
いて、補助駆動手段による振動の影響を無くし、かつ撮
像装置の重量バランスの不均衡を解消することを可能に
した撮像装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、このような撮像装置のレンズ群において生じ
る振動の影響や重量バランスの不均衡を解消し、レンズ
群による結像特性を改善し、かつレンズ群のスムーズな
動作を確保し、かつその信頼性を高めた撮像装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、撮
像光学系内に配置された駆動機構と、前記撮像光学系外
に配置された駆動源と、前記駆動源から前記駆動機構に
まで前記撮像光学系の光軸と平行に延設された回転軸
と、前記撮像光学系の光軸を中心とした円周に沿って設
けられ、前記回転軸の回転力を前記駆動機構に伝達し或
いは遮断させる電磁クラッチ機構とを備えることを特徴
とする。
【0011】ここで、電磁クラッチ機構は、その通電時
に光軸を囲んだ磁気閉回路が形成されるように構成され
る。また、電磁クラッチ機構は、前記撮像光学系の光軸
を囲んだ略環状で少なくともその一部に間隙を有するヨ
ークと、このヨークの前記間隙に設けられ、ヨークに発
生する励磁力に応じて前記回転軸の軸方向に沿った第1
の位置と第2の位置との間で移動される可動体と、この
可動体が第1の位置に移動されたときに前記駆動機構に
噛合されているクラッチ歯車に前記回転軸の回転力を伝
達させるクラッチ部材とを備える構成とする。
【0012】この場合、可動体は回転軸に挿通されかつ
回転軸と回転方向に一体化された細筒に軸方向に一体化
され、かつヨークの励磁力によって付勢バネ力に抗して
軸方向に吸引動作され、クラッチ歯車は前記細筒に挿通
され、かつ可動体の軸移動に伴って可動体と回転方向に
一体化されるように構成されることが好ましい。
【0013】或いは、本発明の電磁クラッチ機構は、前
記撮像光学系の光軸を囲んだ略環状で少なくともその一
部に間隙を有するヨークと、このヨークの前記間隙に設
けられ、ヨークに発生する励磁力に応じて前記回転軸の
軸方向に沿った第1の位置と第2の位置との間で移動さ
れる可動体と、前記回転軸とは回転方向に一体化されて
前記可動体と共に移動され、第1の位置に移動されたと
きに前記駆動機構の歯車に噛合されるクラッチ歯車とを
備える構成とする。この場合、クラッチ歯車は、その噛
合側側面がテーパ状であることが好ましい。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明を図10に示したような自動フォー
カシング方式のズーム装置で構成される撮像装置に適用
した第1実施例を透視的に示す概略斜視図、図2はその
一部の縦断面図である。これらの図において、撮像装置
は鏡筒内に円筒状をしたカム環11を有しており、駆動
源としてのステッピングモータからなる駆動モータ21
により軸回り方向に回転可能に構成されている。なお、
図10に示したように、この駆動モータ21は望遠、広
角を設定する際に操作するズームスイッチ2により回転
駆動されるように構成されると共に、制御回路10によ
りその回転動作が制御されるように構成されているが、
本発明ではこれらの詳細については説明を省略してい
る。
【0015】前記カム環11の基端部の周囲には環状歯
車12が一体に形成され、この環状歯車12と前記駆動
モータ21の回転軸に取着した駆動歯車22とを複数の
歯車を順次噛合させた歯車列23を介して連結してお
り、駆動モータ21を回転駆動したときにその回転力を
減速してカム環11に伝達し、カム環11を回転駆動さ
せるように構成されている。また、このカム環11の周
面には2本のカム溝13,14が形成されており、各カ
ム溝13,14は後述するレンズ枠体421,431に
係合される。
【0016】一方、前記カム環11内に固定枠31が延
長配置され、この固定枠31によりガイドバー32と軸
転ガイドバー33とがカム環11の筒軸と平行に延長配
置されている。前記ガイドバー32及び軸転ガイドバー
33はそれぞれ細径の円形ロッド状に形成されており、
ガイドバー32は固定枠31に対して固定的に支持され
る。一方、軸転ガイドバー33は前記固定枠31に対し
て軸転できるように支持されている。この軸転ガイドバ
ー33はその円周一部にキー溝33a(図5参照)が形
成されて後述するクラッチ機構51の細筒55が嵌合さ
れ、またその基端部には歯車34が一体に形成されてお
り、この歯車34は前記駆動モータ21に連結された歯
車列23の一部の歯車に噛合され、前記駆動モータ21
の回転力によって軸転されるように構成される。
【0017】前記歯車列23は、駆動モータ21に設け
た駆動歯車22からカム環11の環状歯車12にまで至
る複数の歯車で構成されるカム環用歯車列24と、同じ
く駆動歯車22から軸転ガイドバー33の歯車34にま
で至るガイドバー用歯車列25とで構成されている。そ
して、ガイドバー用歯車列25は全て複数の平歯車が順
次噛合された構成とされるが、カム環用歯車列24はそ
の列の中間にピン歯車機構26が設けられる。このピン
歯車機構26は、図3(a)にその1部を展開して示す
ように、駆動側歯車27と従動側歯車28とがそれぞれ
軸方向に所要の間隔で対向配置された円板で構成されて
おり、駆動側歯車27の一側面にはピン当接壁27aが
軸方向に突設され、従動側歯車28のこれと対向する側
面にはピン28aが軸方向に立設された構成とされてい
る。
【0018】このため、駆動側歯車27が回転されたと
きに、これと一体に回転されるピン当接壁27aが従動
側歯車28のピン28aの一側面或いは反対側面に当接
され、ピン当接壁27aがピン28aを円周方向に押圧
することで初めて回転力を伝達させることができる。し
たがって、この構成により、図3(b)に模式図を示す
ように、駆動側歯車27から従動側歯車28に対して
正、逆方向に回転力を伝達しようとする場合には、その
回転方向が切り替えられる際には両歯車間には中心角θ
の遊びが存在していることになる。この中心角θは36
0°からピン当接壁27aがピン28aを挟んだ角度を
差し引いた中心角に相当する。
【0019】また、後述するように、このピン歯車機構
26の1回転の回転角によって前移動レンズ群をそのレ
ンズ枠体に対して繰り出し位置から繰り入れ位置まで、
或いはその逆の方向に移動できるように、前記駆動歯車
22からカム環11或いは軸転ガイドバー33にまで至
る歯車列23の減速比が設定されている。
【0020】また、図1及び図2に示されるように、前
記カム環11内に撮像光学系が配置されており、そのレ
ンズ系は固定レンズ群41、前移動レンズ群42、後移
動レンズ群43で構成されている。前記固定レンズ群4
1はレンズ枠体411が前記固定枠31に固定支持され
ており、前移動レンズ群42と後移動レンズ群43とは
それぞれのレンズ枠体421,431が前記ガイドバー
32と軸転ガイドバー33に挿通され、これらガイドバ
ー32と軸転ガイドバー33に沿って光軸方向に移動可
能に支持される。また、各レンズ枠体421,431の
円周一部には突起422,432が形成されており、こ
れらの突起422,432は従来の撮像装置と同様に前
記カム環11の周面に形成されたカム溝13,14にそ
れぞれ係合され、カム環11が軸回り方向に回転された
ときに、カム溝13,14の形状に沿って光軸方向に移
動されるように構成される。
【0021】前記レンズ群のうち、前移動レンズ群42
はフォーカシングを行う際に他のレンズ群41,43と
は独立して光軸方向に移動させるものであり、その拡大
した斜視図を図4に示す。同図においてレンズ枠体42
1は仮想線で示しており、同図と図2を参照して、レン
ズ枠体421の中心に設けた環状の筒穴423の内周面
はヘリコイドとして形成され、この筒穴423内に挿通
された内筒424の外周面に設けたヘリコイドに螺合さ
れる。この内筒424には前移動レンズ群42が固定さ
れており、かつ内筒424の円周一部には半径方向にフ
ォーク425が突設される。このフォーク425を光軸
回りに所要角度で回動させることにより、内筒424が
筒穴423に対して回動され、ヘリコイドによって内筒
424、即ち前移動レンズ群42が光軸方向に移動され
る。
【0022】また、前記レンズ枠体421には前記内筒
424と同軸位置に環状歯車426が回転可能に支持さ
れており、この環状歯車426の円周一部には半径方向
にL字型の駆動片427が突設され、この駆動片427
が前記内筒424のフォーク425に係合され、内筒4
24を回転駆動させるために用いられる。この環状歯車
426は、この実施例ではその外周縁の円周一部に歯車
部が形成されており、この環状歯車426は後述するク
ラッチ機構のクラッチ歯車に噛合される。
【0023】更に、前記レンズ枠体421には板バネで
形成された付勢バネ428が取着されている。この付勢
バネ428は基部を環状の形状として前記レンズ枠体4
21に固定支持させており、かつその環状部分の一部を
半径方向に突設させ、その先端部を後述するクラッチ機
構の細筒部にまで延長させ、この細筒部に軸方向の付勢
力を付与している。
【0024】また、前記レンズ枠体421にはクラッチ
機構51が設けられている。このクラッチ機構51は、
前記レンズ枠体421において前記前移動レンズ群を包
囲するように円周一部が切欠かれた略円環状のヨーク5
2が取着されており、このヨーク52の円周一部にコイ
ル53が巻回されている。そして、ヨーク52の切欠か
れた箇所は前記軸転ガイドバー33に対応するように位
置されており、この切欠き箇所にはクラッチ動作部54
が配設され、前記レンズ枠体421に支持される。図5
は前記クラッチ機構51の部分分解斜視図であり、クラ
ッチ動作部54は、前記軸転ガイドバー33に挿通され
た細筒55と、この細筒55の外側に挿通されるクラッ
チ歯車56と、このクラッチ歯車56とは軸方向に隣あ
って前記細筒55に挿通され、かつ細筒55とは軸方向
に一体化される鉄等からなる可動体57とで構成され
る。
【0025】前記細筒55は円筒状に形成され、その内
周面の一部には中心方向に向けてキー551が一体形成
されており、このキー551は前記軸転ガイドバー33
の円周一部に設けたキー溝33aに係合される。これに
より、細筒55は軸転ガイドバー33に沿って軸方向に
移動可能ではあるが、軸回り方向には一体化され、軸転
ガイドバー33の回転に伴って一体的に軸転されること
になる。また、細筒55の外周面には4個のクラッチ片
552が放射状に突設され、更に細筒55の先端側には
周面の複数箇所をそれぞれコ字状に切欠くことにより径
方向に弾性を有する舌片553を形成し、この舌片55
3の先端にフック554を一体形成している。なお、こ
の細筒55の先端部(図示右側端)には前記付勢バネ4
28の先端部が当接されており、この付勢バネ428の
バネ力によって細筒55は一端側(図示左側)に向けて
軸方向に付勢されていることになる。
【0026】前記クラッチ歯車56は、前記細筒55に
対して相対的に軸方向に移動可能でかつ軸回り方向に遊
転可能に挿通された厚板の円板状に形成されており、そ
の一側面には前記細筒55のクラッチ片552と軸方向
に嵌合される4個のクラッチ溝561が放射状に形成さ
れ、細筒55が軸方向に移動されたときにクラッチ溝5
61にクラッチ片552が嵌合され、細筒55とクラッ
チ歯車56とを回転方向に一体化させる。なお、これら
クラッチ溝561とクラッチ片552は、軸転ガイドバ
ー33が1/4回転となる駆動量を最小単位として構成
されており、駆動モータ21の停止時において、両者の
係合動作がスムーズに行えるようになっている。また、
クラッチ歯車56の反対側面には平歯車562が一体に
形成され、この平歯車562は前記前移動レンズ群42
のレンズ枠体421に回転可能に設けている環状歯車4
26に常時噛合されている。
【0027】また、前記可動体57は中心部に開設され
た軸穴571が前記細筒55に挿通され、その軸穴57
1の端縁部には前記細筒55に設けた舌片553の弾性
力を利用してランス554が係合され、この係合により
細筒55と可動体57とは回転方向には相互に自由であ
るが、軸方向には一体化されている。この可動体57は
前記ヨーク52の切欠き箇所に対向配置され、かつ両側
面にはヨーク52の切欠端部に対応する切欠溝572が
設けられ、ヨーク52に巻回されたコイル53に通電さ
れてヨーク52が励磁されたときに、その磁力によって
ヨーク52側に吸引される。この吸引は前記細筒55に
加えられる付勢バネ428のバネ力に抗して行われる。
【0028】したがって、このクラッチ機構51では、
コイル53に通電されていないときには、図6(a)の
ように、付勢バネ428のバネ力によって細筒55は一
端側(図の左側)に付勢されているため、細筒55と可
動体57とはクラッチ歯車56に対して軸方向左側に離
間された状態にあり、この状態では細筒55のクラッチ
片552とクラッチ歯車56のクラッチ溝561とは嵌
合されてはおらず、したがって細筒55が軸回転された
場合でもクラッチ歯車56が軸回転されることはない。
また、コイル53に通電されたときには、図6(b)の
ように、ヨーク52に発生される磁界によって可動体5
7が付勢バネ428のバネ力に抗して軸方向右側に吸引
されるため、これと一体的に細筒55が先端方向に軸移
動される。このため、クラッチ片552とクラッチ溝5
61とが嵌合状態となって両者は軸回り方向に一体化さ
れ、細筒55が軸回転されたときにはクラッチ歯車56
も一体的に軸回転されることになる。
【0029】以上の構成の撮像装置の動作を説明する。
先ず、図1,図2に示したように、この撮像装置の概略
動作を説明する。ズーミングスイッチ(図10参照)が
操作されると望遠或いは広角へのズーミングに応じて駆
動モータ21が正転或いは逆転駆動される。今、撮像装
置を望遠側に設定すべく駆動モータ21が正転されるも
のとすると、駆動モータ21の回転は歯車列23を介し
てカム環11を第一の方向に回転させる。このカム環1
1の回転により、カム環11に形成されたカム溝13,
14に沿って前移動レンズ群42と後移動レンズ群43
のそれぞれに設けた突起422,432がカム溝形状に
沿って軸移動されることで、各レンズ群42,43のレ
ンズ枠体421,431がそれぞれ軸転ガイドバー33
及びガイドバー32に沿って軸移動される。したがっ
て、これら前移動レンズ群42と後移動レンズ群43と
のそれぞれ相関した軸移動によって撮像レンズ系が所要
の望遠焦点距離に設定される。なお、このズーミング動
作が完了されると、今度は駆動モータ21が逆転され、
前移動レンズ群42をそのレンズ枠体421に対して軸
移動させ、フォーカシングを行う。
【0030】同様に、撮像装置を広角側に移動させる場
合には、駆動モータ21は逆転され、歯車列23を介し
てカム環11は前記と反対の第二の方向に回転される。
これにより、カム溝13,14と突起422,432と
の係合により前移動レンズ群42と後移動レンズ群43
とが軸移動され、これらの相関した軸移動によって撮像
レンズ系が所定の広角焦点距離に設定される。なお、こ
のズーミング動作が完了されると今度は駆動モータ21
が正転され、前移動レンズ群42をそのレンズ枠体42
1に対して軸移動させ、フォーカシングを行う。
【0031】次に、前記撮像装置のズーミング及びフォ
ーカシング動作を、望遠側に設定する例を用いて詳細に
説明する。なお、図7は各部の動作を経時的に示すタイ
ムチャートである。ズーミングスイッチの操作により望
遠側が選択されると、駆動モータ21は正転方向に回転
が始動される。この駆動モータ21の回転力の一部はカ
ム環用歯車列24を介してカム環11の環状歯車12に
まで伝達され、カム環11を回転させる。また、回転力
の他の一部はガイドバー用歯車列25を介して歯車34
まで伝達され、軸転ガイドバー33を回転させる。この
とき、駆動モータ21からカム環11にまで至るカム環
用歯車列24の途中には、駆動側歯車27と従動側歯車
28とで構成されるピン歯車機構26が構成されている
ため、ピン当接壁27aがピン28aに対して回転方向
に当接されるまでの間は、所謂遊びによってカム環11
の回転が中断される。一方、軸転ガイドバー33は常に
連続して回転される。
【0032】前記カム環11が回転されることにより、
カム溝13,14に係合される前移動レンズ群42と後
移動レンズ群43の各レンズ枠体421,431に設け
た突起422,432が軸方向に移動される。これによ
り設計されたカム溝13,14の形状にしたがって各レ
ンズ枠体421,431がガイドバー32と軸転ガイド
バー33に案内されながら軸方向に移動され、ズーミン
グ動作が行われ、所定の焦点距離に設定される。
【0033】このズーミング動作に際し、前移動レンズ
群42ではその初期化として、ズーミング動作の初期に
極めて短い時間だけクラッチ機構51のコイル53に通
電が行われる。この通電によりヨーク52が励磁され、
可動体57は付勢バネ428のバネ力に抗してヨーク5
2に吸着される方向に軸移動される。このため、可動体
57と軸方向に一体化されている細筒55が軸転ガイド
バー33に沿って移動され、そのクラッチ片552がク
ラッチ歯車56のクラッチ溝561に係合される。これ
により、軸転ガイドバー33とキー結合して軸転ガイド
バー33と共に軸転されている細筒55の回転力がクラ
ッチ歯車56に伝達される。このため、クチッチ歯車5
6が回転され、これに噛合されている環状歯車426が
回転され、その駆動片427が一体的に回動されるた
め、この駆動片427に係合されているフォーク425
により内筒424が回転され、ヘリコイドによって前移
動レンズ群42がレンズ枠体421に対して一方の軸方
向にまで一杯に移動される。例えばこの実施例では繰り
出し方向に一杯にまで移動させ、前移動レンズ群42の
初期位置設定が行われる。
【0034】この繰り出しを最大位置まで行なうのに十
分な時間が経過されるとコイル53への通電が停止され
る。これにより、可動体57の吸引力が解消されるた
め、細筒55は付勢バネ428のバネ力によって元の軸
位置に復帰され、クラッチ片552とクラッチ溝561
との係合が解除される。したがって、以後は細筒55が
軸転ガイドバー33によって軸転されても、この軸転力
がクラッチ歯車56及び環状歯車426に伝達されるこ
とはなく、前移動レンズ群42がそのレンズ枠体421
に対して軸移動されることはない。
【0035】そして、所定の焦点距離に設定されるべく
前記したカム環11が所定の回転位置にまで移動される
と、カム環11の回転位置を検出する図外の検出器から
の出力に基づいて制御回路は撮像レンズ系が所定の焦点
距離に設定されたことを認識し、直ちに駆動モータ21
を停止させる。次いで、今度はフォーカシングを行うべ
く駆動モータ21を逆方向に回転させ、同時にクラッチ
機構51のコイル53への通電を行う。この駆動モータ
21の逆転によりガイドバー用歯車列25を介して軸転
ガイドバー33が逆方向に回転される。また、コイル5
3への通電により、前記したと同様に前移動レンズ群4
2に設けたクラッチ機構51において、可動体57がヨ
ーク52に吸引され、細筒55のクラッチ片552がク
ラッチ溝561に係合し、軸転ガイドバー33の回転力
がクラッチ歯車56に伝達され、さらに環状歯車426
に伝達される。
【0036】このとき、今度は駆動モータ21が逆転さ
れているため、環状歯車426も前回とは逆方向に回転
されることになり、したがって前移動レンズ群42はレ
ンズ枠体421に対して繰り込み方向に移動される。モ
ータ21の逆転駆動量は図示しない焦点検出装置により
決定され、フォーカシングが完了された時点でコイル5
3への通電が停止され、クラッチ機構51は断状態とな
るため、前移動レンズ群42の繰り込み動作は停止され
る。
【0037】この前移動レンズ群42の繰り込み動作を
行う間、駆動モータ21の回転力はカム環用歯車列24
を介してカム環11を逆方向に回転させようとするが、
この歯車列に設けられたピン歯車機構26には前記した
ように中心角θの遊びがあるために、この遊びの間、カ
ム環が回転されることはない。即ち、図7に示している
ように、駆動モータ21が正転から逆転に切り替わる際
には、ピン歯車機構26には中心角θの遊びがあり、こ
の遊びの角度θを経た後にカム環11が回転され始める
のに対し、軸転ガイドバー33は駆動モータ21と一体
的に逆転が開始されるため、この遊びの角度θ内で前移
動レンズ群42が最大繰り出し位置から最大繰り込み位
置まで移動されることを示している。したがって、この
前移動レンズ群42におけるフォーカシング動作によっ
てもカム環11が回動されることはなく、ズーミング動
作に影響を与えることがない。
【0038】なお、以上の説明は、望遠方向にズーミン
グを行っている際に前移動レンズ群を最大繰り出し位置
に移動させて初期位置前提を行った場合を示している
が、前移動レンズ群を最大繰り込み位置に移動させて初
期位置設定を行うようにしてもよい。
【0039】また、撮像装置を広角方向にズーミングす
る動作も、駆動モータ21の回転方向を逆にすれば、そ
の動作は望遠方向にズーミングする場合と全く同様であ
る。即ち、駆動モータ21を逆方向に回転すれば、歯車
列23によりカム環11が逆方向に回転され、カム溝1
3,14と突起422,432との係合により前移動レ
ンズ群42と後移動レンズ群43がそれぞれ相関して軸
移動され、広角焦点距離に設定される。このとき、前移
動レンズ群42のクラッチ機構51を一時的に接状態と
して前移動レンズ群42の初期位置設定を行なうことに
より、前移動レンズ群42はレンズ枠体421に対して
例えば最大繰り込み位置に設定される。
【0040】そして、所望の焦点距離に設定された後、
駆動モータ21を今度は正転させることにより、軸転ガ
イドバー33の回転を利用して前移動レンズ群42を繰
り出し方向に移動させ、フォーカシングを実行する。こ
の際、カム環用歯車列26に設けたピン歯車機構26の
遊びによってカム環11が回転されることはなく、ズー
ミングに影響を与えることがないことも言うまでもな
い。
【0041】このように、本実施例では、1つの駆動モ
ータ21でズーミングとフォーカシングを行うことがで
き、しかもズーミング動作の完了後にフォーカシング動
作を行ってもズーミング動作に影響を与えることはな
い。したがって、前移動レンズ群42を独立して動作さ
せるために、従来のような補助モータが不要となり、撮
像レンズ系の内部に振動発生源が存在しなくなり、レン
ズ系における振動による悪影響を回避する。また、この
補助モータが不要となり、代わりにクラッチ機構51を
設けているが、クラッチ機構51の重量の大きな部分を
占めるヨーク52は前移動レンズ群42の周囲に環状に
形成されており、かつ一方でクチッチ動作部を構成する
細筒55、クラッチ歯車56は極く軽量であり、可動体
57も軽量に形成できるため、撮像レンズ系における重
量バランスに偏りが生じることは殆どない。したがっ
て、前移動レンズ群42にのヘリコイドにおける偏位力
が防止でき、円滑なズーミングやフォーカシングが可能
となり、かつその信頼性も高められる。
【0042】図8は本発明の第2の実施例の一部を示す
図であり、クラッチ機構の変形例を示す図である。この
実施例では、前記第1実施例におけるクラッチ歯車56
を無くす一方で、細筒55の一部に小歯車58を一体に
形成し、この小歯車58を環状歯車426に対して係脱
可能に構成したものである。即ち、図9を参照すると、
第1実施例と同様に、細筒55を軸転ガイドバー33に
軸回り方向に一体化し、かつ細筒55には可動体57を
軸方向に一体化した上で、細筒55の一端部に小歯車5
8を一体に形成している。
【0043】そして、通常では図9(a)のように、付
勢バネ428のバネ力により細筒55が位置される軸位
置では小歯車58は環状歯車426とは異なる軸位置に
位置されて小歯車58が環状歯車426に噛合されるこ
とはないが、コイル53に通電されてヨーク52が励磁
されたときには図9(b)のように、可動体57がヨー
ク52に吸引され、これと一体に細筒55が軸移動され
たときに、小歯車58が環状歯車426に噛合されるよ
うになっている。なお、この噛合を容易なものとするた
めに、小歯車58の歯部の側面は軸方向に向けて楔型を
した三角面581として形成している。
【0044】したがって、小歯車58が環状歯車426
に噛合されたときには、軸転ガイドバー33の回転力は
細筒55から小歯車58に伝達され、更に環状歯車42
6に伝達されることになる。その他の構成は第1実施例
と全く同じである。この構成のクラッチ機構では、クラ
ッチ歯車と細筒とが一体化されているため、部品点数を
削減することができる。
【0045】ここで、本実施例の変形例として、例えば
前移動レンズ群42に設けた環状歯車426と、ヘリコ
イドの内筒424とを環状に形成された電磁クラッチで
直接的に連結させる構成としてもよい。このような電磁
クラッチを用いれば、環状歯車426を軸転ガイドバー
33によって常時回転されるように構成しておき、この
電磁クラッチの断接動作によってヘリコイドを選択的に
回転動作させ、前移動レンズ群42の軸移動を行うこと
が可能となる。この場合でも、電磁クラッチは環状に形
成されるため、前移動レンズ群42の光軸回りに配置す
ることで、振動発生の防止や、重量バランスの不均衡の
回避を実現することができる。
【0046】なお、前記各実施例では複数のレンズ群で
構成される撮像レンズ系の一部のみを駆動してフォーカ
シングを行っている場合に、この一部のレンズ群を駆動
するための構成に本発明を適用しているが、カム環によ
ってレンズ群を駆動する一方で軸転ガイドバーにより絞
り機構を駆動する場合、或いはその他の機構を駆動する
ような場合にも本発明を適用することができる。いずれ
の場合でも、クラッチ機構はこれら駆動される機構の軸
心回りに均等に配置することが肝要である。
【0047】また、前記実施例では1つの駆動モータで
ズーミングとフォーカシングを行う構成を示したが、フ
ォーカシングを専用の駆動モータで行う場合でも、本発
明を同様に適用することが可能である。また、撮像光学
系内に設けられるフォーカシング以外の駆動機構を専用
の駆動モータにより駆動する場合でも同様である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、撮像光学
系外に配置された駆動源から撮像光学系内に配置された
駆動機構にまで撮像光学系の光軸と平行に回転軸を延設
し、かつ撮像光学系の光軸を中心とした円周に沿って設
けられ、駆動源により回転される回転軸の回転力を駆動
機構に伝達し或いは遮断させる電磁クラッチ機構を備え
ているので、撮像光学系内に駆動機構を独立して駆動す
るための補助的な駆動手段が不要となり、この補助駆動
手段から発生される振動が撮像装置に与える影響が防止
でき、かつ補助駆動手段を配設することによる撮像装置
における重量バランスの不均衡を防止し、信頼性の高い
撮像装置を得ることができる。
【0049】また、電磁クラッチ機構は、その通電時に
光軸を囲んだ磁気閉回路が形成されるように構成され、
例えば、撮像光学系の光軸を囲んだ略環状で少なくとも
その一部に間隙を有するヨークと、このヨークの前記間
隙に設けられ、ヨークに発生する励磁力に応じて前記回
転軸の軸方向に沿った第1の位置と第2の位置との間で
移動される可動体と、この可動体が第1の位置に移動さ
れたときに前記駆動機構に噛合されているクラッチ歯車
に前記回転軸の回転力を伝達させるクラッチ部材とを備
えることにより、電磁クラッチは撮像光学系の光軸回り
に配置されることになり、特に鏡筒等の撮像光学系にお
ける重量バランスの均衡をとることができる。
【0050】ここで、可動体は回転軸に挿通されかつ回
転軸と回転方向に一体化された細筒に軸方向に一体化さ
れ、かつヨークの励磁力によって付勢バネ力に抗して軸
方向に吸引動作され、クラッチ歯車は前記細筒に挿通さ
れ、かつ可動体の軸移動に伴って可動体と回転方向に一
体化されるように構成されることで、可動体を回転軸の
軸方向にスムーズに移動させ、好適なクラッチ動作を行
わせることが可能となる。
【0051】また、本発明は、電磁クラッチ機構は、前
記撮像光学系の光軸を囲んだ略環状で少なくともその一
部に間隙を有するヨークと、このヨークの前記間隙に設
けられ、ヨークに発生する励磁力に応じて前記回転軸の
軸方向に沿った第1の位置と第2の位置との間で移動さ
れる可動体と、前記回転軸とは回転方向に一体化されて
前記可動体と共に移動され、第1の位置に移動されたと
きに前記駆動機構の歯車に噛合されるクラッチ歯車とを
備えることで、クラッチ歯車自身がクラッチ部材として
機能することになり、クラッチ部材を用いなくとも回転
軸の回転力を駆動機構に対して伝達することができ、構
成の簡略化が実現できる。また、この場合、クラッチ歯
車は、その噛合側側面をテーパ状とすることで、駆動機
構に対する噛合動作を確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示すための透
視した斜視図である。
【図2】図1の拡大縦断面図である。
【図3】歯車列のピン歯車の構成とその遊び角を説明す
るための図である。
【図4】前移動レンズ群の詳細を示す拡大斜視図であ
る。
【図5】クラッチ機構の部分分解斜視図である。
【図6】クチッチ機構の動作を説明するための側面図で
ある。
【図7】駆動モータによるズーミングとフォーカシング
の動作の相関を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例のクラッチ機構の斜視図で
ある。
【図9】第2実施例のクラッチ機構の動作を説明するた
めの側面図である。
【図10】本発明が適用される撮像装置の一例を示す概
略図である。
【図11】従来の撮像装置の一部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
11 カム環 21 駆動モータ 23 歯車列 26 ピン歯車機構 33 軸転ガイドバー 42 前移動レンズ群 51 クラッチ機構 52 ヨーク 53 コイル 55 細筒 56 クラッチ歯車 57 可動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−288974(JP,A) 特開 平3−236007(JP,A) 特開 平6−11643(JP,A) 特開 平7−19259(JP,A) 実開 平1−164408(JP,U) 実開 昭64−49806(JP,U) 実公 昭45−28158(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系内に配置された駆動機構と、
    前記撮像光学系外に配置された駆動源と、前記駆動源か
    ら前記駆動機構にまで前記撮像光学系の光軸と平行に延
    設された回転軸と、前記撮像光学系の光軸を中心とした
    円周に沿って設けられ、前記回転軸の回転力を前記駆動
    機構に伝達し或いは遮断させる電磁クラッチ機構とを備
    えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 電磁クラッチ機構は、その通電時に光軸
    を囲んだ磁気閉回路が形成されるように構成される請求
    項1の撮像装置。
  3. 【請求項3】 電磁クラッチ機構は、前記撮像光学系の
    光軸を囲んだ略環状で少なくともその一部に間隙を有す
    るヨークと、このヨークの前記間隙に設けられ、ヨーク
    に発生する励磁力に応じて前記回転軸の軸方向に沿った
    第1の位置と第2の位置との間で移動される可動体と、
    この可動体が第1の位置に移動されたときに前記駆動機
    構に噛合されているクラッチ歯車に前記回転軸の回転力
    を伝達させるクラッチ部材とを備える請求項2の撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 可動体は回転軸に挿通されかつ回転軸と
    回転方向に一体化された細筒に軸方向に一体化され、か
    つヨークの励磁力によって付勢バネ力に抗して軸方向に
    吸引動作され、クラッチ歯車は前記細筒に挿通され、か
    つ可動体の軸移動に伴って可動体と回転方向に一体化さ
    れるように構成されてなる請求項3の撮像装置。
  5. 【請求項5】 電磁クラッチ機構は、前記撮像光学系の
    光軸を囲んだ略環状で少なくともその一部に間隙を有す
    るヨークと、このヨークの前記間隙に設けられ、ヨーク
    に発生する励磁力に応じて前記回転軸の軸方向に沿った
    第1の位置と第2の位置との間で移動される可動体と、
    前記回転軸とは回転方向に一体化されて前記可動体と共
    に移動され、第1の位置に移動されたときに前記駆動機
    構の歯車に噛合されるクラッチ歯車とを備える請求項2
    の撮像装置。
  6. 【請求項6】 クラッチ歯車は、その噛合側側面がテー
    パ状である請求項5の撮像装置。
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