JP3379656B2 - 車載用音響装置 - Google Patents

車載用音響装置

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JP3379656B2 JP27556293A JP27556293A JP3379656B2 JP 3379656 B2 JP3379656 B2 JP 3379656B2 JP 27556293 A JP27556293 A JP 27556293A JP 27556293 A JP27556293 A JP 27556293A JP 3379656 B2 JP3379656 B2 JP 3379656B2
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車等に用いられる
車載用音響装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は実公昭57−30210号公報に
示された従来の車載用音響装置のブロック図である。こ
の図において、1は例えばカセットデッキやラジオチュ
ーナー等の音データ出力装置であり、2は運転者に音声
で知らせる様々な情報を持っている音声による情報音デ
ータと、出力する音声による情報音データ出力装置であ
り、3は音声による情報音データの入力を検知し、スイ
ッチ4(後述)に切換信号を出力する音声による情報音
データ検出部であり、4は音データ出力装置1のスピー
カ7(後述)への出力と音声情報音データ出力装置のス
ピーカ7(後述)への出力とを切り換えるスイッチであ
り、5は音声による情報音データ検出部3とスイッチ4
とにより構成されるスイッチ回路である。6は前席の助
手席側のスピーカ、7は前席運転席側のスピーカ、8、
9は後席のスピーカである。
【0003】従来の車載用音響装置は上記のように構成
されるので、通常時には音データ出力装置1から音デー
タがスピーカ6、7、8、9へと伝わり、車内に音楽等
が流れる。運転者に情報を知らせる時は、音声による情
報音データ出力装置2から音声による情報音データが出
力され、音声による情報音データ検出部3がこの音声に
よる情報音データを検知して、スイッチ4に切換信号を
出力する。この切換信号が入力されるとスイッチは、ス
ピーカ7への出力を音声による情報音データ検出部3か
らの入力に切り換える。音声による情報音データはスピ
ーカ7へと伝わり、スピーカ7から運転者に音声による
様々な情報が伝えられる。このとき、他のスピーカ6、
8、9からは通常時と同様に音楽等が流れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用音響装置
は以上のように構成されているので、音声による情報音
データ出力装置2が音データ出力装置1を兼用すること
ができない。また、音声による情報音データをスピーカ
7へ入力する時に、スピーカ7へは音データが入力され
ないので、音声による情報音データを入力している時
は、音データによるスピーカの出力が立体音となること
ができず、臨場感が損なわれる。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためのもので、情報音データ出力装置と音データ出力装
置を兼用することができる車載用音響装置を得ることを
目的としている。また、音データによるスピーカ出力の
臨場感が損なわれることなく、聞き取り易い情報音デー
タをスピーカから出力できる車載用音響装置を得ること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車載用音
響装置においては、情報音データの周波数ごとの特性を
検出する周波数特性検出部を備え、音データ出力装置と
重畳部との間に、周波数特性検出部で検知された情報音
データの周波数ごとの特性に合わして音データの周波数
特性を減衰させる減衰部を設けるものである。
【0007】また、情報音データに所定の周波数領域を
示すデータと所定の振幅を示すデータとを持った付加デ
ータを付加し、付加データに対応して音データ減衰
る減衰部設けるものである。
【0008】さらに、減衰部は、音質調整部、音量調整
部、バランス調整部、フェーダ調整部を備え、音データ
の音質、音量、前後左右のバランスを調整するものであ
る。
【0009】また、音データと情報音データとにより音
を発生させる複数のスピーカを備え、音データの一部が
減衰部で減衰され、重畳部で情報音データを重畳され、
重畳部から複数のスピーカのうちの所定のスピーカへ出
力されるようにしたものである。
【0010】さらに、重畳部へ出力される音データは減
衰部を経て供給されると共にこの重畳部からの出力は車
両の運転席に一番近いスピーカのみに供給されるように
したものである。
【0011】また、音データ出力装置を複数備えるとと
もに、情報音データ出力装置がデータ力装置の少な
くとも一つを兼用し、情報音データ出力装置と減衰部と
の間に、情報音データ出力装置から出力される情報音デ
ータを重畳部へ出力し、情報音データ出力装置から出力
される音データを減衰部へ出力する切換部を設けたもの
である。
【0012】
【作用】上記のように構成された車載用音響装置におい
ては、情報音データの周波数ごとの特性を検出する周波
数特性検出部を備え、音データ出力装置と重畳部との間
に、周波数特性検出部で検知された情報音データの周波
ごとの特性に合わして音データの周波数特性を減衰さ
せる減衰部を設けるので、情報音データの周波数ごとの
特性に合わして周波数特性の減衰された音データに情報
音データが重畳部で重畳される。
【0013】また、情報音データに所定の周波数領域を
示すデータと所定の振幅を示すデータとを持った付加デ
ータを付加し、付加データに対応して音データ減衰
る減衰部を設けるので、情報音データに付加された周
波数領域と振幅とを示す付加データに対応して減衰部に
おいて音データを減衰させる。
【0014】さらに、減衰部は、音質調整部、音量調整
部、バランス調整部、フェーダ調整部を備え、音データ
の音質、音量、前後左右のバランスを調整するので、
質、音量、前後左右のバランスの調整により音データを
減衰させる。
【0015】また、音データと情報音データとにより音
を発生させる複数のスピーカを備え、音データの一部
減衰部で減衰され、重畳部で情報音データを重畳され、
重畳部から複数のスピーカのうちの所定のスピーカへ出
力されるようにしたので、所定のスピーカに入力される
音データのみが減衰部で減衰され、重畳部で情報音デー
タが重畳される。
【0016】さらに、重畳部へ出力される音データは減
衰部を経て供給されると共にこの重畳部からの出力は車
両の運転席に一番近いスピーカのみに供給されるように
したので、運転から一番近いスピーカへ入力される音
データのみが減衰部で減衰され、重畳部で情報音データ
が重畳される。
【0017】また、音データ出力装置を複数備えるとと
もに、情報音データ出力装置が音データ出力装置の少な
くとも一つを兼用し、情報音データ出力装置と減衰部と
の間に、情報音データ出力装置から出力される情報音デ
ータを重畳部へ出力し、情報音データ出力装置から出力
される音データを減衰部へ出力する切換部を設けたの
で、情報音データ出力装置からの情報音データは重畳部
へ出力され、情報音データ出力装置からの音データは減
衰部へ出力される
【0018】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す
ブロック図であり、図2はオーディオ調整部を示すブロ
ック図、図3は各スピーカの出力の状態を表す説明図、
図4は実施例1の動作を表すフローチャートである。
【0019】これらの図において、20は音楽用CDの
再生装置と音声情報用CDの再生装置とを兼用する情報
音データ出力装置としてのCDプレーヤ部、21はCD
プレーヤ部20で音声情報用CDを再生する時にセンサ
ーや他の情報機器からの入力によりCDプレーヤ部20
を制御し、メイン制御部31(後述)に信号を送る情報
制御部、22はCDプレーヤ部20で音楽用CDを再生
する時にCDプレーヤ部20を制御するCDプレーヤ制
御部である。23はラジオ放送を受信する音データ出力
装置としてのラジオ部、24はカセットテープを再生す
る音データ出力装置としてのテープ部である。CDプレ
ーヤ部20とラジオ部23とテープ部24とは右(図中
R)出力と左(図中L)出力とを各々持つ。
【0020】25はCDプレーヤ部20の右出力の出力
先を切り換えるスイッチ、26はCDプレーヤ部20の
左出力の出力先を切り換えるスイッチであり、スイッチ
25とスイッチ26により切換部としてのスイッチ回路
27が構成される。28はオーディオ調整部37(後
述)に入力される右出力を切り換えるスイッチ、29は
オーディオ調整部37(後述)に入力される左出力を切
り換えるスイッチであり、スイッチ28とスイッチ29
とによりスイッチ回路30が構成される。
【0021】31は情報制御部21とCDプレーヤ制御
部22とラジオ部23とテープ部24とスイッチ回路2
7、30とオーディオ調整部37とその他電気回路とを
集中制御するメイン制御部であり、32はメイン制御部
31に操作データを入力するための操作釦部であり、こ
の操作釦部32はCD−ON釦33、ラジオ−ON釦3
4、テープ−ON釦35とその他の操作釦群36により
構成される。
【0022】37はスイッチ回路30から右出力と左出
力が入力される減衰部としてのオーディオ調整部であ
る。このオーディオ調整部37には、図2に示すように
音質調整部38、音量調整部39、右出力と左出力との
バランスを調整するバランス調整部40、前席への出力
と後席への出力とのバランスを調整するェーダ調整部
41があり、それぞれメイン制御部31によって制御さ
れる。42はオーディオ調整部37より出力された前席
右スピーカ46(後述)への出力(以下前席R出力)と
スイッチ回路27からの出力とが重畳される重畳部であ
り、43はオーディオ調整部37より出力され前席左ス
ピーカ47(後述)への出力(以下前席L出力)とスイ
ッチ回路27からの出力とが重畳される重畳部である。
【0023】44は重畳部42、43からの出力を増幅
する増幅部であり、45はオーディオ調整部37より出
力された後席右スピーカ48(後述)への出力(以下後
席R出力)とオーディオ調整部37より出力された後席
左スピーカ49(後述)への出力(以下後席L出力)と
を増幅する増幅部である。46、47、48、49はそ
れぞれ前席右スピーカ、前席左スピーカ、後席右スピー
カ、後席左スピーカである。前席右スピーカ46は運転
者に一番近いスピーカである。
【0024】次に上記実施例の動作について説明する。
ラジオの音声を聞く場合は操作釦部32のラジオ−ON
釦34を押すことによって、メイン制御部31からラジ
オ部23に動作信号が伝わり、ラジオ部23から右出力
と左出力が出力される。また、メイン制御部31からス
イッチ回路30に切換信号が送られて、スイッチ28、
29がそれぞれラジオ部側に切り換わり、ラジオ部23
からの出力がオーディオ調整部37へ入力される。さら
にメイン制御部31からスイッチ回路27に切換信号が
送られて、スイッチ25、26がそれぞれオーディオ調
整部側に切り換わり、重畳部42、43で前席R出力と
前席L出力に何も重畳されず、前席右スピーカ46と前
席左スピーカ47と後席右スピーカ48と後席左スピー
カ49とにそれぞれ増幅器44、45を通った前席R出
力と前席L出力と後席R出力と後席L出力とが入力さ
れ、車内にラジオの音声が流れる。テープの音声を聞く
場合もラジオの音声を聞く場合と同様に操作釦部32の
テープ−ON部35を押すことによって、車内にテープ
の音声が流れる。
【0025】CDプレーヤ部により音楽用CDの音声を
聞く場合は、操作釦部32のCD−ON釦33を押すこ
とによって、メイン制御部31からCDプレーヤ制御部
22に動作信号が伝わり、このCDプレーヤ制御部22
によってCDプレーヤ部20に動作信号が伝わる。また
メイン制御部31からスイッチ回路27に切換信号が送
られて、スイッチ25、26がそれぞれオーディオ調整
部側に切り換わり、CDプレーヤ部20からの出力がス
イッチ回路30に入力される。
【0026】さらにメイン制御部31からスイッチ回路
30に切換信号が送られて、スイッチ28、29がそれ
ぞれCDプレーヤ部側に切り換わり、CDプレーヤ部2
0からの出力がオーディオ調整部37に入力される。C
Dプレーヤ部20に音声情報用CDが装着された場合は
CDプレーヤ部20から情報制御部21に音声情報用C
Dの装着を知らせる信号が送られ、情報制御部21から
メイン制御部31に切換信号が送られ、メイン制御部3
1からスイッチ回路27に切換信号が送られることによ
り、スイッチ25、26が重畳部42、43側に切り換
わる。
【0027】図3中A、Cの場合、すなわち、CDプレ
ーヤ部20から音声情報が出力されない時は図3中
(b)、(c)のようにラジオ部23またはテープ部2
4の出力が前述の通りそれぞれのスピーカ46、47、
48、49に送られる。図3中Bの場合、すなわち、C
Dプレーヤ部20から音声情報が出力されると、CDプ
レーヤ部20からスイッチ回路27を介して重畳部4
2、43に音声情報が送られ、メイン制御部31からの
命令によってオーディオ調整部37のフェーダ調整部4
1が前席への出力を一定量減衰させ、重畳部42、43
において、前席R出力と前席L出力とに重畳され、図3
中(b)、(c)のように前席右スピーカ46と前席左
スピーカ47との出力には減衰部で減衰されたラジオ部
またはテープ部の音声に聞き取り易い混合バランスで音
声情報が重畳される。
【0028】図4により、音声情報の割り込み時の動作
について詳しく述べる。この図において、CD出力切換
SWとはスイッチ25、26であり、音楽出力側とはオ
ーディオ調整部側であり、情報出力側とは重畳部側であ
り、ソース切換SWとはスイッチ28、29のことであ
り、YとはYES、NとはNOである。ステップ(以下
Sと略す)101では装置の動作開始時のオーディオ調
整部37の初期設定を行い、S102においてCDプレ
ーヤ部20での音楽CDの再生であればS103へ進
み、違えばS106へ進む。
【0029】S103ではメイン制御部31からの切換
命令によりCD出力切換SWが音楽出力側に切り換えら
れ、S104ではメイン制御部31から切換命令により
ソース切換SWがCD側に切り換えられ、S105にお
いてCD再生動作がスタートする。S106ではCD出
力切換SWが情報出力側に切り換えられ、S107にお
いてテープ部24を動作させるのであればS108へ進
み、違えばS110へ進む。
【0030】S108ではソース切換SWがテープ側に
切り換えられ、S109においてテープ部24を動作さ
せる。S110ではソース切換SWがラジオ側に切り換
えられ、S111においてラジオ部23を動作させる。
S112では音声情報の割り込みがあればS113へ進
み、なければS117へ進む。S113では音声情報の
割り込み時に合わせて、オーディオ調整部37の設定が
変更される。
【0031】S114では音声情報が出力されて、図3
中Bのような状態となり、S115では音声情報の割り
込みを解除するならS116へ進み、そうでなければも
う一度S115に戻る。S116ではオーディオ調整部
37を初期設定に戻し、S117では他の音声情報割り
込みをするか確認されて、他の音声情報割り込みがあれ
ばS112へ進み、なければCDプレーヤ部20かラジ
オ部23かテープ部24が継続して動作する。
【0032】実施例2.図5はこの発明の実施例2を示
すブロック図であり、図6は各スピーカの出力の状態を
表す説明図、図7は実施例2の動作を表すフローチャー
トである。これらの図において、CDプレーヤ部20に
音声情報用CDを装着した時、メイン制御部31から切
換部としてのスイッチ回路51に切換信号が送られ、ス
イッチ回路51内のスイッチ25が重畳部42側に切り
換わる。また、オーディオ調整部37から出力される前
席R出力はメイン制御部31に制御される減衰部として
のアッテネータ回路52により減衰され、重畳部42に
おいて音声情報出力が重畳される。
【0033】図6中Bの場合、すなわち音声情報の割り
込み時には前席右スピーカ46には図6中(d)のよう
に前席R出力に音声情報が重畳され、前席左スピーカ4
7と後席スピーカ48、49には前席L出力と後席L、
R出力がそのまま出力される。また、図7のようにS1
12で音声情報の割り込みが有ると、S201へ進み、
S201ではアッテネータ回路52により前席R出力を
一律に減衰する減衰制御が行われ、さらに、S115に
おいて音声情報の割り込みが解除されるとS202へ進
み、S202ではアッテネータ回路52による減衰制御
が終了する。その他構成、動作は実施例1と同様である
ので同一符号を付して省略する。
【0034】また、上記実施例1では減衰部としてフェ
ーダ調整部を用いていたが、減衰部としてバランス調整
部を用いて音データを減衰し、減衰されたR出力もしく
はL出力に対して重畳部を設けてもよい。さらに、上記
実施例2では前席右スピーカに対して、減衰部と重畳部
とを設けたが、他のスピーカに対して減衰部と重畳部を
設けてもよい。また、上記各実施例ではスピーカの数を
4つとしたが、スピーカの数は問わない。
【0035】さらに、上記実施例2では減衰部としてア
ッテネータ回路を用いたが、例えば100[Hz]〜2
00[Hz]等の特定の周波数のみを減衰させるフィル
ター回路を用いることも可能である。また、上記実施例
2では減衰部としてアッテネータ回路を用いたが、情報
音データの周波数ごとの特性を検出する周波数特性検出
を設け、この周波数特性検出部で検知された情報音デ
ータの周波数特性に合わして、音データの周波数特性を
イコライザ等を用いて減衰させる回路を減衰部とするこ
とも可能である。
【0036】実施例3.また、上記各実施例において、
CDプレーヤ部と重畳部との間に音質調整部や音量調整
部等を設けて、情報音データの音質や音量等を調整する
ことも可能である。さらに、上記実施例2において、前
席右スピーカを運転者に一番近いスピーカとしたが、左
ハンドル車の場合、前席左スピーカが運転者に一番近い
スピーカとなることはいうまでもない。また、上記各実
施例において、車輌について述べたが、その他室内用オ
ーディオなどの他の音響装置に用いることも可能であ
る。
【0037】実施例4.上記の各実施例では情報音デー
タ出力装置が、情報音データの出力装置と音データの出
力装置とを兼用していたが、情報音データの出力のみで
あってもよいことは言うまでもない。また、上記の各実
施例では、音データ出力装置として、CDプレーヤ部と
ラジオ部とテープ部とを示したが、自動車電話やMin
i Discプレーヤ(MDプレーヤ)やDigita
l Audio Tapeプレーヤ(DATプレーヤ)
やDigital Compact Cassette
プレーヤ(DCCプレーヤ)等でもよい。
【0038】さらに、上記各実施例では情報音データ出
力装置としてCDプレーヤを用いたが、MDプレーヤ、
DATプレーヤ、DCCプレーヤやFM多重放送用チュ
ーナ等を用いてもよい。また、上記実施例1ではフェー
ダ調整部により前席R出力と前席L出力とが減衰され、
重畳部において運転情報音データが重畳されているが、
フェーダ調整部により後席R出力と後席L出力とを減衰
し、重畳部を後席出力側に設け、重畳部において情報音
データを重畳してもよい。さらに、上記各実施例では、
情報音データ出力装置としてCDプレーヤ部を用いた
が、路上ビーコン受信機やナビゲーション装置や車輌の
故障等を知らせる警報機等を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。情報音
データの周波数ごとの特性を検出する周波数特性検出部
を備え、音データ出力装置と重畳部との間に、周波数特
性検出部で検知された情報音データの周波数ごとの特性
に合わして音データの周波数特性を減衰させる減衰部を
設けているので、周波数特性の減衰された音データに情
報音データが重畳部で重畳されるため、音データによる
出力の臨場感を損なうことなく、聞き易い情報音データ
による出力を得ることができる。
【0040】また、情報音データに所定の周波数領域を
示すデータと所定の振幅を示すデータとを持った付加デ
ータを付加し、付加データに対応して音データ減衰
る減衰部を設けるので、情報音データに付加された周
波数領域と振幅とを示す付加データに対応して減衰され
た音データにデータが重畳部で重畳されるため、
音データによる出力の臨場感を損なうことなく、聞き易
い情報音データによる出力を得ることができる。
【0041】さらに、減衰部は、音質調整部、音量調整
部、バランス調整部、フェーダ調整部を備え、音データ
の音質、音量、前後左右のバランスを調整するので、
質、音量、前後左右のバランスの調整により音データを
減衰させるため、音データによる出力の臨場感を損なう
ことなく、聞き易い情報音データによる出力を得ること
ができる。
【0042】また、音データと情報音データとにより音
を発生させる複数のスピーカを備え、音データの一部
減衰部で減衰され、重畳部で情報音データを重畳され、
重畳部から複数のスピーカのうちの所定のスピーカへ出
力されるようにしたので、所定のスピーカに入力される
音データのみが減衰部で減衰され、重畳部で情報音デー
タが重畳されるので、音データによる出力の臨場感を損
なうことなく、情報音データを必要なスピーカにのみ出
力することができる。
【0043】さらに、重畳部へ出力される音データは減
衰部を経て供給されると共にこの重畳部からの出力は車
両の運転席に一番近いスピーカのみに供給されるように
したので、運転から一番近いスピーカへ入力される音
データのみが減衰部で減衰され、重畳部で情報音データ
が重畳されるので、音データによる出力の臨場感を損な
うことなく、情報音データを運転者に確実に伝えること
ができる。
【0044】また、音データ出力装置を複数備えるとと
もに、情報音データ出力装置が音データ出力装置の少な
くとも一つを兼用し、情報音データ出力装置と減衰部と
の間に、情報音データ出力装置から出力される情報音デ
ータを重畳部へ出力し、情報音データ出力装置から出力
される音データを減衰部へ出力する切換部を設けたの
で、情報音データ出力装置からの情報音データは重畳部
へ出力され、情報音データ出力装置からの音データは減
衰部へ出力されるので、情報音データ出力装置が情報音
データの出力装置と音データの出力装置とを容易に兼用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1におけるオーディオ調整部
を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例1における各スピーカの出力
の状態を示す説明図である。
【図4】この発明の実施例1における動作を表すフロー
チャートである。
【図5】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例2における各スピーカの出力
の状態を示す説明図である。
【図7】この発明の実施例2における動作を表すフロー
チャートである。
【図8】従来の車載用音響装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 音データ出力装置 2 音声情報データ出力装置 20 CDプレーヤ部 23 ラジオ部 24 テープ部 27 スイッチ回路 30 スイッチ回路 37 オーディオ調整部 41 フェーダ調整部 42 重畳部 43 重畳部 46 前席右スピーカ 47 前席左スピーカ 48 後席右スピーカ 49 後席左スピーカ 51 スイッチ回路 52 アッテネータ回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音データを出力する音データ出力装置、
    情報音データを出力する情報音データ出力装置及び上記
    音データ出力装置から出力される上記音データの少なく
    とも一部に、上記情報音データ出力装置から出力される
    上記情報音データを重畳する重畳部、上記情報音データ
    の周波数ごとの特性を検出する周波数特性検出部、上記
    音データ出力装置と上記重畳部との間に、上記周波数特
    性検出部で検知された上記情報音データの周波数ごとの
    特性に合わして上記音データの周波数特性を減衰させる
    減衰部を備えた車載用音響装置。
  2. 【請求項2】 音データを出力する音データ出力装置、
    情報音データを出力する情報音データ出力装置及び上記
    音データ出力装置から出力される上記音データの少なく
    とも一部に、上記情報音データ出力装置から出力される
    上記情報音データを重畳する重畳部を備えた車載用音響
    装置において、上記情報音データに所定の周波数領域を
    示すデータと所定の振幅を示すデータとを持った付加デ
    ータを付加し、上記付加データに対応して上記音データ
    を減衰させる減衰部を設けたことを特徴とする車載用音
    響装置。
  3. 【請求項3】 減衰部は、音質調整部、音量調整部、バ
    ランス調整部、フェーダ調整部を備え、音データの音
    質、音量、前後左右のバランスを調整することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の車載用音響装置。
  4. 【請求項4】 音データと情報音データとにより音を発
    生させる複数のスピーカを備え、上記音データの一部が
    減衰部で減衰され、重畳部で上記情報音データを重畳さ
    れ、上記重畳部から上記複数のスピーカのうちの所定の
    スピーカへ出力されることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の車載用音響装置。
  5. 【請求項5】 重畳部へ出力される音データは減衰部を
    経て供給されると共にこの重畳部からの出力は車両の運
    転席に一番近いスピーカのみに供給されるようにしたこ
    とを特徴とする請求項4記載の車載用音響装置。
  6. 【請求項6】 音データ出力装置を複数備えるととも
    に、情報音データ出力装置が上記音データ出力装置の少
    なくとも一つを兼用し、上記情報音データ出力装置と減
    衰部との間に、上記情報音データ出力装置から出力され
    る情報音データを重畳部へ出力し、上記情報音データ出
    力装置から出力される音データを上記減衰部へ出力する
    切換部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の車載用音響装置。
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