JP3377298B2 - カラー画像印刷システム - Google Patents
カラー画像印刷システムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト装置で生成され
た原カラーイメージデータを印刷出力可能なカラーイメ
ージデータに変換して印刷出力手段から出力するカラー
画像印刷システムに関する。
た原カラーイメージデータを印刷出力可能なカラーイメ
ージデータに変換して印刷出力手段から出力するカラー
画像印刷システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＣＡＤシステムで生成されるＣＡＤデー
タやイメージスキャナで読み取られたイメージデータ等
は、プロッタに対する描画コマンドの集合であったり、
圧縮されたラスタデータであるため、これらをラスタプ
リンタ等で出力する場合には、データ形式を印刷出力可
能な形式に変換する必要がある。特に、カラーイメージ
の印刷の場合、ホストコンピュータ上のカラーイメージ
データは、ＲＧＢの３原色を基本とし、プリンタで出力
されるイメージデータはＣＭＹＫのインク色であること
から、両者の間でＣＭＹＫ変換や色補正等のイメージ処
理が必要になる。また、フルカラー画像を印刷出力する
際には、疑似フルカラー画像を得るための階調処理が必
要になる。
タやイメージスキャナで読み取られたイメージデータ等
は、プロッタに対する描画コマンドの集合であったり、
圧縮されたラスタデータであるため、これらをラスタプ
リンタ等で出力する場合には、データ形式を印刷出力可
能な形式に変換する必要がある。特に、カラーイメージ
の印刷の場合、ホストコンピュータ上のカラーイメージ
データは、ＲＧＢの３原色を基本とし、プリンタで出力
されるイメージデータはＣＭＹＫのインク色であること
から、両者の間でＣＭＹＫ変換や色補正等のイメージ処
理が必要になる。また、フルカラー画像を印刷出力する
際には、疑似フルカラー画像を得るための階調処理が必
要になる。
【０００３】従来、この種のイメージ処理は、ホスト側
で行う処理とプリンタ側で行う処理とが、明確に決め分
けられており、例えば、あるシステムでは、原カラーイ
メージデータに対して印刷出力のために行う処理のうち
ピクセルイメージ生成、カラーマッチング処理、階調処
理までが、ホスト側で行われ、その後、その印刷用デー
タはプリンタに転送されて、プリンタ側でＣＭＹＫ処理
が行われて印刷出力が行われる。またあるシステムで
は、原カラーイメージデータに対して印刷出力のために
行う処理のうちピクセルイメージ生成のみがホスト側で
行われ、その後、その印刷用データはプリンタに転送さ
れて、プリンタ側でカラーマッチング処理、階調処理、
ＣＭＹＫ処理が行われて印刷出力される。
で行う処理とプリンタ側で行う処理とが、明確に決め分
けられており、例えば、あるシステムでは、原カラーイ
メージデータに対して印刷出力のために行う処理のうち
ピクセルイメージ生成、カラーマッチング処理、階調処
理までが、ホスト側で行われ、その後、その印刷用デー
タはプリンタに転送されて、プリンタ側でＣＭＹＫ処理
が行われて印刷出力が行われる。またあるシステムで
は、原カラーイメージデータに対して印刷出力のために
行う処理のうちピクセルイメージ生成のみがホスト側で
行われ、その後、その印刷用データはプリンタに転送さ
れて、プリンタ側でカラーマッチング処理、階調処理、
ＣＭＹＫ処理が行われて印刷出力される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカラー画像印刷システムでは、プリンタはデー
タが受信用バッファに送られてくるまで自分の処理を行
うことができない。また、ホスト装置は、作成したイメ
ージデータを受信用バッファに全て取り込むまで次の作
業を行うことができない。このように、従来のシステム
では、互いに相手の処理の進行状況によって自分の次の
作業が待たされるという無駄が生じ易く、処理速度向上
を図る上での問題となっている。
た従来のカラー画像印刷システムでは、プリンタはデー
タが受信用バッファに送られてくるまで自分の処理を行
うことができない。また、ホスト装置は、作成したイメ
ージデータを受信用バッファに全て取り込むまで次の作
業を行うことができない。このように、従来のシステム
では、互いに相手の処理の進行状況によって自分の次の
作業が待たされるという無駄が生じ易く、処理速度向上
を図る上での問題となっている。
【０００５】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、イメージ処理の待ち時間を低減し
て処理速度を向上させることができるカラー画像印刷シ
ステムを提供することを目的とする。
めになされたもので、イメージ処理の待ち時間を低減し
て処理速度を向上させることができるカラー画像印刷シ
ステムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラー画像
印刷システムは、印刷出力すべき原カラーイメージデー
タを生成するホスト装置と、このホスト装置で生成され
た原カラーイメージデータを印刷出力のための印刷用カ
ラー画像データに変換するイメージ処理手段と、このイ
メージ処理手段で処理された印刷用カラーイメージデー
タを印刷出力する印刷出力装置とを備えたカラー画像印
刷システムにおいて、前記イメージ処理手段は、前記ホ
スト装置側に設けられた第１のイメージ処理手段と、前
記印刷出力装置側に設けられた第２のイメージ処理手段
とからなり、前記第１及び第２のイメージ処理手段は、
少なくともそれらの一部に共通の機能を有し、前記第１
のイメージ処理手段は、前記第２のイメージ処理手段で
のイメージ処理の進み具合に応じて自己の処理を実行
し、前記第２のイメージ処理手段にデータを転送する際
には、そのデータにいずれの処理まで終了しているかを
示す情報を付加し、前記第２のイメージ処理手段は、前
記第１のイメージ処理手段で付加された前記情報に基づ
いて未終了の処理を順に起動することを特徴とする。
印刷システムは、印刷出力すべき原カラーイメージデー
タを生成するホスト装置と、このホスト装置で生成され
た原カラーイメージデータを印刷出力のための印刷用カ
ラー画像データに変換するイメージ処理手段と、このイ
メージ処理手段で処理された印刷用カラーイメージデー
タを印刷出力する印刷出力装置とを備えたカラー画像印
刷システムにおいて、前記イメージ処理手段は、前記ホ
スト装置側に設けられた第１のイメージ処理手段と、前
記印刷出力装置側に設けられた第２のイメージ処理手段
とからなり、前記第１及び第２のイメージ処理手段は、
少なくともそれらの一部に共通の機能を有し、前記第１
のイメージ処理手段は、前記第２のイメージ処理手段で
のイメージ処理の進み具合に応じて自己の処理を実行
し、前記第２のイメージ処理手段にデータを転送する際
には、そのデータにいずれの処理まで終了しているかを
示す情報を付加し、前記第２のイメージ処理手段は、前
記第１のイメージ処理手段で付加された前記情報に基づ
いて未終了の処理を順に起動することを特徴とする。
【０００７】また、本発明に係るカラー画像印刷システ
ムは、印刷出力すべき原カラーイメージデータを生成す
るホスト装置と、このホスト装置で生成された原カラー
イメージデータを印刷出力のための印刷用カラー画像デ
ータに変換するイメージ処理手段と、内部にデータ受信
用のバッファを備え、イメージ処理手段で処理された印
刷用カラーイメージデータを印刷出力する印刷出力手段
とを備えたカラー画像印刷システムにおいて、前記イメ
ージ処理手段は、前記ホスト装置側に設けられた第１の
イメージ処理手段と、前記プリンタ側に設けられた第２
のイメージ処理手段とからなり、前記第１及び第２のイ
メージ処理手段は、少なくとも一部に共通の機能を有
し、前記第１のイメージ処理手段は、所定のデータ単位
毎に前記プリンタ側のバッファの空き具合を確認し、前
記バッファの空きが少ない場合には当該データ単位を自
から処理し、前記バッファに所定量の空きがある場合に
は当該データ単位にいずれの処理まで終了しているかを
示すヘッダ情報を付加して前記バッファに転送し、前記
第２のイメージ処理手段は、前記バッファに格納された
データ単位毎に前記ヘッダ情報に基づいて未終了の処理
を順に起動することを特徴とする。
ムは、印刷出力すべき原カラーイメージデータを生成す
るホスト装置と、このホスト装置で生成された原カラー
イメージデータを印刷出力のための印刷用カラー画像デ
ータに変換するイメージ処理手段と、内部にデータ受信
用のバッファを備え、イメージ処理手段で処理された印
刷用カラーイメージデータを印刷出力する印刷出力手段
とを備えたカラー画像印刷システムにおいて、前記イメ
ージ処理手段は、前記ホスト装置側に設けられた第１の
イメージ処理手段と、前記プリンタ側に設けられた第２
のイメージ処理手段とからなり、前記第１及び第２のイ
メージ処理手段は、少なくとも一部に共通の機能を有
し、前記第１のイメージ処理手段は、所定のデータ単位
毎に前記プリンタ側のバッファの空き具合を確認し、前
記バッファの空きが少ない場合には当該データ単位を自
から処理し、前記バッファに所定量の空きがある場合に
は当該データ単位にいずれの処理まで終了しているかを
示すヘッダ情報を付加して前記バッファに転送し、前記
第２のイメージ処理手段は、前記バッファに格納された
データ単位毎に前記ヘッダ情報に基づいて未終了の処理
を順に起動することを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明によれば、原カラーイメージデータを印
刷出力可能な印刷用カラーイメージデータに変換するた
めのイメージ処理手段を少なくとも一部の処理が重複す
るようにホスト側と印刷出力手段側の双方に設け、印刷
出力手段側のイメージ処理手段の処理状況に応じて、ホ
スト側でも一部のイメージ処理を分担して実行するよう
しているので、能力の高い方向の機器が低い方を補いな
がら、処理速度を向上させることができる。
刷出力可能な印刷用カラーイメージデータに変換するた
めのイメージ処理手段を少なくとも一部の処理が重複す
るようにホスト側と印刷出力手段側の双方に設け、印刷
出力手段側のイメージ処理手段の処理状況に応じて、ホ
スト側でも一部のイメージ処理を分担して実行するよう
しているので、能力の高い方向の機器が低い方を補いな
がら、処理速度を向上させることができる。
【０００９】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
について説明する。図１は、本発明の実施例に係るカラ
ーイメージ印刷システムの構成を示す機能ブロック図で
ある。このシステムは、ホストコンピュータ１と、この
ホストコンピュータ１から例えばＳＣＳＩインタフェー
ス等を介してイメージデータを受信して印刷処理するプ
リンタ２とで構成されている。ホストコンピュータ１に
は、カラーイメージデータ生成部１１と、第１のイメー
ジ処理部１２と、バッファ転送部１３1 １３2 ，１３3
，１３4 ，とが備えられている。カラーイメージデー
タ生成部１１は、印刷出力すべき原カラーイメージデー
タを生成する。原カラーイメージデータとしては、シス
テム上で作成されたＣＡＤデータや、カラーイメージス
キャナで読み取られ加工されたＲＧＢラスタデータ等が
対象となる。第１のイメージ処理部１２は、カラーイメ
ージデータ生成部１１で生成された原カラーイメージデ
ータからプリンタ２で出力可能な印刷用カラーイメージ
データを生成する。この第１のイメージ処理部１２は、
例えばソフトウェアのプリンタドライバ等によって実現
され、複数の単位処理として、例えばピクセルイメージ
生成部２１、カラーマッチング部２２、階調処理部２３
及びＣＭＹＫ変換部２４を備えている。
について説明する。図１は、本発明の実施例に係るカラ
ーイメージ印刷システムの構成を示す機能ブロック図で
ある。このシステムは、ホストコンピュータ１と、この
ホストコンピュータ１から例えばＳＣＳＩインタフェー
ス等を介してイメージデータを受信して印刷処理するプ
リンタ２とで構成されている。ホストコンピュータ１に
は、カラーイメージデータ生成部１１と、第１のイメー
ジ処理部１２と、バッファ転送部１３1 １３2 ，１３3
，１３4 ，とが備えられている。カラーイメージデー
タ生成部１１は、印刷出力すべき原カラーイメージデー
タを生成する。原カラーイメージデータとしては、シス
テム上で作成されたＣＡＤデータや、カラーイメージス
キャナで読み取られ加工されたＲＧＢラスタデータ等が
対象となる。第１のイメージ処理部１２は、カラーイメ
ージデータ生成部１１で生成された原カラーイメージデ
ータからプリンタ２で出力可能な印刷用カラーイメージ
データを生成する。この第１のイメージ処理部１２は、
例えばソフトウェアのプリンタドライバ等によって実現
され、複数の単位処理として、例えばピクセルイメージ
生成部２１、カラーマッチング部２２、階調処理部２３
及びＣＭＹＫ変換部２４を備えている。
【００１０】ピクセルイメージ生成部２１は、描画コマ
ンド形式のＣＡＤデータや圧縮されたラスタデータ等を
ホストコンピュータ１上の図示しないメモリ上にビット
マップ展開してピクセルイメージを生成する。ピクセル
イメージデータは、画像の各画素の色情報を画像の左上
から右下まで順に並べたもので、１画素が２４ビットで
表現されたとすると、約１６７０万通りの色を表現した
ものとなる。カラーマッチング部２２は、コンピュータ
内部で表現された数値の色とプリンタで実際に出力され
る色との違い、即ち両装置間の特性差によって生じる若
干の色合いのずれを補正するもので、予め用意されたカ
ラーマッチングテーブルをピクセルイメージのデータで
参照してピクセルの色を置き換える。
ンド形式のＣＡＤデータや圧縮されたラスタデータ等を
ホストコンピュータ１上の図示しないメモリ上にビット
マップ展開してピクセルイメージを生成する。ピクセル
イメージデータは、画像の各画素の色情報を画像の左上
から右下まで順に並べたもので、１画素が２４ビットで
表現されたとすると、約１６７０万通りの色を表現した
ものとなる。カラーマッチング部２２は、コンピュータ
内部で表現された数値の色とプリンタで実際に出力され
る色との違い、即ち両装置間の特性差によって生じる若
干の色合いのずれを補正するもので、予め用意されたカ
ラーマッチングテーブルをピクセルイメージのデータで
参照してピクセルの色を置き換える。
【００１１】階調処理部２３は、フルカラーで表現され
たピクセルイメージを疑似フルカラー画像に変換するも
ので、例えばホワイト、シアン、マジェンタ、イエロ
ー、ブラック、レッド、グリーン、ブルーの８通りの色
を組み合わせてフルカラーに見えるようにピクセルイメ
ージを再構成する。この階調処理部２３では、種々の周
知の手法を用いることができるが、ホスト側とプリンタ
側とに分配されるデータの単位が比較的大きなバンドデ
ータ単位である場合には、パターンディザ法、誤差拡散
法等を使用することができ、１行のデータ単位で振り分
ける場合には、１行単位で処理が完結するパターンディ
ザ法を使用することができる。ＣＭＹＫ変換部２４は、
階調処理部２３で求められた各画素の色をプリンタで出
力可能なシアン、マジェンタ、イエロー、ブラックの４
つのインク色に変換する。変換されたデータは、ビット
マップデータの形態で出力される。
たピクセルイメージを疑似フルカラー画像に変換するも
ので、例えばホワイト、シアン、マジェンタ、イエロ
ー、ブラック、レッド、グリーン、ブルーの８通りの色
を組み合わせてフルカラーに見えるようにピクセルイメ
ージを再構成する。この階調処理部２３では、種々の周
知の手法を用いることができるが、ホスト側とプリンタ
側とに分配されるデータの単位が比較的大きなバンドデ
ータ単位である場合には、パターンディザ法、誤差拡散
法等を使用することができ、１行のデータ単位で振り分
ける場合には、１行単位で処理が完結するパターンディ
ザ法を使用することができる。ＣＭＹＫ変換部２４は、
階調処理部２３で求められた各画素の色をプリンタで出
力可能なシアン、マジェンタ、イエロー、ブラックの４
つのインク色に変換する。変換されたデータは、ビット
マップデータの形態で出力される。
【００１２】ピクセルイメージ生成部２１、カラーマッ
チング部２２、階調処理部２３及びＣＭＹＫ変換部２４
の各出力データは、バッファ転送部１３1 ，１３2 ，１
３3，１３4 にそれぞれ出力される。バッファ転送部１
３1 〜１３4 は、プリンタ２側に設けられた受信用バッ
ファ３１の空き状況を調べ、受信用バッファ３１に空き
がある場合には、現在どの段階までの処理が終了してい
るかを示すヘッダ情報をデータの先頭に付加してデータ
を受信用バッファ３１に転送する。また、受信用バッフ
ァ３１に所定量の空きがない場合には、第１のイメージ
データ処理部１２の次の単位処理部にデータを転送す
る。
チング部２２、階調処理部２３及びＣＭＹＫ変換部２４
の各出力データは、バッファ転送部１３1 ，１３2 ，１
３3，１３4 にそれぞれ出力される。バッファ転送部１
３1 〜１３4 は、プリンタ２側に設けられた受信用バッ
ファ３１の空き状況を調べ、受信用バッファ３１に空き
がある場合には、現在どの段階までの処理が終了してい
るかを示すヘッダ情報をデータの先頭に付加してデータ
を受信用バッファ３１に転送する。また、受信用バッフ
ァ３１に所定量の空きがない場合には、第１のイメージ
データ処理部１２の次の単位処理部にデータを転送す
る。
【００１３】一方、プリンタ２には、前述した受信用バ
ッファ３１の他、ヘッダ識別部３２と、第２のイメージ
処理部３３と、ビットマップメモリ３４と、出図処理部
３５とが備えられている。第２のイメージ処理部３３に
は、カラーマッチング部４１、階調処理部４２及びＣＭ
ＹＫ変換部４３が備えられている。これらは、第１のイ
メージ処理部１２に備えられたカラーマッチング部２
２、階調処理部２３及びＣＭＹＫ変換部２４と同様の機
能を有する。ヘッダ情報識別部３２は、ホストコンピュ
ータ１側からデータと共に転送されたヘッダ情報からそ
のデータがどの時点までの処理を終了しているかを判断
し、その判断結果に基づいてデータをカラーマッチング
部４１、階調処理部４２、ＣＭＹＫ変換部４３及びビッ
トマップメモリ３４のいずれか一つに転送する。
ッファ３１の他、ヘッダ識別部３２と、第２のイメージ
処理部３３と、ビットマップメモリ３４と、出図処理部
３５とが備えられている。第２のイメージ処理部３３に
は、カラーマッチング部４１、階調処理部４２及びＣＭ
ＹＫ変換部４３が備えられている。これらは、第１のイ
メージ処理部１２に備えられたカラーマッチング部２
２、階調処理部２３及びＣＭＹＫ変換部２４と同様の機
能を有する。ヘッダ情報識別部３２は、ホストコンピュ
ータ１側からデータと共に転送されたヘッダ情報からそ
のデータがどの時点までの処理を終了しているかを判断
し、その判断結果に基づいてデータをカラーマッチング
部４１、階調処理部４２、ＣＭＹＫ変換部４３及びビッ
トマップメモリ３４のいずれか一つに転送する。
【００１４】次に、このように構成された本システムの
動作について説明する。ここでは、一例として処理対象
のイメージデータが、図２に示すようにｍ×ｎ画素で構
成され、これを４分割して得られる４つのｍ×ｎ／４画
素のバンドデータＢ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４を１つの処理
単位とした例について説明する。図３は、ホストコンピ
ュータ１の第１のイメージ処理部１２及びバッファ転送
部１３での処理を示すフローチャートである。カラーイ
メージデータ生成部１１から与えられるデータは、例え
ば１ピクセル２５６階調の圧縮されたラスタデータ、又
はラスタ変換されていない描画コマンドの集合等であ
る。このデータは、バンドデータを単位として、ピクセ
ルイメージ生成部２１に供給され、ＲＧＢのビットマッ
プデータに展開される（Ｓ１）。次に、バッファ転送部
１３1 でプリンタ用バッファ３１の空き状態が確認され
（Ｓ２）、空きがない場合には、ＲＧＢビットマップデ
ータをカラーマッチング部２２に転送する。空きがある
場合には、ヘッダ情報にカラーマッチング処理以下が未
処理であることを示す「０」を書き込み、これが付加さ
れたデータをプリンタ２に転送する（Ｓ３）。
動作について説明する。ここでは、一例として処理対象
のイメージデータが、図２に示すようにｍ×ｎ画素で構
成され、これを４分割して得られる４つのｍ×ｎ／４画
素のバンドデータＢ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ４を１つの処理
単位とした例について説明する。図３は、ホストコンピ
ュータ１の第１のイメージ処理部１２及びバッファ転送
部１３での処理を示すフローチャートである。カラーイ
メージデータ生成部１１から与えられるデータは、例え
ば１ピクセル２５６階調の圧縮されたラスタデータ、又
はラスタ変換されていない描画コマンドの集合等であ
る。このデータは、バンドデータを単位として、ピクセ
ルイメージ生成部２１に供給され、ＲＧＢのビットマッ
プデータに展開される（Ｓ１）。次に、バッファ転送部
１３1 でプリンタ用バッファ３１の空き状態が確認され
（Ｓ２）、空きがない場合には、ＲＧＢビットマップデ
ータをカラーマッチング部２２に転送する。空きがある
場合には、ヘッダ情報にカラーマッチング処理以下が未
処理であることを示す「０」を書き込み、これが付加さ
れたデータをプリンタ２に転送する（Ｓ３）。
【００１５】ＲＧＢビットマップ展開されたデータがカ
ラーマッチング部２２に供給されると、ここで色補正が
なされる（Ｓ４）。次に、バッファ転送部１３2 でプリ
ンタ用バッファ３１の空き状態が確認され（Ｓ５）、空
きがない場合には、ＲＧＢ補正ビットマップデータを階
調処理部２３に転送する。空きがある場合には、ヘッダ
情報に階調処理以下が未処理であることを示す「１」を
書き込み、これが付加されたデータをプリンタ２に転送
する（Ｓ６）。
ラーマッチング部２２に供給されると、ここで色補正が
なされる（Ｓ４）。次に、バッファ転送部１３2 でプリ
ンタ用バッファ３１の空き状態が確認され（Ｓ５）、空
きがない場合には、ＲＧＢ補正ビットマップデータを階
調処理部２３に転送する。空きがある場合には、ヘッダ
情報に階調処理以下が未処理であることを示す「１」を
書き込み、これが付加されたデータをプリンタ２に転送
する（Ｓ６）。
【００１６】色補正されたＲＧＢビットマップデータが
階調処理部２３に供給されると、ここで疑似カラーデー
タへの変換処理が実行される（Ｓ７）。続いてバッファ
転送部１３3 でプリンタ用バッファ３１の空き状態が確
認され（Ｓ８）、空きがない場合には、疑似カラーデー
タをＣＭＹＫ変換部２４に転送する。空きがある場合に
は、ヘッダ情報にＣＭＹＫ変換が未終了であることを示
す「２」を書き込み、これが付加されたデータをプリン
タ２に転送する（Ｓ９）。
階調処理部２３に供給されると、ここで疑似カラーデー
タへの変換処理が実行される（Ｓ７）。続いてバッファ
転送部１３3 でプリンタ用バッファ３１の空き状態が確
認され（Ｓ８）、空きがない場合には、疑似カラーデー
タをＣＭＹＫ変換部２４に転送する。空きがある場合に
は、ヘッダ情報にＣＭＹＫ変換が未終了であることを示
す「２」を書き込み、これが付加されたデータをプリン
タ２に転送する（Ｓ９）。
【００１７】疑似カラーデータに変換されたＲＧＢビッ
トマップデータがＣＭＹＫ変換部２４に供給されると、
ここでインク色のＣＭＹＫビットマップデータへの変換
処理が実行される（Ｓ１０）。続いてバッファ転送部１
３4 でプリンタ用バッファ３１の空き状態が確認され
（Ｓ１１）、空きがない場合には、空きが発生するまで
ウェィトする（Ｓ１３）。空きがある場合には、ヘッダ
情報に全てのイメージ処理が終了していることを示す
「３」を書き込み、これが付加されたデータをプリンタ
２に転送する（Ｓ１２）。
トマップデータがＣＭＹＫ変換部２４に供給されると、
ここでインク色のＣＭＹＫビットマップデータへの変換
処理が実行される（Ｓ１０）。続いてバッファ転送部１
３4 でプリンタ用バッファ３１の空き状態が確認され
（Ｓ１１）、空きがない場合には、空きが発生するまで
ウェィトする（Ｓ１３）。空きがある場合には、ヘッダ
情報に全てのイメージ処理が終了していることを示す
「３」を書き込み、これが付加されたデータをプリンタ
２に転送する（Ｓ１２）。
【００１８】一方、プリンタ側では、受信用バッファ３
１にデータが格納される毎に図４の処理を起動する。ま
ず、ヘッダ識別部３２でヘッダ情報が識別される（Ｓ２
１）。ヘッダ情報が「０」である場合には、バッファ３
１から例えば１行単位でデータを読み込んだ後（Ｓ２
２）、カラーマッチング処理（Ｓ２３）、階調処理（Ｓ
２４）、ＣＭＹＫ処理（Ｓ２５）を順次実行する。転送
されたデータの全ての行の処理が終了したら処理は終了
する（Ｓ２６）が、処理の途中の段階では、ヘッダ情報
に応じて上記の処理を繰り返す（Ｓ２７）。ヘッダ情報
がそれぞれ「１」「２」「３」である場合には、データ
読み込み（Ｓ２８，２９，３０）の後、階調処理（Ｓ２
４）以後の各処理、ＣＭＹＫ変換（Ｓ２５）以後の各処
理、ビットマップメモリ３４へのデータ格納（Ｓ３１）
の処理をそれぞれ実行する。
１にデータが格納される毎に図４の処理を起動する。ま
ず、ヘッダ識別部３２でヘッダ情報が識別される（Ｓ２
１）。ヘッダ情報が「０」である場合には、バッファ３
１から例えば１行単位でデータを読み込んだ後（Ｓ２
２）、カラーマッチング処理（Ｓ２３）、階調処理（Ｓ
２４）、ＣＭＹＫ処理（Ｓ２５）を順次実行する。転送
されたデータの全ての行の処理が終了したら処理は終了
する（Ｓ２６）が、処理の途中の段階では、ヘッダ情報
に応じて上記の処理を繰り返す（Ｓ２７）。ヘッダ情報
がそれぞれ「１」「２」「３」である場合には、データ
読み込み（Ｓ２８，２９，３０）の後、階調処理（Ｓ２
４）以後の各処理、ＣＭＹＫ変換（Ｓ２５）以後の各処
理、ビットマップメモリ３４へのデータ格納（Ｓ３１）
の処理をそれぞれ実行する。
【００１９】以上の処理によれば、図５に示すように、
まず、ホストコンピュータ１でバンドデータＢ１のピク
セルイメージが作成され、そのデータはプリンタ２に転
送されてカラーマッチング処理以後のイメージ処理を施
される。その間、バンドデータＢ２は、ホストコンピュ
ータ１の内部でピクセルイメージに変換されたのち、カ
ラーマッチング処理及び階調処理を順次施される。バン
ドデータＢ２の階調処理が終了した時点でバンドデータ
Ｂ１のイメージ処理が終了し、受信用バッファ３１が空
き状態になっているので、階調処理済みのバンドデータ
Ｂ２がプリンタ２に転送される。プリンタ２では、バン
ドデータＢ２に関しては、残りのＣＭＹＫ変換のみを実
行すればよい。同様に、このＣＭＹＫ変換の実行中に、
ホストコンピュータ１では、次のバンドデータＢ３のピ
クセルイメージが生成される。ピクセルイメージ生成後
に受信用バッファ３１は空き状態となっているので、バ
ンドデータＢ３がプリンタ２に転送され、同時にホスト
コンピュータ１では、次のバンドデータＢ４の処理が開
始される。プリンタ２の内部でバンドデータＢ３のイメ
ージ処理が終了した直後に、ハンドデータＢ４のイメー
ジ処理もホストコンピュータ１の内部で終了するので、
バンドデータＢ４のデータについては、プリンタ２側で
はビットマップメモリ３４への格納処理のみとなる。
まず、ホストコンピュータ１でバンドデータＢ１のピク
セルイメージが作成され、そのデータはプリンタ２に転
送されてカラーマッチング処理以後のイメージ処理を施
される。その間、バンドデータＢ２は、ホストコンピュ
ータ１の内部でピクセルイメージに変換されたのち、カ
ラーマッチング処理及び階調処理を順次施される。バン
ドデータＢ２の階調処理が終了した時点でバンドデータ
Ｂ１のイメージ処理が終了し、受信用バッファ３１が空
き状態になっているので、階調処理済みのバンドデータ
Ｂ２がプリンタ２に転送される。プリンタ２では、バン
ドデータＢ２に関しては、残りのＣＭＹＫ変換のみを実
行すればよい。同様に、このＣＭＹＫ変換の実行中に、
ホストコンピュータ１では、次のバンドデータＢ３のピ
クセルイメージが生成される。ピクセルイメージ生成後
に受信用バッファ３１は空き状態となっているので、バ
ンドデータＢ３がプリンタ２に転送され、同時にホスト
コンピュータ１では、次のバンドデータＢ４の処理が開
始される。プリンタ２の内部でバンドデータＢ３のイメ
ージ処理が終了した直後に、ハンドデータＢ４のイメー
ジ処理もホストコンピュータ１の内部で終了するので、
バンドデータＢ４のデータについては、プリンタ２側で
はビットマップメモリ３４への格納処理のみとなる。
【００２０】以上のように、このシステムによれば、ホ
ストコンピュータ１とプリンタ２との間で両者の処理状
況に応じてイメージ処理が分担されることになるので、
いずれの機器でも待ち時間が発生せず、且つ並列処理が
可能になるので、極めて効率良く処理を実行することが
できる。
ストコンピュータ１とプリンタ２との間で両者の処理状
況に応じてイメージ処理が分担されることになるので、
いずれの機器でも待ち時間が発生せず、且つ並列処理が
可能になるので、極めて効率良く処理を実行することが
できる。
【００２１】なお、以上の実施例では、ホストコンピュ
ータ１側の処理がバンドデータ単位で実行されたが、こ
れを更に細かい単位、例えば１行単位で行うようにする
と、プリンタ側での待ち時間が更に短縮され、処理効率
が上がる。図６は、そのような処理を実現するためのホ
ストコンピュータ１での処理手順を示すフローチャート
である。この処理において、ピクセルイメージ生成処理
（Ｓ４１）、カラーマッチング処理（Ｓ４５）、階調処
理（Ｓ４９）及びＣＭＹＫ変換処理（Ｓ５３）は、それ
ぞれ１行単位で実行され、処理が終了する毎に受信用バ
ッファ３１の空きがチェックされる（Ｓ４２，Ｓ４６，
Ｓ５０，Ｓ５４）。処理が１行単位であるから、バッフ
ァの空きが発生してからデータ転送までの時間が短くな
る。バッファに空きがある場合には、ヘッダ情報として
どの処理までを終了したかを示す符号と、データのサイ
ズを示す符号が付加されてデータが転送される（Ｓ４
３，Ｓ４７，Ｓ５１，Ｓ５５）。バッファに空きがない
場合には、１つのバンドデータの処理が終了するまで、
同一の処理を繰り返す（Ｓ４４，Ｓ４８，Ｓ５２，Ｓ５
７）。
ータ１側の処理がバンドデータ単位で実行されたが、こ
れを更に細かい単位、例えば１行単位で行うようにする
と、プリンタ側での待ち時間が更に短縮され、処理効率
が上がる。図６は、そのような処理を実現するためのホ
ストコンピュータ１での処理手順を示すフローチャート
である。この処理において、ピクセルイメージ生成処理
（Ｓ４１）、カラーマッチング処理（Ｓ４５）、階調処
理（Ｓ４９）及びＣＭＹＫ変換処理（Ｓ５３）は、それ
ぞれ１行単位で実行され、処理が終了する毎に受信用バ
ッファ３１の空きがチェックされる（Ｓ４２，Ｓ４６，
Ｓ５０，Ｓ５４）。処理が１行単位であるから、バッフ
ァの空きが発生してからデータ転送までの時間が短くな
る。バッファに空きがある場合には、ヘッダ情報として
どの処理までを終了したかを示す符号と、データのサイ
ズを示す符号が付加されてデータが転送される（Ｓ４
３，Ｓ４７，Ｓ５１，Ｓ５５）。バッファに空きがない
場合には、１つのバンドデータの処理が終了するまで、
同一の処理を繰り返す（Ｓ４４，Ｓ４８，Ｓ５２，Ｓ５
７）。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、原
カラーイメージデータを印刷出力可能な印刷用カラーイ
メージデータに変換するためのイメージ処理手段を少な
くとも一部の処理が重複するようにホスト側と印刷出力
手段側の双方に設け、印刷出力手段側のイメージ処理手
段の処理状況に応じて、ホスト側でも一部のイメージ処
理を分担して実行するようしているので、処理速度を向
上させることができるという効果を奏する。
カラーイメージデータを印刷出力可能な印刷用カラーイ
メージデータに変換するためのイメージ処理手段を少な
くとも一部の処理が重複するようにホスト側と印刷出力
手段側の双方に設け、印刷出力手段側のイメージ処理手
段の処理状況に応じて、ホスト側でも一部のイメージ処
理を分担して実行するようしているので、処理速度を向
上させることができるという効果を奏する。
【図１】 本発明の実施例に係るカラー画像印刷システ
ムの構成を示す機能ブロック図である。
ムの構成を示す機能ブロック図である。
【図２】 同システムで処理される単位を説明するため
の図である。
の図である。
【図３】 同システムにおけるホスト側の処理を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図４】 同システムにおけるプリンタ側の処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図５】 同システムでの実際の処理手順を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図６】 本発明の他の実施例に係るシステムのホスト
側の処理を示すフローチャートである。
側の処理を示すフローチャートである。
１…ホストコンピュータ、２…プリンタ、１１…カラー
イメージ生成部、１２…第１のイメージ処理部、１３1
〜１３4 …バッファ転送部、２１…ピクセルイメージ生
成部、２２，４１…カラーマッチング部、２３，４２…
階調処理部、２４，４３…ＣＭＹＫ変換部、３１…受信
用バッファ、３２…ヘッダ識別部、３３…第２のイメー
ジ処理部、３４…ビットマップメモリ、３５…出図処理
部。
イメージ生成部、１２…第１のイメージ処理部、１３1
〜１３4 …バッファ転送部、２１…ピクセルイメージ生
成部、２２，４１…カラーマッチング部、２３，４２…
階調処理部、２４，４３…ＣＭＹＫ変換部、３１…受信
用バッファ、３２…ヘッダ識別部、３３…第２のイメー
ジ処理部、３４…ビットマップメモリ、３５…出図処理
部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｈ０４Ｎ 1/46 Ｈ０４Ｎ 1/46 Ｚ
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G06T 1/00
G06F 3/12
G06F 13/38
G06T 1/20
H04N 1/46
H04N 1/387
Claims (2)
- 【請求項１】 印刷出力すべき原カラーイメージデータ
を生成するホスト装置と、 このホスト装置で生成された原カラーイメージデータを
印刷出力のための印刷用カラー画像データに変換するイ
メージ処理手段と、 このイメージ処理手段で処理された印刷用カラーイメー
ジデータを印刷出力する印刷出力装置とを備えたカラー
画像印刷システムにおいて、 前記イメージ処理手段は、前記ホスト装置側に設けられ
た第１のイメージ処理手段と、前記印刷出力装置側に設
けられた第２のイメージ処理手段とからなり、前記第１
及び第２のイメージ処理手段は、少なくともそれらの一
部に共通の機能を有し、 前記第１のイメージ処理手段は、前記第２のイメージ処
理手段でのイメージ処理の進み具合に応じて自己の処理
を実行し、前記第２のイメージ処理手段にデータを転送
する際には、そのデータにいずれの処理まで終了してい
るかを示す情報を付加し、 前記第２のイメージ処理手段は、前記第１のイメージ処
理手段で付加された前記情報に基づいて未終了の処理を
順に起動することを特徴とするカラー画像印刷システ
ム。 - 【請求項２】 印刷出力すべき原カラーイメージデータ
を生成するホスト装置と、 このホスト装置で生成された原カラーイメージデータを
印刷出力のための印刷用カラー画像データに変換するイ
メージ処理手段と、 内部にデータ受信用のバッファを備え、イメージ処理手
段で処理された印刷用カラーイメージデータを印刷出力
する印刷出力手段とを備えたカラー画像印刷システムに
おいて、 前記イメージ処理手段は、前記ホスト装置側に設けられ
た第１のイメージ処理手段と、前記プリンタ側に設けら
れた第２のイメージ処理手段とからなり、 前記第１及び第２のイメージ処理手段は、少なくともそ
れらの一部に共通の機能を有し、 前記第１のイメージ処理手段は、所定のデータ単位毎に
前記プリンタ側のバッファの空き具合を確認し、前記バ
ッファの空きが少ない場合には当該データ単位を自から
処理し、前記バッファに所定量の空きがある場合には当
該データ単位にいずれの処理まで終了しているかを示す
ヘッダ情報を付加して前記バッファに転送し、 前記第２のイメージ処理手段は、前記バッファに格納さ
れたデータ単位毎に前記ヘッダ情報に基づいて未終了の
処理を順に起動することを特徴とするカラー画像印刷シ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13648094A JP3377298B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | カラー画像印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13648094A JP3377298B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | カラー画像印刷システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07320040A JPH07320040A (ja) | 1995-12-08 |
| JP3377298B2 true JP3377298B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=15176128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13648094A Expired - Lifetime JP3377298B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | カラー画像印刷システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3377298B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4601001B2 (ja) * | 2006-02-15 | 2010-12-22 | 株式会社リコー | 画像処理システム |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP13648094A patent/JP3377298B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07320040A (ja) | 1995-12-08 |
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