JP3372628B2 - カメラ制御装置 - Google Patents

カメラ制御装置

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JP3372628B2
JP3372628B2 JP34960893A JP34960893A JP3372628B2 JP 3372628 B2 JP3372628 B2 JP 3372628B2 JP 34960893 A JP34960893 A JP 34960893A JP 34960893 A JP34960893 A JP 34960893A JP 3372628 B2 JP3372628 B2 JP 3372628B2
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラ等のカメラ
を制御するカメラ制御装置に関し、特に、TV会議シス
テムやTV電話(ビデオフォン)などに使用されるカメ
の動作を制御するカメラ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速演算可能なマイクロプロセッ
サの開発に伴い、マルチメディア情報に対応したパーソ
ナルコンピュータ(パソコン)やワークステーションな
どが販売されている。すなわち、フルカラーの動画像信
号や音声信号等をCD−ROMから読み出してこれらを
関連付けて再生する装置や、画像入力カメラからの動画
像信号及び音声信号をデジタル化して取り込み圧縮処理
を施した後通信回線を介して相手先に送る電子メール装
置、或いは打ち合わせ等の会議を主目的としたテレビ電
話やテレビ会議等の機能がパソコンやワークステーショ
ン上で実現されてきている。
【0003】また、上述のパソコンやワークステーショ
ンを利用したテレビ電話やテレビ会議においては、ビデ
オカメラ等の画像入力カメラとしてはモニタに載置して
使用したりモニタ近傍に配置して使用されることから小
型化が要求され、またカメラの方向を遠隔制御する雲台
をパソコンやワークステーションのモニタに載置して使
用することは大きさやコスト或いは取り付けの点等で煩
わしく、従来においては小型のヘッド分離型固定CCD
画像入力カメラをモニタ上やモニタ近傍に配置して使用
している。
【0004】さらに、最近ではカメラヘッド部をパソコ
ンやワークステーションからの命令に従って簡単な操作
で制御できるものが開発されてきており、カメラヘッド
部のセンサの大きさや駆動機能さらには駆動範囲の異な
る自然画像入力カメラの開発がなされてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像入力カメラを使用してパソコンやワークステー
ションをベースとしたテレビ電話やテレビ会議を行う場
合、画像入力カメラのセンササイズや駆動機能に応じて
夫々異なるデバイスドライブソフトを準備し選択使用す
る必要があり、操作者にとって使い勝手が悪いという問
題点があった。
【0006】
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、遠隔制御により所望の映像を簡単かつ迅速にモ
ニタ上に表示することが可能なカメラ制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るカメラ制御装置は、カメラが有する機能
に関する情報を該カメラから受信する機能情報受信手段
と、前記カメラによって撮像された画像と共に、前記機
能情報受信手段により受信された機能情報に基づいて前
カメラに対応するアイコンを表示する表示制御手段と
を備えていることを特徴としている。
【0009】また、前記機能情報の送信要求信号を前記
カメラに発する送信要求発信手段を備え、前記機能情報
受信手段は前記カメラに前記送信要求信号を送信してか
ら機能情報を受信することを特徴としている。
【0010】また、前記機能受信手段は、前記カメラ
電源の投入により前記カメラが有する機能情報を受信す
ることを特徴としている。
【0011】また、前記機能情報は、少なくとも前記
メラの回転機構部の種類情報及び回転機構部の可動範囲
情報のうちのいずれか1つであることを特徴とし、さら
に好ましくは前記カメラの撮像素子のサイズ情報である
ことを特徴としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】上記構成によれば、カメラに対して機能情報の
送信要求信号を発した後、カメラの回転機構部の種類情
報や可動範囲情報或いは撮像素子のサイズ情報等の機能
情報が複数のカメラから送られ、かかる機能情報に基づ
いてカメラから出力される動画像が制御される。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。
【0021】図1は本発明に係る画像入力カメラとして
のビデオカメラに関するカメラ制御装置(以下、単に
「制御装置」という)の一実施例を示すブロック図であ
って、該制御装置1は、制御プログラム等が格納される
ROM及び制御動作時に各種のデータが一時的に格納さ
れるRAMを備えた記憶部2と、DMA(Direct Memory
Access)コントローラ3と、フレキシブルディスク4を
制御するFDコントローラ5と、ハードディスク6を制
御するHDコントローラ7とがアドレス/データバス8
(以下、単に「バス」という)を介して中央演算処理部
(CPU)9に接続されている。また、CPU9は前記
バス8を介してビデオ信号表示画像合成回路10(以
下、「画像合成回路」という)に接続され、該画像合成
回路10には表示装置としてのモニタ11及び画像入力
カメラとしてのビデオカメラ13が接続されている。す
なわち、画像合成回路10はビデオカメラ13からのビ
デオ信号に基づき所定の表示処理を行い、そのビデオ信
号をモニタ11に出力する。さらに、CPU9は前記バ
ス8を介してインタフェースコントローラ12に接続さ
れ、該インタフェースコントローラ12は複数のビデオ
カメラ13に接続されている。そして、これらビデオカ
メラ13と前記インタフェースコントローラ12とは双
方向に制御コマンドの送受信が可能とされている。すな
わち、インタフェースコントローラ12からはビデオカ
メラの機能情報等の送信を要求する送信要求信号が発せ
られる一方、ビデオカメラ13は前記送信要求信号に呼
応してインタフェースコントローラ12に機能情報等の
制御コマンドを送信すると共に上述したように前記画像
合成回路10に所定のビデオ信号を供給する。また、C
PU9には位置記憶部14及びマウスコントローラ16
が前記バス8を介して接続されている。位置記憶部14
はモニタ11に表示される画像に対応するビデオカメラ
13の位置情報を記憶し、また、マウスコントローラ1
6にはマウス15(ポインティング手段)が接続され、
該マウス15の動作を制御する。
【0022】画像合成回路10は、具体的には図2に示
すように、スーパインポーズコントローラ17がデータ
信号線L0、制御信号線L1及び位置情報線L2を介し
てバス8に接続され、該スーパインポーズコントローラ
17により画像合成動作が実行される。また、データ信
号線L0にはバッファ18が介装され、位置情報線L2
には、画面上のポインティング位置を認識するポインテ
ィング位置認識回路19が介装されている。
【0023】また、データ信号線L0と制御信号線L1
には、マウスカーソルを発生するマウスカーソル発生回
路20と、バス8との間でのインタフェース動作を行う
バスインタフェース21とが接続されている。さらに、
マウスカーソル発生回路20及びバスインタフェース2
1は、VGA表示信号を出力するVGA表示信号発生回
路22に接続され、さらにVGA表示信号発生回路22
は、表示タイミングを設定する表示タイミング発生回路
23と、DRAM24(ダイナミックRAM)と、前記
ポインティング位置認識回路19と、前記スーパインポ
ーズコントローラ17とに夫々接続されている。
【0024】一方、ビデオカメラ13からのビデオ信号
が入力されるA/D変換器25には、ビデオ信号の解読
を行うデジタルビデオデコーダ26が接続され、またデ
ジタルビデオデコーダ26には、鏡像変換を行う鏡像変
換回路27が接続されている。該鏡像変換回路27は、
ビデオ信号の左右を反転させて鏡に映っているようにモ
ニタ11に画像を表示させるためのものであって、ライ
ンメモリ等を使用して入力された順にしたがって1ライ
ン分書き込み、次ラインで1ライン前に書き込んだ情報
を逆方向に読み出す。そして、読み出されたアドレスに
対して現在の入力信号を書き込むことにより、全ライン
鏡像反転が可能とされている。
【0025】しかして、前記鏡像変換回路27にはスー
パインポーズコントローラ17が接続されると共に、ス
ーパインポーズコントローラ17は信号の論理処理を行
うTTLスイッチ回路28が直接又はVRAM29(ビ
デオRAM)を介して接続され、さらに、TTLスイッ
チ回路28にはD/A変換器30が接続されている。
【0026】また、A/D変換器25、デジタルビデオ
デコーダ26、鏡像変換回路27及びスーパインポーズ
コントローラ17にはPLL(Phase-locked loop)回路
31が接続され、さらにVGA表示信号発生回路22は
カラーパレット32を介してTTLスイッチ回路28に
は介装されている。
【0027】上記画像合成回路10においては、ビデオ
カメラ13から入力されたビデオ信号(アナログ信号)
がA/D変換器25を介してデジタル信号に変換され、
デジタルビデオデコーダ26により解読されてRGB信
号が生成される。そしてRGB信号に変換されたビデオ
信号は、鏡像変換回路27に入力されて鏡像変換された
後、スーパインポーズコントローラ17に入力される。
次いで、ビデオ信号は、VRAM29に一旦格納された
後VGA表示信号発生回路22に同期して読み出され、
TTLスイッチ回路28によりVGA信号と合成され、
D/A変換器30によってアナログ信号に変換されてビ
デオ信号としてモニタ11に出力される。すなわち、V
RAM29は入力されるビデオ信号を常時記憶しなが
ら、かかる記憶とは非同期にVGA表示信号発生回路2
2に同期して読み出される。
【0028】図3はビデオカメラ13の駆動系及び回路
系を示す概念図であって、該ビデオカメラ13は固定部
33と可動部34とを有し、固定部33に対して可動部
34がパン(水平面)・チルト(垂直面)方向に移動可
能に取り付けられている。
【0029】具体的には、固定部33には、ビデオカメ
ラ13をパン・チルト方向に回転させる駆動系35と、
該駆動系35を制御する制御回路36と、ビテオ信号を
出力する映像回路37とが内蔵されている。
【0030】前記駆動系35は、パン軸38を介して可
動部34をパン方向(矢印Aで示す)に回転させるパン
歯車39と、該パン歯車39に駆動力を伝達するパン制
御モータ40と、チルト軸(不図示)を介して可動部3
4をチルト方向(矢印Bで示す)に回転させるチルト歯
車41と、該チルト歯車41に駆動力を伝達するチルト
制御モータ42とを主要部として構成されている。
【0031】また、前記制御回路36は、制御装置1と
インターフェース動作を行う外部インタフェース回路4
3と、演算処理部44と、該演算処理部44の演算結果
に応じてパン制御モータ40及び/又はチルト制御モー
タ42に制御信号を供給する入出力(I/O)ポート4
5とを備えている。
【0032】さらに、前記映像回路37は、可動部34
からの出力信号に対する輝度信号Y及び色信号Cへの分
離等を行うプロセス回路46と、所定のビデオ信号を出
力するビデオエンコーダ回路47とを備えている。
【0033】一方、可動部34は、レンズ48と、ズー
ムレンズ49と、該ズームレンズ49を制御するズーム
制御回路50と、アイリス(絞り)51と、該アイリス
51を制御するアイリス制御回路52と、被写体の光学
像を電気信号に変換するCCD53と、該CCD53で
変換された電気信号を読み出して前記プロセス回路46
に送信するCCD読出回路54とを備えている。
【0034】上記ビデオカメラにおいては、ズーム制御
回路50によりズーム位置が設定され、アイリス制御回
路52で絞りが設定される。そして、被写体の光学像
は、レンズ48及びズームレンズ49を介してCCD5
3に結像され、該CCD53で光電変換されてビデオ信
号となる。そして、該ビデオ信号は、プロセス回路46
及びビデオエンコーダ回路47を介してビデオ端子t1
から出力される。また、制御信号は、制御端子t2から
外部インタフェース回路43、演算処理部44、I/O
ポート45を経てパン制御モータ40及び/又はチルト
制御モータ42に入力され、パン方向とチルト方向の回
転制御が行われる。
【0035】図4は、制御装置1に対し制御対象となる
各種ビデオカメラ13a〜13eが接続された状態を示
したものであり、センササイズや動作機能の異なる各種
ビデオカメラ13a〜13eが切換スイッチ55を介し
て制御装置1に接続されている。すなわち、切換スイッ
チ55には端子56a〜56eが設けられ、制御装置1
からの切換信号57によって端子56a〜56eの何れ
かが選択される。そして、選択された端子に接続されて
いるビデオカメラ13a〜13eのいずれかと制御装置
1とが、信号線57′によって互いに信号の授受を行う
ように構成されている。
【0036】具体的には、端子56aには1インチCC
Dセンサを撮像部58aとするパン・チルト機能を備え
たビデオカメラ13aが接続され、端子56bには2/
3インチCCDセンサを撮像部58bとするパン・チル
ト機能を有するビデオカメラ13bが接続されている。
また、端子56cには1/2インチCCDセンサを備え
た撮像部58cとするパン機能のみを備えたビデオカメ
ラ13aが接続され、端子56dには1/3インチCC
Dセンサを撮像部58dとするヘッド分離固定カメラ1
3dが接続され、さらに端子56eには1インチCCD
センサを撮像部58eとするハイビジョン用ビデオカメ
ラ13eが接続されている。尚、端子56a〜56eに
接続されるビデオカメラ13は上述のものに限定される
ものではなく任意のセンササイズを有するビデオカメラ
13が接続可能とされていることはいうまでもない。
【0037】図5はビデオカメラ13aで被写人物A,
B,Cの3人を撮影し、モニタ11の表示画面59に映
し出した様子を示している。表示画面59の上下左右に
はアイリス制御カーソル60、パン制御カーソル61、
ズーム制御カーソル62及びチルト制御カーソル63が
夫々設けられている。また、アイリス制御カーソル60
の指定によりアイリス制御回路52を駆動させて表示画
面59上の明るさを制御し、アイリス自動設定とされた
ときはビデオカメラ13からのステータス情報に含まれ
るアイリスデータを受信してアイリス制御カーソル60
を制御する。また、ズーム制御カーソル62の指定によ
りズーム制御回路50を介してズームレンズ49を移動
させる。そして、操作者Mは、モニタ11を目視しなが
らマウス15を操作して被写人物の表示画面59への制
御を行なうことができる。尚、15aはマウスカーソル
であって、マウス15を操作することによりマウスカー
ソル発生回路20を介して発生する。
【0038】この図5においては、現時点で被写人物B
が表示画面59の中央位置に来るようにビデオカメラ1
3aが操作されているが、本実施例では被写人物Aが中
央位置(表示画面59上、被写人物Bに相当する位置)
に来るようにビデオカメラ13aを遠隔制御することが
できる。
【0039】以下、その手法について図6及び図7を参
照しながら説明する。
【0040】図6(a)はモニタ11の表示画面59に
映し出される被写人物を示し、被写人物Aと被写人物B
の表示画面59上での距離がlとされ、表示画面59の
水平方向距離がLとされている。図6(b)は撮影室の
平面図であって、被写人物Aを表示画面59の中央位置
に映し出すために必要なビデオカメラ13aの移動角が
θとされている。また、図7はレンズ48の焦点距離f
とCCD53が撮影可能な画角Wとの関係を模式的に示
した図であって、同図においてCCD53の水平有効距
離をXとすると、CCD53上での被写人物Aと被写人
物Bとの距離φ、ビデオカメラ13aの移動角θ、画角
Wは夫々数式(1)〜(3)の如く示される。
【0041】
【数1】 数式(1)から判るように、CCD53の水平有効距離
Xはパン方向の移動角θを算出するのに必要となり、同
様にしてCCD53の垂直有効距離Yはチルト方向の移
動角を算出するのに必要となる。
【0042】したがって、CCD53の大きさが異なる
複数のビデオカメラ13a〜13eを順次切り替えて前
記いずれかのビデオカメラ13を目標被写体方向に向け
る操作をする場合、各々ビデオカメラ13a〜13eに
使用されるCCD53の水平有効距離X及び垂直有効距
離Yを把握することにより、制御対象装置であるビデオ
カメラ13a〜13eに適した移動角θに設定されるよ
うに制御装置1からパン制御モータ40又は/及びチル
ト制御モータ42に駆動指令を発することができ、した
がって操作者Mはビデオカメラ13a〜13eの種類を
気にすることなく操作を簡便に行うことができる。
【0043】尚、表示画面59上での距離lと表示画面
59の水平方向距離Lは、スーパーインポーズ回路17
及びポインティング位置認識回路19からVGA表示信
号発生回路22の表示記憶量に対応付けてバス8を介し
て読み出され(図2参照)、制御装置1のCPU9によ
り数式(2)の演算に使用される。
【0044】図8は制御装置1がビデオカメラ13に発
する制御コマンド体系を示したテーブルであって、該テ
ーブルは制御対象装置(各種ビデオカメラ13a〜13
e)及び動作命令種類(フォーカ設定、アイリス設定、
ズーム設定、回転方向設定等)に関するアドレスを有
し、該制御コマンドはインターフェースコントローラ1
2からビデオカメラ13に送信される。尚、パン・チル
トに関する制御コマンドは、この図8に示した動作命令
から明らかなように、Ux(X=0〜6)を利用して制
御される。
【0045】図9はビデオカメラ13のステータスフォ
ーマットを示したテーブルであって、状態コードには動
作終了を示すM0又は動作中を示すM1のいずれかが格
納される。そして、ビデオカメラ13からのステータス
情報はカメラ装置番号、情報種類コード(CA)、状態
コードの順にビデオカメラ13の外部インターフェース
43から制御装置1のインターフェースコントローラ1
2に順次送信される。
【0046】図10はビデオカメラ13の機能フォーマ
ットを示したテーブルであって、ビデオカメラ13から
の機能はカメラ装置番号、情報種類コード(CA)、セ
ンササイズ、水平可動範囲角、垂直可動範囲角、ビデオ
信号形態の順にビデオカメラ13の外部インターフェー
ス43から制御装置1のインターフェースコントローラ
12に順次送信され、ビデオカメラ13の移動角θが上
記数式(1)〜(3)に基づいて算出される。
【0047】次に、本制御装置の制御手順を図11〜図
13のフローチャートに基づいて詳説する。
【0048】まず、ビデオカメラ13a〜13e及び制
御装置1の電源を入れ、制御ソフトを起動させる(ステ
ップS1)。次いで切り替えスイッチ55のカウンタm
を1に設定し、入力されるビデオカメラの選択番号nを
1に設定する(ステップS2)。ここで、切り替えスイ
ッチ55のカウンタmが「1」に設定されたときは端子
56aが映像及び動作制御線となり、切り替えスイッチ
55のカウンタmが「2」に設定されたときは端子56
bが映像及び動作制御線となり、切り替えスイッチ55
のカウンタmが「3」に設定されたときは端子56cが
映像及び動作制御線となり、以下同様に対応する。ま
た、ビデオカメラの選択番号nが「1」に設定されてい
るときはビデオカメラ13aが制御対象装置となり、ビ
デオカメラの選択番号nが「2」に設定されているとき
はビデオカメラ13bが制御対象装置となり、ビデオカ
メラの選択番号nが「3」に設定されているときはビデ
オカメラ13cが制御対象装置となり、以下同様に対応
する。
【0049】しかして、ステップS3では切り替えスイ
ッチ55をビデオカメラnの映像及び動作制御線mに接
続する。
【0050】次いで、ビデオカメラ13の外部インタフ
ェース回路43(図3)を介して初期化コマンド(I
O)を与え、ビデオカメラの方向をパン角=0、チルト
角=0に設定する(ステップS4)。尚、パン・チルト
角が0の位置及びパン最大移動位置、チルト最大移動位
置には、リーフスイッチ(図不示)がそれぞれ取り付け
られ、パン制御モータ40及びチルト制御モータ42を
駆動し、それらのリーフスイッチがオンになった時点で
演算処理部44は絶対位置を認識する。そして、この認
識位置からパン制御モータ40及びチルト制御モータ4
2を駆動し、初期位置に可動部34を設定する。
【0051】次に、制御装置1は外部インタフェース回
路43を介してステータス信号返送要求コマンド(S
0)をビデオカメラ13に与え(ステップS5)、次い
でステップS6で初期化が終了したか否かを判断する。
そして、初期化が終了していない場合は、動作継続中の
ステータスM1を制御装置1に送り、制御装置1は待機
状態となる。初期化が終了した場合は、動作終了ステー
タスM0を制御装置1に返送してステップS7に進む。
このとき制御装置1はビデオカメラ13aのカメラビュ
ーアイコンをモニタ11に表示させ、ビデオカメラ13
aが動作可能であることを知らせる。
【0052】ステップS7ではカメラ機能要求コマンド
(S1)をインターフェースコントローラ12からビデ
オカメラ13aに与え、次いでカメラ機能情報が制御装
置1に送られたかを判断し、未だ送られていない場合は
送られてくるまでの所定時間待機する(ステップS
8)。この待機時間はタイマによりカウントされ、該タ
イマのカウンタ中に前述した機能情報(図10参照)が
送られてきた場合は、図12のステップS9に進み、機
能情報を制御装置1内の記憶部2に記憶させ、さらにビ
デオカメラ13aの機能に対応するビューアイコンをモ
ニタ11に表示する。
【0053】次に、ステップS10に進み、切り替えス
イッチ55のカウンタm及びビデオカメラの選択番号n
を「1」だけインクリメントし、切り替えスイッチ55
を切り替えてすべてのビデオカメラ13の機能の読み込
みが終了したかを判断する(ステップS11)。
【0054】機能の読み込みが終了していない場合はス
テップS3に戻ってステップS3〜S10の処理を繰り
返す一方、機能の読み込みがすべて終了した場合、マウ
ス15によりビデオカメラ13aのビューアイコンがダ
ブルクリックされたか否かを判断する(ステップS1
2)。ダブルクリックされていない場合はステップS1
5(図13)に進む一方、ダブルクリックされた場合は
バス8を介して表示画面59への映像表示指令をスーパ
インポーズコントローラ17に送り(ステップS1
3)、表示画面59に映像を表示する(ステップS1
4)。
【0055】これら機能情報の読み出しは、他のビデオ
カメラ13b〜13eに関しても同様に行うことができ
る。尚、ステップS8において、ステータス情報および
機能情報の受信タイマがタイムアウトした場合はそのビ
デオカメラには可動部がないと判断する。すなわち、タ
イムアウトしたビデオカメラにはパン・チルト機構が存
在しないこととなる。
【0056】次に、ステップS15ではパン制御カーソ
ル61が指定されたか否かを判断し、パン制御カーソル
61が指定されなかった場合はステップS17に進む一
方、パン制御カーソル61が指定された場合はパン制御
カーソル61の絶対位置に合わせてビデオカメラ13a
のパン方向の移動角θを計算し、U5+拡張子を使って
絶対移動角度をインターフェースコントローラ12から
ビデオカメラ13aに与えて角度を変更し(ステップS
16)、ステップS23に進む。
【0057】同様に、ステップS17ではチルト制御カ
ーソル63が指定されたか否かを判断し、チルト制御カ
ーソル63が指定されなかった場合はステップS19に
進む一方、チルト制御カーソル63が指定された場合
は、チルト制御カーソル63の絶対位置に合わせてビデ
オカメラ13aのチルト方向の移動角θを計算し、U6
+拡張子を使って絶対移動角度をインターフェースコン
トローラ12からビデオカメラ13aに与えて角度を変
更し(ステップS18)、ステップS23に進む。
【0058】同様に、ステップS19ではアイリス制御
カーソル60が指定されたか否かを判断し、アイリス制
御カーソル60が指定されなかった場合はステップS2
1に進む一方、アイリス制御カーソル60が指定された
場合は、アイリス制御カーソル60の絶対位置に合わせ
てビデオカメラ13aのアイリス量を計算し、E5+拡
張子を使って絶対アイリス値をインターフェースコント
ローラ12からビデオカメラ13aに与え(ステップS
20)、ステップS23に進む。すなわち、アイリス開
放時を最左にし、絞り切った位置を最右にし、その中間
は比例配分でカーソル位置に対応させる。
【0059】同様に、ステップS21ではズーム制御カ
ーソル62が指定されたか否かを判断し、ズーム制御カ
ーソル62が指定されなかった場合はステップS12に
戻る一方、ズーム制御カーソル62が指定された場合
は、ズーム制御カーソル62の絶対位置に合わせてビデ
オカメラ13aのズーム量を計算し、Z5+拡張子を使
って絶対ズーム値をインターフェースコントローラ12
からビデオカメラ13aに与え(ステップS22)、ス
テップS23に進む。すなわち、ズーム制御カーソル6
2もアイリス制御カーソル60の制御と同様、最大位置
と最小位置を比例配分し、カーソル位置に対応させる。
【0060】次いで、ステップS23では上記のカメラ
動作制御コマンドの実行状態を確認するためステータス
信号返送要求コマンド(S0)をインターフェースコン
トローラ12からビデオカメラ13aに送り(ステップ
S23)、コマンド実行完了のステータスが返送された
か否かを判断する(ステップS24)。すなわち、コマ
ンド実行完了のステータスが返送されるのを待機し、コ
マンド実行が完了したときは再びステップS11に戻
り、処理を続行する。そして、切替スイッチ55を切替
ることによって、上述の動作がその他のビデオカメラ1
3b〜13eについても同様に行われる。
【0061】このように、ビデオカメラ13a〜13e
の電源投入後、ビデオカメラ13a〜13eの有するC
CD53の大きさやパン・チルト可動範囲等の機能情報
が制御装置に送られ、かかる機能情報に応じて複数のビ
デカカメラ13a〜13eの動作を制御することができ
るので、ビデオカメラ13の機能に応じたマン・マシー
ンインタフェースを構築することができる。すなわち、
ビデオカメラ13a〜13eによって上記機能情報が異
なっている場合に、操作者M側で夫々のビデオカメラ1
3a〜13eに応じたデバイスドライバソフトに切り替
えて制御する必要がなくなり、使い勝手を改善すること
ができる。そして、これによりオペレータの負担が低減
され、モニタ11の表示画面59を目視しながら簡単な
操作で各種のビデオカメラの撮影動作の制御を適確且つ
効率的に行うことが可能になる。
【0062】図14は本発明に係る制御装置の第2の実
施例としての画像合成回路10を示したブロック図であ
って、ビデオカメラ13a〜13eから出力される映像
信号を静止画像として記憶する静止画像記憶部64が設
けられている。すなわち、静止画像記憶部64は、A/
D変換器25、ディジタルビデオデコーダ26、PLL
回路31、鏡像変換回路27、スーパインポーズコント
ローラ17及びTTLスイッチ回路28の夫々と接続さ
れ、ビデオカメラ13a〜13eから出力されるビデオ
信号が入力されると共に、ビデオカメラ13からの制御
信号がインターフェースコントローラ12からバス8、
スーパーインポーズコントローラ17を経て供給され
る。すなわち、静止画像記憶部64には、図15に示す
ように、パン角度(+α)、チルト角度(0)、ズーム
画角(W1)等の順にこれらの位置情報がビデオカメラ
13から順次送信され、該静止画像記憶部64に記憶さ
れる。
【0063】また、本第2の実施例においては、図16
に示すように、モニタ11にはビデオカメラの撮影画像
(動画像)を表示する表示画面59(動画像表示領域)
の他、静止画像トリガキー65と静止画像表示部66
(静止画像表示領域)が設けられており、該静止画像表
示部66には前記静止画像トリガキー65を操作して読
み出された静止画像が表示される。
【0064】図17は、静止画像トリガキー65の操作
によって静止画像表示部66に表示される画像とその時
の被写人物の位置関係を示した図であって、図17
(a)はその静止画像を示し、図17(b)は撮影室の
平面図である。
【0065】すなわち、ビデオカメラ13aの電源がオ
ンされ、初期化された後ビデオカメラ13aの方向はイ
ニシャライズ位置Iに設定される。そして、マウス15
を操作してパン制御カーソル61をドラッグし、(+
α)だけパン方向に回転した位置で静止画像トリガキー
65がクリックされた時、静止画像記憶部64には図1
7(a)に示す画像が記憶される。すなわち、静止画像
記憶部64には、上述したように、パン角度(+α)、
チルト角度(0)、ズーム画角(W1)等の順にこれら
の位置情報が記憶される。次に、パン制御カーソル61
及びズーム制御カーソル62を移動させてビデオカメラ
13aを被写人物Bの方向に向けるために、図18
(b)に示すように、ビデオカメラ13aをパン方向に
(η−α)だけ回転させると、ズーム画角は画角W1か
ら画角W2に変化し、この変化量が記憶部2に記憶され
る。
【0066】このカメラ位置からズーム画角W2を維持
したまま、被写人物Aをズームアップする場合、中央位
置を被写人物Bに合わせていた従来と同様、マウス15
を制御してパン制御カーソル60等を移動させることも
可能であるが、ビデオカメラの方向を変える毎にカーソ
ルを移動させていたのではTV会議等の話者が次々変わ
るようなときは操作が煩雑で操作者に負担がかかる。そ
こで、本実施例では、図18(a)に示すように、被写
人物Aをズームアップし且つマウスカーソル15aを図
2に示した位置に維持した状態でマウス15をクリック
し、静止被写人物Aに方向制御している。同様に、図1
9(a)(b)に示すように、現在位置から−(η+
β)だけパン方向に回転させることにより被写人物Cに
ビデオカメラ13aを方向制御することができる。同様
にチルト方向に移動量があった場合も静止画像表示部6
6の上方又は下方を指示することで目的位置に制御する
ことができる。
【0067】次に、図20〜図23は本第2の実施例の
制御手順を示すフローチャートである。
【0068】まず、ビデオカメラ13a及び制御装置1
の電源を入れる(ステップS31,S32)。次に、制
御装置1は、上記第1の実施例と同様、外部インタフェ
ース回路43(図3)を介してビデオカメラ13aに初
期化コマンド(IO)を与え、ビデオカメラ13aの方
向を初期位置(パン角=0、チルト角=0)に設定する
(ステップS33)。次に、制御装置1は外部インタフ
ェース回路43を介してステータス信号返送要求コマン
ド(S0)をビデオカメラ13aに与え(ステップS3
4)、初期化が終了したか否かを判断する(ステップS
35)。そして、初期化が終了していない場合はステッ
プS34に戻って初期化が終了するのを待機する一方、
初期化が終了した場合は初期化終了ステータスを返送
し、制御装置1にビデオカメラ13aが動作可能である
ことを知らせる。そして、CPU9はバス8を介してス
ーパーインポーズコントローラ17に撮影画像の表示画
面59への表示指令を送り(ステップS36)、ビデオ
カメラ13aによる撮像画像が表示画面59に表示され
る(ステップS37)。
【0069】次に、図21のステップS38に進み、ビ
デオカメラ13aのパン制御モータ40とチルト制御モ
ータ42、ズーム制御回路50を制御して被写人物A,
B,Cの3者共カメラ画面に入るまでパン制御カーソル
61、チルト制御カーソル63、ズーム制御カーソル6
2によりズームレンズ49を移動させる(ステップS3
8)。次いで、マウス15が静止画像トリガキー65を
クリックしたかを判断する(ステップS39)。そし
て、マウス15が静止画像トリガキー65をクリックし
ていない場合はステップS42(図22)に進む一方、
クリックした場合は被写人物A,B,Cが表示画面59
に写し出され、静止画像記憶部64にそのときのビデオ
カメラ13aからの映像信号を記憶させ、また記憶され
た静止画像を読み出して静止画像として静止画像表示部
66に表示するようにスーパーインポーズコントローラ
17に指令を出す(ステップS40)。次にステップS
41に進み、静止画像記憶部64にこの時のパン/チル
ト/ズーム位置を記憶させる。
【0070】次に、ステップS42ではパン制御カーソ
ル61が指定されたか否かを判断し、パン制御カーソル
61が指定されなかった場合はステップS44に進む一
方、パン制御カーソル61が指定された場合は、パン制
御カーソル61の絶対位置に合わせてビデオカメラ13
aのパン方向の移動角θを計算し、U5+拡張子を使っ
て絶対移動角度をビデオカメラ13aに与え、角度を変
更し(ステップS43)、ステップS48に進む。
【0071】同様に、ステップS44ではチルト制御カ
ーソル63が指定されたか否かを判断し、チルト制御カ
ーソル63が指定されなかった場合はステップS46に
進む一方、チルト制御カーソル63が指定された場合
は、チルト制御カーソル63の絶対位置に合わせてビデ
オカメラ13aのチルト方向の移動角θを計算し、U6
+拡張子を使って絶対移動角度をビデオカメラ13aに
与え、角度を変更し(ステップS45)、ステップS4
8に進む。
【0072】同様に、ステップS46ではズーム制御カ
ーソル62が指定されたか否かを判断し、ズーム制御カ
ーソル62が指定されなかった場合はステップS50に
進む一方、ズーム制御カーソル62が指定された場合
は、ズーム制御カーソル62の絶対位置に合わせてビデ
オカメラ13aのズーム量を計算し、Z5+拡張子を使
って絶対ズーム値をビデオカメラ13aに与え(ステッ
プS47)、ステップS48に進む。すなわち、ズーム
制御カーソル62は最大位置と最小位置を比例配分し、
カーソル位置に対応させる。
【0073】次いで、ステップS48では上記した制御
コマンドの実行状態を確認するためステータス信号返送
要求コマンド(S0)をビデオカメラ13aに送り(ス
テップS48)、コマンド実行完了のステータスが返送
されたか否かを判断する(ステップS49)。すなわ
ち、コマンド実行完了のステータスが返送されるのを待
機し、コマンド実行が完了したときはステップS50
(図23)に進み、静止画像表示部66内でのマウスク
リックがなされたかを判断し(ステップS50)、クリ
ックされていない場合はステップS39に戻る一方、ク
リックされた場合は、静止画像記憶部64から静止画像
位置情報を読み出し(ステップS51)、次いで、ポイ
ンティング位置認識回路19により前記静止画像の中心
位置からの指示位置の差を計算する(ステップS5
2)。
【0074】次いで、現在のカメラ位置から目標位置ま
での角度差を計算し(ステップS53)、パン制御モー
タ40及びチルト制御モータ42を駆動して目標位置に
移動させる(ステップS54)。そして、ステータス信
号返送要求コマンドS0をビデオカメラ13aに送り
(ステップS55)、コマンド実行が終了したか否かを
判断する(ステップS56)。そして、コマンド実行が
完了していないときはコマンド実行完了を待ち、コマン
ド実行が完了するとステップS39に戻って上述の処理
を繰り返す。
【0075】このように、第2の実施例によると、モニ
タ11にビデオカメラ13aの撮影画像(動画像)と静
止画像とを、同時にウィンドウ状に表示し、静止画像の
所望画素位置をマウス15で指定することにより、前記
所望画素位置が動画像の中央に位置するように、ビデオ
カメラ13aの撮影動作が制御される。また、モニタ1
1の表示画面59に表示されるパン制御カーソル61、
チルト制御カーソル63、ズーム制御カーソル62をマ
ウス15で指定して制御することにより、ビデオ画像の
表示が制御される。このために、簡単な操作でオペレー
タの負担を軽減することができ、ビデオカメラの撮影動
作の制御をモニタ11の表示画像を見ながら自然な感覚
で適確且つ効率的に行うことが可能になる。すなわち、
ズーム位置を広角側で撮影してその画像を静止画像と
し、モニタ11で表示された画面内のマウス操作のみで
カメラの方向制御を簡単に行うことができる。
【0076】上述のように、本第2の実施例において
は、雲台等の回転機構部を有するカメラの制御におい
て、ズーム位置を広角(ワイド)側で撮影しその画像を
静止画像としてモニタに表示された画面内のポインティ
ング操作だけで所望の被写人物にカメラの方向制御を簡
単に行うことができる。
【0077】次に、本発明の第3の実施例を図24及び
図25を参照して説明する。
【0078】図24は本発明の第3の実施例としてのビ
デオカメラの制御装置を示したブロック構成図であっ
て、本第3の実施例では、自己側端末と相手側端末とが
ISDN回線やLAN回線等の通信回線網Nで互いに接
続されている。すなわち、本第3の実施例においては、
通信回線網Nと制御装置1のバス8がネットワーク接続
インタフェース67を介して接続されている。また、本
第3の実施例においては、バス8とネットワーク接続イ
ンタフェース67との間に動画像コーディック68が接
続されると共に、該動画像コーデイック68は切換スイ
ッチ69を介して画像合成回路10に接続されている。
そして、通信回線網Nを介して相手局ビデオカメラから
送信されてきた制御コマンドはバス8に供給される一
方、相手局ビデオカメラから送信されてきた動画像デー
タは動画像コーディック68で伸長され、切換スイッチ
69を介して画像合成回路10に送信され、そのビデオ
信号がモニタ11に出力される。また、自局側ビデオカ
メラ13から出力される動画像情報は動画像コーディク
68で圧縮され、通信回線網Nを介して相手局ビデオカ
メラに送信される。このように通信回線網上における情
報を圧縮・伸張して情報量を減らした形で相互通信を行
うことも可能である。
【0079】図25は本第3の実施例の操作状況と表示
状況を示している。
【0080】すなわち、本第3の実施例においては、モ
ニタ11には静止画像表示部66、静止画像トリガキー
65、自局側動画像表示部70及び他局側動画像表示部
71が設けられており、自局側の制御装置1に接続され
たマウス15を操作することにより、モニタ11上で自
局側動画像70及び/又は相手局動画像71の表示を制
御することができる。又、動画像コーディック68は、
制御装置1に対して着脱自在とされ、制御装置1の裏面
側に設けられた端子(不図示)に装着可能とされてい
る。
【0081】このように第3の実施例によると、自己側
端末と相手側端末とが通信回線網Nを介して互いに接続
され、各端末にはモニタ11を備えた制御装置1が設け
られ、少なくとも一方の端末において、マウス15で制
御装置1を制御することにより、モニタ11の画面に自
局側及び/又は相手局側のビデオカメラからの動画像と
静止画像とを同時にウィンドウ状に表示することができ
る。そして、この状態でマウス15操作により静止画像
表示部66の所望画素位置をマウスカーソル15aで指
定することにより、指定位置が画面の中央に位置するよ
うにビデオカメラ13の撮影動作を制御することができ
る。このように本第3の実施例においても簡単な操作で
オペレータの負担を減することができ、ビデオカメラの
撮影動作の制御を、モニタ11の表示画像を見ながら自
然な感覚で、適確且つ効率的に行うことが可能になる。
【0082】尚、本発明は上記実施例に限定されること
はなく要旨を変更しない限りにおいて変更可能なことは
いうまでもない。上記実施例で画像の位置認識をマウス
を使用して行っているが、デジタイザと入力ペンを組み
合わせて行ってもよいことはいうまでもない。また、上
記実施例では目標対象物までの移動角度の演算には、制
御装置1のCPU9で演算しているが専用回路により高
速演算回路を行うように構成してもよい。また、複数の
画像入力カメラを同一の制御装置1でコントロールする
場合や、多地点でのネットワークを介したTV会議の場
合などには、複数の静止画像記憶部を設けて複数の静止
画像を記憶させ、それぞれに対応するカメラ位置を記憶
させることも可能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、
メラの電源が投入されたときに回転機構部の種類情報や
可動範囲情報或いは撮像素子のサイズ情報等の各種機能
情報がカメラから送られてくるので、複数のビデオカメ
ラの有する異なる機能情報に応じたマン・マシーンイン
タフェースを構築することができる。すなわち、ビデオ
カメラに応じてデバイスドライバソフトを切り替える必
要もなく、利用者の使い勝手を大幅に改善することがで
きる。
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像入力カメラの制御装置の一実
施例(第1の実施例)の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の画像合成回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】画像入力カメラの概略構成を示す模式図であ
る。
【図4】画像入力カメラが上記制御装置に接続された状
態を示す概念図図である。
【図5】画像入力カメラで被写体を撮影しモニタに映し
出した状態を示す概念図である。
【図6】表示画面の動画像と被写体との位置関係を示す
図である。
【図7】レンズの焦点距離とCCDの撮影できる画角と
の関係を示す模式図である。
【図8】各種動作を制御する制御コマンドを示したテー
ブル図である。
【図9】画像入力カメラのステータスフォーマットを示
すテーブル図である。
【図10】画像入力カメラの機能情報フォーマットを示
すテーブル図である。
【図11】上記第1の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート(1/3)である。
【図12】上記第1の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート(2/3)である。
【図13】上記第1の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート(3/3)である。
【図14】本発明に係る画像入力カメラの制御装置の第
2の実施例としての画像合成回路の構成を示すブロック
図である。
【図15】画像合成回路の制止画像記憶部に記憶される
データ例を示したテーブル図である。
【図16】静止画像と動画像が表示画面に表示されてい
る状態を示す概念図である。
【図17】静止画像領域における表示とその時の被写体
の位置関係を示す図である。
【図18】動画像領域における表示とその時の画像入力
カメラの方向を示す図である。
【図19】画像入力カメラの方向制御が終了したときの
動画像領域における表示と画像入力カメラの方向を示す
図である。
【図20】上記第2の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート(1/4)である。
【図21】上記第2の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート(2/4)である。
【図22】上記第2の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート(3/4)である。
【図23】上記第2の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート(4/4)である。
【図24】本発明に係る画像入力カメメラの制御装置の
第3の実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図25】第3の実施例における静止画像と動画像が表
示画面に表示されている状態を示す概念図である。
【符号の説明】
2 記憶部 9 CPU(制御手段、映像制御手段) 10 画像入力信号表示画像合成回路 11 モニタ(表示手段) 12 インターフェースコントローラ(機能情報受信手
段、送信要求発信手段) 13 ビデオカメラ(画像入力カメラ) 14 位置記憶部(位置情報記憶手段) 15 マウス(ポインティング手段) 19 ポインテイング位置認識回路(認識手段) 35 駆動系(回転機構部) 50 ズーム制御機構(ズーム制御回路) 53 CCD(撮像素子) 59 表示画面(動画像表示領域) 64 静止画像記憶部(位置情報記憶手段) 65 静止画像トリガキー 66 静止画像表示部(静止画像表示領域)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラが有する機能に関する情報を該
    メラから受信する機能情報受信手段と、前記カメラによ
    って撮像された画像と共に、前記機能情報受信手段によ
    り受信された機能情報に基づいて前記カメラに対応する
    アイコンを表示する表示制御手段とを備えていることを
    特徴とするカメラ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記機能情報の送信要求信号を前記カメ
    に発する送信要求発信手段を備え、前記機能情報受信
    手段は前記カメラに前記送信要求信号を送信してから機
    能情報を受信することを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記機能受信手段は、前記カメラの電源
    の投入により前記カメラが有する機能情報を受信するこ
    とを特徴とする請求項1記載のカメラ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記機能情報は、少なくとも前記カメラ
    の回転機構部の種類情報及び回転機構部の可動範囲情報
    のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載のカメラ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記機能情報は、前記カメラの撮像素子
    のサイズ情報であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載のカメラ制御装置
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