JP3371832B2 - トリミング作業方法 - Google Patents

トリミング作業方法

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JP3371832B2 JP35732598A JP35732598A JP3371832B2 JP 3371832 B2 JP3371832 B2 JP 3371832B2 JP 35732598 A JP35732598 A JP 35732598A JP 35732598 A JP35732598 A JP 35732598A JP 3371832 B2 JP3371832 B2 JP 3371832B2
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賢 深谷
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征史郎 萩原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ストリップを
サイドトリミングするにあたって、ノートリム作業から
トリム作業移行時などのトリム条件変更時のトリミング
作業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】需要の多様化に伴い、同一の設備で多様
な寸法、材質の製品を連続的に能率よく処理できる要請
が高まっている。この要請は、金属ストリップを連続し
てサイドトリミングする鋼帯の精整ライン等のサイドト
リマー装置にもあてはまる。
【0003】鋼帯の精整ラインでは、ストリップ幅を所
定の許容幅範囲内に収めるためにサイドトリミングす
る。トリマー条件であるトリマー刃のクリアランス及び
トリマー刃のオーバーラップについては、鋼帯サイズ、
材質毎に経験的に求めた基準値が予め設定されている。
【0004】トリミング作業を能率良く行うために、サ
イドトリマー装置として、金属ストリップの走行中に、
トリマー条件を変更できる、所謂自動走間幅替トリマー
が採用されている。本装置では、溶接部がトリマー刃位
置を通過時に合わせて、鋼帯の走行中にトリマー条件を
後行鋼帯寸法、材質に対応する条件に迅速に変更でき
る。
【0005】熱間圧延後の酸洗ラインでサイドトリミン
グし、鋼帯の精整ラインではサイドトリミングしない製
品を希望する需要家もある。そのため、精整ラインで
は、走行する多様な鋼帯寸法等に応じて、トリミング条
件を変更するだけでなく、ノートリム作業とトリム作業
の切替が頻繁に起こる。
【0006】しかし、前記自動走間幅替トリマーにおい
ては、ノートリム材からトリム材への移行時のコイル先
端、尾端部の板厚、板幅変動や走間幅替開始部のトリム
代が少ないこと、及び板拘束力不足による切断困難等に
より、トリミング屑が鋼帯から完全に分離されず、トリ
ミングに失敗する場合が多い。トリミングに失敗する
と、ラインを停止して手介入で先端処理を行う。そのた
め、ライン停止に伴う能率低下や歩留低下の問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ノートリム
材からトリム材への移行時などのトリム条件変更時に、
ライン停止に伴う能率低下歩留低下の問題のないトリミ
ング作業方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、自動走間幅替トリマーを用い、複数
本のストリップを溶接接合した金属ストリップをサイド
トリミングする方法において、溶接接合された先行材ス
トリップと後行材ストリップの溶接部のサイドトリミン
グを、トリマー刃のクリアランスを前記溶接部以外の
常部をトリミングする際のクリアランスより小さく及び
/又はトリマー刃のオーバーラップを前記溶接部以外の
通常部をトリミングする際のオーバーラップより大きく
行うことを特徴とするトリミング作業方法である。
【0009】トリミング作業開始時のオーバーラップを
通常部のオーバーラップより大きく及び/又はクリアラ
ンスを通常部のクリアランスより小さくすることによっ
て、先端部分のトリミング屑の分離や容易になり、トリ
ミングの失敗によるライン停止がなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に説明す
る。
【0011】図1は、本発明の実施の形態を説明するた
めの走間幅替トリマーの要部を示す図で、普通/返りな
し兼用トリマーの例を示す。図1において、サイドトリ
マー1は、ストリップ10の厚さ方向にオーバーラップ
し、且つストリップ10の幅方向に所定のクリアランス
をもって配置された上下一対のトリマー刃11をストリ
ップ10の両側に備え、2はセパレータロール、3はマ
ッシャーロール、4と5は屑シュートである。普通トリ
ムの場合、上下一対のトリマー刃11で分離されたトリ
ミング屑は屑シュート4から排出され、返りなしトリム
の場合、上下一対のトリマー刃11で切断されたトリミ
ング屑はセパレータロール2で分離され、屑シュート5
から排出される。
【0012】図2は、トリマー刃11のクリアランスと
オーバーラップの状態を示す図で、(a)は普通トリ
ム、(b)は返りなしトリムの例を示す。返りなしトリ
ムは普通トリムに比べて、クリアランス、オーバーラッ
プが何れも小さい。
【0013】また、図1の装置において、サイドトリマ
ー1は、トリマー刃11のオーバーラップを調整するオ
ーバーラップ調整用アクチュエータ12と、前記トリマ
ー刃11のクリアランスを調整するクリアランス調整用
アクチュエータ13と、トリマー幅を調整するトリマー
横行アクチュエータ14及びトリマー旋回用アクチュエ
ータ15と、前記ストリップ10の溶接部を検出する溶
接部検出器21と、溶接部検出器21により検出される
ストリップ10の溶接部検出信号及び後記するブライド
ルロール回転計26からのストリップ10の走行速度か
ら前記溶接部をトラッキングし、且つ上位コンピュータ
22からの情報と前記トラッキング情報とにより、前記
各アクチュエータ12〜15を制御するトリマー制御用
計算機23と、から構成される。
【0014】又、図1中の符号24はストリップ10を
搬送するブライドルロール、25はこのブライドルロー
ル24を駆動する電動機、26はこの電動機25に設置
されたブライドルロール回転計を示す。
【0015】上位コンピュータ22には、普通トリム、
返りなしトリム別に、ストリップ寸法、材質に応じて、
トリマー刃11のクリアランス及びオーバーラップの通
常部の設定値およびノートリム材からトリム材に移行時
などのトリム条件変更時のトリマー刃11のクリアラン
ス及びオーバーラップの初期設定値が予め設定されてい
る。ノートリム材からトリム材に移行時などのトリム条
件変更時のトリマー刃11のクリアランスの初期設定値
は通常部のクリアランスの設定値より小さく、またオー
バーラップの初期設定値は、通常部のオーバーラップの
設定値より大きい。
【0016】トリマー刃11のクリアランスが通常部よ
り小さく及び/又はオーバーラップが通常部より大きい
状態でトリムが開始されるので、トリミング屑をストリ
ップから確実に分離でき、トリミング開始時のトリミン
グ不良を防止できる。
【0017】トリミング開始されたら、製品となる部
分のトリミングを開始する迄にトリマー刃11のクリア
ランスとオーバーラップの初期設定値を通常部の設定値
に変更する。
【0018】なお、先行材、後行材ともトリム材で、ト
リム作業を行いながらトリム条件を変更する場合、溶接
部がトリマー刃11位置を通過するときに、トリマー条
件の設定変更を開始する。
【0019】鋼帯先端部では、一部分適正なトリミング
条件を外れてトリミング作業することになるが、この部
分は、端部に固有の不可避欠陥の巻き込みや材質試験用
サンプル採取等のために、従来より屑化処理されていた
部分に当たるため、製品歩留の低下をもたらすことが無
い。
【0020】また、クリアランスを小さくし、オーバー
ラップを大きくすることは、トリマー刃寿命の面からは
好ましくないが、トリミングを開始後速やかに通常部の
条件に戻るので、トリマー刃の寿命にも実質的に影響を
与えない。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ノートリム材からトリ
ム材への移行時などのトリム作業変更時に、トリミング
不良の発生を防止できる。そのため、トリミング不良に
起因するライン停止やノッチャを入れることに伴う能率
低下や歩留低下の問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための走間幅替
トリマーの要部を示す図す。
【図2】トリマー刃のクリアランスとオーバーラップの
状態を示す図で、(a)は普通トリム、(b)は返りな
しトリムの例を示す。
【符号の説明】
1 サイドトリマー 2 セパレータロール 3 マッシャーロール 4、5 トリミング屑シュート 10 ストリップ 11 トリマー刃 12〜15 アクチュエータ 21 溶接部検出器 22 上位コンピュータ 23 トリマー制御用計算機 24 ブライドルロール 25 電動機 26 ブライドルロール回転計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 征史郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 澤田 弘 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−224516(JP,A) 特開 昭62−213916(JP,A) 特開 平6−126523(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 19/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動走間幅替トリマーを用い、複数本のス
    トリップを溶接接合した金属ストリップをサイドトリミ
    ングする方法において、溶接接合された先行材ストリッ
    プと後行材ストリップの溶接部のサイドトリミングを、
    トリマー刃のクリアランスを前記溶接部以外の通常部
    トリミングする際のクリアランスより小さく及び/又は
    トリマー刃のオーバーラップを前記溶接部以外の通常部
    をトリミングする際のオーバーラップより大きく行うこ
    とを特徴とするトリミング作業方法。
  2. 【請求項2】トリム条件の変更時が、サイドトリミング
    を行わない先行材ストリップからサイドトリミングを行
    う後行材ストリップへの移動時であることを特徴とする
    請求項1に記載のトリミング作業方法。
  3. 【請求項3】トリム条件の変更時が、ともにサイドトリ
    ミングを行う先行材ストリップから後行材ストリップへ
    の移動時であることを特徴とする請求項1に記載のトリ
    ミング作業方法。
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