JPH0655328A - 鋼板のかえり無しトリミング方法 - Google Patents

鋼板のかえり無しトリミング方法

Info

Publication number
JPH0655328A
JPH0655328A JP21278392A JP21278392A JPH0655328A JP H0655328 A JPH0655328 A JP H0655328A JP 21278392 A JP21278392 A JP 21278392A JP 21278392 A JP21278392 A JP 21278392A JP H0655328 A JPH0655328 A JP H0655328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
unseparated
difference
burr
trimming method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21278392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tanaka
茂 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP21278392A priority Critical patent/JPH0655328A/ja
Publication of JPH0655328A publication Critical patent/JPH0655328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shearing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳屑未分離を検出し、トリミング条件を補正
するとともに、未分離耳屑を強制的に分離すること。 【構成】 鋼板のかえり無しトリミング方法は、上下カ
ッタ刃1,2により鋼板4の両側縁に非分離剪断加工を
施し、該非分離剪断加工部を分離ロール5,6によって
押圧することにより切り離す。この方法は、分離ロール
5,6の出側直後に板幅計7を設置して、前記加工後の
鋼板4の板幅W2を実測する。実測値W2と設定値W1
の差ΔW=|W1−W2|が所定範囲を超えたとき耳屑未
分離と判断する。判断後ピンチロール8によって未分離
耳屑3を強制的に引き裂きつつシュートに誘導させる。
同時にカッタ刃1,2のラップ量Lを漸次増加させなが
ら前記両値の差ΔWを所定の範囲内に納める。範囲内に
納まった時点でピンチロール8の駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板等の金属ストリッ
プの両側縁(耳)をサイドトリマによりかえり無しに切
断するトリミング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鋼板のかえり無しトリミング方法
は、図2の(A)、(B)に示すように、第1工程で上
下カッタ刃1,2間に隙間(クリアランスC、オーバラ
ップL)を設定し、鋼板4の両側縁屑(以下、耳屑とい
う。)3と鋼板4とが分離しないようにトリミングを行
う。そして、第2工程で図3に示すように、上下分離ロ
ール5,6によりロールギャップGで鋼板4に圧下を与
えることにより、耳屑3と鋼板4とを分離させる。
【0003】しかし、このトリミング方法は、オーバラ
ップLの設定範囲が板厚の5〜30%、クリアランスC
の設定値が板厚Tの0〜5%と非常に狭く、また、板厚
Tが0.5mm以下の材料を処理するさいには、高精度
の設定が必要である。
【0004】このような設定条件の下では、トリミング
量の増加と共に、カッタ1,2の受ける剪断抵抗は過大
であり、摩耗の進行が早い。また、ライン内の張力変
動、鋼板の形状不良、カッタ刃の局損等により、耳屑3
鋼板4とが分離しないというトラブルが発生し、ライン
の大幅な休損、ラインロールの損傷、ライン内設備への
電気的および機械的なトラブルを招くことになる。
【0005】このような不都合を解決する方法として、
分離精度を向上させる目的のかえり無しトリミング方法
が提案されている(特開昭62−282811号、特開
平3−154706号等)。しかし、これらの方法は耳
屑の未分離のさいに、なんらの処置も施されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かえり無し
トリミング方法において、耳屑未分離を即刻検出し、未
分離耳屑を強制的に分離する方法を得ることを課題とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼板のかえり無
しトリミング方法は、カッタ刃により鋼板の両側縁に非
分離剪断加工を施し、該非分離剪断加工部を分離ロール
によって押圧することにより切り離す鋼板のかえり無し
トリミング方法において、前記分離ロールの出側直後に
板幅計を設置して、前記加工後の鋼板の板幅を実測する
こと、該実測値と設定値との差が所定範囲を超えたとき
耳屑未分離と判断すること、該判断後ピンチロールによ
って未分離耳屑を強制的に引き裂きつつシュートに誘導
させること、同時に前記カッタ刃のラップ量を漸次増加
させながら前記両値の差を所定の範囲内に納めること、
該範囲内に納まった時点で前記ピンチロールの駆動を停
止することからなる手段によって、上記課題を解決して
いる。
【0008】
【作用】本発明の方法においては、耳切断が完全か不完
全かを判断し、不完全の場合には次の処置を行う。
【0009】第1に、トリミング条件を補正する。耳を
分離しやすいように上下のカッタ刃のオーバラップLを
増加させる。第2に、未分離の耳を強制的に引き裂く。
【0010】このようにして、耳屑未分離によるトラブ
ルを未然に防止することができる。
【0011】
【実施例】図1−3を参照して、本発明の鋼板のかえり
無しトリミング方法の実施例について説明する。一般の
かえり無しトリミング方法は、図2,3に示すように上
下のカッタ刃1,2により鋼板4の両側縁(耳)3に非
分離剪断加工を施し(図2(A))、非分離剪断加工部
を上下の分離ロール5,6によって押圧することにより
切り離す(図3)。
【0012】本発明は、この鋼板のかえり無しトリミン
グ方法において、図1に示すように、分離ロール5,6
の出側直後に板幅計7を設置して、前記加工後の鋼板4
の板幅W2を実測する。この実測値W2と設定板幅値Wと
の差ΔW(=|W1−W2|)が所定範囲を超えたとき耳
屑未分離と判断する。この判断後、ピンチロール8によ
って未分離耳屑を強制的に引き裂きつつシュートに誘導
させる。それと同時に上下カッタ刃1,2のラップ量L
を漸次増加させながら前記両値の差ΔWを所定の範囲内
に納める。その範囲内に納まった時点でピンチロール8
の駆動を停止する。
【0013】図1に示すように、鋼板4の母材情報(板
幅W1、板厚T、目標板幅W0、材質等)が上位コンピュ
ータ9からプロセスコンピュータ10に送られる。プロ
セスコンピュータ10からは板幅計制御装置11、ライ
ン制御装置12、トリマ制御装置13にそれぞれに必要
なデータを伝送する。
【0014】板幅計7からの実測値W2が制御装置12
に入力され、初期値との差ΔWが計算され、装置12を
かいして装置13に伝送される。制御装置13におい
て、差ΔWが所定の範囲内にあれば切断良好と判断し、
範囲外のときには切断不良(未切断)と判断する。
【0015】未切断と判断したとき、トリマ設備14お
よびアクチュエータ15,16に制御信号を送って、ト
リミング条件を変更する。ΔWが前記の範囲内に入った
ときに、アクチュエータ15,16の作動を停止する。
一方、装置13からはピンチロール8に作動信号を伝送
し、未切断の耳3を挟み付け、引き裂く。そして、ΔW
が前記の範囲内に入ったときに、ピンチロール8の作動
を停止する。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、かえり無しトリミング
方法において、耳屑の未分離の発生を即時検出し、未分
離によって発生するトラブルを未然に防ぐとともに、ト
リミング条件を最適条件に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を適用したトリミングラインの平
面図である。
【図2】従来の方法を実施するカッタ刃の正面図であ
る。
【図3】従来の方法を実施する分離ロールの正面図であ
る。
【符号の説明】
1,2:カッタ刃 3:耳屑 4:鋼板 5,6:分離ロール 7:板幅計 8:ピンチロール 9,10:コンピュータ 11,12,13:制御装置 14:トリマ設備 15,16:アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタ刃により鋼板の両側縁に非分離剪
    断加工を施し、該非分離剪断加工部を分離ロールによっ
    て押圧することにより切り離す鋼板のかえり無しトリミ
    ング方法において、前記分離ロールの出側直後に板幅計
    を設置して、前記加工後の鋼板の板幅を実測すること、
    該実測地と設定値との差が所定範囲を超えたとき耳屑未
    分離と判断すること、該判断後ピンチロールによって未
    分離耳屑を強制的に引き裂きつつシュートに誘導させる
    こと、同時に前記カッタ刃のラップ量を漸次増加させな
    がら前記両値の差を所定の範囲内に納めること、該範囲
    内に納まった時点で前記ピンチロールの駆動を停止する
    ことからなる鋼板のかえり無しトリミング方法。
JP21278392A 1992-08-10 1992-08-10 鋼板のかえり無しトリミング方法 Pending JPH0655328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21278392A JPH0655328A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 鋼板のかえり無しトリミング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21278392A JPH0655328A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 鋼板のかえり無しトリミング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0655328A true JPH0655328A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16628316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21278392A Pending JPH0655328A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 鋼板のかえり無しトリミング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0655328A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104758A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 Jfeスチール株式会社 せん断制御方法およびせん断制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104758A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 Jfeスチール株式会社 せん断制御方法およびせん断制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0655328A (ja) 鋼板のかえり無しトリミング方法
JP4810737B2 (ja) トリミング屑の切断方法
JP7447877B2 (ja) トリム屑検出装置およびトリム屑の検出方法
JP3697928B2 (ja) 金属板のクロップ切断方法および装置
JP2983118B2 (ja) サイドトリミング装置
JP2864899B2 (ja) 鋼板の丸刃剪断装置
JPS63196312A (ja) 帯状板材のサイドトリミング方法
JP2636111B2 (ja) 金属ストリップのかえりなしサイドトリミング方法
JPH04365506A (ja) 剪断丸刃の押込量制御方法
JP2011000649A (ja) トリミング間の屑詰まり検知方法
CN114273427B (zh) 一种圆盘剪堵边故障风险识别方法
JPS6314981Y2 (ja)
JPH03166006A (ja) 連続プロセスラインにおける金属ストリツプのサイドトリミング方法および装置
JPS6052886B2 (ja) 鋼帯サイドトリミング方法及び装置
JPS6140422Y2 (ja)
JPH023386Y2 (ja)
KR200275176Y1 (ko) 선재 크롭 시어 소재 코블 방지 장치
JP2000176728A (ja) トリミング作業方法
JP2002263948A (ja) トリミング屑の切断方法
JPH06155138A (ja) トリマー刃の寿命予測方法
JPH09168918A (ja) トリム屑の反り制御方法およびその装置
JPH11151612A (ja) フライングシャーのフライホイール着脱制御方法および装置
JP2000158227A (ja) 金属帯のサイドトリミング方法および連続焼鈍設備
CN116460156A (zh) 一种液压分切剪故障监控方法与***
KR20010005348A (ko) 코일 스트립 용접부의 이중 노칭장치