JP3371256B2 - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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JP3371256B2
JP3371256B2 JP31378491A JP31378491A JP3371256B2 JP 3371256 B2 JP3371256 B2 JP 3371256B2 JP 31378491 A JP31378491 A JP 31378491A JP 31378491 A JP31378491 A JP 31378491A JP 3371256 B2 JP3371256 B2 JP 3371256B2
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秀樹 松浦
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動等化に関し、特にデ
ジタル無線通信システムの復調器において、フェージン
グによる伝搬路の波形歪や、他無線システムからの干渉
を自動的に除去するデジタル自動等化器に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、デジタル無線通信方式において、
周波数の利用効率を高めるため変調方式の多値化が進ん
でいる。一方、多値数が増すにつれてフェージングによ
る伝搬路の波形歪や交差偏波間の干渉(コチャネル干
渉)や、他無線システムからの干渉(FM干渉等)等の
影響が大きくなり、これらの線形歪や干渉を除去する自
動等化器の開発が進められている。この自動等化器の1
つとしてトランスバーサルフィルタのタップ係数を適応
制御するトランスバーサル形等化器が実用化されてい
る。 【0003】従来の全デジタル形トランスバーサル等化
器の一例を図2に示す。同図に示すように、従来の全デ
ジタル形トランスバーサル等化器は、A/D(アナログ
・デジタル)変換器11、トランスバーサルフィルタ1
2、及びタップ係数制御回路13で構成される。ここで
は、簡略化のために入力信号として一次元ベースバンド
信号を考えているが、多値直交変調信号を復調した場合
に生じる同相及び直交の二次元の成分を持つベースバン
ド信号が入力である場合も本等化器を組み合わせること
により等化システムを簡単に構成することができる。 【0004】この等化器は、端子1に入力された復調器
(図示せず)からの入力ベースバンド信号はA/D変換
器11で標本,量子化され2進信号列に変換されトラン
スバーサルフィルタ12に入力される。トランスバーサ
ルフィルタ12は遅延回路21,22,23,24と、
乗算器25,26,27,28,29と、加算器30と
で構成される5タップ形であり、主タップ103の他に
−2タップ101,−1タップ102,+1タップ10
4及び+2タップ105を有する。夫々のタップ出力信
号は、乗算器27,25,26,28,29に夫々入力
されタップ係数113,111,112,114,11
5が乗ぜられて加算器30に入力される。加算器30の
出力はフェージングによる符号間干渉が除去されたもの
となりトランスバーサルフィルタ12の出力となる。 【0005】以上のようにして、トランスバーサルフィ
ルタ12で符号間干渉が除去された出力信号が端子2に
出力される。トランスバーサルフィルタ12の各タップ
係数113,111,112,114,115はタップ
係数制御回路13で決定される。タップ係数制御回路1
3は、積分器33,31,32,34,35、及び相関
器36より構成される。相関回路36は、送信信号の推
定値と等化後のデジタル信号の差を表す誤差信号122
と、A/D変換器11の判定出力信号121とを入力と
し各タップに対応する相関値136,134,135,
137,138を出力する。相関回路36の夫々の出力
136,134,135,137,138は積分回路3
3,31,32,34,35により時間平均されトラン
スバーサルフィルタ12の各タップを制御するタップ係
数113,111,112,114,115となる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このような自動等化器
は、大きなフェージングによる波形歪を除去するために
はタップ数を増加させることが好ましい。しかしなが
ら、タップ数を多くすると収束性が損なわれる。従来の
自動等化器は、トランスバーサルフィルタのタップ数が
固定である為、両方の特性を満足することができず、フ
ェージング補償特性と収束性の一方を犠牲にしなければ
ならないという問題がある。本発明の目的は、フェージ
ング補償特性を犠牲にする事なく良好な収束性を発揮す
ることができる自動等化器を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の自動等化器は、
A/D変換器、トランスバーサルフィルタ、タップ係数
制御回路に加えて、復調器の同期外れを検出する同期外
れ検出回路を設け、かつタップ係数制御回路には夫々タ
ップ係数制御信号を出力する第1ないし第nの積分器を
任意にリセットするリセット回路を設け、このリセット
回路を同期外れ検出回路の出力信号に基づいて動作さ
せ、同期外れから引き込みを行うときは、前記複数の積
分器から選択された一部の積分器をリセットするように
構成する。 【0008】 【作用】同期外れ検出回路が同期外れを検出し、同期外
れから引込みを行うときはリセット回路は複数の積分器
から選択された一部の積分器をリセットし、少ないタッ
プ数とする。又、収束された状態ではリセットを解除
し、多くのタップ数とする。 【0009】 【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のトランスバーサル形自動等化器の一
実施例の回路図であり、この等化器はA/D変換器1
1、トランスバーサルフィルタ12、タップ係数制御回
路13、及び同期外れ検出回路14から構成される。前
記A/D変換器11及びトランスバーサルフィルタ12
は従来と同じであり、端子1に入力された信号の符号間
干渉が除去されて端子2に出力される様子も従来例と同
じであるのでここでは説明を省略する。 【0010】前記同期外れ検出回路14の端子3には、
復調器に含まれ復調器の搬送波再生を制御する搬送波再
生回路の出力信号が入力される。この同期外れ検出回路
14は端子3に入力された搬送波再生制御信号100を
監視し、復調器による再生搬送波が受信信号と非同期状
態になると直ちに搬送波非同期信号123を出力する。
この同期外れ検出回路は、例えば特開昭48−17661 号の
様な構成で実現することができる。一方、タップ係数制
御回路13は、積分回路31,32,33,34,35
と相関回路36に加えて、端子3に入力する搬送波非同
期信号123に基づき積分器のリセットを行うリセット
回路37が設けられる。 【0011】次に、以上の構成の等化器の動作を説明す
る。尚、ここで、トランスバーサルフィルタのタップ係
数がフェージング補償のための最適値であるか或いは最
適値の近傍にあり波形歪を受けた信号を除去している状
態を収束、それ以外の状態を発散と定義する。発散時に
収束性を高めるためには、タップ数はあまり多くない方
が良い。ところが、収束時にフェージング補償特性を高
めるためにはタップ数を増やした方が良い。 【0012】本発明においては、収束,発散の判断を前
記搬送波非同期信号123を用いて行う。即ち、搬送波
非同期信号123が発生していなければ収束、発生中は
発散と解釈する。又、リセット回路37には発散した場
合リセットを行う積分回路を予め設定しておく。ここで
は仮にリセットを行う積分回路を積分回路31,35と
する。 【0013】フェージングが非常に大きい場合やシステ
ムの起動時には、自動等化器は発散している。搬送波非
同期信号123によって発散中と判断した場合、リセッ
ト回路37は積分回路31,35にリセット信号を出力
する。各タップの積分回路31,32,33,34,3
5のうち積分回路31,35はリセットされているため
その出力、つまりタップ係数111,115はゼロとな
り、他の積分回路32,33,34は、各タップの相関
値135,136,137をそれぞれ積分し、各タップ
係数112,113,114を出力する。つまり、自動
等化器が発散している間は、3タップの自動等化器とし
て動作することになる。 【0014】一方、フェージングが小さくなり自動等化
器が収束すると、リセット回路37は搬送波非同期信号
123により判断しリセット解除を積分器31,35に
出力する。このリセット解除に従い各積分器31,3
2,33,34,35は各タップ係数111,112,
113,114,115を出力する。これにより、5タ
ップの自動等化器として動作することになる。 【0015】以上により、従来の自動等化器と同等の収
束特性を持たせたまま、より大きなフェージングを補償
することができる。尚、本発明の自動等化器は、同相及
び直交の2つの成分を持つ二次元ベースバンド信号が入
力の場合及びタップ係数が5タップ以外の場合にも容易
に適用することが可能である。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ランスバーサルフィルタのタップ係数が収束しているか
否かを検出することによりタップ数を制御して、収束中
はタップ数を増やすことによりトランスバーサルフィル
タのもつ最大限の能力を発揮することが可能となる。又
タップ係数が発散している間はタップ数を従来の自動等
化器と同様の数に制限することにより、その収束性も従
来と同様の特性を得ることができる。特に、タップ数を
制限した場合でも等化器は動作を継続しているためフェ
ージング補償特性を犠牲にすることなく収束性を向上す
ることも可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の自動等化器の一実施例のブロック図で
ある。 【図2】従来の自動等化器の一例のブロック図である。 【符号の説明】 11 A/D変換器 12 トランスバーサルフィルタ 13 タップ係数制御回路 14 同期外れ検出回路 21〜24 遅延回路 25〜29 乗算器 30 加算器 31〜35 積分器 36 相関回路 37 リセット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 H03H 17/00 H04B 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 デジタル無線方式の復調装置に用いられ
    る自動等化器であって、多値ベースバンド信号をデジタ
    ル信号に変換するアナログ・デジタル変換器と、前記デ
    ジタル信号を第1ないし第nのタップ係数制御信号に基
    づき自動等化するデジタル型トランスバーサルフィルタ
    と、前記トランスバーサルフィルタにタップ係数制御信
    号を出力するタップ係数制御回路と、復調器の同期外れ
    を検出する同期外れ検出回路とを備え、前記タップ係数
    制御回路は、前記アナログ・デジタル変換器又はデジタ
    ル形トランスバーサルフィルタのいずれか一方の判定出
    力を第1の入力とし前記デジタル形トランスバーサルフ
    ィルタの出力のうち送信信号の推定値と前記等化された
    デジタル信号との誤差分を表す誤差信号を第2の入力信
    号として第1ないし第nタップの相関値を出力する相関
    回路と、前記第1ないし第nのタップ係数制御信号を積
    分し出力する第1ないし第nの積分器と、前記第1ない
    し第nの積分器を任意にリセットするリセット回路とを
    有し、前記リセット回路は前記同期外れ検出回路の出力
    信号に基づき、同期外れから引き込みを行うときは、
    記複数の積分器から選択された一部の積分器をリセット
    するように構成したことを特徴とする自動等化器。
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