JP3368491B2 - 分割型固定子の製造方法 - Google Patents

分割型固定子の製造方法

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JP3368491B2 JP30102096A JP30102096A JP3368491B2 JP 3368491 B2 JP3368491 B2 JP 3368491B2 JP 30102096 A JP30102096 A JP 30102096A JP 30102096 A JP30102096 A JP 30102096A JP 3368491 B2 JP3368491 B2 JP 3368491B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転電機の分割型
固定子の製造方法に関し、特にポールピースを高精度に
位置決めしつつ、簡単な作業で強固に連結できるように
した製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機では、固定子のコイル巻装の簡
単化を図るべく、複数のポールピース積層体を環状に配
列してその内側磁極部を合成樹脂材料等で連結して鉄芯
とし、該鉄芯のスロット間にコイルを巻装した後、鉄芯
を円筒状の外輪ヨーク内に嵌入するようにした分割型固
定子が提案されている(例えば、実開平2ー44848
号公報、特開平4ー58746号公報、等参照)。
【0003】他方、本件出願人は、ポールピースを相互
に正確に位置決めし、かつ固定子の耐久性及び信頼性を
保証すべく、複数のポールピース形状部を環状に配列
し、かつ各ポールピース形状部の内周端又は外周端の隣
接する端部間に内周端より内方に突設するか又は外周端
より外方に突設する橋絡部を有する鉄芯素形材を一体形
成し、複数の鉄芯素形材を積層して相互に固定し、成形
型内に装入して合成樹脂材料によって連結した後、内方
又は外方に突出した橋絡部を切削することにより、鉄芯
を製造するようにした方法を開発し、出願するに至った
(特願平4ー117035号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法では、複数の鉄芯素形材を重ねて成形型内に装入
し、合成樹脂材料によってポールピース形状部の磁極部
間を連結しているので、鉄芯素形材の挿入及び合成樹脂
材料の注入という複雑な作業工程を必要とし、又合成樹
脂材料で磁極部間を被覆することによって連結している
ので、ポールピース形状部の磁極部間の連結強度が低
く、更には磁極部の連結作業と橋絡部の切削作業とを別
々の工程で行う必要があって作業が非常に煩雑であると
いう問題があった。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑み、ポールピ
ースを高精度に位置決めしつつ、簡単な作業で強固に連
結できるようにした分割型固定子の製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る分
割型固定子の製造方法は、複数のポールピースを環状に
配列しかつ複数の各隣接するポールピースの内側磁極部
間を相互に連結して鉄芯とし、該鉄芯をその外周スロッ
トに捲線を施して内面円筒状の外輪ヨーク内に挿入して
分割型固定子を製造するにあたり、その内側磁極部近傍
の両側に嵌合部を形成した複数のポールピースを積層し
て相互に固定し、複数のポールピース積層体を環状に配
列してその外周を治具によって保持し、複数の各隣接す
るポールピース積層体の嵌合部間に非磁性・高剛性の連
結部材を積層方向に圧入することにより、複数の各隣接
するポールピース積層体を相互に位置決めしつつ連結し
て鉄芯を製造するようにしたことを特徴とする。
【0007】連結部材は剛性があって、嵌合部間への圧
入によって変形しないものであればよく、具体的には硬
質合成樹脂材料や金属材料で製造できる。連結部材と嵌
合部とは相互に嵌まり合う形状とすればよく、例えば連
結部材に突起部を形成し、嵌合部を凹状としてもよく、
連結部材に凹部を形成し、嵌合部を突起形状としてもよ
い。治具は内面円形状のものであればよく、さらにポー
ルピースの外端部が嵌込む凹部を形成し、位置決め精度
を高めるようにしてもよい。
【0008】本発明の特徴の1つは環状のポールピース
積層体の外周を治具で保持し、ポールピース内側磁極部
近傍の嵌合部間に剛性の連結部材をその積層方向に圧入
して連結するようにした点にある。これにより、ポール
ピース積層体は相互に正確に位置決めされるとともに強
固に連結されることとなる。しかし、バラバラのポール
ピースはこれを積層し、環状に正確に配列するのが非常
に煩雑である。そこで、ポールピースを予め相互に環状
に連結した形状とすると、正確な積層及び環状への配列
が容易となるが、その場合には固定子本来の機能を奏す
る上で、ポールピースの連結形状を切断することが必要
となる。本発明の場合、剛性の連結部材を圧入している
ので、その圧入力を利用してポールピースを相互に離間
させてその連結形状を破断することができる。但し、ポ
ールピースを予め相互に連結しているので、そのままの
位置ではポールピースを相互に離間させることはできな
い。そこで、連結部材の圧入によってポールピースを半
径方向外方に所定距離だけ前進させてポールピースを相
互に離間させる必要がある。
【0009】即ち、本発明に係る分割型固定子の製造方
法は、複数のポールピースを環状に配列しかつ複数の各
隣接するポールピースの内側磁極部間を相互に連結して
鉄芯とし、該鉄芯をその外周スロットに捲線を施して内
面円筒状の外輪ヨーク内に挿入して分割型固定子を製造
するにあたり、その内側磁極部近傍の両側に嵌合部を形
成してなる複数のポールピース形状部を環状に配列しか
つ複数の各隣接するポールピース形状部の内側間に円周
方向の離間にて破断しうる橋絡部を有する鉄芯素形材を
一体形成し、複数の鉄芯素形材を積層して相互に固定
し、該鉄芯素形材積層体の外周をその各ポールピース形
状部が所定距離だけ半径方向外方に前進しうるように治
具によって保持し、複数の各隣接するポールピース形状
部の嵌合部間に非磁性・高剛性の連結部材をその積層方
向に圧入することにより、各ポールピース形状部を半径
方向外方に前進させつつ内側間を円周方向に離間させて
橋絡部を破断し、かつ隣接するポールピース形状部を相
互に位置決めしつつ連結して鉄芯を製造するようにした
ことを特徴とする。
【0010】連結部材の圧入によって橋絡部を破断させ
るためには、連結部材の長さと圧入前の隣接する嵌合部
間の距離との関係を前者を後者に比して大きく設定する
ことが重要である。また、治具はポールピース形状部の
外端部が半径方向外方に所定距離だけ前進しうるように
構成することが大切である。例えば、治具の内径を鉄芯
素形材の外径よりも若干大きく設定し、あるいは治具の
内径を鉄芯素形材の外径と等しいか又は若干小さくし、
内周縁にポールピース形状部の外端部が所定距離だけ前
進しうる嵌合凹部を形成してもよい。
【0011】全てのポールピース形状部を橋絡部で連結
して鉄芯素形材としているが、全てのポールピース形状
部を予め連結すると、連結部材の圧入力を大きくしない
と、積層したポールピース形状部の橋絡部を破断できな
いおそれがある。そこで、積層したポールピースを鉄芯
素形材で挟持するようにすると、積層及び環状への配列
が容易であるとともに、連結部材の圧入力をそれほど大
きくしなくとも橋絡部を確実に破断できる。
【0012】即ち、本発明に係る分割型固定子の製造方
法は、複数のポールピースを環状に配列しかつ複数の各
隣接するポールピースの内側磁極部間を相互に連結して
鉄芯とし、該鉄芯をその外周スロットに捲線を施して内
面円筒状の外輪ヨーク内に挿入して分割型固定子を製造
するにあたり、その内側磁極部近傍の両側に嵌合部を形
成してなる複数のポールピース形状部を環状に配列しか
つ複数の各隣接するポールピース形状部の内側間に円周
方向の離間にて破断しうる橋絡部を有する鉄芯素形材を
一体形成し、その内側磁極部近傍の両側に嵌合部を有す
る複数のポールピースを積層し、複数のポールピース積
層体を環状に配列して少なくとも2枚の上記鉄芯素形材
のポールピース形状部で挟持して相互に固定し、該少な
くとも2枚の鉄芯素形材及び複数のポールピース積層体
の外周をその各ポールピース形状部及びポールピース積
層体が所定距離だけ半径方向外方に前進しうるように治
具によって保持し、複数の各隣接するポールピース形状
部及びポールピース積層体の嵌合部間に非磁性・高剛性
の連結部材を積層方向に圧入することにより、各ポール
ピース形状部及びポールピース積層体を半径方向外方に
前進させつつ内側間を円周方向に離間させて橋絡部を破
断し、かつ複数の各隣接するポールピース形状部及びポ
ールピース積層体を相互に位置決めしつつ連結して鉄芯
を製造するようにしたことを特徴とする。
【0013】鉄芯素形材はポールピース積層体を挟持す
る上で、少なくとも2枚あればよく、3枚以上としてポ
ールピース積層体の間に任意に挿入してもよい。橋絡部
の破断を確実に行う上で、橋絡部は隣接するポールピー
ス形状部の内側の間で薄肉部を有する形状とするのが好
ましい。この薄肉部は幅又は厚みが橋絡部中央、両側部
位又は任意の部位で最小又は小さくなった形状とするの
がよい。例えば、鉄芯素形材の打抜き製造時に橋絡部を
半打抜き状態とすると、橋絡部の両端部位を薄肉とする
ことができる。この半打抜きはカシメ時に行ってもよ
い。また、鉄芯素形材の打抜き製造時に隣接する磁極部
間を幅又は厚みの最小又は小さくなった部分を有する形
状に打抜くことによって橋絡部を形成することもでき
る。
【0014】分割型固定子は鉄芯とこれが挿入される外
輪ヨークとで構成されるのが一般的である。そこで、外
輪ヨークを鉄芯素形材積層体又はこれとポールピース積
層体との外周を保持する治具として利用することもでき
る。
【0015】即ち、内周縁に上記積層したポールピース
形状部、又は上記積層したポールピース形状部及びポー
ルピース積層体の外端部が所定距離だけ前進可能に嵌合
しうる嵌合凹部を形成したヨーク素形材を一体形成し、
複数のヨーク素形材を積層して相互に固定して外輪ヨー
クとし、該外輪ヨークを上記治具の代わりに用い、上記
鉄芯の製造と該鉄芯の円筒状ヨークへの挿入とを同時に
行うようにすることができる。但し、この場合には連結
部材の圧入前にスロットに固定子巻線を巻装しておく必
要がある。
【0016】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、複数のポール
ピース積層体、鉄芯素形材の積層体又はポールピースと
鉄芯素形材の積層体の環状外周を治具で保持し、隣接す
る嵌合部間に非磁性・高剛性の連結部材を圧入するよう
にしたので、ポールピース又はポールピース形状部は連
結部材の圧入の際に所定の位置に正確に位置決めされ
る。
【0017】しかも、複数の各隣接するポールピース積
層体及び/又はポールピース形状部が高剛性の連結部材
の嵌合によって相互に連結されるので、全体として一体
構造となって高い連結強度が得られ、構造的に安定した
高い信頼性の固定子を製造できる。
【0018】また、鉄芯素形材を積層し、又はポールピ
ース積層体を鉄芯素形材で挟持するようにすると、ポー
ルピースの積層が非常に簡単にかつ高精度に行える。し
かも、連結部材の圧入を利用して鉄芯素形材の橋絡部を
破断しているので、連結と破断とを同時に行え、2工程
が必要であった従来の製造方法に比して製造工程を簡略
化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図1ないし図9は本発明の
分割型固定子の製造方法の好ましい実施形態を示す。図
9において、回転電機10は外殻フレーム20内に環状
の固定子30と回転子40とを内装して構成されてい
る。上記外殻フレーム20は円筒状ハウジング21の前
後に端部フレーム22をねじにて固定して構成され、上
記固定子30内には回転子40が挿入され、回転子40
の回転軸41が軸受11によって端部フレーム22に回
転自在に支持されている。
【0020】また、上記固定子30は図7に示すように
外輪ヨーク31内に鉄芯32を嵌入して構成され、該鉄
芯32にはその各スロット39に固定子巻線310が巻
装されている。この鉄芯32は複数のポールピース33
を積層し、これをカシメ又は溶接によって相互に固定
し、該複数のポールピース積層体34を環状に配列して
構成されている。複数の各ポールピース33は先端円弧
状の縦長形状をなし、その後端部には磁極部35が両側
方に突出して形成され、該磁極部35の前方には突出部
36が形成されてその間が嵌合凹部(嵌合部)37とな
っており、全体として略土形状をなしている。
【0021】環状に配列された上記複数のポールピース
積層体34はその各隣接するポールピース積層体34の
嵌合凹部37間に非磁性金属材料製、例えば真鍮製の連
結金具(連結部材)38が各々圧入されて相互に連結さ
れている。この連結金具38は略I字形状をなし、長さ
はポールピース積層体34の積層厚さと等しくなってい
る。
【0022】他方、上記外輪ヨーク31の内周縁には嵌
合凹部311が鉄芯32の各ポールピース積層体34に
対応して形成され、各嵌合凹部311内にはポールピー
ス積層体34の外端部が嵌入されており、上記連結金具
38の嵌入による隣接するポールピース積層体34相互
間の連結作用と相まって各ポールピース積層体34の内
方への変位が阻止されている。
【0023】次に、製造方法について説明する。回転電
機1を製造する場合、電磁鋼帯から複数枚の鉄芯素形材
50及びポールピース33を打ち抜く(工程S1参
照)。この鉄芯素形材50は図2に示すように、ポール
ピース33と同形状、即ち先端円弧状の縦長形状をな
し、その後端部には磁極部51が両側方に突出し、磁極
部51の上方には突出部52が突設されてその間が嵌合
凹部(嵌合部)53となった全体として略土形状の複数
のポールピース形状部54を環状に配列し、かつ複数の
各隣接するポールピース形状部54の磁極部51間が中
央で幅の薄くなった薄肉橋絡部55で連結された形状と
なっている。
【0024】こうして鉄芯素形材50及びポールピース
33が製作されると、図8の(a) に示すように、その中
間に鉄芯素形材50を介在させて複数のポールピース3
3を積層し、さらにポールピース積層体34の両側を鉄
芯素形材50で挟持し、その状態でカシメ又は溶接によ
って相互に固定した後、図8の(b) に示すように、鉄芯
素形材50のポールピース形状部54及びポールピース
積層体34間のスロットに固定子巻線310を施し、該
捲線をワニスで固定する(工程S2参照)。
【0025】他方、外輪ヨーク31については、電磁鋼
帯から複数枚のヨーク素形材60を打ち抜く(工程S3
参照)。このヨーク素形材60は図5に示すように、内
周縁に鉄芯32の各ポールピース積層体34の外端部が
所定距離だけ前進可能に嵌合しうる嵌合凹部61が所定
間隔毎に形成された環状となっている。複数のヨーク素
形材60を相互に位置合わせしつつ積層し、カシメによ
って相互に固定し、図6に示すように外輪ヨーク31を
製作する(工程S3)。
【0026】このようにして鉄芯32の素材及び外輪ヨ
ーク31が製作されると、外輪ヨーク31内に鉄芯32
の素材を嵌入し、各隣接するポールピース積層体34及
び鉄芯素形材50の嵌合凹部311、53間に連結金具
38を各々積層方向に圧入すると、各ポールピース積層
体34及び鉄芯素形材50のポールピース形状部54が
外輪ヨーク31の嵌合凹部311内端との間の隙間を半
径方向外方に前進しつつ間隔を拡げ、これにより鉄芯素
形材50の橋絡部55が破断されてポールピース形状部
54がポールピース積層体34の一部となるとともに、
隣接するポールピース積層体34が相互に連結されて鉄
芯32が製作され、かつ該鉄芯32が外輪ヨーク31に
嵌入固定されて分割型の固定子30が製造される(工程
S4、S5参照)。
【0027】その後は従来と同様に、外殻ハウジング2
0を構成する円筒状ハウジング21内に、環状の固定子
30を挿入するとともに、該固定子30内に回転子40
を挿入し、回転子40の回転軸41を軸受11によって
フレーム10に回転自在に保持し、さらにコイルの配線
42を前側フレーム10の引出孔から引き出せば、図9
に示すような回転電機1を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分割型固定子の製造方法の好ましい
実施形態を示す工程図である。
【図2】 上記製造方法における鉄芯素形材を示す図で
ある。
【図3】 上記製造方法におけるポールピース積層体を
示す斜視図である。
【図4】 上記鉄芯素形材及びポールピース積層体の組
立て状態を示す斜視図である。
【図5】 上記製造方法におけるヨーク素形材を示す図
である。
【図6】 上記製造方法における外輪ヨークを示す斜視
図である。
【図7】 上記方法で製造された分割型固定子を示す正
面構成図である。
【図8】 上記鉄芯の製造途中を示す図である。
【図9】 上記方法で製造された回転電機を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 回転電機 20 外殻ハ
ウジング 21 円筒状ハウジング 22 端部フ
レーム 30 固定子 31 外輪ヨ
ーク 32 鉄芯 34 ポールピース積層体 35 磁極部 37 嵌合凹部 38 連結金
具(連結部材) 39 スロット 310 固定子
巻線 311 嵌合凹部 40 回転子 50 鉄芯素形材 51 ポール
ピース形状部 53 嵌合凹部(嵌合部) 55 橋絡部 60 ヨーク素形材 61 嵌合凹
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−292708(JP,A) 特開 平8−237891(JP,A) 特開 昭58−190245(JP,A) 特開 平4−299053(JP,A) 特開 平4−295256(JP,A) 特公 平6−50939(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/02,1/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポールピースを環状に配列しかつ
    複数の各隣接するポールピースの内側磁極部間を相互に
    連結して鉄芯とし、該鉄芯をその外周スロットに捲線を
    施して内面円筒状の外輪ヨーク内に挿入して分割型固定
    子を製造するにあたり、 その内側磁極部近傍の両側に嵌合部を形成した複数のポ
    ールピースを積層して相互に固定し、複数のポールピー
    ス積層体を環状に配列してその外周を治具によって保持
    し、 複数の各隣接するポールピース積層体の嵌合部間に非磁
    性・高剛性の連結部材を積層方向に圧入することによ
    り、複数の各隣接するポールピース積層体を相互に位置
    決めしつつ連結して鉄芯を製造するようにしたことを特
    徴とする分割型固定子の製造方法。
  2. 【請求項2】 複数のポールピースを環状に配列しかつ
    複数の各隣接するポールピースの内側磁極部間を相互に
    連結して鉄芯とし、該鉄芯をその外周スロットに捲線を
    施して内面円筒状の外輪ヨーク内に挿入して分割型固定
    子を製造するにあたり、 その内側磁極部近傍の両側に嵌合部を形成してなる複数
    のポールピース形状部を環状に配列しかつ複数の各隣接
    するポールピース形状部の内側間に円周方向の離間にて
    破断しうる橋絡部を有する鉄芯素形材を一体形成し、 複数の鉄芯素形材を積層して相互に固定し、該鉄芯素形
    材積層体の外周をその各ポールピース形状部が所定距離
    だけ半径方向外方に前進しうるように治具によって保持
    し、 複数の各隣接するポールピース形状部の嵌合部間に非磁
    性・高剛性の連結部材をその積層方向に圧入することに
    より、各ポールピース形状部を半径方向外方に前進させ
    つつ内側間を円周方向に離間させて橋絡部を破断し、か
    つ隣接するポールピース形状部を相互に位置決めしつつ
    連結して鉄芯を製造するようにしたことを特徴とする分
    割型固定子の製造方法。
  3. 【請求項3】 複数のポールピースを環状に配列しかつ
    複数の各隣接するポールピースの内側磁極部間を相互に
    連結して鉄芯とし、該鉄芯をその外周スロットに捲線を
    施して内面円筒状の外輪ヨーク内に挿入して分割型固定
    子を製造するにあたり、 その内側磁極部近傍の両側に嵌合部を形成してなる複数
    のポールピース形状部を環状に配列しかつ複数の各隣接
    するポールピース形状部の内側間に円周方向の離間にて
    破断しうる橋絡部を有する鉄芯素形材を一体形成し、 その内側磁極部近傍の両側に嵌合部を有する複数のポー
    ルピースを積層し、複数のポールピース積層体を環状に
    配列して少なくとも2枚の上記鉄芯素形材のポールピー
    ス形状部で挟持して相互に固定し、該少なくとも2枚の
    鉄芯素形材及び複数のポールピース積層体の外周をその
    各ポールピース形状部及びポールピース積層体が所定距
    離だけ半径方向外方に前進しうるように治具によって保
    持し、 複数の各隣接するポールピース形状部及びポールピース
    積層体の嵌合部間に非磁性・高剛性の連結部材を積層方
    向に圧入することにより、各ポールピース形状部及びポ
    ールピース積層体を半径方向外方に前進させつつ内側間
    を円周方向に離間させて橋絡部を破断し、かつ複数の各
    隣接するポールピース形状部及びポールピース積層体を
    相互に位置決めしつつ連結して鉄芯を製造するようにし
    たことを特徴とする分割型固定子の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記橋絡部を、隣接するポールピース形
    状部の内側の間で薄肉部を有する形状とした請求項2又
    は3記載の分割型固定子の製造方法。
  5. 【請求項5】 内周縁に上記積層したポールピース形状
    部、又は上記積層したポールピース形状部及びポールピ
    ース積層体の外端部が所定距離だけ前進可能に嵌合しう
    る嵌合凹部を形成したヨーク素形材を一体形成し、 複数のヨーク素形材を積層して相互に固定して外輪ヨー
    クとし、 該外輪ヨークを上記治具の代わりに用い、上記鉄芯の製
    造と該鉄芯の円筒状ヨークへの挿入とを同時に行うよう
    にした請求項2又は3記載の分割型固定子の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記連結部材として、非磁性金属材料製
    の連結部材を用いるようにした請求項1ないし3のいず
    れかに記載の分割型固定子の製造方法。
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