JP4534420B2 - ステータ、及びこれを備えた関連機器、並びにステータの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置のような駆動装置に好適なモータを構成するステータに関する。また、このステータの製造方法に関する。さらにそのステータを備えたモータ及びこのモータを備えた駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング装置のような駆動装置には、その駆動源としてモータが使用される電動式のものがある。そのモータは、例えば、円筒状のフレームに固定されたステータと、その半径方向内方に駆動用マグネットが対向して出力軸と共に軸受手段によって回転自在に支持されたロータとを有し、ステータに所定の電流が供給されると駆動用マグネットとの間の磁気的作用によりロータが回転する。駆動用マグネットと共に回転する出力軸は、駆動装置の駆動部に連結されることでトルクが伝達され、その駆動装置が作動する。
【0003】
そのステータは、一般的には、珪素鋼板を打ち抜いたものを積層して各部にコイルが巻設して形成されるもので、環状部とこの環状部の半径方向内方にT字状に突出し周方向に所定の間隔をあけて位置する複数の突出部とからなる部材を複数枚、積層してなるステータコアと、その突出部が積層されてなる部位にコイルが絶縁を図りつつ所定のパターンで巻設されてなる。以下、そのステータコアの環状部をコアバック部、突出部をティース部と称す。隣接するティース部間に形成される隙間をスロットオープン、スロットオープンより内部の空間をスロットと称す。
【0004】
ステータのコイルの巻設方法は、スロットオープンにノズルを用いてコイルを案内してティース部に巻く方法(ノズル巻き方式)や予め環状に巻いたコイルをスロットオープンから挿入してティース部に巻く方法(インサート方式)が一般的に知られている。
【0005】
ところがこのようなステータでは、各ティース部が半径方向内方に突出するためスロットオープンが狭いため、それら公知の巻設方法では、スロットオープンの形状の制約を受けてコイルの占積率が小さくなったり、コイルがティース部の上下端面からはみ出してしまう等の巻設状態となってしまい、良好な特定のステータ並びにモータを実現できなかった。
【0006】
そのような欠点を解消するために、ステータコアを分割してコイルを巻設しやすくする構成が知られている。
【0007】
その中で特許文献1に示すようにステータコアをコアバック部とティース部とを分割してなる構成が知られている。特許文献1のステータの構成及び製造方法では、積層継鉄(コアバック部に相当)と積層固定子磁極歯(ティース部に相当)とを別々に製造し、コイルは複数の積層固定子磁極歯が積層連結環によって結合された積層星形鉄心70(特許文献1の図7を参照)に巻設してコイル挿入固定子鉄心を形成し、このコイル挿入固定子鉄心を積層継鉄に組み合わせて、最後にその連結環を取り除くことにより、電機子(ステータに相当)が完成する。
【0008】
特許文献1のようなコアバック部とティース部とが分割されたステータコアでは、ティース部がコアバック部の半径方向外方に突出してスロットオープンが大きく開口することからコイルが巻設しやすくなる。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−300753
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1のような構成は、組立時に使用される複数のティース部を結合する積層連結環を最終的には取り外す必要があるが、その除去作業が困難ことがある。そのためこの分割型のステータの適用範囲は、その取り外し作業に支障がないもの(例えば、ステータコアの鋼板の積層数が少ない比較的に低出力向けのステータ)に限られていた。
【0010】
本発明の目的は、広範囲に適用することができるステータ及びこのステータの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ステータの製造方法に関し、
環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有し、互いに独立した前記コアバック部と前記ティース部とを組み合わせて完成されるステータの製造方法であって、
前記複数のティース部をそれぞれの突出端部で互いに部分的に連結する連結部を用いて前記複数のティース部を環状に連結した状態で、前記コイルを前記ティース部に巻設してコイル巻設体を形成し、
前記コイル巻設体における各ティース部の基部を前記コアバック部に組み合わせた後、前記連結部を取り外して製造され、
前記ティース部は、突出端部の周方向両側に周方向に突出する突起と、前記突起の前記コアバック側に膨らむ膨出部を有し、
前記連結部を、前記ティース部の突出端部の内周面に当接させると共に、前記突起及び前記膨出部に当接させる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステータの製造方法に関し、
複数の環状体である前記連結部を、前記ティース部を構成するティース素片を母材から打ち抜いた時に同時に打ち抜いて形成し、各環状体を中心軸方向に所定の間隔をあけて配置する。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のステータの製造方法に関し、
複数の円弧状体である前記連結部を、前記ティース部を構成するティース素片を母材から打ち抜いた時に同時に打ち抜いて形成し、各円弧状体を隣接する3個以上のティース部を連結し、少なくとも各円弧状体を周方向に所定の間隔をあけて配置する。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のステータの製造方法に関し、
複数個設けられた前記連結部を、前記ティース部を構成するティース素片を母材から打ち抜いた時に同時に打ち抜いて形成し、周方向に所定の間隔をあけて少なくとも隣接する2つのティース部を連結して配置する。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のステータの製造方法に関し、複数個設けられた前記連結部を、中心軸方向に所定の間隔をあけて配置する。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載のステータの製造方法に関し、前記連結部は、前記コイルを前記ティース部に巻設するときにこのティース部を保持する治具である。
【0019】
請求項7に記載の発明は、ステータの製造方法に関し、
環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有するステータの製造方法であって、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記コアバック部を構成するコアバック素片を形成する工程と、
前記ティース部を構成するティース素片と、前記ティース素片を連結する円弧状の連結片とを、母材である鋼板を打ち抜いてそれぞれ同時に形成し、その後、前記ティース素片を前記連結片にて組み合わせてティース組合片を形成する工程と、
前記コアバック素片を積層してコアバック部前駆体を形成する工程と、
前記ティース組合片を積層してティース部前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体にコイルを巻設して、コイル巻設体を形成する工程と、
前記コイル巻設体と前記コアバック部前駆体とを組み合わせてステータ前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体における、中心軸方向両端のうち少なくとも一端から複数層の前記ティース組合片に形成された前記連結片が無い空隙を、前記コイル巻設体から前記連結片を取り外すための治具のガイドとし、
前記連結片を取り外す工程と、
を含む。
【0020】
請求項8に記載の発明は、ステータの製造方法に関し、
環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有するステータの製造方法であって、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記コアバック部を構成するコアバック素片を形成する工程と、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記ティース部を構成する第1ティース素片を形成する工程と、
前記ティース部を構成する第2ティース素片と、前記第2ティース素片を連結する環状の連結片とを、母材である鋼板を打ち抜いてそれぞれ同時に形成し、その後、前記第2ティース素片を前記連結片にて組み合わせて第2ティース組合片を形成する工程と、
前記コアバック素片を積層してコアバック部前駆体を形成する工程と、
前記第1ティース素片と前記第2ティース組合片とを積層してティース部前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体にコイルを巻設して、コイル巻設体を形成する工程と、
前記コイル巻設体と前記コアバック部前駆体とを組み合わせてステータ前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体における、中心軸方向両端のうち少なくとも一端から複数層の前記ティース組合片に形成された前記連結片が無い空隙を、前記コイル巻設体から前記連結片を取り外すための治具のガイドとし、
前記連結片を取り外す工程と、
を含む。
【0021】
請求項9に記載の発明は、ステータの製造方法に関し、環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有するステータの製造方法であって、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記コアバック部を構成するコアバック素片を形成する工程と、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記ティース部を構成する第1ティース素片を形成する工程と、
前記ティース部を構成する第2ティース素片と、前記第2ティース素片を連結する円弧状の連結片とを、母材である鋼板を打ち抜いてそれぞれ同時に形成し、その後、前記第2ティース素片を前記連結片にて組み合わせて第2ティース組合片を形成する工程と、
前記コアバック素片を積層してコアバック部前駆体を形成する工程と、
前記第1ティース素片と前記第2ティース組合片とを積層してティース部前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体にコイルを巻設して、コイル巻設体を形成する工程と、
前記コイル巻設体と前記コアバック部前駆体とを組み合わせてステータ前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体における、中心軸方向両端のうち少なくとも一端から複数層の前記ティース組合片に形成された前記連結片が無い空隙を、前記コイル巻設体から前記連結片を取り外すための治具のガイドとし、前記連結片を取り外す工程と、
を含む。
【0022】
請求項10に記載の発明は、モータに関し、請求項1乃至9の何れかに記載のステータの製造方法により製造されたステータを備える。
【0023】
請求項11に記載の発明は、駆動装置に関し、請求項10に記載のモータにより駆動される。
【0024】
請求項12に記載の発明は、駆動装置に関し、請求項11に記載の駆動装置が、電動パワーステアリング装置である。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に係るモータ及びステータについて、自動車に搭載される電動パワーステアリング装置に使用されるブラシレスモータを用いて説明する。図1は、そのモータを中心軸方向に沿って切断した断面図である。図2は、図1のX−Y線に沿って切断した断面図である。
【0026】
同モータ2は、図1及び図2に示すように、一端が閉塞された有底円筒状のフレーム3と、フレーム3の他端を閉塞するように設けられた平板状のベース4と、そのフレーム3の内周に嵌合固定されたステータ5と、このステータ5の半径方向内方に回転自在に支持された円柱状のシャフト6と、このシャフト6の中間部分の外周面であってステータ5の内周面に間隙をあけて対向して設けられた円筒状の駆動用マグネット7と、そのシャフト6の一端とフレーム3との間に固定されシャフト6を回転自在に支持する一方の軸受8と、そのシャフト6の他端とベース4との間に固定されシャフト6を回転自在に支持する他方の軸受9と、を備えている。ステータ5に所定の電流が供給されると、駆動用マグネット7との磁気的相互作用により、回転トルクが発生し駆動用マグネット7と共にシャフト6が回転する。シャフト6の他端であるベース4から突出する部分は、当該装置の駆動機構に連結されトルクを伝達する。
【0027】
そのステータ5は、ステータコア51とコイル52と絶縁部材53a、53bを備えている。ステータコア51は、珪素鋼板を所定の形状に打ち抜いたものを多数枚積層して加締めにより一体化され、図2に示すように環状のコアバック部54と、このコアバック部54の内周面から半径方向内方に突出し周方向に所定の間隔をあけて位置する複数(本例では12個)のティース部55とを有する。ティース部55の半径方向の突出端は、周方向両端に鋭角状に突出する突起がある。コイル52は、各ティース部55に所定のパターン(本例では3相分布巻き)にて巻設されている。絶縁部材53a、53bは、コイル52とステータコア51との絶縁を図ると共にスロットオープンを閉塞してロータ側に塵埃等が流出しないようにしている。ステータコア51は、後述するようにコアバック部54とティース部55とが別部材にて組み合わせて構成された分割型である。
【0028】
次に、このステータ5の製造方法について説明する。
【0029】
即ち、コアバック部54と複数のティース部55を予め別々に製造して、互いに独立する各ティース部55は、複数個の円弧状の連結部を隣接するティース部55の突出端の内周面に部分的に配置して環状に連結して一体化した状態で、コイル52を各ティース部55に巻設してコイル巻設体を形成し、このコイル巻設体の各ティース部55の基部をコアバック部54に圧入して組み合わせ後、その連結部を取り除いて所望のステータ5が完成する。なお、絶縁部材53は複数個設けられ、コイル52を巻設する前後にそれぞれ各ティース部55にはめ込む。また、コアバック部54と、複数のティース部55と、及び連結部56は、同じ1枚の珪素鋼板から打ち抜かれた各片は同じステータコア51の同じ積層位置に配置される。
【0030】
このステータ5は、より詳細には次のような工程を経て製造される。この製造方法を図3乃至10を参照しながら説明する。図3乃至6、8は、各部材の平面図であり、図7は図6の要部展開図である。
【0031】
まず、図3に示すように母材である1枚の珪素鋼板から、プレス加工機により、コアバック部54を構成する環状片54a(コアバック素片に相当)、ティース部55を構成するティース片55a、連結部を構成する連結片56aが1連の打ち抜きにより一括して形成される。各片54a、55a、56aは切断されて互いに分割されている。
【0032】
環状片54aは、内周縁にティース片55aがはまり込む凹部54bが周方向に所定の間隔をあけて複数個(ここでは12個)有し、内部に半抜き部54a1が周方向に等間隔に複数個(ここでは4個)形成されている。ティース片55aにおいても内部に半抜き部55a1が形成される。連結片56aは、隣接するティース片55aの隙間毎に互いに所定の間隔(本例では約10度の角度範囲)をあけて位置することから1連の打ち抜きによって12個形成されている。連結片56aは、円弧状であって、それらティース片55aの突出端の突起部にはまり合う凹部を周方向両端に有し、一部がその隙間に入り込んでいる。そのため連結片56aの外径は、ティース片55aの内径より大きく、連結片56aの内径はティース片55aの内径より小さい。
【0033】
一つのステータコア51において、コアバック部54とティース部55の各片の積層数は同一なので、環状片54aとティース片55aの打ち抜き枚数も同一であるが、連結片56aは後述する製造の都合により打ち抜き枚数はそれらより少ない(なお、ここでのティース片55a及び連結片56aの打ち抜き枚数とは、1層に12個あるティース片55a及び連結片56aが一括して打ち抜かれるため、その1層分を1枚とカウントしている。)。
【0034】
次に、環状片54aは、図3に示す打ち抜きと同時にそのまま所定部位に載置される(図4参照)。そして新規の母材が順送りされて、同様に環状片54aが打ち抜かれてその所定部位に順次、積層される。積層時、載置済みの環状片54aに対して中心軸方向(積層方向)に加圧され、互いの半抜き部54a1が噛み合って締結される。このような打ち抜き及び積層作業を繰り返して、本例では環状片54aが69枚積層されたコアバック部前駆体54(コアバック部に相当)が形成される。
【0035】
一方、ティース片55aは、図3に示す打ち抜きと同時にそのまま所定部位にまず積層開始後の2層分(つまり新規母材の打ち抜きが2回)だけ載置される。積層時、載置済みのティース片55aに対して中心軸方向に加圧され、互いの半抜き部55a1が噛み合って締結される(図5参照)。なお、上記では、図3に示す環状片54aと、ティース片55aと、及び連結片56aとが一括して打ち抜かれると説明したが、この2層分及び後述する特定層の打ち抜きでは、連結片56aが打ち抜かれない。
【0036】
3層目からは、図3に示すティース片55aに加えて連結片56aが、1層分に対してそれぞれ1連の打ち抜きによりそれぞれ12個が形成される。両部材55a、56aは、図3に示す1連の打ち抜き後に連結片56aをプッシュバックして1個の連結片56aが隣接する2個のティース片55aを連結する(つまり、連結片56aは母材の削除部分である隣接するティース片55a間の隙間に戻される。)(図6参照)。このようにして環状に並ぶ12個の連結片56aが12個のティース片55aを連結して、ティース片55aと連結片56aとからなる組合環状片57が形成される。この組合環状片57は、積層済みの2層目のティース片54aに載置される。この積層時においても加圧され、互いの半抜き部55a1が噛み合って締結される。そして新規の母材が順送りされて、その所定部位に3層目から17層目までに相当する15枚の組合環状片57が積層される。
【0037】
その後、18層目から27層目までは、再び環状片55aのみが積層され、28層目から42層目まで、及び53層目から67層目までは、組合環状片57が積層され、43層目から52層目、及び68層目から69層目までは環状片55aのみが積層される。
【0038】
このようにして、本例では、ティース片55aを69枚積層してなるティース部55が12個形成され、連結片56aを15枚積層してなる連結部56が中心軸方向に3箇所かつ、これらが周方向に12箇所、合計36箇所に形成され、これらティース部55と連結部56により一体化されたティース部前駆体58が形成される。ティース部前駆体58の平面視は図6と同様になり、ティース部前駆体58を中心軸方向に沿って切断して展開したときの内周面の一部を図7に示す。図7より明らかなように、互いに独立した複数個のティース部55に対して連結部56が周方向及び中心軸方向に所定の間隔をあけて部分的に配置されて一体化されている。連結部56は、隣接するティース部55同士の半径方向の突出端の内周面に当接すると共に、スロットオープンを形成する突起を覆うようにして噛み合っていることから、ティース部55と連結部56とが強固に締結されティース部前駆体58の剛性向上に寄与している(特に、コイル巻設時にティース部前駆体58に作用する捻れの方向の力に対する剛性に強い)。各ティース部前駆体58における1乃至2層目と68乃至69層目には、連結片56aが無い空隙が形成されるが、これは後述する連結部56の取り外し時に使用する治具のガイドとなる。なお、ティース片55aのみが積層される部位が第1ティース素片に相当し、組合環状片57が第2ティース組合片に相当する。
【0039】
次に、ティース部前駆体58に、各ティース部55の両側面及び上下端面を覆う合成樹脂製の絶縁部材53bがはめ込まれる(図8参照)。
【0040】
次に、絶縁部材53bを備えたティース部前駆体58は、巻線機により各ティース部55にコイル53が所定のパターンで巻設され、図9に示すようなコイル巻設体61が形成される。コイル53と各ティース部55とは、絶縁部材53bによって絶縁されている。各ティース部55の半径方向外端(ティース部の基部に相当)の周方向両側に突起があるため巻設後のコイル53が外れない。なお、図9は、説明のために平面視したときに見える上側のコイル52及び絶縁部材53bの一部を省略している。
【0041】
次に、上記のようにして互いに独立したコアバック部前駆体54(図4参照)とコイル巻設体61(図9参照)とを、コアバック部前駆体54の各凹部54bにコイル巻設体61における各ティース部55の外端の各凸部55bとを合わせて両者を圧入して締結することにより、図10に示すステータ前駆体62が形成される。その後、合成樹脂性の絶縁部材53aが各スロットのコアバック部54とコイル52との間に挿入される。
【0042】
最後に、所定の基台に載置されたステータ前駆体62において、各ティース部55及びコアバック部54に対して各連結部56を中心軸方向に加圧することにより、各連結部56が取り外され図1、2に示すステータ5が完成する。連結部56は各ティース部に55に強固に噛み合っているが、中心軸方向に対しては比較的に容易に外すことができる。なお、図10は、説明のために平面視したときに見える上側のコイル52及び絶縁部材53a、53bの一部を省略している。
【0043】
以上の製造方法には、次のような特徴がある。
【0044】
(1)連結部56がティース部55に対して部分的に配置されているため、全てまたはほぼ全てに配置される場合に比べてティース部55から削除しやすい。そのため、少ない加圧力により連結部56を削除することができ作業性がよい。また全てまたはほぼ全てに連結部をティース部に配置する場合は、ステータコアの積層数が増加すればするほど、除去しにくくなりステータコアが変形する等の問題があり、ステータコアの積層数に限界があったが、部分的に配置することにより当該分割型ステータでは限界であった積層数の上限を引き上げることができる。よって、当該分割型ステータ5にてモータの高トルク化を図るためにステータコアの積層数を上げたくても、連結部の削除する作業の都合により実現できなかった積層数でも実現することができる。
【0045】
(2)コアバック部54、ティース部55、連結部56は、図3に示すように同じ母材を1連の打ち抜きで得られる環状片54a、ティース片55a、連結片56aにてステータ前駆体62が形成されるため、それらをはめ合わせる際の公差がほとんどなく極めて高精度にティース部前駆体58及びステータ前駆体62を形成でき、分割型のステータコア51における組合誤差がほとんどなく、その結果、高性能なステータ5を実現することができる。
【0046】
(3)連結部56がティース部55に対して部分的に配置されるため、連結部56間に空隙が形成され、この空隙を連結部56の取り外し時に治具のガイドに使用できる。これにより、連結部56の取り外し作業が容易にできる。
【0047】
(4)コアバック部54とティース部55とを組み合わせてなる分割型のステータでは、各ティース部55間のスロットの半径方向外方側が大きく開口したティース部前駆体58に対してコイル53を巻設するため、ノズル巻き方式やインサート方式等の種々の巻設方法を良好に行える。よって、高性能なステータ5を製造できる。
【0048】
(5)ティース部前駆体58には互いに独立したティース部55を連結する連結部56を備えているため、複数のティース部55を一体化した状態でコイル53の巻設が行え作業性がよい。
【0049】
(6)連結部56が各ティース部55を圧入により連結しているため、ティース部前駆体58は剛性が高くコイル53をティース部55に対して密に巻設することができる。密にコイル53を巻設すると、それだけコイル53の占積率が上がり高性能なステータ5となる。
【0050】
(7)上記のようにコイル53の一連の巻設作業が良好であるため、ステータ5の製造コストを低減することができる。
【0051】
また、ステータ5及びモータ2には、製造方法に上記特徴があるため次のような特徴がある。
【0052】
(1)ステータ5を低コストで高トルク用のモータに対応することができる。
【0053】
(2)モータ2を低コストで高トルク化を図ることができる。
【0054】
次に、電動パワーステアリング装置について説明する。図11は、この装置を示す概念図である。
【0055】
電動パワーステアリング装置70は、自動車の車輪の操舵機構に搭載されて操舵力を油圧により軽減するためのもので、例えば図11に示すようにステアリング71によって駆動力を、車輪72を備えた車軸73に伝える操舵軸74、車軸73に油圧による駆動力を伝えるパワーシリンダー75に油圧を発生させるオイルポンプ76と、オイルポンプ76のオイルを制御するコントロールバルブ77を備えていて、オイルポンプ76の駆動源として上記モータ2が搭載されている。
【0056】
同装置の操舵性を向上させる手段の一つに油圧力を上げることがあるが、上記モータ2を使用することにより高トルクを得ることができ、油圧力を上げることができることから、操舵性が良好である高性能な電動パワーステアリング装置を実現することができる。
【0057】
また、電動パワーステアリング装置には、油圧ではなくモータの出力軸を直接、操舵軸や車軸に駆動力を伝達する機構とするものもあり、このようなものにも上記モータ2を適用することができ、同様に高性能化が図れる。
【0058】
次に、上記実施形態に対する変形例について説明する。
【0059】
上記連結部56は、図7に示すように周方向及び中心軸方向に所定の間隔をあけてティース部55に配置されているが、図12に示すように周方向のみ所定の間隔をあけて配置してもよい。図12の構成は、図6のティース部前駆体58において中心軸方向の剛性が不足する場合に有効である。また、連結部56を図13に示すように中心軸方向のみに間隔をあけて配置してもよい。図13の構成は、図6のティース部前駆体58において周方向の剛性が不足する場合に有効である。また、図7、9に示す連結部56は、1箇所のスロットオープンに1個配置されている(2個のティース部55が連結されている)が、図14に示すように複数のスロットオープンにわたって配置してもよい(4個のティース部55が連結されている)。また、図示しないが連結部56は、半径方向の肉厚を大きくして略扇状としてもよい。また、図7に示す連結部56において、中心軸方向に並ぶ3個の連結部56は同じ線上ではなく互いに周方向にずれていてもよいし、周方向に並ぶ12個の連結部56は同じ面上ではなく互いに中心軸方向にずれていてもよい。何れの連結部56とも、ティース部前駆体58の剛性と、コイル52の巻設作業性と、及び除去作業性等を考慮して、連結部56の積層数や間隔のあけ方を設定するとよい。
【0060】
また、上記何れの連結部56とも、コアバック部54及びティース部55と同じ母材であってステータコア51としては使用されない部分を使用されているが、コイルの巻設時にティース部前駆体58を搭載する巻線機の治具を連結部としてもよい。即ち、図15に示すように、その治具63は、図12の連結部56に類似した形状であって、基部63aの円周上に中心軸方向に突出する突出部63bが周方向に所定の間隔をあけて複数個設けられたもので、各ティース素片55aを、各突出部63bに合わせて積層してティース部前駆体58を構成する。そしてそのままコイルの巻設作業を行ってコイル巻設体61を形成し、さらにコアバック部前駆体54を組み合わせて、最後にその治具63からステータ前駆体62を外すとステータ5が完成する。
【0061】
また、上記何れの連結部56(図15に示す治具63の場合を除く)を構成する連結片56aとも、ティース片55aから分割されているが、半抜きにしてつながっていてもよい。
【0062】
また、上記何れのティース部55に変えて、図16に示すようにティース部55の突出端(半径方向内端)の周方向両側にある突起のコアバック部54側に膨らむ膨出部55’を設け、この膨出部55’のスロットオープン側の面に連結部56が当接するように構成してもよい。この構成では、膨出部55’がコイル巻設時に各ティース部55に作用する捻れの方向の力を支持することから、一層ティース部前駆体58の剛性向上が図れる。
【0063】
また、上記絶縁部材53a、53bは、成型品に変えてコアバック部54及びティース部55の表面に絶縁膜を直接形成するようにしてもよい。
【0064】
また、上記モータ2はブラシレスであって3相分布巻きされた12個のティース部54を有するステータ5であるがこれに限るものではない。
【0065】
また、上記モータ2は、駆動装置として好適な電動パワーステアリング装置に使用される場合を例示したがこれに限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】
本発明のステータの製造方法は、コイルの巻設作業が良好となること、コアバック部とティース部との組合作業が良好となることから、低コストで高性能なステータを製造することができる。特にそれまで適用できなかった高性能なモータ用のステータを製造することができる。
【0067】
本発明のステータは、製造方法の改善により低コストで高性能化が達成される。特にこのステータが用いられるモータの適用範囲が広がる。
【0068】
本発明のモータは、ステータの製造方法の改善により低コストで高性能化が達成される。特にモータが用いられる駆動装置の適用範囲が広がる。
【0069】
本発明の駆動装置は、駆動源となるモータの改善により低コストで高性能化が達成される。特にこれまでにない高性能な駆動装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態のモータの縦断面図。
【図2】 図1のX−Y線で切断したときの横断面図。
【図3】 図1に示すモータを構成するステータを製造する製造方法の一部を説明する平面図。
【図4】 図1に示すモータのステータを製造する製造方法の一部を説明する平面図。
【図5】 図1に示すモータのステータを製造する製造方法の一部を説明する平面図。
【図6】 図1に示すモータのステータを製造する製造方法の一部を説明する平面図。
【図7】 図1に示すモータのステータを製造する製造方法の一部を説明する展開側面図。
【図8】 図1に示すモータのステータを製造する製造方法の一部を説明する平面図。
【図9】 図1に示すモータのステータを製造する製造方法の一部を説明する平面図。
【図10】 図1に示すモータのステータを製造する製造方法の一部を説明する平面図。
【図11】 図1に示すモータが搭載される駆動装置の実施形態を示す概念図。
【図12】 図1に示すモータを構成するステータを製造する製造方法の第1の変形例を説明する一部側面図。
【図13】 図1に示すモータを構成するステータを製造する製造方法の第2の変形例を説明する一部側面図。
【図14】 図1に示すモータを構成するステータを製造する製造方法の第3の変形例を説明する平面図。
【図15】 図1に示すモータを構成するステータを製造する製造方法の第4の変形例を説明する一部側断面図。
【図16】 図1に示すモータを構成するステータを製造する製造方法の第5の変形例を説明する一部側断面図。
【符号の説明】
2 モータ
5 ステータ
51 ステータコア
52 コイル
53a、53b 絶縁部材
54 コアバック部(コアバック部前駆体)
55 ティース部
56 連結部
57 組合環状片
58 ティース部前駆体
61 コイル巻設体
62 ステータ前駆体
63 治具
Claims (12)
- 環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有し、互いに独立した前記コアバック部と前記ティース部とを組み合わせて完成されるステータの製造方法であって、
前記複数のティース部をそれぞれの突出端部で互いに部分的に連結する連結部を用いて前記複数のティース部を環状に連結した状態で、前記コイルを前記ティース部に巻設してコイル巻設体を形成し、
前記コイル巻設体における各ティース部の基部を前記コアバック部に組み合わせた後、前記連結部を取り外して製造され、
前記ティース部は、突出端部の周方向両側に周方向に突出する突起と、前記突起の前記コアバック側に膨らむ膨出部を有し、
前記連結部を、前記ティース部の突出端部の内周面に当接させると共に、前記突起及び前記膨出部に当接させることを特徴とするステータの製造方法。 - 複数の環状体である前記連結部を、前記ティース部を構成するティース素片を母材から打ち抜いた時に同時に打ち抜いて形成し、各環状体を中心軸方向に所定の間隔をあけて配置することを特徴とする請求項1に記載のステータの製造方法。
- 複数の円弧状体である前記連結部を、前記ティース部を構成するティース素片を母材から打ち抜いた時に同時に打ち抜いて形成し、各円弧状体を隣接する3個以上のティース部を連結し、少なくとも各円弧状体を周方向に所定の間隔をあけて配置することを特徴とする請求項1に記載のステータの製造方法。
- 複数個設けられた前記連結部を、前記ティース部を構成するティース素片を母材から打ち抜いた時に同時に打ち抜いて形成し、周方向に所定の間隔をあけて少なくとも隣接する2つのティース部を連結して配置することを特徴とする請求項1に記載のステータの製造方法。
- 複数個設けられた前記連結部を、中心軸方向に所定の間隔をあけて配置することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のステータの製造方法。
- 前記連結部は、前記コイルを前記ティース部に巻設するときにこのティース部を保持する治具であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のステータの製造方法。
- 環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有するステータの製造方法であって、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記コアバック部を構成するコアバック素片を形成する工程と、
前記ティース部を構成するティース素片と、前記ティース素片を連結する円弧状の連結片とを、母材である鋼板を打ち抜いてそれぞれ同時に形成し、その後、前記ティース素片を前記連結片にて組み合わせてティース組合片を形成する工程と、
前記コアバック素片を積層してコアバック部前駆体を形成する工程と、
前記ティース組合片を積層してティース部前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体にコイルを巻設して、コイル巻設体を形成する工程と、
前記コイル巻設体と前記コアバック部前駆体とを組み合わせてステータ前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体における、中心軸方向両端のうち少なくとも一端から複数層の前記ティース組合片に形成された前記連結片が無い空隙を、前記コイル巻設体から前記連結片を取り外すための治具のガイドとし、
前記連結片を取り外す工程と、
を含むことを特徴とするステータの製造方法。 - 環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有するステータの製造方法であって、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記コアバック部を構成するコアバック素片を形成する工程と、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記ティース部を構成する第1ティース素片を形成する工程と、
前記ティース部を構成する第2ティース素片と、前記第2ティース素片を連結する環状の連結片とを、母材である鋼板を打ち抜いてそれぞれ同時に形成し、その後、前記第2ティース素片を前記連結片にて組み合わせて第2ティース組合片を形成する工程と、
前記コアバック素片を積層してコアバック部前駆体を形成する工程と、
前記第1ティース素片と前記第2ティース組合片とを積層してティース部前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体にコイルを巻設して、コイル巻設体を形成する工程と、
前記コイル巻設体と前記コアバック部前駆体とを組み合わせてステータ前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体における、中心軸方向両端のうち少なくとも一端から複数層の前記ティース組合片に形成された前記連結片が無い空隙を、前記コイル巻設体から前記連結片を取り外すための治具のガイドとし、
前記連結片を取り外す工程と、
を含むことを特徴とするステータの製造方法。 - 環状のコアバック部と、
前記コアバック部より半径方向内方に突出する複数のティース部と、
前記ティース部に巻設されるコイルと、
を有するステータの製造方法であって、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記コアバック部を構成するコアバック素片を形成する工程と、
母材である鋼板を打ち抜いて、前記ティース部を構成する第1ティース素片を形成する工程と、
前記ティース部を構成する第2ティース素片と、前記第2ティース素片を連結する円弧状の連結片とを、母材である鋼板を打ち抜いてそれぞれ同時に形成し、その後、前記第2ティース素片を前記連結片にて組み合わせて第2ティース組合片を形成する工程と、
前記コアバック素片を積層してコアバック部前駆体を形成する工程と、
前記第1ティース素片と前記第2ティース組合片とを積層してティース部前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体にコイルを巻設して、コイル巻設体を形成する工程と、
前記コイル巻設体と前記コアバック部前駆体とを組み合わせてステータ前駆体を形成する工程と、
前記ティース部前駆体における、中心軸方向両端のうち少なくとも一端から複数層の前記ティース組合片に形成された前記連結片が無い空隙を、前記コイル巻設体から前記連結片を取り外すための治具のガイドとし、前記連結片を取り外す工程と、
を含むことを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項1乃至9の何れかに記載のステータの製造方法により製造されたステータを備えたことを特徴とするモータ。
- 請求項10に記載のモータにより駆動されることを特徴とする駆動装置。
- 請求項11に記載の駆動装置が、電動パワーステアリング装置であることを特徴とする駆動装置。
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