JP3365529B2 - 3色バックライト光源 - Google Patents

3色バックライト光源

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JP3365529B2
JP3365529B2 JP12814694A JP12814694A JP3365529B2 JP 3365529 B2 JP3365529 B2 JP 3365529B2 JP 12814694 A JP12814694 A JP 12814694A JP 12814694 A JP12814694 A JP 12814694A JP 3365529 B2 JP3365529 B2 JP 3365529B2
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邦明 宮沢
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青木 一男
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーパネルディスプレ
イ装置用の3色バックライト光源に係り、特に画像情報
に応じて光透過率が変化する画素領域を備えた表示部に
対して、その画像情報に応じてR、G、B各色のバック
ライトを選択的に供給するための3色バックライト光源
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどのO
A機器やテレビジョンなどの家電製品の軽量、薄型化に
ともない、ディスプレイ装置についても軽量化、薄型化
が要求されている。そのため、従来より普及しているC
RTに代わるものとして、液晶表示装置(LCD)や、
本願出願人にかかる磁性流体ディスプレイ(特願平5−
191787号、特願平5−270063号)などの軽
量、薄型のフラットパネル型ディスプレイの開発が進め
られている。
【0003】これらのフラットパネル型ディスプレイに
要求される技術的項目の1つとしてフルカラー化が挙げ
られる。たとえば、TFT方式のカラー液晶ディスプレ
イ装置100は、図5に示すように、2枚のガラス基板
101、102を数μmの空間を介して対向させて固定
し、その間隙に液晶103を封入した構造となってい
る。そして下側のガラス基板102上には、信号線10
4と走査線105がマトリックス状に配置され、それら
の交点にはTFT106と透明な画素電極107とが接
続されている。また上側のガラス基板101には、共通
電極108とカラーフィルタ109が配置されている。
このTFT−LCDを2枚の偏向板110、111で挟
み、白色光源112をバックライトとして入射させると
透過型の表示装置となる。なおカラーフィルタはR
(赤)、G(緑)、B(青)の3原色からなり、各画素
電極107に対応して配置される。そして、たとえばR
を点灯させる場合には、Rの領域を透過とし、G、Bの
領域を非透過とすることによりカラー表示を行ってい
た。上記のようなカラーフィルタ方式のカラーパネルデ
ィスプレイは、比較的容易にパネルディスプレイのフル
カラー化が可能であるため従来より広く採用されてい
る。
【0004】また、最近では、たとえば特開平4−33
8996号に開示されているようなR、G、B各色それ
ぞれ独立した光源を順次周期的に点灯し、その点灯周期
に同期して各画素にそれぞれ対応する色信号を加えるこ
とにより、フルカラーの画像を得ることが可能な、R、
G、B各色の光源を利用した3色バックライト方式のカ
ラーパネルディスプレイが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラーフィルタ方式のカラーパネルディスプレイによれ
ば、カラーフィルタのR、G、B各色に対応する画素が
必要となるため、画素密度の集積度を上げることに限界
があり、より高密度のカラー画像を得ることが困難であ
った。さらに、カラーフィルタ方式では、モノクロディ
スプレイ方式と比べて画素密度が3倍となるため、歩留
まりが悪いという問題があった。また上記のような3色
バックライト方式のパネルディスプレイでは、R、G、
B各色に対応する単色光源を用いなければならないとい
う問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、従来のカラーフィ
ルタ方式のカラーパネルディスプレイより高密度のカラ
ー画像を白色光源を用いて得ることができるとともに、
従来のモノクロディスプレイのバックライト光源と交換
するだけでカラー化することができる3色バックライト
光源を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の、画像情報に応じて光透過率が変
化する画素領域を備えた表示部に対して、その画像情報
に応じてB、G、R各色のバックライトを選択的に供給
するための3色バックライト光源は、B用白色光源、G
用白色光源およびR用白色光源と、前記光源からそれぞ
れ出射される白色光を入射する分光手段とをそれぞれ具
備し、この分光手段から出射されるB用白色光源の分解
光のうちのB光、G用白色光源の分解光のうちのG光お
よびR用白色光源の分解光のうちのR光が前記表示部の
入射面に入射するように、前記B用白色光源、G用白色
光源およびR用白色光源が配列されていることを特徴と
している。
【0008】また請求項2に記載の3色バックライト光
源は、前記各光源から出射される白色光が、それぞれ平
行光として分光手段に入射させる平行光入射手段を介し
て分光手段に入射されることを特徴としている。
【0009】さらに請求項3に記載の3色バックライト
光源は、前記分光手段が、分光プリズムであることを特
徴としている。
【0010】また請求項4に記載の3色バックライト光
源は、前記入射面が前記表示部の側面であることを特徴
としている。
【0011】さらに請求項5に記載の3色バックライト
光源は、前記表示部が、モノクロパネルデイスプレイで
あることを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の3色バックライト光源によれ
ば、分光手段から出射されるB用白色光源の分解光のう
ちのB光、G用白色光源の分解光のうちのG光およびR
用白色光源の分解光のうちのR光が前記表示部の入射面
に入射するように、前記B用白色光源、G用白色光源お
よびR用白色光源が配列されているので、白色光源を用
いて表示部にB、G、R各色の光を供給することができ
る。このため、表示部のカラーフィルタのR、G、B領
域ごとの画素が不要となる。したがって、歩留まりを向
上させることができると共に、従来のモノクロディスプ
レイのバックライトと交換するだけで、フルカラー化す
ることができる。
【0013】請求項2の3色バックライト光源によれ
ば、白色光源を平行光として分光手段に入射出来るの
で、平行光以外から入射した光による迷光を防止するこ
とができ、R、G、B各色の単色性を増加することがで
きる。
【0014】請求項4の3色バックライト光源によれ
ば、白色光源を表示部の側方に位置することができるの
で、表示部の裏面側に蛍光ランプを配置した直下式に比
べてより薄型化が可能であり、輝度面の均一性も高い。
【0015】請求項5の3色バックライト光源によれ
ば、モノクロパネルデイスプレイを用いてカラーディス
プレイを構成することができるので、表示部の汎用性を
高めることができる。
【0016】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら、本発明に基
づいて構成された3色バックライト光源の好適な実施例
について説明する。
【0017】図1に示すように、本発明に基づいて構成
された第1実施例による3色バックライト光源1は、B
用白色光源2B、G用白色光源2GおよびR用白色光源
2Rと、前記白色光源2からそれぞれ出射される白色光
Wを入射する分光手段である三角柱プリズム3とをそれ
ぞれ具備している。
【0018】前記三角柱プリズム3は、その全長が白色
光源2とほぼ同じであり、少なくとも2つの側面3a、
3bが光学研磨されている。これらの研磨面には可視光
に対する反射防止膜を形成してもよい。
【0019】前記白色光源2として、本実施例では蛍光
管を使用した。この蛍光管は、高演色型、すなわちB、
G、Rの波長の発光が特に強くなるような蛍光体材料を
用いた三波長発光型であることが好ましい。また、蛍光
管としては熱陰極型および冷陰極型のどちらでもよい。
熱陰極型を用いた場合には、冷陰極型を用いた場合と比
べて、電極、インバータとも大型化するが、発光に寄与
しない電極近傍の電力損失が小さいので効率がよく、数
倍すぐれた発光効率を示し発光も強いという利点が有
る。冷陰極型を用いた場合には、寿命にすぐれるという
利点がある。
【0020】前記白色光源2は、三角柱プリズム3の頂
部3cから底部3dに向かって、B用白色光源2B、G
用白色光源2GおよびR用白色光源2Rの順で配列され
ている。即ち、白色光源からB、G、R光のうちもっと
も波長の短いB光を取り出すB用白色光源2Bを頂部3
c寄りに設け、つぎに波長の短いG光を取り出すG用白
色光源2GをB用白色光源2Bの底部3d寄りに並設
し、もっとも波長の短いR用白色光源2RをG用白色光
源2Gの底部3d寄りに並設する。そして、各白色光源
2B、2G、2R間の間隔は、B用白色光源2Bの後述
するB光、G用白色光源2Gの後述するG光およびR用
白色光源2Rの後述するR光が三角柱プリズム3の側面
3bでほぼ一致するように設定されている。
【0021】前記白色光源2の周囲は、白色光源2R、
2G、2Bのそれぞれを焦点位置とする反射鏡が内部に
形成された反射板4で一部が囲まれ、この反射板4には
開口4aが形成されている。前記反射鏡はその縦断面を
放物線または放物線に近似した球面に形成されている。
【0022】前記反射板4の開口4a側には、三角柱プ
リズム3の側面(研磨面)3aが接触されている。そし
て、三角柱プリズム3の他の側面(研磨面)3bには、
導光板5が配置されている。本実施例では、導光板5の
側面5aに半円柱状の集光レンズ(シリンドリカルレン
ズ)9が接着され、この集光レンズ9と三角柱プリズム
3の他の側面3bとがB光、G光およびR光の集合位置
3eで線接触されている。この線接触させた理由は、混
色を防止するためである。同様の理由で、白色光源とし
て点光源を用いた場合には、集光レンズとして球面レン
ズを用いて集合位置で点接触させることが望ましい。
【0023】前記導光板5の下面には反射板6が配置さ
れ、導光板5の上面には拡散板7が配置されている。こ
の拡散板7または導光板5に輝度を均一にするための拡
散パターンを塗布または形成してもよい。
【0024】以上の第1実施例によれば、B用白色光源
2Bから出射された白色光Wは、開口4aを平行に出射
して三角柱プリズム3に入射するとプリズムの分散作用
により、短波長成分ほど強い屈折作用を受けてスペクト
ル分解される。即ち、白色光WのB成分はBGR(光の
3原色)のうち最も強く屈折されて板状のB光Bとな
り、プリズム側面3bの集合位置3eに到達する。そし
てG成分はG光Gとなり、R成分はR光Rとなるが、G
光GおよびR光Rは、B用白色光源2Bについては不用
光であるため、プリズム側面3bの集合位置3eとは異
なる方向に屈折して集合位置3eには到達しない。そし
て、B用白色光源2Bの白色光WのうちのB光Bのみが
集光レンズ9で集光されて導光板5内に入射する。この
ようにして導光板5内に入射されたB光Bは反射板6と
拡散板7との間で多重反射及び散乱を繰り返して表示部
8側に出射する。
【0025】また、G用白色光源2Gから出射された白
色光Wは、開口4aを平行に出射して三角柱プリズム3
に入射すると上述したB光Bと同様にプリズムの分散作
用により、短波長成分ほど強い屈折作用を受けてスペク
トル分解される。即ち、白色光WのG成分はBGRのう
ち2番目に強く屈折されて板状のG光Gとなり、プリズ
ム側面3bの集合位置3eに到達する。そしてR成分は
R光Rとなり、B成分はB光Bとなるが、R光Rおよび
B光Bは、G用白色光源2Gについては不用光であるた
め、プリズム側面3bの集合位置3eとは異なる方向に
屈折して集合位置3eには到達しない。そして、G用白
色光源2Gの白色光WのうちのG光Gのみが集光レンズ
9で集光されて導光板5内に入射する。このようにして
導光板5内に入射されたG光Gは、上述したB光Bと同
様に反射板6と拡散板7との間で多重反射及び散乱を繰
り返して表示部8側に出射する。
【0026】さらに、R用白色光源2Rから出射された
白色光Wは、開口4aを出射して三角柱プリズム3に入
射すると上述したB光BおよびG光Gと同様にプリズム
の分散作用により、短波長成分ほど強い屈折作用を受け
てスペクトル分解される。即ち、白色光WのR成分はB
GRのうち3番目に強く屈折されて板状のR光Rとな
り、プリズム側面3bの集合位置3eに到達する。そし
てB成分はB光Bとなり、G成分はG光Gとなるが、B
光BおよびG光Gは、R用白色光源2Rについては不用
光であるため、プリズム側面3bの集合位置3eとは異
なる方向に屈折して集合位置3eには到達しない。そし
て、R用白色光源2Rの白色光WのうちのR光Rのみが
集光レンズ9で集光されて導光板5内に入射する。この
ようにして導光板5内に入射されたR光Rは、上述した
B光BおよびG光Gと同様に反射板6と拡散板7との間
で多重反射及び散乱を繰り返して表示部側に出射する。
【0027】このようにして、白色光源2を用いてR光
R、G光GおよびB光Bを表示部8に向けて出射するこ
とが出来る。したがって、画素にR信号が加えられてい
る間にR光源を点灯させ、G信号が加えられている間に
G光源を点灯させ、B信号が加えられている間にB光源
を点灯させるという周期を繰り返すことにより、各フレ
ームを構成することができる。なお、各白色光源2間の
ピッチpを変えることにより、R光R、G光GおよびB
光Bそれぞれの色調を変えることもできる。
【0028】図2に示すように、本発明に基づいて構成
された第2実施例による3色バックライト光源21は、
第1実施例と同様に、B用白色光源2B、G用白色光源
2GおよびR用白色光源2Rと、前記白色光源2からそ
れぞれ出射される白色光Wを入射する分光手段である三
角柱プリズム3とをそれぞれ具備している。前記三角柱
プリズム3および白色光源2としては、本実施例におい
ても第1実施例と同様のものを使用した。
【0029】前記白色光源2は、第1実施例と同様に、
三角柱プリズム3の頂部3cから底部3dに向かって、
B用白色光源2B、G用白色光源2GおよびR用白色光
源2Rの順で配列されている。即ち、白色光源からB、
G、R光のうちもっとも波長の短いB光を取り出すB用
白色光源2Bを頂部3c寄りに設け、つぎに波長の短い
G光を取り出すG用白色光源2GをB用白色光源2Bの
底部3d寄りに並設し、もっとも波長の短いR用白色光
源2RをG用白色光源2Gの底部3d寄りに並設する。
そして、各白色光源2B、2G、2R間の間隔は、B用
白色光源2Bの後述するB光、G用白色光源2Gの後述
するG光およびR用白色光源2Rの後述するR光が三角
柱プリズム3の側面3bで一致するように設定されてい
る。
【0030】前記白色光源2の周囲は不用光を外部に漏
らさなように遮蔽板24で囲まれ、この遮蔽板24には
蛍光管と平行にスリット24aが形成されている。この
スリット24aは、光軸方向に所定間隔で複数並設して
もよい。このようにすることにより、平行光以外の不用
光がスリット24aを通過するのを防止することができ
る。また、スリット24aと三角柱プリズム3との間に
コリメータ用シリンドリカルレンズを配置することによ
り、よりスリットから出射される平行光以外の光も利用
することができる。また、図3に示すように、白色光源
2B、2G、2Rの発光部分の周囲を反射部分を内側に
して反射テープで囲繞して遮蔽板24とする。そして、
光の出射部分をスリット状に開口させてスリット24a
を形成し、このスリット24aを三角柱プリズム3に当
接させて白色光源2B、2G、2Rを固定してもよい。
このように反射シールド形のセルホックとしてもよい。
【0031】前記遮蔽板24のスリット24a側には、
三角柱プリズム3の側面(研磨面)3aが接触されてい
る。そして、三角柱プリズム3の他の側面(研磨面)3
bには、導光板5が配置されている。本実施例でも、導
光板5の側面5aに半円柱状の集光レンズ(シリンドリ
カルレンズ)9が接着され、この集光レンズ9と三角柱
プリズム3の他の側面3bとがB光、G光およびR光の
集合位置3eで線接触されている。
【0032】前記導光板5の下面には反射板6が配置さ
れ、導光板5の上面には拡散板7が配置されている。こ
の拡散板7または導光板5に輝度を均一にするための拡
散パターンを塗布または形成してもよい。
【0033】以上の第2実施例によれば、B用白色光源
2Bから出射された白色光Wは、スリット24aを出射
して三角柱プリズム3に入射するとプリズムの分散作用
により、短波長成分ほど強い屈折作用を受けてスペクト
ル分解される。即ち、白色光WのB成分はBGR(光の
3原色)のうち最も強く屈折されてシート状のB光Bと
なり、プリズム側面3bの集合位置3eに到達する。そ
してG成分はG光Gとなり、R成分はR光Rとなるが、
G光GおよびR光Rは、B用白色光源2Bについては不
用光であるため、プリズム側面3bの集合位置3eとは
異なる方向に屈折して集合位置3eには到達しない。そ
して、B用白色光源2Bの白色光WのうちのB光Bのみ
が集光レンズ9で集光されて導光板5内に入射する。こ
のようにして導光板5内に入射されたB光Bは反射板6
と拡散板7との間で多重反射及び散乱を繰り返して表示
部8側に出射する。
【0034】また、G用白色光源2Gから出射された白
色光Wは、スリット24aを出射して三角柱プリズム3
に入射すると上述したB光Bと同様にプリズムの分散作
用により、短波長成分ほど強い屈折作用を受けてスペク
トル分解される。即ち、白色光WのG成分はBGRのう
ち2番目に強く屈折されてシート状のG光Gとなり、プ
リズム側面3bの集合位置3eに到達する。そしてR成
分はR光Rとなり、B成分はB光Bとなるが、R光Rお
よびB光Bは、G用白色光源2Gについては不用光であ
るため、プリズム側面3bの集合位置3eとは異なる方
向に屈折して集合位置3eには到達しない。そして、G
用白色光源2Gの白色光WのうちのG光Gのみが集光レ
ンズ9で集光されて導光板5内に入射する。このように
して導光板5内に入射されたG光Gは、上述したB光B
と同様に反射板6と拡散板7との間で多重反射及び散乱
を繰り返して表示部8側に出射する。
【0035】さらに、R用白色光源2Rから出射された
白色光Wは、スリット2aを出射して三角柱プリズム3
に入射すると上述したB光BおよびG光Gと同様にプリ
ズムの分散作用により、短波長成分ほど強い屈折作用を
受けてスペクトル分解される。即ち、白色光WのR成分
はBGRのうち3番目に強く屈折されてシート状のR光
Rとなり、プリズム側面3bの集合位置3eに到達す
る。そしてB成分はB光Bとなり、G成分はG光Gとな
るが、B光BおよびG光Gは、R用白色光源2Rについ
ては不用光であるため、プリズム側面3bの集合位置3
eとは異なる方向に屈折して集合位置3eには到達しな
い。そして、R用白色光源2Rの白色光WのうちのR光
Rのみが集光レンズ9で集光されて導光板5内に入射す
る。このようにして導光板5内に入射されたR光Rは、
上述したB光BおよびG光Gと同様に反射板6と拡散板
7との間で多重反射及び散乱を繰り返して表示部側に出
射する。
【0036】図4に示すように、本発明に基づいて構成
された第3実施例による3色バックライト光源31は、
B用白色光源2B、G用白色光源2GおよびR用白色光
源2Rと、前記白色光源2からそれぞれ出射される白色
光Wを入射する分光手段であるフィルター部32とをそ
れぞれ具備している。
【0037】第3実施例においても、B用白色光源2
B、G用白色光源2GおよびR用白色光源2Rとして、
第1実施例と同様のものを使用した。各白色光源2B、
2G、2Rの光出射側には導光部33が取り付けられて
いる。この導光部33は、各白色光源2B、2G、2R
間を光学的に分離する隔壁34を有し、この隔壁34に
よりR用導光空間r、G用導光空間gおよびB用導光空
間bが形成されている。
【0038】前記R用導光空間rの一端側はR用白色光
源2Rに連続し、他端側は白色光Wが透過後にR光とな
るR用フィルタ部32Rに連続している。またG用導光
空間gの一端側はG用白色光源2Gに連続し、他端側は
白色光Wが透過後にG光となるG用フィルタ部32Gに
連続している。さらにB用導光空間bの一端側はB用白
色光源2Bに連続し、他端側は白色光Wが透過後にB光
となるB用フィルタ部32bに連続している。そしてフ
ィルタ部32の後方には、R用白色光源2RからのR
光、G用白色光源2GからのG光およびB用白色光源2
BからのB光を導光板側面5aの光入射部に導光する集
合部35が形成されている。なお、導光部33の内周
面、隔壁34の表面および集合部35の内周面には全反
射面が形成されている。
【0039】以上の第3実施例によれば、R用白色光源
2Rから出射された白色光Wは、R用導光空間r内の反
射面で全反射を繰り返してR用フィルタ部32Rに入射
する。そして、白色光Wは、R用フィルタ部32Rを通
過した後にR光となり、このR光が集合部35により導
光板側面5aの光入射部に導光される。
【0040】同様に、G用白色光源2Gから出射された
白色光Wは、G用導光空間g内の反射面で全反射を繰り
返してG用フィルタ部32Gに入射する。そして、白色
光Wは、G用フィルタ部32Gを通過した後にG光とな
り、このG光が集合部35により導光板側面5aの光入
射部に導光される。
【0041】さらに、B用白色光源2Bから出射された
白色光Wは、B用導光空間b内の反射面で全反射を繰り
返してB用フィルタ部32Bに入射する。そして、白色
光Wは、B用フィルタ部32Bを通過した後にB光とな
り、このB光が集合部35により導光板側面5aの光入
射部に導光される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
3色バックライト光源によれば、白色光源を用いて表示
部にR、G、B各色の光を供給することができるので、
表示部のカラーフィルタのR、G、B各色に対応する画
素が不要となり、表示部としてモノクロパネルディスプ
レイを使用することができる。したがって、白色光源を
用いたにもかかわらず、従来のカラーフィルタ方式のカ
ラーディスプレイ装置に比較して、同じ規格の装置を用
いても画素密度を3倍にすることが可能なので、より高
密度のカラー画像を得ることができる。また同じ画素密
度であれば、従来のカラーフィルタ方式のカラーディス
プレイ装置に比較して、画素ドライバの数を1/3に削
減することができる。またカラーフィルタを使用しない
のでそのぶん透過率の高い明るい画面を得ることができ
る。さらにまた3色バックライトの各白色光源の照度を
個別に調整することにより、カラーフィルタ方式では困
難であったカラーバランス調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成された3色バックライト
光源の第1実施例の構成図である。
【図2】本発明に基づいて構成された3色バックライト
光源の第2実施例の構成図である。
【図3】本発明に基づいて構成された3色バックライト
光源の変形例の構成図である。
【図4】本発明に基づいて構成された3色バックライト
光源の第3実施例の構成図である。
【図5】従来のカラーフィルタ方式のカラーディスプレ
イパネルを示す構成図である。
【符号の説明】
2B B用白色光源 2G G用白色光源 2R R用白色光源 3 分光手段(三角柱プリズム) 5a 側面 8 表示部 32 分光手段(フィルタ部) B B光 G G光 R R光 W 白色光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−338996(JP,A) 特開 平2−55326(JP,A) 特開 平6−109927(JP,A) 特開 平5−80716(JP,A) 特開 昭61−32884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 535 G02F 1/13357 F21V 8/00 601

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて光透過率が変化する画
    素領域を備えた表示部に対して、その画像情報に応じて
    B、G、R各色のバックライトを選択的に供給するため
    の3色バックライト光源において、 B用白色光源、G用白色光源およびR用白色光源と、前
    記光源からそれぞれ出射される白色光を入射する分光手
    段とをそれぞれ具備し、 この分光手段から出射されるB用白色光源の分解光のう
    ちのB光、G用白色光源の分解光のうちのG光およびR
    用白色光源の分解光のうちのR光が前記表示部の入射面
    に入射するように、前記B用白色光源、G用白色光源お
    よびR用白色光源が配列されていることを特徴とする3
    色バックライト光源。
  2. 【請求項2】前記各光源から出射される白色光は、それ
    ぞれ平行光として分光手段に入射させる平行光入射手段
    を介して分光手段に入射されることを特徴とする、請求
    項1に記載の3色バックライト光源。
  3. 【請求項3】前記分光手段は、分光プリズムであること
    を特徴とする、請求項1または2に記載の3色バックラ
    イト光源。
  4. 【請求項4】前記入射面は前記表示部の側面であること
    を特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の
    3色バックライト光源。
  5. 【請求項5】前記表示部が、モノクロパネルデイスプレ
    イであることを特徴とする請求項1、2、3または4の
    いずれかに記載の3色バックライト光源。
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