JP3363591B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像素子を用いた撮
像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮像素子としてCCDを用いたビデオカ
メラや電子カメラが数多く開発・発売されている。
【0003】図7、図8、図9、図10は上記CCDの
構成、読み出し動作を説明するための図面で、図7はC
CDの基本構成図、図8、図9はCCDを駆動するため
のタイミング信号波形、図10はCCDの光電変換部直
下のポテンシャル分布である。
【0004】図7において20は被写体光を電気信号
(信号電荷)に変換する光電変換部、21は各画素電荷
を転送する垂直転送部、22は垂直転送部21にて転送
された各電荷を垂直方向に転送する水平転送部、23は
転送されてきた電荷を信号電圧に変換して出力する出力
アンプである。図7にて示すようにCCDから撮像信号
を読み出す場合には、全画素の信号を一斉に垂直転送部
に取り込み、垂直方向に隣接する2画素分の信号を混合
加算して垂直転送部内で移送するフィールド読み出しモ
ード(以下フィ−ルドモ−ドと略す。)と、奇数行と偶
数行の画素の信号を独立に2回に分けて垂直転送部へ移
送するフレーム読み出しモード(以下フレ−ムモ−ドと
略す。)がある。
【0005】図8はフィールドモ−ドにおける4相の垂
直駆動パルスV1〜V4の波形を示す図で、読み出しパ
ルスは毎V(垂直期間)ごとのブランキング期間中にV
1、V3に重畳される。これにより奇数行の信号と偶数
行の信号とが同時に対応する垂直転送部内に転送され
る。その後V1〜V4をH(水平期間)ごとに供給する
ことにより奇数行の信号と偶数行の信号は所定の組み合
わせで加算された後垂直転送される。上記の組み合わせ
は1V期間の最初の転送パルスV1〜V4の位相により
決まり、1Vごとに1画素分シフトする。これによりイ
ンタ−レ−ス効果が得られる。
【0006】図9はフレームモ−ドにおけるV1〜V4
の駆動パルス波形を示す図で読み出しパルスは1Vおき
に付加される。即ち奇数行の信号のみが垂直転送部に転
送されて1V期間かけて読み出された後で次に偶数行の
信号が垂直転送部に転送され、続く1V期間かけて読み
出される。
【0007】また最近主流のCCDではシリコン基板の
深さ方向に不要電荷を掃き捨てるVOD構造により高感
度化、広ダイナミックレンジ化を実現している。
【0008】図10はその原理を示す図で、斜線で記さ
れた蓄積電荷量の限界は、シリコン基板に印加される電
圧Vsubによって決まる電荷蓄積の井戸の容量とな
る。従ってVsubを可変制御することにより蓄積電荷
量を可変制御することができる。
【0009】以上のCCDを搭載した撮像装置において
は、CCDで決まるダイナミックレンジによりその撮像
画質が大きく左右される。すなわちダイナミックレンジ
が狭い撮像素子をもちいた場合、コントラストの高い被
写体を撮影すると信号の飽和により高彩度被写体部分が
変色したり、高輝度部のコントラストが消失したりす
る。
【0010】また汎用的なビデオカメラ用のCCDでは
フィールド読み出しを前提としているため、上記ダイナ
ミックレンジ(以下Dレンジと略す)はフィールドモ−
ド時に最適となるよう設定されている。つまり図7の光
電変換部20と垂直転送部21の電荷蓄積容量を比較す
ると、垂直転送部の各段の蓄積可能電荷量は光電変換部
の蓄積可能電荷量の2倍に設定されている。
【0011】したがってこのような撮像素子でフレーム
モ−ドを行うと光電変換部1画素分につき垂直転送部1
段分が対応するため、垂直転送部21の容量を有効に生
かせず、CCD出力のDレンジはフィールドモ−ド時よ
り狭くならざるをえない。つまり垂直転送部1段分に比
べ光電変換部1画素分の最大電荷容量が小さいため、フ
レームモ−ド時には転送部より先に光電変換部が飽和し
てしまって、フィールドモ−ド時よりも飽和レベルは低
いレベルとなる。
【0012】このように汎用のCCDでは光電変換部2
画素分のDレンジに対して垂直転送部1段分のDレンジ
が対応しているので、フレームモ−ド時にはフィールド
モ−ド時と同様のDレンジを確保することはできず、D
レンジがほぼ半減してしまうことになる。
【0013】特に高画質・高解像度を実現するためにフ
レームモ−ドを行う電子カメラでは、この飽和レベルの
低下により画質の劣化を生み致命的となる。
【0014】これに対して、最近全画素を同時に読み出
すことを可能とした撮像素子が開発されてきた。
【0015】このような撮像素子では初めから1画素単
位で読み出すことを前提にしているので上記のような光
電変換部と転送部のアンバランスという問題は回避でき
る。しかしながらこのような撮像素子はまだまだ高価で
あるため安価な撮像装置に用いることはできない。
【0016】また、図10に示すVsub電位による光
電変換部のDレンジ変化に注目し、フレームモ−ド時に
はフィールドモ−ド時よりもシリコン基板電位を下げる
ことで、光電変換部の最大蓄積電荷容量を拡大すること
が従来より行われている。
【0017】つまり、図10は撮像素子の光電変換部直
下からシリコン基板にかけてのポテンシャル分布図であ
るが、図10において実線で示したポテンシャル分布は
基板電位がVsub1に決められた場合の分布で、この
場合には光電変換部の蓄積容量の最大値は図中のレベル
1のところまでの井戸の深さで決まる。これがVsub
1に設定した場合のDレンジである。一方破線で示した
ポテンシャル分布は基板電位がVsub2で決められた
場合のもので、蓄積容量の最大値はレベル2のところま
でのポテンシャル井戸の深さで決まる。すなわち基板電
位をVsub1からVsub2に変更することで撮像素
子のDレンジを拡大することが可能となる。
【0018】従来はCCDのこの特性を利用して、フレ
ームモ−ドの場合とフィールドモ−ドの場合とで基板電
位の設定を変更することによりフレームモ−ド時のDレ
ンジの拡大を行っている。
【0019】以上のように、CCDの基板電位に供給す
る電圧Vsubのレベルをフィールドモ−ド時にはVs
ub1、フレームモ−ド時にはVsub2と切り換える
ことにより、光電変換部のフレームモ−ド時のDレンジ
をフィールドモ−ド時に比べて広くすることができ、フ
レームモ−ド時の光電変換部と垂直転送部の飽和レベル
のバランスが良くすることで、トータルとしてのCCD
出力のDレンジを向上させることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら上記従
来例では、CCDシリコン基板電位のみのコントロール
のためDレンジの拡大を完全には達成することができ
ず、さらに被写体によってはブルーミング等の弊害を起
こしてしまう場合もある。
【0021】
【課題を解決するための手段・作用】本発明の一実施例
の撮像装置は上記の問題を解決するために、光電変換部
と垂直転送部を有し、光学像を電気信号に変換する撮像
素子と、フレームモードとフィールドモードを切り換え
るモード切換手段と、該モード切換手段によりフレーム
モードを設定した場合に垂直転送パルスが第1のバイア
スレベルとなり、該モード切換手段によりフィールドモ
ードを設定した場合に垂直転送パルスが前記第1のバイ
アスレベルよりも高い第2のバイアスレベルになるよう
に切り換える制御手段とを有するのでダイナミックレン
ジの拡大とブルーミング等の問題の発生防止を達成でき
る。
【0022】特に、バイアスレベルをフレームモード時
とフィールドモード時とで可変することで、フレームモ
ード時のCCDのDレンジを適切に拡大することが可能
となるので、複雑な回路を追加することなく汎用の撮像
素子を用いて実現できる。そのため低コストで上記課題
を達成できる。
【0023】さらに、同時に基板電位を切り換えること
で、より広いダイナミックレンジの拡大とブルーミング
等の問題の発生防止を達成できる。
【0024】さらに、複数の垂直転送パルスのレベルシ
フト量をほぼ同等とすることで、垂直転送の効率を低下
させることなくDレンジを拡大することができるため、
Dレンジ以外の画質に対してもその性能を落とすことが
ない。
【0025】さらに、複数のシフト回路の電源を共通に
し、又温度特性を同等にそろえることで、Dレンジの拡
大や転送効率に対し電源変動や温度特性の影響が発生す
ることを防止できる。
【0026】
【0027】
【実施例】
(第1の実施例)本発明の第1実施例のデジタルカメラ
のシステムブロックを図1に示す。
【0028】図1において、1は被写体からの反射光を
電気信号に変換するCCD等の撮像素子、2は撮像素子
1を動作させるために必要なタイミング信号を発生する
タイミング信号発生回路(以降TGとする)、3は撮像
素子1を駆動するための電圧を発生する駆動電圧設定回
路、4はタイミング信号発生回路2からの信号を撮像信
号駆動可能なレベルに増幅する撮像素子駆動回路、5は
撮像素子1の出力ノイズ除去のためのCDS(相関2重
サンプリング)回路やAGC(自動利得制御)回路を備
えた前置処理回路、6はA/D変換器、7はA/D変換
されたデジタル信号を撮像信号処理する撮像信号処理回
路、8は記録媒体9に信号を記録するための変調等を行
う記録媒体I/F(インタ−フェ−ス)回路、10はカ
メラの撮影開始やフレームモ−ド・フィールドモ−ドを
外部撮影者が制御するための操作部、11は操作部10
により設定されたモード設定に応じて駆動電圧を変更す
るための信号を出力する設定切換回路である。
【0029】以下に図1を用いて第1の実施例について
説明する。
【0030】まず撮影者が操作部10を制御することに
より撮像動作を開始し、不図示の絞りとタイミング信号
発生器による電子シャッター動作により撮像素子の露光
を行い、撮像素子の出力を読みだす。読みだした撮像出
力に対して前置処理回路5でCDS処理やゲインコント
ロール等の信号処理を行う。この際ゲインコントロール
回路のゲインは撮像素子の感度によって決まるので撮像
装置製造時に設定される。その前置回路5の出力はA/
D変換器6にてデジタル信号に変換されて撮像信号処理
回路7に入力される。撮像信号処理回路7の出力は記録
媒体I/Fによって特定フォーマットへの変換処理(変
調)がされた後、記録媒体9に記録される。
【0031】さて上記のような撮影において、操作部1
0によりフレームモ−ドによる撮像かフィールドモ−ド
による撮像かを設定することができる。すなわち操作部
10によりフィールドモ−ド撮像にカメラの設定を変え
ると、設定切り換え回路11により駆動電圧設定回路の
設定値がフィールドモードの値に設定される。
【0032】図2は、本実施例における垂直転送パルス
V1、V3の信号波形である。図ではフレ−ムモ−ドモ
−ドにおけるパルスV1、V3について説明している。
【0033】本実施例では設定切換回路11からのフレ
−ムモ−ド/フィ−ルドモ−ド信号によりTGのモード
を切り換え、図2に示す垂直転送パルスの読み出しパル
ス幅を変更する。つまり図示のごとく、フィールドモ−
ド時よりフレームモ−ド時の方がパルス幅が広くなるよ
うに切り換えることになる。
【0034】以上によりフレームモ−ド時にはより幅広
の読み出しパルスを利用することができるため、従来例
で示したようにフレームモ−ド時Vsub電位の操作で
光電変換部の蓄積容量を増やした場合でも、光電変換部
から垂直転送部への電荷移動を確実にに行うことが可能
となる。
【0035】(第2の実施例) 図3、図4は本発明の第2の実施例を説明するための図
面で、図3は図1の駆動電圧設定回路の例で、図4は光
電変換部および垂直転送部のポテンシャル分布図であ
る。図3においてR1〜R5は抵抗、Tr1〜Tr2はト
ランジスタ、V1は基準電圧源である。
【0036】さて、R1〜R5、Tr1〜Tr2により
設定されるVM13は、図8、図9で示す3値信号の垂
直転送パルスV1、V3における中間値のレベルを決め
る信号である。
【0037】上記VM13は、図3においてフィールド
モ−ド時にはフレ−ムモ−ド/フィ−ルドモ−ド信号が
LowレベルとなるのでTr1はオフとなりTr2のベ
ースのレベルはV1とR3、R4で決まる。このベース
電位がTr2のベースエミッタ間レベルVbe分だけ下
がりVM13電圧として出力される。このレベルを例え
ば図4のVM13(フィールド)のレベルとする。一方
フレームモ−ド時にはフレ−ムモ−ド/フィ−ルドモ−
ド信号はHighレベルとなりTr1がオン状態となる
のでTr2のベース電位はV2とR3、R4の他Tr1
とR2できまり、ベースグランド間の抵抗値が小さくな
るためフィールドモ−ド時に較べて低いレベルとなる。
したがってTr2のエミッタレベルVM13もフィール
ドモ−ド時に較べ低いレベルとなる。このレベルを図4
のVM13(フレーム)とする。
【0038】このようにフレームモ−ド時にVM13の
DCレベルが下がると、図4に示すように光電変換中に
おけるCCD光電変換部と垂直転送部の電位障壁は、フ
ィールドモ−ド時のVM13の設定の場合(図5の実線
の設定)よりもフレームモ−ド時のVM13の設定の場
合(図5の点線の設定)の方が高くなり、そのため光電
変換部において蓄積される信号電荷の容量はフィールド
モ−ド時のレベル1に対しフレームモ−ド時のレベル2
となり光電変換部で蓄積された電荷の垂直転送部への漏
れこみを防止でき、結果的に光電変換部において蓄積さ
れる信号電荷の容量はフィールドモ−ド時のレベル1に
対しフレームモ−ド時のレベル2となり増やすことがで
きる。
【0039】以上のようにして光電変換部のフレームモ
−ド時Dレンジをフィールドモ−ド時に比べて広くする
ことができ、フレームモ−ド時の光電変換部と垂直転送
部の飽和レベルのバランスを良くすることで、トータル
としてのCCD出力のDレンジを向上させることができ
る。
【0040】(第3の実施例)上記第2実施例ではVM
13についてそのレベルを切り換えるようにしたが、こ
の場合垂直転送パルスのV1とV3の中間電位のみ切り
換えることになる。一方垂直転送の効率は垂直転送パル
スV1〜V4の各電位の相対値が影響するためV1、V
3のみ切り換えた場合には垂直転送効率が低下してしま
う。そこで本実施例ではVM13を切り換えることで垂
直転送効率が低下しないようVM13の切り換えと同時
に図8、図9のVM24のレベルについても切り換える
ようにした。
【0041】図5は本実施例を説明するための回路図
で、図1の駆動電圧設定回路の他の実施例である。R5
〜R10、Tr3〜Tr4で設定されるVM24は2値
信号である垂直転送パルスV2、V4のレベル(図8、
9のVM24)を決定する信号である。
【0042】図5に示す回路により、フレームモ−ド時
にはVM13のレベルを下げた変化分とほぼ同等分VM
24のレベルも下げるようにした。このことにより光電
変換部のDレンジを拡大し、かつ垂直転送部の効率をも
フィールドモ−ド時と較べて低下させないことを可能と
した。
【0043】また、図5に示すように電源電圧はV1を
共通に用い、また回路の温度特性に大きく影響するトラ
ンジスタのベースエミッタ間の電圧に対しては両出力と
もVbe一つ分だけの影響を受けるように構成してお
り、このようにVM13とVM24を導出する回路の電
源電圧を共通化しかつ回路が出力に与える温度特性をそ
ろえておくことで、電源変動や温度変化に対しても垂直
転送効率を劣化させないことが可能となる。
【0044】また上記実施例では中間レベルVM13、
VM24のみを切り換えたが、この場合には他のHig
hレベル、Lowレベルとの相対値が変化し、駆動特性
に影響を与える場合もある。そこでVM13、VM24
のレベル変化量に対応するようHighレベル、Low
ベルをシフトするよう切り換えても良い。
【0045】(第4の実施例)図6は本発明の第4の実
施例を示す回路図で、R1〜R15は抵抗、Tr1〜T
r6はトランジスタ、V1、V2は基準電圧源である。
とくにV2は負の基準電圧源であり、VM13、VM2
4として負のレベルの出力を可能としている。本実施例
では、フィールドモ−ドとフレームモ−ドの読み出し変
更に伴いVsub,VM13,VM24を全て同時に切
り換えることで、フレームモ−ド時の光電変換部のDレ
ンジをより一層拡大し垂直転送効率も確保することを可
能としている。又各電圧発生回路の電圧源および温度特
性をそろえておくことで、電源変動や温度変化に対して
も各設定電圧の相対値が変わることなく特性を確保する
ことができる。
【0046】上記のようにシリコン基板電位の切り換え
と垂直転送パルスのレベルの切り換え、さらには垂直転
送パルス幅の切り換えについても同時に行うことで、フ
レームモ−ド時のDレンジを最大にすることができ、ま
た基板電位を変更するだけだと低下してしまうアンチブ
ルーミング能力も低下させることなく駆動できる。つま
りVsub電位だけを変更してしまうとポテンシャル井
戸の深くなった光電変換部の電荷はあふれて垂直転送部
へ流れ込み、垂直転送部で隣接画素の電荷と混合してし
まっていたが、本実施例ではその垂直転送部との電位障
壁が高くなるため上記の問題は発生しないようにでき
る。
【0047】
【発明の効果】本発明の撮像装置では、光電変換部と垂
直転送部を有し、光学像を電気信号に変換する撮像素子
と、フレームモードとフィールドモードを切り換えるモ
ード切換手段と、該モード切換手段によりフレームモー
ドを設定した場合に垂直転送パルスが第1のバイアスレ
ベルとなり、該モード切換手段によりフィールドモード
を設定した場合に垂直転送パルスが前記第1のバイアス
レベルよりも高い第2のバイアスレベルになるように切
り換える制御手段とを有するのでダイナミックレンジの
拡大とブルーミング等の問題の発生防止を達成できる。
【0048】特に、バイアスレベルをフレームモード時
とフィールドモード時とで可変することで、フレームモ
ード時のCCDのDレンジを適切に拡大することが可能
となるので、複雑な回路を追加することなく汎用の撮像
素子を用いて実現できる。そのため低コストを達成でき
る。
【0049】さらに、同時に基板電位を切り換えること
で、より広いダイナミックレンジの拡大とブルーミング
等の問題の発生防止を達成できる。
【0050】さらに、複数の垂直転送パルスのレベルシ
フト量をほぼ同等とすることで、垂直転送の効率を低下
させることなくDレンジを拡大することができるため、
Dレンジ以外の画質に対してもその性能を落とすことが
ない。
【0051】さらに、複数のシフト回路の電源を共通に
し、又温度特性を同等にそろえることで、Dレンジの拡
大や転送効率に対し電源変動や温度特性の影響が発生す
ることを防止できる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成のブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例を説明するためのタイミ
ング図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するCCDのポテ
ンシャル分布図。
【図5】本発明の第3の実施例を示す回路図。
【図6】本発明の第4の実施例を示す回路図。
【図7】CCDの基本構成を説明する図。
【図8】フィ−ルドモ−ドにおけるCCDの基本的な垂
直転送パルスタイミング図。
【図9】フレ−ムモ−ドにおけるCCDの基本的な垂直
転送パルスタイミング図。
【図10】CCDの光電変換部直下のポテンシャル分布
図。
【符号の説明】
1 撮像素子 2 タイミング信号発生回路 3 駆動電圧設定回路 4 撮像素子駆動回路 5 前置処理回路 6 A/D変換器 7 撮像信号処理回路 8 記録媒体I/F 9 記録媒体 10 操作部 11 設定切換回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換部と垂直転送部を有し、光学像
    を電気信号に変換する撮像素子と、 フレームモードとフィールドモードを切り換えるモード
    切換手段と、 該モード切換手段によりフレームモードを設定した場合
    に垂直転送パルスが第1のバイアスレベルとなり、該モ
    ード切換手段によりフィールドモードを設定した場合に
    垂直転送パルスが前記第1のバイアスレベルよりも高い
    第2のバイアスレベルになるように切り換える制御手段
    と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記垂直転送パルスの中
    間電位レベルを切り換えることを特徴とする請求項1の
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記光電変換部に隣接して2段の前記垂
    直転送部を有し、前記制御手段は、モード切換手段によ
    るモードの切換に応じて、前記2段の垂直転送部のうち
    の一方に供給する第1の垂直転送パルスの中間電位レベ
    ルを所定量シフトすると同時に、前記2段の垂直転送部
    のうちの他方に供給する第2の垂直転送パルスの中間電
    位レベルを前記所定量シフトすることを特徴とする請求
    項1の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の垂直転送パ
    ルスの中間レベルのシフト量を決定する第1のシフト回
    路と、前記第2の垂直転送パルスの中間レベルをシフト
    量を決定する第2のシフト回路とを有し、前記第1のシ
    フト回路と前記第2のシフト回路は、共通の電源を有す
    ることを特徴とする請求項3の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のシフト回路がその出力に与え
    る温度特性の影響と、前記第2のシフト回路がその出力
    に与える温度特性の影響とがほぼ等しいことを特徴とす
    る請求項4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、モード切換手段による
    モードの切換に応じて前記垂直転送パルスの中間電位レ
    ベルをシフトすると同時に、ハイ電位レベル、ロ−電位
    レベルを同等レベルシフトすることを特徴とする請求項
    2の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、該モード切換手段に
    り前記フレームモードへの切り換えに応じて撮像素子の
    基板電位を、前記フィールドモードの場合に比べて下げ
    るように変更することを特徴とする請求項1の撮像装
    置。
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ES95304252T ES2151579T3 (es) 1994-06-20 1995-06-19 Aparato para la captacion de imagenes con gama dinamica ampliada.
DE69519403T DE69519403T2 (de) 1994-06-20 1995-06-19 Bildaufnahmegerät mit erweitertem Dynamikbereich
EP95304252A EP0689346B1 (en) 1994-06-20 1995-06-19 Image pick-up apparatus with expanded dynamic range
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