JP3362322B2 - 放射線硬化性樹脂組成物 - Google Patents
放射線硬化性樹脂組成物Info
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Description
ラスチック基材に対する密着性が良く、耐汚染性、柔軟
性、耐摩耗製、耐擦傷性等に優れた放射線硬化性樹脂組
成物に関する。詳しくは、プラスチックフィルムを木質
材表面に張合わせた化粧木質材に用いられる印刷プラス
チックフィルムの表面特性改質用に好適な放射線硬化性
樹脂組成物に関する。
ポリ塩化ビニル(PVC)等のフィルムをパーティクル
ボードやMDF(再生木材の一種)等の合成木材にラッ
ピングして化粧合板を製造する方法が知られている。P
VCフィルムはそのままでは硬度が低く、表面特性が劣
るので、表面に2液の熱硬化性ウレタンのコーティング
が施されている。しかし、2液の熱硬化性ウレタンは樹
脂の硬化に時間がかかり生産性が低いばかりでなく、表
面特性の改質も充分ではなくその改善が求められてい
る。
面に紫外線または電子線硬化性コーティング剤をコーテ
ィングすることが試みられている。このようなPVCフ
ィルム等の各種フィルムにコーティングする紫外線また
は電子線硬化性コーティング剤には、以下の様な特性が
要求されている。 (1)常温で液状であって作業性が高いこと。 (2)紫外線または電子線による硬化が速く、生産性が
良好であること。 (3)基材に対して充分な密着性が有ること。 (4)強靱で且つ柔軟性を有し、成型加工性が良いこ
と。 (5)耐汚染性が優れていること。 (6)充分な硬度を有し、耐摩耗性、耐擦傷性等が優れ
ていること。 (7)耐候性が優れていること。 (8)耐熱性、耐加水分解性等に優れていること。 (9)耐水性、耐油性、耐溶剤性等が優れていること。 (10)耐薬品性が優れていること。 (11)光沢が配合比でコントロールできること。
が要求されているが、特に化粧合板の加工方法には曲げ
加工、Vカット加工、真空プレス加工等があり、いずれ
の場合にもPVCと同様な延伸性能が要求される。
線での硬化性が高く、前記特性を満足し、基材に対する
密着性が良好で、印刷プラスチックフィルムコーティン
グの表面特性改質用に好適な放射線硬化性樹脂組成物を
提供することにある。
(A)、(B)および(C): (A)(a)ポリカーボネートジオール、 (b)ジイソシアネート化合物、および (c)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応
させて得られるウレタン(メタ)アクリレート、 (B)(d)1分子中に3個以上の水酸基を有するポリ
オール化合物、 (b)ジイソシアネート化合物、および (c)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応
させて得られるウレタン(メタ)アクリレート、 (C)カルボキシル基含有(メタ)アクリレート化合物
を含む反応性希釈剤、を含有することを特徴とする放射
線硬化性樹脂組成物を提供するものである。
される化合物である放射線硬化性樹脂組成物。 H-(O-R2-O-CO)m-O-R1-O-(COO-R2-O)n-H (式中、R1 およびR2 はそれぞれ炭素数1〜12のア
ルキレン基を示し、mおよびnは1以上49以下の数で
あり、m+n=2〜50となる数を示す)
が、次式で表わされる化合物であり、 H-(O-R2-O-CO)m-O-R1-O-(COO-R2-O)n-H (式中、R1 およびR2 はそれぞれ炭素数1〜12のア
ルキレン基を示し、mおよびnは1以上49以下の数で
あり、m+n=2〜50となる数を示す) 成分(C)の反応性希釈剤が、カルボキシル基含有(メ
タ)アクリレート化合物およびその他の(メタ)アクリ
レート化合物(ただし、成分(A)および(B)の(メ
タ)アクリレートを除く)の2種類である放射線硬化性
樹脂組成物。
で用いられる成分(A)の2官能ポリカーボネートウレ
タン(メタ)アクリレートは、(a)ポリカーボネート
ジオール、(b)ジイソシアネート化合物および(c)
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応させる
ことにより製造される。また、成分(B)の3官能以上
のウレタン(メタ)アクリレートは、(d)1分子中に
3個以上の水酸基を有するポリオール化合物、(b)ジ
イソシアネート化合物および(c)ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートを反応させることにより製造され
る。
使用される(b)ジイソシアネート化合物としては、例
えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリ
レンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシア
ネート、1,4−キシレンジイソシアネート、1,5−
ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシ
アネート、p−フェニレンジイソシアネート、3,3′
−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
3,3′−ジメチルフェニレンジイソシアネート、4,
4′−ビフェニレンジイソシアネート、1,6−ヘキサ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ビス(2−イソシアネートエチル)フマレート、6
−イソプロピル−1,3−フェニルジイソシアネート、
4−ジフェニルプロパンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、水添キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキ
シリレンジイソシアネート等が挙げられる。これらのう
ち、特に水添キシリレンジイソシアネート、イソフォロ
ンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシア
ネート等が好ましい。これらのジイソシアネート化合物
は単独または二種以上を組合せて用いることができる。
造に共通して使用される(c)ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートとしては、1分子中に1つの水酸基と
1つの(メタ)アクリロキシ基を有するものが好まし
く、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリロイルフォ
スフェート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、1,6−ヘキサンジオールモノ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アク
リレート、下記式:
示し、pは1〜15の数を示す〕で表わされる(メタ)
アクリレート等が挙げられる。更に、アルキルグリシジ
ルエーテル、アリールグリシジルエーテル、グリシジル
(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有化合物と
(メタ)アクリル酸との付加反応により得られる化合物
も使用することができる。これらのヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートのうち、特に2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等が好ましい。
カーボネートジオールとしては、例えば、次式(1): H-(O-R2-O-CO)m-O-R1-O-(COO-R2-O)n-H ・・・(1) (式中、R1 およびR2 は、同一または異なり、炭素数
1〜12のアルキレン基を示し、mおよびnは1以上4
9以下の数であり、m+n=2〜50となる数を示す)
で表わされる化合物が挙げられる。具体的には、1,6
−ヘキサンジオールのポリカーボネートジオール、3−
メチル−1,5−ペンタメチレンジオールのポリカーボ
ネートジオール、2−メチル−1,8−オクタメチレン
ジオールのポリカーボネートジオール、1,9−ノナメ
チレンジオールのポリカーボネートジオール等が挙げら
れ、市販品としては、N−980、981、982、9
83(以上、日本ポリウレタン社製)、PC−8000
(米国PPG社製)、PNOC1000、2000、P
MC−100,2000(以上、クラレ社製)等を使用
することができる。
(d)1分子中に3個以上の水酸基を有するポリオール
化合物としては、例えばグリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ジトリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、およびこれらにエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオ
キサイドを付加したポリオール、エチレンジアミン1モ
ルにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のア
ルキレンオキサイドを3モル以上付加した化合物等が挙
げられる。また、市販品としては、例えばTMP30、
PNT4Glycol、EDA P4、EDA P8
(以上、日本乳化剤社製)、クオドロール、EDP−4
50、EDP−1100(以上、旭電化社製)等が挙げ
られる。これらのうち、特にグリセリンのエチレンオキ
サイドの3モル付加体およびトリメチロールプロパンの
エチレンオキサイドの3モル付加体が好ましい。
(b)および(c)以外に、必要に応じてジオール化合
物を使用するのが好ましく、かかるジオール化合物とし
ては、成分(A)の製造に使用されるポリカーボネート
ジオールのほか、ポリエーテルジオール、ポリエステル
ジオール、ポリカプロラクトンジオール等が挙げられ
る。
族、芳香族または脂環族ポリエーテルジオールが挙げら
れる。これらのうち、脂肪族ポリエーテルジオールとし
ては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール、あるいは2種以
上のイオン重合性環状化合物を開環共重合させて得られ
るポリエーテルジオール等が挙げられる。ここでイオン
重合性環状化合物としては、エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、ブテン−1−オキシド、イソブテンオキ
シド、3,3−ビスクロロメチルオキセタン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、トリオキサン、テトラオキサ
ン、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、エピ
クロルヒドリン、グリシジルメタクリレート、アリルグ
リシジルエーテル、アリルグリシジルカーボネート、ブ
タンジエンモノオキシド、イソプレンモノオキシド、ビ
ニルオキセタン、ビニルテトラヒドロフラン、ビニルシ
クロヘキセンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、
ブチルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジルエステ
ル等の環状エーテル類が挙げられる。
スフェノールAのアルキレンオキサイド付加ジオール、
ビスフェノールFのアルキレンオキサイド付加ジオー
ル、ハイドロキノンのアルキレンオキサイド付加ジオー
ル、ナフトキノンのアルキレンオキサイド付加ジオール
等が挙げられる。また、脂環族ポリエーテルジオールと
しては、水添ビスフェノールAのアルキレンオキサイド
付加ジオール、水添ビスフェノールFのアルキレンオキ
サイド付加ジオール等が挙げられる。
しては、脂肪族ポリエーテルジオールとして、例えばユ
ニセーフDC1100、ユニセーフDC1800、ユニ
セーフDCB1100、ユニセーフDCB1800、
(以上、日本油脂社製);PPTG4000、PPTG
2000、PPTG1000、PTG2000、PTG
3000、PTG650、PTGL2000、PTGL
1000(以上、保土ヶ谷化学社製);EXENOL4
020、EXENOL3020、EXENOL202
0、EXENOL1020(以上、旭硝子社製);PB
G3000、PBG2000、PBG1000、Z30
01(以上、第一工業製薬社製)等が挙げられ、芳香族
ポリエーテルジオールとして、例えばユニオールDA4
00、DA700、DA1000、DB400(以上、
日本油脂社製)等が挙げられる。
は、例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグ
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−
メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジ
オール、2−メチル−1,8−オクタンジオール等の多
価アルコールとフタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、マレイン酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン酸
等の多塩基酸とを反応して得られるポリエステルジオー
ル等を挙げることができる。これらの市販品としては、
クラポールP−2010、PMIPA、PKA−A、P
KA−A2、PNA−2000(以上、クラレ社製)等
を使用することができる。
としては、ε−カプロラクトンを、例えば、エチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、1,2−ポリ
ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、1,4−ブタンジオール等の2価のジオールに付
加反応させて得られるポリカプロラクトンジオールが挙
げられる。これらの市販品としては、プラクセル20
5、205AL、212、212AL、220、220
AL(以上、ダイセル社製)等を入手することができ
る。
使用でき、例えばポリβ−メチル−δ−バレロラクトン
ジオール、ヒドロキシ末端ポリブタジエン、ヒドロキシ
末端水添ポリブタジエン、ひまし油変性ジオール、ポリ
ジメチルシロキサンの末端ジオール化合物、ポリジメチ
ルシロキサンカルビトール変性ジオール等が挙げられ
る。これらのジオール化合物のうち、特にポリエーテル
ジオール、ポリカーボネートジオールが好ましい。
は、通常ナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン
酸亜鉛、ラウリル酸ジ−n−ブチルスズ、トリエチルア
ミン、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタ
ン、1,4−ジアザ−2−メチルビシクロ〔2,2,
2〕オクタン等のウレタン化触媒を、反応物の総量10
0重量部に対して0.01〜1重量部用いて反応を行な
うのが好ましい。この反応における反応温度は、通常1
0〜90℃、特に30〜80℃で行なうのが好ましい。
は、これらをそれぞれ別々に合成した後に混合しても、
同時に合成してもよい。
が、例えば次の(i)〜(iii)の方法に従って行われ
る。 (i)(b)ジイソシアネート化合物および(c)ヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応させ、次い
で、(a)ポリカーボネートジオールの順に反応させる
方法。 (ii)(a)ポリカーボネートジオール、(b)ジイソ
シアネート化合物および(c)ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートを一括に仕込んで反応させる方法。 (iii)(a)ポリカーボネートジオールおよび(b)
ジイソシアネート化合物を反応させ、次いで(c)ヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応させる方
法。 これらのうち、(i)の方法が好ましい。
れば特に制限されないが、例えば(a)ポリカーボネー
トジオール1モルに対し、(b)ジイソシアネート化合
物1〜3モル、および(c)ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート1〜3モル使用する。
いが、例えば上記成分(A)の合成方法(i)〜(ii
i)において、(a)ポリカーボネートジオールを
(d)ポリオール化合物に変更した方法によって行われ
る。このうち、成分(A)の合成方法(i)において上
記の様に変更した方法が好ましい。
れば特に制限されないが、例えば(d)ポリオール化合
物の水酸基の数をnとしたとき、この(d)ポリオール
化合物1モルに対し、(b)ジイソシアネート化合物n
−1〜n+1(モル)、および(c)ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレートn−1〜n+1(モル)使用す
る。
方法は、特に制限されないが、例えば上記成分(A)の
合成方法(i)〜(iii)において、(a)ポリカーボ
ネートジオールを(a)ポリカーボネートジオールと
(d)ポリオール化合物に変更した方法に加え、下記
(iv)の方法に従って行われる。(iv)(b)ジイソシ
アネート化合物および(c)ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートを反応させ、次いで(a)ポリカーボ
ネートジオールを反応させ、その後(d)ポリオール化
合物を反応させる方法。このうち、(iv)の方法が好ま
しい。
分(B)が得られれば特に制限されないが、例えば
(a)ポリカーボネートジオールxモルおよびポリオー
ル化合物yモル(但し、水酸基の数をzとする)とした
とき、(b)ジイソシアネート化合物2x+zy−1〜
2x+zy+1(モル)、および(c)ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレート2x+zy−1〜2x+zy
+1(モル)使用する。
タン(メタ)アクリレートは、成分(A)、成分(B)
および成分(C)を配合した組成物(以下、「組成物
(I)」という)100重量部に対して2〜40重量
部、特に5〜25重量部配合するのが好ましい。2重量
部未満では基材に対する密着性が損われ、40重量部を
超えると耐汚染性、耐摩耗性が損われる場合がある。
(メタ)アクリレートは、組成物(I)100重量部に
対して5〜50重量部、特に7〜40重量部配合するの
が好ましい。5重量部未満では耐汚染性、耐擦傷性が損
われ、50重量部を超えると柔軟性および基材に対する
密着性が損われる場合がある。
釈剤としては、カルボキシル基含有(メタ)アクリレー
ト化合物、および必要に応じてその他の(メタ)アクリ
レート化合物(ただし、成分(A)および(B)の(メ
タ)アクリレートを除く)、アクリルアミド類、N−ビ
ニル化合物類、その他の単官能反応性化合物を使用する
ことができる。
化合物としては、カルボキシル基および(メタ)アクリ
ロキシ基を含有するモノマーおよび該モノマーのオリゴ
マーが挙げられる。上記カルボキシル基および(メタ)
アクリロキシ基を含有するモノマーとしては、次式: CH2=CR4-COO-X-COOH (式中、R4 は水素原子またはメチル基を示し、Xは二
価の有機基を示す)で表わされるものが好ましい。ここ
で、Xで示される二価の有機基としては、アルキレン
基、アリーレン基、シクロアルキレン基、アルケニレン
基、シクロアルケニレン基、-A1-(OOC-A2)q- 基(A1お
よびA2 はアルキレン基、シクロアルキレン基、アルケ
ニレン基、シクロアルケニレン基、アリーレン基等を示
し、qは1以上の整数を示す)等が挙げられる。このよ
うな化合物の具体例としては、以下の化合物が挙げられ
る。
示し、rは1〜10の数を示し、-C6H 4- はフェニレン
基、-C6H10- はシクロヘキシレン基を示す)
アクリロキシ基を含有するモノマーのオリゴマーとして
は、該モノマーの2〜20量体が好ましい。
レート化合物の市販品としては、例えばアローニクス
M−5300、M−5400、M−5500、M−56
00(以上、東亜合成化学社製)、NKエステル S
A、A−SA(以上、新中村化学社製)、ビスコート♯
2000、♯2100、♯2150、♯2180(以
上、大阪有機化学社製)等が挙げられる。
としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アミ
ル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレ
ート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メ
タ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、
ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アク
リレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル
(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレー
ト、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、テ
トラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシ
エチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート、ポエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、エトキシエトキシエチル
(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリ
コール(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレー
ト、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、イソボ
ルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリ
レート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、7−アミ
ノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリロイルモルホリン、下記式で表わされる
化合物等を挙げることができる。
-C4H7Oを示し、tは1〜10の数を示す)
示し、uは1〜10の数を示す)
ン(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリ
ルアミド、t−オクチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N′−ジメ
チルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等を挙げる
ことができる。上記N−ビニル化合物としては、N−ビ
ニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等を挙げる
ことができる。また、その他下記式で表わされる化合物
等を挙げることができる。
炭素数2〜6、好ましくは2〜4のアルキレン基を示
し、R8 は水素原子または炭素数1〜12、好ましくは
1〜9のアルキル基を示し、sは0〜12、好ましくは
1〜8の数を示す)
101、M102、M111、M113、M114、M
117(以上、東亜合成化学社製)、KAYARAD
TC110S、R629、R644(以上、日本化薬社
製)、ビスコート LA、STA、IBXA、DMA、
♯158、♯190、♯192、♯3700(以上、大
阪有機化学社製)、ライトアクリレート L−A、S−
A、BO−A、EC−A、DPM−A、ライトエステル
PA(以上、共栄社油脂化学工業社製)等が挙げられ
る。
ート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペン
テニルアクリレート、アクリロイルモルホリン、N−ビ
ニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン等が好まし
い。
反応性化合物を使用することもでき、例えばエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチ
ロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリオキシプロピル(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリオキシ
エチル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
ポリオキシプロピル(メタ)アクリレート、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)ア
クリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌレートジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド
付加ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エチレ
ンオキサイド付加ビルフェノールFジ(メタ)アクリレ
ート、プロピレンオキサイド付加ビスフェノールAジ
(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド付加ビス
フェノールFジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカ
ンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノー
ルAエポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールF
エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
A1002、SA2007(以上、三菱油化社製)、ビ
スコート ♯195、♯215、♯230、♯260、
♯295、♯300、♯310、♯312、♯360、
♯400、♯700、GPT(以上、大阪有機化学社
製)、KAYARAD MANDA、DPHA、R−6
04、DPCA20、−30、−60、−120、HX
−620、D−310、D−330(以上、日本化薬社
製)、アロニックスM−210、M−215、M−22
0、M−270、M−310、M−315、M−32
5、M−350、M−360、M−400、M−45
0、M−6100、M−6500、M−7100、M−
8030、M−8530(以上、東亜合成化学社製)、
SR−355(サートマー社製)等が挙げられる。
にヒトロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアク
リレート(MANDA)、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジメチロールプロパンテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシ
エチル(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド付加
ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート(ビスコート
♯700)等が好ましい。
種以上を組合わせて用いることができ、組成物(I)1
00重量部に対して10〜93重量部、特に35〜88
重量部配合するのが好ましい。10重量部未満では充分
な硬度と柔軟性が得られず、93重量部を超えると耐汚
染性、強靱性、硬化性が損われる場合がある。なお、成
分(C)として、本発明の組成物100重量部に対して
5〜30重量部のカルボキシル基および(メタ)アクリ
ロキシ基を含有するモノマーを用いると、耐汚染性をよ
り向上させることができる。
化させる場合には、組成物中に光重合開始剤を添加し、
更に必要に応じて光増感剤を添加するのが好ましい。
例えばベンゾフェノン、ベンゾインエチルエーテル、ベ
ンゾインプロピルエーテル、1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、3−メチルアセトフェノン、4−ク
ロロベンゾフェノン、4,4′−ジメトキシベンゾフェ
ノン、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケ
トン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2
−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−
2−プロピル)ケトン、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]
−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−
トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルホリノフェニル)−ブタン−1−オン、メチルベンゾ
イルホルメート、キサントン、フルオレノン、ベンズア
ルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニル
アミン、カルバゾール、チオキサントン、ジエチルチオ
キサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−ク
ロロチオキサントン、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロ
パノン]等が挙げられる。
184、261、369、500、651、907(以
上、チバガイギー社製)、Lucirin LR872
8(BASF社製)、Darocur 953、111
6、1173、1664、2959、ZL1 3331
(以上、メルク社製)、ユベクリルP36(UCB社
製)、VICURE55(アクゾ社製)、ESACUR
E KIP100F(LAMBERTI社製)等を挙げ
ることができる。
ノン、IRGACURE184、VICURE55、E
SACURE KIP100F等が好ましい。
ン、ジエチルアミン、N−メチルジエタノールアミン、
エタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−
ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安
息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミ
ル、UCB社製ユベクリルP102、103、104、
105等が挙げられる。
種または2種以上を組合わせて用いることができる。光
重合開始剤は、本発明の組成物中に0.1〜10重量部
の範囲で配合するのが好ましい。光増感剤は、組成物
(I)100重量部に対して0〜5重量部の範囲で配合
できる。また、本発明の組成物を放射線硬化させる場合
には、上記の光重合開始剤を用いなくてもよい。
剤として、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリウレタン、ポリブタジエン、クロロプレン、ポ
リエーテル、ポリエステル、ペンタジエン誘導体、SB
S(スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合
体)、SBSの水添物、SIS(スチレン/イソプレン
/スチレンブロック共重合体)等のポリマーまた、石油
樹脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂、フッ素系オリゴマ
ー、シリコーン系オリゴマー、ポリスルフィド系オリゴ
マー等を配合することができる。これらのポリマーまた
はオリゴマーは、組成物(I)100重量部に対して2
0重量部以下配合できる。
酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリ
ング剤、整泡消泡剤、レベリング剤、艶消し剤、界面活
性剤、保存安定剤、熱重合禁止剤、可そ剤、滑剤、溶
剤、フィラー、着色剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を
必要に応じて配合することもできる。
ox1010、1035、1076、1222(以上、
チバガイギー社製)等が挙げられ、組成物(I)100
重量部に対して1重量部以下配合できる。紫外線吸収剤
としては、TINUVIN P、213、234、32
0、326、327、328、329(以上、チバガイ
ギー社製)、SEESORB102、103、202、
501、712(以上、シプロ化成社製)等が挙げら
れ、組成物(I)100重量部に対して5重量部以下配
合できる。
4、292、622LD(以上、チバガイギー社製)サ
ノールLS440、LS770(以上、三共社製)、S
umisorb TM−061(住友化学工業社製)等
が挙げられ、組成物(I)100重量部に対して5重量
部以下配合できる。シランカップリング剤としては、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン等が挙げられ、市販品として
は、SH6062、6030(以上、東レシリコーン社
製)、KBE403、603、903(以上、信越化学
社製)等が挙げられ、組成物(I)100重量部に対し
て5重量部以下配合できる。
11PA、SH28PA、SH190、SH200(以
上、東レシリコーン社製)、フローレンAC−114
0、AC−1190、ポリフローNo.7、No.7
5、グラノール400(以上、共栄社油脂社製)等が挙
げられ、組成物(I)100重量部に対して5重量部以
下配合できる。艶消し剤としては、湿式または乾式シリ
カが挙げられ、TS−100(デグサジャパン社製)、
アエロジル200、T600(以上、日本アエロジル社
製)、ニップシールE200、SS50(以上、日本シ
リカ社製)、X−80(以上、徳山曹達社製)、炭酸マ
グネシウム等が挙げられ、その他ポリマー系艶消し剤を
用いることもできる。これらの艶消し剤は、組成物
(I)100重量部に対して20重量部以下配合でき
る。
より製造され、その粘度が10〜10000cp/20
℃、特に100〜3000cp/20℃となるのが好まし
い。コーティング方法に合せて粘度を調整する場合は、
溶剤で希釈することも可能である。好ましい溶剤として
は、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、シク
ロヘキサン等が挙げられ、組成物(I)100重量部に
対して200重量部以下配合できる。
れる。ここで放射線とは赤外線、可視光線、紫外線、X
線、電子線、α線、β線、γ線等をいう。
〜1000mJ/cm2 であるのが好ましい。また、例えば
電子線を照射して組成物を硬化させる場合は光重合開始
剤の配合は不要であり、その照射量は、1〜5Mrad
であるのが好ましい。本発明の組成物は、基材表面にコ
ーティングし、放射線を照射して組成物を硬化させるこ
とにより使用される。この際の基材の厚さは通常0.1
〜5mmであり、被覆層の厚さは3〜100μmであるの
が好ましい。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお以下において、特記しない限り、「部」は「重量
部」を意味する。
ネート236g(1.25モル)、重合禁止剤として
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.2
gおよび触媒としてジブチル錫ジラウレート0.8gを
仕込んだ。これを10℃まで氷水浴で冷却し、これに2
−ヒドロキシエチルアクリレート145g(1.25モ
ル)を、温度を20℃以下に制御しながら添加した。添
加後、更に10〜20℃で1時間攪拌を継続した後、数
平均分子量1000のポリカーボネートジオール(日本
ポリウレタン社製、N981)625g(0.625モ
ル)を、温度50℃以下に保ちながら添加した。次い
で、50〜60℃で5時間攪拌してから反応を終了さ
せ、2官能ポリカーボネートウレタンアクリレート(A
−1)を得た。
ネート485g(2.58モル)、重合禁止剤として
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.2
gおよび触媒としてジブチル錫ジラウレート0.8gを
仕込んだ。これを10℃まで氷水浴で冷却し、これに2
−ヒドロキシエチルアクリレート300g(2.58モ
ル)を、温度を20℃以下に制御しながら添加した。添
加後、更に10〜20℃で1時間攪拌を継続した後、分
子量271のトリメチロールプロパンエチレンオキサイ
ド付加トリオール(日本乳化剤社製、TMP−30)2
33g(0.86モル)を温度50℃以下に保ちながら
添加した。次いで、50〜60℃で5時間攪拌してから
反応を終了させ、3官能ウレタンアクリレート(B−
1)を得た。
ネート408g(2.17モル)、重合禁止剤として
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.2
4gおよび触媒としてジブチル錫ジラウレート0.8g
を仕込んだ。これを10℃まで氷水浴で冷却し、これに
2−ヒドロキシエチルアクリレート330g(2.84
モル)を、温度を20℃以下に制御しながら添加した。
添加後、更に10〜20℃で1時間攪拌を継続した後、
数平均分子量1000のポリカーボネートジオール(ク
ラレ社製、PNOC1000)179g(0.18モ
ル)を温度50℃以下に保ちながら添加した。次いで分
子量271のトリメチロールプロパンエチレンオキサイ
ド付加トリオール(日本乳化剤社製、TMP−30)1
03g(0.38モル)を、温度50℃以下に保ちなが
ら添加した。添加終了後、温度を50〜60℃で5時間
攪拌してから反応を終了させ、ウレタンアクリレート
(B−2)を得た。ウレタンアクリレート(B−2)は
本発明の成分(A)および(B)、ならびに水添キシリ
レンジイソシアネートにヒドロキシエチルアクリレート
が2モル付加したウレタンアクリレート(S)の混合物
である。その重量比率は、(A):(B):(S)が2
3:37:20であった。
−1)17部、ウレタンアクリレート(B−1)23
部、カルボキシル基含有(メタ)アクリレート化合物
(アローニクス M5500、東亜合成化学社製)15
部および単官能性反応性化合物であるイソボルニルアク
リレート(IBXA、大阪有機社製)20部、ジトリメ
チロールプロパンテトラアクリレート(SR355、サ
ートマー社製)15部、ヒドロキシピバリン酸ネオペン
チルジアクリレート(MANDA、日本化薬社製)10
部、光重合開始剤としてベンゾフェノン3部、1−ヒド
ロキシシクロヘキシル−フェニルケトン1部およびメチ
ルベンゾイルホルメート10部、トルエン45部、酢酸
エチル45部、ならびにメチルエチルケトン35部を加
え、T.K.ホモディスパー(特殊機化工業社製)を用
い、3000rpm で15分間攪拌混合し、組成物溶液を
得た。
−2)45部、2−アクリロイルオキシプロピルハイド
ロゲンフタレート(ビスコート♯2100、大阪有機社
製)15部、アクリロイルモルホリン10部、2,2−
ビス〔4−(アクリロキシジエトキシ)フェニル〕プロ
パン20部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト10部、ならびに光重合開始剤としてESACURE
KIP100F(LAMBERTI社製)5部および
メチルベンゾイルホルメート1部を加え、攪拌混合して
組成物を得た。これに、更にポリマー艶消し剤としてポ
リカーボネート樹脂粉末(X−2331、岐阜セラック
社製)30部、トルエン30部、酢酸エチル30部およ
びメチルエチルケトン22部を加え、T.K.ホモディ
スパーを用い、3000rpm で15分間攪拌混合し、組
成物溶液を得た。
−1)20部、ウレタンアクリレート(B−1)25
部、カルボキシ基含有(メタ)アクリレート化合物(ア
ローニクス M5400、東亜合成化学社製)25部、
フェノキシエチルアクリレート10部、ヒドロキシピバ
リン酸ネオペンチルジアクリレート20部、光開始剤と
してベンゾフェノン3部、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ル−フェニルケトン1部およびメチルベンゾイルホルメ
ート1部、ならびにシランカップリング剤としてγ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン1部を加え、
攪拌混合して組成物を得た。これに、更に艶消し剤とし
て二酸化ケイ素(微粉末シリカ)(TS−100、デグ
サジャパン社製)10部、トルエン45部、酢酸エチル
45部およびメチルエチルケトン35部を加え、T.
K.ホモディスパーを用い、3000rpm で15分間攪
拌混合し、組成物溶液を得た。
アクリレート(B−1)23部を、ウレタンアクリレー
ト(A−1)40部に代えた以外は実施例1と同様にし
て、組成物溶液を得た。
アクリレート(B−1)23部を、ウレタンアクリレー
ト(B−1)40部に代えた以外は実施例1と同様にし
て、組成物溶液を得た。
液を、厚さ0.2mmのPVCフィルム表面にバーコータ
ーを用いて塗布し、溶剤を風乾し、厚さ20μmの塗膜
を得た。その後、紫外線を照射(照射量500mJ/c
m2)し、組成物を硬化させた。得られたコーティングP
VCフィルムについて、光沢、密着性、耐汚染性、耐擦
傷性および耐折曲げ性を以下の方法に従って評価した。
結果を表1に示す。
されたPVCフィルムのコーティング面の60度鏡面光
沢度を、GLOSS CHECKER IG−320
(堀場社製)を用いて測定した。
て、コーティングされたPVCフィルムのコーティング
面に隙間間隔1mmのカッターガイドを用いて100目の
碁盤目カットを施し、碁盤目テープ法でコーティング層
とPVCフィルムの密着性を評価した。評価結果はコー
ティング層が全く剥がれなかったものを100とし、全
て剥がれたものを0とした。
Cフィルムのコーティング面を、赤および黒のマジック
インキおよび靴墨で着色し、23℃で24時間放置した
後、石油ベンジンで着色面を拭取り、着色状態につい
て、色彩色差計を用いて色差を測定し、評価した。
Cフィルムのコーティング面を爪で強く擦り、擦った部
分の状態変化を観察した。コーティング層が破壊された
ものは[×]とし、コーティング層は破壊されていない
が、擦った部分の光沢が変化して擦った跡が識別できる
状態のものを[○]、全く擦った部分が識別できないも
のを[◎]とした。
VCフィルムを折曲げ、その部分を指で挟み勢いよく3
60度折曲げて、フィルムが割れるかどうか見た。割れ
ない場合を[○]、割れた場合を[×]とした。
射線での硬化性が高く、各種フィルムのコーティング剤
に要求される各種特性、例えば基板との密着性、柔軟
性、耐汚染性、耐擦傷性等に優れたものである。本発明
の放射線硬化性樹脂組成物は、プラスチック、特にフィ
ルムのコーティングに適しているが、木質材、無機質材
等広い範囲のコーティング用としても好適である。
Claims (5)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)および(C) (A)(a)ポリカーボネートジオール、 (b)ジイソシアネート化合物、および (c)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート を反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレート、 (B)(d)1分子中に3個以上の水酸基を有するポリ
オール化合物、 (b)ジイソシアネート化合物、および (c)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート を反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレート、
ならびに (C)カルボキシル基含有(メタ)アクリレート化合物
を含む反応性希釈剤、を含有することを特徴とする放射
線硬化性樹脂組成物。 - 【請求項2】 成分(A)における(a)ポリカーボネ
ートジオールが、次式 H-(O-R2-O-CO)m-O-R1-O-(COO-R2-O)n-H (式中、R1およびR2はそれぞれ炭素数1〜12のアル
キレン基を示し、mおよびnは1以上49以下の数であ
り、m+n=2〜50となる数を示す) で表されるものである請求項1記載の放射線硬化性樹脂
組成物。 - 【請求項3】 ウレタン(メタ)アクリレート(A)
が、(a)ポリカーボネートジオール1モルに対し、
(b)ジイソシアネート化合物1〜3モル、および
(c)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート1〜3
モルを使用して得られるものである請求項1または2記
載の放射線硬化性樹脂組成物。 - 【請求項4】 ウレタン(メタ)アクリレート(B)
が、(d)ポリオール化合物の水酸基の数をnとしたと
き、この(d)ポリオール化合物1モルに対し、(b)
ジイソシアネート化合物n−1〜n+1(モル)、およ
び(c)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートn−
1〜n+1(モル)を使用して得られるものである請求
項1〜3のいずれか1項記載の放射線硬化性樹脂組成
物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の放射
線硬化性樹脂組成物を硬化させてなる塗膜。
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