JP3355641B2 - 半田付補助具 - Google Patents

半田付補助具

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JP3355641B2
JP3355641B2 JP03392792A JP3392792A JP3355641B2 JP 3355641 B2 JP3355641 B2 JP 3355641B2 JP 03392792 A JP03392792 A JP 03392792A JP 3392792 A JP3392792 A JP 3392792A JP 3355641 B2 JP3355641 B2 JP 3355641B2
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な半田付補助具に関
する。詳しくは、半田付終了まで線材と端子片との仮止
め関係が解けることがなく、半田付作業を容易に行うこ
とが出来る新規な半田付補助具を提供しようとするもの
である。
【0002】
【従来の技術】半田付けされる線材の外径と略同じか又
は稍小さい幅のスリットを有する端子片が複数突設され
た端子保持部材と、絶縁材料で形成され上記端子片で囲
まれた空間内に嵌合される嵌合部を有すると共に中心部
に線材を挿通する挿通孔が形成され上記嵌合部の先端部
に上記挿通孔を挿通された線材が挟持されるスリットが
形成された線材押さえ部材とから成り、狭いスペースで
の線材の端子への半田付けを容易にし、かつ、線材の細
径化及び端子の小型化を図ることができる半田付補助具
を特願平2−309950号特許出願で提案した。
【0003】このような半田付補助具にあっては、端子
片に半田付けしようとする線材の外径と略同じか又は稍
小さい幅のスリットを形成したので、半田付けの前に線
材を上記スリットに挟持させて仮止めすることができ、
また、仮止めの状態で端子と線材とが圧接されているの
で端子又は線材のいずれか一方にのみ熱を加えるだけで
他方も加熱することができ、少量の半田にて両者を接続
することができ、その分、線材の細径化を、また、端子
の小型化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た半田付補助具にあっては、端子保持部材と線材押さえ
部材の嵌合部との間の位置固定が線材が端子片のスリッ
トに挟持される力だけに依存していたので、線材を端子
片に保持してから半田付が完了するまでの間に線材が端
子片から外れてしまうことがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明半田付補
助具は、上記課題を解決するために、線材押さえ部材の
挿通孔に挿通された接続コードの各線材をそれぞれ嵌合
部のスリットに挟持させると共に、該嵌合部を端子保持
部材の複数の端子片で囲まれた空間内に嵌合して各線材
をそれぞれ端子片のスリットに挟持させると、各端子片
に形成された係合部と嵌合部の外面に形成された係合部
同士が係合することによって、各線材はそれぞれ端子片
のスリットに挟持された状態が保持されるものである。
【0006】
【作用】従って、本発明半田付補助具にあっては、端子
保持部材の複数の端子片にそれぞれ形成された係合部と
線材押さえ部材の嵌合部の外面に形成された係合部との
係合によって端子保持部材と線材押さえ部材とが結合さ
れた状態が保持されるので、単に線材を端子片のスリッ
トに挟み込んだだけのことによる保持力に比してはるか
に強力な保持力を有し、線材を端子片に保持してから半
田付が完了するまでの間に線材が端子片に確実に保持さ
れて、半田付作業極めて行い易くなる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明半田付補助具の詳細を図示し
た実施例に従って説明する。
【0008】尚、図示した実施例は本発明半田付補助具
をステレオプラグに適用したものである。
【0009】1はステレオプラグであり、3つの接続子
2、3、4とこれら接続子2、3、4を互いに非接触な
状態で保持するホルダー5と接続子2、3、4に後述す
る接続コードを接続した後これら接続子2、3、4の後
端部、ホルダー5及び接続コードの接続側端部を覆うキ
ャップ6等とから成る。
【0010】尚、第1図における左方を向く方向を前側
とし、右方を向く方向を後側とする。また、同図におけ
る上方を向く方向を上側とし、下方を向く方向を下側と
する。以下の説明において向きを示すときはこの方向に
よるものとする。
【0011】接続子2、3、4のうち、最も内側に位置
する第1の接続子2は前端が丸みを帯びて閉塞され後端
が開口された細径の略スリーブ状の接続部2aと該接続
部2aの後端縁の一部に外方に向って稍突設された連結
片2bと該連結片2bの先端から後方に向って突設され
連結片2bの幅より稍大きな幅の細長な平板状をした半
田付片(端子片)2cとから成る。
【0012】そして、該半田付片2cの後端部は稍幅広
に形成され、これによって、半田付片2cの後端部の両
側縁に前方を向いた係合鰓部2d、2dが形成される。
【0013】上記接続部2aの後端部には上記連結片2
bが形成された位置に対して180度ずれた位置に後端
縁に達するスリット7が形成されていて、該スリット7
を後端に行くに従って広くなるように楔状に広げて接続
部2aの後端が稍拡径するように形成されている。
【0014】上記半田付片2cの後端部には半田付片2
cの長さの略3分の1の長さを有し後端縁に開口する幅
狭の略U字状をした切欠8が形成され、該切欠8はその
長さの略半分の位置から後側が後端に行くに従い幅が広
くなるように楔状に形成されている。
【0015】また、上記切欠8の前半部8a(以下、
「挟持部」という。尚、後述する第2、第3の接続子
3、4に形成されたU字状切欠についても同じ名称を用
いるものとする。)はその幅寸法が後述するリッツ線の
線径と略同じか又は稍小さく形成され、また、その後半
部8b(以下、「引込部」という。尚、後述する第2、
第3の接続子3、4に形成されたU字状切欠についても
同じ名称を用いるものとする。)の後端開口の幅寸法は
上記リッツ線を引き込んで挾持部8aへと案内するのに
充分な大きさに形成されている。
【0016】接続子2、3、4のうち、半径方向で真中
に位置する第2の接続子3は、上記第1の接続子2の接
続部2aの長さの略3分の2の長さで、かつ、外径が第
1の接続子2の接続部2aの略3倍の筒状をした接続部
3aと、該接続部3aの後端縁の一部に斜め外後方に向
って突設された連結片3bと該連結片3bの後端から後
方に向って突設された細長い平板状をした半田付片3c
とから成る。
【0017】上記接続部3aの前端部は内方に向って稍
絞られてテーパー部9が形成されている。
【0018】上記半田付片3cは上記第1の接続子2の
半田付片2cとその幅が同じで、長さは長く、また、そ
の後端部に形成されたU字状の切欠10は第1の接続子
2の半田付片2cに形成されたU字状の切欠8と同じ大
きさ及び形状に形成されている。
【0019】即ち、切欠10の前半部はリッツ線の線径
と同じか又は稍小さい幅の挟持部10aとされ、その後
半部はリッツ線を引き込んで挾持部10aに案内するの
に充分な開口を有する引込部10bとされている。
【0020】そして、この接続子3の半田付片3cにも
その後端部の両側縁に前方を向いた係合鰓部3d、3d
が形成される。
【0021】接続子2、3、4のうち、一番外側に位置
する第3の接続子4は、上記第2の接続子3の接続部3
aと長さが略同じで、かつ、外径がその略2倍の筒状を
した接続部4aと、該接続部4aの後端より稍前方に寄
った位置で互いに周方向に180度ずれた位置に内方に
向って切り起し状にそれぞれ折り曲げられて形成された
連結部4b、4bと該連結部4b、4bの先端から後方
に向ってそれぞれ突設された細長い平板状をした半田付
片4c、4cとから成る。
【0022】上記接続部4aの前端部は内方に向って稍
絞られてテーパー部11が形成されると共に、その長さ
方向の中央より前端に稍寄った位置を内方へ僅かに突出
させて環状の係止突条12が形成されている。
【0023】上記半田付片4c、4cは上記第1及び第
2の接続子2、3の半田付片2c、3cと同じ幅を有し
第2の接続子3の半田付片3cよりも稍短く形成され、
また、その後端部に形成されたU字状の切欠13、13
は第1及び第2の接続子2、3の半田付片2c、3cに
それぞれ形成されたU字状の切欠8、10と同じ大きさ
及び形状に形成されている。
【0024】即ち、切欠13、13の前半部はリッツ線
の線径と同じか又は稍小さい幅の挟持部13a、13a
とされ、その後半部はリッツ線を引き込んで挾持部13
a、13aまで案内するのに充分な開口を有する引込部
13b、13bとされている。
【0025】そして、この接続子4の半田付片4c、4
cにもその後端部の両側縁に前方を向いた係合鰓部4
d、4d、・・・が形成される。
【0026】また、このような第1乃至第3の接続子
2、3、4は、導電性を有する板金材料をカーリング加
工及び折り曲げ加工して形成される。
【0027】ホルダー5は絶縁材料から成り、全体に略
円柱状をしており、前側の略3分の1の部分14(以
下、「前端部」という。)がその余の部分より細径に形
成され、後端に外方へ僅かに突出したフランジ部15が
形成されている。このホルダー5に上記接続子2、3、
4が互いに絶縁された状態で支持される。従って、この
ホルダー5が端子保持部材となる。尚、前端部14とフ
ランジ部15との間の部分16を中間部という。
【0028】そして、第1の接続子2は、その接続部2
aがホルダー5の中心を挿通され接続部2aの前端側の
略3分の1がホルダー5の前端部14の前端面から突出
された状態で、また、半田付片2cの後半部がホルダー
5の後端面から後方へ突出した状態でその余の部分がホ
ルダー5に埋め込み状に保持される。
【0029】第2の接続子3は、接続部3aの前半部が
ホルダー5の前端部14に外嵌された状態で、また、半
田付片3cの後半部がホルダー5の後端面から後方へ突
出した状態でその余の部分がホルダー5に埋め込み状に
保持される。
【0030】そして、第2の接続子3のホルダー5への
取り付けられると、その半田付片3cは前記第1の接続
子2の半田付片2cとホルダー5の軸心を挟んで反対側
に位置され、また、2つの半田付片2c、3cのホルダ
ー5の後端面からの突出量は略同じにされる。
【0031】尚、これら第1の接続子2及び第2の接続
子3はホルダー5に例えばインサート成形により一体的
に形成される。
【0032】第3の接続子4は、その接続部4aがホル
ダー5の中間部16に外嵌状に、また、半田付片4c、
4cの基部を除く部分がホルダー5の後端面から後方へ
突出した状態で、連結部4b、4b及び半田付片4c、
4cの基部が半田付片5に埋め込み状に保持される。こ
の第3の接続子4もホルダー5にインサート成形により
一体的に形成される。
【0033】なお、半田付片4c、4cの突出量は前記
第1の接続子2の半田付片2c及び第2の接続子3の半
田付片3cの突出量と同じにされている。そして、半田
付片4cと4cはホルダー5の軸心を挟んで互いに反対
側に対向して位置し、かつ、これら半田付片2c、4
c、3c及び4cの配置間隔は略等間隔にされている。
【0034】17は略角筒状をしており、その長さが各
半田付片2c、3c、4c、4cのホルダー5後端面よ
りの突出量より稍短い嵌合部18と該嵌合部18の後端
部から外方へ突出されたフランジ部19とが一体に形成
されて成るコード押さえ部材である。
【0035】嵌合部18は前記ホルダー5に取着された
各接続子2、3、4の半田付片2c、3c、4c、4c
に内接する円と略同じ寸法の外径に形成されている。
【0036】20はコード押え部材17を前後に貫通し
て形成された円柱状の挿通孔であり、その前端部20a
は前端に行くに従い縮径するようにテーパ状に形成さ
れ、また、中間部20bは(以下、「コード挿入部」と
いう。)は後述する接続コードを挿入することができる
程度の内径に形成され、更に、後端部20cは(以下、
「コード導入部」という。)は後端に行くに従い拡径す
るようにテーパ状に形成されている。
【0037】21、21、・・・は上記嵌合部18に形
成されたスリットで、該スリット21、21、・・・は
前後方向に延び、各平面部の中央に形成されていて、各
スリット21は嵌合部18の前端にまで達している。
【0038】また、各スリット21はその長さ方向の中
央より後端に稍寄った位置から後端までの部分21a
(以下、「挟持部」という。)の幅は後述するリッツ線
の線径より稍小さく形成され、また、挟持部21aの前
端からスリット21の前端までの部分21b(以下、
「導入部」という。)は前方へ行くに従いその幅が拡が
るように形成されている。
【0039】更に、嵌合部18は上記スリット21、2
1、・・・を形成することにより、各スリット21、2
1、・・・の間に可撓片18a、18a、・・・が形成
されることになる。
【0040】そして、可撓片18a、18a、・・・の
先端部の外面には係合突部18b、18b、・・・が突
設され、これら係合突部18b、18b、・・・は先端
から遠ざかるに従って突出量が多くなり、後端に後方を
向いた段差面18c、18c、・・・が形成される。
【0041】22は接続コードであり、4本のリッツ線
23、23、・・・が束ねられてこれらが被覆材24に
て被覆されて構成されている。
【0042】尚、4本のリッツ線23、23、・・・の
うち、2本はグランド線23a、23aで他の一本はL
用信号線23b、別の一本はR用信号線23cとされて
いる。
【0043】接続コード22の各接続子2、3、4への
接続は以下のようにして行なう。
【0044】先ず、接続コード22の前端部の被覆材2
4を除去して、各リッツ線23、23、・・・を露出さ
せる。
【0045】次に、リッツ線23、23、・・・が露出
した接続コード22をリッツ線23、23、・・・を露
出した側からコード押え部材17の挿通孔20のコード
導入部20cから挿入して、各リッツ線23、23、・
・・の先端部がコード押え部材17の前端面から突出す
るように接続コード22をその挿通孔20に挿通する。
【0046】尚、接続コード22をコード押え部材17
の挿通孔20内に挿入するとき、そのコード導入部20
cが後方へ行くに従い拡径されているので、容易にその
挿入を行なうことができる。
【0047】コード押え部材17の前端面から突出した
リッツ線23、23、・・・を放射状になるように外方
にそれぞれ折り曲げて、各リッツ線23、23、・・・
を上記スリット21、21、・・・に各別に挟持させ
る。このとき、スリット21、21、・・・の導入部2
1b、21b、・・・が前端に行くに従って幅広になる
ように形成されているのでその挟み込みを容易に行なう
ことができる。そして、各リッツ線23、23、・・・
を外方に折り曲げることにより、各リッツ線23、2
3、・・・の外方へ折り曲げた部分の基部が上記挟持部
21a、21a、・・・に挟持され、各スリット21、
21、・・・から外方へ向って突出した状態で接続コー
ド22がコード押え部材17に取り付けられる。また、
このとき、リッツ線23、23、・・・のうち、2本の
グランド線23a、23aが上記スリット21、21、
・・・のうち相対向するものに挟持されるようにする。
【0048】次に、接続コード22を取着したコード押
え部材17を前記ホルダー5にその後方から取り付け
る。
【0049】先ず、コード押え部材17の嵌合部18を
ホルダー5の後端面から後方に突出した各接続子2、
3、4の半田付片2c、3c、4c、4cに囲まれた空
間25内に挿入する。このとき、各ホルダー21、2
1、・・・から外方に突出されているリッツ線23、2
3、・・・が各接続子2、3、4の各半田付片2c、3
c、4c、4cの切欠8、10、13、13に各別に挟
持される。
【0050】また、各半田付片2c、3c、4c、4c
の切欠8、10、13、13はその後端側が後端に行く
に従い幅広となる引込部8b、10b、13b、13b
となっているため、リッツ線23、23、・・・の各切
欠8、10、13、13への挿入が容易に為され、リッ
ツ線23、23、・・・は各切欠8、10、13、13
の挟持部8a、10a、13a、13aに確実に挟持さ
れることになる。
【0051】尚、各リッツ線23、23、・・・のう
ち、グランド線23a、23aを第3の接続子4の半田
付片4c、4cの切欠13、13に、L用信号線23b
を第2の接続子3の半田付片3cの切欠10に、R用信
号線23cを第1の接続子2の半田付片2cの切欠8に
それぞれ挟持させる。
【0052】そして、コード押さえ部材17の嵌合部1
8を空間25内に挿入する際には各半田付片2c、3
c、4c、4cが僅かに外方へ撓んで嵌合部18の係合
突部18b、18bの通過を許容し、嵌合部18が空間
25内へ完全に挿入されると、各半田付片2c、3c、
4c、4cが元に戻り、その係合鰓部2d、3d、4
d、4dが嵌合部18の係合突部18b、18b、・・
・の段差面18c、18c、・・・の後側に位置する。
従って、コード押さえ部材17を後ろへ引き抜こうとし
てもその段差面18c、18c、・・・が半田付片2
c、3c、4c、4cの係合鰓部2d、3d、4d、4
dと係合して、嵌合部18を上記空間25から引き抜く
ことは出来ない。
【0053】従って、この状態では接続コード22の各
リッツ線23、23、・・・は各接続子2、3、4の各
半田付片2c、3c、4c、4cに各別に仮り止めが為
された状態となり、例えば、接続コード22を後方へ引
っ張っても容易には抜けることはない。
【0054】次に、各リッツ線23、23、・・・を各
半田付片2c、3c、4c、4cに半田付けする。
【0055】このとき、既に各リッツ線23、23、・
・・は各半田付片2c、3c、4c、4cにそれぞれ圧
接状に挟持されているため、例えば、リッツ線23、2
3、・・・に半田ゴテを接触させるだけで、半田付片2
c、3c、4c、4cにも容易に熱が伝導され、このた
め、両者の接続は少量の半田で行なうことができる。
【0056】最後に、予め、接続コード22に挿通して
おいたキャップ6をホルダー4及びコード押え部材17
にその後方から被せることにより、ステレオプラグ1が
完成する。
【0057】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明半田付補助具は、複数の半田付けされる線材
が束ねられて接続コードを構成する該線材の外径と略同
じか又は稍小さい幅のスリットを有する端子片が複数突
設された端子保持部材と、絶縁材料で形成され上記複数
端子片で囲まれた空間内に嵌合される嵌合部を有する
と共に中心部に上記接続コードを挿通する挿通孔が形成
され上記嵌合部の先端部に上記挿通孔に挿通された接
続コードを構成する各線材を挟持するスリットが複数
成された線材押さえ部材とから成り、上記線材押さえ部
材の挿通孔に挿通された接続コードの各線材をそれぞれ
嵌合部のスリットに挟持させると共に、該嵌合部を上記
空間内に嵌合して上記各線材をそれぞれ端子片のスリッ
トに挟持させると、各端子片に形成された係合部と該係
合部と係合するように嵌合部の外面に形成された係合部
同士が係合することによって、各線材はそれぞれ端子片
のスリットに挟持された状態が保持されることを特徴と
する。
【0058】従って、本発明半田付補助具にあっては、
端子保持部材の複数の端子片にそれぞれ形成された係合
部と線材押さえ部材の嵌合部の外面に形成された係合部
との係合によって端子保持部材と線材押さえ部材とが結
合された状態が保持されるので、単に線材を端子片のス
リットに挟み込んだだけのことによる保持力に比しては
るかに強力な保持力を有し、線材を端子片に保持してか
ら半田付が完了するまでの間に線材が端子片に確実に保
持されて、半田付作業極めて行い易くなる。
【0059】尚、上記実施例では、本発明半田付補助具
をステレオプラグに適用したものを示したが、本発明の
適用範囲はこのようなもののみに限定されるものではな
く、他の電子部品における半田付部に広く適用すること
ができる。
【0060】また、上記実施例において示した具体的な
形状や構造は、本発明の実施に当っての具体化のほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半田付補助具に実施の一例を一部を切り
欠いて示す側面図である。
【図2】斜視図である。
【図3】端子保持部材と線材押さえ部材とを分離した状
態を示す斜視図である。
【図4】拡大縦断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】端子保持部材と線材押さえ部材を分離した状態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5 端子保持部材 2c、3c、4c 端子片 2d、3d、4d 係合部 8 スリット 10 スリット 13 スリット 17 線材押さえ部材 18 嵌合部 18b 係合部 20 挿通孔 21 スリット22 接続コード 23 半田付けされる線材 25 端子片で囲まれた空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/02 H01R 4/02 H01R 9/03 H01R 17/04 H01R 43/01 H01R 13/58 H01R 4/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半田付けされる線材が束ねられて
    接続コードを構成する該線材の外径と略同じか又は稍小
    さい幅のスリットを有する端子片が複数突設された端子
    保持部材と、 絶縁材料で形成され上記複数の端子片で囲まれた空間内
    に嵌合される嵌合部を有すると共に中心部に上記接続コ
    ードを挿通する挿通孔が形成され上記嵌合部の先端部
    に上記挿通孔に挿通された接続コードを構成する各線材
    を挟持するスリットが複数形成された線材押さえ部材と
    から成り、上記線材押さえ部材の挿通孔に挿通された接続コードの
    各線材をそれぞれ嵌合部のスリットに挟持させると共
    に、該嵌合部を上記空間内に嵌合して上記各線材をそれ
    ぞれ端子片のスリットに挟持させると、各端子片に形成
    された係合部と該係合部と係合するように嵌合部の外面
    に形成された係合部同士が係合することによって、各線
    材はそれぞれ端子片のスリットに挟持された状態が保持
    される ことを特徴とする半田付補助具。
JP03392792A 1992-01-27 1992-01-27 半田付補助具 Expired - Fee Related JP3355641B2 (ja)

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