JP3354816B2 - 球面座付き静圧滑り軸受 - Google Patents

球面座付き静圧滑り軸受

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JP3354816B2 JP32521496A JP32521496A JP3354816B2 JP 3354816 B2 JP3354816 B2 JP 3354816B2 JP 32521496 A JP32521496 A JP 32521496A JP 32521496 A JP32521496 A JP 32521496A JP 3354816 B2 JP3354816 B2 JP 3354816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球面を介して互い
に摺動する内輪と外輪とにより軸を軸支する静圧軸受機
能を有する球面座付き静圧滑り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は球面を介して互いに摺動する内輪
と外輪とにより軸を軸支する静圧軸受機能を有する従来
の球面座付き静圧滑り軸受の説明図である。図におい
て、符号1は往復動、或いは回転する軸で、この軸1の
外周と隙間を有して内輪2が嵌装されて軸1を軸支し、
この内輪2の外周側に外輪3が隙間を有して配置されて
内輪2を方向自在に支持している。内輪2の外周面は凸
球面、外輪3の内周面は凹球面をなして球面軸受を構成
している。外輪3の外周には外輪3の支持部材4が配設
され、外輪3はこの押さえ板5によって支持部材4に固
定されている。
【0003】内輪2の内周面には複数の静圧ポケット6
が、外周面には同数の静圧ポケット9がそれぞれ軸1の
円周方向に設けられている。内輪2には各静圧ポケット
6と各静圧ポケット9とを連通する給油穴7が設けら
れ、給油穴7内にはオリフィスなどの絞り8が内装され
ている。また、外輪3の外周面には円周方向に油溝10
が設けられ、この油溝10から分岐して半径方向の給油
穴11が静圧ポケット9に対向して開口している。給油
穴11には絞り12が内装されている。支持部材4には
給油穴13が設けられ、外輪4の油溝10に開口してい
る。
【0004】給油穴13には外部の図示しない油圧源か
ら給油圧を有する潤滑油が供給される。潤滑油は油溝1
0、給油穴11、絞り12などを通って静圧ポケット9
内に給油され、流量の連続性を満たすようにポケット圧
0 が生じて内輪2の外周と外輪3の内周との間に球面
静圧軸受機能を生じる。静圧ポケット9内の潤滑油の一
部は内輪2に設けられている給油穴7、絞り8を通って
内輪2内周面の静圧ポケット6へ供給される。静圧ポケ
ット6には外輪3のポケット圧P0 と絞り8の流動特
性、内輪2と軸1との間の隙間からの潤滑油の漏洩特性
などから決まるポケット圧Pi (Pi <P0 )が形成さ
れ、内輪2の内周面と軸1との間に静圧滑り軸受機能が
生じる。このような構造の球面座付き静圧滑り軸受は、
軸1が撓みなどにより傾いた場合に内輪2が外周の球面
で外輪3との間に滑りを生じて内輪2と軸1との間に片
当たりが生じ難く、軸1の大きな傾きに対しても軸1と
内輪2との接触がない正常な静圧滑り軸受機能が維持さ
れる特徴を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の球
面座付き静圧滑り軸受においては、内輪2外周の静圧ポ
ケット9を経由して内輪2内周の静圧ポケット6へ潤滑
油が給油されるため、内輪2内周面の静圧ポケット6内
におけるポケット圧Pi が給油圧Ps よりも大幅に低下
して軸受負荷能力が小さくなる欠点がある。即ち、潤滑
油の供給油圧Psは外輪3内の絞り12で低下して内輪
2外周の静圧ポケット9に至り、ポケット圧Po (Ps
>Po )となる。さらに、内輪2内の絞り8で低下して
内輪2内周の静圧ポケット6内のポケット圧Pi (Pi
<Po <Ps )となる。このポケット圧Pi を高めるた
めに給油圧Ps を大きくすると、消費油量が多量となっ
て油圧源の駆動用動力が大きくなる。また、静圧ポケッ
ト9内のポケット圧Po を大きくするために絞り12の
口径を大きくして流動抵抗を小さくすると、内輪2外周
側の球面軸受における潤滑油の消費油量が多くなる。同
様に、静圧ポケット6内のポケット圧Pi を高めるため
に絞り8の流動抵抗を小さくすると、内輪2内周側の静
圧軸受における潤滑油の消費油量が多くなる。
【0006】また、ポケット圧Po の値は内輪2、外輪
3球面の精度によっても異なってくるが、内輪2内周面
の静圧ポケット6内のポケット圧Pi は内輪2外周面の
静圧ポケット9を経由して確保されるため、内輪2、外
輪3球面の加工精度や球面の傷などの影響を直接に受け
る欠点がある。このように、従来の球面座付き静圧滑り
軸受における給油構造では、内輪2内周面における静圧
軸受機能が内輪2外周面の球面静圧軸受に従属してい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る球面座付き
静圧滑り軸受は上記課題の解決を目的にしており、外周
が凸球面をなし軸の外周に嵌装されて上記軸を軸支する
内輪の外周を凹球面をなす外輪の内周面により摺動可能
に支持する球面座付き静圧滑り軸受において、上記内輪
に上記軸方向に穿設され上記軸との嵌合面および上記外
輪との摺動面へ潤滑油を供給する第一の給油穴と、該第
一の給油穴の入口と対峙して設けられ上記第一の給油穴
へ潤滑油を供給する第二の給油穴と、上記第一の給油穴
の入口と上記第二の給油穴の出口とに両がそれぞれ外
周のシールを介装した凸球面を介して方向自在かつ液体
密に嵌合し上記第二の給油穴から上記第一の給油穴へ潤
滑油を移送する橋渡しパイプとを備え、上記第一の給油
穴から上記軸との嵌合面および上記外輪との摺動面へ分
岐した各給油孔にはそれぞれ独立に絞りを設けた構成に
なっている。
【0008】外部の油圧源から供給される潤滑油は第二
の給油穴の出口に差し込まれた橋渡しパイプを介して内
輪の軸方向に穿設された第一の給油穴内に給油され、第
一の給油穴から分岐してそれぞれ独立の絞りを介して
輪の外周面および内周面へ給油される。軸が傾くと軸の
傾きに追随して軸を軸支する内輪も外輪に対して外周の
凸球面で滑って軸と略同一の傾きを生じることにより内
輪が軸と片当たりを生じることなく、大きな負荷能力を
維持することができる。また、内輪が傾いても橋渡しパ
イプ両端の凸球面における接触位置がづれて移動するこ
とによりスムーズに内輪の傾きを吸収して橋渡しパイプ
に曲げ応力などが作用することなく、内輪の傾きが拘束
されることなく内輪が円滑に傾くことができる。また、
橋渡しパイプの両端には潤滑油の供給圧が作用している
が、両端の凸球面はシールを介して給油穴と液体密に嵌
合してシールすることにより橋渡しパイプ両端部からの
潤滑油の漏洩が防止される。
【0009】これらにより、内輪の第一の給油穴の内部
まで潤滑油の給油圧が保持され、第一の給油穴から分岐
して内輪の内,外周面へ直接に給油されることにより内
輪の内周面と外周面とにおける潤滑油の大きな給油圧が
互いに独立して確保される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
る球面座付き静圧滑り軸受の説明図である。図におい
て、本実施の形態に係る球面座付き静圧滑り軸受は球面
を介して互いに摺動する内輪と外輪とにより軸を軸支す
る静圧軸受機能を有するもので、軸1が撓みなどにより
傾いた場合に内輪2が外周の球面で外輪3との間に滑り
を生じて内輪2と軸1との間に片当たりが生じ難く、軸
1の大きな傾きに対しても軸1と内輪2との接触がない
正常な静圧滑り軸受機能が維持される特徴を有してい
る。図における符号4は外輪の支持部材、5は押さえ
板、6は内輪内周面の静圧ポケット、7は半径方向の給
油穴、8は絞り、9は内輪外周面の静圧ポケット、14
は絞り、15は給油穴、16は橋渡しパイプ、17はシ
ール、18は軸方向の給油穴、19は止め栓、20は橋
渡しパイプの凸球面である。
【0011】同図(a)に示すように、回転、或いは往
復動する軸1の外周に外周部が凸球面をなす内輪2が隙
間を有して嵌装され、また内輪2の外周側には内面が凹
球面をなす外輪3が隙間を有して配設されている。外輪
3は支持部材4に押さえ板5によって固定されている。
内輪2の外周面には複数個の静圧ポケット9が周方向に
間隔を空けて配設され、また内周面にも同数の静圧ポケ
ット6が静圧ポケット9と同様に周方向に同一ピッチで
配設されている。内輪2には複数本の軸方向の給油穴1
8が静圧ポケット6,9と周方向に同一のピッチで設け
られている。この給油穴18と静圧ポケット6,9とは
半径方向の給油穴7によって互いに連通され、給油穴7
の途中に絞り8,14が設けられている。軸方向の給油
穴18の一端は止め栓19によって閉塞され、他端は押
さえ板5に向けて開口しており、その開口部に橋渡しパ
イプ16の一端が液体密に挿入されている。橋渡しパイ
プ16の他端は押さえ板5に設けられている給油穴15
内に液体密に挿入されている。
【0012】同図(b)に示すように、橋渡しパイプ1
6両端部の外周には凸球面20が形成されている。凸球
面20にはOリングやピストンリングなどのシール17
が装着されている。押さえ板5の給油穴15からは高圧
の潤滑油が供給され、潤滑油は橋渡しパイプ16を通っ
て内輪2内部の軸方向の給油穴18に達し、さらに給油
穴7、絞り8ならびに絞り14を通って静圧ポケット6
と静圧ポケット9とにそれぞれ給油される。静圧ポケッ
ト6,9内には給油圧力、絞り特性、静圧ポケット6,
9内からの潤滑油の漏洩特性、軸受負荷の条件などによ
って決まるポケット圧が形成され、内輪2の外周側、内
周側ともに静圧軸受機能が発生するようになっている。
【0013】このように、本球面座付き静圧滑り軸受に
おいては内輪2に内,外周面の静圧ポケット6,9と連
通する軸方向の給油穴18を設け、一端を開放端として
給油穴18に対向する押さえ板5にも軸方向の給油穴1
5を設け、これらの給油穴15,18の間に橋渡しパイ
プ16を配設している。給油穴15,18と橋渡しパイ
プ16との間は隙間を有して橋渡しパイプ16両端部の
外周面に凸球面20を形成し、この凸球面20にOリン
グやピストンリングなどのシール17を設けており、外
部の油圧源からの潤滑油は押さえ板5内の給油穴15、
それに差し込まれた橋渡しパイプ16を通って内輪2内
の軸方向の給油穴18に給油される。そして、軸方向の
給油穴18から分岐して設けられた半径方向の給油穴7
を通って内輪2外周面の静圧ポケット9と内周面の静圧
ポケット6とへ給油される。本球面座付き静圧滑り軸受
における給油構造は、それぞれ独立して内輪2外周面の
静圧ポケット9と内周面の静圧ポケット6へ潤滑油を供
給する。軸1の傾きに追随して内輪2も傾くが、内輪2
が傾いた場合には橋渡しパイプ16両端部の凸球面20
において接触点の移動が生じて橋渡しパイプ16に曲げ
などの拘束を与えることなく、逆に内輪2に傾きに対す
る抵抗を与えることもなく内輪2が円滑に傾くことがで
きる。橋渡しパイプ16の両端には供給される潤滑油の
油圧が作用しているが、Oリングやピストンリングなど
のシール17によって潤滑油の漏洩が防止される。この
ように、橋渡しパイプ16は内輪2が傾いた場合にも、
その傾きを拘束することなく、内輪2の内,外周面への
静圧給油を可能にしている。
【0014】従来の球面座付き静圧滑り軸受において
は、内輪外周の静圧ポケットを経由して内輪内周の静圧
ポケットへ潤滑油が給油されるため、内輪内周面の静圧
ポケット内におけるポケット圧Pi が給油圧Ps よりも
大幅に低下して軸受負荷能力が小さくなる欠点がある。
即ち、潤滑油の供給油圧Ps は外輪内の絞りで低下して
内輪外周の静圧ポケットに至り、ポケット圧Po (Ps
>Po )となる。さらに、内輪内の絞りで低下して内輪
内周の静圧ポケット内のポケット圧Pi (Pi <Po
s )となる。このポケット圧Pi を高めるために給油
圧Ps を大きくすると、消費油量が多量となって大きな
油圧源の駆動用動力が必要になる。また、静圧ポケット
内のポケット圧Po を大きくするために絞りの口径を大
きくして流動抵抗を小さくすると、内輪外周側の球面軸
受における潤滑油の消費油量が多くなる。同様に、静圧
ポケット内のポケット圧Pi を高めるために絞りの流動
抵抗を小さくすると、内輪内周側の静圧軸受における潤
滑油の消費油量が多くなる。また、ポケット圧Po の値
は内輪、外輪球面の精度によっても異なってくるが、内
輪内周面の静圧ポケット内のポケット圧Pi は内輪外周
面の静圧ポケットを経由して確保されるため、内輪、外
輪球面の加工精度や球面の傷などの影響を直接に受ける
欠点がある。このように、従来の球面座付き静圧滑り軸
受における給油構造では、内輪内周面における静圧軸受
機能が内輪外周面の球面静圧軸受に従属している。これ
に対し、本球面座付き静圧滑り軸受においては内輪2内
部に軸方向に給油穴18を設け、また内輪2に対向する
ケーシングの押さえ板5側にも軸方向の給油穴15を設
け、これら両方の給油穴15,18の間に橋渡しパイプ
16を配設している。この橋渡しパイプ16の両端の外
周に凸球面20を設け、この凸球面20の球面部にOリ
ングなどのシール17を設けており、軸1が傾いて作動
しても内輪2が外輪3に対して外周の球面で滑って軸1
と略同一に傾くことにより軸1と内輪2とが片当たりを
生じることなく、大きな負荷能力を維持することができ
る。このとき、橋渡しパイプ16は内輪2が傾いても橋
渡しパイプ16両端の凸球面20の接触位置がづれるだ
けで橋渡しパイプ16に曲げ応力が加わることなく、ス
ムーズに内輪2の傾きを吸収することができる。潤滑油
は給油穴15から橋渡しパイプ16を介して給油穴18
へ流れるが、橋渡しパイプ16の挿入接続部からの潤滑
油の漏洩はシール17によって防止される。このように
して内輪2内の給油穴18内部まで潤滑油の給油圧が保
持され、その給油穴18から別々の給油穴7,絞り8,
14を介して静圧ポケット6と静圧ポケット9とに潤滑
油が給油されることにより内輪2の内周面と外周面それ
ぞれに大きなポケット圧が互いに独立して確保されて静
圧軸受機能が発揮され、内輪2の内,外周面ともに大き
な静圧負荷能力が得られる。
【0015】なお、橋渡しパイプ16に代えてゴムなど
の可撓性材料により形成されたパイプを内輪2と押さえ
板5との給油穴15,18間に固定する方式でもよい
が、十分な可撓性を得るためにはパイプを長くすること
が必要になる。これに対して、橋渡しパイプ16は凸球
面20を有していることにより長さをさらに短くしても
よく、給油部の軸方向の長さが短くなってコンパクトな
構造を得ることができる。また、橋渡しパイプ16は給
油穴15,18内に両端を挿入するだけでよく、組立て
が容易である。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る球面座付き静圧滑り軸受は
前記のように構成されており、内輪の第一の給油穴の内
部まで潤滑油の給油圧が保持され、第一の給油穴から分
岐してそれぞれ独立の絞りを介して内輪の内,外周面へ
直接に給油されることにより内輪の内周面と外周面とに
おける潤滑油の大きな油圧が互いに独立して確保される
ので、内輪の内,外周面ともに大きな静圧軸受機能が得
られ、球面座付き静圧滑り軸受における軸受負荷能力が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の一形態に係る球面
座付き静圧軸受の断面図、同図(b)は同図(a)にお
ける要部断面図である。
【図2】図2は従来の球面座付き静圧軸受の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 軸 2 内輪 3 外輪 4 外輪の支持部材 5 押さえ板 6 内輪内周面の静圧ポケット 7 半径方向の給油穴 8 絞り 9 内輪外周面の静圧ポケット 14 絞り 15 給油穴 16 橋渡しパイプ 17 シール 18 軸方向の給油穴 19 止め栓 20 橋渡しパイプの凸球面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外山 幸文 下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三 菱重工業株式会社下関造船所内 (72)発明者 久連石 晋 名古屋市中村区岩塚町字九反所60番地の 1 中菱エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−199796(JP,A) 特開 昭52−67443(JP,A) 特開 昭52−129859(JP,A) 特開 昭53−76249(JP,A) 実開 昭58−58116(JP,U) 実開 平6−63989(JP,U) 特表 平6−511534(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 21/00 - 27/08 F16C 17/00 - 17/26 F16C 33/00 - 33/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周が凸球面をなし軸の外周に嵌装され
    て上記軸を軸支する内輪の外周を凹球面をなす外輪の内
    周面により摺動可能に支持する球面座付き静圧滑り軸受
    において、上記内輪に上記軸方向に穿設され上記軸との
    嵌合面および上記外輪との摺動面へ潤滑油を供給する第
    一の給油穴と、該第一の給油穴の入口と対峙して設けら
    れ上記第一の給油穴へ潤滑油を供給する第二の給油穴
    と、上記第一の給油穴の入口と上記第二の給油穴の出口
    とに両端がそれぞれ外周のシールを介装した凸球面を介
    して方向自在かつ液体密に嵌合し上記第二の給油穴から
    上記第一の給油穴へ潤滑油を移送する橋渡しパイプとを
    備え、上記第一の給油穴から上記軸との嵌合面および上
    記外輪との摺動面へ分岐した各給油孔にはそれぞれ独立
    に絞りを設けたことを特徴とする球面座付き静圧滑り軸
    受。
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