JP3354762B2 - 移動体間通信方式 - Google Patents
移動体間通信方式Info
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- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 67
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- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 5
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に近傍に位置
する移動体間での通信における移動体間通信方式に関す
るものである。
する移動体間での通信における移動体間通信方式に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】現在では、相互に近傍に位置する車両な
どの移動体間での通信における移動体間通信方式として
は、例えば構内や工事現場などにおける車両間無線のよ
うに、トランシーバなどの無線通信機を用いた通信方式
がよく利用されている。
どの移動体間での通信における移動体間通信方式として
は、例えば構内や工事現場などにおける車両間無線のよ
うに、トランシーバなどの無線通信機を用いた通信方式
がよく利用されている。
【０００３】しかし、上記のような通常の無線通信機に
よる通信方式では、例えば、一車両である車両Ａから、
車両Ａの後方近傍を走行中の特定車両である車両Ｂに対
してのみ何らかの情報を送る必要があって、その情報を
車両Ａが送信した場合、この情報が車両Ｂのみに対する
ものであるにもかかわらず、車両Ｂの近傍にいる他の例
えば車両Ｃにも車両Ａが送信した情報が受信されてしま
う恐れがあり、車両Ｂのみに限定しての通信は不可能に
なる。
よる通信方式では、例えば、一車両である車両Ａから、
車両Ａの後方近傍を走行中の特定車両である車両Ｂに対
してのみ何らかの情報を送る必要があって、その情報を
車両Ａが送信した場合、この情報が車両Ｂのみに対する
ものであるにもかかわらず、車両Ｂの近傍にいる他の例
えば車両Ｃにも車両Ａが送信した情報が受信されてしま
う恐れがあり、車両Ｂのみに限定しての通信は不可能に
なる。
【０００４】これを解決するため、車両内に、電話番号
などによって特定の通信相手となる車両を選択指定でき
る車載電話や携帯電話を配備して、これらの装備を車両
内の乗務員などが操作して車両間で通信を行う通信方式
も利用されている。
などによって特定の通信相手となる車両を選択指定でき
る車載電話や携帯電話を配備して、これらの装備を車両
内の乗務員などが操作して車両間で通信を行う通信方式
も利用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、車両内に配備した車載電話や携帯電話を使用した
従来の移動体間通信方式では、例えば、車両Ａおよび車
両Ａの特定の通信相手である車両Ｂの両方に車載電話な
どを配備して、車両Ａから車両Ｂのみに情報を送信する
ため車両Ａおよび車両Ｂ間での通信を行う場合には、車
両Ａ側が、その通信相手として車両Ｂに限定するため
に、車両Ｂに配備された車載電話の電話番号などの車両
Ｂを特定するための情報をあらかじめ調べておき記憶し
ておかなければ、車両Ｂのみに限定しての通信ができな
いという問題点を有していた。
うに、車両内に配備した車載電話や携帯電話を使用した
従来の移動体間通信方式では、例えば、車両Ａおよび車
両Ａの特定の通信相手である車両Ｂの両方に車載電話な
どを配備して、車両Ａから車両Ｂのみに情報を送信する
ため車両Ａおよび車両Ｂ間での通信を行う場合には、車
両Ａ側が、その通信相手として車両Ｂに限定するため
に、車両Ｂに配備された車載電話の電話番号などの車両
Ｂを特定するための情報をあらかじめ調べておき記憶し
ておかなければ、車両Ｂのみに限定しての通信ができな
いという問題点を有していた。
【０００６】本発明は、上記問題点を解決するもので、
通信相手とする車両などの移動体を特定するための情報
を予め記憶しておく必要がなく、通信相手を特定車両に
限定した通信を実現することができる移動体間通信方式
を提供する。
通信相手とする車両などの移動体を特定するための情報
を予め記憶しておく必要がなく、通信相手を特定車両に
限定した通信を実現することができる移動体間通信方式
を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項１に記載の移動体間通信方式は、
第１の移動体が、自らを特定するための表示を有した第
２の移動体から前記表示を検出し、前記検出内容に基づ
いた前記第２の移動体を識別する識別子により前記第２
の移動体を特定し、前記第１の移動体が、前記第２の移
動体に対して前記識別子を重畳したリクエスト信号を送
信し、前記第２の移動体が、前記リクエスト信号から自
己の識別子を検出した場合に、前記自己の識別子を重畳
した確認信号を送信し、前記第１の移動体が前記第２の
移動体からの前記確認信号を認識して、前記第１の移動
体と前記第２の移動体とが通信相手を相互に確認する方
式とする。 請求項２に記載の移動体間通信方式は、請求
項１に記載の前記第１の移動体が、前記第２の移動体を
特定するための表示を自己が有するカメラによって検出
する方式とする。
めに、本発明の請求項１に記載の移動体間通信方式は、
第１の移動体が、自らを特定するための表示を有した第
２の移動体から前記表示を検出し、前記検出内容に基づ
いた前記第２の移動体を識別する識別子により前記第２
の移動体を特定し、前記第１の移動体が、前記第２の移
動体に対して前記識別子を重畳したリクエスト信号を送
信し、前記第２の移動体が、前記リクエスト信号から自
己の識別子を検出した場合に、前記自己の識別子を重畳
した確認信号を送信し、前記第１の移動体が前記第２の
移動体からの前記確認信号を認識して、前記第１の移動
体と前記第２の移動体とが通信相手を相互に確認する方
式とする。 請求項２に記載の移動体間通信方式は、請求
項１に記載の前記第１の移動体が、前記第２の移動体を
特定するための表示を自己が有するカメラによって検出
する方式とする。
【０００８】請求項３に記載の移動体間通信方式は、請
求項１又は請求項２に記載の前記第１の移動体と前記第
２の移動体とが通信相手を相互に確認した後、情報送信
を開始する方式とする。 請求項４に記載の移動体間通信
方式は、請求項３に記載の前記第１の移動体が、前記第
２の移動体に対する情報送信として、前記第１の移動体
と前記第２の移動体とにおける異常状態を報知する異常
情報を送信する方式とする。
求項１又は請求項２に記載の前記第１の移動体と前記第
２の移動体とが通信相手を相互に確認した後、情報送信
を開始する方式とする。 請求項４に記載の移動体間通信
方式は、請求項３に記載の前記第１の移動体が、前記第
２の移動体に対する情報送信として、前記第１の移動体
と前記第２の移動体とにおける異常状態を報知する異常
情報を送信する方式とする。
【０００９】請求項５に記載の移動体間通信方式は、請
求項３に記載の前記第２の移動体が、自己内に有する受
信部により前記リクエスト信号から自己の識別子を検出
し、前記リクエスト信号が自己へのリクエスト信号であ
ることを識別する方式とする。
求項３に記載の前記第２の移動体が、自己内に有する受
信部により前記リクエスト信号から自己の識別子を検出
し、前記リクエスト信号が自己へのリクエスト信号であ
ることを識別する方式とする。
【００１０】請求項６に記載の移動体間通信方式は、請
求項５に記載の前記第２の移動体が、自己へのリクエス
ト信号を識別した場合には、自己内に有する受信部によ
り前記リクエスト信号の全体を受信する方式とする。 請
求項７に記載の移動体間通信方式は、請求項３に記載の
前記第２の移動体を特定する表示が、車番プレートによ
る表示、車両毎に特有の周期で点滅する可視光ランプに
よる表示、車両毎に特有の色を発光する可視光ランプに
よる表示または車両毎に特有の周期信号により変調され
た電磁波信号の発信による表示である方式とする。 請求
項８に記載の移動体間通信装置は、請求項１ないし請求
項６のいずれかに記載の移動体間通信方式における第１
の移動体に搭載される移動体間通信装置であって、前記
第１の移動体の近傍を監視する監視手段と、前記監視手
段で監視した情報から識別子を読み取る読み取り手段
と、前記読み取り手段で読み取った識別子を重畳したリ
クエスト信号を送信するとともに、第２の移動体から送
信される確認信号を受信する通信手段とを備えた構成と
する。 請求項９に記載の移動体間通信装置は、請求項１
ないし請求項６のいずれかに記載の移動体間通信方式に
おける第２の移動体に搭載される移動体間通信装置であ
って、前記第２の移動体を特定する表示をする表示手段
と、第１の移動体から送信されるリクエスト信号を受信
するとともに確認信号を送信する通信手段と、前記リク
エスト信号に重畳された識別子が前記第２の移動体を識
別する識別子であることを検出した場合に、前記自己の
識別子を前記確認信号に重畳する手段を備えた構成とす
る。
求項５に記載の前記第２の移動体が、自己へのリクエス
ト信号を識別した場合には、自己内に有する受信部によ
り前記リクエスト信号の全体を受信する方式とする。 請
求項７に記載の移動体間通信方式は、請求項３に記載の
前記第２の移動体を特定する表示が、車番プレートによ
る表示、車両毎に特有の周期で点滅する可視光ランプに
よる表示、車両毎に特有の色を発光する可視光ランプに
よる表示または車両毎に特有の周期信号により変調され
た電磁波信号の発信による表示である方式とする。 請求
項８に記載の移動体間通信装置は、請求項１ないし請求
項６のいずれかに記載の移動体間通信方式における第１
の移動体に搭載される移動体間通信装置であって、前記
第１の移動体の近傍を監視する監視手段と、前記監視手
段で監視した情報から識別子を読み取る読み取り手段
と、前記読み取り手段で読み取った識別子を重畳したリ
クエスト信号を送信するとともに、第２の移動体から送
信される確認信号を受信する通信手段とを備えた構成と
する。 請求項９に記載の移動体間通信装置は、請求項１
ないし請求項６のいずれかに記載の移動体間通信方式に
おける第２の移動体に搭載される移動体間通信装置であ
って、前記第２の移動体を特定する表示をする表示手段
と、第１の移動体から送信されるリクエスト信号を受信
するとともに確認信号を送信する通信手段と、前記リク
エスト信号に重畳された識別子が前記第２の移動体を識
別する識別子であることを検出した場合に、前記自己の
識別子を前記確認信号に重畳する手段を備えた構成とす
る。
【００１１】そして、請求項１または請求項３の方式に
よると、通信として確認通信および情報通信を行おうと
する移動体は、その通信に先立って検出した特定移動体
を示す表示に基づいてその特定移動体を認識し、その
後、特定移動体のみに対して確認通信および情報通信を
行う通信を開始する。
よると、通信として確認通信および情報通信を行おうと
する移動体は、その通信に先立って検出した特定移動体
を示す表示に基づいてその特定移動体を認識し、その
後、特定移動体のみに対して確認通信および情報通信を
行う通信を開始する。
【００１２】また、請求項５の方式によると、情報通信
における情報の受信を行おうとする移動体は、その情報
受信に先立って、自己の受信部により自己へのリクエス
ト信号のみを抽出して受信する。
における情報の受信を行おうとする移動体は、その情報
受信に先立って、自己の受信部により自己へのリクエス
ト信号のみを抽出して受信する。
【００１３】また、請求項６の方式によると、情報通信
における情報の受信を行おうとする移動体は、その情報
受信に先立って、自己の受信部により自己へのリクエス
ト信号のみ抽出してその全体を受信し、その受信信号に
応じた処理を実行する。
における情報の受信を行おうとする移動体は、その情報
受信に先立って、自己の受信部により自己へのリクエス
ト信号のみ抽出してその全体を受信し、その受信信号に
応じた処理を実行する。
【００１４】以上により、情報送信しようとする移動体
は、その情報を受信してほしい特定移動体の車番プレー
トから認識した識別子を有するリクエスト信号を送信す
る。また、情報受信しようとする移動体は、受信信号中
から自分の識別子を含むリクエスト信号のみ選択抽出
し、自分以外の移動体に向けた送信信号を除去し、自己
に向けてのみの送信信号に基づく信号を出力する。
は、その情報を受信してほしい特定移動体の車番プレー
トから認識した識別子を有するリクエスト信号を送信す
る。また、情報受信しようとする移動体は、受信信号中
から自分の識別子を含むリクエスト信号のみ選択抽出
し、自分以外の移動体に向けた送信信号を除去し、自己
に向けてのみの送信信号に基づく信号を出力する。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
移動体間通信方式によって、相互に近傍に位置する特定
の移動体間で通信するための構成について、図面を参照
しながら説明する。ここでは、移動体間として、第１の
移動体としての車両Ａと車両Ａの特定の通信相手であり
車両Ａの後方近傍を走行する第２の移動体としての車両
Ｂとの間で通信を行う場合を例に挙げて説明する。
移動体間通信方式によって、相互に近傍に位置する特定
の移動体間で通信するための構成について、図面を参照
しながら説明する。ここでは、移動体間として、第１の
移動体としての車両Ａと車両Ａの特定の通信相手であり
車両Ａの後方近傍を走行する第２の移動体としての車両
Ｂとの間で通信を行う場合を例に挙げて説明する。
【００１６】図１は本実施の形態を示す移動体間通信方
式を実現するための構成図である。図１において、車両
Ａは、走行中は常時、カメラ部１によって、自己の後方
近傍を走行する車両Ｂに取り付けられ車両Ｂを特定する
ための表示としての例えば車番プレートＮを監視し、画
像信号処理部２によって、カメラ部１で撮影し画面上に
表示した車両Ｂの車番プレートＮから、自己に追従する
車両Ｂの登録番号を読み取る。
式を実現するための構成図である。図１において、車両
Ａは、走行中は常時、カメラ部１によって、自己の後方
近傍を走行する車両Ｂに取り付けられ車両Ｂを特定する
ための表示としての例えば車番プレートＮを監視し、画
像信号処理部２によって、カメラ部１で撮影し画面上に
表示した車両Ｂの車番プレートＮから、自己に追従する
車両Ｂの登録番号を読み取る。
【００１７】その後、車両Ａは、画像信号処理部２で読
み取った車両Ｂの登録番号を、ＩＤ信号変換／記憶部
（ここでＩＤとは識別子を意味する略語であり、以下、
識別子はＩＤと略記する）３によって、車両Ｂを識別す
るためのＩＤとして、そのＩＤに対応する信号に変換し
て記憶する。
み取った車両Ｂの登録番号を、ＩＤ信号変換／記憶部
（ここでＩＤとは識別子を意味する略語であり、以下、
識別子はＩＤと略記する）３によって、車両Ｂを識別す
るためのＩＤとして、そのＩＤに対応する信号に変換し
て記憶する。
【００１８】このようにして、車両Ａは、ＩＤ信号変換
／記憶部３に記憶した車両ＢのＩＤにより車両Ｂを特定
する。ここで、ＩＤ信号変換／記憶部３に記憶されるＩ
Ｄは、車両Ｂの車番プレートＮ上の車番に基づいて読み
取られた登録番号の一部もしくは全部、あるいは、その
登録番号の一部もしくは全部から一義的に決定される特
定符号とする（ただし、前記の一義的に決定される特定
符号の決定方法は、車両Ａにおいては既知であるものと
する）。
／記憶部３に記憶した車両ＢのＩＤにより車両Ｂを特定
する。ここで、ＩＤ信号変換／記憶部３に記憶されるＩ
Ｄは、車両Ｂの車番プレートＮ上の車番に基づいて読み
取られた登録番号の一部もしくは全部、あるいは、その
登録番号の一部もしくは全部から一義的に決定される特
定符号とする（ただし、前記の一義的に決定される特定
符号の決定方法は、車両Ａにおいては既知であるものと
する）。
【００１９】その後、例えば、車両Ａが、自己にカメラ
部１とは別に設けられた後方車両接近センサーなどによ
り、自己の後方を走行する車両Ｂの自己への異常接近を
検知した場合などに、車両Ａにおいて、そのような異常
情報などの車両Ｂに対する何らかの情報を、車両Ｂに対
して送信する情報送信の必要ができた場合のように、車
両Ａと車両Ｂとの間の通信として情報通信を行おうとす
る場合は、車両Ａは、送信データ生成部４において、車
両ＢのＩＤ信号、同期信号およびその他の送信すべき情
報（たとえば異常接近警報情報など）を含むデータを、
図２に示すような送信データフォーマットに合致した送
信データとして形成し、この送信データを送信部５から
後方の車両Ｂに対して送信する。
部１とは別に設けられた後方車両接近センサーなどによ
り、自己の後方を走行する車両Ｂの自己への異常接近を
検知した場合などに、車両Ａにおいて、そのような異常
情報などの車両Ｂに対する何らかの情報を、車両Ｂに対
して送信する情報送信の必要ができた場合のように、車
両Ａと車両Ｂとの間の通信として情報通信を行おうとす
る場合は、車両Ａは、送信データ生成部４において、車
両ＢのＩＤ信号、同期信号およびその他の送信すべき情
報（たとえば異常接近警報情報など）を含むデータを、
図２に示すような送信データフォーマットに合致した送
信データとして形成し、この送信データを送信部５から
後方の車両Ｂに対して送信する。
【００２０】一方、車両Ｂは、ＩＤ信号検出部７によっ
て、受信部６で受信した車両Ａからの送信信号における
図２に示すようなデータフォーマット上の所定の位置か
ら得られたＩＤ信号に対応するＩＤを、予め自車（車両
Ｂ）に与えられ記憶したＩＤ番号と比較し、一致した場
合は、データ抽出部８において、自車（車両Ｂ）のＩＤ
番号を含むデータのみを抽出し、そのデータ内容を、デ
ータ出力部（例えば、音声およびディスプレイ表示な
ど）９から、例えば前方走行車への異常接近警報を出力
する。
て、受信部６で受信した車両Ａからの送信信号における
図２に示すようなデータフォーマット上の所定の位置か
ら得られたＩＤ信号に対応するＩＤを、予め自車（車両
Ｂ）に与えられ記憶したＩＤ番号と比較し、一致した場
合は、データ抽出部８において、自車（車両Ｂ）のＩＤ
番号を含むデータのみを抽出し、そのデータ内容を、デ
ータ出力部（例えば、音声およびディスプレイ表示な
ど）９から、例えば前方走行車への異常接近警報を出力
する。
【００２１】以上において、車両Ａとその特定相手であ
る車両Ｂとの間の通信で、送信相手の車両をより正確に
限定しようとする場合は、車両Ａと車両Ｂとの間の情報
通信における車両Ａからの情報送信に先だって、車両Ａ
と車両Ｂとの間で、先ず、通信相手を相互に確認するた
めにＩＤ信号などを含む確認信号およびリクエスト信号
を送受信する確認通信を行い、相互に通信相手の確認が
とれた時点で初めて車両Ａから特定通信相手である車両
Ｂに向けて情報送信するような通信方式を用いることも
できる。
る車両Ｂとの間の通信で、送信相手の車両をより正確に
限定しようとする場合は、車両Ａと車両Ｂとの間の情報
通信における車両Ａからの情報送信に先だって、車両Ａ
と車両Ｂとの間で、先ず、通信相手を相互に確認するた
めにＩＤ信号などを含む確認信号およびリクエスト信号
を送受信する確認通信を行い、相互に通信相手の確認が
とれた時点で初めて車両Ａから特定通信相手である車両
Ｂに向けて情報送信するような通信方式を用いることも
できる。
【００２２】上記において、リクエスト信号は、車両Ａ
が車両Ｂに対して車両ＢのＩＤ送信を促すため、車両Ａ
が車両Ｂに対して送信する信号であり、このリクエスト
信号には車両ＢのＩＤ信号が含められる。また、確認信
号は、車両Ｂが車両Ａからのリクエスト信号から自己の
ＩＤを検出したことを、車両Ａが確認するため、車両Ｂ
が車両Ａに対して送信する信号であり、この確認信号に
も車両Ｂ（自己）のＩＤ信号が含められる。
が車両Ｂに対して車両ＢのＩＤ送信を促すため、車両Ａ
が車両Ｂに対して送信する信号であり、このリクエスト
信号には車両ＢのＩＤ信号が含められる。また、確認信
号は、車両Ｂが車両Ａからのリクエスト信号から自己の
ＩＤを検出したことを、車両Ａが確認するため、車両Ｂ
が車両Ａに対して送信する信号であり、この確認信号に
も車両Ｂ（自己）のＩＤ信号が含められる。
【００２３】以上により、通信相手としての車両を特定
するための情報を予め記憶しておく必要がなく、通信相
手を特定車両に限定した通信を実現することができる。
なお、上記の実施の形態においては、車両Ａの通信相手
である車両Ｂを特定するための表示として、車両Ｂを表
す車番プレートＮを車両Ｂに取り付け、車両Ａが、車両
Ｂより車番プレートＮを検出してその車番プレートＮか
ら車両Ｂの登録番号を読み取り、その登録番号に基づい
て車両ＢのＩＤを認識する方式としているが、上記の車
番プレートＮによる表示の代わりに、例えば、車両毎に
特有の周期で点滅したり車両毎に特有の色を発光したり
する可視光ランプによる表示や、車両毎に特有の周期信
号により変調された電波や赤外線など目に見えない電磁
波信号の発信による表示や、その他、車両ＢにおけるＩ
Ｄが得られる情報となり得るいかなる表示をも用いるこ
とができ、それらのいずれによっても同様に実施するこ
とができる。
するための情報を予め記憶しておく必要がなく、通信相
手を特定車両に限定した通信を実現することができる。
なお、上記の実施の形態においては、車両Ａの通信相手
である車両Ｂを特定するための表示として、車両Ｂを表
す車番プレートＮを車両Ｂに取り付け、車両Ａが、車両
Ｂより車番プレートＮを検出してその車番プレートＮか
ら車両Ｂの登録番号を読み取り、その登録番号に基づい
て車両ＢのＩＤを認識する方式としているが、上記の車
番プレートＮによる表示の代わりに、例えば、車両毎に
特有の周期で点滅したり車両毎に特有の色を発光したり
する可視光ランプによる表示や、車両毎に特有の周期信
号により変調された電波や赤外線など目に見えない電磁
波信号の発信による表示や、その他、車両ＢにおけるＩ
Ｄが得られる情報となり得るいかなる表示をも用いるこ
とができ、それらのいずれによっても同様に実施するこ
とができる。
【００２４】また、通信媒体としては、光学的あるいは
電波としてのマイクロ波もしくはミリ波などがあり、そ
れらの通信媒体に適した通信手段を用いてもよい。ま
た、上記の各実施の形態では、移動体として、相互に近
傍に位置しながらタイヤや車輪などの回転体により個別
に移動可能な車両を例に挙げて説明したが、相互に近傍
に位置し通信を行うように構成された移動体であれば、
どのような形態のものでも同様に実施できる。
電波としてのマイクロ波もしくはミリ波などがあり、そ
れらの通信媒体に適した通信手段を用いてもよい。ま
た、上記の各実施の形態では、移動体として、相互に近
傍に位置しながらタイヤや車輪などの回転体により個別
に移動可能な車両を例に挙げて説明したが、相互に近傍
に位置し通信を行うように構成された移動体であれば、
どのような形態のものでも同様に実施できる。
【００２５】また、上記の各実施の形態における移動体
としては、移動体内に乗務員が乗務して内部に配備され
た各装置を操作できるように構成した車両のように有人
の移動体としても、すべての操作がコンピュータにより
処理できるように構成した車両のように無人の移動体と
しても、どちらでも良く、同様に実施できる。
としては、移動体内に乗務員が乗務して内部に配備され
た各装置を操作できるように構成した車両のように有人
の移動体としても、すべての操作がコンピュータにより
処理できるように構成した車両のように無人の移動体と
しても、どちらでも良く、同様に実施できる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、情報送信
しようとする移動体は、その情報を受信してほしい特定
移動体の車番プレートから認識した識別子を有するリク
エスト信号を送信し、情報受信しようとする移動体は、
受信信号中から自分の識別子を含むリクエスト信号のみ
選択抽出し、自分以外の移動体に向けた送信信号を除去
し、自己に向けてのみの送信信号に基づく信号を出力す
ることができる。
しようとする移動体は、その情報を受信してほしい特定
移動体の車番プレートから認識した識別子を有するリク
エスト信号を送信し、情報受信しようとする移動体は、
受信信号中から自分の識別子を含むリクエスト信号のみ
選択抽出し、自分以外の移動体に向けた送信信号を除去
し、自己に向けてのみの送信信号に基づく信号を出力す
ることができる。
【００２７】そのため、通信相手の移動体を特定するた
めの情報を予め記憶しておく必要がなく、通信相手を特
定移動体に限定した通信を実現することができる。
めの情報を予め記憶しておく必要がなく、通信相手を特
定移動体に限定した通信を実現することができる。
【図１】本発明の実施の形態を示す移動体間通信方式を
実現するための構成図
実現するための構成図
【図２】同実施の形態における移動体間通信方式の動作
説明図
説明図
１ カメラ部 ３ ＩＤ信号変換／記憶部 ４ 送信データ生成部 ６ 受信部 ７ ＩＤ信号検出部
Claims (9)
- 【請求項１】 第１の移動体が、自らを特定するための
表示を有した第２の移動体から前記表示を検出し、前記
検出内容に基づいた前記第２の移動体を識別する識別子
により前記第２の移動体を特定し、前記第１の移動体
が、前記第２の移動体に対して前記識別子を重畳したリ
クエスト信号を送信し、前記第２の移動体が、前記リク
エスト信号から自己の識別子を検出した場合に、前記自
己の識別子を重畳した確認信号を送信し、前記第１の移
動体が前記第２の移動体からの前記確認信号を認識し
て、前記第１の移動体と前記第２の移動体とが通信相手
を相互に確認することを特徴とする移動体間通信方式。 - 【請求項２】 前記第１の移動体が、前記第２の移動体
を特定するための表示を自己が有するカメラによって検
出する請求項１に記載の移動体間通信方式。 - 【請求項３】 前記第１の移動体と前記第２の移動体と
が通信相手を相互に確認した後、情報送信を開始する請
求項１又は請求項２に記載の移動体間通信方式。 - 【請求項４】 前記第１の移動体が、前記第２の移動体
に対する情報送信として、前記第１の移動体と前記第２
の移動体とにおける異常状態を報知する異常情報を送信
する請求項３に記載の移動体間通信方式。 - 【請求項５】 前記第２の移動体が、自己内に有する受
信部により前記リクエスト信号から自己の識別子を検出
し、前記リクエスト信号が自己へのリクエスト信号であ
ることを識別する請求項３に記載の移動体間通信方式。 - 【請求項６】 前記第２の移動体が、自己へのリクエス
ト信号を識別した場合には、自己内に有する受信部によ
り前記リクエスト信号の全体を受信する請求項５に記載
の移動体間通信方式。 - 【請求項７】 前記第２の移動体を特定する表示が、車
番プレートによる表示、車両毎に特有の周期で点滅する
可視光ランプによる表示、車両毎に特有の色を発光する
可視光ランプによる表示または車両毎に特有の周期信号
により変調された電磁波信号の発信による表示であるこ
とを特徴とする請求項３に記載の移動体間通信方式。 - 【請求項８】 請求項１ないし請求項６のいずれかに記
載の移動体間通信方 式における第１の移動体に搭載され
る移動体間通信装置であって、前記第１の移動体の近傍
を監視する監視手段と、前記監視手段で監視した情報か
ら識別子を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段
で読み取った識別子を重畳したリクエスト信号を送信す
るとともに、第２の移動体から送信される確認信号を受
信する通信手段とを備えたことを特徴とする移動体間通
信装置。 - 【請求項９】 請求項１ないし請求項６のいずれかに記
載の移動体間通信方式における第２の移動体に搭載され
る移動体間通信装置であって、前記第２の移動体を特定
する表示をする表示手段と、第１の移動体から送信され
るリクエスト信号を受信するとともに確認信号を送信す
る通信手段と、前記リクエスト信号に重畳された識別子
が前記第２の移動体を識別する識別子であることを検出
した場合に、前記自己の識別子を前記確認信号に重畳す
る手段を備えたことを特徴とする移動体間通信装置。
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|---|---|---|---|
| JP25213195A JP3354762B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 移動体間通信方式 |
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