JP3354001B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3354001B2
JP3354001B2 JP09749194A JP9749194A JP3354001B2 JP 3354001 B2 JP3354001 B2 JP 3354001B2 JP 09749194 A JP09749194 A JP 09749194A JP 9749194 A JP9749194 A JP 9749194A JP 3354001 B2 JP3354001 B2 JP 3354001B2
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷原稿や写真原稿等
の反射原稿のみならずスライド(リバーサルフィル
ム)、プルーフ等の透過ポジ原稿などのポジ原稿画像か
らポジ再生画像を形成するポジ−ポジ感光材料およびネ
ガフィルム等の透過ネガ原稿などのネガ原稿画像からポ
ジ再生画像を形成するネガ−ポジ感光材料が使用できる
プリンタや複写装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写装置や各種のカラープリンタ
等の画像形成装置においては、対象とする原稿画像とし
ては通常印刷物等の反射原稿が主であった。ところが、
近年の画像情報記録の多様化に伴い、印刷物、写真等の
反射原稿以外にスライド、プルーフ、マイクロフィルム
等の透過ポジ原稿の画像を読み取って、感光材料に記録
することができる画像形成装置が実用化されている。反
射原稿と透過ポジ原稿との両方を使用可能な画像形成装
置においては、透過ポジ原稿による画像形成のための露
光光学系を形成する光源ユニットやフィルム走査ユニッ
トが画像形成装置に装填され、ユーザは原稿種や透過ポ
ジ原稿のサイズに応じた露光光学系を選択して、感光材
料への画像露光を行っている。本出願人は、このような
ポジ原稿画像を再生可能な画像形成装置を特願平4−2
44693号に提案している。この画像形成装置は、反
射原稿あるいは透過ポジ原稿に応じて選択された露光光
学系による画像形成における色および/または濃度のマ
ニュアル調整手段を設け、原稿種毎に設定された基準チ
ャートや標準原稿の画像を再生し、得られた再生画像を
見てユーザが色および/または濃度のマニュアル調整を
容易に行うことができ、原稿種によらず同様な操作を行
って迅速かつ簡易に常に安定した高画質画像を形成する
ことができる。
【0003】一方、ネガフィルムやネガ原板などの透過
ネガ原稿をプリントする写真焼付装置においては、不特
定多数の一般ユーザの撮影したものを対象とするため、
原稿の撮影状態が一定ではないことから、原稿画像の大
面積透過濃度(以下、LATDという)などの画像特徴
量を求め、これらの画像特徴量を統計処理して適正な露
光条件、すなわちワンショット露光の露光量(特に露光
時間)や色フィルタ条件(挿入量)を決定している。通
常、一般ユーザの撮影によるネガフィルム等において
は、撮影状態が一定ではないため、色および濃度がバラ
ンスしたノーマルネガは、全体の60〜70%程度であ
り、濃度などが偏ったシーンを持つ濃度フェリアのある
ネガが20〜30%程度であり、色などが偏ったシーン
を持つカラーフェリアのあるネガが5〜10%といわれ
ている。このため、従来、ネガフィルム等の透過ネガ原
稿は写真専用焼付装置を用い、熟練者によってLATD
の他種々の画像特徴量を求め、複雑な処理を行って、露
光、現像され、プリント画像とされていた。このような
写真専用焼付装置は多数用いられている。
【0004】このため、本出願人は、ネガフィルム等の
原画フィルムから熟練者でなくても容易に画像記録装置
および画像記録方法を特開平3−192247号公報お
よび同3−192248号公報に開示している。
【0005】さらに、本出願人は、特開平3−2560
32号公報に、透過ポジ原稿画像のみならず、スライド
等の透過ポジ原稿画像をエリアセンサなどで読み取っ
て、撮影状態が適正な場合はもちろん適正でない場合に
も得られた画像特徴量を統計処理することによって適正
露光条件を求め、熟練者でなくても適正な画像記録を行
うことのできる画像記録装置を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに透過ネガ原稿画像には、反射原稿に比較して数段、
および透過ポジ原稿に比較しても色や濃度の偏りを持つ
サブジェクトフェリアのあるものが多く、色や濃度の修
正の幅も大きく、色や濃度の調整が広範囲にわたり困難
であるため、またネガ種によって色や濃度の調整が必要
であるため、反射原稿を対象とする画像記録装置や、さ
らに透過ポジ原稿からの再生が可能な画像形成装置であ
っては、透過ネガ原稿を反射原稿や透過ポジ原稿と同様
に容易かつ迅速に再生することは困難であった。特に、
スリット走査露光による画像記録装置であって、ネガフ
ィルム等からの画像記録に必要な主要部指定等を行える
装置がなく、透過ネガ原稿から色および濃度のバランス
のとれた画像を形成することが困難であった。
【0007】一方、ネガフィルム等の透過ネガ原稿用の
写真焼付装置においては、CRTモニタやスクリーンな
どの表示装置を有し、表示画像による主要部指定や種々
の画像特徴量の測定、演算を行って適正露光条件を得る
ものは数多く提案され、また実用化されているが、ワン
ショット露光を行う装置であるため、装置構成が大きく
なり、高価で複雑な操作が必要となり、熟練者が多量の
焼き付けを行うことを前提とするもので、一般ユーザが
通常の複写装置等でカラーコピーを得るのと同様に簡単
な操作で画像を形成することは困難であった。また写真
専用焼付装置であるので、反射原稿からの画像形成がで
きないものや、ネガ専用写真焼付装置では透過ポジ原稿
からの画像形成ができないものもあった。
【0008】さらに、このような写真焼付装置は、ワン
ショット露光のため、側光センサ、あるいはモニタ表示
用センサとしてエリアセンサを使用している。このた
め、このような測光センサで測定可能な画素数は20×
20画素数程度であり、これらの情報から露光条件を演
算しているのに対し、モニタ用のセンサは256×25
6程度で微小な面積のため、両者の合わせ込みができ
ず、モニタ画像とプリント画像の色濃度が一致しないと
いう問題があった。このため、ネガ種を指定もしくはD
Xコード自動読み取りを行って、ネガ種毎の色および/
または濃度の調整が必要であるという問題があった。さ
らにまた、ワンショット露光において、測光とモニタ表
示とを同一のラインセンサで行う装置では、照明光源が
異なるものとなってしまい、感光材料の露光と測光感度
との一致性が困難であるという問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、透過ネガ原稿からポジ再生画像を得るネガ−ポ
ジ感光材料および反射原稿や透過ポジ原稿からポジ再生
画像を得るポジ−ポジ感光材料を使用することができ、
それぞれの原稿に応じ適正な露光光学系および感光材料
を用いて、適正な露光条件により常に適正なプリントに
仕上げることができ、低コストで熟練者でない一般ユー
ザでも容易かつ迅速に適正な画像形成が可能な画像形成
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、透過原稿の原稿画像の走査と同期して搬
送される感光材料をスリット走査露光するスリット走査
露光手段と、このスリット走査露光手段のスリット露光
光の光路から分岐する光路に設けられ、前記感光材料の
スリット走査露光に先立って前記原稿画像を読み取る、
ネガ原稿からポジ画像を形成するネガ−ポジ感光材料の
分光感度特性に近似した分光感度を有するラインセンサ
と、このラインセンサによって読み取られた画像信号を
格納するメモリと、このメモリに格納された画像信号を
用いてモニタ画像を表示するモニタと、このモニタに表
示された表示画像から前記原稿画像の主要部を指定する
主要部指定手段と、この主要部指定手段によって指定さ
れた主要部の情報および前記メモリに格納された画像信
号を用いて露光条件を演算する露光演算手段とを備える
ことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0011】また、前記スリット走査露光手段は、与え
られた露光条件に応じた色および/または濃度の自動調
整手段を有し、前記感光材料へのスリット走査露光に先
立って、前記原稿画像をスリット走査露光手段により走
査し、ラインセンサによって読み取り、得られた画像信
号をメモリに格納し、格納された画像信号から演算され
た大面積透過濃度によって処理してモニタに前記原稿画
像を再生表示し、表示されたモニタ画像から主要部指定
手段により前記主要部を指定し、露光演算手段によって
指定された主要部情報と前記メモリに格納された画像信
号から露光条件を演算した後、この露光条件に応じて前
記スリット走査露光手段の色および/または濃度の自動
調整を行い、前記感光材料へのスリット走査露光を行う
のが好ましい。また、前記感光材料のスリット走査露光
に先立って、前記露光演算手段によって演算された露光
条件による修正が施されたモニタ画像を前記モニタに表
示する機能を有するのが好ましい。
【0012】また、本発明は、上記画像形成装置であっ
て、さらに請求項1ないし3に記載の画像形成装置であ
って、さらに前記モニタに表示されたモニタ画像を参照
しながら露光条件をマニュアル調整する手段を有し、前
記感光材料へのスリット走査露光に先立って、前記原稿
画像をスリット走査露光手段により走査し、ラインセン
サによって読み取り、得られた画像信号をメモリに格納
し、格納された画像信号から演算された大面積透過濃度
によって処理してモニタに前記原稿画像を再生表示し、
表示されたモニタ画像から主要部指定手段により前記主
要部を指定し、露光演算手段によって指定された主要部
情報と前記メモリに格納された画像信号から露光条件を
演算した後、この露光条件に基づいてモニタ画像を修正
し、必要に応じて表示されたモニタ画像を参照しつつ得
られた露光条件をマニュアル調整した後、調整された露
光条件に前記スリット走査露光手段の色および/または
濃度の調整を行い、前記感光材料へのスリット走査露光
を行うことを特徴とする画像形成装置を提供するもので
ある。
【0013】さらに、前記ラインセンサは、その読取画
系数が、原稿サイズ(mm)の2倍以上であるのが好ま
しい。また、前記自動調整手段は、前記露光演算手段に
よって主要部指定手段によって指定された主要部の特徴
量を加味した露光条件に基づいて、ネガ−ポジ感光材料
の使用時には色および濃度を調整し、ポジ原稿からポジ
画像を形成するポジ−ポジ感光材料の使用には濃度のみ
を自動的に調整するのが好ましい。
【0014】
【作用】本発明の画像形成装置は、スリット走査露光に
より印刷物などの反射原稿およびスライドなどの透過ポ
ジ原稿の画像をポジ−ポジ感光材料に、ネガフィルムな
どの透過ネガ原稿画像をネガ−ポジ感光材料に形成する
ことができるものである。この本発明装置は、特に透過
ネガ原稿を用いる場合、感光材料へのスリット走査露光
に先立って、原稿画像をスリット走査露光手段により
査し、分光感度がネガ−ポジ感光材料の分光感度に近似
するラインセンサによって読み取り、メモリに画像信号
として格納し、モニタに表示し、好ましくは大面積透過
濃度(LATD)を用いて濃度調整してモニタに表示
し、表示されたモニタ画像を見てユーザが原稿画像の主
要部を指定し、指定された主要部位置情報とメモリに格
納された画像信号とを用いて露光演算を行って適正露光
条件を演算した後、好ましくはこの適正露光条件に基づ
いて色および/または濃度調整した原稿画像をモニタに
表示した後、さらに好ましくは、ユーザが修正モニタ画
像を見て必要に応じて色および/または濃度をマニュア
ル調整してより適正な露光条件を求め、これらの露光条
件に基づいてスリット走査露光手段の色および/または
濃度を調整し、好ましくは自動調整して所要の感光材料
にスリット走査露光するものである。
【0015】本発明の画像形成装置は、好ましくは、透
過ネガ原稿をネガ−ポジ感光材料にスリット走査露光す
る際には、露光演算による適正露光条件に基づいて、色
および濃度の両者を調整し、反射原稿や透過ポジ原稿を
ポジ−ポジ感光材料にスリット走査露光する際には適正
露光条件に基づいて濃度調整のみを自動的に行うことも
できる。従って、本発明によれば、その分光感度がネガ
−ポジ感光材料の分光感度に近似した同一のラインセン
サで測光データとモニタデータを得るので、モニタ画像
とプリント画像との一致度が高く、モニタ画像を見て主
要部指定さらには色および/または濃度の調整を行うこ
とができ、反射原稿や透過ポジ原稿などのポジ原稿およ
びネガフィルムなどのネガ原稿から常に最適な仕上りの
プリント画像を得ることができる。
【0016】
【実施例】本発明に係る画像形成装置を添付の図面に示
す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
【0017】図1に、本発明の画像形成装置の一例であ
る画像記録装置の一実施例の外観斜視図を、図2に内部
構成の概略線図的断面図を、図3にそのスリット走査露
光装置およびフィルム走査ユニットの線図的概略断面図
を示す。図示例の画像記録装置は、記録材料として、熱
現像工程を必要とし、水等の画像形成溶媒の存在下で受
像層を有する受像材料に画像を転写形成する熱現像感光
材料を用いた装置であり、原稿として印刷物や写真等の
反射原稿や135サイズのスライドやプルーフ等の透過
ポジ原稿のみならず、ネガフィルム等の透過ネガ原稿の
原稿画像もそれぞれ原稿に応じたポジ−ポジ感光材料お
よびネガ−ポジ感光材料に画像記録可能な装置である。
しかし、本発明はこれに限定されるわけではない。
【0018】なお、本発明の画像記録装置において使用
することのできる感光材料としては像様露光して得られ
た潜像に所定の顕像化処理を施して可視像を得ることの
できるものであればどのようなものであってもよい。例
えば感光材料としては、従来型のカラー写真感光材料
(ネガフィルム、リバーサルフィルム、カラー印画紙
等)、カラー拡散転写感光材料、カラー熱現像感光材
料、カラー感光感圧性材料等が挙げられる。また、原稿
として印刷物や写真などの反射原稿やスライドやリバー
サルフィルムなどの透過ポジ原稿等のポジ原稿を用いて
ポジ画像を形成する場合には、上記各々の感光材料につ
きいわゆるポジ−ポジタイプの感光材料を用い、ネガフ
ィルムやネガ原稿などの透過ネガ原稿、すなわちネガ原
稿を用いてポジ画像を形成する場合には、いわゆるネガ
−ポジタイプの感光材料を用いればよい。
【0019】このような画像記録装置10は、全体とし
て箱形に構成されており、装置本体12には前面扉14
および側面扉16等が取り付けられている。各扉を開放
することにより、装置本体12内部を露出状態とするこ
とができる。なお、各扉にはいわゆるインターロック機
構(図示せず)による安全装置が施されており、扉が開
放されると同時に所定部位の電源が切れるようになって
いる。
【0020】画像記録装置10の装置本体12の上部
(図中左側)には、プラテン(原稿台)上に載置された
原稿を押えるプラテンカバー17が着脱可能に装着され
る。また、装置本体12の上部(図中右側)には、13
5サイズのネガフィルム、スライド等の小型の透過原稿
を複写するためのフィルム走査ユニット18が着脱自在
に装着されている。また、4×5サイズのスライドやプ
ルーフ、スリーブ等の比較的大型の透過原稿を複写する
際には、プラテンカバー17を取り外し、もしくは開放
して、プラテン上を覆う上面の所定の位置に透過原稿複
写用の光源ユニットが載置される。さらに、画像記録装
置10の装置本体12の上部の、フィルム走査ユニット
18の後方には、熱現像感光材料への露光に先立って、
後述するラインセンサ160によって読み取られた原稿
画像を表示するモニタ19が配置される。
【0021】図2に示す画像記録装置10の装置本体1
2内部において、中央部下方には感光材料マガジン20
が配置されており、内部には熱現像感光材料Aをロール
状に巻回した感光材料ロール22が収納されている。な
お熱現像感光材料Aは、引き出された際にその感光(露
光)面が下方に来るように巻回・収納されている。感光
材料マガジン20の図中右上部には熱現像感光材料Aの
引き出し口が形成されており、その近傍には熱現像感光
材料Aを感光材料マガジン20から引き出し搬送する引
き出しローラ対24が配置されている。
【0022】引き出しローラ対24の熱現像感光材料A
の搬送方向下流(以下、単に下流とする)にはカッタ2
6が配置されており、感光材料マガジン20から引き出
された熱現像感光材料Aを所定の長さに切断する。カッ
タ26は、例えば、固定刃と移動刃とから構成され、移
動刃をカム等の公知の手段で上下動して固定刃と噛み合
わせることにより、熱現像感光材料Aを切断する。な
お、カッタ26の作動後は、引き出しローラ対24が逆
転して、先端部がわずかに引き出しローラ対24に挟持
される程度まで熱現像感光材料Aを逆送するように構成
される。また、逆送後、引き出しローラ対24による熱
現像感光材料Aの挟持を開放し、先端部の損傷を防止す
るように構成してもよい。
【0023】カッタ26の下流側には、熱現像感光材料
Aを上方に搬送するように搬送ローラ対28および3
0,搬送ガイド板32,34および36が配置されてお
り、熱現像感光材料Aを露光部38に搬送する。露光部
38は、搬送ローラ対38aおよび38bの間に設定さ
れており、上部には露光装置40が設けられている。図
示例の画像記録装置10では、熱現像感光材料Aは露光
部38において、搬送ローラ対38aおよび38bによ
って所定位置に規定されて搬送されつつ、露光装置40
またはフィルム走査ユニット18からの原稿画像情報を
担持するスリット光によってスリット走査露光される。
露光装置40およびフィルム走査ユニット18について
は、後述する。
【0024】露光部38の側方には、搬送ガイド板42
aおよび搬送ローラ対44を有するスイッチバック部4
2が設けられており、また、露光部38の下方には水塗
布部46が設置されている。感光材料マガジン20から
引き出されて搬送され、露光部38において像様露光さ
れた熱現像感光材料Aは、搬送ローラ対44等によって
一旦スイッチバック部42に搬入された後に、搬送ロー
ラ対44の逆転によってスイッチバック部42から排出
され、搬送ガイド板48に案内されて水塗布部46に搬
送される。
【0025】水塗布部46は、画像形成溶媒が充填され
る塗布タンク50と、この塗布タンク50と対向して配
置されるガイド部材52とを有する。また、水塗布部4
6の塗布タンク50の上流側端部には熱現像感光材料A
を塗布タンク50に搬入する供給ローラ54が、同下流
側端部には熱現像感光材料Aから余分な水を除去するス
クイズローラ対56が、それぞれ配置されている。露光
部38において露光された熱現像感光材料Aは、供給ロ
ーラ54によって塗布タンク50とガイド部材52との
間を通過して画像形成溶媒としての水を塗布され、スク
イズローラ対56によって挟持搬送されることによって
余分な水が除去される。
【0026】塗布タンク50の底面、すなわち熱現像感
光材料Aの露光面と対する面には、複数列のリブが熱現
像感光材料Aの搬送方向に対して傾斜して形成されてお
り、熱現像感光材料Aが通過する際における摩擦抵抗を
低減すると共に、熱現像感光材料Aの一定位置に傷が付
くことを防止する。一方、ガイド部材52はアルミ等の
金属材料製で、供給ローラ54と同軸的に回動可能に軸
支され、塗布タンク50に接離可能に構成される。
【0027】水塗布部の下流には熱現像転写部58が配
置され、水塗布されスクイズローラ対56によって余分
な水が除去された熱現像感光材料Aが送りこまれる。
【0028】一方、感光材料マガジン20の図中右側に
は、受像材料マガジン60が配置され、内部には受像材
料Bをロール状に巻回した受像材料ロール62が収納さ
れている。なお、受像材料Bは、引き出された際に画像
転写面が上方に来るように巻回・収納されている。ま
た、受像材料Bは、後述する熱現像後の剥離を容易にす
るために、その幅方向(搬送方向と直交する方向)の寸
法が熱現像感光材料Aよりも小さく形成されている。受
像材料マガジン20の図中左下部には受像材料Bの引き
出し口が形成されており、その近傍には受像材料Bを受
像材料マガジン60から引き出し搬送する引き出しロー
ラ対64が配置されている。引き出しローラ対64によ
る受像材料Bの引き出し後は、引き出しローラ対64は
受像材料Bの挟持を開放し、先端部の損傷を防止する。
【0029】引き出しローラ対64の下流にはカッタ6
6が配置されており、受像材料マガジン60から引き出
された受像材料Bを所定の長さに切断する。カッタ66
は、例えば、固定刃と移動刃とから構成され、移動刃を
カム等の公知の手段で上下動して固定刃と噛み合わせる
ことにより、受像材料Bを切断する。なお、後述する熱
現像後の剥離を容易にするために、受像材料Bは熱現像
感光材料Aよりも短い長さに切断される。
【0030】カッタ66の下流には、搬送ローラ対6
8,70および72、搬送ガイド板774,76および
78が配置され、所定長に切断された受像材料Bを感光
材料マガジン20の下方から上方に搬送して、熱現像転
写部58に搬入する。ここで、搬送ローラ対72は、搬
送された受像材料Bのいわゆるスキューを矯正するため
のレジストレーションローラを兼ねており、これによっ
て受像材料Bはスキューを矯正されて熱現像転写部58
に搬入される。
【0031】スクイズローラ対56および搬送ローラ対
72の下流には、熱現像感光材料Aと受像材料Bとを貼
り合わせるための貼り合わせローラ80が配置される。
貼り合わせローラ80は、外周面がシリコンゴム(例え
ば、肉厚2.53mm、硬度約40度)で被覆されたローラ
で、軸方向両端部において所定の力(例えば、9kg程
度)で付勢され、熱現像転写部58の加熱ドラム82に
圧接されている。貼り合わせローラ80は、公知の駆動
力伝達系(図示省略)でドラムモータ84に連結されて
おり、ドラムモータ84の駆動力が伝達されて回転す
る。なお、図示例の複写装置10においては、貼り合わ
せローラ80による熱現像感光材料Aおよび受像材料B
の搬送速度に対し、スクイズローラ対56および搬送ロ
ーラ対72による搬送速度が若干(例えば、2%程度)
遅く設定されており、熱現像感光材料Aおよび受像材料
Bは若干のバックテンションを受けつつ貼り合わせロー
ラ80によって搬送される。
【0032】熱現像感光材料Aは、スクイズローラ対8
6によって貼り合わせローラ80と加熱ドラム82との
間に搬入され、他方、受像材料Bは、熱現像感光材料A
の搬送にタイミングを合わせ、熱現像感光材料Aが所定
長さ先行して搬入された後に、貼り合わせローラ80と
加熱ドラム82との間に搬入され、両者が重ね合わされ
る。前述のように、熱現像感光材料Aは受像材料Bより
も幅方向および長手方向(搬送方向)共に、若干長いサ
イズを有するので、両者の重ね合わせは、熱現像感光材
料Aの4辺が共に受像材料Bから突出した状態とされ
る。
【0033】熱現像転写部58の加熱ドラム82の側面
には、カム86およびフィラー88が固定されている。
カム86は、加熱ドラム82の後述する剥離爪90およ
び92に係合可能に構成され、加熱ドラム82の回転に
よって剥離爪90および92に順次係合して回動させ
る。また、フィラー88は加熱ドラム82と熱現像感光
材料Aおよび受像材料Bの位置合わせの検出用に使用さ
れる。
【0034】加熱ドラム82の内部には、一対のハロゲ
ンランプ82aおよび82bが配置されている。ハロゲ
ンランプ82aおよび82bは、それぞれ例えば400
Wと450Wの出力を有し、加熱ドラム82の表面を所
定の温度(例えば、82℃)に昇温する。なお、図示例
の画像記録装置10においては、加熱ドラム82の昇温
時には両ハロゲンランプ82aおよび82bを使用し、
加熱ドラム82が所定温度になった後の通常運転では、
ハロゲンランプ82aのみを使用するように構成され
る。
【0035】加熱ドラム82の外周には、ローラ94
a,94b,94c,94dおよび94eの5本のロー
ラに張架される無端ベルト96が圧接されている。無端
ベルト96は、織布材をゴムで被覆した構成を有する。
ローラ94a,94b,94cおよび94dはそれぞれ
ステンレス製、ローラ94eはゴム製であり、ローラ9
4aおよび94eの間の無端ベルト96の外側が加熱ド
ラム82の外周に圧接される。また、ローラ94cは、
その軸線方向両端部が、軸線外方向に向かって漸次拡径
する形状を有し、かつ、軸方向両端部で加熱ドラム82
から離間する方向に、約2kgの力で付勢されている。
これによって、無端ベルト96を一定張力に保って加熱
ドラム82への圧接力を保持すると共に、回転による無
端ベルト96の片寄りを防止している。
【0036】前述のように、ローラ94eはゴムローラ
であり、公知の駆動力伝達系(図示省略)でドラムモー
タ84に連結されている。つまり、図示例の複写装置1
0においては、ローラ94eが回転されることによって
無端ベルト96が回転され、無端ベルト96と加熱ドラ
ム82との摩擦力によって回転力が伝達されて加熱ドラ
ム82が従動する。
【0037】なお、ドラムモータ84は、公知の駆動力
伝達系(図示省略)によって複数の駆動部分すなわち、
ローラ94e、貼り合わせローラ80、スクイズローラ
対56、および後述する屈曲案内ローラ97、剥離ロー
ラ98、感光材料排出ローラ対100および102、受
像材料排出ローラ対104,106および108、等を
共に駆動している。
【0038】貼り合わせローラ80によって貼り合わさ
れた熱現像感光材料Aおよび受像材料Bは、重ね合わさ
れた状態のままで、加熱ドラム82のほぼ2/3周(ロ
ーラ94aおよび94eの間)に渡って、加熱ドラム8
2と無端ベルト96との間で挟持搬送される。なお図示
例の装置10では、熱現像感光材料Aと受像材料Bとが
完全に加熱ドラム82と無端ベルト96との間に収納さ
れた状態で加熱ドラム82の回転(すなわちローラ94
eの回転)を停止し、所定時間、熱現像感光材料Aと受
像材料Bとを加熱する。図示例の画像形成においては、
熱現像感光材料Aは、加熱されることによって可動性の
色素を放出し、同時に、この色素が受像材料Bの色素固
定層に転写され、受像材料Bの受像面に可視像が形成さ
れる。
【0039】ローラ94eの加熱ドラム82の回転方向
下流には、屈曲案内ローラ97が配置されている。屈曲
案内ローラ97はシリコンゴム製のローラで、加熱ドラ
ム82の外周面に所定の力で圧接されており、加熱ドラ
ム82と無端ベルト96とによって搬送された熱現像感
光材料Aおよび受像材料Bをさらに搬送する。
【0040】屈曲案内ローラ97の下流には、剥離爪9
0およびピンチローラ110が配置されている。剥離爪
90は、その中心部分で回動可能に軸支されており、前
述のカム86の作用によって回動され、加熱ドラム82
の表面に接離可能となっている。また、ピンチローラ1
10は、通常は屈曲案内ローラ97に所定圧で当接され
ており、剥離爪90の回動に応じて、剥離爪90が加熱
ドラム82に接触した時に、屈曲案内ローラ97と離間
するように構成される。
【0041】熱現像感光材料Aおよび受像材料Bが剥離
爪90の位置まで搬送されると、カム86の作用によっ
て剥離爪90が加熱ドラム82に当接され、所定長さ先
行して重ね合わされた熱現像感光材料Aの先端部が剥離
爪90に係合して、熱現像感光材料Aを加熱ドラム82
から剥離する。熱現像感光材料Aの先端部の所定長が加
熱ドラム82から剥離されると、カム86の作用によっ
て剥離爪90が加熱ドラム82から離間し、同時に、ピ
ンチローラ110が屈曲案内ローラ97に当接して、剥
離された熱現像感光材料Aの先端部を、ピンチローラ1
10と屈曲案内ローラ97とによって挟持する。従っ
て、加熱ドラム82から剥離された熱現像感光材料A
は、ピンチローラ110と屈曲案内ローラ97とによっ
て、下方に挟持搬送される。
【0042】ピンチローラ110および屈曲案内ローラ
97の下流には、感光材料排出ローラ対100および1
02、複数のガイドローラ112、搬送ガイド板114
が配置され、加熱ドラム82から剥離された熱現像感光
材料Aを下方に搬送し、さらに図中左方向に搬送して、
廃棄感光材料収容箱116に集積するように構成され
る。ここで、感光材料排出ローラ対100および102
の搬送速度は、加熱ドラム82の回転周速度よりも1〜
3%程度遅くなるように設定されており、熱現像感光材
料Aに余分な張力を加えないように構成される。さら
に、搬送ガイド板114の近傍には乾燥ファン124が
配置されており、熱現像感光材料Aの乾燥を促進する。
【0043】屈曲案内ローラ97および剥離爪90の加
熱ドラム82回転方向下流側には、剥離ローラ98およ
び剥離爪92が配置される。剥離ローラ98は表面荒さ
が25S以上のシリコンゴム製のローラで、加熱ドラム
82の外周に所定圧で当接され、前述のように、ドラム
モータ84の作用によって回転する。一方、剥離爪92
は、前述のカム86の作用によって回動され、加熱ドラ
ム82の外周面に接離可能に構成される。熱現像感光材
料Aが剥離され、受像材料Bのみが加熱ドラム82によ
って搬送されると、カム86の作用によって剥離爪92
が加熱ドラム82に当接し、受像材料Bの先端部を剥離
すると共に、加熱ドラム82に当接する剥離ローラ98
と剥離爪92とによって受像材料Bを下方に屈曲案内・
搬送する。
【0044】剥離ローラ98の下流には、受像材料排出
ローラ対104,106および108、搬送ガイド板1
17および118が配置され、加熱ドラム82から剥離
された受像材料Bを下方さらに図中左方向に搬送して、
装置本体12の左側面に固定されるトレイ126に排出
する。ここで、搬送ガイド板117の近傍には、ドラム
ファン120が配置され、加熱ドラム82による加熱と
共に、受像材料Bの乾燥を促進する。なお、ドラムファ
ン120は、加熱ドラム82の温度分布を均一にするた
めに、雰囲気条件に対応して必要な場合のみに作動す
る。さらに、搬送ガイド板118にはセラミックヒータ
122が配置され、受像材料Bの乾燥をより促進する。
なお、セラミックヒータ122の温度は70℃前後であ
る。
【0045】以上のような構成を有する熱現像転写部5
8は、全体として一つのユニットとして構成されてお
り、装置本体12に対して水塗布部46と反対方向に回
動可能に構成される。そのため、装置本体12の側面扉
16を開放した後に、熱現像転写部58を開放移動させ
ることによって、ジャミングの処理等を容易に行えるよ
うになっている。
【0046】次に、図3を参照して、画像記録装置10
の露光装置40およびフィルム走査ユニット18につい
て説明する。露光装置40は、基本的に、印刷物や写真
等の反射原稿の複写、およびプルーフやスリーブ等の比
較的大型の透過原稿の画像を複写を行う際に使用される
露光光学系である。図3に示されるように、画像記録装
置10の装置本体12の上面には、反射原稿を載置する
ための透明なガラス等のプラテン(原稿台)130およ
び反射原稿を原稿台130に固定するための着脱自在な
プラテンカバー(原稿圧板)17が配置される。また、
プルーフやスリーブ等の比較的大型の透過原稿の画像を
複写する際には、プラテンカバー17が取り外され、原
稿台130に載置された透過原稿を上方から照射するた
めの透過原稿光源ユニットが所定の位置に載置される。
【0047】原稿台130の下方には、反射原稿の画像
を複写する際の露光用の光源134と、リフレクタ13
6と、ミラー138とが一体的に構成された光源ユニッ
トが配置される。なお図示例の装置においては、リフレ
クタ136は、光源134によって射出された反射原稿
からの反射光(あるいは透過原稿の透過光)の走査方向
の幅を規制するスリットも兼ねている。光源ユニット
は、原稿台130の下面を矢印aで示される走査方向に
移動して、光源134によって反射原稿を照射する。な
お、透過原稿光源ユニットを用いた大型の透過原稿を複
写する際には、光源ユニットは光源134を点灯せずに
原稿台130の下面を走査して、スリットを透過原稿の
透過光が通過する。
【0048】光源134より射出され、反射原稿に反射
され、スリットを通過してミラー138によって所定方
向に反射された反射光は、次いで2枚のミラー140a
および140bが一体的に構成されるミラーユニットに
入射し、光路Lを所定の方向に反射される。このミラー
ユニットは前述の光源ユニットと同方向に、1/2の速
度で移動するように構成される。
【0049】光路Lのミラーユニット下流には、結像レ
ンズと光量(すなわち濃度)調整用の可変絞りとが一体
的に構成されるレンズユニット142が配置される。可
変絞りは、例えば、光路Lと直交する方向に対向して配
置される、光路に挿入自在の2枚の遮光板から構成さ
れ、両遮光板の間隙を調整することによって、反射光の
光量を調整する。
【0050】レンズユニット142の下流には、色バラ
ンス調整用の色フィルタユニットが配置される。色フィ
ルタユニットは、例えば、Y(イエロー)フィルタ14
4Y、M(マゼンタ)フィルタ144M、C(シアン)
フィルタ144Yの3枚の色フィルタ板より構成され、
各色フィルタ板の光路Lへの挿入量を調整することによ
り、反射光の色バランスを調整する。
【0051】光路Lの色フィルタユニットの下流には、
反射光を所定の方向に反射するミラー146,148お
よび150が配置される。光路Lを進行してきた反射光
は、これらの各ミラーに所定の方向に反射されて光路L
を進行し、露光部38において走査搬送される熱現像感
光材料Aに結像し、露光する。ここで、ミラー148は
回動可能に構成されるものであり、露光装置40を使用
する反射原稿および大型の透過原稿の画像記録では図3
実線で示される位置に配置され、フィルム走査ユニット
18を使用するカラーネガティブフィルム等の小型の透
過原稿Tの画像記録では、図3中点線で示される位置に
移動する。
【0052】また、露光装置40には、反射光の光量を
赤色(R)、緑色(G)、青色(B)ごとに測定するイ
メージセンサ(図示省略)が配置され、プレスキャンに
よって原稿画像を読み取って、レンズユニットの可変絞
りや、色フィルタユニットの各色フィルタ板の光路Lへ
の挿入量を決定する。
【0053】前述のように、図示例の画像記録装置10
は、カラーネガティブフィルムやスライド等の小型の透
過原稿の画像記録も可能な装置であって、装置本体12
の図中右上方には、透過原稿Tの画像を複写するための
スリット走査露光光学系を構成するフィルム走査ユニッ
ト18が着脱自在に装填され、かつ、その下方となる露
光装置40内部には、透過原稿Tのスリット走査露光光
学系を構成するズームレンズ152やミラー154、さ
らには透過原稿Tの透過光の光量や色等を測定するため
の、移動ミラー156、結像レンズ158、ラインセン
サ160が配置される。
【0054】フィルム走査ユニット18は、光源162
からの光を熱現像感光材料Aの搬送に同期して移動する
透過原稿Tに照射して、透過原稿Tを透過してスリット
164を通過した透過光をズームレンズ152によって
200%〜850%に拡大して熱現像感光材料Aに投影
することにより、透過原稿Tの透過光で熱現像感光材料
Aを露光し、透過原稿Tの画像を複写するものである。
【0055】光源162は、ハロゲンランプ、フラッシ
ュランプなどのカラー用光源であれば何でもよい。光源
162の上方には、光源162からの光を透過原稿T側
に反射するリフレクタ166aが配置され、また、その
下方には、リフレクタ166aに対向してリフレクタ1
66bが配置され、より光効率を高めている。なお、リ
フレクタ166bの下端には、光が通過するための開口
が形成されている。
【0056】光源162の下流には、光路Ltに沿っ
て、赤外線をカットするためのIRカットフィルタ16
8、紫外線をカットするためのUVカットフィルタ17
0、および青光と緑光とを分離するためのB−Gノッチ
フィルタ172が配置される。
【0057】B−Gノッチフィルタ172の下流には、
透過原稿Tを照射する光の色バランスを調整し、形成画
像の色バランスを調整するフィルタ部が配置される。フ
ィルタ部は、Yフィルタ174Y、Mフィルタ174
M、Cフィルタ174Cの3枚の色フィルタ板、および
各フィルタを光路Ltに挿入する駆動装置176とから
構成される。駆動装置176は、パルスモータなどの駆
動源とラックアンドピニオン等の公知の移動(伝動)手
段などからなり、画像形成条件の設定時、ユーザによる
色調整量、透過原稿Tの露光修正条件等の色調整量に応
じて、それぞれ設定された挿入量だけ各々の色フィルタ
を光路Ltに挿入する。こうして各色フィルタによって
透過原稿Tを照射する光、すなわち熱現像感光材料Aを
露光する光の色バランスが調整され、形成画像の色バラ
ンス調整がされる。
【0058】フィルタ部の下流のリフレクタ166bの
下側の開口部には、透過原稿Tを照射する光(すなわち
露光光)の光量(光強度)を調整するための可変絞り1
84が配置され、この可変絞り184には駆動装置18
6が設けられる。可変絞り184は遮光性の板、濃度勾
配を有するNDフィルタ等で構成される。図示例の装置
においては、駆動装置186によって光路Ltへの挿入
量を調整することによって、光量を調整する。駆動装置
186は、駆動装置176と同様の構成を有し、画像形
成条件の設定時、ユーザによる濃度調整量、透過原稿T
の露光修正条件等の濃度調整量に応じて、可変絞り18
4を移動して、可変絞り184の光路への挿入量を調整
する。こうして、熱現像感光材料Aへの露光量、すなわ
ち形成画像の濃度が調整される。駆動装置176による
各フィルタの光路への挿入量および、駆動装置186に
よる可変絞り184の光路への挿入量は、制御装置17
8によって決定される。
【0059】可変絞り184の下流には、熱現像感光材
料Aへの露光スリット幅を決めるスリット164、フィ
ルタ部で色調整され、可変絞り184で光量(濃度)調
整された光を拡散・混合し、色ムラや照明ムラのない一
様な光として透過原稿Tに垂直に入射せしめるための拡
散ガラス180およびフレネルレンズ182が配置され
る。
【0060】透過原稿Tは、フレネル182の下流に配
置されるスキャンテーブル188に装填される。スキャ
ンテーブル188は、透過原稿Tを所定の位置に保持し
つつ、露光装置40における感光材料Aの搬送に同期し
て、透過原稿Tを図中矢印方向に搬送することにより、
透過原稿Tを走査するものである。
【0061】スキャンテーブル188による透過原稿T
の移動方法には特に限定はなく、ねじ伝動、巻き掛け伝
動、ラックアンドピニオン等の公知の搬送手段がいずれ
も利用可能である。また、透過原稿Tの移動速度は、感
光材料Aの搬送速度を1とし、フィルム走査ユニット1
8による複写倍率をnとすると1/nとなる。
【0062】透過原稿Tを通過した透過光は、光路Lt
を進行して、露光装置40内に配置されるズームレンズ
152に入射する。ズームレンズ152は、スリット1
64を通過した透過原稿Tの透過光を200%〜850
%に拡大して露光部38の露光位置に結像する。
【0063】ズーンムレンズ152を通過した透過原稿
Tの透過光は、ミラー154によって光路を約90°偏
向されて、反射原稿からの反射光の光路Lと光路とを一
致されてミラー150に入射する。なお、フィルム走査
ユニット18を用いて透過原稿Tの画像を複写する際に
は、ミラー148は図中点線で示される位置に回動して
いるのは前述のとおりである。
【0064】ミラー150に入射して下方に反射された
透過原稿Tの透過光は、反射原稿からの反射光と同様
に、搬送ローラ対38aおよび38bによって走査搬送
される熱現像感光材料Aの所定の露光位置に結像し、こ
れをスリット走査露光する。ここで、透過原稿Tはスキ
ャンテーブル188により、熱現像感光材料Aの走査搬
送速度と同期して、すなわち、投影光学系の拡大倍率を
nとすると、感光搬送速度の1/nの速度で移動するの
で、透過原稿Tが全画像領域に亘って移動することによ
り、透過原稿Tの全画像が熱現像感光材料Aに走査露光
される。
【0065】図示例の装置は、透過原稿Tの画像記録に
先立ち、プレスキャンを行って透過原稿Tの画像を読み
取り、画像記録時における露光量、すなわちフィルタ部
におけるYフィルタ174Y、Mフィルタ174Mおよ
びCフィルタ174Cの3枚の色フィルタ板の光路Lt
への挿入量、および可変絞り184の光路Ltへの挿入
量を決定する。
【0066】図3に示されるように、ズーンムレンズ1
52の上流には、光路Ltに挿入自在にされるミラー1
56が配置されている。ミラー156は、プレスキャン
の際には、図中点線で示されるように光路Ltに挿入さ
れ、透過原稿Tの透過光を90°偏向する。ミラー15
6によって光路を偏向された透過光は、測光レンズ15
8によって焦点を調整され、ラインセンサ160に入射
・結像する。
【0067】ラインセンサ160は、図4に示すように
Rフィルタを有するラインセンサ、Gフィルタを有する
ラインセンサおよびBフィルタを有するラインセンサの
3列のラインセンサから構成される。各ラインセンサ
は、例えば256画素のMOS(NMOSまたはCMO
S)ラインセンサであって、R、GおよびBのぞれぞれ
の色に付いて、1ライン256画素の分解能で透過原稿
Tの画像を読み取ることができる。
【0068】ラインセンサ160の画像データ信号出力
は、制御装置178に転送され、制御装置178は、ラ
インセンサ160によって読み取った画像信号を用い
て、再生画像をモニタ19に表示するとともに、これら
の画像信号から画像特徴量を求め、適切な露光条件を求
め、また、モニタ19のモニタ画像において主要部指定
手段によって指定された主要部位置情報を受けて主要部
の画像特徴量を求め、露光条件を修正し、さらにこれら
の露光条件や修正された露光条件に色および/または濃
度のマニュアル調整を加えた露光条件を求め、得られた
露光条件、修正露光条件またはマニュアル調整露光条件
に応じた色および/または濃度の調整量、すなわち色フ
ィルタ174C、174M、174Yおよび/または可
変絞り184の各々の光路Ltへの挿入量を演算し、こ
れらの挿入量の情報信号を色フィルタ174の駆動装置
176、可変絞り184の駆動装置186に伝送し、か
つスキャンテーブル188の駆動装置(図示せず)の
他、図示例の画像記録装置の駆動制御を行う。
【0069】制御装置178は、図5に示すように、信
号処理回路190、表示用フレームメモリ192、演算
用フレームメモリ194、表示用ルックアップテーブル
(以下、LUTという)196、3×3マトリックス補
正回路198、輝度色分離(以下YC分離という)回路
200、ビデオ信号生成回路202、CPU部204お
よびメカコントロール部206を有する。ここで信号処
理回路190は、ラインセンサ160によって読み取ら
れた画像信号に暗時補正、log変換、明出力補正など
の種々の画像信号処理を施す回路であり、CPU部20
4によって制御される。
【0070】表示用フレームメモリ192は、信号処理
回路190によって処理された1フレーム(原稿1枚
分)のカラー画像信号を格納するメモリであり、モニタ
19により精細な再生画像を表示するために必要な量の
画像信号、例えば256×256についての3色の各8
ビットデータ(256×256×8×3B)を格納する
のに用いられる。演算用フレームメモリ192は、信号
処理回路190によって処理された同じ1フレーム(原
稿1枚分)のカラー画像信号のうち露光条件を演算する
のに必要な量、例えば表示用フレームメモリ192に格
納されたデータ量の1/4、すなわち128×128に
ついての3色の各8ビットデータ(128×128×8
×3B)を格納する。演算用フレームメモリの画像デー
タは、露光条件演算のためCPU部204によって読み
出されるが、修正後更新されるようにしてもよい。
【0071】表示用ルックアップテーブル(LUT)1
96は、CPU部204の制御の下、例えば、CPU部
204で得られた大面積平均透過濃度(LATD)値に
基づいて表示用フレームメモリ192に格納されている
画像データを表示用としてR,G,B色濃度変換するの
に用いられる。3×3マトリックス補正回路198は、
CPU部204の制御下で、LUT196で得られた表
示用R,G,B色濃度画像データの色補正を行う。こう
してLATDで補正されたR,G,B色濃度画像データ
が得られる。次いで、YC分離回路200は、補正回路
198によって色補正されたR,G,B画像データ信号
を、当該画素の輝度信号と、R,G,B画像データ信号
から輝度信号を差し引いた色の差信号とに分離し、変換
する。続いて、ビデオ信号生成回路202は、YC分離
された画像データ信号をD/A変換し、ビデオ信号を生
成した後、モニタ19に伝送する。
【0072】モニタ19は、例えば小型のLCD(液晶
ディスプレイ)からなり、ビデオ信号生成回路202に
よって生成されたビデオ信号を受信して原稿画像を色お
よび濃度について再現性よく再生して、表示する。モニ
タ19には、マウスなどの主要部指定手段208が接続
されており、モニタ画面に表示された再生画像上におい
て原稿画像の主要部を指定することができる。なお、モ
ニタ19としては、LCDに限定されず、CRTなどの
表示装置を用いてもよい。また、主要部指定手段208
は、マウスに限定されず、例えば、モニタ画面に表示さ
れたカーソルなどでモニタ再生画像の主要部を指定でき
ればよく、キーボードなどを用いてもよいし、その他の
手段であってもよい。主要部指定手段208によってモ
ニタ19の画面中で指定された主要部位置情報、例え
ば、2次元座標(xy座標、rθ座標など)の位置情
報、もしくは表示用フレームメモリ192のアドレス情
報がCPU部204に伝送される。
【0073】本発明における原稿画像の主要部とは、原
稿画像中の最も重要な対象のことで、通常の原稿の場
合、人物を含む原稿画像の場合には人物の顔、色から見
れば肌色の部分、この他、人物を含まない場合であって
も、車、家具、看板、動物、花、植物、建物、山、海、
空など、原稿画像中で主要な部分、例えば中央を占め所
定以上の面積を占有するもので、原稿画像中最も重要で
あるものをいう。
【0074】CPU部204は、露光制御装置178の
要部をなし、フィルム走査ユニット18を含むスリット
走査露光光学系さらには熱現像感光材料の同期搬送系に
よる透過原稿Tのスリット走査露光のすべての動作、例
えば、プレスキャンによる原稿原像の読み取り動作、読
み取り画像データの処理、モニタ19への再生画像の表
示、露光条件の演算、主要部指定手段208による指定
主要部位置情報を用いた露光条件の修正、マニュアル調
整手段による色および/または濃度マニュアル調整のよ
る露光条件もしくは修正露光条件の調整ならびにこうし
て得られる適切な露光条件(修正値、調整値)に応じた
フィルタ174Y〜174Mおよび可変絞り184の光
路Ltへの挿入量を決定し、メカコントロール部206
に伝送するものである。
【0075】ここで、CPU部204は、主要部指定手
段208によって指定された主要部位置情報を受けて、
主要部位置にある画素を特定し、特定された注目画素の
周辺にあって、その画像信号データが注目画素の画像信
号データと極端に異なっていない所定数(例えば、8画
素、24画素など)の周辺画素を抽出し、注目画素と周
辺画素との画像信号データとの平均値(各色、R,G,
Bについてそれぞれ)を求め、主要部濃度とする。本発
明においては、主要部濃度としては、これに限定され
ず、他の公知の方法によって求められたものでもよい。
こうして得られた主要部濃度とLATDとの差を主要部
補助値とすることができる。
【0076】メカコントロール部206は、スリット走
査露光光学系の色フィルタ174Y〜174Cの駆動装
置176および可変絞り184の駆動装置186に各色
フィルタ174Y〜174Cおよび可変絞り184の光
路Ltへの挿入量を移動量、例えばステップモータであ
ればステップ数として与えるととも、プレスキャンおよ
び本スキャン的に透過原稿Tを載置するスキャンテーブ
ル188の走査搬送、本スキャン時の熱現像感光材料A
の同期搬送なども含め、透過原稿Tのスリット走査露光
を行う、本発明の画像記録装置10の駆動を制御するも
のである。
【0077】ところで、本発明に用いられる測光用ライ
ンセンサ160は、前述したように、例えば図4に示す
構成を有するもので、読み取られた画像データは原稿画
像のモニタ表示にも露光条件の演算にも同じものが用い
られるので、モニタ19に表示されるモニタ画像とプリ
ント画像を一致性が高く、再生されたプリント画像の合
格率が極めて高い。図6に本発明に用いられるラインセ
ンサ160のRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタの分
光感度特性および図7にCMOSセンサならびにNMO
Sの一例を示す。
【0078】また、本発明においては、測光用イメージ
センサであるラインセンサ160の分光感度は、図8に
示されるように、用いられるネガ用熱現像感光材料の分
光感度に合わせられていることを特徴とし、透過ネガ原
稿のスリット走査露光時には色および濃度を制御し、透
過ポジ原稿の露光時には濃度のみを制御することを特徴
としている。なお、図8には、本発明に用いられるポジ
用熱現像感光材料の分光感度も示す。
【0079】なお、図8に示されるラインセンサ160
のRセンサ、GセンサおよびBセンサの分光感度は、光
源162、IRカットフィルタ168、UVカットフィ
ルタ170、ノッチフィルタ172、センサRフィル
タ、センサBフィルタ、センサGフィルタおよびCMO
Sセンサを考慮した最終的なセンサの実効感度である。
さらに図示のネガ感光材料(ネガ感材)およびポジ感光
材料(ポジ感材)の分光感度も同様に光源162系でI
Rカットフィルタ168、UVカットフィルタ170、
ノッチフィルタ172を組み込んだ状態に対する分光感
度である。ちなみに、ここで用いられるIRカットフィ
ルタ168、UVカットフィルタ170、ノッチフィル
タ172の分光感度特性を図9に示す。さらに、用いら
れているネガフィルムおよびポジフィルムの分光感度特
性を図10に示す。
【0080】本発明に用いられる露光制御装置178は
以上のように構成されるが、本発明のCPU部204に
おいて行われる露光制御の一実施例を挙げて、具体的に
説明する。CPU部204においては、当該原稿画像の
C,M,Y各色のLATD値LATD(i)(i=C,
M,Y)が求められており、ノーマルコントロールネガ
濃度記憶値DNi、アンダーコントロールネガ濃度記憶
値DUi、オーバーコントロールネガ濃度記憶値DOi
など必要なデータは予め演算され、あるいは図示しない
メモリに記憶されているものとし、CPU部204に読
み出されているものとする。
【0081】1)まず、LATD(i)とノーマルコン
トロールネガ濃度記憶値DNiとの差を規格化濃度値d
ens(i)として下記式で計算する。 dens(i)=LATD(i)−DNi 2)次にアンダーコントロールネガ濃度記憶値DUiお
よびオーバーコントロールネガ濃度記憶値DOiを用い
た規格化濃度値dens(i)プレアジャスト処理を下
記式に従って行う。 規格化アンダー基準値 DKUi=DUi−DNi <DU>=ΣDKUi÷3 規格化アンダー基準値 DKOi=DOi−DNi <DO>=ΣDKOi÷3 規格化濃度値dens(i)>0のとき dens(i)=dens(i)×<DO>÷DKOi 規格化濃度値dens(i)≦0のとき dens(i)=dens(i)×<DO>÷DKUi
【0082】3)規格化濃度値dens(i)のコレク
ション処理を行う。 <D>=Σdens(i)÷3 dens(i)=(dens(i)−<D>)×Ki÷
100+<D> ここで、コレクション係数Kiは予め与えられるもの
で、例えば100とする。 4)トータルバランス/スロープ値は下記式で与えられ
る。トータルバランス/スロープ=標準条件バランスB
hNi/スロープShUi,ShOi+市場条件バラン
スBsNi/SsUi,SsOi+ネガバランスBnN
i/スロープSnUinSnOin(n=10CH)+
ロムスロープ(固定値)SrUi,SrOi
【0083】5)外部補正バランスを下記式で求める。 外部補正バランス=100log(1+濃度補正ステップ÷100)
×マニュアル濃度補正値+100log(1+カラー補正ステッ
プ÷100)×マニュアルカラー補正値+100log(1+濃度補
正ステップ÷100)×カラーメモリー濃度補正値+100log
(1+カラー補正ステップ÷100)×カラーメモリーカラー
補正値+倍率相反則補正値+受像紙差補正値+主要部補
正値 ここで、例えば濃度補正ステップ=20%およびカラー
補正ステップ=10%とする。
【0084】この他、倍率相反則補正値、受像紙差補正
値および主要部補正値は以下のように定める。 % % % (%=200,600,900) は工場(市場)にて調整
できるものとする。間の値は直線補間にて求めるものと
する。 5−3)主要部補正値 Kpd 濃度補正値 Kpc カラー補正値
【0085】6)規格化濃度値dens(i)から調光
キャリブレーションテーブルに対応したCCF濃度値を
算出する。 規格化濃度値desn(i)<0の場合 Di=Ri-100log1.01×Bi-Ti-dens(i)-100log1.01×S(Ui)
×dens(i) ÷M(Ui) 規格化濃度値desn(i)≧0の場合 Di=Ri-100log1.01×Bi-Ti-dens(i)-100log1.01×S(Oi)
×dens(i) ÷M(Oi) ここで、Di = CCF濃度値(色補正フィルタ濃度値) Ri =ロムバランス Bi =トータルバランス Ti =外部補正バランス S(Ui) =トータルアンダースロープ S(Oi) =トータルオーバースロープ M(Ui) =規格化アンダー基準値 M(Oi) =規格化オーバー基準値 とする。 7)CCF濃度値からCCF(色補正フィルタ)位置を
算出する。ゲイン値Gain(n)(i)とこれに対応するCCフ
ィルターポジションCCposition(n)(i)によって表わさ
れ、ここで、例えばn=40のテーブルである。この調
光キャリブレーションテーブルからGain(j)(i)≦Di≦
Gain(j+1)(i)をみたすjをみつける。この後、上記区間
で直線補間を行い、ゲイン値に対応するCCフィルター
ポジションを下記式で求める。 CCF(i)={ (CCposition(j+1)(i)−CCposition(j)(i))
/ Gain(j +1)(i)− Gain(j)(i))}×( Di− Gain(j)
(i) )+ CCposition(j)(i)
【0086】以上のようにして、CPU部204におい
て、LATDおよび主要部濃度(補正値)を考慮した露
光条件、具体的には色調整、すなわちY,M,Cの色フ
ィルタ174Y,174M,174Cの位置、すなわち
光路Ltへの挿入量が決定される。濃度調整量すなわ
ち、可変絞り184の位置、すなわち光路Ltへの挿入
量も同様にして決定することができる。従って、図示例
の画像記録装置10においては、熱現像感光材料へのス
リット走査露光(本スキャン)に先立って、原稿画像T
をプレスキャンしてラインセンサ160で読み取り、モ
ニタ19に表示し、主要部を指定して原稿画像の状態、
例えばネガフィルムの撮影状態などに応じた適切な露光
条件を演算することができ、得られた露光条件で原稿画
像Tを熱現像感光材料にスリット走査露光できるので、
得られる再生画像は、濃度や色が適正な高画質画像を得
ることができる。従って図示例画像記録装置10によっ
て得られたプリント画像には失敗がなく、合格率が高
い。
【0087】本発明の画像記録装置10は基本的に以上
のように構成されるが、以下に、透過原稿Tの画像を複
写する際の作用を説明する。オペレータはまずスキャン
テーブル188に透過原稿Tを装填し、複写倍率を設定
した後にスタートボタンを押す。すると、光源162が
点灯して、スキャンテーブル188によって透過原稿T
の走査が開始され、プレスキャンが開始される。
【0088】光源162から射出された光は、IRカッ
トフィルタ168、UVカットイフィルタ170および
B−Gノッチフィルタ172を通過して透過原稿Tに入
射し、透過原稿Tの画像情報を担持する透過光となって
スリット164を通過する。なお、この際においては各
色フィルタ174Y〜174Cおよび可変絞り184は
光路Ltから退避している。なお、これらは透過原稿T
の標準的な露光条件に合わせて光路Ltに挿入されてい
てもよい。
【0089】スリット164を通過した透過光は、図3
に点線で示されるように光路Ltに挿入される移動ミラ
ーによって90°偏向され、結像レンズ156によって
ラインセンサ160に結像され、R、GおよびBのぞれ
ぞれの色毎に測光され、透過原稿Tの画像がR、Gおよ
びBの各色に分解されて1ライン256画素の分解能で
透過原稿Tの画像を読み取られる。
【0090】ラインセンサ160からの出力は、制御装
置178に転送され、制御装置178はこの出力を上述
したように処理して、例えばLATDによる補正処理を
施してモニタ19に読み取った原稿画像を再生画像(透
過原稿Tがネガフィルムであればポジ画像)として表示
する。オペレータはこのモニタ表示画像を観察し、主要
部をマウス等の主要部指定手段によって指定する。制御
装置178のCPU部204は、指定された主要部位置
情報とLATDから、上述したようにして種々の画像特
徴量を決定し、この画像特徴量から露光条件、すなわ
ち、フィルタ部における各色フィルタ板174Y〜17
4Cの光路Ltへの挿入量、および可変絞り184の光
路Ltへの挿入量を決定し、駆動装置176および18
6に指示を出す。
【0091】このようにして決定された露光条件に応じ
て、駆動装置176および186によって各色フィルタ
板174Y〜174C、および可変絞り184が光路L
tの挿入量されると、移動ミラー156が図中実線で示
される位置に移動して光路Ltから退避し、光源162
の点灯および透過原稿Tの走査が開始され、本スキャン
すなわち透過原稿Tの画像露光が開始される。なお、こ
の際の走査速度は、露光部38における熱現像感光材料
Aの走査速度、および画像記録倍率に応じたものである
のは前述のとおりである。
【0092】光源162から射出された光は、IRカッ
トフィルタ168、UVカットフィルタ170およびB
−Gノッチフィルタ172を通過して、前述のように露
光条件に応じて挿入された各色フィルタ174Y〜17
4Cおよび可変絞り184によって色および濃度(光
量)を調整されて透過原稿Tに入射し、透過原稿Tの画
像情報を担持する透過光となってスリット164を通過
する。スリット164を通過した光は、ズームレンズ1
52によって設定倍率に拡大され、ミラー154によっ
て反射される。ここで、前述のように、透過原稿Tの画
像記録の際にはミラー148は図3に点線で示される位
置に回動しているので、透過光はミラー150によって
反射され、以上の操作とタイミングを合わせて熱現像感
光材料マガジン20から引き出され、所定長に切断され
て露光部38で搬送される熱現像感光材料A上に結像
し、これをスリット走査露光する。
【0093】スリット走査露光された熱現像感光材料A
は、一旦スイッチバック部42に搬入された後に逆方向
に搬送されて水塗布部46に搬入され、水塗布部46で
画像形成溶媒である水を塗布された後、以上の操作とタ
イミングを合わせて受像材料マガジン60から引き出さ
れ、所定長に切断されて搬送された受像材料Bと、貼り
合わせローラ80によって貼り合わされ、熱現像転写部
58に搬入される。無端ベルト96と加熱ドラム82と
によって挟持搬送されて熱現像転写が行われた熱現像感
光材料Aと受像材料Bは、先ず、剥離爪90によって熱
現像感光材料Aが加熱ドラム82から剥離され、次いで
画像が転写された受像材料Bが剥離爪92によって加熱
ドラム82から剥離される。剥離された熱現像感光材料
Aは、搬送ガイド板114等に案内されて廃棄感光材料
収容箱116に搬入され、他方、画像が転写された受像
材料Bは、搬送ガイド板118等に案内されてトレイ1
26に排出され、ハードコピーとされる。
【0094】以上の説明は、本発明の画像形成装置にお
いて透過原稿、特にネガフィルムを原稿とする画像形成
を例に行ったが、本発明はこれに限定されず、リバーサ
スフィルムやスライド等のポジ透過原稿を用いた画像複
写、あるいは印刷物や写真等の反射原稿を用いた画像形
成に利用してもよい。
【0095】以上、本発明の画像形成装置について詳細
に説明したが、本発明は上記の例に限定されず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を
行ってもよいのはもちろんである。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
感光材料へのスリット走査露光に先立って、原稿画像、
特に濃度フェリアやカラーフェリアが存在する恐れのあ
る透過ネガ原稿をプレスキャンして読み取り、モニタに
再生表示し、モニタ画像上で主要部を指定し、読み取っ
た画像信号と主要部位置情報から露光条件を設定するこ
とができるので、撮影条件にばらつきのあるネガフィル
ム等の原稿であっても適正な露光条件を決定することが
でき、色および濃度が適正に再現されたプリント画像を
得ることができる。また、本発明によれば、モニタ用お
よび測光用に同じセンサを用い、その分光感度を色調整
が必要のネガ感光材料の分光感度に合わせているので、
モニタ画像とプリント画像の一致度が高く、ネガ原稿か
らもポジ原稿(透過ポジ原稿、反射原稿)からも最適な
仕上りのプリント画像を得ることができる。従って、本
発明によれば、プリント画像の合格率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の概略斜視図
である。
【図2】図1に示される画像記録装置の内部構成を示す
概略断面図である。
【図3】図2に示される画像記録装置の露光装置、およ
びフィルム走査ユニットの内部構成を示す概略断面図で
ある。
【図4】図3に示される画像記録装置のスリット走査露
光光学系に用いられるラインセンサの平面模式図であ
る。
【図5】図3に示される画像記録装置のスリット走査露
光光学系に用いられる露光制御装置の概略構成図であ
る。
【図6】図4に示されるラインセンサに用いられるRフ
ィルタ、GフィルタおよびBフィルタの一実施例の分光
感度を示すグラフである。
【図7】図4に示されるラインセンサに用いられるCM
OSセンサおよびNMOSセンサの一実施例の分光感度
を示すグラフである。
【図8】図4に示されるラインセンサの分光感度ならび
に図1に示される画像記録装置に用いられるポジ感光材
料およびネガ感光材料の分光感度の一例を示すグラフで
ある。
【図9】図3に示されるフィルム走査ユニットに用いら
れるIRカットフィルタ、UVカットフィルタおよびノ
ッチフィルタの分光感度の一例を示すグラフである。
【図10】一般に用いられるネガフィルムおよびポジフ
ィルムの分光感度の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 画像記録装置 12 装置本体 18 フィルム走査ユニット 19 モニタ 38 露光部 40 露光装置 42 スイッチバック部 46 水塗布部 58 熱現像転写部 80 張り合せローラ 82 加熱ドラム 90,92 剥離爪 96 無端ベルト 134,162 光源 152 ズームレンズ 156 移動ミラー 158 結像レンズ 160 ラインセンサ 164 スリット 174C シアンフィルタ 174M マゼンタフィルタ 174Y イエローフィルタ 176,186 調整手段 184 可変絞り 188 スキャンテーブル 190 信号処理回路 192 表示用フレームメモリ 194 演算用フレームメモリ 196 表示用ルックアップテーブル 198 3×3マトリックス補正回路 200 輝度色分離回路 202 ビデオ信号生成回路 204 CPU部 206 メカコントロール部 208 主要部指定手段 210 マニュアル色濃度調整手段 A 熱現像感光材料 B 受像材料

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透過原稿の原稿画像の走査と同期して搬送
    される感光材料をスリット走査露光するスリット走査露
    光手段と、このスリット走査露光手段のスリット露光光
    の光路から分岐する光路に設けられ、前記感光材料のス
    リット走査露光に先立って前記原稿画像を読み取る、ネ
    ガ原稿からポジ画像を形成するネガ−ポジ感光材料の分
    光感度特性に近似した分光感度を有するラインセンサ
    と、このラインセンサによって読み取られた画像信号を
    格納するメモリと、このメモリに格納された画像信号を
    用いてモニタ画像を表示するモニタと、このモニタに表
    示された表示画像から前記原稿画像の主要部を指定する
    主要部指定手段と、この主要部指定手段によって指定さ
    れた主要部の情報および前記メモリに格納された画像信
    号を用いて露光条件を演算する露光演算手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記スリット走査露光手段は、与えられた
    露光条件に応じた色および/または濃度の自動調整手段
    を有し、前記感光材料へのスリット走査露光に先立っ
    て、前記原稿画像をスリット走査露光手段により走査
    し、ラインセンサによって読み取り、得られた画像信号
    をメモリに格納し、格納された画像信号から演算された
    大面積透過濃度によって処理してモニタに前記原稿画像
    を再生表示し、表示されたモニタ画像から主要部指定手
    段により前記主要部を指定し、露光演算手段によって指
    定された主要部情報と前記メモリに格納された画像信号
    から露光条件を演算した後、この露光条件に応じて前記
    スリット走査露光手段の色および/または濃度の自動調
    整を行い、前記感光材料へのスリット走査露光を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記感光材料のスリット走査露光に先立っ
    て、前記露光演算手段によって演算された露光条件によ
    る修正が施されたモニタ画像を前記モニタに表示する機
    能を有する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3に記載の画像形成装置で
    あって、さらに前記モニタに表示されたモニタ画像を参
    照しながら露光条件をマニュアル調整する手段を有し、
    前記感光材料へのスリット走査露光に先立って、前記原
    稿画像をスリット走査露光手段により走査し、ラインセ
    ンサによって読み取り、得られた画像信号をメモリに格
    納し、格納された画像信号から演算された大面積透過濃
    度によって処理してモニタに前記原稿画像を再生表示
    し、表示されたモニタ画像から主要部指定手段により前
    記主要部を指定し、露光演算手段によって指定された主
    要部情報と前記メモリに格納された画像信号から露光条
    件を演算した後、この露光条件に基づいてモニタ画像を
    修正し、必要に応じて表示されたモニタ画像を参照しつ
    つ得られた露光条件をマニュアル調整した後、調整され
    た露光条件に前記スリット走査露光手段の色および/ま
    たは濃度の調整を行い、前記感光材料へのスリット走査
    露光を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記ラインセンサは、その読取画素数が、
    原稿サイズ(mm)の2倍以上である請求項1〜4のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記自動調整手段は、前記露光演算手段に
    よって主要部指定手段によって指定された主要部の特徴
    量を加味した露光条件に基づいて、ネガ−ポジ感光材料
    の使用時には色および濃度を調整し、ポジ原稿からポジ
    画像を形成するポジ−ポジ感光材料の使用には濃度のみ
    を自動的に調整する請求項2〜5のいずれかに記載の画
    像形成装置。
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