JP3349725B2 - Lan間接続制御方法 - Google Patents

Lan間接続制御方法

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JP3349725B2 JP23908292A JP23908292A JP3349725B2 JP 3349725 B2 JP3349725 B2 JP 3349725B2 JP 23908292 A JP23908292 A JP 23908292A JP 23908292 A JP23908292 A JP 23908292A JP 3349725 B2 JP3349725 B2 JP 3349725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広帯域ネットワークにお
ける,広域のLAN間接続サービスを提供するLAN間
接続制御方法に関し,特に広帯域交換網に複数接続され
たLAN間接続装置が,加入者との接続及び他のLAN
間接続装置との接続を広帯域交換網により予め設定され
た半固定接続手段(PVC)を備えるシステムにおける
LAN間接続制御方法に関する。
【0002】近年,広帯域交換機の開発が進められ,A
TM交換機の研究が実用化に向けて盛んに行われてい
る。このような広帯域交換機にとって,LAN間接続サ
ービスが最も有効なアプリケーションの一つとして考え
られている。アメリカにおいては,ベルコアを中心に検
討が進められているSMDS(Switched Multi-megabit
Data Service)が高速LAN間接続サービスの一つであ
る。
【0003】高速にLAN間接続を提供するためには,
基本的に加入者とLAN間接続装置間を全てPVC(Per
manent Virtual Circuit) で接続しておくことにより対
応することができるが,広帯域交換網内部のリソースが
殆どLAN間接続用に専有されてしまうため,これを回
避する必要がある。
【0004】
【従来の技術】広帯域交換(特にATM交換機)の技術
は実際のサービスを提供する段階に到っていないが,従
来のLAN間接続の技術を単純に広帯域交換網に適用し
た場合に考えられる構成を従来例として図10に示す。
【0005】図10において,多数のLANa〜hには
それぞれ複数のLAN加入者が収容され,各LANに収
容された加入者は,他のLANに収容された加入者と通
信を行う場合,広帯域網(ATMネットワーク)を介し
てLAN間接続装置と接続し,LAN間接続装置により
他のLANに収容された加入者と接続を行う。基本的に
LAN間接続装置は広帯域網(ATMネットワーク)に
収容されることになるため,図10のA.とB.の2つ
の構成に大別することができる。
【0006】A.は,全てのLAN間接続装置100〜
102に,全てのLAN(従って全ての加入者)a〜h
が収容されるように接続路が形成されるフルメッシュ方
式である。この場合,各LANとLAN間接続装置の間
のパスは,全て(上り,下りを含め)PVCとして予め
登録されているパスを用いて行う。PVCは呼設定を行
う手順であるVC(Virtual Call) を行わず,呼設定で
行う論理チャネルの設定を予めATM交換機に登録して
おき,そのPVCが設定されている通信相手の場合は呼
設定をせずに直ぐに通信ができる。また,登録されたそ
の論理チャネルは他の呼設定に対して予約済として使用
されることがない。
【0007】この方式では,あるLANの加入者からL
AN間接続装置を介して伝送する情報は,広帯域網のA
TM交換機においてトラヒック管理により最もトラヒッ
クを扱っていないLAN間接続装置を決定し,該当する
PVCを使用して情報を転送し,LAN間接続装置は,
相手アドレスを元にルーティングを行う。
【0008】B.は各LANは最寄りのLAN間接続装
置にのみ接続され,図の場合LANa〜cはLAN間接
続装置100に,LANd,eはLAN間接続装置10
1・・というように接続され,各LAN間接続装置10
0は隣接するLAN間接続装置と接続しておく。この場
合も,各LANとLAN間接続装置間及びLAN間接続
装置間の論理チャネルは上記のA.と同様にPVCとし
て予めATMネットワーク(ATM交換機)に登録され
ている。
【0009】この方式では,送信元のLAN加入者から
指定された相手先を収容しているLAN間接続装置まで
順々に転送され,最終的に転送先加入者が収容されたL
ANまで情報が運ばれることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記図10に示す従来
例において,A.の方式ではLANとLAN間接続装置
を接続するために張られるPVCの数が多いため広帯域
交換機のリソース(スイッチ及び伝送路の帯域)の多く
がLAN間接続用に専有され,高速のLAN間サービス
を提供することができるが,他の通常の呼設定手順を用
いるVCベースのサービスに影響を与えるという問題が
ある。一方,B.の方式では,LAN間接続装置のトラ
ヒックが迂回のために集中するため,広帯域網内に太い
束(大容量のパス)を用意する必要があり,前記A.の
方式程ではないが,リソースが専有されることになる。
更には,LAN間接続装置が多段に接続されているた
め,A.に比べて接続を高速化できないという問題があ
る。
【0011】本発明は広帯域交換網のリソースの使用を
節約しながら高速にLAN間接続サービスを提供するこ
とができるLAN間接続制御方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1において,1は起動元の加入者が収容さ
れた起動元LAN,2は広帯域網,3〜5はそれぞれ最
寄りのLANを収容するLAN間接続装置であり,図の
場合3は起動元LANを収容するLAN間接続装置,4
はLAN間接続装置3に隣接するLAN間接続装置,5
は起動先(相手)加入者のLANが収容されたLAN間
接続装置,6は起動先の加入者が収容された起動先LA
Nである。
【0013】本発明は上記図10のB.をベースとし,
LAN間接続装置のリソースを減らす手段として,最初
の起動元からの情報(上り情報)のためのパスは,各L
AN間接続装置を順々にPVCにより起動先加入者のL
ANを収容するLAN間接続装置まで接続し,起動先の
LAN間接続装置から起動元加入者のLANを収容する
LAN間接続装置への情報(下り情報)のパスはVCベ
ース(呼設定による)による接続要求により形成する。
【0014】
【作用】起動元LAN1の加入者が他のLANに収容さ
れた加入者を起動先(相手先)として接続を要求する
と,起動元LAN1は広帯域網(ATM交換網)2に対
して最寄りのLAN間接続装置3と接続する。この場合
のパスはPVCとして予め登録されている。LAN間接
続装置3はこの要求を受け取ると自装置に収容されてい
る複数のLANに要求された起動先のLANが含まれて
いるか調べ含まれていればその起動元と起動先のLAN
を接続する。LAN間接続装置3に起動先のLAN6が
収容されていない場合,PVCが設定されている隣接す
るLAN間接続装置4のパスを用いてその要求を転送す
る。この時起動元のLANを収容するLAN間接続装置
は自アドレスを転送される情報の中に付与する。
【0015】隣接のLAN間接続装置4はこれを受けて
同様に自装置に起動先のLANが収容されているか判断
し,無い場合さらに隣接のLAN間接続装置5へPVC
のパスを介して転送する,この時LAN間接続装置3に
より付与されたアドレスはそのまま変更せずに転送す
る。このLAN間接続装置5において起動先のLANを
収容していることが分かると,起動先のLANとの間で
上り,下りのパスをPVCを用いて形成する。
【0016】LAN間接続装置3からLAN間接続装置
4を介してLAN間接続装置5へ向かう上り方向の情報
の転送路は,上記のようにPVCを介して順番に形成さ
れるが,LAN間接続装置5からLAN間接続装置3へ
の下り情報を転送するパスはPVCを使用せず,LAN
間接続装置5から広帯域網2に対してLAN間接続装置
3のアドレス(上記上りのパスを介して受け取った情報
中に含まれている)を使用して,通常のVCにより呼設
定の要求を行い,図1に示すようにVCのパスが形成さ
れる。
【0017】この下りのパス接続要求を受信したLAN
間接続装置3(最初に起動元LANから要求を受けたL
AN間接続装置)は,下りトラヒックを監視することに
より一定時間のトラヒック無しを判断した場合に,接続
要求した該当VCの切断要求を行い,パスを開放する。
これにより,各LAN間接続装置間のPVCで専有する
容量を従来の図10のB.のように,予めPVCを上り
/下り用に各LAN間接続装置間のパスを専有すること
がなく,半分の容量にすることができ,広帯域網のリソ
ースを無駄に専有することがない。
【0018】このことは,ネットワーク設計において,
一台のLAN間接続装置が収容していない加入者分のト
ラヒックが流れることを想定して考える必要があるの
で,かなりのパスの容量を必要とするので,半分の容量
で済むことは交換機に対しても有効である。また,一台
のLAN間接続装置自身も,LAN間接続装置を接続す
るための入出力容量を減らすことが出来,この分を加入
者に割り当てることによりネットワークでみると,LA
N間接続装置自身を減らすことができる。さらに,これ
によりLAN間接続サービスの高速化を実現できる。
【0019】
【実施例】図2は本発明が実施されるシステム構成図,
図3はLANデータ及びセルの構成図,図4はLAN間
接続装置の実施例の構成図,図5,図6はLAN間接続
装置における制御フロー,図7は各テーブルの構成図で
ある。
【0020】図2には広帯域網のシステム構成として
A.とB.の2つの形態が示されている。A.は一つの
ATM交換機に複数のLAN間接続装置を収容してサー
ビスを提供する形態である。すなわち,ATM交換機2
0に複数のLANがそれぞれATM対応ブルータ(ブリ
ッジとルータの機能を備える装置)を介してATMイン
タフェースによりATM交換機20に収容され,複数の
LAN間接続装置21−1・・・21−nはそれぞれ配
下のLANが割り当てられ,ATM交換機20に収容さ
れている。各LANは割り当てられたLAN間接続装置
との間で情報を転送するパスとして,上り/下りのPV
CのパスがATM交換機20において登録されている。
【0021】また,LAN間接続装置21−1〜21−
nは順番に隣接するLAN間接続装置と接続する上り情
報を転送するパス用にPVCが登録されている。なお,
一方のLAN間接続装置から他方のLAN間接続装置に
対する上りのPVCと,他方のLAN間接続装置から一
方のLAN間接続装置に対する上りのPVCが登録され
るが,これら2つのパスは各LAN間接続装置において
上りのパスとして扱われ相互に無関係である。
【0022】図2のB.は複数のATM交換機に複数の
LAN間接続装置を収容する形態であり,図には2つの
ATM交換機20−1,20−2だけ示し,他の交換機
は図示省略するが,中継線により相互に接続することに
より任意の数のATM交換機で構成される。各ATM交
換機にLAN間接続装置21−1,21−2が設けら
れ,各LAN間接続装置は接続されたATM交換機には
任意の数のLANが収容され(B.の場合,ATM交換
機20−2に収容のLANは図示省略されている。
【0023】各LANはそれぞれが収容されたATM交
換機に設けられたLAN間接続装置と上り/下りのPV
Cにより接続される。各LAN間接続装置は自装置が収
容されたATM交換機に,隣接するATM交換機に収容
されたLAN間接続装置と上りのパスをPVCにより登
録されている。他方のLAN間接続装置からは一方のL
AN間接続装置に上りのPVCが登録されている。
【0024】ATM交換機は既存の技術により登録され
たPVCの論理チャネルが要求されると,直ちにその呼
に対し論理チャネルを割り当ててパスを形成し,通常の
VCによる呼設定の要求があるとリンクバイリンクによ
る空きの論理チャネルを探索してパスを形成する。
【0025】図3にLANデータとセルの構成を示す。
LANとLANの間で伝送されるLANデータは図3の
aに示され,このLANデータは,LAN加入者から送
信する時ATM対応のブルータにより,bに示すように
ヘッダとペイロード(LANデータが搭載される)とか
らなる固定長のセル(またはATMセルという)に組立
てられ,LANデータのデータ長に応じた個数のセルが
生成される。また,セルの形態でLAN加入者へ転送さ
れる情報は,ATM交換機からLAN加入者へ送られる
時に,ATM対応のブルータにより,bに示すようなセ
ルを分解し,ヘッダを除いて元のaのようなLANデー
タに復元される。
【0026】図3のcに,LANデータの具体例として
従来のイーサネットのフレーム構成を示す。この場合,
先頭に宛先アドレス(DA:Destination Address),次
に発信元アドレス(SA:Source Address),データの
型(Type),最後にデータ(長さ46〜1500バイト)
が配置される。dはATMセルのフォーマットであり,
先頭の5オクテット(バイト)は図に示すような論理パ
ス識別子(VPI:Virtual Path Identifier), 論理チ
ャネル識別子(VCI:Virtual Channel Identifier)
やヘッダ誤り制御(HEC:Header Error Check) を含
むヘッダであり,その後にペイロードとして48オクテ
ット(バイト)の情報フィールドが設けられている。
【0027】上記図3に示すようにLANデータはAT
Mセルの形式でATM交換機内部及びATM交換機とL
AN間接続装置間を転送される。図4に示すLAN間接
続装置の実施例の構成を説明すると,40はLAN間接
続装置,41は多種のセル(発信元,宛先等が異なる)
の入力に対しVPI/VCIに応じてセルを分離する分
離部,42はVPI/VCIに対応してセルを格納する
多数のセル受信バッファ部,43は受信したセルのヘッ
ダを宛先に応じて変換するヘッダ変換部,44は複数の
セルを多重化して送出する多重部,45は受信されるセ
ルを監視する監視制御部,46は中央制御部,47はア
ドレス変換テーブル,48はセル受信バッファ部の読み
出しを行う読み出し制御部,49はヘッダ変換テーブ
ル,50は起動元のLAN間接続装置との間に下りのパ
スを設定する時に駆動されるVCパス設定部である。
【0028】ここで,図2の構成においてLANデータ
の送信要求が発生した場合の動作を説明する。LANデ
ータ送信要求を行う加入者がデータを送信する場合,A
TM対応のブルータにより,図3のcに示すようなフォ
ーマットのデータの固まりをセル化し,予め網(ATM
交換網)管理者により割り当てられたVPI,VCIを
セルヘッダ(図3のd参照)に設定し,ATM交換機に
転送する(この時,ヘッダのVCIは,LANからLA
N間接続装置へのPVCの論理チャネルのVCIは使用
されないので0に設定される)。
【0029】LAN加入者から送信されデータは,LA
Nから入力する各セルはATM交換機内では,予め加入
者とLAN間接続装置間がPVCで接続されているた
め,この情報はLAN間接続装置に転送される。
【0030】この後,図4に示すLAN間接続装置にお
ける動作を図5及び図6に示す制御フローを参照しなが
ら以下に説明する。なお,図5の先頭のS0は,LAN
間接続装置の中央制御部46が,各部からの要求または
セル受信等の各イベントが発生するのに応じて分岐する
前の状態を表す。
【0031】最初にLAN間接続装置における主要な機
能であるセル受信時の制御フロー(S5以下の処理)の
場合,図4のLAN間接続装置40の中央制御部46で
はどのPVCをどのLAN加入者が使用するかが予め決
められ,各PVCのLAN加入者がどの受信バッファを
使用するかをLAN間接続装置の立ち上げ時に予め割り
当てられている。
【0032】従って,LAN加入者からのセルは分離部
41においてセルのヘッダに含まれたPVCに対して割
り当てられたセル受信バッファ部42に順次格納され,
同時に,中央制御部46にも読み出し制御部48の動作
により受信したセルのコピー(イメージ)が入力され加
入者情報を組み立てる(図5のS5)。すなわち,同じ
加入者からの複数のセルを受信して一つの固まりにデー
タ(ヘッダを除いたLANデータ)を構成して,データ
の中の宛先アドレス(図3のcのDA)を検出し,その
アドレスによりアドレス変換テーブル47を検索する
(図5のS6)。
【0033】アドレス変換テーブル47は図7のA.に
構成例を示すように,各LAN間接続装置が自分の配下
のLAN(PVCによりこのLAN間接続装置と接続さ
れているLAN)のアドレス(相手アドレスとして表
示)と,そのLANへ接続するためのPVCとして登録
されている論理チャネルを表すVPI/VCI(出VP
I,出VCIとして表示)が格納されている。なお,こ
のアドレス変換テーブル47にはVCに関する情報も格
納されている(後述する)。
【0034】このアドレス変換テーブル47を検索し
て,受信したLANデータの宛先アドレスがこの中から
検出されると(図5のS7においてYESの場合),次
に受信したセルのVCIが0であるかを判断する(図6
のS8)。これは,受信したセルがLANから受信した
ものかそうでない(他のLAN間接続装置等から受信し
た)かを判別するためである。
【0035】VCI=0の場合,上記S7においてこの
LANデータの宛先が自分の配下のLANであるから,
アドレス変換テーブル47に設定されている予め割り当
てられたPVCのVPI/VCIを取り出し,ヘッダ変
換テーブル49に設定する(図6のS14)。この時,
VCIは相手が自LAN間接続装置に収容されたLAN
加入者であるため0とする。続いて,読み出し制御部4
8に依頼して当該セル受信バッファ部42に格納された
セルを順次読み出させる(同S16)。
【0036】ヘッダ変換テーブル49は,上記図7の
B.に構成例を示すように,各VCI値(入VCI)に
対して,出VPI・出VCIが設定されており,ヘッダ
変換部43は,セル受信バッファ部42から読み出され
たセルのヘッダのVCIが,ヘッダ変換テーブル49の
入VCIと一致すると,そのセルのVPI/VCIを対
応する出VPI・出VCIに変換する。
【0037】この結果,図4の構成において,読み出さ
れたセルのヘッダはヘッダ変換部43において,上記ヘ
ッダ変換テーブル49に設定されたVPI(自LAN間
接続装置配下のLANへのVPI)に変換され,各セル
は多重部44からATM交換機へ送出されて宛先のLA
Nへ送られる。
【0038】次に上記図5のS7において,アドレス変
換テーブル47に相手LANのアドレスが格納されてい
ないと判断した場合は,自LAN間接続装置に相手のL
AN加入者が収容されてないので,このセルを隣接する
次のLAN間接続装置へ送る処理を行う。
【0039】すなわち,入力VCIはLAN間接続アド
レスであるか判断する(図6のS17)。この時,起動
元のLANが自LAN間接続装置に収容されている場
合,VCI=0であるため「NO」と判断される。この
場合,ヘッダ変換テーブル49の出VCIに自己のLA
N間接続装置アドレスを設定し,出VPIに隣接する次
のLAN間接続装置用のVPI(上りパス用のPVCの
VPI)を設定し(図6のS18),セル受信バッファ
からの読み出しを依頼する(同S16)。従って,各セ
ルはヘッダのVCI値として起動元LANを収容してい
るLAN間接続装置のアドレスを保持して次のLAN間
接続装置へ送られる。
【0040】上記S18,S16により起動元のLAN
間接続装置から送信されたセルは,隣接するLAN間接
続装置へ入力され,図5のS5〜S7の判断を経て,宛
先アドレスがその隣接LAN間接続装置に収容されたL
AN加入者であれば,上記図6のS8,S14の処理が
行われる。その隣接LAN間接続装置のLAN加入者で
ない場合は,図6のS17において,入力VCIがLA
N間接続装置アドレスであると判断され(YESの場
合),このLANデータのセルを更に隣接するLAN間
接続装置へ転送するため,S19の処理が行われる。す
なわち,ヘッダ変換テーブル49に次のLAN間接続装
置アドレスのVPI値を設定し,VCIは受信したVC
I(起動元LANを収容するLAN間接続装置のアドレ
ス)をそのまま設定する処理を行い,各セルは受信バッ
ファから読み出され,ヘッダが変換されて次のLAN間
接続装置へ送られる。
【0041】次に図6のS8において,受信セルのVC
Iが0でないと判断される場合について説明する。この
ケースは,上記の起動元LANを収容するLAN間接続
装置から送信されたLANデータが宛先のLANを収容
する他のLAN間接続装置(中継するLAN間接続装置
が介在する場合を含む)で受信された場合に起きる(他
のケースは後述する)。
【0042】この場合,宛先(起動先LANを収容す
る)LAN間接続装置において,VCI値がLAN間接
続装置アドレスであると判断すると(図6のS9),次
にVCI値を元にATM交換機に対してVCパス設定手
順を実行して待機する(同S10,S11)。この処理
は,宛先のLANを収容するLAN間接続装置に上りの
パスを介してセルが受信されたので,受信セルのヘッダ
内のVCI(起動元LANを収容するLAN間接続装置
アドレス)を取り出し,そのLAN間接続装置を宛先と
して下りのパス(宛先のLAN間接続装置から起動元の
LAN間接続装置までのパス)をATM交換機に対しV
Cパス呼設定手順により要求するものである。
【0043】宛先のLAN間接続装置は,呼設定要求に
対しATM交換機における探索により求められたVCの
VPI/VCIを受け取ると,アドレス変換テーブル4
7に追加し,相手アドレスは要求元のアドレスを設定す
る(図6のS12)。これらの相手アドレス,VPI・
VCIは,図7のA.に示すアドレス変換テーブルのV
C用のエリア(下りパス用)に設定される。
【0044】次に該当VPI/VCIを持つセル(起動
先加入者のLANから送られてくる下りのセル)が使用
する空きセル受信バッファ部42を割り当て(図6のS
13),ヘッダ変換テーブル49に検索した出VPI
(起動先加入者へ上りセルを送るPVCによるパスのV
PI)を設定し,VCIを0に設定する(図6のS1
4)。この後,S16が実行されセル受信バッファ部4
2に格納されている起動先LANへの上りのセルが読み
出されてATM交換機を介して起動先のLANへ送信さ
れる。
【0045】一方,起動先のLANを収容するLAN間
接続装置は,起動先のLAN加入者から起動元のLAN
加入者への下り用のVPI/VCIを使用したセルを受
信するため受信バッファを割り当てる(図6に示されな
い)。
【0046】図6のS15は,上記起動先のLANから
起動元のLANへの逆方向(下り)の情報を起動先LA
Nを収容するLAN間接続装置で受信し,図5,図6の
S5〜S8の処理を経て9において,VCIがLAN間
接続装置のアドレスで無いと判断された場合に実行され
る。この場合,LANとLAN間接続装置間はPVCに
よりVCI=0であり,下りのLANデータの宛先アド
レスはヘッダ変換テーブルに格納されたVCパス用の出
VPIと出VCIを設定する。
【0047】このヘッダ変換テーブルの設定により,起
動先LAN加入者からの逆方向(下り)のLANデータ
のセルヘッダはVCパス用のVPI/VCIに変換さ
れ,ATM交換機に渡される。以後のLAN間接続装置
間の転送情報はPVCが上り信号を扱い,VCが下り信
号を扱うことになる。
【0048】また,図5のS0において,上記のVCに
よるパス接続要求(図6のS10)が相手LAN間接続
装置に到着すると,そのLAN間接続装置では受信VP
I/VCIを持つセルが使用する空きセル受信バッファ
を割り当て(図5のS3),監視制御部(図4の45)
に該当セル受信バッファの監視を依頼する(図5のS
4)。
【0049】図5のS0の状態において,VCに対する
パス切断要求がATM交換機から発生すると,アドレス
変換テーブル(図4の47)から該当するVC用のVP
I/VCIの情報を削除する(図5のS20)。
【0050】更に,図5のS0において,LANサービ
スを要求するLANを収容するLAN間接続装置におい
て,監視制御部(図4の45)からパス切断要求が発生
した場合,ATM交換機にVCパスの切断要求を行い
(図5のS1),アドレス変換テーブルにより該当VC
用の情報を削除する(図5のS2)。
【0051】このS1の切断要求を行う監視制御部(図
4の45)の構成及び制御動作を説明する。監視制御部
は,最初に加入者からのLANサービスを受信したLA
N間接続装置において,VC用パスを使用して流れるト
ラヒックを監視し,一定時間のトラヒック無しを検出し
た時に相手加入者を収容しているLAN間接続装置によ
り張られたパスの切断要求を行って,ATM交換機内の
パスを解放する。解放を受けた相手LAN間接続装置は
該当するアドレス変換テーブル内に追加した情報を削除
する。
【0052】図8に監視制御部の関連構成図,図9に監
視制御の処理フローを示す。図8において,42はセル
受信バッファ部,45は監視制御部,450はセル受信
状態管理テーブル,451はタイミング監視プログラム
である。
【0053】このような構成において,監視制御部45
は図9のA.に示すように制御を行う。VCのセルを受
信するセル受信バッファ部42に対して,該当バッファ
部を使用したセルを受信すると,セル受信状態管理テー
ブル450の該当位置のフラグ領域(FLAG)へ,「1」を
設定する(図9のS1)。次に該テーブル450の状態
を表す「ACT」ビットが「1」か判定し(同S2),
“1”でない場合は,「1」を設定し(同S3),該当
位置のVPI/VCIへ情報(VCで使用する値)を設
定し(同S4),一定周期で動作する「タイミング監視
プログラム」を起動する(同S5)。次いで,テーブル
450のフラグビットに「1」を設定する。(同S6) タイミング監視プログラムは,図9のB.に示すよう
に,上記S5により周期起動されると,ACTビットが
立っている(「1」の状態)フラグビットを求め(同S
7),フラグビットが“0”の場合,一定時間セルが受
信されなかったので該当VPI/VCIを使用している
パスの切断要求を行って(同S9)処理を終了する。も
し,フラグビットが“0”でない場合は(同S8),A
CTビットが立っている該当位置のフラグを“0”(同
S10)にして終了する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば,予め大きめのトラヒッ
ク量を想定し,PVCを設定する帯域の量を半分の量に
設定し,下りトラヒックに対しては実際に使用する帯域
で管理できるため,ネットワーク内のリソースを有効に
使用することができる。これにより,他のトラヒックに
この分を割り当てることができる。また,下り情報が流
れる前にVCパスができているため,通常のPVCによ
るLAN間接続と同じく,高速にLAN間接続サービス
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明が実施されるシステム構成図である。
【図3】LANデータ及びセルの構成図である。
【図4】LAN間接続装置の実施例の構成図である。
【図5】LAN間接続装置における制御フロー(その
1)である。
【図6】LAN間接続装置における制御フロー(その
2)である。
【図7】各テーブルの構成図である。
【図8】監視制御部の関連構成図である。
【図9】監視制御の処理フローを示す。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 起動元LAN 2 広帯域網 3 起動元LANを収容するLAN間接続装置 4 LAN間接続装置3に隣接するLAN間接続装
置 5 起動先LANが収容されたLAN間接続装置 6 起動先LAN
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/44 - 12/46 H04L 12/00 - 12/26 H04L 12/50 - 12/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広帯域交換網に複数接続されたLAN間
    の接続サービスを前記広帯域交換網に接続された各LA
    Nが所属するLAN間接続装置を介して行い,各LAN
    とそのLANが所属するLAN間接続装置との間のパス
    広帯域交換機により予め設定された半固定接続手段
    (PVC)により形成されるLAN間接続制御方法にお
    いて,各LANの加入者が前記広帯域交換網を介して他のLA
    Nの加入者へのトラヒックを発生すると,起動元加入者
    を収容するLAN間接続装置から起動先加入者を収容す
    るLAN間接続装置まで予め決められた接続順に1乃至
    複数のLAN間接続装置を経由して上りのパスを,広帯
    域交換機により予め設定された半固定接続手段(PV
    C)を介して形成し, 起動先加入者を収容するLAN間接続装置は,広帯域交
    換網に対して起動元加入者を収容するLAN間接続装置
    までの下りのパスをコールバイコールで設定される接続
    手段(VC)により形成し,前記設定された下りのパス
    のトラヒックを監視して,一定時間のトラヒック無しを
    検出すると当該パスを開放することを特徴とするLAN
    間接続制御方法
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