JP3347149B2 - 情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents

情報記録装置及び情報記録方法

Info

Publication number
JP3347149B2
JP3347149B2 JP25948191A JP25948191A JP3347149B2 JP 3347149 B2 JP3347149 B2 JP 3347149B2 JP 25948191 A JP25948191 A JP 25948191A JP 25948191 A JP25948191 A JP 25948191A JP 3347149 B2 JP3347149 B2 JP 3347149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
time length
area
recorded
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25948191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05101543A (ja
Inventor
直樹 島田
英宏 石井
幸雄 木村
吉隆 下田
努 佐々木
愛彦 箸尾谷
亮 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP25948191A priority Critical patent/JP3347149B2/ja
Publication of JPH05101543A publication Critical patent/JPH05101543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3347149B2 publication Critical patent/JP3347149B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の書
換え可能な記録媒体に情報を記録する情報記録装置及び
情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】音響情報や各種データが記録された記録
媒体である再生専用の光ディスクとして、従来、コンパ
クトディスク(以下、CDと略称する)が知られてい
る。音響情報記録用として利用されるCDには直径12
cmと8cmの2種類があり、最大約74分の情報が記
録されている。また、コンピュータ等の情報処理の分野
においては、大量のディジタル情報を記録する媒体(C
D−ROM)として利用されている。
【0003】これに対し、近年、光磁気記録方式や相変
化記録方式等による書換え可能な光ディスクが開発され
ている。光磁気記録方式による光磁気ディスクは、垂直
磁化膜の上向き、下向きとして情報が記憶され、情報の
記録や再生はレーザー光により行うものである。光磁気
ディスクシステムとしては、例えば、CDより小径(直
径6.4cm)でCDと同等の再生時間を有し、かつ、
書換え可能な光磁気ディスクおよびその記録再生装置が
開発されている(「日経エレクトロニクス[日経BP
社]第528号(1991.5.27)、第106頁乃
至第107頁」、および「ラジオ技術[ラジオ技術社]
(1991年6月号)第9頁乃至第12頁」参照。)。
この光磁気ディスクシステムでは、例えば、CDに記録
されている16ビットのデータが4ビットのデータに圧
縮して記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光磁気ディスクシステムにおいては、例えば、音響
情報を記録する場合に、図8(A)に示すように、Tr
ack1、2、3、4にそれぞれデータ(曲)が記録さ
れているとして、さらに新データ(曲)を記録しようと
するとき、その新データ(曲)の時間長がディスク内の
未記録部分の時間長より長い場合、例えばTrack2
は不要であるとしてそこに新データ(曲)を記録しよう
とすると、必要なTrack3のデータの一部も図8
(B)に示すように書き換えられてしまうという問題が
あった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、未記録領域と、記録済み領域の
うちの不要な領域とを利用して情報を記録する情報記録
装置及び情報記録方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、所定の圧縮率で圧縮され
た情報片を前記圧縮率に基づく第1の転送レートで蓄積
すると共に、前記情報片を書き換え可能な記録媒体に記
録する記録回路に前記第1の転送レートに対して大なる
第2の転送レートで転送するメモリと、前記情報片の時
間長と前記記録媒体の情報未記録領域の時間長とを比較
する第1の比較手段と、前記情報片の時間長が前記情報
未記録領域の時間長より長い場合に、前記情報未記録領
域に前記情報片が記録不可能であることを通知する通知
手段と、前記通知手段による通知の後に、前記記録媒体
の情報記録済み領域内の部分領域を上書き指定する指定
手段と、前記情報片の時間長と前記指定手段により上書
き指定された前記部分領域の時間長とを比較する第2の
比較手段と、前記情報片の時間長が前記情報未記録領域
の時間長より短い場合には前記情報片を前記情報未記録
領域に記録し、前記情報片の時間長が前記情報未記録領
域の時間長より長く且つ前記部分領域の時間長より短い
場合には前記情報片を前記部分領域に記録し、前記情報
片の時間長が前記部分領域の時間長より長く且つ前記情
報未記録領域と前記部分領域とを加えた領域の時間長よ
り短い場合には前記第1の転送レートと前記第2の転送
レートとに起因して発生する前記メモリに所定量の情報
片が蓄積されるまでの時間を利用して、前記情報片を前
記部分領域と前記情報未記録領域とに割り振って記録す
る制御手段とを備える。
【0007】また、請求項3記載の発明は、所定の圧
縮率で圧縮された情報片を前記圧縮率に基づく第1の転
送レートで蓄積すると共に、前記情報片を書き換え可能
な記録媒体に記録する記録回路に前記第1の転送レート
に対して大なる第2の転送レートで転送するメモリをを
備えた情報記録装置における情報記録方法であって、前
記情報片の時間長と前記記録媒体の情報未記録領域の時
間長とを比較する第1の比較工程と、前記情報片の時間
長が前記情報未記録領域の時間長より長い場合に、前記
情報未記録領域に前記情報片が記録不可能であることを
通知する通知工程と、前記通知工程での通知の後に、前
記記録媒体の情報記録済み領域内の部分領域を上書き指
定する指定工程と、前記情報片の時間長と前記指定工程
にて上書 き指定された前記部分領域の時間長とを比較す
る第2の比較工程とを有し、前記情報片の時間長が前記
情報未記録領域の時間長より短い場合には前記情報片を
前記情報未記録領域に記録し、前記情報片の時間長が前
記情報未記録領域の時間長より長く且つ前記部分領域の
時間長より短い場合には前記情報片を前記部分領域に記
録し、前記情報片の時間長が前記部分領域の時間長より
長く且つ前記情報未記録領域と前記部分領域とを加えた
領域の時間長より短い場合には前記第1の転送レートと
前記第2の転送レートとに起因して発生する前記メモリ
に所定量の情報片が蓄積されるまでの時間を利用して、
前記情報片を前記部分領域と前記情報未記録領域とに割
り振って記録する
【0008】
【作用】請求項1及び請求項3に記載の発明によれば、
図4に示すように、情報未記録領域である未記録部分の
時間長より長い情報片(データや曲)を記録する際、指
定された部分領域が例えばTrack2であった場合に
は、新たなTrack2として以前のTrack2の
範囲内に記録される新Track2(A)と未記録部分
に記録される新Track2(B)にTrack番号
「2」割り振って記録するので、必要なTrackの
情報を書き換えられることなく未記録部分の時間長より
長い情報片を記録することができる。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づいて、本発明の一実施例を
説明する。
【0010】図1に、本発明を実施する音響情報等を記
録・再生する光磁気ディスクシステムの一実施例の構成
図を示す。同図において、DKは垂直磁化膜を有する光
磁気ディスクである。この光磁気ディスクDKには案内
溝が形成されており、この案内溝は絶対時間情報を示す
データ(ATIP:Absolute Time In
Pregroove)でFM変調した周波数でウォブリ
ング(蛇行)するように形成されている。また、データ
の書込みにおいては、レーザビームによりキュリー温度
以上に熱せられて、垂直磁化膜に磁界変調が与えられる
ことにより情報の書込みが行われる。
【0011】1〜22は光磁気ディスク記録再生装置を
構成するものである。1は光磁気ディスクDKを回転駆
動するスピンドルモータ、2aは磁気ヘッド、2bは光
ピックアップであり、磁気ヘッド2aと連動して光磁気
ディスクDKの半径方向へ移動させる図示しないアクチ
ュエータや、図示しないレーザー光源、レンズ、光検出
器等を有し、データの記録・再生時に光磁気ディスクD
Kへレーザー光スポットを照射し、データの再生時に
は、光スポットの照射された光磁気ディスクDKにおい
て磁気Kerr効果により偏光面がわずかに回転して発
生する反射光の強弱を検出し、その強弱を光電変換して
得られるRF(Radio Frequency)信号
を出力するものである。
【0012】3はスピンドルモータ1を制御するスピン
ドルサーボ回路、4は光磁気ディスクDKへ照射される
光ピックアップ2bからの光スポットのフォーカスを制
御するフォーカスサーボ回路、5は磁気ヘッド2aおよ
び光ピックアップ2bのトラック位置への移動を制御す
るトラッキングサーボ回路、6は磁気ヘッド2aを制御
するヘッドサーボ回路である。7は光ピックアップ2b
の出力信号を増幅するヘッドアンプ、8はヘッドアンプ
7の出力から再生信号および制御のための各種信号を生
成出力するRFアンプ、9はデータの記録時に光ピック
アップ2bの光スポット出力を制御するレコードドライ
ブ回路である。
【0013】11はデータの再生時にRFアンプ8の出
力からウォブリング周波数を検出して、情報未記録時に
おいても光磁気ディスクDKにおける時間的位置情報を
検出するためのATIPデコーダ、12はデータ記録時
に記録する信号をEFM(Eight to Four
teen Modulation)信号に変換してレコ
ードドライブ回路9に出力するEFMエンコーダ、13
はデータ再生時にRFアンプ8から出力される読み取ら
れたEFM信号を復調するEFMデコーダ、14はデー
タ記録時に記録するディジタル信号のデータ量を人間の
耳の最小可聴限特性およびマスキング効果を利用して約
1/5程度に圧縮する圧縮エンコーダ、15は圧縮エン
コーダ14とは逆に光磁気ディスクDKから再生された
圧縮されているデータを元のデータに復調する圧縮デコ
ーダ、16は記録時に入力されるアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/Dコンバータ、17は圧縮デコ
ーダ15から出力されるディジタル信号をアナログ信号
に変換するD/Aコンバータ、18はD/Aコンバータ
17からの出力信号に対して所定の周波数をカットして
出力するローパスフィルタ(L.P.F)、19は振動
などによる音飛び等を防止するために1Mbit程度の
記録データを一旦貯えるためのメモリであるDRAM
(Dynamic Random Access Me
mory)であり、データの記録時には圧縮エンコーダ
14の出力信号を一時記憶してEFMエンコーダ12へ
出力し、データの再生時にはEFMデコーダ13の出力
信号を一時記憶して圧縮デコーダ15へ出力する。
【0014】20はデータの記録時と再生時に装置全体
を制御するシステムコントローラ、21はデータの記録
・再生の操作が入力される操作部であり、記録キー(R
EC)、再生キー(PLAY)、探索キー(SEARC
H)、停止キー(STOP)が設けられている。22は
データの記録・再生時の各種表示を行う表示部である。
【0015】上記構成において、光磁気ディスクDKへ
記録される情報の信号フォーマットは、CDへの信号フ
ォーマットと同じである。したがって、記録されるデー
タはフレーム単位に区切られ、そのフレーム毎に記録デ
ータに関する各種情報および制御情報のサブコーディン
グが行われる。そのサブコーディングにより記録される
サブコードは、複数の連続したフレーム単位にブロック
化されて情報が形成されるようにされる。また、光磁気
ディスクDKの最内周には、記録されたデータに関する
情報(以下、TOC:Table of Conten
tsという)を記録するエリアが配され、データの記録
エリア(トラック)やデータ長(時間)等の各種情報が
それぞれのデータの記録時に同時に記録される。
【0016】上記記録情報に対して、光磁気ディスクD
Kの再生時には、システムコントローラ20は、TOC
の内容を読み出して内部メモリであるRAMに記憶して
おき、表示およびアクセス制御等に利用する。また、シ
ステムコントローラ20は光磁気ディスクDKに情報を
記録するときには、サブコーディングの内容を生成して
記録し、TOCの内容も更新する。次に、曲やデータ等
の情報片の記録再生時におけるシステムコントローラ2
0の制御について説明する。
【0017】図2に本実施例の情報記録時における制御
フローチャートを示す。まず、光磁気ディスクDKが装
填されると(ステップS1)、ディスクの最内廁のTO
Cを読取り、ディスク内に記録されている情報片である
曲やデータのトラック番号、及び各トラックの開始アド
レス、終了アドレス等を読込み(S2)、このTOC情
報を図1のシステムコントローラ20内部の図示しない
メモリに格納する(S3)。次に、記録する曲Xの時間
(Tx)を操作部21の図示しないキー入力部等により
入力する(S4)。この入力は、CDプレーヤ等の光デ
ィスク再生装置からダビングする場合は、再生側の装置
内のシステムコトローラからこの光磁気記録再生装置へ
データとして転送するようにしてもよい。次にディスク
内の情報未記録領域の時間(T0)をメモリに格納して
あるTOC情報から読出してロードする(S5)。そし
て、記録する曲Xの時間長Txと情報未記録領域の時間
長T0とを比較し(S6)、Tx≦T0であれば、この
曲Xはそのまま情報未記録領域内に記録可能であるか
ら、記録キー(REC)が操作されていれば(S7)、
TOC情報に基づいて情報未記録領域をサーチし(S
8)、通常の記録動作を行う(S9)。すなわち、シス
テムコントローラ20により各サーボ回路を介して光ピ
ックアップ2bと磁気ヘッド2aが制御され曲(デー
タ)をディスクに記録するのである。その後、記録が終
了すれば光ピックアップ2bと磁気ヘッド2aは所定の
待機位置に戻り停止する(S10)。
【0018】一方、ステップS6において、Tx>T0
であれば、このままでは曲Xは情報未記録領域にはその
全部を記録することができないので、表示部22により
「記録不能」を表示する(S11)。次に表示部22を
用いて、すでに記録された記録済み領域のうちの部分領
域であるいずれかのトラックに上書きするか否かをユー
ザに打診する(S12)。この場合、いずれのトラック
にも上書きはできないと入力されれば、停止又は待機
(PAUSE)状態に戻る(S13)。上書きしてもよ
いとして、いずれかのトラック(例えばトラック番号
Y)を指定してキー入力した場合(S14)は、そのト
ラック番号Yのトラックの時間長(TYをメモリ内のT
OC情報からロードする(S15)。ここで、時間長T
xとTYとの比較を行い(S16)、Tx≦TYであれ
ば、曲Xは指定された部分領域であるトラック(No.
Y)にそのまま記録可能であるから、RECキーが押さ
れていることを確認した後(S17)、トラック(N
o.Y)をサーチして(S18)、前述の通常記録動作
(S9)を行い、終了後は停止する(S10)。
【0019】ステップS16において、Tx>TYの場
合には、ステッブS19に移行し、(Tx−TY)とT
0とを比較する。Tx−TY≦T0であれば、曲Xはト
ラック(No.Y)内には全部記録できないが、時間長
TYの部分をトラック(No.Y)に記録すれば残りの
時間長(Tx−TY)の部分は情報未記録領域内に記録
できることを意味する。この場合には、RECキーが押
されていれば(S20)、曲Xのうち時間長TYの部分
をトラック(No.Y)をサーチして記録する(S2
1)。次いで、曲Xのうち時間長(Tx−TY)の部分
は情報未記録領域をサーチして記録する(S22)。
【0020】STOPキーが押されるか、再生側プレー
ヤから転送された曲終了アドレスに到達した場合等にお
いては、ステッブS23で「最終」と判断し、今回記録
した部分のトラック番号、開始・終了アドレス等をTO
Cに書込み(S24)、停止する(S10)。
【0021】ステップS19において、Tx−TY>T
0の場合は、このままではトラック(No.Y)と情報
未記録領域とをあわせても曲Xを全部記録はできないた
め、ステップS12に戻り再度他のトラックを上書き可
能かを打診する。
【0022】上述の記録時制御手順を概念的に示した図
が図4である。図2のフローチャートにおいてはトラッ
ク(No.Y)としたが、図4においては例としてトラ
ック(No.2)としている。本実施例では、図4に示
すように一つの曲をトラック(No.2(A))とトラ
ック(No.2(B))に割り振って記録することが可
能である。
【0023】ここで、記録中にトラック(No.2
(A))の終了部からトラック(No.2(B))の開
始部へ光ピックアップ2b及び磁気ヘッド2aが高速サ
ーチしつつ移動するが、この間曲は途切れることなく連
続的に再生される。その原理を図6に基づいて説明す
る。Aは外部のミュージックソースからの情報転送レー
トを、Bは圧縮エンコーダ14におけるデータ圧縮率
を、Cは圧縮エンコーダ14からDRAM19への情報
転送レート(第1の転送レート)を、EはDRAM19
からEFMエンコーダ12等を含む記録回路への情報転
送レート(第2の転送レート)を、それぞれ示してい
る。ここで、 C=A×B の関係が成立する。A〜Eに通常の値を例として当ては
めると、 A=1.4Mbps(Mbit/秒) B=0.21 C=0.3Mbps D=1Mbit E=1.4Mbps となる。従って上記の条件においては、DRAM19は
約1/5に圧縮されたデータを最大約3.3秒間分(=
1Mbit÷0.3Mbps)蓄積することが可能とな
る。一方、DRAM19は蓄積されたデータが最大容量
まで蓄積された場合でも約0.7秒間(=1Mbit÷
1.4Mbps)で記録回路に転送できるから、次にD
RAM19の最大容量までデータが蓄積されるまでの時
間差2.6秒(=3.3−0.7)の間を利用して光ピ
ックアップ2b及び磁気ヘッド2aは他のトラックの高
速サーチを行うことができるのである。
【0024】また、図4の例の場合、図2のステップS
24において、TOCには、例えば以下のような情報が
書込まれる。 1 00:00:00 03:00:10 2 03:02:10 10:20:30 3 10:22:30 18:30:40 4 18:32:40 25:40:50 2 25:42:50 30:50:60 上記のフォーマットにおいて、左欄はトラック番号を示
している。中央欄は開始アドレス(情報記録領域の開始
点を00:00:00とし、その部分までの経過時間を
「分」:「秒」:「フレーム」で表現したものである。
75フレーム=1秒である。)を示し、右欄は終了アド
レスを示している。この場合、先のトラック2がNo.
2(A)を示し、後のトラックがNo.2(B)を示し
ている。従って、割り振られて記録された場合には、同
一のトラック番号で複数の時間アドレスのものが存在す
ることになる。ただし、曲の再生順序は、時間アドレス
の小さいものが先であり、ディスク内での順序と対応し
ている。
【0025】次に、このようにして曲が割り振られて記
録された光磁気ディスクDKから曲を再生する場合の制
御フローチャートを図3に示す。まず、ディスクが装填
されると(ステップS31)、TOCを読込む(S3
2)。次いで、このTOC情報を図1のシステムコント
ローラ20内部の図示しないメモリに格納する(S3
3)。このとき、同一の曲がいくつかのトラックに割り
振られて記録されている場合には、TOC内には同一の
トラック番号で複数の時間アドレスが存在する。割り振
られたトラックが離れている場合には、そのままの順序
でTOC内に格納されているが、このままではTOC内
でトラック番号が複数あるか否か、複数ある場合それが
最終か否か、等を曲の再生時にサーチする必要が生じロ
スタイムも生じるため、TOC情報をメモリに格納する
ステップ33の際にシステムコトローラ20は、各トラ
ック番号ごとに時間アドレスを整理して格納する。この
例を図5に示す。 図5において、トラックiは3つの
トラックに割り振られ、トラックkは2つのトラックに
割り振られており、各トラックは離れているが、図5の
ようにディスク内のアドレス順序通りに整理して格納す
ることにより、曲の再生時には、このアドレスの順序に
従ってサーチしていけばよいためロスタイムが減少す
る。次に、図3のステッブS34において、PLAYキ
ーが押されているか否かを確認した後、ディスクの最初
から連続的に再生する場合にはトラック番号1から、そ
のトラックをサーチし(S35)、そのトラックを通常
の場合と同様に再生する(S36)。次に、そのトラッ
ク番号の情報は再生が完了したのか、まだ他に同一トラ
ック番号のデータ(曲)が残っているかを判別する(S
37)。もし、まだ他に同一トラック番号のデータ
(曲)がある場合には、その瞬間からDRAM19を利
用してデータを一時DRAM19に貯えつつまだ再生さ
れていない同一トラック番号のデータを高速サーチして
再生する(S41)。
【0026】この原理を図7に基づいて説明する。図7
は図6と全く逆の関係となっている。すなわち、 A=C×(1/B) の関係が成立し、通常の値を例として当てはめると、 A=1.4Mbps 1/B=4.67 C=0.3Mbps D=1Mbit E=1.4Mbps となる。従って、上記条件においては、DRAM9は光
ピックアップが読取ったデータ(約1/5に圧縮されデ
ィスクに記録されている)を最大1Mbit蓄積する
が、その場合の所要時間はEFMデコーダ13等を含む
再生回路からの情報転送レート(第2の転送レート)E
が1.4Mbpsであるから約0.7秒間(=1Mbi
t÷1.4Mbps)である。一方、DRAM19から
伸張回路である圧縮デコーダ15への情報転送レート
(第1の転送レート)Cが0.3Mbpsであるから、
DRAM19に蓄積されたデータは最大蓄積時には全部
デコード側に転送するのに約3.3秒(=1Mbit÷
0.3Mbps)必要である。従って、その時間差2.
6秒(=3.3−0.7)の間を利用して光ピックアッ
プ2bは他のトラックへ高速サーチを行うことが可能と
なる。
【0027】このようにして、割り振られた曲は途切れ
ることなく再生される。割り振られた曲の再生が完了し
た場合は、それを判別して(S42)、トラック番号を
1つインクリメントし(S38)、ディスク内の全ての
曲の再生が終了した場合かSTOPキーが押された場合
には「最終」と判断し(S39)停止する(S40)。
「最終」でない場合には次のトラックを再生し、最終ト
ラックまで繰り返す。
【0028】このようにして、未記録領域の時間長より
も長い曲であっても、曲を途切れることなく割り振って
記録し、かつ再生することができる。上記実施例におい
ては、再生時において、TOC情報を図1のシステムコ
ントローラ20内部の図示しないメモリに格納する場合
にトラック番号ごとに整理して格納する例について説明
したが、これはTOCをそのまま格納するようにしても
かまわない。DRAM19のデータ蓄積効果により、再
生時にTOC内に複数の同一トラック番号情報があるか
否か等を随時サーチすることも可能だからである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれぱ、
書換え可能な記録媒体において、記録しようとする情報
片の時間長が情報未記録領域の時間長よりも長い場合で
あっても、未記録領域と記録済み領域のうちの不要な領
域とを利用して情報を記録することが可能となる、とい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例における情報記録時の制御フ
ローチャートを示す図である。
【図3】本発明の一実施例における情報再生時の制御フ
ローチャートを示す図である。
【図4】本発明の一実施例の動作を説明する図である。
【図5】本発明の一実施例の再生時におけるメモリ内の
テーブルの例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の記録時における動作を説明
する図である。
【図7】本発明の一実施例の再生時における動作を説明
する図である。
【図8】従来の光磁気ディスクシステムにおける問題点
を説明する図である。
【符号の説明】
DK…光磁気ディスク 1…スピンドルモータ 2a…磁気ヘッド 2b…光ピックアップ 3…スピンドルサーボ回路 4…フォーカスサーボ回路 5…トラッキングサーボ回路 6…ヘッドサーボ回路 7…ヘッドアンプ 8…RFアンプ 9…レコードドライブ回路 11…ATIPデコーダ 12…EFMエンコーダ 13…EFMデコーダ 14…圧縮エンコーダ 15…圧縮デコーダ 16…A/Dコンバータ 17…D/Aコンバータ 18…ローパスフィルター 19…DRAM 20…システムコントローラ 21…操作部 22…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 努 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 箸尾谷 愛彦 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 小田 亮 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (56)参考文献 特開 平5−89643(JP,A) 特開 平2−203469(JP,A) 特開 平3−40269(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 G11B 20/10 G11B 27/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の圧縮率で圧縮された情報片を前記
    圧縮率に基づく第1の転送レートで蓄積すると共に、前
    記情報片を書き換え可能な記録媒体に記録する記録回路
    に前記第1の転送レートに対して大なる第2の転送レー
    トで転送するメモリと、 前記情報片の時間長と前記記録媒体の情報未記録領域の
    時間長とを比較する第1の比較手段と、 前記情報片の時間長が前記情報未記録領域の時間長より
    長い場合に、前記情報未記録領域に前記情報片が記録不
    可能であることを通知する通知手段と、 前記通知手段による通知の後に、前記記録媒体の情報記
    録済み領域内の部分領域を上書き指定する指定手段と、 前記情報片の時間長と前記指定手段により上書き指定さ
    れた前記部分領域の時間長とを比較する第2の比較手段
    と、 前記情報片の時間長が前記情報未記録領域の時間長より
    短い場合には前記情報片を前記情報未記録領域に記録
    し、前記情報片の時間長が前記情報未記録領域の時間長
    より長く且つ前記部分領域の時間長より短い場合には前
    記情報片を前記部分領域に記録し、前記情報片の時間長
    が前記部分領域の時間長より長く且つ前記情報未記録領
    域と前記部分領域とを加えた領域の時間長より短い場合
    には前記第1の転送レートと前記第2の転送レートとに
    起因して発生する前記メモリに所定量の情報片が蓄積さ
    れるまでの時間を利用して、前記情報片を前記部分領域
    と前記情報未記録領域とに割り振って記録する制御手段
    を備えることを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記情報片のうち前記
    部分領域の時間長分を前記部分領域に記録し、前記情報
    片の残り分を前記情報未記録領域に記録することを特徴
    とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 所定の圧縮率で圧縮された情報片を前記
    圧縮率に基づく第1の転送レートで蓄積すると共に、前
    記情報片を書き換え可能な記録媒体に記録する記録回路
    に前記第1の転送レートに対して大なる第2の転送レー
    トで転送するメ モリをを備えた情報記録装置における情
    報記録方法であって、 前記情報片の時間長と前記記録媒体の情報未記録領域の
    時間長とを比較する第1の比較工程と、 前記情報片の時間長が前記情報未記録領域の時間長より
    長い場合に、前記情報未記録領域に前記情報片が記録不
    可能であることを通知する通知工程と、 前記通知工程での通知の後に、前記記録媒体の情報記録
    済み領域内の部分領域を上書き指定する指定工程と、 前記情報片の時間長と前記指定工程にて上書き指定され
    た前記部分領域の時間長とを比較する第2の比較工程と
    を有し、 前記情報片の時間長が前記情報未記録領域の時間長より
    短い場合には前記情報片を前記情報未記録領域に記録
    し、前記情報片の時間長が前記情報未記録領域の時間長
    より長く且つ前記部分領域の時間長より短い場合には前
    記情報片を前記部分領域に記録し、前記情報片の時間長
    が前記部分領域の時間長より長く且つ前記情報未記録領
    域と前記部分領域とを加えた領域の時間長より短い場合
    には前記第1の転送レートと前記第2の転送レートとに
    起因して発生する前記メモリに所定量の情報片が蓄積さ
    れるまでの時間を利用して、前記情報片を前記部分領域
    と前記情報未記録領域とに割り振って記録することを特
    徴とする情報記録方法。
  4. 【請求項4】 前記情報片のうち前記部分領域の時間長
    分を前記部分領域に記録し、前記情報片の残り分を前記
    情報未記録領域に記録することを特徴とする請求項3に
    記載の情報記録方法。
JP25948191A 1991-10-07 1991-10-07 情報記録装置及び情報記録方法 Expired - Fee Related JP3347149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25948191A JP3347149B2 (ja) 1991-10-07 1991-10-07 情報記録装置及び情報記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25948191A JP3347149B2 (ja) 1991-10-07 1991-10-07 情報記録装置及び情報記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05101543A JPH05101543A (ja) 1993-04-23
JP3347149B2 true JP3347149B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=17334680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25948191A Expired - Fee Related JP3347149B2 (ja) 1991-10-07 1991-10-07 情報記録装置及び情報記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3347149B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032413A (ja) 2003-06-19 2005-02-03 Nec Corp 光ディスクの未記録領域への記録方法、光デイスクの記録装置,光ディスク及び光ディスクのデータ記録用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05101543A (ja) 1993-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3158556B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP3141241B2 (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
US5552896A (en) Disk recording/reproducing apparatus and disks applied therein
JPH06162646A (ja) 光ディスクへのダビング装置
JPH04301264A (ja) 記録方法、ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP3431030B2 (ja) 再生装置および再生方法
KR100561662B1 (ko) 디스크 재생장치 및 방법
US5453967A (en) Disc reproducing apparatus which stops recording in response to compressed data stored, in a record stop state, in a memory
EP0613135B1 (en) Optical disc system
JP3233234B2 (ja) ディスク記録装置
JP3239388B2 (ja) デイスク記録装置、デイスク再生装置及び記録方法
JP3360873B2 (ja) ディスク記録装置及び方法
JP3347149B2 (ja) 情報記録装置及び情報記録方法
JP2896480B2 (ja) 記録装置及び再生装置
JP3097965B2 (ja) 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法
JP3081302B2 (ja) 情報記録方法、情報記録装置、情報記録再生方法、光ディスク、情報再生装置及び情報記録再生装置
JP2994909B2 (ja) 記録再生装置
US5654945A (en) Position searching system based on detecting linear velocity of an optical disc
JP3361208B2 (ja) 光ディスク装置
JP3244673B2 (ja) 光ディスクへのダビング装置
JPH05325515A (ja) ディスク再生装置
JPH05109074A (ja) 光デイスク記録再生装置
JPH05101614A (ja) ダビング装置及びダビングシステム
JP3148723B2 (ja) 記録再生装置
JP3482961B2 (ja) ディスク記録再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees