JP3346325B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3346325B2 JP06646399A JP6646399A JP3346325B2 JP 3346325 B2 JP3346325 B2 JP 3346325B2 JP 06646399 A JP06646399 A JP 06646399A JP 6646399 A JP6646399 A JP 6646399A JP 3346325 B2 JP3346325 B2 JP 3346325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車など
に用いられる電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気接続箱はケース本体を備
え、その上面には取付ブロックが立設されている。この
取付ブロックには、電気部品としてのリレーが着脱可能
に嵌合されている。ケース本体には部品装着面を覆うカ
バーが設けられている。ところで、電気接続箱は、エン
ジンルーム内と車室とを仕切る車両パネルに対して、縦
置きに取り付けられる場合がある。メインテナンス時に
おいて電気接続箱内にあるリレーを交換するときには、
ケース本体からカバーを取り外す必要がある。しかし、
電気接続箱が縦向きに配置されている関係上、上方に位
置するボンネットにカバーが当たってしまい、ケース本
体からカバーを取り外すことが極めて困難になる(図6
参照)。そこで、カバーを複数個に分割して構成するこ
とが考えられる。このようにすれば、カバーの寸法を見
かけ上、短くすることができるため、カバーを取り外す
ことが比較的容易になるものと考えられる。仮にこの構
成を採用した場合には、各分割体同士を不用意に離脱し
ないように、それらを連結しておくべきである。そのた
めに、各分割体の境界部にロック機構を設ける必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロック機構
はカバーの構造上、最も弱い箇所に配置されることにな
る。そのため、分割体同士のロックを解除する際に、ロ
ック機構に設けられた操作片を押圧すると、その押圧力
によりカバー自体が内側方向に変形する。この結果、ロ
ック手段のロック解除が困難になり、ケース本体からカ
バーを簡単に取り外せなくなるおそれがある。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、分割体同士を簡単に離脱させるこ
とができる電気接続箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電気部品が収容され
たケース本体にカバーを装着した電気接続箱において、
複数の分割体からなるカバーと、前記各分割体同士を着
脱可能に連結するロック手段と、前記ロック手段を押圧
して各分割体の連結を解除する際、前記カバーの内面を
受け止めて支持する支持部材とを備えたことをその要旨
としている。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記支持部材は、前記ケース
本体の上面において垂直に突設された支柱であることを
その要旨としている。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の電気接続箱において、前記支柱は、その軸線に沿っ
て延びる複数のリブを有することをその要旨としてい
る。以下、本発明の「作用」について説明する。
【0008】請求項1に記載の発明によると、ロック手
段を押圧して各分割体の連結を解除すると、そのときの
押圧力がカバーに作用する。そして、カバー自体が変形
しようとする。しかし、支持部材によりカバーの内面が
受け止められるため、カバー自体変形が回避される。従
って、ロック手段のロック解除が容易になり、分割体同
士の離脱を簡単に行える。
【0009】請求項2に記載の発明によると、支持部材
はケース本体の上面において垂直に突設された支柱であ
る。そのため、例えばケース本体にカバーをスライドさ
せる構成を採用した場合に、支柱と電気部品とが干渉す
ることがない。これは、支柱をカバーに設けた構成と比
較して、カバーのスライドに伴って支柱が移動しないた
めである。従って、電気部品の配置に制約を受けること
なく、ケース本体にカバーをスライドさせるという構成
を採用することができる。
【0010】請求項3に記載の発明によると、前記支柱
は複数のリブを有するため、支柱の剛性を高くすること
が可能になる。従って、ロック手段を押圧して各分割体
の連結を解除する際に、押圧力によって支柱が変形する
のを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づき詳細に説明する。図1,図2に示す
電気接続箱11は自動車のエンジンルーム内に収容され
るものである。この電気接続箱11は、エンジンルーム
と車室との間に設けられた車両パネル12の設置面12
aに対し、縦置きに取り付け固定されている。電気接続
箱11は、合成樹脂製のケース本体13を備えており、
その部品装着面13aには取付部としての取付ブロック
14が複数個突設されている。取付ブロック14には電
気部品としてのリレー15が着脱可能に装着されてい
る。
【0012】ケース本体13の前部には、合成樹脂製の
カバー16が着脱可能に設けられている。このカバー1
6により、その部品装着面13a及びケース本体13の
前面に形成された開口部13bが覆われている。カバー
16の内奥面はその上端部から下端部にかけてフラット
になっている。
【0013】図2,図5に示すように、ケース本体13
の左右外側面には、鉤状のガイド部20a,20b,2
0cが複数個突設されている。各ガイド部20a〜20
cは、それぞれ上下方向に沿って直線的に延びており、
上下方向において一列に配置されている。又、ケース本
体13の左右外側面には、前記ガイド部20a〜20c
よりも前側において、複数の突条部21a,21b,2
1c,21dが形成されている。各突条部21a〜21
dは、それぞれ上下方向に沿って直線的に延びており、
上下方向において一列に配置されている。各突条部21
a〜21dは、前記各ガイド部20a〜20cに対して
平行となっている。
【0014】図2,図5に示すように、カバー16の左
右外側面には、上下方向に沿って延びる張出し部23が
突設されている。両張出し部23の内側におけるカバー
16の左右内側面には、ガイド溝24が形成されてい
る。ガイド溝24は上下方向、即ち、カバー16の長手
方向に沿って延びている。又、図5に示すように、カバ
ー16の左右内側面には、前記ガイド溝24よりも内奥
側において、鉤状の係合部25が突設されている。両係
合部25は、上下方向に沿って延びており、前記ガイド
溝24に対して平行になっている。なお、張出し部2
3、ガイド溝24、係合部25は、後記する上部分割体
16a及び下部分割体16bにそれぞれ設けられてい
る。
【0015】そして、ガイド部20a〜20cにはカバ
ー16の両端縁が係入可能となっている。又、ガイド溝
24には突条部21a〜21dが係入可能になってい
る。更に、係合部25にはケース本体13の両端縁が係
入可能となっている。これらの係入により、カバー16
が部品装着面13aと平行な方向、即ち上下方向に沿っ
てスライド可能となっている。
【0016】図1,図2に示すように、カバー16の下
端外側面には、上下方向に沿って延びる一対の係止爪2
7,28が形成されている。そして、各係止爪27,2
8は、その基端を中心にして撓むようになっている。各
係止爪27,28の先端部は、ケース本体13の底壁の
前端部に形成された係合孔29,30に係合可能となっ
ている。そして、この係合により、ケース本体13とカ
バー16とが着脱不能に連結される。
【0017】図1,図2に示すように、カバー16は、
上部分割体16aと、その下部に設けられた下部分割体
16bとから構成されている。上部分割体16aにはそ
の下端縁に沿って連結部31が形成され、その内部は係
合溝31aとなっている。そして、各分割体16a,1
6b同士が連結されるとき、連結部31の係合溝31a
に下部分割体16bの上端縁が係合されるようになって
いる。カバー16の前面において、両分割体16a,1
6bの境界部に位置する箇所には、ロック手段としての
ロック機構35が設けられている。そして、このロック
機構35により、各分割体16a,16b同士が着脱可
能に連結される。
【0018】図4に示すように、前記ロック機構35
は、下部分割体16bの前面上端部の中央に設けられた
下部係止部36と、上部分割体16aの前面下端部の中
央に設けられた上部係止部37とから構成されている。
下部係止部36と上部係止部37とは、互いに対向して
配置されている。前記下部係止部36は、上下方向に沿
って延びる鉤状に形成され、その先端部には突起36a
が形成されている。
【0019】又、前記上部係止部37は、前記連結部3
1の先端に設けられ上下方向に沿って延びる操作片37
aを備えている。操作片37aは、その基端部を中心に
して、図4に示す矢印方向に沿って撓むようになってい
る。操作片37aの中央部には係合孔37cが形成さ
れ、その係合孔37cには前記下部係止部36の先端部
に設けられた突起36aが係合されるようになってい
る。そして、操作片37aを自身の弾性力に抗して押圧
すると、突起36aが係合孔37cから抜けるようにな
っている。これにより、各分割体16a,16bの連結
が解除されるようになっている。
【0020】図1,図3に示すように、前記部品装着面
13aには、合成樹脂からなる支持部材としての支柱4
0が突設されている。即ち、支柱40は、ロック機構3
5の真裏よりややずれた位置にある。この支柱40は、
前記ロック機構35とほぼ対向する箇所に配置されてい
る。支柱40は、ケース本体13と一体的に形成され、
部品装着面13aに対して垂直に延びている。又、支柱
40は先端に向かう程若干細くなっている。更に、支柱
40は、その軸線に沿って延びる複数(本実施形態では
4つ)のリブ41を有している。各リブ41は同一円周
上に90゜間隔で配置されているため、支柱40を前面
から見た形状は十字形状になっている。
【0021】部品装着面13aからの支柱40の長さL
1は、部品装着面13aからカバー16の内奥面までの
距離L2とほぼ等しくなるように設定されている。より
具体的にいうと、支柱40の長さL1は、カバー16の
内奥面までの距離L2よりもわずかに短くなっている。
本実施形態では、支柱40の先端面と、カバー16の内
側面との間隔は約1〜2mmとなっている。そして、ロ
ック機構35の操作片37aを押圧して、各分割体16
a,16bの連結を解除する際、カバー16の内奥面が
支柱40の先端面に当接して受け止められる。
【0022】上記のように構成された電気接続箱の作用
を以下に説明する。ケース本体13にカバー16を装着
する前に、カバー16を上部分割体16aと下部分割体
16bとを別々に分けておく。そして、まず下部分割体
16bを先にケース本体13に装着し、その後上部分割
体16aを装着する。各分割体16a,16bは以下の
ように装着される。ケース本体13に設けたガイド部2
0a〜20cに、下部分割体16bの両端縁を係入す
る。又、下部分割体16bに設けたガイド溝24に、ケ
ース本体13に設けた突条部21a〜21dを係入す
る。更に、下部分割体16bに設けた係合部25に、ケ
ース本体13の両端縁を係入する。そして、下部分割体
16bをケース本体13の上端部から下方にスライドさ
せる。下部分割体16bが所定の位置に到達すると、各
係止爪27,28の先端部が各係合孔29,30に係止
される。これにより、下部分割体16bがケース本体1
3にロックされる。このようにして、ケース本体13に
下部分割体16bが装着される。
【0023】次に、ケース本体13に設けたガイド部2
0a〜20cに、上部分割体16aの両端縁を係入す
る。又、上部分割体16aに設けたガイド溝24に、ケ
ース本体13に設けた突条部21a〜21dを係入す
る。更に、上部分割体16aに設けた係合部25にケー
ス本体13の両端縁を係入する。そして、上部分割体1
6aをケース本体13の上端部から下方にスライドさせ
る。上部分割体16aが所定の位置に到達すると、連結
部31の係合溝31aに下部分割体16bの上端縁が係
入される。それとともに、上部係止部37の先端部が、
下部係止部36と下部分割体16bで囲まれるスペース
に挿入される。そして、上部係止部37の先端面が下部
係止部36の内定面に突き当たると、操作片37aに形
成された係合孔37cに突起36aが係止される。これ
により、各分割体16a,16b同士が互いに連結され
る。このようにして、ケース本体13に上部分割体16
aが装着される。
【0024】ケース本体13からカバー16を取り外す
には、上部分割体16aと下部分割体16bとを別々に
取り外す。そのために、まずロック機構35のロックを
解除する。具体的には、操作片37aを自身の弾性力に
抗してカバー16の内側方向に押圧すると、係合孔37
cと突起36aとの係合が解除される。この係合解除に
より、各分割体16a,16bの連結が解除される。
【0025】操作片37aを押圧するときの押圧力によ
って、カバー16自体がその内側方向に変形しようす
る。つまり、両上部分割体16aの下端部と、下部分割
体16bの上端部とが共に内側に凹もうとする。しか
し、カバー16(上部分割体16a)の内奥面が、支柱
40の先端に当接して受け止められる。この結果、両上
部分割体16aの下端部と、下部分割体16bの上端部
とが共に内側に凹むのが防止される。このため、操作片
37aを強く押圧しなくても、突起36aと係合孔37
cとの係合が解除される。従って、ロック機構35のロ
ック解除を簡単に行うことが可能になる。
【0026】ロック機構35をロック解除を済ませた後
は、その状態を維持して、上部分割体16aを上方にス
ライドさせて下部分割体16bから離間させる。そし
て、更に上部分割体16aを上方にスライドさせてケー
ス本体13から取り外す。又、下部分割体16bについ
ては、まず、係止爪27,28と、係合孔29,30と
の係合を解除する。その解除状態を維持して、下部分割
体16bを上方にスライドさせてケース本体13から取
り外す。
【0027】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)カバー16が複数の分割体16a,16bから構
成され、各分割体16a,16b同士を着脱可能に連結
するロック機構35が設けられている。部品装着面13
aには、ロック機構35と対向するように支柱40が突
設されている。そして、ロック機構35に設けられた操
作片37aを押圧して、各分割体16a,16bの連結
を解除する際、カバー16の内奥面が支柱40により受
け止められて支持される。このため、操作片37aを操
作するときの押圧力がカバー16に作用しても、カバー
16自体が変形することはない。従って、ロック機構3
5のロック解除が容易になり、分割体16a,16b同
士の離脱を簡単に行うことできる。
【0028】(2)例えばカバー16の内奥面に支柱4
0を突設した構成を採用した場合では、各分割体16
a,16bをスライドさせる際に、支柱40にリレー1
5が当たる。支柱40にリレー15が当たらないように
すれば、リレー15の配置が制約されることになる。こ
れに対して、本実施形態における支柱40は、ケース本
体13の部品装着面(上面)13aに突設されている。
この構成により、各分割体16a,16bをスライドさ
せても、支柱40にリレー15が当たることはない。従
って、リレー15の配置に制約を受けることがなく、ケ
ース本体13にカバー16をスライドさせるという構成
を採用することができる。更に、支柱40を手で把持す
れば、ケース本体13を車両パネル12の所定位置に簡
単に設置することができる。従って、狭いエンジンルー
ム内でもケース本体13の取り付け作業性が向上する。
【0029】(3)支柱40は、その軸線に沿って延び
る複数のリブ41を有している。そのため、支柱40の
剛性を高くすることができる。従って、操作片37aを
押圧してロック解除する際、又は支柱40を把持してケ
ース本体13を車両パネル12に取り付ける際に、押圧
力によって支柱40が変形するのを防止できる。
【0030】(4)支柱40はケース本体13と一体的
に形成されている。そのため、支柱40を組み付ける必
要がない。この結果、製造工数を少なくすることがで
き、コストの低減を図ることができる。
【0031】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 操作片37aを押圧する際の押圧力を支柱40で受
け止める以外に、リレー15の上端面で受けて止めても
よい。このための構成として、カバー16がケース本体
13に装着された状態において、カバー16の高さを以
下のように設定するのが望ましい。即ち、部品装着面1
3aから完全装着状態におけるリレー15の先端面まで
の高さを、部品装着面13aからカバー16の内奥面ま
での高さとほぼ等しくなるように設定する。より具体的
にいうと、リレー15の先端面の高さをカバー16の内
奥面の高さよりも、約1〜2mm程度低くする。
【0032】・ 支柱40の数は1つに限定されず、2
つ以上であってもよい。 ・ 支柱40の形状を断面略十字状に以外に、例えば円
柱状、円錐台形状等に変更してもよい。
【0033】・ リブ41の数を1つ〜3つ又は5つ以
上にしてもよい。又、リブ41の形状を任意の形状に変
更してもよく、例えば波状にしてもよい。 ・ ロック機構35を構成する操作片37aと突起36
aとの位置関係を反対にしてもよい。具体的には、操作
片37aを下部分割体16bに設け、突起36aを上部
分割体16aに設ける。
【0034】・ 支柱40をケース本体13と一体的に
形成しなくてもよい。例えば、ケース本体13とは別体
なる支柱40をねじにより取り付け固定してもよい。 ・ 前記実施形態では、支柱40がロック機構35とほ
ぼ対向する箇所に配置した。これ以外にも、ロック機構
35の近傍であれば支柱40を任意の位置に配置しても
よい。
【0035】・ 前記実施形態では、カバー16を2つ
の分割体16a,16bから構成した。これ以外にも、
カバー16を3つ以上の分割体から構成してもよい。
又、前記実施形態では、カバー16を横割りに分割し
た。これ以外にも、縦割りに分割してもよい。
【0036】・ ロック機構35を2つ以上設けてもよ
い。又、操作片37aをカバー16の内側方向に押圧す
ることにより、ロック機構35をロック解除するタイプ
であれば、ロック機構35を構成する各係止部36,3
7の形状を任意の形状に変更することが可能である。
【0037】・ カバー16をスライドさせずにケース
本体13に嵌合して装着してもよい。このタイプの電気
接続箱11においては、支柱40をカバー16側に設け
るうえて有利である。
【0038】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) ケース本体に設けられた取付部に電気部品が装
着された電気接続箱において、複数の分割体からなるカ
バーと、前記各分割体同士を着脱可能に連結するロック
手段とを備え、前記ロック手段を押圧して各分割体の連
結を解除する際、前記電気部品により、前記カバーの内
面が受け止められて支持される電気接続箱。この構成に
よれば、分割体同士を簡単に離脱させることができる。
【0039】(2) 請求項1において、前記電気部品
は、ケース本体の上面に設けられた取付部に対して装着
可能に設けられるとともに、前記電気部品は前記支持部
材を兼ねるものである電気接続箱。この構成によれば、
ロック手段が押圧される際にカバーが変形するのをいっ
そう防止することができる。
【0040】(3) 請求項1〜3、(1)、(2)の
うちいずれかにおいて、前記カバーは一対の分割体から
構成され、前記ロック手段は、一方の分割体に設けられ
た突起と、他方の分割体に設けられ前記突起が係合され
る係合孔とから構成されている電気接続箱。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、分割体同士を簡単に離脱させることがで
きる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、電気部品
の配置に制約を受けることなく、ケース本体にカバーを
スライドさせるという構成を採用することができる。請
求項3に記載の発明によれば、支柱の剛性を高めること
ができるので、ロック手段を押圧した際に、支柱が変形
するのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を具体化した電気接続箱の断面図。
【図2】ケース本体とカバーとを分解した斜視図。
【図3】カバーを取り外した電気接続箱の正面図。
【図4】ロック機構の拡大断面図。
【図5】上部及び下部分割体の平断面図
【図6】従来技術を示し、電気接続箱の配置を示す参考
図。
【符号の説明】
11…電気接続箱、13…ケース本体、15…リレー
(電気部品)、16…カバー、16a…上部分割体,1
6b…下部分割体、35…ロック機構(ロック手段)、
37a…操作片、40…支柱(支持部材)、41…リ
ブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/14 G60R 16/02 H02G 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品が収容されたケース本体にカバ
    ーを装着した電気接続箱において、 複数の分割体からなるカバーと、前記各分割体同士を着
    脱可能に連結するロック手段と、前記ロック手段を押圧
    して各分割体の連結を解除する際、前記カバーの内面を
    受け止めて支持する支持部材とを備えた電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記ケース本体の上面
    において垂直に突設された支柱である請求項1に記載の
    電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記支柱は、その軸線に沿って延びる複
    数のリブを有する請求項2に記載の電気接続箱。
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