JP3345707B2 - 糖尿病保健茶及びその製造法 - Google Patents

糖尿病保健茶及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紅豆杉を主原材料とし
漢方エキスを加味してなる新規な糖尿病に適応した保健
茶及びその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、紅豆杉の幹部である木材を主
原材料として、それに糖尿病に効果の認められる漢方の
濃縮エキスを混合した保健茶及びその製造法に関するも
ので、従前にない新規な保健茶を提供するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紅豆杉は、紫杉とも呼
ばれ、第4紀である氷河期から現在まで、世界中に残存
した56種の植物中の最も貴重な薬用植物である。現在
は中国にしか生息せず、十分な保護を受け大変希少価値
の高い樹木である。多種の薬用成分を含み漢方薬の資料
として「中薬辞典」「東北植物誌」「吉林中草薬」等に
記載されている。紅豆杉の効能効果は、消炎、利尿、降
血圧、血中脂質減少作用があるので、「腎臓病」「糖尿
病」「腎炎による浮腫」「尿量減少」「高血圧症」「膀
胱炎」「尿道炎」「腎盂炎」等の疾患の治療やその予防
に用いられるものである。又温腎通経の作用があること
が認められる。即ち、身体の血行、特に性機能と足腰の
血行を良くし、酸素と栄養をもたらし身体を温め、老廃
物と水分を分解し***する。よって、「月経不順」「月
経痛」「出産後のお血」等婦人病の治療にも用いられて
いる。更に、消腫の作用が認められ「白血病」「腫瘍」
にも有効である。即ち、1971年に米国の学者が、紅
豆杉から消腫作用が顕著な紫杉醇(Taxol)を発見
開発し、それが特に抗癌活性が強く、多種の腫瘍に良好
な抑制作用が確認され、20年以上に亘り臨床応用した
結果極めて顕著な効果を得た報告が認められている。
又、唯一の微細管の重合を促進し微細管蛋白の解聚を抑
制する植物薬であることが判明した。中国の国家医薬管
理局天津薬物研究院の鑑定結果によれば、紅豆杉の水浸
出物には、大量のタンニン酸が含まれ、「殺菌」「収
斂」「消炎」作用があるから、口腔中の病原菌及び上気
道の炎症に作用がある。又高血圧を予防・治療する作用
を有するアルカロイドが含まれており、アルカロイド
は、降血糖作用やアイ−氏腹水症に良好な呼吸抑制作用
が認められた。更に、抗癌作用のある紫杉醇が含まれて
いることが証明明らかにされた。紅豆杉の水浸出物は、
温度差により浸出物が異なるものであり、含まれる成分
が異なる点が確認された。即ち、湯温83度C以上の高
温では、紫杉醇(Taxol)が主に抽出され、湯温5
0度C前後の中温では、紫杉▲かん▼(Taxine)
が主に抽出され、湯温23度C〜27度C前後の低温で
は、タンニン酸が主に抽出される。よって、湯温83度
C以上の湯を入れて暫く置けば前記温度帯により夫々の
有効成分が容出してくる。又特に、アルコール度数10
度〜25度位の酒を用いた場合、紫杉醇(Taxol)
の抽出が多量に認められ、湯に代え酒を用いてもその効
用に差異がない点確認された。
【0004】そこで、紅豆杉の降血糖作用があることに
注目してより効果あらしめる為に、従前より糖尿病に効
果の認められる各種の漢方の濃縮エキスと混合し、保健
茶として服用することで糖尿病が改善でき、又その予防
ができれば極めてその効用大なるものと認められる。糖
尿病は、内分泌・代謝疾患で臨床では、三多一少と言わ
れ口渇きの為に水分摂取量が多く、飢餓し易く、尿量が
多く、痩せる等の症状を呈し、血糖値、尿糖値が高くな
る。本発明に係る保健茶は中医学の理論に基づき成され
た発明である。紅豆杉の水浸溶出物には降血糖作用が認
められているアルカロイドが多量に含まれており、漢方
として烏梅、大棗、芦根、▲けん▼実、枸杞子を用い
る。その混合エキスを抽出して紅豆杉の繊細状のものに
混合撹拌して製品化する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる効用が
認められた紅豆杉を主原材料として、更に糖尿病に効用
が認められる漢方の烏梅、大棗、芦根、▲けん▼実、枸
杞子を所定比率で混合して濃縮液を抽出し、紅豆杉に混
合したものであり、更に、この混合物をティーバック内
に充填し飲み易くした保健茶を製作したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。図1は、この発明の製造工程の概略を示す説明図で
ある。図2は、本発明の実施例を示す。先ず、製造工程
として紅豆杉の木材を選び、第一粗加工として紅豆杉の
幹材を粉砕機にて0.5mmの厚さのチップ状に粉砕
し、更に、1インチ平方に20個の穴から30個、40
個の穴がある網を通る大きさにへと、順次薬用粉砕機に
て粉砕して繊細状にする。この時点で、該紅豆杉の繊細
状の水分が17%になるよう保ち、別に漢方として従来
より知られ存在している、烏梅、大棗、芦根、▲けん▼
実、枸杞子を混合して抽出された濃縮液とを混合し撹拌
する。この濃縮液の内容成分比は、紅豆杉の重量100
gに対しての比率として、烏梅38g、大棗38g、芦
根44g、▲けん▼実17g、枸杞子27gの重量比に
て混合されている。この含有比率は限定されるものでは
なく、必要に応じて適宜変更可能である点勿論である。
この各種漢方を混合して濃縮液を抽出する技術は、従来
技術である。更に、紅豆杉の繊維状のものと各種漢方の
濃縮液とを混合させたものを、紅豆杉の水分が10%程
度含まれるようにするため陰干しする。その後、放射線
殺菌としてコバルト60の照射を行って製品化する。更
に、この製品化されたものを2g〜3gの範囲内で小分
けして、ティーバックに詰めてより便利に服用できる形
態とした。以下漢方の濃縮液である各構成物について説
明する。
【0007】(A)烏梅 止渇生津の作用が認められ、体の中の水分を増し且体の
水分を保つ作用が認められるので使用する。中国の古典
三国志で「望梅止渇」という物語が記載されているが、
炎天下で行軍中の兵士たちが大変喉が渇き、飲み水がな
く困っていたところ、曹操がすぐ目の前に梅の木がある
ぞと言うと、一行は口の中に自然と津液が生じて喉を潤
す事ができた。体内の水分を保に最適でありその薬効は
確認されている。
【0008】(B)大棗 消化器系の効能を増強し、体力・抵抗力を高め免疫増強
作用が認められ、又その味が甘味なので、本発明ではお
茶の味付けとしての効能もある。
【0009】(C)芦根 芦の根であり、古来体内の熱を除き、体内の水分を増や
す生薬として用いられている。烏梅と同様で口渇を防ぐ
作用から有効と認められている。
【0010】(D)▲けん▼実 収斂性強壮薬で、水連科の植物斂の成熟種子の仁であ
る。現在薬理の研究によれば、▲けん▼実には多量の澱
粉及び蛋白質、脂肪、炭水化物、カルシウム、リン、
鉄、ビタミンB2、ビタミンC等豊富な栄養分を含んで
いる。漢方医学では、▲けん▼実には脾と腎を補う作用
があるが、効能が割合に弱く、単独で使用することが少
なく、他の補腎薬、補脾薬と併用することが殆どであ
る。特に補腎薬として使用されることが滅多になく、収
斂と固渋薬として補腎薬と連合応用することが多い。例
えば、遺精や夜尿症、頻尿に用いるとき、よく金桜子な
どを併用するが、下痢などの病気にはよく党参、茯苓等
を配合して用いる、▲けん▼実の収斂性を生かして近年
よく腎炎の蛋白尿や尿糖を治療するときに使用される。
【0011】(E)枸杞子 クコの実で、腎機能を増強する重要な滋養強壮薬であ
る。古くより内分泌系の病気に用いられ腎機能の低下で
精力不足、足・腰がだるい、めまい、視力減退、頻尿等
の病気に常用されている。近年慢性肝炎や肝機能障害の
ときや糖尿病にもよく用いられている。
【0012】本発明における実施の形態においては、漢
方である烏梅、大棗、芦根、▲けん▼実、枸杞子の重量
比は、前記の通りであるが、烏梅と枸杞子と蘆根と大棗
と▲けん▼実の組成比は1:3:3:2:1とするのが
望ましい。又この各種漢方は乾燥末を用いたが、予め濃
縮液を組成比の割合で混合した濃縮液でも同様である。
しかして、本発明においての各構成物の含有比率は、上
記数値に限定されるものではなく、適宜変更可能である
点は言うまでもない。
【0013】本発明に係る糖尿病保健茶の使用方法は、
予め2g〜3g(ティーバック一包)を湯のみ或はコッ
プに入れて約200ml〜250mlの熱湯を注ぎ、暫
く置くと紅豆杉のエキスが溶出してきて変色し杉の香が
出てきたら飲み、繰り返し色がなくなるまで服用が出来
る。又熱湯に替え日本酒等低アルコール度(10度〜2
5度位)の酒を用いてもよい。特に、日本酒の徳利に入
れると紅豆杉のエキスがアルコールに溶け易く酒に杉の
香が移り味がまろやかになり飲みやすくなる。お燗をし
て飲む事で身体に吸収し易くその効用極めて大である。
味は甘く、匂が良いから口当りがよく極めて飲み易いも
のである。喉が渇いたときに飲み、頻繁に飲んでも差し
支えない。前の晩に作って置いたお茶を起床時に、又は
就寝時或は空腹時に飲むと効果がより高い。初期或は軽
度の者は一日1包、重症の者は一日2包を一杯の中に同
時に入れて、1〜2ケ月連続服用が有効であり、臨床に
より判明している。中国天津市の天津天和医院における
本発明に係る糖尿病保険茶の臨床結果報告について19
96年5月19日付で30例治療効果観察の報告を添付
する。
【0014】
【報告】
【0015】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る健康茶は、
紅豆杉のもつ薬効エキスを白湯に溶出させて服用するだ
けで得られることが可能となり、日常の生活で毎日お茶
を飲むが如くに、紅豆杉の薬効が得られて、その効用極
めて大なるものである。又酒に浸すことにより、酒を飲
む事でも同様の効用が得られることは、酒飲みにとり極
めて効用大なるものが認められる。特に、前記病状にあ
る者にとっては、医者から薬を貰い服用しなくても、更
に特別に、煎じた物を飲んだり食する手間が省け、症状
が改善されて治癒でき或は予防できればその効用大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程の概略を示す説明図。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 紅豆杉 2 ティーバック

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紅豆杉と烏梅、大棗、芦根、▲けん▼実、
    枸杞子が所定の比率で混合して成る濃縮液とを混合して
    成る事を特徴とした糖尿病保健茶。
  2. 【請求項2】紅豆杉100gに対して烏梅38g、大棗
    38g、芦根43g、▲けん▼実17g、枸杞子27g
    の重量比にて混合されて成る濃縮液とを混合して成る事
    を特徴とした請求項1に記載の糖尿病保健茶。
  3. 【請求項3】紅豆杉の幹部を粉砕してチップ状にし乾燥
    させて更に繊細状にしてから烏梅、大棗、芦根、▲けん
    ▼実、枸杞子が混合された濃縮液とを混合し撹拌てから
    真空乾燥し陰干した事を特徴とした糖尿病保健茶の製造
    法。
  4. 【請求項4】紅豆杉の幹部を粉砕してチップ状にし乾燥
    させて更に繊細状にしてから烏梅、大棗、芦根、▲けん
    ▼実、枸杞子が混合された濃縮液とを混合し撹拌てから
    真空乾燥し陰干した後、ティーバック内に充填した事を
    特徴とした請求項3記載の糖尿病保健茶の製造法。
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