JP3345279B2 - 側突用エアバッグ装置を備えたシート構造 - Google Patents

側突用エアバッグ装置を備えたシート構造

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JP3345279B2
JP3345279B2 JP19245796A JP19245796A JP3345279B2 JP 3345279 B2 JP3345279 B2 JP 3345279B2 JP 19245796 A JP19245796 A JP 19245796A JP 19245796 A JP19245796 A JP 19245796A JP 3345279 B2 JP3345279 B2 JP 3345279B2
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光由 大野
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は側突用エアバッグ装
置を備えたシート構造に係り、特にシートバックのドア
側側部に側突用エアバッグ装置を内蔵したシート構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、側面衝突(以下、単に「側
突」と略す)時における乗員保護性能を向上させるべ
く、種々の対策が講じられている。その一例として、近
年では、車両のフロントシートの側部に側突用のエアバ
ッグ装置を内蔵させることが推進されている。この種の
側突用のエアバッグ装置を内蔵したフロントシートの構
造が特開平6−64491号公報に開示されており、以
下にシート表皮との関係を中心にして公報に開示された
構成について考察することにする。
【0003】図19には、この公報に開示されたエアバ
ッグ装置内蔵タイプのフロントシート150が側面視で
示されている。この図に示されるように、フロントシー
ト150のシートバック152のドア側の側部には、側
突用のエアバッグ装置154が内蔵されている。この側
突用のエアバッグ装置154は、概略的にはシートクッ
ション156の下方に配設されかつ図示しないサイドド
アへの高荷重作用状態を検出するセンサ157と、この
センサ157と接続されかつセンサ157が高荷重作用
状態を検出することによってガスを噴出する略円柱形の
インフレータ158と、このインフレータ158から噴
出されたガスによって膨張するバッグ160と、を含ん
で構成されている。また、これらのインフレータ158
及びバッグ160は、シートバックフレーム162(図
20参照)のドア側の側部に固着されたエアバッグケー
ス164及びリッド166の内部空間に収容されてい
る。
【0004】ここで、図20に拡大して示されるよう
に、この公報に開示された構造では、バッグ膨張時にリ
ッド166の展開動作を行わせるべく、シートバック1
52の表皮168を複数枚に分割して縫製している。す
なわち、シートバック152の表皮168は、シートバ
ック152の中央部前面を覆うフロントメイン表皮17
0と、シートバック152の側部前側を覆う二枚のフロ
ントサイド表皮172、174と、エアバッグ装置15
4のリッド166を覆うシートバックサイド表皮176
と、シートバック152の裏面側を覆うリヤ表皮178
と、に分割されている。
【0005】さらに、リッド166の側方に位置される
シートバックサイド表皮176を展開させるべく、シー
トバックサイド表皮176の前端部176Aとフロント
サイド表皮174の後端部174Aとが縫製糸180で
縫製されている。なお、この部位での縫製は、例えば図
示の如く一重に縫製されることにより縫製強度が低く設
定されている。従って、この部位が破断部となる。これ
に対し、シートバックサイド表皮176の後端部176
Bとリヤ表皮178の前端部178Aとは各々ループ状
とされた上で縫製糸182、縫製糸184でそれぞれ縫
製され、更に相互のループ状の後端部176Bと前端部
178Aとが縫製糸186で縫製されている。なお、こ
の部位での縫製は、例えば図示の如く二重に縫製される
ことにより縫製強度が高く設定されている。従って、こ
の部位では破断せず、シートバックサイド表皮176の
展開ヒンジとなる。
【0006】従って、インフレータ158から噴出した
ガスにより、バッグ160が展開した場合には、リッド
166が、後側端に形成されたヒンジ部166Aを中心
にしてシート外側方向(図20の矢印W方向)へ展開
し、この時の展開力によって、シートバックサイド表皮
176の前端部176Aとフロントサイド表皮174の
後端部174Aとの縫製部が破壊されるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この側
突用エアバッグ装置を備えたシート構造では、シートバ
ック152の表皮168にニット等の比較的伸び易い材
料を使用した場合に、バッグ160の展開初期におい
て、表皮168が、図20に二点鎖線で示される如く、
シート幅方向外側へ大きく伸びることにより、本来破断
されるべき縫製糸180による縫製部が破断し難くな
り、エアバッグ袋体74の展開速度が遅くなったり、バ
ッグ160の展開形状が安定しなくなることが考えられ
る。このため、シート表皮に従来から使用されているニ
ット等の比較的伸び易い材料を使用することができなく
なり、シート表皮の材質が限定される。
【0008】なお、シート表皮をシートバック(シート
パッド)にフィットし易くして見栄えを向上させる目的
及び座り心地を良くする目的から、前面及び側面シート
表皮は伸び易い材料が従来より用いられている。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、側突用エアバ
ッグ袋体を迅速且つスムーズに展開させることができる
と共に、シート表皮の材質が限定されることもなく、座
り心地への悪影響もない側突用エアバッグ装置を備えた
シート構造を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、側突時にシートバックのドア側側部に内蔵したエア
バッグ装置を作動させ、前面シート表皮と側面シート表
皮との縫製部を破壊してエアバッグ袋体を車体側部と乗
員側部との間に展開させるように構成した側突用エアバ
ッグ装置を備えたシート構造において、前記側面シート
表皮の内側であって前記エアバッグ装置よりもサイドド
ア側に、前記側面シート表皮よりも伸び難い布を前記側
面シート表皮に沿って設けるとともに、前記伸び難い布
の一方の端末を前記縫製部に縫製し、前記伸び難い布の
反対側の端末をシート側の固定部材に係止したことを特
徴としている。
【0011】従って、側突時にシートバックフレームの
ドア側側部に内蔵したエアバッグ装置が作動すると、エ
アバッグ袋体が膨張してシート表皮を押し広げようとす
る。この際、側面シート表皮の内側であってエアバッグ
装置よりもサイドドア側に、側面シート表皮に沿って
び難い布があり、伸び難い布における前面シート表皮と
側面シート表皮との縫製部に縫製された端末と反対側の
端末がシート側の固定部材に係止されているため、例
え、側面シート表皮に伸び易い材料が使用されている場
合でも、側面シート表皮はあまり伸びず、エアバッグ袋
体の展開力が前面シート表皮と側面シート表皮との縫製
部にロス無く伝達され、比較的容易に縫製部が破壊され
る。
【0012】このため、本発明では、、側突用エアバッ
グ袋体を迅速且つスムーズに展開させることができると
共に、シート表皮の材質が限定されることもなく、座り
心地への悪影響もない。
【0013】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、前
記伸び難い布は、一方の端末が前記側面シート表皮に仮
止めされるとともに、その外側位置にて縫製糸により前
記側面シート表皮とともに前記前面シート表皮に縫製さ
れ、他方の端末が係止用部材を取り付けた状態で前記側
面シート表皮に固定されていることを特徴としている。
【0014】従って、伸び難い布の一方の端末を予め側
面シート表皮に仮止めした状態で、その外側位置を、従
来の製造工程と同様に、縫製糸により側面シート表皮と
ともに前面シート表皮に縫製して、シート表皮を製造す
るため、従来の製造工程を大幅に変更する必要がない。
【0015】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、前
記係止用部材は、シートバックフレームに固着したワイ
ヤーに係止されていることを特徴としている。
【0016】従って、組付け時には、側面シート表皮と
伸び難い布とに取付けられた係止用部材を、シートバッ
クフレームに固着したワイヤーに係止することで容易に
組付けられる。
【0017】請求項4記載の本発明は、側突時にシート
バックのドア側側部に内蔵したエアバッグ装置を作動さ
せ、前面シート表皮と側面シート表皮との縫製部を破壊
してエアバッグ袋体を車体側部と乗員側部との間に展開
させるように構成した側突用エアバッグ装置を備えたシ
ート構造において、前記側面シート表皮の内側であって
前記エアバッグ装置よりもサイドドア側に、前記側面シ
ート表皮よりも伸び難い布を前記側面シート表皮に沿っ
配置して、該伸び難い布の前方端末のみを側面シート
表皮に固定するとともに、後方端末がシート側の固定部
材に係止されていることを特徴としている。
【0018】従って、曲面となっているシートバックの
側面において、側面シート表皮と伸び難い布とを二枚重
ねにして周囲を縫製した後に、シートバックへ包着する
場合、シートバック形状に合せて曲面にすると伸び難い
布に引っ張られ側面シート表皮に皺が出るが、側面シー
ト表皮の内側であってエアバッグ装置よりもサイドドア
側に、側面シート表皮よりも伸び難い布を側面シート表
皮に沿って配置して、伸び難い布の前方端末のみを側面
シート表皮に固定するとともに、後方端末をシート側の
固定部材に係止することによって、伸び難い布の上下辺
及び後方端末が側面シート表皮を拘束することがなくな
り、側面シート表皮に皺が出難くなる。
【0019】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、前
記伸び難い布の前方端末が前記側面シート表皮に仮止め
されるとともに、その外側位置にて縫製糸により、前記
側面シート表皮とともに前記前面シート表皮に縫製さ
れ、後方端末が係止用部材にて、シート側の固定部材に
係止されていることを特徴としている。
【0020】従って、伸び難い布の前方端末を予め側面
シート表皮に仮止めした状態で、その外側位置を、従来
の製造工程と同様に、縫製糸により側面シート表皮とと
もに前面シート表皮に縫製して、シート表皮を製造する
ため、従来の製造工程を大幅に変更する必要がない。ま
た、組付時には、後方端末の係止用部材を、シート側の
固定部材に形成すれば良く、組付けが容易である。
【0021】請求項6記載の本発明は、請求項1記載ま
たは請求項4記載の側突用エアバッグ装置を備えたシー
ト構造において、前記伸び難い布が、エアバッグ袋体の
上下幅よりも狭い幅の帯状をなし、且つ、前記エアバッ
グ袋体の上下幅の中心線を含む位置に配設されているこ
とを特徴としている。
【0022】従って、伸び難い布の幅がエアバッグ袋体
の上下幅よりも狭く且つ、エアバッグ袋体の上下幅の中
心線を含む位置に配設されているため、エアバッグ袋体
膨出時の応力が、縫製部のエアバッグ袋体の上下幅の中
心線を含む比較的狭い範囲に集中し、縫製部が破れ易
い。
【0023】請求項7記載の本発明は、請求項1記載ま
たは請求項4記載の側突用エアバッグ装置を備えたシー
ト構造において、前記縫製部には前記前面シート表皮と
前記側面シート表皮と前記伸び難い布とに縫製された玉
縁布と玉縁芯から成る玉縁が設けられており、前記玉縁
は少なくとも前記伸び難い布の領域ではエアバッグ袋体
膨出時に前記側面シート表皮側に残ることを特徴として
いる。
【0024】従って、前面シート表皮と側面シート表皮
と伸び難い布との縫製部に玉縁がついたシートに側突用
エアバッグ装置を搭載した場合には、玉縁の後側からエ
アバッグ袋体が膨出する場合と、玉縁の前側からエアバ
ッグ袋体が膨出する場合とがあり、同じシートの玉縁に
おいて、シート上下方向の位置により一方で、玉縁の後
側からエアバッグ袋体が膨出し、他方で、玉縁の前側か
らエアバッグ袋体が膨出する場合がある。この際、玉縁
を破断できなければ、エアバッグ袋体が玉縁に引っ掛か
って必要な展開形状を確保できない恐れがあるが、本発
明では、玉縁が少なくとも伸び難い布の領域では、エア
バッグ袋体膨出時に側面シート表皮側に残るため、エア
バッグ袋体は必要な展開形状に展開する。
【0025】請求項8記載の本発明は、請求項7記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、前
記玉縁布は前記前面シート表皮と前記側面シート表皮と
前記伸び難い布を縫う第1縫製糸の縫製位置よりもシー
ト内側位置にて第2縫製糸によって前記側面シート表皮
と前記伸び難い布に縫製されていることを特徴としてい
る。
【0026】従って、玉縁を予め側面シート表皮と伸び
難い布に第2縫製糸にて固定した状態で、そのシート
側位置を、従来の製造工程と同様に、第1縫製糸により
側面シート表皮とともに前面シート表皮に縫製して、シ
ート表皮を製造するため、従来の製造工程を大幅に変更
する必要がない。
【0027】請求項9記載の本発明は、請求項8記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、前
記第2縫製糸は前記第1縫製糸よりも高強度または縫い
ピッチが小さいことを特徴としている。
【0028】従って、第2縫製糸の強度または縫いピッ
チを変えるだけで、エアバッグ袋体の展開速度を調整で
きる。
【0029】請求項10記載の本発明は、請求項7記載
の側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、
前記伸び難い布は前記エアバッグ袋体の上下幅の範囲内
において、前記エアバッグ袋体の上下幅の少なくとも半
分以上の範囲に配設されていることを特徴としている。
【0030】従って、エアバッグ袋体膨出時における破
断モードの制御不能領域が減るため、即ち、シート上下
方向の位置により一方で、玉縁の後側からエアバッグ袋
体が膨出し、他方で、玉縁の前側からエアバッグ袋体が
膨出する可能性がある領域が減るため、狙い通りにエア
バッグ袋体を展開させることができるとともに、エアバ
ッグ袋体膨出時の応力集中によりエアバッグ袋体をシー
ト表皮の外側に早く膨出させることができる。
【0031】請求項11記載の本発明は、請求項7記載
の側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、
前記玉縁はエアバッグ袋体の上下幅の範囲内において、
エアバッグ袋体膨出時に破断する少なくとも1つの脆弱
部を有することを特徴としている。
【0032】従って、シート上下方向の位置により一方
で、玉縁の後側からエアバッグ袋体が膨出し、他方で、
玉縁の前側からエアバッグ袋体が膨出する場合に、玉縁
が脆弱部から破断するので、エアバッグ袋体の膨出が玉
縁により邪魔されることが無く、エアバッグ袋体を短時
間に狙い通りに展開させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の側突用エアバッグ装置を
備えたシート構造の第1実施形態を図1〜図5に従って
説明する。
【0034】図4に示される如く、本第1実施形態のフ
ロントシート10は、乗員が着座するシートクッション
11と、このシートクッション11の後端部に傾倒可能
に設けられ乗員の背もたれとして用いられるシートバッ
ク12と、シートバック12の上端部に高さ調節可能に
配設される図示しないヘッドレストと、を主要構成要素
として構成されている。
【0035】図1に示される如く、シートバック12
は、略矩形枠状に組まれて骨格部材を構成するシートバ
ックフレーム16と、このシートバックフレーム16の
前面側に取付けられると共にウレタン等の樹脂を用いて
所定の硬度に設定されたシートバックパッド18と、こ
のシートバックパッド18の表面を覆うシートバック表
皮20と、を含んで構成されている。
【0036】さらに、シートバック12のサイドドア2
2側の側部には、側突用のエアバッグ装置14が内蔵さ
れている。なお、図1においては、サイドドア22の一
部を構成するドアインナパネル26及びドアトリム28
のみを図示している。
【0037】図3に示される如く、側突用エアバッグ装
置14には、ボルト15が立設されており、このボルト
15とナット17によって、側突用エアバッグ装置14
は、シートバックフレーム16のサイド部16Aに装着
されている。また、シートバックフレーム16のサイド
部16Aの内側には、シート側の固定部材としての金属
ワイヤ21が上下方向に沿って配設されており、金属ワ
イヤ21の上端部21Aと下端部21Bは、それぞれシ
ートバックフレーム16に溶接により固定されている。
【0038】図1に示される如く、エアバッグケース2
5の基部27の裏面には爪部27Aが形成されており、
この爪部27Aがシートバックフレーム16のサイド部
16Aに形成された切欠16Bに係合している。
【0039】エアバッグケース25内には、折り畳んだ
エアバッグ袋体32が格納されており、基部27の底部
にシート内側へ向けて凹陥されたインフレータ格納部2
7Bには円筒状のインフレータ34が配設されている。
なお、インフレータ34は、エアバッグ袋体32内に配
設されている。
【0040】このインフレータ34としては、ガス発生
剤封入タイプのものを用いてもよいし、高圧ガス封入タ
イプのものを用いてもよい。インフレータ34の構成例
について簡単に説明すると、前者のタイプの場合には、
周面に複数のガス噴出口が形成された有底円筒形のハウ
ジングと、このハウジング内に配設され燃焼することに
よりガスを発生するガス発生剤と、このガス発生剤の燃
焼後の砕片を除去するフィルタと、ハウジングの開口側
の端部に装着されてガス発生剤を燃焼させる電気着火式
の点火装置と、を含んで構成されている。一方、後者の
タイプの場合には、有底円筒形のハウジングと、このハ
ウジング内に配設された圧力隔壁と、この圧力隔壁及び
ハウジングによって隔成された室内に封入されたアルゴ
ン・ヘリウム等の混合ガスと、圧力隔壁の近傍に移動可
能に配置され移動することにより圧力隔壁を破断させる
移動部材と、ハウジングの開口側の端部に装着されて移
動部材を移動させる電気着火式の点火装置と、を含んで
構成されている。なお、いずれのタイプのインフレータ
を用いたとしても、点火装置は側突状態検出用のセンサ
によって作動される。また、側突用のエアバッグ装置1
4では、後述するエアバッグ袋体32が比較的小さくガ
ス容量も少なくてよいことから、高圧ガス封入タイプの
インフレータが用いられる場合が多い。
【0041】また、エアバッグケース25の外側の部位
は、リッド36となっている。このリッド36は、イン
フレータ34から噴出したガスによりエアバッグ袋体3
2が展開した場合に、エアバッグケース25の後側端に
形成されたヒンジ部38を中心にしてシート外側方向
(図1の矢印A方向)へ展開するようになっている。
【0042】シートバック表皮20は、複数枚に分割さ
れている。具体的には、シートバック表皮20は、シー
トバックパッド18の中央部前面を覆う前面シート表皮
の一部を構成するフロントメイン表皮42と、シートバ
ック12の側部前面を覆う前面シート表皮の一部を構成
するフロントサイド表皮44と、エアバッグ装置14の
リッド36及びシートバック12の側部側面を覆う側面
シート表皮としてのシートバックサイド表皮46と、に
分割されている。
【0043】なお、シート表皮20はニット等の比較的
伸び易い材料で構成されている。シートバックサイド表
皮46の前方側の端末46Aは、フロントサイド表皮4
4の外側の端末44Aと、縫製糸49によって縫製され
ている。フロントサイド表皮44の内側の端末44B
は、シートバックパッド18に形成された縦溝45内へ
の吊り込み用ワイヤ47が挿通される断面ループ状の帯
体49とともにフロントメイン表皮42の外側の端末4
2Aに縫製糸51によって縫製されている。
【0044】なお、シートバックサイド表皮46の前方
側の端末46Aとフロントサイド表皮44の外側の端末
44Aとの縫製部48は、エアバッグケース25のリッ
ド36の前端縁部36Aの前側近傍に位置しており、エ
アバッグ袋体32が展開する場合に、リッド36により
破壊されるようになっている。
【0045】シートバックサイド表皮46の内側には、
伸び難い布としての綿布50が配設されている。この綿
布50は、前方側の端末50Aが、シートバックサイド
表皮46の前方側の端末46Aに仮止め糸52によっ
て、仮縫製されるとともに、その外側位置にて縫製糸4
9によりシートバックサイド表皮46とともにフロント
サイド表皮44に縫製されている。
【0046】図2に示される如く、綿布50の上下幅L
は、エアバッグケース25のリッド36の上下方向の長
さと略同じ長さに設定されている。綿布50の後方側の
端末50Bは、シートバックサイド表皮46の後方側の
端末46Bとともに、係止用部材としてのフック54に
穿設された貫通孔56を通って折り返されており、折り
返し部が本体部に縫製糸55によって縫製されている。
また、シートバックサイド表皮46の後方側の端末46
Bと綿布50の後方側の端末50Bに取付けられたフッ
ク54はワイヤ21に係止されている。
【0047】なお、図1の符号60は、シートバックの
背面に取り付けられたバックボードの一部を示す。
【0048】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態の側突用エアバッグ装置を備えたシート
構造では、側突時にエアバッグ装置14のインフレータ
34が作動すると、インフレータ34から噴出されるガ
スによって、エアバッグ袋体32が膨張してエアバッグ
ケース25のリッド36を図1の矢印A方向へ押し広げ
ようとする。
【0049】この際、シートバックサイド表皮46の内
側に綿布50が一体的に設けられており、シートバック
サイド表皮46の後方側の端末46Bと綿布50の後方
側の端末50Bがフック54を介してワイヤ21に連結
されているため、エアバッグ袋体32の膨張による、エ
アバッグケース25のリッド36を押し広げようとする
応力が、綿布50を介して縫製部48に集中する。
【0050】従って、図1に二点鎖線で示される如く、
縫製部48を瞬時に破壊でき、エアバッグ袋体32を迅
速に展開させることができるため、シートバックサイド
表皮20の材質が伸び難い材質に限定されない。
【0051】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、伸び難い布としての綿布
50が、シートバックサイド表皮46の内側のみに配置
されるため、座り心地には影響し難い。
【0052】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、図5に示される如く、シ
ートバック12が車両後方へ移動し、センタピラーガー
ニッシュ60より、後方に側突用エアバッグ装置14が
位置する場合でも、エアバッグケース25のリッド36
の展開後、縫製部48が瞬時に破壊されるため、エアバ
ッグ袋体32が、図5に二点鎖線で示される如く、セン
タピラーガーニッシュ60の車幅方向内側を通って車両
前方へ展開するため、エアバッグ袋体32をスムーズに
展開することができる。
【0053】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、綿布50の前方側の端末
50Aが、シートバックサイド表皮46の前方側の端末
46Aに仮止め糸52によって、仮縫製されているた
め、綿布50の前方側の端末50Aを予めシートバック
サイド表皮46の前方側の端末46Aに仮止めした状態
で、その外側位置を、従来の製造工程と同様に、縫製糸
49によりシートバックサイド表皮46とともにフロン
トサイド表皮44に縫製して、シート表皮20を製造す
るため、従来の製造工程を大幅に変更する必要がないの
で、生産性が良い。
【0054】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、組付時に、綿布50の後
方側の端末50Bとシートバックサイド表皮46の後方
側の端末46Bとに取付けられたフック54をワイヤ2
1に係止すれば良いため、組付作業性が良い。
【0055】なお、本第1実施形態の伸び難い布は綿布
50に限定されない。また、本第1実施形態の側突用エ
アバッグ装置を備えたシート構造では、図1に示される
如く、綿布50の後方側の端末50Bをフック54を介
してワイヤ21に連結したが、綿布50の後方側の端末
50Bを固定する部位は、ワイヤ21に限定されず、シ
ートバックフレーム16のサイド部16A等の他のシー
ト側の固定部材でも良い。
【0056】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、図2に示される如く、綿
布50の後方側の端末50Bを、シートバックサイド表
皮46の後方側の端末46Bとともに、係止用部材とし
てのフック54に穿設された貫通孔56を通って折り返
し、折り返し部を本体部に縫製糸55によって縫製した
が、綿布50の後方側の端末50Bとフック54との結
合は、これに限定されず、図6に示される如く、綿布5
0の後方側の端末50Bを、シートバックサイド表皮4
6の後方側の端末46Bとともに、係止用部材としての
フック54に縫製糸55によって直接縫製しても良い。
【0057】また、本第1実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、図2に示される如く、綿
布50の上下幅Lを、エアバッグケース25のリッド3
6の上下方向の長さと略同じ長さに設定したが、綿布5
0の上下幅さLはこれに限定されず、図7に示される如
く、エアバッグケース25のリッド36の上下方向の長
さに比べて短い長さL1に設定し、且つ、リッド36の
早く展開する部位の外側に綿布50を配置することによ
って、リッド36が展開する場合に、比較的早い時間
に、応力が比較的狭い範囲に集中する構成としてもよ
い。一方、シートバックサイド表皮46の内側の全面
に、伸び難い布としての綿布50を配設しても良い。
【0058】また、伸び難い布としての綿布50をシー
トバックサイド表皮46よりも僅かに長く設定し、予め
たるみを持たせて両端末をシートバックサイド表皮46
に縫製することにより、シート表皮20をシートバック
パッド18にフィットし易くして見栄えを向上させるこ
とができる。なお、綿布50とシートバックサイド表皮
46との長さの差を例えば10mm程度とすれば、エアバ
ッグ袋体32の展開性能に悪影響を及ぼすことは殆どな
い。
【0059】次に、本発明の側突用エアバッグ装置を備
えたシート構造の第2実施形態を図8〜図10に従って
説明する。
【0060】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0061】図8に示される如く、本2実施形態の側突
用エアバッグ装置を備えたシート構造では、伸び難い布
としての綿布50の後方側の端末50Bに取付けられた
フック54はシート側の固定部材としての変形し難いワ
イヤ70に係止されている。
【0062】図9に示される如く、このワイヤ70は、
シートバックフレーム16のサイド部16Aの上部に、
溶接されており、係止部70Aがワイヤ21と略平行に
配設されている。
【0063】図8に示される如く、シートバックサイド
表皮46の後方側の端末46Bには、ホグリング72が
取付けられた取付布74が縫製されており、ホグリング
72が、ワイヤ21に係止されている。
【0064】図10に示される如く、綿布50の上下方
向の長さLは、エアバッグケース25の上下方向の長さ
L2に比べて短く、即ち、シートバック12の高さL3
に比べて著しく小さく設定されており、上下辺50C、
50Dが、無拘束になっている。
【0065】なお、綿布50の後方側の端末50Bとシ
ートバックサイド表皮46の後方側の端末46Bとを、
クランク状に折り曲げ形成した1本のワイヤに係止させ
る構成としても良い。
【0066】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
本第2実施形態の側突用エアバッグ装置を備えたシート
構造では、側突時にエアバッグ装置14のインフレータ
34が作動すると、インフレータ34から噴出されるガ
スによって、エアバッグ袋体32が膨張してエアバッグ
ケース25のリッド36を押し広げようとする。
【0067】この際、シートバックサイド表皮46の内
側に綿布50が設けられており、シートバックサイド表
皮46の後方側の端末46Bがホグリング72を有する
取付布74を介してワイヤ21に係止され、綿布50の
後方側の端末50Bがフック54を介してワイヤ70に
係止されているため、エアバッグ袋体32の膨張によ
る、エアバッグケース25のリッド36を押し広げよう
とする応力が、綿布50を介して直接縫製部48に作用
する。また、綿布50の綿布50の上下方向の長さL
が、シートバック12の高さL3に比べて著しく小さく
設定されてるため、応力が綿布50の前方側の端末50
Aに集中する。
【0068】従って、縫製部48を瞬時に破壊でき、エ
アバッグ袋体32を迅速に展開させることができるた
め、シートバックサイド表皮20の材質が伸び難い材質
に限定されない。
【0069】また、本第2実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、伸び難い布としての綿布
50が、シートバックサイド表皮46の内側の著しく狭
い範囲のみに配置されるため、座り心地には影響し難
い。
【0070】さらに、本第2実施形態の側突用エアバッ
グ装置を備えたシート構造では、伸び難い布としての綿
布50の後方側の端末50Bが、シートバックサイド表
皮46の後方側の端末46Bと分離されており、且つ上
下辺50C、50Dが、無拘束になっているため、シー
トバックサイド表皮46に皺が発生し難い。
【0071】なお、本第2実施形態の側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造では、シートバック12の背面
にバックボード60が取り付けられたシートに付いて説
明したが、本発明の側突用エアバッグ装置を備えたシー
ト構造は、図11に示される如く、バックボードが無
く、シートバックサイド表皮46の後方側の端末46B
が後面シート表皮76の端末76Aに縫製されたシート
にも適用可能である。
【0072】次に、本発明の側突用エアバッグ装置を備
えたシート構造の第3実施形態を図12〜図17に従っ
て説明する。
【0073】なお、第2実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0074】図12に示される如く、本3実施形態の側
突用エアバッグ装置を備えたシート構造では、シートバ
ックサイド表皮46の前方側の端末46Aとフロントサ
イド表皮44の外側の端末44Aとの縫製部48に、玉
縁78が配設されている。この玉縁78は、縫い目を隠
して高級感を持たせる装飾用であり、玉縁芯80と玉縁
布82とで構成されている。玉縁芯80は、塩ビで構成
されており、シート表皮と縫製した際によたらない剛性
を有すると共に、乗降時の乗員とのこすれによって折れ
ず、且つ軟らかさを体感できるよになっている。
【0075】図13に示される如く、縫製部48の最も
外側の第1縫製糸84は、シートバックサイド表皮46
の前方側の端末46A、フロントサイド表皮44の外側
の端末44A、綿布50の前方側の端末50A及び玉縁
布82を縫製しており、第1縫製糸84の内側となる第
2縫製糸86は、シートバックサイド表皮46の前方側
の端末46A、綿布50の前方側の端末50A及び玉縁
布82を縫製している。なお、第2縫製糸86は第1縫
製糸84よりも高強度または縫いピッチが小さくなって
いる。
【0076】図14に示される如く、シートバック12
の玉縁78が配設されている縫製部48において、綿布
50はエアバッグ袋体32の上下幅Mの範囲内に配設さ
れており、且つ、綿布50の前方側の端末50Aの上下
方向の幅Lが、後方側の端末50Bの上下方向の幅より
広く、バッグ袋体32の上下方向の幅Mの少なくとも半
分以上の範囲、好ましくは、M>L≧0.6Mに設定さ
れている。
【0077】次に、本第3実施形態の作用を説明する。
本第3実施形態の側突用エアバッグ装置を備えたシート
構造では、図12に示す様に、側突時にエアバッグ装置
14のインフレータ34が作動すると、インフレータ3
4から噴出されるガスによって、エアバッグ袋体32が
膨張してエアバッグケース25のリッド36を押し広げ
ようとする。
【0078】この際、シートバックサイド表皮46の内
側に綿布50が設けられており、シートバックサイド表
皮46の後方側の端末46Bがホグリング72を有する
取付布74を介してワイヤ21に係止され、綿布50の
後方側の端末50Bがフック54を介してワイヤ70に
係止されているため、エアバッグ袋体32の膨張によ
る、エアバッグケース25のリッド36を押し広げよう
とする応力が、綿布50を介して直接縫製部48に集中
する。
【0079】この場合、縫製部48は次の様に破断する
ことが考えられる。 1、縫製部48にて第1縫製糸84が破断する場合。
【0080】この場合は、綿布50が縫製されている部
位(図14の範囲Lの部位)及び、図15に断面を示す
その上下の部位においても、第2縫製糸86によって、
シートバックサイド表皮46に玉縁78が縫製されてい
るため、玉縁78は、シートバックサイド表皮46側に
付いた状態になる。
【0081】従って、図16に示される様に、エアバッ
グ袋体32が玉縁78を跨いで膨出することが無く、図
17に示される如く、エアバッグ袋体32が玉縁78の
前側へ展開する。このため、玉縁78によって、エアバ
ッグ袋体32の展開が邪魔されることがない。
【0082】2、縫製部48にてフロントサイド表皮4
4が破断する場合。この場合は、綿布50が縫製されて
いる部位(図14の範囲Lの部位)及びその上下の部位
においても、第1縫製糸84によって、シートバックサ
イド表皮46に玉縁78が縫製されているため、玉縁7
8は、シートバックサイド表皮46側に付いた状態にな
る。
【0083】従って、図17に示される如く、エアバッ
グ袋体32が玉縁78の前側へ展開するため、玉縁78
によってエアバッグ袋体32の展開が邪魔されることが
ない。
【0084】3、縫製部48にてシートバックサイド表
皮46が破断する場合。この場合は、綿布50が縫製さ
れている部位(図14の範囲Lの部位)では、綿布50
が第1縫製糸84によって、フロントサイド表皮44と
縫製されているため、エアバッグ袋体32は展開できな
いが、この部位では、第2縫製糸86によって、破断し
難い綿布50と玉縁78が比較的強く縫製されているた
め、次に、必ず、フロントサイド表皮44が破断する。
このため、玉縁78は、シートバックサイド表皮46側
に付いた状態になる。
【0085】従って、図17に示される如く、エアバッ
グ袋体32が玉縁78の前側へ展開するため、玉縁78
によって、エアバッグ袋体32の展開が邪魔されること
がない。
【0086】一方、この場合、綿布50が縫製されてい
る部位の上下では、図15に示される如く、第2縫製糸
86によって、破断し難い綿布50と玉縁78が強く縫
製されていないため、次に、必ず、フロントサイド表皮
44が破断し、玉縁78が、シートバックサイド表皮4
6側に付くようには、制御できない恐れがあるが、本第
3実施形態では、綿布50がエアバッグ袋体32の上下
幅Mの範囲内に配設されており、且つ、綿布50の前方
側の端末50Aの上下方向の幅Lが、バッグ袋体32の
上下方向の幅Mの少なくとも半分以上の範囲、好ましく
は、M>L≧0.6Mに設定されている。この結果、破
断モードの制御不能領域(図14の範囲N)が小さくな
っており、綿布50が縫製されている部位の破断モード
に引きずられて、玉縁78は、シートバックサイド表皮
46側に付いた状態になる。
【0087】従って、図17に示される如く、エアバッ
グ袋体32が玉縁78の前側に展開するため、玉縁78
によってエアバッグ袋体32の展開が邪魔されることが
ない。
【0088】この様に、本第3実施形態の側突用エアバ
ッグ装置を備えたシート構造では、シートバックサイド
表皮46の前方側の端末46Aとフロントサイド表皮4
4の外側の端末44Aとの縫製部48に、玉縁78が配
設されているシートにおいても、玉縁78に邪魔されず
縫製部48を瞬時に破壊でき、エアバッグ袋体32を迅
速に展開させることができるため、シートバックサイド
表皮20の材質が伸び難い材質に限定されない。
【0089】なお、図18に示される如く、玉縁芯80
に少なくとも1つの脆弱部としての切り込み80A等を
入れておき、図16に示される様に、エアバッグ袋体3
2が玉縁78を跨いで膨出した場合には、切り込み80
Aにおいて、玉縁78が破断して、エアバッグ袋体32
が狙い通りの展開形状になる構成としても良い。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、側突時にシー
トバックのドア側側部に内蔵したエアバッグ装置を作動
させ、前面シート表皮と側面シート表皮との縫製部を破
壊してエアバッグ袋体を車体側部と乗員側部との間に展
開させるように構成した側突用エアバッグ装置を備えた
シート構造において、側面シート表皮の内側であってエ
アバッグ装置よりもサイドドア側に、側面シート表皮よ
りも伸び難い布を側面シート表皮に沿って設けるととも
に、伸び難い布の一方の端末を縫製部に縫製し、伸び難
い布の反対側の端末をシート側の固定部材に係止したの
で、側突用エアバッグ袋体を迅速且つスムーズに展開さ
せることができると共に、シート表皮の材質が限定され
ることもなく、座り心地への悪影響もないという優れた
効果を有する。
【0091】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、係
止用部材は、シートバックフレームに固着したワイヤー
に係止されているので、請求項2記載の効果に加えて、
組付作業性が良いという優れた効果を有する。
【0092】請求項4記載の本発明は、側突時にシート
バックのドア側側部に内蔵したエアバッグ装置を作動さ
せ、前面シート表皮と側面シート表皮との縫製部を破壊
してエアバッグ袋体を車体側部と乗員側部との間に展開
させるように構成した側突用エアバッグ装置を備えたシ
ート構造において、側面シート表皮の内側であってエア
バッグ装置よりもサイドドア側に、側面シート表皮より
も伸び難い布を側面シート表皮に沿って配置して、伸び
難い布の前方端末のみを側面シート表皮に固定するとと
もに、後方端末がシート側の固定部材に係止されている
ので、側突用エアバッグ袋体を迅速且つスムーズに展開
させることができると共に、シート表皮の材質が限定さ
れることもなく、座り心地への悪影響もないという優れ
た効果を有する。また、側面シート表皮に皺が出難いと
いう優れた効果を有する。
【0093】請求項5記載の本発明は、請求項4記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、伸
び難い布の前方端末が側面シート表皮に仮止めされると
ともに、その外側位置にて縫製糸により、側面シート表
皮とともに前面シート表皮に縫製され、後方端末が係止
用部材にて、シート側の固定部材に係止されているた
め、請求項4記載の効果に加えて、生産性及び組付作業
性が良いという優れた効果を有する。
【0094】請求項6記載の本発明は、請求項1記載ま
たは請求項4記載の側突用エアバッグ装置を備えたシー
ト構造において、伸び難い布が、エアバッグ袋体の上下
幅よりも狭い幅の帯状をなし、且つ、エアバッグ袋体の
上下幅の中心線を含む位置に配設されているため、請求
項1記載または請求項4記載の効果に加えて、さらに展
開時間を短縮できるという優れた効果を有する。
【0095】請求項7記載の本発明は、請求項1記載ま
たは請求項4記載の側突用エアバッグ装置を備えたシー
ト構造において、縫製部には前面シート表皮と側面シー
ト表皮と伸び難い布とに縫製された玉縁布と玉縁芯から
成る玉縁が設けられており、玉縁は少なくとも伸び難い
布の領域ではエアバッグ袋体膨出時に側面シート表皮側
に残るため、請求項1記載または請求項4記載の効果に
加えて、狙い通りエアバッグ袋体を展開できるという優
れた効果を有する。
【0096】請求項8記載の本発明は、請求項7記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、玉
縁布は前面シート表皮と側面シート表皮と伸び難い布を
縫う第1縫製糸の縫製位置よりもシート内側位置にて第
2縫製糸によって側面シート表皮と伸び難い布に縫製さ
れているため、請求項7記載の効果に加えて、生産性が
良いという優れた効果を有する。
【0097】請求項9記載の本発明は、請求項8記載の
側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、第
2縫製糸は縫製糸よりも高強度または縫いピッチが小さ
いため、請求項8記載の効果に加えて、エアバッグ袋体
の展開速度を容易に調整できるという優れた効果を有す
る。
【0098】請求項10記載の本発明は、請求項7記載
の側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、
伸び難い布はエアバッグ袋体の上下幅の範囲内におい
て、エアバッグ袋体の上下幅の少なくとも半分以上の範
囲に配設されているため、請求項7記載の効果に加え
て、狙い通り且つ短時間にエアバッグ袋体を展開できる
という優れた効果を有する。
【0099】請求項11記載の本発明は、請求項7記載
の側突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、
玉縁はエアバッグ袋体の上下幅の範囲内において、エア
バッグ袋体膨出時に破断する少なくとも1つの脆弱部を
有するため、請求項7記載の効果に加えて、エアバッグ
袋体を短時間に狙い通りに展開させることができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造のサイド部を示す水平断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造の側面シート表皮の後側の端末
を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造のシートバックフレームのサイ
ド部を展開して示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造が適用されたシートを示す斜視
図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造のサイド部を示すシートバック
を後方へ移動した場合の水平断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の変形例に係る側突用エ
アバッグ装置を備えたシート構造の側面シート表皮の後
側の端末を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施形態の変形例に係る側突用エ
アバッグ装置を備えたシート構造の側面シート表皮の後
側の端末を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造のサイド部を示す水平断面図で
ある。
【図9】本発明の第2実施形態に係る側突用エアバッグ
装置を備えたシート構造のシートバックフレームのサイ
ド部を展開して示す斜視図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る側突用エアバッ
グ装置を備えたシート構造が適用されたシートを示す斜
視図である。
【図11】本発明の第2実施形態の変形例に係る側突用
エアバッグ装置を備えたシート構造のサイド部を示す水
平断面図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る側突用エアバッ
グ装置を備えたシート構造のサイド部を示す水平断面図
である。
【図13】図14の13−13線に沿った断面図であ
る。
【図14】本発明の第3実施形態に係る側突用エアバッ
グ装置を備えたシート構造が適用されたシートを示す側
面図である。
【図15】図14の15−15線に沿った断面図であ
る。
【図16】エアバッグ袋体が玉縁を跨いで膨出した状態
を示す斜視図である。
【図17】エアバッグ袋体が玉縁の前側に膨出した状態
を示す斜視図である。
【図18】本発明の第3実施形態の変形例に係る側突用
エアバッグ装置の玉縁を示す斜視図である。
【図19】従来の実施形態に係る側突用エアバッグ装置
を備えたシート構造を示す概略側面図である。
【図20】従来の実施形態に係る側突用エアバッグ装置
を備えたシート構造のサイド部を示す水平断面図であ
る。
【符号の説明】
10 フロントシート 12 シートバック 14 側突用のエアバッグ装置 16 シートバックフレーム 20 シートバック表皮 21 金属ワイヤ(シート側の固定部材) 25 エアバッグケース 32 エアバッグ袋体 34 インフレータ 36 リッド 42 フロントメイン表皮(前面シート表皮) 44 フロントサイド表皮(前面シート表皮) 44A フロントサイド表皮の外側の端末 46 シートバックサイド表皮(側面シート表皮) 46A シートバックサイド表皮の前方側の端末 46B シートバックサイド表皮の後方側の端末 48 縫製部 49 縫製糸 50 綿布(伸び難い布) 50A 綿布の前方側の端末 50B 綿布の後方側の端末 52 仮止め糸 54 フック(係止用部材) 70 ワイヤ(シート側の固定部材) 72 ホグリング 78 玉縁 80 玉縁芯 80A 切り込み(脆弱部) 82 玉縁布 84 第1縫製糸 86 第2縫製糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中居 茂治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 兼原 正仁 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラ コ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−39711(JP,A) 特開 平9−123860(JP,A) 特開 平9−71205(JP,A) 特開 平9−71212(JP,A) 特開 平9−123861(JP,A) 特開 平9−202205(JP,A) 特開 平9−254735(JP,A) 特開 平9−71204(JP,A) 特開 平8−258660(JP,A) 特開 平6−64491(JP,A) 実開 平3−87500(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20 B60N 2/42

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側突時にシートバックのドア側側部に内
    蔵したエアバッグ装置を作動させ、前面シート表皮と側
    面シート表皮との縫製部を破壊してエアバッグ袋体を車
    体側部と乗員側部との間に展開させるように構成した側
    突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、 前記側面シート表皮の内側であって前記エアバッグ装置
    よりもサイドドア側に、前記側面シート表皮よりも伸び
    難い布を前記側面シート表皮に沿って設けるとともに、
    前記伸び難い布の一方の端末を前記縫製部に縫製し、前
    記伸び難い布の反対側の端末をシート側の固定部材に係
    止したことを特徴とする側突用エアバッグ装置を備えた
    シート構造。
  2. 【請求項2】 前記伸び難い布は、一方の端末が前記側
    面シート表皮に仮止めされるとともに、その外側位置に
    て縫製糸により前記側面シート表皮とともに前記前面シ
    ート表皮に縫製され、他方の端末が係止用部材を取り付
    けた状態で前記側面シート表皮に固定されていることを
    特徴とする請求項1記載の側突用エアバッグ装置を備え
    たシート構造。
  3. 【請求項3】 前記係止用部材は、シートバックフレー
    ムに固着したワイヤーに係止されていることを特徴とす
    る請求項2記載の側突用エアバッグ装置を備えたシート
    構造。
  4. 【請求項4】 側突時にシートバックのドア側側部に内
    蔵したエアバッグ装置を作動させ、前面シート表皮と側
    面シート表皮との縫製部を破壊してエアバッグ袋体を車
    体側部と乗員側部との間に展開させるように構成した側
    突用エアバッグ装置を備えたシート構造において、 前記側面シート表皮の内側であって前記エアバッグ装置
    よりもサイドドア側に、前記側面シート表皮よりも伸び
    難い布を前記側面シート表皮に沿って配置して、該伸び
    難い布の前方端末のみを側面シート表皮に固定するとと
    もに、後方端末がシート側の固定部材に係止されている
    ことを特徴とする側突用エアバッグ装置を備えたシート
    構造。
  5. 【請求項5】 前記伸び難い布の前方端末が前記側面シ
    ート表皮に仮止めされるとともに、その外側位置にて縫
    製糸により、前記側面シート表皮とともに前記前面シー
    ト表皮に縫製され、後方端末が係止用部材にて、シート
    側の固定部材に係止されていることを特徴とする請求項
    4記載の側突用エアバッグ装置を備えたシート構造。
  6. 【請求項6】 前記伸び難い布が、エアバッグ袋体の上
    下幅よりも狭い幅の帯状をなし、且つ、前記エアバッグ
    袋体の上下幅の中心線を含む位置に配設されていること
    を特徴とする請求項1記載または請求項4記載の側突用
    エアバッグ装置を備えたシート構造。
  7. 【請求項7】 前記縫製部には前記前面シート表皮と前
    記側面シート表皮と前記伸び難い布とに縫製された玉縁
    布と玉縁芯から成る玉縁が設けられており、前記玉縁は
    少なくとも前記伸び難い布の領域ではエアバッグ袋体膨
    出時に前記側面シート表皮側に残ることを特徴とする請
    求項1記載または請求項4記載の側突用エアバッグ装置
    を備えたシート構造。
  8. 【請求項8】 前記玉縁布は前記前面シート表皮と前記
    側面シート表皮と前記伸び難い布を縫う第1縫製糸の縫
    製位置よりもシート内側位置にて第2縫製糸によって前
    記側面シート表皮と前記伸び難い布に縫製されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の側突用エアバッグ装置を
    備えたシート構造。
  9. 【請求項9】 前記第2縫製糸は前記第1縫製糸よりも
    高強度または縫いピッチが小さいことを特徴とする請求
    項8記載の側突用エアバッグ装置を備えたシート構造。
  10. 【請求項10】 前記伸び難い布は前記エアバッグ袋体
    の上下幅の範囲内において、前記エアバッグ袋体の上下
    幅の少なくとも半分以上の範囲に配設されていることを
    特徴とする請求項7記載の側突用エアバッグ装置を備え
    たシート構造。
  11. 【請求項11】 前記玉縁はエアバッグ袋体の上下幅の
    範囲内において、エアバッグ袋体膨出時に破断する少な
    くとも1つの脆弱部を有することを特徴とする請求項7
    記載の側突用エアバッグ装置を備えたシート構造。
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