JP3345126B2 - ストロボ装置及びスチルビデオカメラ - Google Patents

ストロボ装置及びスチルビデオカメラ

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JP3345126B2
JP3345126B2 JP23732293A JP23732293A JP3345126B2 JP 3345126 B2 JP3345126 B2 JP 3345126B2 JP 23732293 A JP23732293 A JP 23732293A JP 23732293 A JP23732293 A JP 23732293A JP 3345126 B2 JP3345126 B2 JP 3345126B2
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公明 小川
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ撮影時等におけ
る被写体の周囲光の色温度にストロボ光の色温度を合わ
せて、より自然な再生撮影画像を得ることができるスト
ロボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来スチルビデオカメラでは、被写体へ
の照明光の色温度にかかわらず、白い被写体が白く撮影
されるように、ホワイトバランス調整が行われている。
例えば、ストロボ装置を備えたスチルビデオカメラで
は、固体撮像素子から出力される撮影画像の色差信号
(R−Y、B−Y)等のゲインを調整することにより、
ホワイトバランス調整が行われる。また、被写体からの
光量が不足している場合には、ストロボ発光を伴う写真
撮影が行われ、その場合のホワイトバランス調整は、ス
トロボ光の色温度に合わせて制御される。
【0003】ところで、ストロボ装置の発光管に用いら
れるキセノン管から放射される光の色温度は昼光に近
く、蛍光灯等の一般電灯に比して高い。このため、一般
電灯がある被写体に対して、このようなホワイトバラン
ス調整を行うと、ストロボ光が届かない範囲にある被写
体の撮影再生画像に対しては正しくホワイトバランス調
整が行われず、赤みがかってしまう。
【0004】そこで、このような画像の一部に不自然な
色が再現されることを防止する方法として、例えば、ス
トロボ装置の発光時におけるホワイトバランス調整を、
ストロボ光の色温度、外部光の色温度、ストロボ光と外
部光の中間の色温度のいずれかを選択して行う方法が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法によって行うホワイトバランス調整でも、ストロボ光
が照射される被写体部分と、ストロボ光が照射されない
被写体部分それぞれに適合したホワイトバランス調整を
行うわけではないので、撮影画面全体にわたって良好な
色再現を実現することは極めて困難である。
【0006】それでは、ストロボ光の色温度を撮影状況
下における被写体の周囲光の色温度に適合させる方法が
考えられる。このようなストロボ装置の発光色温度の制
御方法としては、例えば、異なる種類のフィルタをそれ
ぞれ備える2つのキセノン管A,Bをそれぞれ複数回発
光させて、2つのキセノン管の色温度の合成値を被写体
の周囲光の色温度に適合させる方法が考えられる。これ
は、キセノン管A,Bそれぞれの1回の発光によるスト
ロボ光の色温度合成値を常に被写体の周囲光の色温度に
マッチさせ、しかも複数回発光させることで、目的の光
量を得ようとするものである。
【0007】しかしながら、このような複数のキセノン
管を複数回発光させる場合、それぞれのキセノン管にお
いて発光を行わせるトリガ回路のトリガ信号発生用の電
荷は、キセノン管において閃光発生に用いられるメイン
コンデンサの電荷を消費して作られるので、複数回発光
させると、そのトリガ信号発生用にメインコンデンサの
電荷を消費され、電荷をストロボ光に変換する効率が悪
く、充分な光量を得ることができない場合が生じる。
【0008】これに対し、1回毎の閃光発生の度にメイ
ンコンデンサに電荷を充電する方法が考えられるが、撮
影中に於けるメインコンデンサへの充電には相当の時間
を要し、結果的にシャッタ時間を長びかせる。シャッタ
時間が長いと手ぶれを誘因し、良好な写真撮影を行うこ
とができない可能性がある。
【0009】本発明は、色温度の異なる複数の閃光を合
成することにより所定の色温度を有するストロボ装置で
あって、最初の発光においてメインコンデンサの電荷が
多量に消費されることを防止することにより、次の発光
において電荷不足のために色温度が目的値からずれるこ
とを防止し、かつ適正露光量を得ることができるストロ
ボ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るストロボ装
置は、異なる発光色温度の閃光を発光可能な発光手段
と、発光手段の発光用電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、
周囲光の色温度を測定する測色手段と、色温度から発光
手段の発光量比率を定めて発光手段全体の発光色温度合
成値を周囲光の色温度に適合させると共に、発光手段の
少なくとも1つの発光量が増大して発光色温度合成値が
制御目的色温度から外れることを防止するように発光手
段の発光開始と停止とを制御する発光制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の一実施例であるストロボ装置を適用したス
チルビデオカメラのブロック回路図である。この図にお
いて、固体撮像素子38の受光面前には絞り40が設け
られており、固体撮像素子38が被写体52から受光す
る光量が調整される。固体撮像素子38の受光面により
受光された光は、画像信号に対応した電気信号に変換さ
れる。固体撮像素子38には撮像素子駆動回路36が接
続されており、この撮像素子駆動回路36により生成さ
れるシフトパルス等によって、固体撮像素子38から画
像信号が順次読み出される。
【0012】この固体撮像素子38により光電変換され
た画像信号のR信号はアンプ35により増幅されて信号
処理回路34に出力される。同様に、画像信号のB信号
もアンプ33によって増幅されて信号処理回路34に出
力される。なお、画像信号のG信号は、アンプを介さず
に信号処理回路34に直接入力される。アンプ33、3
5は制御回路30に接続されており、制御手段30によ
り、アンプのゲイン調整すなわちホワイトバランス制御
が行われる。
【0013】信号処理回路34では、画像信号が所定フ
ォーマットの記録信号に変換され、記録回路32へ出力
される。画像信号は、記録回路32によって図示しない
磁気ディスク等の記録媒体に順次記録される。
【0014】このスチルビデオカメラには、被写体52
からの反射光F3を受光、光電変換する光電変換素子、
例えばフォトダイオードからなる測光センサ42と、可
視光線の分光感度が異なる複数の光電変換素子からなる
測色センサ50とが設けられており、測光センサ42に
よって被写体52の輝度測定が行われ、測色センサ50
によって被写体52の周囲光E1の色温度が測定され
る。測色センサ50において測定された色温度情報は制
御回路30に入力される。この測定色温度情報に基づ
き、各キセノン管10、12の発光量が以下に述べる様
に決定される。
【0015】測光センサ42は積分回路44に接続され
ており、測光センサ42により光電変換された信号は、
制御回路30から入力される積分開始信号S5に従って
積分される。積分回路44は比較回路46を介して制御
回路30に接続されており、比較回路46にはD/A変
換器48が接続されている。比較回路46では、D/A
変換器48から入力される電圧値(信号S8)と、積分
回路44から入力される積分値とが比較され、その比較
結果はクエンチ信号S6として制御回路30に出力され
る。このクエンチ信号S6に基づいて、各キセノン管1
0、12の発光が停止される。
【0016】制御回路30にはストロボ装置70が接続
されており、ストロボ装置70の各キセノン管10、1
2の発光開始と停止は、制御回路30によって制御され
る。ストロボ装置70は、メインコンデンサ19への電
荷蓄積手段である充電回路28と、ストロボ光の色温度
を変える色温度変換フィルタ13を備えるキセノン管1
2と、フィルタを備えないキセノン管10と、各キセノ
ン管10、12の発光用電荷を蓄えておくメインコンデ
ンサ19と、各キセノン管10、12各々の閃光発生用
トリガ信号を生成するトリガ回路71と、各キセノン管
10、12の発光開始と停止を行うスイッチ手段である
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下IGBT)2
2、24とを有している。
【0017】ストロボ装置70において、充電回路28
からインパルス電圧が出力される信号線S12には、メ
インコンデンサ19の正電極と抵抗器18とキセノン管
10およびキセノン管12のアノード端子とが接続され
ている。メインコンデンサ19の負電極と、トリガトラ
ンス14の共通端子と、IGBT22、24のエミッタ
端子とはグランド共通信号線S10に接続されている。
トリガトランス14の低圧側コイルは、トリガ用コンデ
ンサ16を介して抵抗器18の他端に接続されると共
に、ダイオード20、26のアノード端子に接続されて
いる。
【0018】ダイオード20のカソード端子はキセノン
管10のカソード端子およびIGBT22のコレクタ端
子に接続されており、ダイオード26のカソード端子は
キセノン管12のカソード端子およびIGBT24のコ
レクタ端子に接続されている。
【0019】IGBT22、24のベース端子は制御回
路30に接続されており、制御回路30から出力される
発光トリガ信号S3、S4によってIGBT22、24
がONされて、IGBT22、24のコレクタ端子から
エミッタ端子へと電流が流れる。IGBT22がONさ
れるとダイオード20を介して、またIGBT24がO
Nされるとダイオード26を介して、トリガ用コンデン
サ16の電荷が放電される。したがって、トリガトラン
ス14の低圧側コイルに電流が流れ、高圧側コイルにト
リガパルスが誘導される。
【0020】このトリガパルスはキセノン管10、12
のトリガ電極に印加され、キセノン管10、12におい
て閃光が生成される。すなわち、ダイオード20、26
は、各IGBT22、24のONにより各キセノン管1
0、12に独立して閃光を行わせるための整流素子とし
て働く。
【0021】制御回路30には、スチルビデオカメラ本
体に設けられたレリーズスイッチ31とタイマー回路5
4とが接続されており、レリーズスイッチ31の操作に
応じて、各種制御が制御回路30によって行われる。キ
セノン管10、12から発せられた光F1、F2は被写
体52に向けて照射される。
【0022】制御回路30と充電回路28との間では、
メインコンデンサ19への電荷蓄積開始を指示する充電
開始信号S2と、メインコンデンサ19への所定電荷蓄
積が完了したことを制御回路30に報知する充完信号S
1とが授受される。
【0023】図2は、フォトダイオード等から構成され
た測光センサ42と、積分回路44と、比較回路46
と、D/A変換器48との接続状態を示している。積分
回路44はオペアンプ60、積分コンデンサ64および
リセットスイッチ72から構成されており、オペアンプ
60の反転信号入力端子と非反転入力端子との間に測光
センサ42が接続されている。オペアンプ60の非反転
入力端子には積分開始前の基準電圧値を与える基準電源
68が接続されている。
【0024】オペアンプ60の反転入力端子と出力端子
との間には、積分コンデンサ64とリセットスイッチ7
2とが並列に接続されており、制御回路30から入力さ
れる積分開始信号S5によってリセットスイッチ72の
接点開閉が制御される。リセットスイッチ72の接点が
開放されると、オペアンプ60によって測光センサ42
で発生する光電流が積分される。オペアンプ60の出力
端子は、比較回路46の反転入力端子に接続されてい
る。
【0025】比較回路46の非反転入力端子にはD/A
変換器48が接続されており、比較回路46では、D/
A変換器48の出力信号S8の電圧値とオペアンプ60
の出力信号S7の値とが比較される。信号S7の電圧値
が信号S8の電圧値よりも低下すると、クエンチ信号S
6が比較回路46から制御回路30へ出力される。なお
信号S8の電圧値は、制御回路30からD/A変換器4
8に与えられるデジタルデータよって定められ、この信
号S8の電圧値設定は、後に述べる適正積分値設定処理
によって行われる。
【0026】本実施例の作用を説明する。図3は本実施
例におけるストロボ発光制御の概要を表したシーケンス
図である。
【0027】レリーズスイッチ31が半押しされると
(ステップD20)、測光センサ42とは異なる図示し
ない測光センサによる測光データに基づいて、被写体5
2の光量測定が制御回路30により行われる。この測光
値に応じて、露出演算処理が制御回路30において行わ
れる(ステップD21)。
【0028】露出演算処理では、固体撮像素子38の電
子シャッタの動作時間と、ストロボ装置70の発光が必
要か否か等とが決定される。なお充電回路28によるメ
インコンデンサ19への充電処理は、本実施例を適用し
たスチルビデオカメラのメインスイッチがONされた時
点、または図示しないストロボ撮影を行うことを指示す
るスイッチ等が操作された時点で行われる。また充電処
理は、後述するストロボ発光制御が終了した時点におい
ても開始される。充電処理は、制御回路30から充電回
路28に充電開始信号S2が出力されることにより開始
される。
【0029】充電開始信号S2の入力により、充電回路
28からメインコンデンサ19にパルス状の高電圧信号
が出力され、閃光用電荷が順次メインコンデンサ19に
蓄積される。メインコンデンサ19に所定電荷が蓄積さ
れると、信号線S12の電位が所定値に達するので、所
定値に達したことを検出して充電回路28によるメイン
コンデンサ19への電荷蓄積が終了する。
【0030】メインコンデンサ19の電荷蓄積が完了さ
れると、充電回路28から制御回路30に充完信号S
1、すなわちメインコンデンサ19の電荷蓄積が完了し
たことを示す信号が出力される。すなわち制御回路30
では、充完信号S1の入力によってストロボ撮影可能が
認識される。
【0031】ステップD21の測光および露出演算処理
が終了した後、レリーズスイッチ31が全押しされると
(ステップD22)、制御回路30では、測色センサ5
0から入力される信号値を用いて、周囲光E1の色温度
が求められる(ステップD23)。周囲光E1は、被写
体52の周囲にある光源からの光により構成されてお
り、その周囲光E1の色温度に応じて、各キセノン管の
発光量を調整することにより、ストロボ装置70の合成
色温度を周囲光E1に適合させ、結果として、より自然
なスチル写真撮影が行われる。
【0032】なお測色センサ50は、可視光領域内で分
光感度特性が異なる、少なくとも2つの光電変換素子か
ら構成されている。この分光感度が異なる光電変換素子
の出力信号の比は受光量に依存せず、受光量と一対一の
関係がある。そこで、この出力信号の比(または比の対
数)を用いて、周囲光E1の色温度が制御回路30にお
いて算出される。制御回路30には、測色センサ50か
ら入力される信号値と、その信号値における色温度情報
との対応を示すデータテーブルが記憶されている。制御
回路30は、このデータテーブルを利用して、測色セン
サ50から入力される信号値から周囲光E1の色温度を
算出する。
【0033】算出された色温度情報から、アンプ33、
35のゲインが制御回路30によって設定される(ステ
ップD24)。すなわち、被写体52の周囲光E1の測
定色温度に応じて、G信号を基準に、そのG信号に対す
るR信号、B信号の増幅量を調整することにより、撮影
記録される画像信号のホワイトバランス制御が行われ
る。
【0034】次いで、測光値に基づいて、固体撮像素子
38の前に設けられた絞り40の開放量が制御回路30
によって制御され、固体撮像素子38に入射される被写
体52からの光F4の光量が調整される(ステップD2
5)。そして、測光結果に基づいて、固体撮像素子38
における光電変換信号の電荷蓄積時間、すなわちシャッ
タ時間が決定され、電荷蓄積が開始される(ステップD
26)。
【0035】このステップD26による信号電荷の蓄積
が開始されると共に、測光結果の判断に基づき、発光装
置70によるストロボ発光が必要であるならば、後述す
るストロボ発光制御が開始される(ステップD27)。
このストロボ発光を伴う撮影が完了すると、制御回路3
0の制御のもと、撮像素子駆動回路36から固体撮像素
子38へシフトパルスが出力される。
【0036】このシフトパルスによって、固体撮像素子
38の電荷蓄積が終了され(ステップD28)、さらに
絞り40が閉じられる(ステップD29)。この後、撮
像素子駆動回路36から固体撮像素子38に転送パルス
等の信号電荷読み出し制御信号が出力され、固体撮像素
子38において蓄積された信号電荷が画像信号としてア
ンプ33、35および信号処理回路34へ順次読み出さ
れて出力される(ステップD30)。
【0037】固体撮像素子38から出力された画像信号
は、信号処理回路34により所定フォーマットの画像信
号に変換された後、記録回路32によって図示しない記
録媒体に記録される。
【0038】ステップD27におけるストロボ装置70
のストロボ発光制御を詳細に説明する。
【0039】キセノン管12のストロボ光の色温度は、
色温度変換フィルタ13によって低下されている。一方
キセノン管10には色温度変換フィルタが設けられてい
ないので、キセノン管10の発光色温度はキセノン管1
2のストロボ光色温度より高い。したがって、キセノン
管10、12の各発光量を調整することにより、ストロ
ボ装置70全体の発光合成色温度を測定色温度に合致さ
せることができる。
【0040】例えば、周囲光E1の色温度が比較的高い
場合には、ストロボ光の色温度が高いキセノン管10の
発光量を多くし、ストロボ光の色温度が低いキセノン管
12の発光量を少なく制御する。逆に周囲光E1の色温
度が比較的低い場合には、キセノン管12の発光量を多
くし、キセノン管10の発光量を少なく制御する。
【0041】キセノン管10、12の発光量比決定に際
し、発光量の少ないキセノン管が先に発光させるように
制御される。これは、発光量の多いキセノン管を先に発
光させると、その発光量の多いキセノン管の発光によっ
てメインコンデンサ19の蓄積電荷が著しく多く消費さ
れ、次に発光させるキセノン管のアノード・カソード端
子間に閃光発生に必要な電位差を印加不能になるからで
ある。
【0042】また発光されるキセノン管には、下記に述
べる調光制御が施される。この調光制御とは、被写体5
2の輝度が低い場合に行われるストロボ撮影において、
ストロボ装置70から被写体52に向けて投光されるス
トロボ光によって良好な撮影画像が得られるように、被
写体52からの反射到来光量が所定量に達するようにキ
セノン管の発光量を調整することである。なお、良好な
撮影画像信号を得られるだけの光量が被写体52から固
体撮像素子38に入射したか否かを判断するのは、比較
回路46から入力されるクエンチ信号S6によって行わ
れる。
【0043】したがって、スチルビデオカメラから被写
体52までの距離が遠く、被写体52から反射してくる
ストロボ光の反射光量が少ない場合は、より長くかつ強
く各キセノン管を発光させる必要がある。
【0044】撮影状況によっては、調光制御が行われる
ために、先に発光させるキセノン管の発光量が多くな
り、メインコンデンサ19の蓄積電荷をより多く消費さ
れる場合が生じる。この場合、先に発光するキセノン管
によってより多くの電荷が消費されると、上述したよう
に、後に発光しようとするキセノン管が発光不能もしく
は極端に発光量が不足する可能性が生じる。このよう
に、後に発光するキセノン管の発光量が不足すると、ス
トロボ装置70の合成色温度が目的値に達せず、ストロ
ボ光の色温度を制御し、より自然な撮影画像を得ようと
する目的が損なわれる。
【0045】そこで、この調光制御によってメインコン
デンサ19の電荷がより多く消費されることを防止すべ
く、先に発光するキセノン管の発光時間に制限が施され
る。この発光時間の制限処理は次に述べる図4のフロー
チャートのステップ100〜112に示されている。
【0046】図4は、ステップD27におけるストロボ
装置70のストロボ発光制御のフローチャートを示して
おり、この制御は制御回路30によって実行される。こ
の図を参照してストロボ発光制御を説明する。
【0047】キセノン管の発光量は一般に発光時間に比
例しない。そこで、周囲光E1の色温度から定められる
キセノン管10、12の発光量比率A:B(A<Bとす
る)を維持するための時間的制限である最大発光時間T
は、各色温度に対応するデータテーブルとして制御回路
30内のメモリに記憶されている。まず、測定された周
囲光E1の色温度に応じて、キセノン管10に対応する
最大発光時間Tがメモリ内のデータテーブルから読み出
され、タイマー回路54にセットされるとともに、タイ
マー回路54の計時動作が開始する(ステップ10
0)。このタイマー回路54から入力される信号によっ
て、キセノン管10の発光が強制的に停止される。
【0048】次に、調光制御を行うため、キセノン管1
0に対応した適正積分値(デジタルデータ)がD/A変
換器48に出力される(ステップ102)。この適正積
分値はキセノン管10の発光量比Aに対応した値であ
る。D/A変換器48において、適正積分値がアナログ
電圧値の信号S8に変換され、比較回路46に出力され
る。
【0049】リセット信号S5が積分回路44に入力さ
れ、これにより積分回路44の積分値出力がリセットさ
れる(ステップ104)。そしてリセット信号S5の出
力が停止されて積分回路44のリセットが解除され、測
光センサ42で発生する光電流がオペアンプ60によっ
て時間的に積分される(ステップ106)。測光センサ
42が受光する被写体52からの反射光F3の照度に応
じて、測光センサ42に流れる光電流値が変化する。こ
の光電流値を積分することにより、被写体52からの反
射光F3の累積光量が検知される。したがって積分回路
44から出力される積分値は反射光F3の累積光量を表
している。
【0050】この積分回路44による反射光F3の累積
光量測定の開始と共に、IGBT22に対して発光トリ
ガ信号S3が出力され(ステップ108)、これにより
IGBT22がONされる。この結果、トリガ用コンデ
ンサ16に蓄えられえた電荷がダイオード20およびI
GBT22を介してグランド共通信号線S10に向かっ
て流れる。
【0051】また、トリガ用コンデンサ16の放電によ
りトリガトランス14の低圧側コイルに電流が流れ、ト
リガトランス14の高圧側コイルに高電圧が誘導され
る。この高圧側コイルに誘導されたトリガ電圧はキセノ
ン管10のトリガ電極に印加されるので、キセノン管1
0内のキセノンガスがイオン化される。このキセノンガ
スのイオン化により、アノード・カソード端子間の抵抗
が急激に低下し、アノード端子からカソード端子へスパ
ーク電流が流れて閃光が発生し、ストロボ光F1が被写
体52に向けて投光される。
【0052】このストロボ光F1により、被写体52か
らの反射光F3が増大する。この反射光F3の増大によ
って、積分回路44からの出力積分値が信号S8の値
(適正積分値)以下に達すると、クエンチ信号S6が比
較回路46から出力される。ステップ110においてク
エンチ信号S6の出力が確認されると、発光トリガ信号
S3の出力が停止し、キセノン管10の発光が停止する
(ステップ128)。
【0053】ステップ110においてクエンチ信号S6
の出力が確認されない場合、タイマー回路54による経
時時間がタイムーオーバとなっていないか否かが判断さ
れ(ステップ112)、タイムオーバでない場合にはス
テップ110に戻り、再度クエンチ信号S6の出力が判
定される。これに対し、タイムオーバとなった場合に
は、発光トリガ信号S3の出力が強制的に停止される
(ステップ114)。発光トリガ信号S3の出力が停止
すると、IGBT22がOFFし、キセノン管10を流
れる電流がIGBT22によって遮断され、キセノン管
10のストロボ発光が停止する。IGBT22のOFF
により、再びトリガ用コンデンサ16は急速に充電され
る。
【0054】次いで、タイマー回路54が停止されると
ともに(ステップ116)、積分回路44がリセットさ
れる(ステップ118)。そして発光トリガ信号S4が
出力され(ステップ120)、キセノン管10と同様に
して、キセノン管12の発光開始が制御される。すなわ
ち、発光トリガ信号S4によってIGBT24がONさ
れ、このIGBT24のONによりトリガ用コンデンサ
16の電荷が放電される。そして、トリガトランス14
からキセノン管12にトリガパルスが印加され、これに
よりキセノン管12が発光する。
【0055】キセノン管12の発光により、メインコン
デンサ19の電荷が完全に放電され、この発光が自然に
停止する時間に相当する期間待機する(ステップ12
2)。これは、キセノン管10の発光時間がタイムオー
バとなっていることから(ステップ112の判断でYE
S)、キセノン管12をフル発光させなければ、ストロ
ボ光の色温度バランスが崩れてしまうからである。メイ
ンコンデンサ19に残存する電荷がキセノン管12の閃
光によって完全に消費され、閃光が自然に停止する時間
経過の後(フル発光できる時間)、発光トリガ信号S4
の出力が停止される(ステップ124)。
【0056】このように、キセノン管10が最大発光時
間Tの間発光しても、キセノン管12を残留電荷でフル
発光させることによって、ストロボ装置70全体の発光
色温度を周囲光E1の色温度に合致させることができ
る。なお、ステップ100〜124までの処理による発
光制御の様子を図5に示す。
【0057】その後、条件によっては、充電開始信号S
2が再び制御回路30から充電回路28に出力され、次
の新たなストロボ発光制御の準備が行われる。
【0058】一方、キセノン管10の発光中にクエンチ
信号S6の入力が検知された場合(ステップ110の判
断でYES)、発光トリガ信号S3の出力が停止される
(ステップ128)。そして、ステップ116と同様に
タイマー回路54が停止され(ステップ130)、さら
にキセノン管12の発光量を調整する調光制御を行うべ
く、キセノン管12の適正積分値(デジタルデータ)が
D/A変換器48に出力される(ステップ132)。こ
の適正積分値はキセノン管12の発光量比Bに基づいて
定められる。
【0059】そして積分回路44がリセットされ(ステ
ップ134)、積分回路44の積分動作が開始されて
(ステップ136)、被写体52からの反射光F3の累
積光量が測定される。この積分回路44の積分開始とと
もに、発光トリガ信号S4がIGBT24に出力されて
キセノン管12の発光が開始される。そして、クエンチ
信号S6が出力されたか否かが監視され(ステップ14
0)、クエンチ信号S6が比較回路46から出力される
と(ステップ140でYES)、発光トリガ信号S4の
出力が停止され(ステップ142)、キセノン管12の
発光が停止される。そして積分回路44がリセットされ
(ステップ144)、次のストロボ発光制御の準備が行
われる。なお、キセノン管10、12の発光量比率A:
BがA>Bの場合、図4中のステップ100、102に
てキセノン管12に対応する最大発光時間および積分値
がセットされ、発光トリガ信号の出力順が反対になる。
【0060】キセノン管10の発光中にクエンチ信号S
6が出力された場合、すなわちステップ100〜144
によるキセノン管10、12の発光の様子を図6に示
す。この図に示すように、最大発光時間T以内でクエン
チ信号S6が制御回路30に入力され、最大発光時間T
の途中においてキセノン管10の発光が停止されてい
る。
【0061】このように、調光制御が良好に行われた場
合にあっても、各キセノン管10、12の発光量を制御
する各適正積分値が発光量比A,Bに基づいて定められ
るので、各ストロボ光F1、F2の合成色温度を周囲光
E1の測定色温度に適合させることが可能であり、しか
も適正露光量を得ることができる。
【0062】また本実施例によれば、2本のキセノン管
10、12の発光量調整が周囲光E1の測定色温度情報
に基づいて行われ、先に発光するキセノン管の発光時間
に制限を持たせているので、先に発光するキセノン管に
よってメインコンデンサ19の電荷を多く消費され、後
に発光するキセノン管用の電荷が不足してストロボ光全
体の合成色温度が目的の色温度からずれることが防止さ
れる。
【0063】さらに本実施例によれば、トリガ回路7
1、充電回路28、メインコンデンサ19をキセノン管
10、12の2つのキセノン管で兼用したことにより、
ストロボ光の色温度制御のためにキセノン管数を増加さ
せたにも拘らず、回路部品点数の増大を極力防止でき、
製造コストの増大防止と、回路の信頼性の保持とを図る
ことができる。
【0064】図7は本発明の第2実施例を示している。
この図において、第1実施例と同一回路には同一符号が
付されている。なお、第2実施例が第1実施例と異なる
点は、先に発光するキセノン管の発光量の制限が比較回
路47から入力される信号S20に基づいて行われる点
である。
【0065】比較回路47の一方の入力端子は、信号線
S12とグランド共通信号線S10との間に接続された
抵抗器51、53の中間接点に接続されている。比較回
路47の他方の入力端子には、D/A変換器49の出力
信号が接続されている。D/A変換器49の入力端子
は、制御回路30に接続されており、比較基準電圧値に
対応するデジタルデータが制御回路30から入力され
る。一方、比較回路47の出力端子は制御回路30に接
続されており、比較回路47における比較結果が信号S
20として制御回路30に入力される。
【0066】第2実施例の動作を説明する。図8は本実
施例の処理フローを示している。この処理フロー前にお
ける露出演算処理において、ストロボ撮影を実行するこ
とが決定されたとき、第1実施例と同じように、キセノ
ン管10とキセノン管12との発光量比率が周囲光E1
の測定色温度に応じて定められる。
【0067】ところで、先に発光するキセノン管の発光
によって消費されるメインコンデンサ19の蓄積電荷に
より、信号線S12の電位が低下する。そこで、この電
位が所定値になったときにこのキセノン管を停止させる
ことにより、第1実施例と同様に、後に発光するキセノ
ン管用の電荷が不足する事態を防止できる。これによ
り、キセノン管10、12の発光量比が崩れてストロボ
光全体の合成色温度が目的色温度から外れることが防止
される。なお、信号線S12の電位の低下を検出するた
め、この電位に比例した信号S11の電位が比較回路4
7によって監視される。
【0068】メインコンデンサ19の電荷を全て消費し
てキセノン管10、12を発光させた場合であっても、
これらのキセノン管10、12の発光量比率を測定色温
度によって定められた値に保持するため、1番目のキセ
ノン管(例えば、キセノン管10)の発光を必ず停止さ
せなければならない信号S11の発光限界電位V1は、
次のようにして求まる。
【0069】キセノン管の発光量はメインコンデンサ1
9の充電電圧と比例しない。そこで、キセノン管10に
対応するメインコンデンサ19の発光限界電位V1は、
制御回路30内のメモリ内に各色温度に対するデータと
して(データテーブル)記憶されている。そして、測定
された周囲光E1の色温度に応じて、キセノン管10に
対する発光限界電位V1がメモリ内のデータテーブルか
ら読み出され、D/A変換器49に設定される(ステッ
プ200)。この発光限界電位V1を示すデジタルデー
タがD/A変換器49によってアナログ電圧に変換され
て、比較回路47に入力される。
【0070】さらに、第1実施例と同様に、周囲光E1
の測定色温度に対応するキセノン管10の適正積分値が
D/A変換器48に出力される。すなわち、調光制御を
行うためのデータがD/A変換器48にセットされる
(ステップ202)。そして、積分回路44がリセット
されると共に、積分回路44による反射光F3の累積光
量の測定が開始される(ステップ204〜206)。
【0071】積分回路44の積分開始と共に、発光トリ
ガ信号S3が制御回路30からIGBT22に出力され
て、キセノン管10の発光開始が行われる(ステップ2
08)。積分回路44による反射光F3の光量が適正量
に達することにより、比較回路46からクエンチ信号S
6が出力されたか否かが判断される(ステップ21
0)。クエンチ信号S6の出力により、被写体52から
適正光量が到来したものとして、発光トリガ信号S3の
出力が制御回路30によって停止され、キセノン管10
の発光が停止される(ステップ224)。
【0072】これに対し、クエンチ信号S6の入力が無
い場合、比較回路47からクエンチ信号S20が出力さ
れたか否かが判断される(ステップ212)。つまり、
信号S12の電位が発光限界電位V1に達したか否かが
信号S11に基づいて判断され、達していた場合には、
それ以上キセノン管10の発光を行わせることができな
いので、発光トリガ信号S3の出力を停止して強制的に
キセノン管10の発光を停止させる(ステップ21
4)。
【0073】キセノン管10が発光限界まで発光された
ので、メインコンデンサ19に残存する電荷を全て消費
してキセノン管12を発光させる。積分回路44がリセ
ットされた後(ステップ216)、発光トリガ信号S4
が制御回路30からIGBT24に出力される。この発
光トリガ信号S4により、キセノン管12の発光が開始
される(ステップ218)。
【0074】メインコンデンサ19の電荷が全て消費さ
れて、キセノン管12の発光が極端に弱くなるまで待機
する(ステップ220)。その後、発光トリガ信号S4
の出力が停止され(ステップ222)、新たな発光制御
におけるメインコンデンサ19の充電が可能な状態に移
行される。
【0075】これに対し、キセノン管10の発光途中に
おいてクエンチ信号S6が出力された場合(ステップ2
10の判断でYES)、メインコンデンサ19にキセノ
ン管12の発光を賄うのに充分な電荷が残存しているの
で、キセノン管12の発光に対して調光制御を行うべ
く、キセノン管12の適正積分値がD/A変換器48に
対して出力される(ステップ226)。
【0076】そして積分回路44がリセットされ(ステ
ップ228)、積分回路44の積分が開始されて(ステ
ップ230)、新たな適正積分値に基づいてキセノン管
12の調光制御が開始される。積分回路44の積分開始
と共に、発光トリガ信号S4が制御回路30からIGB
T24に出力されて、キセノン管12の発光が開始され
る(ステップ232)。
【0077】積分回路44の積分値が適正積分値に等し
くなると、クエンチ信号S6が比較回路46から出力さ
れ(ステップ234)、発光トリガ信号S4の出力が停
止される(ステップ236)とともに、積分回路44が
リセットされる(ステップ238)。
【0078】このように第2実施例は、メインコンデン
サ19の電荷が先に発光させるキセノン管の発光量によ
ってより多く消費されることを防止するため、先に発光
させるキセノン管の発光量に制限を設けている。この制
限手段は、消費されるメインコンデンサ19の電荷によ
り低下する信号線S12の電位、すなわち信号S11の
電位が周囲光E1の色温度から定まる各キセノン管の発
光量比率から定められる発光限界電位と等しくなった場
合に行われる。
【0079】したがって、先に発光するキセノン管にメ
インコンデンサ19の電荷をより多く消費され、後に発
光するキセノン管の発光量が目的量に足らず、ストロボ
装置70全体の合成色温度が目的値より偏ることが防止
される。
【0080】ステップ200〜238のループによって
発光が制御されるキセノン管10、12の発光波形、ク
エンチ信号S6、S20、および信号線S12の電位、
すなわち、分圧されたメインコンデンサ19の電圧変化
の様子を図9、10に示す。図9は、被写体52からの
反射光F3の光量が多く、調光制御によってクエンチ信
号S6が制御回路30に入力されてキセノン管10の発
光が停止された場合を示している。図10は、被写体5
2からの反射光F3が少なく、調光制御によりクエンチ
信号S6が制御回路30に入力されない場合であって、
図8のステップ210においてNOと判断され、その
後、ステップ212〜222が行われた場合を示してい
る。
【0081】以上のように各実施例では、発光色温度が
異なる複数のキセノン管を設け、被写体の周囲光の色温
度に適合するように各キセノン管の発光量比率を定めて
いる。そして、この発光量比率に基づいて、より少ない
発光量のキセノン管から先に発光させるとともに、調光
制御により、このキセノン管によりメインコンデンサの
電荷が多く消費されて、後に発光させるキセノン管に十
分な電荷供給が不能状態に陥り、全キセノン管の発光合
成色温度が周囲光の色温度からずれないように、先に発
光するキセノン管の発光量を制限する手段を設けてい
る。
【0082】その制限手段として、第1実施例では、タ
イマー回路54等の計時測定による時間的制限を行う手
段を用い、第2実施例では、キセノン管の発光により減
少するメインコンデンサ19の電荷によって各キセノン
管に印加されている電圧値にによって制限を行う手段を
用いている。このような制限手段により、先に発光する
キセノン管にメインコンデンサの電荷を多く消費される
ことを防止でき、結果的にストロボ装置全体の合成色温
度が目的の色温度からずれることを完全に防止できる。
【0083】さらに各実施例では、メインコンデンサ1
9およびメインコンデンサ19の電荷蓄積を行う充電回
路28を各キセノン管で共有させたので、キセノン管を
複数設けたことによる部品点数の増加を極力おさえるこ
とができ、製造コストの増大防止と、部品実装スペース
の節約と、装置全体の重量低減と、部品点数の削減に伴
う装置全体の信頼性とを向上させることができる。
【0084】複数のキセノン管それぞれを微小時間多段
発光させて合成色温度を調整しようとした場合、その繰
り返される各キセノン管の発光開始時において、キセノ
ン管に印加するトリガパルスを発生させることによって
メインコンデンサの電荷が消費されてしまい、閃光に使
用するメインコンデンサの電荷が減少してしまう。しか
し上記各実施例では、各キセノン管を1回ずつしか発光
させていないので、メインコンデンサの電荷がトリガパ
ルス発生等のように無駄に消費されることを防止でき、
メインコンデンサの電荷をストロボ光のために効率良く
使用することができる。
【0085】なおキセノン管の数は2個に限定するもの
でなく、それより多くても良い。例えば、3個のキセノ
ン管で、かつ各キセノン管にR,G,B色のフィルタを
取り付け、各キセノン管の発光色温度に3段階の差をつ
け、より細かなストロボ光の色温度制御を行うようにし
てもよい。その場合の発光量の制限は、1番目および2
番目に発光されるキセノン管に対して行われることにな
る。すなわち、発光手段であるキセノン管をN個設けて
合成色温度を調整する場合、1番目からN−1番目まで
に発光させる各キセノン管に発光量制限を加えるように
する。なお、N個全てに制限手段による最大発光量制限
を加えるようにしてもよい。
【0086】さらに上記各実施例では、各キセノン管の
発光・停止を制御するスイッチ手段としてIGBT2
2、24を用いたが、これを複数のサイリスタを用いて
行うようにしてもよい。被写体52からのストロボ反射
光の測定手段と、クエンチ信号生成手段についても、図
2のようにオペアンプおよびアナログコンパレータに限
定するものでなく、デジタル回路によって積分回路と、
比較回路とを構成してもよい。
【0087】また、測光センサ42、測色センサ50に
入射させる被写体からの反射光は、固体撮像素子38に
備える撮影レンズ系を介した光の一部を利用するように
してもよい。このような構成により、固体撮像素子38
に入射する光量をより正確に測定することができる。
【0088】さらに上記各実施例では、メインコンデン
サ19およびトリガ回路71を各キセノン管10、12
で共用し、キセノン管10,12の発光と停止を行うス
イッチ手段であるIGBTを各キセノン管に独立して設
けたが、スイッチ手段を各キセノン管で共用し、トリガ
回路およびメインコンデンサをそれぞれのキセノン管に
独立して設け、そのトリガ回路のON、OFFを制御回
路30からの制御信号にしたがって独立して行えるよう
にしてもよい。そして、各キセノン管の何れかを発光さ
せたい場合には、共用されたスイッチ手段をONすると
共に、発光させたいキセノン管に設けたトリガ回路に制
御回路30から制御信号を出力し、そのキセノン管にの
みトリガパルスを印加させて発光を行わせる。キセノン
管の発光の停止は、スイッチ手段をOFFすることによ
って行える。
【0089】これにより、複数あるキセノン管の発光
を、複数設けたトリガ回路によって独立して制御できる
し、各キセノン管の発光と停止を交互に繰り返させるこ
ともできる。さらなる応用として、スイッチ手段とトリ
ガ回路とを独立して各キセノン管毎に設けてもよい。
【0090】また、上記第1、第2実施例では、スチル
ビデオカメラについて説明したが、ストロボ装置70、
測色センサ50および測光センサ42等を備えるストロ
ボ装置に本発明を用いることができる。つまり、固体撮
像素子38、信号処理回路34および記録回路32等の
スチルビデオ撮影回路が無いストロボ装置に本発明を適
用すれば、従来のスチルカメラに使用することができ
る。
【0091】図11は本発明の第3実施例であるストロ
ボ装置を適用したスチルビデオカメラのブロック回路図
である。第3実施例では、キセノン管は1本だけ設けら
れており、このキセノン管12の投光面の前に、2種類
の色温度変換フィルタ56A、56Bが交互に移動でき
るように設けられている。後述するように、これらのフ
ィルタ56A、56Bを切換えることにより発光色温度
が変わり、ストロボ装置の全体の合成色温度が制御され
る。
【0092】ストロボ装置は、キセノン管12の他、こ
のキセノン管12の発光用電荷を蓄えておくメインコン
デンサ19と、メインコンデンサ19への電荷蓄積手段
である昇圧回路28と、キセノン管12の閃光発生用の
トリガ信号を生成するトリガ回路71と、キセノン管1
2の発光開始と停止を行うスイッチ手段であるIGBT
22と、メインコンデンサ19の出力電圧を測定するた
めの分圧抵抗器R1、R2と、抵抗器R1、R2の中間
接続点の電圧値を測定するA/D変換器53とを有して
いる。
【0093】昇圧回路28からインパルス電圧が出力さ
れる信号線S12には、メインコンデンサ19の正電極
と、抵抗器R1、18の一端と、キセノン管12のアノ
ード端子とが接続されている。メインコンデンサ19の
負電極と、トリガトランス14の共通端子と、IGBT
22のエミッタ端子と、抵抗器R2の一端とは、それぞ
れグランド共通信号線S10に接続されている。トリガ
トランス14の低圧側コイルはトリガ用コンデンサ16
を介して抵抗器18の他端に接続されると共に、IGB
T22のコレクタ端子に接続されている。
【0094】抵抗器R1と抵抗器R2とが接続された点
は、A/D変換器53に接続されている。A/D変換器
53の出力端子は制御回路30に接続されており、A/
D変換器53から出力されるデジタルデータS16は制
御回路30に入力される。
【0095】IGBT22のベース端子は制御回路30
に接続されている。IGBT22は制御回路30から出
力される発光トリガ信号S3によってONされ、これに
よりIGBT22のコレクタ端子からエミッタ端子へ電
流が流れる。すなわちトリガ用コンデンサ16の電荷が
放電され、トリガトランス14の低圧側コイルに電流が
流れて高圧側コイルにトリガ信号が誘導される。このト
リガ信号はキセノン管12のトリガ電極に印加され、こ
の結果キセノン管により閃光が生成され、この閃光F5
は被写体52に向けて投光される。
【0096】図12〜図14は、本実施例において設け
られるストロボ装置70の構成を示している。図13お
よび図14は図12のX−X切断線から見たストロボ装
置70の水平断面図である。
【0097】これらの図に示すように、ストロボ装置7
0の中央に位置する開口部58内に、キセノン管12が
取り付けられており、キセノン管12の後側にリフレク
タ65が設けられている。このリフレクタ65と開口部
58の間には、色温度変換フィルタ56A、56Bが設
けられ、これらの色温度変換フィルタ56A、56Bは
スライダ64に固定されている。
【0098】色温度変換フィルタ56Aはキセノン管1
2の発光色温度を高くし、色温度変換フィルタ56Bは
キセノン管12の発光色温度を低くする作用を持つフィ
ルタである。なお色温度変換フィルタ56Aは透明フィ
ルタであってもよい。
【0099】スライダ64の片面にはギアが設けられて
おり、このギアはモータ61の出力軸に設けられた歯車
62に噛合している。モータ61の正逆回転によって、
色温度変換フィルタ56A、56Bがリフレクタ65の
前を移動させられる。モータ61はモータ駆動回路59
に接続されており、モータ駆動回路59は制御回路30
と接続されている。制御回路30の命令に基づいて、モ
ータ駆動回路59によりモータ61の正逆回転が行わ
れ、リフレクタ65の前に配置される色温度変換フィル
タ56A、56Bが切り換えられる。
【0100】その他の構成は第1および第2実施例と同
様である。
【0101】図15および図16は、第3実施例におけ
るストロボ発光制御のフローチャートを示している。ス
トロボ発光制御前の測色処理において、色温度変換フィ
ルタ56A、56Bを用いて行われるキセノン管12の
発光比率A:Bが、周囲光E1の測定色温度に応じて定
められる。すなわち、色温度変換フィルタ56Aが投光
面前に配置されて行われるキセノン管12の発光量と、
色温度変換フィルタ56Bが投光面前に配置されて行わ
れるキセノン管12の発光量との比率が、周囲光E1の
色温度に応じて定められる。
【0102】そして、A/D変換器53から入力される
デジタルデータS16を用いてメインコンデンサ19の
初期充電電圧値(シャッターレリーズ時の充電電圧)が
検出される。この検出された初期充電電圧値は、一旦メ
モリに記憶される(ステップ300)。
【0103】上記発光比率A、Bのうち、小さい比率に
対応する色温度変換フィルタがキセノン管12の投光面
前に位置するよう、モータ61が駆動される(ステップ
302)。なお、説明の便宜上以下、周囲光E1の色温
度から定められた発光比率A:Bは、A<Bとする。従
って、ステップ302の処理によって、キセノン管12
の前に色温度変換フィルタ56Aが移動される。逆に、
A>Bの場合は、色温度変換フィルタ56Bがキセノン
管12の前に移動され、以下の設定処理が行われる。
【0104】次に、周囲光E1の測定色温度に対するキ
セノン管12の適正積分値MがD/A変換器48に設定
される(ステップ304)。この適正積分値Mは、調光
制御によって最適な撮影画像を得るための閾値である。
【0105】そして、発光比率A:Bを保持しつつ色温
度変換フィルタ56Aを用いたキセノン管12の最大発
光量に相当する最大発光時間が、メインコンデンサ19
の初期充電電圧値から求められ、タイマー回路54に設
定される(ステップ306)。
【0106】この最大発光時間は、制御回路30のメモ
リに記憶されたデータテーブルを用いて求められる。デ
ータテーブルには、検出されたメインコンデンサ19の
初期充電電圧値に基づいて、発光比率A:Bを保持する
ことができる各最大発光時間のデータが保存されてい
る。
【0107】ステップ306の処理後、タイマー回路5
4がスタートし(ステップ308)、積分回路44がリ
セット信号S5によってリセットされた後(ステップ3
10)、積分回路44の積分が開始される(ステップ3
12)。これにより、反射光F5の累積光量による調光
制御が開始される。
【0108】積分回路44の積分開始と共に、発光トリ
ガ信号S3が出力され、キセノン管12の発光が開始さ
れる(ステップ314)。その後、調光制御を行うクエ
ンチ信号S6が入力されたか否かが制御回路30におい
て判断される(ステップ316)。クエンチ信号S6が
制御回路30に入力されたとき、発光トリガ信号S3の
出力が停止され、キセノン管12の発光が停止される
(ステップ320)。
【0109】これに対し、クエンチ信号S6が入力され
ないときは、タイマー回路54からのタイムオーバ信号
S14の入力有無が制御回路30において判断される
(ステップ318)。このタイムオーバ信号S14は、
発光開始からの経過時間が上記最大発光時間を越えたこ
とを示す。タイムオーバ信号S14が入力されなけれ
ば、ステップ316の判断に戻る。タイムオーバ信号S
14が入力されていれば、発光トリガ信号S3の出力が
停止されてキセノン管12の発光が停止される(ステッ
プ320)。
【0110】そして、タイマー回路54の計時動作が停
止される(ステップ322)。次に、発光比率の大きい
フィルタ、ここでは色温度変換フィルタ56Bがモータ
61の駆動によってキセノン管12の前に移動される
(ステップ324)。
【0111】色温度変換フィルタ56Bを伴うキセノン
管12を調光制御するため、周囲光E1の測定色温度か
ら求める適正積分値NがD/A変換器48に設定される
(ステップ326)。そして、測定色温度から定めた上
記発光比率A:Bと、メインコンデンサ19の初期充電
電圧値とから、色温度変換フィルタ56Bに対する最大
発光時間がデータテーブルから読み出され、タイマー回
路54に設定される(ステップ328)。
【0112】タイマー回路54がスタートされ(ステッ
プ330)、積分回路44がリセットされた後(ステッ
プ332)、積分回路44の積分が開始される(ステッ
プ334)。そして、発光トリガ信号S3が出力されて
キセノン管12の発光が再び開始される(ステップ33
6)。
【0113】この後、比較回路46からのクエンチ信号
S6の入力有無と、タイマー回路54からのタイムオー
バ信号S14の入力有無とが判別される(ステップ33
8、340)。クエンチ信号S6が入力されるか、また
はタイムオーバ信号S14が入力されると、発光トリガ
信号S3の出力が停止され(ステップ342)、キセノ
ン管12の発光が停止される。そしてタイマー回路54
の計時動作が停止される(ステップ346)。
【0114】このようにしてストロボ発光制御が終了さ
れると、固体撮像素子38において蓄積された信号電荷
が画像信号として読み出され、信号処理回路34で所定
フォーマットの画像信号に変換された後、記録回路32
によって図示しない記録媒体に記録される。その後、条
件に応じて、充電開始信号S2が再び制御回路30から
昇圧回路28に出力され、次の新たなストロボ発光制御
の準備が行われる。
【0115】このように第3実施例では、一方のフィル
タは透過光の色温度を高くし、他方のフィルタは透過光
の色温度を低くする2種類の色温度変換フィルタ56
A、56Bをキセノン管12の前に、交換移動できるよ
うに設け、色温度変換フィルタ56Aが投光面前にある
ときのキセノン管12の発光量と、色温度変換フィルタ
56Bが投光面前にあるときのキセノン管12の発光量
との比率を、被写体52の周囲光E1の色温度から定め
て、ストロボ装置70全体の合成色温度を調整するよう
にした。
【0116】また第3実施例では、調光制御により、一
方の発光量が過多に増大することを防止すべく、それぞ
れの色温度変換フィルタ56A、56Bにおけるキセノ
ン管12の発光時間に、メインコンデンサ19の初期充
電電圧値と周囲光E1の色温度とに基づいて制限を加え
た。これによって、調光制御によって一方の色温度変換
フィルタを用いた場合のキセノン管の発光量が増大する
ことを防止でき、より自然な撮影画像を得ることができ
る。
【0117】なお第3実施例では色温度変換フィルタを
2種類設けていたが、3種類以上の色温度変換フィルタ
を用いてもよい。さらに、印加電圧の大小で透過光の色
相を変化させることができる電界制御複屈折効果を持つ
液晶セルを色温度変換フィルタとしてキセノン管12の
前に固定してもよい。この場合には、モータ61及びモ
ータ駆動回路59に代えて、その液晶セルに印加する電
圧値を変化させる電圧制御手段を用いる。つまり、発光
比率Aの発光時に液晶セルに印加する電圧値と、発光比
率Bの発光時に液晶セルに印加する電圧値とを変えるこ
とにより、透過光の色温度をそれぞれ制御する。これに
より、ストロボ装置70の合成色温度を自由に制御でき
る。
【0118】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、最初の発
光においてメインコンデンサの電荷が多量に消費される
ことを防止することにより、次の発光において電荷不足
のために色温度が目的値からずれることを防止し、かつ
適正露光量を得ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスチルビデオカメラの第1実
施例の回路図である。
【図2】測光センサ、積分回路、および比較回路の詳細
図である。
【図3】第1実施例の撮影動作を示すタイミングチャー
トである。
【図4】第1実施例におけるストロボ撮影の動作を示す
フローチャートである。
【図5】第1実施例における発光トリガ信号に対する各
キセノン管の発光時の発光波形図である。
【図6】第1実施例における発光トリガ信号に対する各
キセノン管の発光時の発光波形図である。
【図7】本発明を適用したスチルビデオカメラの第2実
施例の回路図である。
【図8】第2実施例におけるストロボ撮影動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】第2実施例における発光トリガ信号に対する各
キセノン管の発光時の発光波形図である。
【図10】第2実施例における発光トリガ信号に対する
各キセノン管の発光時の発光波形図である。
【図11】本発明を適用したスチルビデオカメラの第3
実施例の回路図である。
【図12】第3実施例におけるストロボ装置の正面図で
ある。
【図13】第3実施例におけるストロボ装置の断面図で
ある。
【図14】第3実施例におけるストロボ装置の断面図で
ある。
【図15】第3実施例のストロボ発光制御のフローチャ
ートである。
【図16】第3実施例のストロボ発光制御のフローチャ
ートである。
【符号の説明】 10、12 キセノン管 14 トリガトランス 16 トリガ用コンデンサ 19 メインコンデンサ 22、24 IGBT 28 充電回路 30 制御回路 38 固体撮像素子 42 測光センサ 44 積分回路 46、47 比較回路 50 測色センサ 52 被写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/04 - 15/05 H04N 9/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる発光色温度の閃光を順次発光可能
    な発光手段と、この発光手段の発光用電荷を蓄積する
    一の電荷蓄積手段と、周囲光の色温度を測定する測色手
    段と、この色温度から前記発光手段の発光量比率を定め
    て前記発光手段全体の発光色温度合成値を前記周囲光の
    色温度に適合させると共に、前記発光手段の少なくとも
    1つの発光量が増大して前記発光色温度合成値が制御目
    標色温度から外れることを防止するように発光手段の発
    光開始と停止とを制御する発光制御手段とを備え、前記
    発光制御手段は、前記発光手段によって発光される複数
    の閃光において、発光量の相対的に少ない閃光を先に発
    光させ、かつ先に発光する閃光の発光量が所定値を越え
    た場合に、後に発光する閃光をフル発光させることを特
    徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 異なる発光色温度の閃光を順次発光可能
    な発光手段と、この発光手段の発光用電荷を蓄積する
    一の電荷蓄積手段と、被写体からの光量を測定する光量
    測定手段と、周囲光の色温度を測定する測色手段と、前
    記発光手段全体の合成色温度を前記色温度に適合させる
    発光手段の発光量比率を求め、この発光量比率を維持す
    るための時間的制限である最大発光時間をセットする手
    段と、前記光量測定手段による測定光量に応じて、前記
    発光手段の発光開始と停止とを制御し、前記発光手段に
    よって発光される複数の閃光において、発光量の相対的
    に少ない閃光を先に発光させ、かつ先に発光する閃光の
    発光量が前記最大発光時間を越えた場合に、後に発光す
    る閃光をフル発光させる発光制御手段とを備えることを
    特徴とするストロボ装置。
  3. 【請求項3】 異なる発光色温度の閃光を順次発光可能
    な発光手段と、この発光手段の発光用電荷を蓄積する
    一の電荷蓄積手段と、被写体からの光量を測定する光量
    測定手段と、周囲光の色温度を測定する測色手段と、前
    記発光手段全体の合成色温度を前記色温度に適合させる
    発光手段の発光量比率を求め、この発光量比率を維持す
    るための制限電圧である発光限界電位をセットする手段
    と、前記光量測定手段による測定光量に応じて、前記発
    光手段の発光開始と停止とを制御し、前記発光手段によ
    って発光される複数の閃光において、発光量の相対的に
    少ない閃光を先に発光させ、かつ先に発光する閃光に対
    応した前記電荷蓄積手段の発光量が前記発光限界電位よ
    りも低くなった場合に、後に発光する閃光をフル発光さ
    せる発光制御手段とを備えることを特徴とするストロボ
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のストロボ装置
    と、被写体像を画像信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記色温度測定手段による測定色温度に応じて、撮像素
    子が出力する画像信号の増幅度を調整することを特徴と
    するスチルビデオカメラ。
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