JP3342250B2 - 扁平コアレス振動モータのロータとその製造方法 - Google Patents

扁平コアレス振動モータのロータとその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯無線通信装置の
無音報知源等に用いて好適な偏平コアレス振動モータの
ロータとその製造方法に係り、特に生産コストを低減さ
せた大量生産が容易にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より偏平コアレス振動モータのロー
タの給電手段として薄型化のために平板コミュテータを
用いるものが知られている。例えば、ロータ自体を偏心
させた振動モータに用いるものでは、実願昭63−11
868号の第1図に示すように樹脂成型したロータに平
板コミュテータを添設してなるものか、本出願人が先に
提案した特願平6−323845号の一連の図面で示す
ように、ロータの外周寸法に合わせた厚み0.2ミリ程
度ガラスクロスエポキシ板の一面に平板コミュテータ
を、他面に配線パターンをそれぞれ印刷配線し、この配
線パターン側に3個の空心コイルを配して端末を結線し
たあと樹脂で一体成型してなるものである。すなわち、
図4に示すように、一面に整流子パターンからなる平板
コミュテータ20を形成すると共に、他面に配線パター
ン2a、2bを形成した印刷配線板2を予めロータの外
形とほぼ同寸法にプレス加工しておき、この印刷配線板
2を、ガイドホールHを治具の突起(図示せず)に合わ
せてセットし、3個の空心コイル1を配着したあと、各
端末1a,1bをそれぞれ前記の配線パターン2a,2
bに半田結線し、金型(図示せず)にセットして各空心
コイルの厚み分まで一体に樹脂モールドしてなるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
扁平コアレスモータのロータは、軸方向空隙型となるた
め、印刷配線板の全面がマグネット面に臨むことにな
り、効率の向上を図るには空隙とマグネットの厚みの比
で表される動作点パーミアンス係数を大きくとるため、
印刷配線板の厚みをできるだけ薄くするのがよいが、厚
みを0.1以下にした場合変形しやすく作業性に問題が
あった。しかも、治具にセットするといえども個々に半
田結線したり、射出成型に個々に装着しなくてはならな
いなど、作業時間も長くなるためタクトロスが多くなっ
て、稼動率が悪化するものであった。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解決し
ようとするもので、すなわち、極めて薄い印刷配線板を
使用することによって空隙のロスの増大を防ぐと共に、
この薄い印刷配線板を使用しながらも生産性のよい、し
たがってコスト的に有利な扁平コアレスモータのロータ
とその製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するには、請求項1に示す発明のように、印刷配線板
(22)の一面に複数個のコミュテータ用パターン(2
2c)を形成し、他面に配線パターン(22a、22
b)を形成するとともに複数個の空心コイル(1)を偏
心して配置し、樹脂(J)で一体成形してなる扁平コア
レスモータ振動のロータにおいて、前記印刷配線板は一
単位毎の前記コミュテータ用パターンと配線パターンを
所定のピッチで複数個連設してなるものであって、この
印刷配線板に前記一単位毎に複数個の空心コイル(1)
を前記ピッチで配設したあと樹脂(J)で一体成形する
ことによりロータ群を形成し、その後一単位毎に切り離
すことにより形成してなり、前記切り離す部分は連結部
(5)を残して予め切り込み孔(6)が設けられ、連結
部の少なくとも一部は平面からみて中心を介して前記空
心コイルの反対側でロータの旋回外周より外方に出ない
ように配慮されているもので達成できる。このようなモ
ータを製造するには、請求項2に示す発明のように、 1 印刷配線板(22)の一面と他面にそれぞれコミュ
テータ用パターン(22c)と配線パターン(22a、
22b)を所定のピッチで複数個連設する; 2 この印刷配線板を治具にセットして一単位毎に複数
個の空心コイル(1)を前記ピッチに合わせて偏心配設
する; 3 この空心コイルの端末(1a、1b)を前記配線パ
ターンに結線する; 4 このようにした印刷配線板を金型に嵌めて樹脂
(J)で一体成形することにより連結したロータ群を形
成する; 5 この一体化されたロータ群を個々に切り離すことに
単一のロータにする工程を採用すれば達成できる。
【0006】この発明の請求項1に示す課題解決手段に
よるロータは、一枚の薄い印刷配線板に多数連設して一
体に樹脂成形し、その後一単位毎に切り離すようにした
ので、射出金型等に一つ毎に装着する必要がなく大量生
産ができ、予め配した切り込みによって切り離しが容易
にできる。このロータの製造方法として請求項2に示す
ような工程をとると、複数個のロータを一度に成形でき
るので大量生産が容易にできる。
【0007】
【第1の実施例】次に、この発明の第1の実施例の構成
を図1、図2に基づいて説明する。図1は扁平コアレス
振動モータのロータを構成する主要部材の薄い印刷配線
板22の要部平面図である。図2は同ロータを構成する
組立説明図である。薄い印刷配線板22はフレキシブル
シート又は厚み0.1ミリのガラスクロスエポキシ板か
らなり、一面(図において裏側)に6個のセグメントか
らなる平板コミュテータパターン22cを形成すると共
に、他面(図において表側)に巻始め、巻終わりの各配
線パターン22a,22bを形成し、これを一単位とし
て一定のピッチPに多数連設させてある。なお、22d
はロータ外径寸法を表す想像線であり、後述のロータ完
成時のプレス切断ラインでもある。またH1は位置決め
用ガイド孔である。なお、前記の平板コミュテータパタ
ーン22cは金メッキが施され、直接コミュテータセグ
メントを形成させている。
【0008】このような印刷配線板22を用いてロータ
にするには図2に示すように、パレットあるいはマガジ
ン(図示せず)から自動的に一単位毎に3個の空心コイ
ル1‥‥を紫外線硬化型嫌気性接着剤を介して配設し、
前記ピッチPに合わせて他の位置にも同様に連設してい
く。全部空心コイルが配設し終わったら、リフローハン
ダにより各端末1a‥‥、1b‥‥を、前記印刷配線板
22の所定の配線パターン22a、22bに一括半田結
線する。その後、半田付部分に保護塗料4を塗布し、予
め用意した射出金型(図示せず)に装着し、高摺動性の
樹脂Jで一体成形する。その後、予め用意したプレス金
型(図示せず)で前述の想像線22dの位置で一遍に切
り離すことにより、一度に多数のロータRが得られるこ
とになる。なお、図中Jaはシャフト(図示せず)に回
転自在に遊嵌させる軸受け孔である。
【0009】
【第2の実施例】上述の第1の実施例の変形として図3
に示すように印刷配線板22の切り離し部に、わずかな
幅の連結部5‥‥を残して切り込み6‥‥を設けてもよ
い。このようにすると、切り離しがプレス金型を用いな
いでも容易にできる。なお、この場合連結部5は、ロー
タRの旋回外周以外のところに配しておくのがよいし、
連結部分の切り残しが旋回外周により出ないように、
結部5の少なくとも一部は平面からみて中心を介して前
記空心コイルの反対側でロータの旋回外周より外方に出
ないようにすると共に、重心側に配した連結部は旋回外
周より凹所7にしておくのがハウジング(図示せず)の
内壁に当たらないようにするために望ましい。
【0010】この発明の扁平コアレスモータのロータ
は、上述の説明をまとめると次のような製造工程を採用
することにより完成する。すなわち、 1 印刷配線板22の一面と他面にそれぞれ平板コミュ
テータ22c,222cと配線パターン22a,222
a,22b,222bを所定のピッチP,PPで多数
(複数個)連設する工程。 2 この印刷配線板22を治具(図示せず)にセットし
て一単位毎に複数個の空心コイル1‥‥、11‥‥を前
記ピッチP,PPに合わせて接着剤を介して配設する工
程。 3 この空心コイルの端末1a‥‥,1b‥‥を前記配
線パターン22a‥‥,222a‥‥,22b‥‥,2
22b‥‥に半田結線する工程。 4 この空心コイルを配設して端末結線された印刷配線
板を金型(図示せず)に嵌めて樹脂で一体成形すること
により連設したロータ群を形成する工程。 5 この一体化されたロータ群を個々に切り離すことに
より単一のロータにする工程。このような製造方法によ
れば個々に1ケずつ金型にセットしたものに比べてタク
トが減少されるので稼動率が上がり、切り離しも一遍に
できるので生産性がよいものとなる。
【0011】また上記実施例はいずれも6セグメントの
コミュテータパターンを金メッキしそのまま平板コミュ
テータとして用いるものを例示したが銅箔パターンのま
まにして円筒型コミュテータ(図示せず)を半田結線し
たものでもよいのはもちろんである。
【0012】
【発明の効果】この発明は上述のように構成したので、
動作点パーミアンス係数の低下のおそれがないように印
刷配線板を極めて薄く、例えば0.1以下にしたもので
あっても、容易にしかも大量に生産でき、したがってコ
スト的にも有利な偏平コアレスモータのロータとその製
造方法が提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏平コアレスモータのロータ第1の実
施例の構成部品の要部平面図である。
【図2】同ロータの組立説明図である。
【図3】本発明の同ロータの第2の実施例の構成部品の
要部拡大平面図である。
【図4】従来の偏平コアレスモータのロータの要部平面
図である。
【符号の説明】
1 空心コイル 1a 巻始め端末 1b 巻終わり端末 22 印刷配線板 22c 平板コミュテータ 22a 巻始め配線パターン 22b 巻終わり配線パターン P ピッチ 5 連結部 6 切り込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/26 H02K 15/04 H02K 23/54 H02K 23/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線板(22)の一面に複数個の
    ミュテータ用パターン(22c)を形成し、他面に複数
    個の配線パターン(22a、22b)を形成するととも
    に複数個の空心コイル(1)を偏心して配置し、樹脂
    (J)で一体成形してなる扁平コアレスモータ振動のロ
    ータにおいて、前記印刷配線板は一単位毎の前記コミュ
    テータ用パターンと配線パターンを所定のピッチで複数
    個連設してなるものであって、この印刷配線板に前記一
    単位毎に複数個の空心コイル(1)を前記ピッチで配設
    したあと樹脂(J)で一体成形することによりロータ群
    を形成し、その後一単位毎に切り離すことにより形成し
    てなり、前記切り離す部分は連結部(5)を残して予め
    切り込み孔(6)が設けられ、連結部の少なくとも一部
    は平面からみて中心を介して前記空心コイルの反対側で
    ロータの旋回外周より外方に出ないように配慮されてい
    扁平コアレス振動モータのロータ。
  2. 【請求項2】 次の工程からなる扁平コアレス振動モー
    タのロータの製造方法; 1 印刷配線板(22)の一面と他面にそれぞれコミュ
    テータ用パターン(22c)と配線パターン(22a、
    22b)を所定のピッチで複数個連設する; 2 この印刷配線板を治具にセットして一単位毎に複数
    個の空心コイル(1)を前記ピッチに合わせて偏心配設
    する工程; 3 この空心コイルの端末(1a、1b)を前記配線パ
    ターンに結線する工程; 4 このようにした印刷配線板を金型に嵌めて樹脂
    (J)で一体成形することにより連結したロータ群を形
    成する工程; 5 この一体化されたロータ群を個々に切り離すことに
    単一のロータにする工程。
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