JP3342078B2 - 炭酸ジアルキルの製造のための方法 - Google Patents

炭酸ジアルキルの製造のための方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、高められた温度及び高められた
圧力で、反応媒体中に懸濁または溶解された銅含有触媒
の存在下でアルカノールを酸素及び一酸化炭素と反応さ
せることによる対応する炭酸ジアルキルの連続的製造の
ための方法であって、沈降によって反応媒体から触媒を
排除することができそして特に重要なメタノールの場合
には簡単な蒸留によって反応媒体から反応水を排除する
ことができる方法に関する。
【0002】過去何年かにおいて、出発物質アルカノー
ル、一酸化炭素及び酸素の接触反応による炭酸ジアルキ
ルの製造のために一連の方法が開発されてきた。
【0003】DE−A 2,110,194において
は、述べられた適切な触媒は、元素の周期表のIB、I
IB及びVIIIB族から選ばれた金属錯体、特に、酸
化還元反応において二つの異なる酸化状態で存在するこ
とができる金属であるCu、Ag、Au、Zn、Cd、
Hg、Fe、Co及びNiの金属錯体である。
【0004】この方法は、Cu2Cl2に関して良好な収
率を与えるが、反応溶液からの非常に高価な錯体配位子
及び溶解しキレート環を作った触媒の分離が困難である
という欠点を有する。
【0005】DE−C 2,743,690において
は、銅錯体化合物の代わりに、触媒として簡単な一価の
塩が使用される。この方法の変形は炭酸ジアルキルの良
好な収率を与えるけれども、部分的に溶解した触媒を反
応溶液から分離しなければならないので、ここでは反応
溶液の後処理がまた大きな問題を持ち出す。この特許の
教示によれば、これは、懸濁した部分を濾別しそして溶
解した触媒を精留または結晶化することによって実施さ
れる。触媒含有反応溶液は触媒をプラントの別の部分に
運ぶので、反応溶液及び触媒の後処理のために、装置に
関する高い支出が要求される。腐食特性のために、触媒
と接触するようになるすべての装置(タンク、パイプ、
蒸留、結晶化及び濾過装置)は、耐腐食性材料で作られ
ねばならない。結果として、この方法はその魅力を失
う。
【0006】同じ後処理問題はまた、DE−C 3,0
45,767中で記述されたように、COの代わりの合
成ガスの使用を経済的に魅力的でないままに留める原因
となる。反応溶液の後処理の間に銅含有触媒によって引
き起こされる腐食問題は、触媒への別の添加を含む方法
(例えばEP−A 217,651、EP−B 90,
977、US−A 4,370,275)を不経済にす
る原因となる。
【0007】DE−A 3,926,709は、触媒を
分離除去するための処理代替法を教示している;この場
合には、銅含有触媒は反応器中に留まる。反応の間に形
成された炭酸ジアルキルは、反応水及びアルカノールと
一緒に、反応ガスによって反応混合物から気相に追い出
される。この効果は、銅触媒として反応器中に存在する
銅のgあたり20〜30l(S.T.P.)CO/O2
のガス混合物のガス流れを反応混合物を通して通過させ
ることで一般に達成される。この方法の欠点は、循環に
おいて維持しなければならない非常に高いガスの量及び
その結果として引き起こされる高いエネルギーコスト、
並びに高いガス量によって引き起こされるガス分散の問
題である。この方法においては、反応器中の液体レベル
を維持することができるようにするために、反応器の温
度及び圧力を、付加的に非常に正確に制御しなければな
らない。何故ならば反応温度または圧力における小さな
変動でさえ、顕著に変わった産出量へと導くからであ
る。更にまた、この場合には、反応器中に相対的に多量
の水が集積し、これは反応の選択性を減らす。
【0008】前記反応は、圧力容器としてのオートクレ
ーブ中で記述された方法で実施される。これらの高価な
反応器は、反応媒体の混合が、ひどい損耗にさらされる
撹拌機及び内部構造物の助けによって実施されるという
欠点を有する。加えて、撹拌機装置は、殊に潜在的な漏
れの原因となる。
【0009】EP 460,732A1及びEP 46
0,735A2は、DE−A 3,926,709と類
似して、反応の間に形成された炭酸ジアルキルを、アル
カノール及び反応水と一緒に、反応ガスによって反応器
から排除する方法を記述している。EP 460,73
5A2は、上で述べた欠点を持たないと言われる外部物
質循環を有する特別の寸法のループ反応器を記述してい
る。しかしながら、この反応器は、殊に低部曲管領域に
おいて容易に死んだゾーンを形成し、そして高容積、多
くのフランジ継手のための付加的な熱交換器及び漏れ問
題を有する。これらの2つの特許出願中に記述された方
法は、反応器中の非常に高い水含量で運転され、これ
は、U.Romano,R.Tessel,M.M.M
auri及びP.Rebora(Ind.Eng.Ch
em.Prod.Res.Dev.、(1980)、1
9、400)によれば、CO選択性における損失及びC
2製造の増加に導く。EP−A 460,735にお
いては、例えば、実施例1において僅かに77%のDM
Cに関するCO選択性が達成されるに過ぎず、残りの選
択性はCO2生成に割り当てられる。EP−A 46
0,732においては、メタノールに関して達成される
DMC選択性は、実施例に従っては、僅かに95〜97
%である。これらの欠点及びDE−A 3,926,7
09に関して既にリストした欠点は、この方法変形が不
経済であるということを意味する。
【0010】別の方法上の問題は、例えばメタノール及
び炭酸ジメチルから反応水を分離除去することである。
ドイツ公開特許明細書第2,450,856号によれ
ば、簡単な精留を使用して反応水及びメタノールから炭
酸ジメチルを分離除去することは、DMC、MeOH及
び水の間に種々の共沸物が形成されるので、複雑にな
る。この特許出願は、溶媒として水を使用する抽出蒸留
の使用による分離を教示している。しかしながら、この
方法は、分離のためにかなりの量の水が必要とされるの
で(1gの反応溶液に対して9.5gの水)、不経済で
ある。
【0011】かくして、特に高い空時収量での炭酸ジア
ルキルの経済的な製造を可能にし、そして循環される触
媒及び液相からの反応水の簡単な連続的な分離を可能に
する、アルカノール、一酸化炭素及び酸素からの炭酸ジ
アルキルの製造のための方法を見い出すことが目的であ
った。
【0012】前記反応は内部物質循環を有するループ反
応器中で実施することができ、そして分離が20〜20
0℃の温度範囲でそして多くても5容量%のガス相中の
酸素分圧で実施される場合には、触媒は簡単な沈降によ
って別れた反応溶液から分離することができることがこ
こに見い出された。メタノールがアルカノールである時
には、反応水は簡単な精留によって液状反応生成物から
排除することができ、そして水は塔底生成物として製造
されそして共沸のDMC/メタノール及び過剰のメタノ
ールは頭頂生成物として製造されることも更に見い出さ
れた。
【0013】それ故、本発明は、高められた温度及び高
められた圧力で銅触媒の存在下で出発のアルコールRO
Hを酸素及び一酸化炭素と反応させることによって式
【0014】
【化2】RO−CO−OR [式中、Rは、C1〜C10−アルキル、好ましくはC1
2−アルキル、特に好ましくはCH3を表す]の炭酸ジ
アルキルを製造するための方法であって、不溶性の形の
触媒を、20〜200℃で、好ましくは40〜150℃
で、特に好ましくは40〜120℃で、そして多くて5
容量%、好ましくは多くて1容量%、特に好ましくは多
くて0.5容量%の反応混合物の上の酸素分圧で機械的
分離によって分離除去し、そして触媒が無くなった反応
混合物を精留によって後処理することを特徴とする方法
に関する。
【0015】本発明による方法は、不連続的にまたは連
続的に、好ましくは連続的に実施することができる。ア
ルカノールは、酸素及び一酸化炭素と触媒の存在下で反
応器中で反応させられる。不活性ガスもまた、この反応
の間、存在して良い。問題の不活性ガスは、O2は別と
して、空気、並びに貴ガス、付加的にCO2及び例えば
改質装置からのCO中に含まれる可能性がある小量の炭
化水素の成分で良い。反応において生成された炭酸ジア
ルキル及び反応水は、過剰のアルカノール及び触媒と一
緒に、反応器から取り出される。反応混合物が20〜2
00℃でそして多くても5容量%の反応混合物の上のO
2分圧で保持される場合には、不溶性ですぐに沈降する
形の触媒が形成される。この不溶性の形での反応溶液か
らの触媒の分離は、触媒のバッチ式のまたは連続的な沈
降によって実施される。本発明の意味での沈降は、地球
の重力場及び/または遠心分離力場の作用による触媒の
分離を意味すると取られる。
【0016】その代わりに、沈降した触媒からの反応溶
液の分離は、不連続的な手順において、例えば傾斜また
はサイフォン吸引によって、反応器中で行うこともでき
る;次に、適切な量のアルカノールを反応器中の触媒に
再供給し、そして反応を再び実施する。このタイプの手
順においては、触媒は反応器中に留まり、そしてこれ
は、下流に接続された装置が耐食性であるように設計さ
れなくても良いという利点を有する。2以上の不連続的
な反応器を平行に接続することによって、触媒を含まな
い反応溶液の後処理は不連続的な手順によって影響され
ず、そして好ましい連続的な実施態様に更に進行するこ
とができる。
【0017】好ましい連続的な実施態様においては、リ
サイクルされる触媒は、懸濁液として、新しいそしてリ
サイクルされたアルカノールと一緒に、反応器に供給さ
れ、そして同時に対応する量の反応溶液及び触媒が反応
器から取り出される。好ましい実施態様において使用さ
れる反応器は、内部物質循環を有するループ反応器であ
り、そして懸濁液とガス相との良好な混合は、撹拌機無
しで、同時に、少ない反応容積で達成される。
【0018】このタイプの手順は、反応器を連続的に運
転することができ、そしてかくして比較的高い空時収量
が可能であるという利点を有する。触媒の完全な分離の
結果として、二三の装置が腐食にさらされるに過ぎない
ので、上で述べた先行技術と比較して小数の装置が耐食
性になされるだけなので、投資コストがかなり減らされ
る。
【0019】このようにして得られた触媒を含まず透明
でかつ水のように白い反応溶液を簡単な精留で反応水を
含まないようにするが、この精留においては、メタノー
ルの場合には、例えば、得られる塔頂生成物はメタノー
ル/DMCの共沸物及び過剰のメタノールであり、そし
て得られる塔底生成物は反応水である;他方、炭酸ジア
ルキル、水及びメタノールの低沸三元共沸物は観察され
なかった。
【0020】本発明による方法においては、使用される
触媒は、銅(I)及び/または銅(II)塩を基にした
銅化合物である。これらは無機または有機Cu塩であ
り、そしてそれらはまたC1〜C4アルコキシとのアルコ
キシ塩としても存在することができる。問題の反応は酸
化還元反応であるので、反応の間には両方の銅イオン種
が存在する。使用される銅触媒は、好ましくはハロゲン
化銅(I)、銅(I)アセチルアセトネート、硫酸銅
(I)及び/またはアルコキシハロゲン化銅(II)、
アルコキシ硫酸銅(II)、銅(II)アルコキシアセ
チルアセトネート、特に好ましくは塩化銅(I)及び/
またはメトキシ塩化銅(II)である。
【0021】前記液状反応媒体は、主に、反応されるC
1〜C10−アルコール、好ましくはC1〜C2−アルコー
ルそして特に好ましくはメタノールから成る。一般に、
アルカノール含量に関して1に規格化された、反応の終
わりでのまたは連続的な運転において反応器を去る反応
混合物中のアルカノール:炭酸ジアルキル:銅(反応混
合物中に懸濁及び/または溶解された触媒からの銅)の
モル比は、1:(0.005〜1):(0.0001〜
5)、有利には1:(0.02〜0.5):(0.00
05〜1)そして特に好ましくは1:(0.04〜0.
3):(0.001〜0.2)である。
【0022】反応ガスとアルカノールとの反応は、60
〜200℃、好ましくは80〜140℃そして特に好ま
しくは100〜130℃の温度で実施することができ
る;この場合に、常圧または高められた圧力を用いるこ
とができる。この反応は、一般に、1〜60bar、好
ましくは10〜40barそして特に好ましくは15〜
35barの圧力で実施される。この圧力は、好都合に
は、反応ガスの圧縮によって発生される。
【0023】反応器に供給されるガス流れは広い限界内
で変えることができるが、gのCuあたり0.2〜20
00l(S.T.P.)/hそして特に好ましくはgの
Cuあたり0.8〜1500l(S.T.P.)/h
の、反応溶液中に存在する触媒の銅を基にした、CO、
酸素及び、多分、不活性ガス(例えばN2、CO2等)か
ら成る全ガス流れが、好都合には、確立される。
【0024】反応ガスである一酸化炭素及び酸素の組成
は、広い濃度範囲内で変えることができるが、1:
(0.005〜1.0)そして好ましくは1:(0.0
1〜0.5)のCO:O2モル比(COに規格化され
た)が、好都合には、確立される。酸素分圧は、これら
のモル比において、高い空時収量を達成することができ
そして同時に爆発性の一酸化炭素/酸素ガス混合物を形
成し得ないように十分に大きい。反応ガスは何ら特別な
純度要件を受けず、それ故合成ガスがCO源としてそし
て空気がO2担体として機能し得るが、触媒毒、例えば
硫黄またはその化合物が入らないように注意を払わねば
ならない。
【0025】反応条件下での触媒含有アルカノールと反
応ガスとの反応は、副反応例えば二酸化炭素の生成及び
同時に起きる銅触媒の不活性化を回避するために、反応
混合物中に生成される避けることができない反応水ので
きる限り低い濃度で好都合には実施される。反応水濃度
は、液相に対して一般的には多くても8重量%、有利に
は多くても6重量%である。
【0026】この反応は、35%未満そして好ましくは
25%未満の、使用されるアルカノールに対する、所望
のそして調節できる値まで実施され、そして反応溶液は
反応器中でまたは、好ましくは、分離器中で触媒から分
離除去される。
【0027】触媒を分離除去することは、好都合には、
20〜200℃、好ましくは40〜150℃そして特に
好ましくは40〜120℃の温度範囲で0.1〜60b
ar、好ましくは1〜10barそして特に好ましくは
1〜5barの圧力で実施され、そしてこの圧力は、好
都合には、COまたは不活性ガスによってそして特に好
ましくは一酸化炭素含有反応器排出ガスによって作り出
される。ここで反応混合物の上のガス相中の酸素分圧
は、5容量%未満、好ましくは1容量%未満そして特に
好ましくは0.5容量%未満である。驚くべきことに、
触媒は、反応器及び/または分離器を運転するこの方法
においては特に沈降可能な形で得られそして、同時に、
透明で水のように白くかつ触媒を含まない反応溶液が得
られる。Cuも触媒のアニオンもどちらも、分離された
反応溶液中には検出することができない。塩化銅(I)
及び幾らかの反応溶液から成る残りの触媒懸濁液は、別
の後処理無しで再使用することができる。先行技術によ
れば、反応溶液から触媒を分離除去することは大きな問
題と考えられ、そしてそれ故下流に接続される装置も同
様に耐食性にデザインされねばならない故に、これは予
見できなかった効果であった。
【0028】触媒から解放された反応混合物は、原理的
には知られているやり方で精留によって分別される。
【0029】有利な変形例においては、Rがメチルを表
す特に好ましい場合においては、触媒を含まない反応溶
液は、簡単な精留によって反応水から解放される。この
精留は、0.1〜15bar、好ましくは0.8〜10
bar、特に好ましくは1〜5barで実施される。こ
こで、塔底は、65〜200℃、好ましくは80〜16
0℃、特に好ましくは90〜150℃に加熱される。こ
こで、水は塔底生成物として得られ、一方炭酸ジメチル
及び過剰のメタノールは塔頂生成物として得られる。驚
くべきことに、そして関連文献とは対照的に、共沸物で
ある炭酸ジメチル/メタノール/水または炭酸ジメチル
/水はいずれも得られず、炭酸ジメチルと一方ではメタ
ノールとのそして他方では反応水との分離が達成され
る。本発明に従って望まれる反応溶液の組成が過剰のメ
タノールを有するので、このような蒸留においては、共
沸物である炭酸ジメチル/メタノールがまず得られ、そ
して次に更に過剰のメタノールがカラムの塔頂で得られ
る。蒸留によるこの分離の好ましい実施態様において
は、共沸物である炭酸ジメチル/メタノールが塔頂生成
物として得られ、更に過剰のメタノールが側流として得
られ、そして反応水が塔底生成物として得られる。次
に、共沸物である炭酸ジメチル/メタノールの分離は、
原理的には知られているやり方で、例えば高められた圧
力で運転されるカラム中で行うことができる。
【0030】本発明による方法を、特に好ましい炭酸ジ
メチルの製造によって例示されるような図1に関連して
以下に記述する:メタノール、酸素及び一酸化炭素の触
媒含有反応混合物の反応は、耐圧で耐食性の反応器
(1)中で実施される。耐食性反応器材料または被覆材
料は、例えば、工業的セラミック、エナメル、テフロ
ン、タンタル、インコネル及び当業者には知られている
その他の材料である。原理的には、適切な圧力反応器は
また、撹拌装置を有するオートクレーブである(DE−
C 2,743,690、EP365,083A1)。
しかしながら、良好なガス分配のために、泡カラム反応
器そして、特に、内部循環を有するループ反応器もまた
適切である。スリムな建造のために、このようなループ
反応器は、中または高圧に関して殊に適切である。それ
らは、ガス及び固体の良好な分散並びに動く部分が無い
ことによって更に特徴付けられる(Chem.−In
g.−Tech.52(1980),910/911;
Chem.−Ing.−Tech.62(1990),
945〜947)。本発明によれば、個々の反応器及び
反応器カスケードの両方を用いることが可能である。一
酸化炭素はパイプ(2)を経由してそして酸素はパイプ
(3)を経由して反応器に入れられる。ガスを存在する
懸濁液中に分散させるための装置は知られていてそし
て、例えば、ジェットである。一酸化炭素と酸素を別々
に反応器中に導入することが有利であることが証明され
た。これは、例えば、同時に異なる高さで((2)の
枝)有利なやり方で反応器中に一酸化炭素を測り込むこ
とを可能にする。新しいメタノール及び戻されたメタノ
ールから成るメタノール、並びにその中に懸濁された銅
含有触媒は、パイプ(4)を経由して反応器(1)に供
給される。触媒を含むメタノールはまた、好ましくは、
図2中に描写したように、反応器の低部領域にまたは外
部と内部チューブの間に供給される。反応器排出ガス
は、パイプ(5)を経由して反応器(1)を去り、そし
てなお存在する一酸化炭素及び酸素の繰り返し利用のた
めに循環パイプ(6)を経由してパイプ(2)に供給さ
れる。あり得る共生成されたCO2を循環ガスから排除
すべき場合には、この循環ガスの一部をCO2スクラバ
ー(16)を通過させそして次に戻すことができる。一
酸化炭素または酸素を不活性ガスで希釈すべき場合に
は、明らかに排出ガスの適切なフラッシング(flus
hing)を確保しなければならない。
【0031】触媒含有反応混合物は、パイプ(7)を経
由して反応器(1)から取り出され、分離器(8)に供
給されそして膨張させられる。分離器の圧力は、膨張さ
れた反応排出ガスによって好都合に調節される。分離器
排出ガスは、圧縮された形でパイプ(9)を経由して循
環ガスパイプ(6)に戻される。
【0032】触媒の分離除去は、例えばヒドロサイクロ
ン(hydrocyclone)またはヒドロセントリ
クロン(hydrocentriclone)中での沈
降及び/または遠心分離によって実施することができ
る。適切な沈降容器は、例えば単一室または多室のシッ
クナー(Dorrシックナー)、Lamellaシック
ナー、分級機、円錐形のタンク、管状沈降装置及びその
ために開発されたその他の装置(Chem.−Ing.
−Tech.52(1980),332;Kirk−O
thmer、化学技術の百科事典、第20巻、第3版、
John Wiley & Sons、ニューヨーク
1982)である。適切な遠心分離機は、デカンター、
ディスク遠心分離機、オーバーフロー及びスクレーパー
タイプの遠心分離機並びにその他である。濃縮された触
媒懸濁液は、パイプ(17)を経由して新しいメタノー
ル(18)及び戻されたメタノール(13)と一緒にパ
イプ(4)を経由して反応器(1)に戻される。
【0033】炭酸ジメチル、過剰のメタノール及び反応
水から成る、透明で触媒を含まない反応溶液は、分離器
(8)からパイプ(10)を経由して蒸留カラム(1
1)に流れる。(11)においては、塔底生成物(1
9)としての反応水、側流(13)として取り出されそ
して反応に戻されるメタノール、及び塔頂生成物として
の炭酸ジメチル/メタノール共沸物への分離が行われ
る。適切なカラムは、例えば、充填カラム、バブルキャ
ップカラム及びその他である。塔頂生成物として去る炭
酸ジメチル/メタノール共沸物は、パイプ(12)を経
由して炭酸ジメチルカラム(14)に移される。炭酸ジ
メチル/メタノール共沸物のそれ自体は知られている分
留は、例えば高められた圧力での蒸留によって、(1
4)中で実施される。炭酸ジメチルは、塔底生成物(2
0)として(14)から取り出される。(14)から製
造される塔頂生成物(15)は炭酸ジメチルが消耗した
メタノールであり、これはパイプ(15)を経由して蒸
留カラム(11)に戻される。このやり方で得られる炭
酸ジメチル(20)は、高純度のものでありそして更に
精製すること無く多くの意図された用途に供給すること
ができる。
【0034】図2においては、本発明に従って好ましく
使用される反応器が図式的に表されている。
【0035】1つの内側チューブ(中央チューブ(2
3))または複数の内側チューブ及び熱交換表面(2
2)を有する外側チューブ(24)を含む反応器(1)
に、パイプ(2)を経由して一または複数の内側チュー
ブ中に一酸化炭素を供給する。酸素の計り込みは、別に
パイプ(3)を経由して環状のやり方で内側及び/また
は外側チューブ中に実施される。ガス分配(25)は、
先行技術に従って、例えば、ジェット、スリット、フリ
ット、篩等によって実施される。500〜30,000
l(S.T.P.)/lの液体容積、好ましくは800
〜20,000l(S.T.P.)/lの液体容積、そ
して特に好ましくは1000〜15,000l(S.
T.P.)/lの液体容積の、内側チューブ中へ計り込
まれるガス量の結果として、懸濁液は、エアリフトポン
プの原理に従って輸送される。新しいメタノール、戻さ
れたメタノール及びリサイクルされたそして、多分、新
しい触媒がパイプ(4)を経由して供給される。同時
に、対応する量の反応溶液及び触媒が、比較的大きな断
面積を有するパイプ7を経由して取り出される。寸法合
わせ(dimensioning)及び重力に対する引
っ込みの結果として、大部分の触媒は既に反応溶液から
分離されている。残りの触媒は、記述したように沈降に
よって分離除去される。
【0036】未反応の反応ガスはパイプ(5)を経由し
て反応器を去り、そして同伴された液体及び蒸気はコン
デンサー(21)で凝縮される。反応器の加熱は熱交換
表面(22)によって行われる。
【0037】本発明に従って好ましく使用されそして内
部物質循環(内部ループ)を有するループ反応器は、好
ましい実施態様においては、0.1〜5m、好ましくは
0.3〜4m、そして特に好ましくは0.5〜2mの外
側チューブの径を有し、そして0.1〜40m、好まし
くは0.5〜30m、そして特に好ましくは1〜20m
の高さを有するスリムな反応器である。一または複数の
内側チューブの容積対外側チューブ循環容積の比は、
0.1〜5、好ましくは0.2〜3、そして特に好まし
くは0.5〜2である。
【0038】
【実施例】実施例1 撹拌機を備えた2lのタンタルのオートクレーブ中で3
0bar及び120℃で、1000mlのメタノールを
酸素及び一酸化炭素と反応させた。使用された触媒は、
1.62モル/リットルのメタノールの割合でのCu2
Cl2であった。一酸化炭素及び酸素の流量は、それぞ
れ120及び6.3l(S.T.P.)であった。反応
混合物を、撹拌機及び反応ガスの流れによって撹拌し
た。4時間の反応時間の後で、保護ガス下でオートクレ
ーブを空にした。
【0039】COガス(1bar)下で40℃での沈降
及び傾斜によって、触媒を透明で水のように白い反応溶
液から分離除去した。反応溶液の分析は以下の組成(重
量%で)を与えた:75%のメタノール、20.6%の
DMC及び4.4%のH2O。銅イオン及びクロリドイ
オンは検出できなかった。オートクレーブの排出ガスは
単にCO(95〜99%)、CO2(0.04〜1%)
及びO2(0〜0.8%)から成っていた。塩化メチル
及びジメチルエーテルは非常に少ない量(複数の繰り返
し実験において0.006〜0.03容量%)で検出で
きたに過ぎなかった。白い触媒の分析は幾らかの水を含
むCu2Cl2としての組成を与えた。
【0040】実施例2 塩化銅(I)の代わりに、使用されたCuCl(1.6
2モル/lのメタノール)を120℃及び20barの
窒素入口圧力で酸素によって予備酸化することによって
オートクレーブ中で製造されたメトキシ塩化銅を触媒と
して使用した以外は、実施例1と同様にして反応を実施
した。
【0041】次に、実施例1と同様にして後処理を実施
した。
【0042】透明で水のように白くそして触媒を含まな
い反応溶液の分析は以下の組成を与えた:68%のMe
OH、26%のDMC及び6.0%の水。COに対する
選択性は、DMCに関して93.1%、そしてCO2
関して6.9%であった。
【0043】白い触媒の分析は、63.0%のCu、3
3.7%のCl、<0.1%のC、0.3%のH及び
2.9%のO2を与えた。
【0044】反応の間に反応器から取り出された懸濁液
サンプル(23g)は、40℃で直ちに、空気の排除
(COによるフラッシング)によって沈降した。通常の
条件(COフラッシング無し)下で空気接触によって沈
降すべき、取り出されたもう一つの懸濁液サンプル(3
9g)は、沈降も濾過もできなかった。この触媒の分離
は、反応溶液の留去によってのみ達成することができ
た。
【0045】実施例3 実施例1において記述したオートクレーブ中で30ba
r及び120℃で実施例2と同様にして、メタノールを
酸素及び一酸化炭素と反応させた。実施例2とは対照的
に、反応の終わりにはオートクレーブを開けず、冷却及
び触媒の沈降(T=50℃)に引き続いて、反応溶液を
上昇パイプによってオートクレーブから排出した。
【0046】新しいメタノールの添加の後で、実施例1
と同様にして反応を実施した。
【0047】この手順を全部で4回実施しそして第5サ
イクルの際に、実施例1と同様にしてオートクレーブを
空にした。
【0048】実験の結果を表1中に編集する。すべての
場合において、透明で水のように白い反応溶液が得られ
た。この場合には、反応溶液中のCu及びCl含量もま
た検出限界未満であった。
【0049】排出ガス組成は、実施例2の組成に対応し
た。
【0050】
【表1】表1: 個々の 反応溶液の 選 択 率 No. 操作時間 DMC含量 MeOHに対する COに対する 時間 (重量%) DMCの DMCの CO2の 1 2 18.3 >99 90.8 9.2 2 4 22.2 >99 92.4 7.6 3 4 27.7 >99 93.4 6.6 4 5 28.5 >99 92.6 7.4 5 5 28.9 >99 90.9 9.1 DMC=炭酸ジメチル、MeOH=メタノール実施例4 実施例4からの125gの触媒を含まない反応溶液を、
2ッ口フラスコ、8cmの充填高さ(4mmのBerl
サドル)を有する15cmの充填されたカラム、クライ
ゼン蒸留器ヘッド及び留分コレクターから成る蒸留装置
中で蒸留した。この反応溶液は以下の組成を有してい
た:70.9%のMeOH、23.8%のDMC、5.
3%のH2O。この簡単な配置を使用してでさえ、以下
の分離結果が達成された(表2):
【0051】
【表2】表2: 温 度 量 組 成 (重量%)留分 塔底 塔頂 g MeOH DMC H2 1 100 64 105.33 71.1 28.6 0.3 2 100 64 8.79 98.2 0.7 1.0 残 り − − 10.70 42.4 0.0 57.6実施例5 71.4%のMeOH、23.8%のDMC及び4.8
%の水の組成の触媒を含まない溶液を、3ッ口フラス
コ、4x4mmのV2Aワイヤーメッシュロールで充填
された100cmの長さのカラム及び留分コレクターか
ら成る蒸留装置中で蒸留した。
【0052】この実験の間に、64.6gの溶液を分析
のために底から取り出した。この蒸留において以下の結
果が達成された:
【0053】
【表3】表3: 温 度 量 組 成 (重量%)留分 塔底 塔頂 g MeOH DMC H2 1 107 64.1 382.7 70.7 29.3 <0.1 2 107 64.7 69.6 92.0 8.0 <0.1 残 り − − 27.9 45.7 0.0 54.3 本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
【0054】1)高められた温度及び高められた圧力で
銅触媒の存在下で出発のアルコールROHを酸素及び一
酸化炭素と反応させることによって式
【0055】
【化3】RO−CO−OR [式中、Rは、C1〜C10−アルキル、好ましくはC1
2−アルキル、特に好ましくはCH3を表す]の炭酸ジ
アルキルを製造するための方法であって、不溶性の形の
触媒を、20〜200℃で、好ましくは40〜150℃
で、特に好ましくは40〜120℃で、0.1〜60b
ar、好ましくは1〜10bar、特に好ましくは1〜
5barの圧力で、そして多くて5容量%、好ましくは
多くて1容量%、特に好ましくは多くて0.5容量%の
反応混合物の上の酸素分圧で機械的分離によって分離除
去し、そして触媒が無くなった反応混合物を精留によっ
て後処理することを特徴とする方法。
【0056】2)無機及び有機Cu塩並びにCuのアル
コキシ塩から成る群から選ばれたCu(I)化合物並び
に/またはCu(II)化合物を触媒として中に供給す
ることを特徴とする、上記1に記載の方法。
【0057】3)実施される機械的分離が、沈降、濾過
または遠心分離の後の傾斜またはサイフォン吸引である
ことを特徴とする、上記1に記載の方法。
【0058】4)該反応を、60〜200℃で、好まし
くは80〜140℃で、特に好ましくは100〜130
℃で、そして1〜60barで、好ましくは10〜40
barで、特に好ましくは15〜35barで実施する
ことを特徴とする、上記1に記載の方法。
【0059】5)反応器から取り出された反応混合物
が、アルカノール:炭酸ジアルキル:Cu=1:0.0
05〜1:0.0001〜5、好ましくは1:0.02
〜5:0.0005〜1、特に好ましくは1:0.04
〜0.3:0.001〜0.2のモル組成を有すること
を特徴とする、上記1に記載の方法。
【0060】6)一酸化炭素及び酸素が、CO:O2
1:0.005〜1、好ましくは1:0.01〜0.5
のモル比で使用されることを特徴とする、上記1に記載
の方法。
【0061】7)反応混合物中の反応水の濃度が、液状
反応混合物の重量に対して多くとも8重量%、好ましく
は多くとも6重量%で確立されることを特徴とする、上
記1に記載の方法。
【0062】8)R=CH3の場合に、反応水を、0.
1〜15bar及び65〜200℃の底温度での精留に
おける底生成物として排出することを特徴とする、上記
1に記載の方法。
【0063】9)該反応が、使用されるアルカノールの
33%未満、好ましくは25%未満の値まで進行するこ
とを特徴とする、上記1に記載の方法。
【0064】10)0.1〜40m、好ましくは0.5
〜30mそして特に好ましくは1〜20mの高さ、0.
1〜5m、好ましくは0.3〜4mそして特に好ましく
は0.5〜2.0mの外側チューブの径、及び0.1〜
5、好ましくは0.2〜3そして特に好ましくは0.5
〜2.0の一または複数の内側チューブ容量対外側物質
循環容量の比の、内部物質循環を有するループ反応器を
使用することを特徴とする、上記1に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の一例を図
式的に示すブロック略図である。
【図2】本発明に従って好ましく使用される反応器を図
式的に示す略図である。
【符号の説明】 1 反応器 8 分離器 11 蒸留カラム 14 炭酸ジメチルカラム 16 スクラバー 21 コンデンサー 23 内側チューブ 24 外側チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ヨゼフ・ブイシユ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ブランデンブルガーシユトラーセ28 (72)発明者 パウル・バグナー ドイツ連邦共和国デー4000デユツセルド ルフ13・フリートホフシユトラーセ12 (56)参考文献 特開 平3−99041(JP,A) 特開 昭53−44523(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 68/00 C07C 68/08 C07C 69/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高められた温度及び高められた圧力で銅
    触媒の存在下で出発のアルコールROHを酸素及び一酸
    化炭素と反応させることによって式 【化1】RO−CO−OR [式中、 Rは、C1〜C10アルキルを表す]の炭酸ジアルキル
    を製造するための方法であって、不溶性の形の触媒を、
    20〜200℃で、0.1〜60barの圧力で、そし
    て多くて5容量%の反応混合物の上の酸素分圧で機械的
    分離によって分離除去し、そして触媒が無くなった反応
    混合物を精留によって後処理することを特徴とする方
    法。
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