JP3336509B2 - ゲル組成物及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

ゲル組成物及びこれを含有する化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコ−ンオイルを含
有するゲル組成物及び化粧料に関する。更に詳しくは、
安定性、使用性に優れ、化粧料に適したゲル組成物及び
これを含有した化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧用、医療用などに使用されるペ−ス
ト、クリ−ムなどには、シリコ−ンオイルを成分として
添加したゲル状物が基材等として多用されている。特
に、シリコ−ンオイルはべたつきが少なく、なめらか
で、伸びが良く、さっぱりした感触をもち、また潤滑
性、撥水性に富むと共に無味、無臭で皮膚安全性が高い
等の利点があるため化粧料関係では繁用されている。し
かし、シリコ−ンオイルは安定な増粘系を得るのが非常
に困難である。そのためシリコ−ンオイルを含むゲル組
成物が種々研究され提案されている。
【0003】例えば、シリコ−ンオイルにポリオキシア
ルキレン変性シリコ−ンと有機変性粘土鉱物と水とを配
合したゲル組成物(特開昭61−113646号公
報)、特定の三次元構造を有するシリコ−ンゲルにシリ
コ−ンオイルを配合したゲル組成物(特開昭63−15
2308号公報)、メチルフェニルポリシロキサン、環
状ジメチルポリシロキサン及びジメチルポリシロキサン
からなるシリコ−ンオイルにショ糖脂肪酸エステルを配
合したゲル組成物(特開昭63−235366号公報)
などが提案されている。しかし、従来のゲル組成物は、
透明性が劣ったり、また被ゲル化シリコ−ンオイル中に
メチルフェニルポリシロキサンが含まれていることが必
須で、ジメチルポリシロキサンのみを用いてゲル組成物
を調製することが困難であったりする問題点がある。ま
た水との馴染が良くなく、水で洗い流すことができない
不利があった。更に、グリコ−ルとノニオン系界面活性
剤と水とからなる界面活性剤に油相成分を添加してゲル
状組成物を製造する方法も知られているが(特開昭59
−46123号公報)、この方法で油相成分にシリコ−
ンオイルを用いた場合、シリコ−ンオイルを多量に含む
系では安定性が良好とは言い難い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑み、ジメチルポリシロキサンのみの配合によっても
調製でき、また水を用いることなく調製することがで
き、安定性に優れ、洗い流し可能なゲル組成物及びこれ
を配合した化粧料を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者は、シリコ−
ンオイルを含有するゲル組成物について種々検討した結
果、特定のリン酸エステル基含有オルガノポリシロキサ
ンと分子内に少なくとも一つ以上の水酸基を有する水溶
性有機化合物とを用いることによって、シリコ−ンオイ
ルを容易にかつ安定にゲル化させ得ることを、またこの
ゲル化組成物が化粧料への配合に適することを知見し本
発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、 (1)次の一般式(I)で表される単位を分子中に少な
くとも一つ有するリン酸エステル基含有オルガノポリシ
ロキサンン1〜30重量%、
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、aは1又は2、bは1又は2、a
+bは3である。R1は水素原子、アルカリ金、属アン
モニウム基、アルキルアンモニウム基、ヒドロキシアル
キルアンモニウム基又は塩基性アミノ酸を示し、R2
次式の基を示す。
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R3は炭素数3〜8の2価の炭化
水素基、R4は炭素数1〜20の1価の炭化水素基を示
し、nは2又は3、mは0〜40の整数、pは0、1又
は2である。)〕 (2)プロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコ
−ル、ジプロピレングリコ−ル、グリセリン、ジグリセ
リン、エリスリト−ル、ソルビト−ル、ポリエチレング
リコ−ル及びエチルアルコ−ルから選ばれた分子内に一
つ以上の水酸基を有する水溶性有機化合物2〜40重量
%、並びに、 (3)ジメチルポリシロキサン及びメチルフェニルポリ
シロキサンから選ばれた1種又は2種以上のオルガノポ
リシロキサン30〜90重量%、を含有するゲル組成物
及びこれを含有する化粧料である。
【0011】更に本発明を詳細に説明する。本発明に用
いられるリン酸エステル基含有オルガノポリシロキサン
は一般式(I)で示される単位を分子中に少なくとも一
つ有するオルガノポリシロキサン(以下、リン酸エステ
ル変性シリコ−ンともいう)であり、具体的に例示すれ
【0012】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【0013】
【化9】
【化10】
【化11】
【0014】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【0015】等が挙げられる。上記のリン酸エステル変
性シリコ−ンは、代表的には、(ポリオキシエチレン)
α−オレフィンアルコ−ルのリン酸エステル(塩)と分
子内に少なくとも一つの≡Si−H単位を有するオルガ
ノポリシロキサンとを、塩化白金等の白金触媒の存在下
で付加反応させることにより得ることができる。ポリオ
キシエチレン変性ジメチルポリシロキサンのポリオキシ
エチレン末端の水酸基をリン酸エステル化することでも
得られるが、反応系が強酸性下のため、シロキサン鎖の
切断が起こりやすく、付加反応で製造する方法が好まし
い。このリン酸エステル変性シリコ−ンは界面活性を有
する。
【0016】本発明で用いる分子内に一つ以上の水酸基
を有する水溶性有機化合物は、プロピレングリコ−ル、
1,3−ブチレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−
ル、グリセリン、ジグリセリン、エリスリト−ル、ソル
ビト−ル、ポリエチレングリコ−ル、エチルアルコ−
ある。特にグリセリンが好ましい。これらは一種又は
二種以上の組み合わせで用いられる。またこれらは水溶
液の形で使用してもかまわない。
【0017】本発明で用いるオルガノポリシロキサン
は、次式、
【0018】
【化16】
【0019】(式中、R1及びR2はメチル基、エチル基
又はフェニル基であり、R1はR2と同一でも異なっても
良い。)を主たる構成要素とする直鎖状、分岐鎖状もし
くは環状のオルガノポリシロキサンであり、液状もしく
はペ−スト状のものであって、ジメチルポリシロキサン
例えば、信越化学工業社製 KF−96)及びメチル
フェニルポリシロキサン(例えば、信越化学工業社製
KF−56)が挙げられる。シロキサン重合度は特に限
定しないが、高重合度のものを使用する場合は低重合度
のポリシロキサンもしくは環状の揮発性ポリシロキサン
と併用することが好ましい。
【0020】本発明のゲル組成物は、リン酸エステル変
性シリコ−ンを、分子内に少なくとも一つ以上の水酸基
を有する水溶性有機化合物に均一に混合し、この液に撹
拌しながらオルガノポリシロキサンを少量ずつ添加する
ことによって製造できる。本発明のゲル組成物における
各成分の割合は、リン酸エステル変性シリコ−ン1〜3
0重量%、好ましくは5〜20重量%、分子内に一つ以
上の水酸基を有する水溶性有機化合物2〜40重量%、
好ましくは5〜15重量%、オルガノポリシロキサン3
0〜90重量%好ましくは35〜80重量%である。
【0021】本発明のゲル組成物は化粧料の用途に有用
である。すなわち、本発明においては、上記のオルガノ
シロキサン基を含有し、且つ界面活性を有する特有のリ
ン酸エステル変性シリコ−ンをシリコ−ンオイルのゲル
化剤に用いたので、安定性が良く、ソフトでさっぱりし
た感触を有するゲル組成物が得られる。したがって、こ
のゲル組成物を従来のシリコ−ンオイルと同様に化粧料
原料として利用することによって、洗浄性や洗い流し易
さ、感触等に優れた使用感、使用性に優れた化粧料が得
られる。このゲル組成物の化粧料への配合量は、ゲル組
成物を5〜100重量%である。化粧料におけるゲル組
成物の配合方法は特に制限なく、また化粧料用基材とし
てそのまま利用しても良く、水分等を添加し微細なエマ
ルション状態で使用することもでき、目的に応じて適宜
決定すればよい。
【0022】本発明での化粧料としては、クリ−ム・乳
液等の顔、手足用の基礎化粧料、シャンプ−・リンス等
の頭髪化粧料、ファンデ−ション・頬紅・アイシャド−
・口紅・美爪料等のメ−キャップ化粧料等が挙げられる
が、本発明のシリコ−ンゲル組成物が適用しうるもので
あれば何れをも問うものでない。
【0023】なお、本発明における化粧料は当然のこと
ながら前記シリコ−ンゲル組成物と従来化粧料基材とな
る成分とから構成される。化粧料基材成分をより具体的
に例示すれば、油脂類・ロウ類・炭化水素類・脂肪酸・
高級アルコ−ル・エステル類・金属石ケン・シリコ−ン
油・フルオロシリコ−ン・パ−フルオロポリエ−テル等
の油剤原料、白色顔料・着色顔料・体質顔料等の粉体原
料、界面活性剤、多価アルコ−ル類、高分子化合物、
水、防腐剤、タ−ル色素、美肌用成分、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、香料等であり、これらは製品種や化粧目的
に応じて適宜選択使用される。
【0024】
【実施例】次に実施例をもって本発明を更に詳しく説明
する。 実施例1.(ゲル組成物の製造例) 次式
【0025】
【化17】
【0026】で表されるリン酸エステル変性シリコ−ン
6.25重量%とグリセリン6.25重量%とを均一に
混合し、これにジメチルポリシロキサン(5cs)8
7.5重量%を徐々に添加しながら撹拌しゲル組成物を
得た。
【0027】実施例2.(ゲル組成物の製造例) 次式
【0028】
【化18】
【0029】で表されるリン酸エステル変性シリコ−ン
10重量%、1,3−ブチレングリコ−ル4重量%、グ
リセリン6重量%及び精製水4重量%を均一に混合し、
この液にジメチルポリシロキサン(10cs)76重量
%を徐々に添加しながら撹拌しゲル組成物とした。
【0030】実施例3.(ゲル組成物の製造例) 次式
【0031】
【化19】
【0032】で表されるリン酸エステル変性シリコ−ン
10重量%、グリセリン3重量%及び精製水12重量%
を均一に混合し、この液にジメチルポリシロキサン(5
cs)75重量%を徐々に添加しながら撹拌しゲル組成
物とした。
【0033】実施例4.(クレンジングジェルの製造
例) (処 方) (1)実施例2のリン酸エステル変性シリコ−ン 10.0(重量%) (2)1,3−ブチレングリコ−ル 4.0 (3)グリセリン 6.0 (4)ジメチルポリシロキサン(5cs) 80.0 (製 法) (1)〜(3)を均一溶解し、(4)を徐々に添加しな
がら撹拌しクレンジングジェルを得た。この実施例4の
クレンジングジェルは外観が半透明の美麗なゲル状であ
り、メ−クアップ化粧料の洗浄性に優れており、洗い流
しが非常に容易であった。
【0034】実施例5.(クレンジングジェルの製造
例) (処 方) (1)実施例3のリン酸エステル変性シリコ−ン 10.0(重量%) (2)グリセリン 3.0 (3)精製水 12.0 (4)ポリオキシエチレン変性シリコ−ン (信越化学工業社製 KF−6011) 5.0 (5)ジメチルポリシロキサン(10cs) 70.0 (製 法) (1)〜(4)を均一溶解後、(5)を徐々に添加しな
がら撹拌し、クレンジングジェルとした。この実施例5
のクレンジングジェルは、外観が透明の美麗なゲル状で
あり、耐水性の高いメ−クアップ化粧料の洗浄性に優れ
ており、且つ洗い流しが容易であった。
【0035】実施例6.(ヘア−ロ−ションの製造例) (処 方) (1)実施例2で得たゲル組成物 40.0(重量%) (2)アモジメチコ−ンエマルジョン (東レ・ダウコ−ニング社製SM8702C) 2.0 (3)ポリビニルピロリドン 0.1 (4)エチルアルコ−ル 5.0 (5)精製水 52.9 (製 法) I. (1)と(5)の一部を混合し乳化物とした。 II. (4)と(5)の残部を混合し、これに(2)、
(3)を溶解させた。 III. IとIIを混合し、ヘア−ロ−ションを得た。 この実施例6のヘア−ロ−ションは、乳白色の均一な液
状であり、シリコ−ンオイルを多量に含んでいるにもか
かわらず、安定なエマルションであり、使用に際して
も、好適なものであった。
【0036】実施例7.(クレンジングマッサ−ジクリ
−ムの製造例) (処 方) (1)実施例3で用いたリン酸エステル変性シリコ−ン 5.0(重量%) (2)エチルアルコ−ル 5.0 (3)グリセリン 10.0 (4)ポリオキシエチレン変性シリコ−ン (信越化学工業社製KF−6011) 5.0 (5)ジメチルポリシロキサン(6cs) 63.0 (6)ジメチルポリシロキサン(100cs) 5.0 (7)ジメチルポリシロキサン(100万cs) 2.0 (8)精製水 5.0 (製 法) (1)〜(4)を均一混合溶解後、(5)〜(7)の混
合物を添加し微白濁のゲルを調製した後、(8)を加え
てクレンジンマッサ−ジクリ−ムを得た。この実施例7
のクレンジングマッサ−ジクリ−ムは、外観が透明の美
麗なクリ−ム状であり、汚れ落とし効果が高く、かつ適
度な粘性で優れたマッサ−ジ効果が得られるものであっ
た。又、マッサ−ジ後の洗浄も水で容易に行えるもので
あった。
【0037】〔比較試験例〕 以下に示す実施例8及び比較例1〜4で、シリコ−ンオ
イルを多量に含有するゲル組成物をつくり、各種の比較
試験をした。 実施例8. (処 方) (1)実施例1で用いたリン酸エステル変性シリコ−ン 6.5(重量%) (2)グリセリン 6.5 (3)ジメチルポリシロキサン(5cs) 65.0 (4)デカメチルシクロペンタシロキサン 22.0 (製 法) (1)、(2)及び(4)を均一溶解し、(3)を徐々
に添加しながら撹拌しゲル組成物を得た。
【0038】比較例1. (処 方) (重量%) (1)下記式のポリエ−テル変性ジメチルポリシロキサン 3.0 (2)ジメチルポリシロキサン(20cs) 49.0 (3)ジオクタデシルジメチルアンモニウム塩変性モンモリロナイト 3.0 (4)水 45.0
【0039】
【化20】
【0040】(製 法) (1)〜(4)をホモデイスパ−にて撹拌し、ゲル組成
物を得た。 比較例2. (処 方) (1)下記参考例で得たシリコ−ンゲル 20.0(重量%) (2)ジメチルポリシロキサン(5cs) 60.0 (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 〔参考例〕 トリメチルシリル両末端封鎖ジメチルメチルハイドロジ
ェンポリシロキサン(分子量2300、H−Si−CH
3:CH3−Si−CH3=1:4)100gに1%水酸
化カリウム溶液(エタノ−ル:水=2:1)を10ml
加え、加熱、還流して重合反応を行い、生成物を得た。
次いで生成物を充分に水洗いし、乾燥して、シリコ−ン
ゲルを得た。 (製 法) (1)〜(3)を均一に混合、撹拌し、ゲル組成物を得
た。
【0041】比較例3. (処 方) (1)ショ糖脂肪酸エステル 20.0(重量%) (第一工業製薬社製シュガ−ワックスA−10E) (2)メチルフェニルポリシロキサン 80.0 (信越化学工業社製KF−56) (製 法) (1)と(2)を均一に混合し、ゲル組成物を得た。
【0042】比較例4. (処 方) (1)トリエチレングリコ−ル 1.5(重量%) (2)1,5−ペンタンジオ−ル 1.75 (3)精製水 1.75 (4)ポリオキシエチレン(30)フィトスタノ−ル 5.0 (5)ジメチルポリシロキサン(5cs) 60.0 (6)流動パラフィン 15.0 (7)2−エチルヘキサン酸セチル 15.0 (製 法) I. (1)〜(3)からなる水相成分に、(4)を溶
解して界面活性剤連続層をつくった。 II. (5)〜(7)を混合して油相成分をつくった。 III. Iを撹拌しながら、これにIIを添加してゲル組
成物を得た。
【0043】比較試験は、実施例8及び比較例1〜4の
シリコ−ンオイルを多く含むゲル組成物について、下記
処方よりなる擬似化粧膜の汚れ落ち、及び水での洗い落
としやすさ、及び経時安定性を評価した。その結果を表
1に示す。汚れ落ち及び洗い落しやすさについては30
名のパネルによる官能評価で行い、5点満点で評点し
た。その平均点が、4.5以上をA、3.5以上4.5
未満をB、2.5以上3.5未満をC、2.5未満をD
とした。
【0044】
【表1】
【0045】擬似化粧膜は、トリメチルシロキシケイ酸
(信越化学工業社製KF7312F)90重量%、ポリ
オキシエチレン変性シリコ−ン(信越化学工業社製KF
6011)2重量%及び顔料8重量%で作成した。
【0046】
【発明の効果】本発明のゲル組成物は、ゲル化剤として
上記特定の界面活性を有するリン酸エステル基含有オル
ガノポリシロキサンを用いたため、低粘度のジメチルポ
リシロキサンのみを用いても、またシリコ−ンオイルを
多量に用いても安定なゲル組成物を調製することができ
る。また本発明のゲル組成物は、そのままでは水との馴
染が良くないジメチルポリシロキサンを多量に用いても
水との馴染が良く、水で容易に洗い流すことができる利
点がある。したがって、シリコ−ンオイルのべたつきが
少なく、なめらかで、伸びが良く、さっぱりした感触を
もち、また撥水性に富むと共に無味、無臭で皮膚安全性
が高いゲル組成物が得られる。また、本発明のゲル組成
物を化粧料に用いた場合、上記ゲル組成物の良さが反映
され、洗浄性や洗い流し易さ、感触、他の成分の分散安
定性等に優れたものが得られる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)次の一般式(I)で表される単位を
    分子中に少なくとも一つ有するリン酸エステル基含有オ
    ルガノポリシロキサン1〜30重量%、 【化1】 〔式中、aは1又は2、bは1又は2、a+bは3であ
    る。R1は水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基、
    アルキルアンモニウム基、ヒドロキシアルキルアンモニ
    ウム基又は塩基性アミノ酸を示し、R2は次式の基を示
    す。 【化2】 (式中、R3は炭素数3〜8の2価の炭化水素基、R4
    炭素数1〜20の1価の炭化水素基を示し、nは2又は
    3、mは0〜40の整数、pは0、1又は2であ
    る。)〕 (2)プロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコ
    −ル、ジプロピレングリコ−ル、グリセリン、ジグリセ
    リン、エリスリト−ル、ソルビト−ル、ポリエチレング
    リコ−ル及びエチルアルコ−ルから選ばれた分子内に一
    つ以上の水酸基を有する水溶性有機化合物2〜40重量
    %、並びに、 (3)ジメチルポリシロキサン及びメチルフェニルポリ
    シロキサンから選ばれた1種又は2種以上のオルガノポ
    リシロキサン30〜90重量%、 を含有するゲル組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載のゲル組成物を含有する化粧
    料。
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