JP3071222B2 - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

Info

Publication number
JP3071222B2
JP3071222B2 JP02415431A JP41543190A JP3071222B2 JP 3071222 B2 JP3071222 B2 JP 3071222B2 JP 02415431 A JP02415431 A JP 02415431A JP 41543190 A JP41543190 A JP 41543190A JP 3071222 B2 JP3071222 B2 JP 3071222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
integer
block copolymer
skin
molecular weight
monovalent hydrocarbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02415431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04234307A (ja
Inventor
優 椿
功 野田
Original Assignee
日本ユニカー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ユニカー株式会社 filed Critical 日本ユニカー株式会社
Priority to JP02415431A priority Critical patent/JP3071222B2/ja
Priority claimed from US07/812,570 external-priority patent/US5472686A/en
Priority to US07/812,570 priority patent/US5472686A/en
Priority to CA002058461A priority patent/CA2058461C/en
Priority to EP91122312A priority patent/EP0492657B1/en
Priority to KR1019910024700A priority patent/KR0158212B1/ko
Priority to AT91122312T priority patent/ATE133558T1/de
Priority to DE69116839T priority patent/DE69116839T2/de
Publication of JPH04234307A publication Critical patent/JPH04234307A/ja
Priority to US08/479,475 priority patent/US5660819A/en
Publication of JP3071222B2 publication Critical patent/JP3071222B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のポリシロキサン
−オキシアルキレン共重合体を含有する皮膚化粧料に関
する。更に詳しくは、本発明はクレンジングクリーム、
コールドクリーム、ハンドクリーム、パウダー、化粧
水、ファンデーション、マスカラ、アイシャドー、ロー
ション、口紅、マニキュアー等の皮膚化粧料に使用さ
れ、特にべたつきがなく、耐久性がよい効果を付与する
線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロックを
反復単位とする非加水分解性ブロック共重合体を含有す
ることを特徴とする皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚化粧料には、使用目的によってクレ
ンジングクリーム、コールドクリーム、ハンドクリー
ム、パウダー、化粧水、ファンデーション、マスカラ、
アイシャドー、ローション、口紅、マニキュアー、日焼
け防止クリーム等種々の種類があるが、これらは、清潔
感がし、皮膚感触がよく、使用感がよく、汗くずれがな
く、耐久性および持続性があり、しかも不要となったと
きは洗顔料、水等によって容易に皮膚から取りのぞける
性質が要求されるが、これらの性質の中には相反する性
質もあり、これをすべて併せ持った化粧料はなく、開発
が望まれてきた。
【0003】これら化粧料の主成分として、流動パラフ
ィン、パラフィンワックス、脂肪酸、高級アルコール、
動植物油脂、合成エステル、ポリアルキレングリコール
誘導体、シリコーン系化合物等が採用されており、特に
シリコーン系化合物は、その特異な性質(例えば、耐久
性、耐水性、皮膚との親和性、保湿性、光沢付与性、撥
水性、柔軟性、水蒸気透過性、ガス透過性、造膜性、充
填剤の保持性、潤滑性等)により、皮膚化粧料の成分と
してクローズアップされてきており、各種シリコーン化
合物の皮膚化粧料への応用が提案されている。例えば、
ジアルキルポリシロキサン(特開昭54−11903
6)、アミノ基含有ポリシロキサン(特開昭57−58
605)、ペンダント型ポリシロキサン−ポリオキシア
ルキレン共重合体(特開昭58−131910、特開昭
59−197432)、シリコーンレジン(特開昭62
−298518)、エステル化ポリシロキサン(特開昭
63−150288)、環状ジメチルポリシロキサン
(特開昭63−159489)等が提案されている。親
水基を持たないポリシロキサンは、水系溶剤には溶解し
がたく、溶解させるには、多量の乳化剤を使用しなけれ
ばならず、これら乳化剤は乳化液の透明性を損ったり皮
膚に刺激を与えたり、耐水性を悪くしたりする弊害があ
る。アミノ基含有ポリシロキサンは、黄変することがあ
り望ましくない。また、ポリオキシアルキレン基をジア
ルキルポリシロキサンにペンダント型に持たせたものは
数多く提案されているが、耐水性、保持性、皮膚接触
感、光沢性等が不十分である。シリコーンレジンも低分
子量の環状シロキサンやイソペンタン等を溶剤として使
用しなければならなく用途が限定される。又、エステル
化ポリシロキサンは、性能は改善されるもののかなりコ
ストアップとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のシリ
コーン系化合物を有機成分とする皮膚化粧料の欠点を改
良した、耐水性、耐久性、保持性、皮膚接触感、光沢等
のバランスのとれた皮膚化粧料を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、皮膚化粧
料の成分として、有効なシリコーン化合物を見出すため
数多くの化学構造のシリコーン化合物について実験を行
い、これまで皮膚化粧料としては提案されたことのない
特定化学構造のシリコーン系ブロック共重合体が有効で
あることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】即ち本発明は、線状ポリシロキサン−ポリ
オキシアルキレンブロックを反復単位とする非加水分解
性ブロック共重合体を含有することを特徴とする皮膚化
粧料である。
【0007】本発明のブロック共重合体は、一般式
【化5】 (式中、R は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基
を表わし、n は2〜4の整数であり、b は少なくとも4
の整数であり、c は少なくとも5の整数であり、a は少
なくとも4の整数であり、Y は炭素−珪素結合によって
隣接珪素原子にそして酸素原子によってポリオキシアル
キレンブロックに結合している2価の有機基を表わし、
各シロキサンブロックの平均分子量は約500〜約1
0,000であり、各ポリオキシアルキレンの平均分子
量は約300〜約10,000であり、シロキサンブロ
ックは共重合体の約10〜約90重量%を構成し、そし
てブロック共重合体は少なくとも約3,000の平均分
子量を有する)で表わされる。
【0008】特に、一般式(A) :
【化6】 (式中 R”は一価の炭化水素基を表わし、a は少なくと
も4の整数である)で表わされる化合物と一般式(B) :
【化7】 (式中、 R’は一価の炭化水素基を表わし、n は2〜4
の整数であり、b は少なくとも4の整数である)で表わ
される化合物とを反応させて得られる一般式
【化8】 (式中、a は少なくとも4の整数であり、b は少なくと
も4の整数であり、c は少なくとも5の整数であり、
R’は一価の炭化水素基を表わし、 R”は一価の炭化水
素基を表わす)で表わされる線状ポリシロキサン−ポリ
オキシアルキレンブロックを反復単位として持つ高分子
量非加水分解性ブロック共重合体を使用することの良好
な結果が得られる。
【0009】上式における R、 R’、 R”等の例として
はアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デ
シル、ドデシル、オクタデシル、エイコシルなど)、ア
リール基(例えばフェニル、ナフチルなど)、アラルキ
ル基(例えばベンジル、フェニルエチルなど)、トリル
基、キシリル基、シクロヘキシル基から選択された基で
ある。上式において、Yで表わされる2価の有機基の例
は、-R'''-、-R'''-CO- 、-R'''-NHCO- 、 -R'''-NHCON
H-R''''-NHCO- 、 -R'''-OOCNH-R''''-NHCO-、(式中、
R'''は2価のアルキレン基、例えばエチレン、プロピレ
ン、ブチレンなどであり、R'''' は2価のアルキレン
基、例えばR'''又は2価のアリレン基、例えば-C6H4-、
-C6H4-C6H4-、 -C6H4-CH2-C6H4-、 -C6H4-CH(CH3)2-C6
H4- などであり、好適にはR'''はフェニレン基である)
の如き基である。該2価の有機基の更に好適な例は、-C
H2CH2-、-CH2CH2CH2-、-CH2CH2CH2CH2-、 -(CH2)2CO-
、 -(CH2)3NHCO- 、 -(CH2)3NHCONHC6H4NHCO- 、 -(CH
2)3OOCNC6H4NHCO- などである。最も好ましいY は2価
のアルキレン基、特に -CH2CH2CH2-である。
【0010】上述の非加水分解性共重合体は反応性末端
基を有するポリオキシアルキレン化合物と、このポリオ
キシアルキレン化合物の反応性末端基と反応する末端基
を有するジヒドロカルビルシロキサン液体とを反応せし
めることによって製造することができる。
【0011】これらの反応性基の性質は前述の如く上記
Yによって表わされる2価の有機基の構造を決定し、ま
た勿論生成物の末端基の性質は一般に反応物の末端基に
依存する。このような反応は次の反応式(a) 〜(f) によ
って示すことができる。
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】 上記において、ポリオキシアルキレン化合物はポリオキ
シエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレ
ン、混合ポリオキシエチレン−オキシプロピレン等を含
む。
【0012】最も望ましい例としては、CH2=C(CH3)-CH2
- 基を両末端に有するポリオキシアルキレン化合物と H
Si(CH3)2O-基を両末端に有するジメチル−ポリシロキサ
ンとの反応によって得られた
【化15】 で表わされるブロック共重合体である。(上式におい
て、Meはメチル基を表わし、n は2ないし4の整数であ
り、a は少なくとも4の整数であり、b は少なくとも4
の整数であり、c は少なくとも4の整数である。)
【0013】本発明において用いるブロック共重合体
は、単独又は水、各種有機溶剤(エタノール、イソプロ
ピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン、デカ
ン等)に溶解して用いる。
【0014】また、通常皮膚化粧料の成分として使用す
る油分(ツバキ油、ナタネ油、ゴマ油、サフラワー油、
綿実油、ヒマシ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、ミツロ
ウ、モンタンロウ、ラノリン、スクワレン、シリコーン
油、等)、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸
塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル、アル
キル硫酸エステル、アルカンスルホン酸塩、アルキルエ
トキシカルボン酸塩、コハク酸誘導体、アルキルアミン
オキサイド、イミダゾリン型化合物、ポリオキシエチレ
ンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノール
アミド又はそのアルキレンオキサイド付加物等)、高分
子化合物(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、メチルセルロース、カチオン化セルロース、カチオ
ン化高分子、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン
と酢酸ビニルの共重合体、ビニルピロリドン−酢酸ビニ
ル−アルキルアミノアクリレート共重合体、メチルビニ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体の低級アルキルハ
ーフエステル、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、アク
リル酸−アクリル酸エステル−N−アルキルアクリルア
ミド共重合体等)、保湿剤(グリセリン、エチレングリ
コール類、プロピレングリコール類、ソルビトール、マ
ルチトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレン
メチルグルコシド、グルコール)、アミノ酸(グリシ
ン、セリン、プロリン)、粉体(セリサイト、シリカア
ルミナ、シリカゲル、カオリン、タルク、ベンガラ、グ
ンジョウ、雲母、雲母チタン、酸化鉄、酸化チタン、酸
化マグネシウム、酸化クロム、酸化アンチモン、一酸化
亜鉛、二酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、燐酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化クロム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ポリエチレン粉体
等)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、染料、顔料、
色素、防腐剤、ビタミン剤、ホルモン剤、消臭剤、固着
剤、消炎剤等の通常の皮膚化粧料に配合される成分と配
合し、皮膚化粧料となる。
【0015】エアゾールタイプのスプレー用として用い
るときはプロパン、ブタン、トリクロルモノフルオロメ
タン、ジクロルジフルオロメタン、ジクロルテトラフル
オロエタン、炭酸ガス、窒素ガス等の噴射剤を併用す
る。
【0016】
【実施例】〔線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ンブロックを反復単位とする非加水分解性ブロック共重
合体(以下交互ブロック共重合体と略称する)の合成
例〕合成例1 機械的撹拌機、凝縮器、温度計及び窒素送入口を備えた
500mlの3つ口フラスコ中に、ジメタアリルポリエー
テル(CH2=C(CH3)CH2O(C2H4O)18(C3H6O)33CH2C(CH3)=C
H2)100g、トルエン350g、クロル白金酸として
Pt 20ppm を入れた。この混合物に温度を80〜10
0℃に維持するような速度でジヒドロポリジメチルシロ
キサン(HMe2SiO(MeSiO)40SiMe2H)109gを徐々に添加
した。この反応の終了は SiHに対する AgNO3試験が負に
なることで判定した。次いで反応混合物を NaHCO3 で中
和し、濾過し、回転式蒸発装置により50℃/1 mmHg
で溶媒を除去した後、203gの下記の反復単位を持つ
分子量52,000の交互ブロック共重合体を得た。
【化16】
【0017】合成例2 ジメタアリルポリエーテル(CH2=C(CH3)CH2O(C2H4O)20(C
3H6O)29CH2C(CH3)=CH2) 70gとジヒドロポリジメチル
シロキサン HMe2SiO(MeSiO)30SiMe2H 61gとトルエン
350g、プラチナ系付加触媒を白金として20ppm を
用い、合成例1と同様な実験を行った。126gの下記
の反復単位を持つ分子量36,000の製品を得た。
【化17】
【0018】合成例3 ジメタアリルポリエーテル CH2=C(CH3)CH2O(C2H4O)20(C
3H6O)29CH2C(CH3)=CH2150gとジヒドロポリジメチル
シロキサン HMe2SiO(MeSiO)3-SiMe2H 43gと、トルエ
ン340g、プラチナ系付加触媒として白金20ppm を
用い、合成例1と同様な実験を行なった。186gの下
記の反復単位を持つ分子量48,000の製品を得た。
【化18】
【0019】合成例4 ジメタアリルポリエーテル CH2=C(CH3)CH2O(C2H4O)18(C
3H6O)20CH2C(CH3)=CH2120gとジヒドロポリジメチル
シロキサン HMe2Si(MeSiO)15SiMe2H 72gと、トルエ
ン330g、プラチナ系付加触媒として白金20ppm を
用い、合成例1と同様の実験を行い、184gの下記の
反復単位を持つ分子量38,000の製品を得た。
【化19】
【0020】合成例5 ジメタアリルポリエーテル CH2=C(CH3)CH2O(C2H4O)5CH2
C(CH3)=CH2 180gとジヒドロポリジメチルシロキサ
ン HMe2SiO(MeSiO)8SiMe2H 95gと、トルエン350
g、プラチナ系付加触媒を白金として20ppm を用い、
合成例1と同様な実験を行なった。261gの下記の反
復単位を持つ分子量5,000の製品を得た。
【化20】
【0021】比較例用合成例6 ハイドロシリル基含有ジメチルポリシロキサンMe3SiO[S
iMe2O]100[SiMe2HO]13SiMe3 27gとアリルポリエーテ
ル CH2=CHCH2O(C2H4O)18(C3H6O)20CH3 94gとトルエ
ン330g、プラチナ系付加触媒として白金20ppm を
用い、合成例1と同様な実験を行い、120gの下記の
化学構造式を持つ分子量35,000の製品を得た。
【化21】
【0022】比較例用合成例7 ジヒドロポリジメチルシロキサン HMe2SiO[Me2SiO]200S
iMe2H 97g、アリルポリエーテル CH2=CHCH2O(C2H4O)
27(C3H6O)30CH3 43g、トルエン320g及びプラチ
ナ系付加触媒として白金20ppm を用い、合成例1と同
様な実験を行い、133gの下記の化学構造式を持つ分
子量21,000の製品を得た。
【化22】
【0023】実施例1:ハンドクリーム 下記組成物を常法により混合し、ハンドクリームを製造
した。 ・合成例1による交互ブロック共重合体 10 重量部 ・環状シロキサン 24 〃 ・スクワラン 5 〃 ・ラノリン 3 〃 ・マイクロクリスタリンワックス 3 〃 ・プロピレングリコール 5 〃 ・クエン酸 0.8 〃 ・防腐剤 0.2 〃 ・精製水 48 〃 ・香料 1 〃 ・ポリオキシエチレンステアリン酸エステル 3 〃 評価:手に塗布すると、べとつき感はしなく、しかも食
器洗いを30分行ったが、肌荒れは生じなかった。
【0024】比較例1 実施例1の合成例1による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例6でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様なハンド
クリームをつくった。評価:実施例1のハンドクリーム
と比較し、手に塗布したとき、べとつき感があり、食器
洗いを30分行ったが、ハンドクリームはすっかりと
れ、手の脂肪がとれ、がさがさした感じとなった。
【0025】実施例2:日焼け防止クリーム 下記組成物を常法により混合し、日焼け防止クリームを
製造した。 ・合成例2による交互ブロック共重合体 10 重量部 ・環状シロキサン 40 〃 ・スクワラン 3 〃 ・マイクロクリスタリンワックス 1 〃 ・シリカ 5 〃 ・紫外線防止剤 0.5 〃 ・クエン酸 0.8 〃 ・ウロガニン酸 1.0 〃 ・防腐剤 0.4 〃 ・精製水 30.3 〃 ・ポリオキシエチレンステアリン酸エステル 3 〃 ・グリセリン 5 〃 評価:背中に塗布するときのびがよく、べとつき感がし
なかった。海水中で10分、水泳後も当初の塗布量の5
0%が残存していた。
【0026】比較例2 実施例2の合成例2による交互ブロック共重合体に替え
て比較例合成例7でつくったポリエーテルペンダント型
ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様な日焼け防
止クリームをつくった。評価:実施例2の日焼け防止ク
リームと比較し、背中に塗布したが、のびが悪く、しか
もべとつき感があり、海水中で10分水泳後、当初の塗
布量の20%しか残存していなかった。
【0027】実施例3:リップスティック 下記組成物を常法により混合し、リップスティックを製
造した。 ・合成例3による交互ブロック共重合体 37 重量部 ・マイクロクリスタリンワックス 20 〃 ・クエン酸 0.5 〃 ・酸化チタン微粉末 8 〃 ・シコニン 0.01〃 ・防腐剤 0.2 〃 ・精製水 34.29〃 評価:肌に塗布したが、光沢がよかった。又水のシャワ
ーを塗布した肌に3分あびせたが、シコニンの紫色はそ
のまま残存していた。
【0028】比較例3 実施例2の合成例2による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例6でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様なリップ
スティックを製造した。評価:肌に塗布したが、光沢が
実施例3のものより劣っていた。肌に3分あびせたが、
シコニンの紫色は、ほぼ流出していた。
【0029】実施例4:ローション 下記組成物を常法により混合し、ローションを製造し
た。 ・合成例4による交互ブロック共重合体 3 重量部 ・ステアリン酸 0.2 〃 ・セタノール 1.5 〃 ・ワセリン 3.0 〃 ・ラノリンアルコール 2.0 〃 ・流動パラフィン 7.0 〃 ・ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル(10 E.O.) 2.0 〃 ・香料 0.5 〃 ・防腐剤 0.3 〃 ・グリセリン 3.0 〃 ・プロピレングリコール 5.0 〃 ・トリエタノールアミン 1.0 〃 ・精製水 72.0 〃 評価:肌に塗布するとき非常に滑らかに塗布でき、発汗
によって、化粧くずれが生じなかった。又、ローション
乳液の相分離が起らず安定であった。
【0030】比較例4 実施例4の合成例4による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例7でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様なローシ
ョン液をつくった。評価:肌に塗布するとき実施例4の
ローション液よりやや滑らかさに欠けた。発汗により、
化粧くずれが生じた。
【0031】実施例5:化粧水 ・合成例5による交互ブロック共重合体 3.0重量部 ・グリセリン 2.0 〃 ・プロピレングリコール 6.0 〃 ・ジプロピレングリコール 1.0 〃 ・エタノール 20.0 〃 ・精製水 68.0 〃 評価:肌に塗布するとき非常にのびがよく気持ちがよ
く、肌に光沢を与え肌にひきしめ感を与えた。
【0032】比較例5 実施例5の合成例5による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例6でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様な化粧水
をつくった。評価:肌に塗布するときのびに欠け、光沢
もやや少く、肌に対するひきしめ感も少なかった。
【0033】
【発明の作用及び効果】従来、化粧料の主要成分とし
て、ポリエーテルペンダント型ジメチルポリシロキサン
又は直鎖型ポリエーテル−ポリシロキサン−ポリエーテ
ルブロック共重合体は、数多く提案され、使用されてき
たが、本発明においては、皮膚化粧料の主要成分として
初めて線状ポリシロキサン−ポリオールアルキレンブロ
ックを反復単位として持つ非加水分解性ブロック共重合
体を使用しているので、クレンジングクリーム、コール
ドクリーム、ハンドクリーム、パウダー、化粧水、ファ
ンデーション、マスカラ、アイシャドー、ローション、
口紅、マニキュアー、日焼け防止クリーム、リップステ
ック等の皮膚化粧料に用いた場合、皮膚への塗布感触が
なめらかで、べとつき感がなく、しっとり感、光沢感が
あり、皮膚への保持効果、成分の保持効果等において従
来品よりすぐれている。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキ
    レンブロックを反復単位とする非加水分解性ブロック共
    重合体を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 一般式 【化1】 (式中、R は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基
    を表わし、n は2〜4の整数であり、b は少なくとも4
    の整数であり、c は少なくとも4の整数であり、a は少
    なくとも6の整数であり、Y は炭素−珪素結合によって
    隣接珪素原子にそして酸素原子によってポリオキシアル
    キレンブロックに結合している2価の有機基を表わし、
    各シロキサンブロックの平均分子量は約400〜約1
    0,000であり、各ポリオキシアルキレンの平均分子
    量は約300〜約10,000であり、シロキサンブロ
    ックは共重合体の約10〜約90重量%を構成し、そし
    てブロック共重合体は少なくとも約3,000の平均分
    子量を有する)で表わされる線状ポリシロキサン−ポリ
    オキシアルキレンブロック共重合体を使用することを特
    徴とする請求項1記載の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】 一般式(A) : 【化2】 (式中 R”は一価の炭化水素基を表わし、a は少なくと
    も4の整数である)で表わされる化合物と一般式(B) : 【化3】 (式中、R'は一価の炭化水素基を表わし、n は2〜4の
    整数であり、b は少なくとも4の整数である)で表わさ
    れる化合物とを反応させて得られる一般式 【化4】 (式中、a は少なくとも4の整数であり、b は少なくと
    も4の整数であり、c は少なくとも5の整数であり、
    R’は一価の炭化水素基を表わし、 R”は一価の炭化水
    素基を表わす)で表わされる線状ポリシロキサン−ポリ
    オキシアルキレンブロックを反復単位として持つ高分子
    量非加水分解性ブロック共重合体を使用することを特徴
    とする請求項1記載の皮膚化粧料。
JP02415431A 1990-12-28 1990-12-28 皮膚化粧料 Expired - Fee Related JP3071222B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02415431A JP3071222B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 皮膚化粧料
US07/812,570 US5472686A (en) 1990-12-28 1991-12-20 Cosmetic formulations
KR1019910024700A KR0158212B1 (ko) 1990-12-28 1991-12-27 화장품 제형
EP91122312A EP0492657B1 (en) 1990-12-28 1991-12-27 Cosmetic formulations
CA002058461A CA2058461C (en) 1990-12-28 1991-12-27 Cosmetic formulations
AT91122312T ATE133558T1 (de) 1990-12-28 1991-12-27 Kosmetische zusammensetzungen
DE69116839T DE69116839T2 (de) 1990-12-28 1991-12-27 Kosmetische Zusammensetzungen
US08/479,475 US5660819A (en) 1990-12-28 1995-06-07 Cosmetic formulations

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02415431A JP3071222B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 皮膚化粧料
US07/812,570 US5472686A (en) 1990-12-28 1991-12-20 Cosmetic formulations

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04234307A JPH04234307A (ja) 1992-08-24
JP3071222B2 true JP3071222B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=26583041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02415431A Expired - Fee Related JP3071222B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 皮膚化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3071222B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08133926A (ja) * 1994-11-10 1996-05-28 Nippon Oil & Fats Co Ltd 化粧用組成物
US20060039885A1 (en) * 2002-11-01 2006-02-23 Kao Corporation Liquid skin protective composition
JP5037782B2 (ja) 2003-07-07 2012-10-03 信越化学工業株式会社 新規なオルガノポリシロキサン・グリセリン誘導体交互共重合体およびそれを含有する化粧料
US8080239B2 (en) 2005-01-17 2011-12-20 Shiseido Co., Ltd. Cosmetic
JP4567585B2 (ja) * 2005-01-17 2010-10-20 株式会社資生堂 化粧料
JP4621554B2 (ja) * 2005-07-08 2011-01-26 花王株式会社 角栓除去剤組成物
JP5368069B2 (ja) * 2008-11-21 2013-12-18 花王株式会社 日焼け止め化粧料
JP2010260819A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Lion Corp 水中油型乳化組成物
JP5770095B2 (ja) 2009-10-23 2015-08-26 東レ・ダウコーニング株式会社 新規な共変性オルガノポリシロキサン
KR101768154B1 (ko) 2009-10-23 2017-08-16 다우 코닝 도레이 캄파니 리미티드 신규한 오가노폴리실록산 코폴리머
US9580600B2 (en) 2009-10-23 2017-02-28 Dow Conring Toray Co., Ltd. Thickening or gelling agent for oily raw materials
JP5830368B2 (ja) 2011-12-16 2015-12-09 東レ・ダウコーニング株式会社 オルガノポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体の製造方法
JP5841488B2 (ja) 2012-05-11 2016-01-13 信越化学工業株式会社 ブロック型変性オルガノポリシロキサン、該オルガノポリシロキサンの使用方法、化粧料、及び前記オルガノポリシロキサンの製造方法
JP6392669B2 (ja) 2012-12-28 2018-09-19 東レ・ダウコーニング株式会社 透明乃至半透明の液状のグリセリン誘導体変性シリコーン組成物の製造方法
WO2014104257A1 (ja) 2012-12-28 2014-07-03 東レ・ダウコーニング株式会社 高純度有機ケイ素化合物の製造方法
JP6655066B2 (ja) 2015-04-14 2020-02-26 ダウ・東レ株式会社 ポリエーテル−ポリシロキサンブロック共重合体組成物、それを含む界面活性剤、整泡剤、ポリウレタン発泡体形成組成物、化粧料およびその製造方法
WO2021140945A1 (ja) 2020-01-06 2021-07-15 花王株式会社 シートの提供方法及びシートの提供システム
FR3105916B1 (fr) 2020-01-06 2023-12-15 Kao Corp Mode de production de feuille et système de production de feuille

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04234307A (ja) 1992-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5472686A (en) Cosmetic formulations
JP3071222B2 (ja) 皮膚化粧料
JP5715119B2 (ja) 化粧品組成物または医薬組成物を製造するためのシリコーン部分が分枝状の有機変性シロキサンの使用
JP3061434B2 (ja) 毛髪化粧料
ES2199890T3 (es) Polimeros de siloxano zwittetionicos y polimeros reticulados ionicamente formados a partir de los mismos.
JP6313540B2 (ja) ジグリセリン誘導体変性シリコーン、それを含有してなる油中水型エマルション用乳化剤、外用剤および化粧料
JP6105920B2 (ja) 共変性オルガノポリシロキサン、それを含有してなる油中水型エマルション用乳化剤、外用剤および化粧料
KR101975606B1 (ko) 블록형 변성 오르가노폴리실록산, 상기 오르가노폴리실록산의 사용 방법, 화장료 및 상기 오르가노폴리실록산의 제조 방법
JPH03151314A (ja) 皮膚又は毛髪処理用化粧品組成物
JPH06234622A (ja) 高い耐久性を有する化粧品
JP5878536B2 (ja) サッカリドシロキサンコポリマー乳化剤を含有するエマルション、並びに、これらの調製及び使用方法
AU2010208627A1 (en) Hydrophilic silicone elastomers in cosmetics
JP3207030B2 (ja) 化粧料
KR102287413B1 (ko) 신규 오가노폴리실록산 또는 그의 산 중화 염, 및 그것들의 용도
JPH09151119A (ja) 毛髪化粧料
WO2011066359A1 (en) Personal care compositions containing certain cyclic siloxanes
JPH07207187A (ja) シリルアルキル基とポリオキシアルキレン基とを有する反応性オルガノポリシロキサンで表面処理された無機粉体およびそれを含有する化粧料
JP3046340B2 (ja) エステル化生成物およびこれらを配合してなる化粧料
FR2773073A1 (fr) Utilisation de silicones a fonctions esters comme agents anti-transfert dans les compositions cosmetiques
JPH0121833B2 (ja)
KR0158212B1 (ko) 화장품 제형
DE69116839T2 (de) Kosmetische Zusammensetzungen
JPH09249518A (ja) 変性シロキサン化合物、その製造法及びこれを含有する化粧料
JP2824322B2 (ja) エステル化生成物およびこれらを配合してなる化粧料
JP2722006B2 (ja) エステル化生成物およびこれらを配合してなる化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080526

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees