JP3333831B2 - ポリエステル太細糸 - Google Patents

ポリエステル太細糸

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JP3333831B2 JP15380297A JP15380297A JP3333831B2 JP 3333831 B2 JP3333831 B2 JP 3333831B2 JP 15380297 A JP15380297 A JP 15380297A JP 15380297 A JP15380297 A JP 15380297A JP 3333831 B2 JP3333831 B2 JP 3333831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルマル
チフィラメント糸の太細糸に関する。さらに詳しくは、
アルカリ減量処理を施すことによって、太部表面には大
きな空孔を、細部表面には小さな空孔を形成した、視感
的に太細感を強調可能な太細糸に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル未延伸糸を不均一延伸して
得られるポリエステル太細糸は、紳士・婦人の外衣に大
量に使用されている。該ポリエステル太細糸は、糸条の
長さ方向に太部と細部とを繰返してなる太細の形態面の
特徴と、太部が濃染し細部が淡染するという染着面の特
徴とを有している。
【0003】前記太細形態面の特徴は、200デニール
以下の細繊度のマルチフィラメント糸条では、肉眼によ
る目視では糸条側面から見て太細の不均一さを認識する
ことは困難であり、顕微鏡を用いて拡大ししかも糸条断
面方向から観察して初めて明瞭に太部と細部の存在が認
識されるものである。一方、太部が濃染し細部が淡染す
るという染着面の特徴は、通常の染色加工によって容易
にその効果を発現でき、カスリ調外観として認識され
る。従って、ポリエステル未延伸糸を不均一延伸して得
られる太細糸の殆んど全ては、染着差によるカスリ調外
観効果を利用した布帛として利用されてきた。
【0004】それに反して、太細の形態効果を利用した
白生地のスラブ調外観布帛は、民族衣装のトーブ用織物
として極僅か生産されているにすぎない。太細の形態斑
効果を布帛に発現させる為には、ポリエステル未延伸糸
を単に不均一延伸しただけの太細糸を、布帛として通常
の染色加工を施したのでは不十分であって、紡糸条件と
不均一延伸条件による太細斑付与および、染色条件とヒ
ートセット条件による自己伸張太細斑拡大の条件範囲に
制御することによって注意深く生産されており、また、
その生産の再現性も極めて困難なものである。
【0005】以上の理由から、新規なポリエステル太細
糸の開発は専ら染着の濃淡パターンの現れ方の多様化に
重点が置かれ、“太細比の拡大”という概念を除けば太
細感効果を強調した太細糸の開発は未だなされていない
状態である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、白色
ないし淡色の淡色布において、視感的に太細差を認識可
能な、即ち、スラブ調外観として認識可能なポリエステ
ル太細糸を提供することにある。また、そのような太細
糸を通常の管理下の不均一延伸により再現性良く製造可
能な製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
太細糸の太細差を視感的に認識可能なまでに強調する手
段として、太細直径比を拡大しようとする試みには限界
のあることを知り、全く視点を変えて、太部と細部との
間に糸条表面に置ける光の反射・吸収の差違を付与し、
それによって肉眼で認識できる水準にまで太細感を強調
させようとする発想に基づいている。このような発明思
想を具体化した本発明の課題を解決する為の手段は、以
下の通りである。
【0008】(1) 一般式
【0009】
【化3】
【0010】(式中、Yは水素原子またはエステル形成
性官能基、M1およびM2は金属、nは1または2であ
る)で表わされるスルホン酸化合物の少なくとも1種を
ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分に対し
て0.3〜15モル%の範囲で含有させたポリエステル
からなるポリエステルマルチフィラメント糸の太細糸で
あって、太部表面および細部表面には、それぞれ下記を
満足する孔径(L:μm)の空孔が形成されていること
を特徴とするポリエステル太細糸、および、 0.1≦L(細部)≦1.0 1.5≦L(太部)≦4.0 (2) 一般式
【0011】
【化4】
【0012】(式中、Yは水素原子またはエステル形成
性官能基、M1およびM2は金属、nは1または2であ
る)で表わされるスルホン酸化合物の少なくとも1種を
ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分に対し
て0.3〜15モル%の範囲で含有させたポリエステル
を、紡糸速度1,000〜4,000m/分の範囲の速
度で溶融紡糸し、得られた未延伸糸を温度15〜85℃
の範囲で、且つ、延伸倍率を自然延伸倍率の0.3〜
0.85倍の範囲として不均一延伸し、得られた不均一
延伸糸を織編物となした後に減量率5〜40%の範囲で
アルカリ減量することを特徴とするポリエステル太細糸
の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の太細糸のマルチフィラメ
ント集合形態は、従来から周知の所謂太細糸あるいはシ
ック・アンド・シン糸と称されている糸条と同じであ
る。
【0014】図1に、本発明の糸条の側面形態を模式的
に示す。該図において、マルチフィラメント糸束は、太
部1と細部2とから形成されており、太部1は個々の構
成フィラメントの太部3,3′,3″、………の集合か
らなり、細部2は個々のフィラメントの細部4,4′,
4″、………の集合からなっている。
【0015】ここで、太部1を構成する個々のフィラメ
ントは全てがフィラメントの太部でなくてもよく、構成
フィラメントの半数以上、好ましくは2/3以上が太部
であればマルチフィラメント糸条の太部としての効果を
奏し得る。一方、細部2を構成する個々のフィラメント
は全てがフィラメントの細部でなくてもよいが、構成フ
ィラメントの4/5以上好ましくは9/10以上が細部
であると細部としての効果を奏し易い。
【0016】本発明の太細糸の製造方法について述べ
る。先ずポリマーとして一般式
【0017】
【化5】
【0018】(式中、Yは水素原子またはエステル形成
性官能基、M1およびM2は金属、nは1または2であ
る)で表わされるスルホン酸化合物の少なくとも1種を
ポリエステルを構成する二官能性カルボン酸成分に対し
て0.3〜15モル%含有させたものを用いる。
【0019】上記の式中、M1およびM2は金属、M1
してはとくにアルカリ金属、アルカリ土類金属、Mn
1/2、Co1/2またはZn1/2が好ましく、なかでもL
i、Na、K、Ca1/2、Mg1/2が特に好ましく、M2
してはとくにアルカリ金属またはアルカリ土類金属が好
ましく、なかでもLi、Na、K、Ca1/2、Mg1/2
特に好ましい。M1およびM2は同一でも異なっていても
よい。nは1または2である。Yは水素原子またはエス
テル形成性官能基であり、官能基としては−COOR
(ただし、Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基ま
たはフェニル基)または−CO−[O(CO21p
OH(ただし、1は2以上の整数、pは1以上の整数)
等が好ましい。
【0020】かかるスルホン酸化合物の好ましい具体例
としては、3―カルボメトキシ・ベンゼンスルホン酸N
a―5―カルボン酸Na、3―カルボメトキシ・ベンゼ
ンスルホン酸Na―5―カルボン酸K、3―カルボメト
キシ・ベンゼンスルホン酸K―5―カルボン酸K、3―
ヒドロキシエトキシカルボニル・ベンゼンスルホン酸N
a―5―カルボン酸Na、3―カルボキシ・ベンゼンス
ルホン酸Na―5―カルボン酸Na、3―ヒドロキシエ
トキシカルボニル・ベンゼンスルホン酸Na―5―カル
ボン酸Mg1/2、ベンゼンスルホン酸Na―3,5―ジ
カルボン酸Na、ベンゼンスルホン酸Na―3,5―ジ
カルボン酸Mg1/2等をあげることができる。
【0021】また、上記スルホン酸化合物は1種のみ単
独で使用しても、また2種以上併用してもよい。その添
加時期はポリエステル太細繊維を製造するにあたり、該
ポリエステルを溶融紡糸の吐出が終了する以前の任意の
段階でよく、たとえばポリエステルの原料中に添加配合
しても、ポリエステルの合成中に添加しても、また合成
終了後から溶融吐出紡糸するまでの間に添加してもよ
い。いずれにしても、添加後溶融状態で混合されるよう
にするのが好ましい。
【0022】そして、該スルホン酸化合物はポリエステ
ルを構成する二官能性カルボン酸に対して0.3〜15
モル%の範囲で含有される。0.3モル%未満では、本
発明の特長である視感的な太細感の強調効果が得られ
ず、15モル%を越えるとアルカリ処理によって糸条強
度が実用に耐えなくなることがある。視感的な太細感の
強調と実用上の耐久性の両立からしてその好ましい含有
量の範囲は0.5〜10モル%である。
【0023】次に、上記ポリエステルを後記する紡糸、
不均一延伸して得た太細糸をアルカリ溶液で減量処理
し、該ポリエステルに含有させたスルホン酸化合物を溶
出し、その除去痕としての空孔をフィラメント表面に形
成させるが、その際、太部表面には、細部表面に形成さ
れる空孔に比較して、大きな空孔を形成させる。
【0024】図2は、本発明の太細糸をアルカリ溶液で
減量処理した後の、太部および細部に形成された空孔の
模式図である。該図において、前記スルホン酸化合物の
除去痕として太部5には大きな空孔7が、細部6にはそ
れより小さな空孔8が存在する。
【0025】該空孔の大きさは、空孔の長径と短径の平
均値を空孔孔径(L)として表わすとき、次の範囲にあ
ることが好ましい。 0.1≦L(細部)≦1.0 1.5≦L(太部)≦4.0 ここで、L(細部)は細部微細孔の平均孔径(μm)、
L(太部)は太部微細孔の平均孔径(μm)であり、ア
ルカリ減量処理後の該太細糸を電子顕微鏡にて3500
〜5000倍で観察して、その電子顕微鏡写真中の糸表
面500μm2中の空孔と認められる孔の大きな方から
20ケの平均孔径を求める。
【0026】L(太部)が1.5μm未満であると、太
部孔形成による外観効果を得にくい。L(太部)が4.
0μmを超えると、その大きな孔のために、太部の繊維
としての強度が極度に低下し、織編物の引裂強力が低下
してしまう場合がある。また、粉落ち等の問題が生じる
場合がある。一方、L(細部)が、1.0μmを越える
と、太部との差が小さくなり、目的とする外観効果を得
にくくなる。
【0027】本発明の太細糸の太部と細部の太細比は、 1.2≦H(太部)/H(細部)≦3.0 の範囲が好ましい。
【0028】ここで、H(太部)は太部平均糸径、H
(細部)は細部平均糸径である。太部、細部それぞれに
おけるマルチフィラメントの断面形状がわかるように繊
維軸方向に垂直にマルチフィラメントを切断し、その断
面を電子顕微鏡で観察し、各単繊維の径(真円相当)を
測定し、その裁断ケ所における平均径を、任意の20カ
所の断面について測定し、その平均値で表わす。
【0029】H(太部)/H(細部)が1.2未満の場
合は、太細部間の繊維微細構造の差違が少い為、アルカ
リ減量によって、太部と細部に大きさの差違のある空孔
を形成できず、本発明の目的を達成できない。逆にH
(太部)/H(細部)が3.0を越えるような糸条を得
ようとすると不均一延伸に無理を生じ、工程性が不安定
になる。
【0030】本発明の太細糸の太部と細部の糸長方向の
長さは織物に商品として求められる外観効果から決めれ
ばよいが、スラブ調のスパナイズ外観を表現するために
は、長さ比を次のようにするのが好ましい。 1.3≦W(細部)/W(太部)≦10 ここで、W(細部)は細部平均長(mm)、W(太部)
は太部平均長(mm)であり、太部、細部それぞれの任
意の20ケ所における長さの平均長で表わす。
【0031】ここで、前述の紡糸・不均一延伸の条件に
ついて触れておく。先ずポリエステルを紡糸速度1,0
00〜4,000m/分の範囲の速度で溶融紡糸する。
1,000m/分未満の紡糸では、得られる未延伸糸の
強度が極端に低く、巻き取りが困難となってしまう。ま
た、4,000m/分を越える速度での紡糸では、得ら
れる未延伸糸の分子配向が進み、つづく延伸工程で太細
糸が得にくくなる。
【0032】紡糸して得た未延伸糸はポリエステルマト
リックス中に該スルホン酸化合物の微粒子が分散した繊
維構造を形成している。
【0033】溶融紡糸して得た未延伸糸を温度15〜8
5℃の範囲で、かつ、延伸倍率を自然延伸倍率の0.3
〜0.85倍の範囲として、不均一延伸して太細部を得
る。
【0034】不均一延伸の温度と延伸倍率は、ポリエス
テル未延伸糸を太細斑のある糸条として延伸できる組合
せの範囲で選択する。
【0035】温度は85℃以下であれば不均一延伸可能
であるが、低い方が安定して不均一延伸できるので70
℃以下とするのが好ましい。更に、室温(通常18〜2
5℃)で延伸すれば、延伸ローラを加熱しなくてすむの
で経済的にも好ましい。15℃未満では不均一延伸は可
能であるが、温度管理が難しくなり、85℃を越えると
延伸が均一になってしまう。
【0036】延伸倍率は不均一延伸する為に、自然延伸
倍率の0.3〜0.9倍の範囲とすべきである。0.3
倍未満では太細直径比は得られるが太部の割合が多くな
り過ぎ、0.9倍を越えると均一延伸に近づき、太細直
径比が小さくなり、太部の割合も少なくなりすぎる。太
細の直径比と太部細部の長さの割合から、好ましい延伸
倍率は自然延伸倍率の0.4倍〜0.85倍の範囲であ
る。
【0037】温度と延伸倍率の組合せで、太細形態と工
程性とを両立させる最も好ましい条件範囲は、温度を室
温とし、延伸倍率を自然延伸倍率の0.4〜0.85倍
の範囲とする場合である。太細糸の沸水収縮率を5〜2
5%程度として熱的な取扱性を良くするために、不均一
延伸後120〜200℃の温度で熱セットしてもよい。
【0038】
【発明の作用】ここで、本発明特に請求項2記載の製造
方法にかかる発明が、従来技術の単なる総和的な組合せ
によるものではなく、技術的に更に飛躍した発想によ
り、従来の太細糸の範疇を超越した新規な、繊維構造を
創造し、それによって、従来の太細糸では困難であった
白生地での太細感のあるスラブ調外観効果を表現可能と
した優位性のあるものであることを、比較例によって明
確にする。
【0039】ポリエステルフィラメントの繊維表面に空
孔を形成する方法は、ポリエステルに無機物微粒子或は
該ポリエステルとは非相溶性の有機化合物を含有させて
紡糸・延伸しフィラメントとして、それをアルカリ減量
する方法が知られている。
【0040】無機物微粒子としては、酸化チタン、シル
カや硫酸バリウムの微粒子が知られているが、これらを
用いて、本発明と同様にして太細部とし、アルカリ減量
しても、その微粒子除去痕としての空孔の大きさは太部
と細部とで同じ大きさであり、空孔の大きさの差を設け
ることはできない。
【0041】また、ポリエステルとは非相溶性の有機化
合物の場合も、本発明のスルホン酸化合物に化学的に近
いと思われるRSO33(M3は金属、Rはアルキル、
アリールまたはアルキルアリール基)でさえ、アルカリ
減量による微粒子除去痕としての空孔の大きさは太部と
細部とで同じ大きさであり、空孔の大きさの差を設ける
ことはできない。
【0042】図3に該RSO33を含有するポリエステ
ル太細糸をアルカリ処理した後の表面に形成された空孔
を模式的に示す。太部9と細部10で、微粒子除去痕と
しての空孔の大きさ12、13には差がなく、太部が低
配向の為、スリット状11に減量されているにすぎな
い。尚、このスリット状溝11には、光の反射・吸収の
差違により糸条を視感的に太く見せるという効果はな
い。
【0043】即ち、一般にポリエステル太細糸は、未延
伸糸を不均一延伸して製造されるので、太部は例え結晶
化が進んでいても配向度が低い為にアルカリ減量され易
く、細部は結晶化が進み配向度も高いためにアルカリ減
量され難い。その為、太部には、繊維軸に略直角な方向
にスリット状溝が発生し、細部には微細な空孔が発生す
る。
【0044】その際、前記のアルカリ減量による空孔の
発生を助長する無機物微粒子や本発明で使用するスルホ
ン酸化合物以外のポリエステルとは非相溶性の有機化合
物を含有させたポリエステルを太細糸とした場合には、
アルカリ減量により、太部に形成されスリット状溝は幅
広く深くなる傾向にあり、細部に形成される微細な空孔
は数が多くなり深さも深くなる傾向にある。
【0045】これらの微細孔形成剤に対して、本発明で
使用するスルホン酸化合物の場合には、特に、太部に形
成されるアルカリ減量除去痕の形状が異なる。微細孔形
成剤を含有しない場合の太部と同様に繊維軸に略直角な
方向のスリット溝も生じるが、典型的な違いは、多数の
大き目の空孔を生じる点にある。細部には、他の微細孔
形成剤と略同等の小さな微細孔が形成される。
【0046】本発明で用いるスルホン酸化合物を含有す
るポリエステルの太細糸に限って生じる特異なアルカリ
減量挙動は、該化合物が極性の強い―SO3 -+(スル
ホン酸金属塩)を有し、隣接して存在する該スルホン酸
化合物間に強いイオン架橋力が作用するためと推定され
る。
【0047】未延伸糸を不均一延伸する際、このイオン
架橋力が延伸張力を弱めるように作用し、太部では配向
結晶化が抑制され、それがために太部全体に均一にかつ
強度にアルカリ減量され、太部全体に大きめの空孔が形
成され、延伸が高度に進む細部ではイオン架橋力に打勝
って配向結晶化が促進される為に、アリカリ減量で通常
のポリエステル太細糸と同程度の微細な空孔が形成され
るものと推定される。
【0048】これに対して、通常のポリエステルの太細
糸や本発明で用いるスルホン酸化合物以外の微細孔形成
剤を含有するポリエステルの太細糸の場合には、太部で
も繊維軸に対して一定の方向に分子鎖が配列した大きな
結晶が成長し、その結晶間の分子鎖の少ない非晶部が優
先的にアルカリ減量されるため、繊維軸に略直角な方向
にスリット溝を形成するものと推定される。
【0049】以上のようにして、本発明のポリエステル
太細糸では、細部には通常のポリエステルの太細糸の場
合と同様に小さな浅い空孔が形成され、太部には細部の
空孔に比べ大きな深い空孔が形成される。その為、細部
表面では入射光は散乱或は空孔に吸収される比率が少な
く、鏡面反射の比率が大きく、それに対して太部表面で
は、入射光は散乱し、空孔に吸収もされるので、不透明
に、太さ方向に拡がって視え、視感的に太細感が強調さ
れて認識される。また、白色やクリーム色等の淡色でな
い場合には、つまり濃色に染めた場合には、この太細感
強調の効果とともに光の散乱・吸収によって太部の濃さ
が和らげられ細部の淡い色との差違が少なくなって、穏
和なカスリ調外観が得られる。
【0050】これに対して、繊維軸に略直角な方向に規
則的に形成されたスリット溝では、入射光を四方八方に
散乱させたり吸収したりする作用はないので、本発明の
目的とする視感的な太細感の強調効果や、濃色カスリ染
の濃淡染差の減少効果は得られない。
【0051】尚、本発明でいうポリエステルとは、テレ
フタル酸を主たる酸成分とし、炭素数2〜6のアルキレ
ングリコールすなわちエチレングリコール、トリメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコールから、特に
好ましくはエチレングリコール、テトラメチレングリコ
ールから選ばれた少なくとも一種のグリコールを主たる
グリコール成分とするポリエステルを主たる対象とす
る。また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カル
ボン酸成分で置き換えたポリエステルであってもよく、
および/またはグリコール成分の一部を上記グリコール
以外のジオール成分で置き換えたポリエステルであって
もよい。ここで使用されるテレフタル酸以外の二官能性
カルボン酸としては、例えばイソフタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、β―アジピン酸、セバシン酸、
1,4―シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳香族、脂
肪族、脂環族の二官能性カルボン酸をあげることができ
る。また、上記グリコール以外の化合物としては、例え
ばシクロヘキサン―1,4―ジメタノール、ネオペンチ
ルグリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールSの
如き脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物をあげる
ことができる。
【0052】かかるポリエステルは、任意の方法によっ
て合成したもので良い。例えば、ポリエチレンテレフタ
レートについて説明すれば、通常、テレフタル酸とエチ
レングリコールとを直接エステル化反応させるか、テレ
フタル酸ジメチルの如きテレフタル酸の低級アルキルエ
ステルとエチレングリコールとをエステル交換反応させ
るかまたはテレフタル酸とエチレンオキサイドとを反応
させるかしてテレフタル酸のグリコールエステルおよび
/またはその低重合体を生成させる第一段階の反応と、
第一段階の反応性生成物を減圧下加熱して所望の重合度
になるまで重縮合反応させる第二段階の反応によって製
造される。
【0053】なお、本発明の方法によって得られる太細
糸には、必要に応じて任意の添加剤、例えば触媒、着色
防止剤、耐熱剤、難燃剤、蛍光増白剤、艶消し剤、着色
剤、無機粒子が含まれていてもよい。
【0054】さらに、本発明の太細糸の糸断面形状は、
丸断面でも、異型断面(三角、四角、星型等々)でも、
中空でもいずれでもよいが、ドライタッチをより効果的
に発現させる場合には、異型断面であることが好まし
い。本発明のポリエステル太細糸は、単独で用いて布帛
としてもよく、また、他の糸条と複合して用いて布帛と
してもよい。
【0055】布帛にふくらみのある風合を付与したい場
合には、該太細糸と、該太細糸の沸水収縮率よりも高い
沸水収縮率を有するポリエステルマルチフィラメント糸
とを混繊して複合混繊糸として用いるとよい。
【0056】ここで、沸水収縮率の高いポリエステルマ
ルチフィラメント糸としては、非熱セット糸或は低温熱
セット糸で、沸水収縮率が15〜80%の範囲の糸条が
適している。布帛に必要なふくらみに合わせて15〜8
0%の範囲から選べばいよいが、15%未満ではふくら
みが不足し、80%を越えると、衣服にしたときの形崩
れが問題となることがある。
【0057】また、該沸水収縮率の高いポリエステルマ
ルチフィラメント糸は、ポリエチレンテレフタレートか
らなるポリエステルの他、イソフタル酸、ビスフェノー
ルA等を共重合したポリエステルも適している。
【0058】複合の方法は、インターレースノズルやタ
スランノズルによる空気混繊、合撚糸等が適している
が、その中でもインターレース混繊が生産性と糸の取扱
性の点でより好ましい。
【0059】インターレース混繊は2糸条の引揃えまた
は太細糸を0.5〜5%オーバーフィードして、圧空圧
0.5〜5kg/cm2で混繊し、20〜120個/m
の交絡を付与するのが好ましい。
【0060】また、本発明の太細糸または太細混繊糸は
無撚で用いてもよいが撚糸して用いてもよい。撚糸する
場合、次式の範囲の撚数としたとき、太細糸の太部に比
べ細部の方が糸がより多く締まり、太細の視感的効果が
強調される。 5500/√De≦T≦27000/√De ここで、Deは糸条の繊度(デニール)、Tは撚数(T
/m)である。5500/√De以下の撚数では太細を
強調する効果は少なく、27000/√Deの撚数を越
えると太部も糸が締まって太細比の強調効果が少なくな
ってしまう。
【0061】本発明において、製編織されたポリエステ
ル太細糸は、アルカリ減量処理される必要がある。該ア
ルカリ減量処理に用いるアルカリ化合物としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、テトラアンモニウムハ
イドロオキサイド、炭酸ナリトリウム、炭酸カリウム等
があげられるが、なかでも水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムが特に好ましく用いられる。
【0062】アルカリ減量処理は、アルカリ化合物の種
類によっても異なるが、アルカリ水溶液濃度が0.1〜
30重量%、処理温度が常温〜100℃、好ましくは7
0〜100℃、処理時間が10分〜4時間、好ましくは
30〜90分の条件で行われる。また、本発明のアルカ
リ減量処理においては、減量率5重量%以上となるよう
に処理を施す必要がある。一方、アルカリ減量後の太細
糸の強度が実着用に耐えられなくならぬよう減量率を4
0重量%以下にすることが好ましい。
【0063】本発明のポリエステル太細糸または太細糸
混繊糸を経糸および/または緯糸に用いて製織した後、
アルカリ減量を施して仕上げた織物は、該太細糸の太部
表面には、細部表面に形成されている空孔に比較して大
きな空孔が形成されており、糸条の太細比に加えて、空
孔の大きな表面では空孔の小さな表面に比べて光の散乱
・吸収が大きい為に視感的に糸条が太く見えるという現
象が加わって、視感的に太細感が強調され、スラブ調の
スパン的外観を有するスパンナイズド外観織物が得られ
る。
【0064】
【実施例】[実施例1] テレフタル酸ジメチル197部、エチレングリコール1
24部、3―カルボメトキシ・ベンゼンスルホン酸Na
―5―カルボン酸Na4部(テレフタル酸ジメチルに対
して、1.3mol%)、酢酸カルシウム・1水塩0.
118部を常法に従って、エステル交換反応を行った
後、安定剤としてトリメチルホスフェート0.112
部、重合触媒として三酸化アンチモン0.079部を加
え、常法に従い、重合反応を終了させ、チップ化した。
得られた変性ポリエステルの極限粘度は0.640であ
った。
【0065】得られた変性ポリマーを2000m/分で
紡糸して、220De/36filの未延伸糸を得た。
次いで、この未延伸糸を50℃のホットローラーで予熱
した後、自然延伸倍率の0.5倍の延伸倍率で延伸し、
180℃の加熱プレートで熱セットして、90De/3
6filの太細糸として捲きとった。得られた太細糸の
太細比は、H(太部)/H(細部)=2.0であり、太
部の長さと細部の長さの比は、W(細部)/W(太部)
=4.5であった。
【0066】この太細糸を緯糸に用い、経緯共64本/
インチの密度で平組織に製織し、得られた織物を常法に
従い、精練、リラックス、セットした後、NaOH35
g/1水溶液中、98℃下30分間アルカリ減量処理
し、20%減量織物を得た。
【0067】次いで、この減量上り織物を2等分して、
一方は染料を用いないで生成りの織物とし、他方は濃紺
色に染色した織物として仕上げた。その際、生成りの織
物は染料なしで液温130℃で45分間染色と同様の工
程に通して風合を作った。また、染色した織物は、C.
I.Disperse Blue 79.4%を用い
て、130℃下45分間、染色したのち、常法に従い還
元洗浄して、紺色の織物を得た。
【0068】得られた織物の太細感を目視評価した。生
成りの織物では、太細糸の細部で構成された織物の地の
部分に、地の部分より不透明でより白く、かつ、太く見
える太部が明確に見え、高級な細番手綿紡績糸織物のよ
うであり、風合も合繊特有のぬめりが解消され、さらっ
としたドライタッチがあってスパナイズされた織物であ
った。
【0069】同様に、濃紺染色織物でも、地の部分に対
して、太部が明確に視感でき、かつ、太部と細部の濃淡
差が従来の太細糸織物に比べて少なく、風合は合繊特有
のぬめりが解消され、さらっとしたドライタッチがあっ
てスパナイズされた織物であった。
【0070】これら両者の織物の表面を走査型電顕によ
り拡大して、太部と細部の繊維表面に形成された空孔の
大きさを測定した。空孔の平均径は、L(細部)=0.
5に対し、L(太部)=2.5であり、細部に対して、
太部には大きな空孔が認められた。
【0071】[比較例1] 3―カルボメトキシ・ベンゼンスルホン酸Na―5―カ
ルボン酸NaのかわりにRSO3Na(Rは炭素数14
のアルキル基)0.6重量%(テレフタル酸ジメチルに
対して)を重合反応末期に添加する以外、実施例1と同
様に実施した。その結果得られた太細糸の太細比は実施
例1の太細糸と同様にH(太部)/H(細部)=2.0
であったが、空孔の大きさはL(細部)=0.5でL
(太部)=0.6であり、両者の間で大きさに殆んど差
がなく、白色の生成り織物で太細効果は認められなかっ
た。
【0072】[比較例2] 3―カルボメトキシ・ベンゼンスルホン酸Na―5―カ
ルボン酸NaのかわりにTiO2を2.5重量%(テレ
フタル酸ジメチルに対して)をエステル交換反応末期に
添加する以外、実施例1と同様に実施した。その結果得
られた太細糸の太細比は実施例1の太細糸と同様にH
(太部)/H(細部)=2.0であったが、空孔の大き
さはL(細部)=0.5でL(太部)=0.6であり、
両者の間で大きさに殆んど差がなく、太部には繊維に略
直角な方向にスリット状溝があった。白色の生成り織物
で太細効果は認められなかった。
【0073】[実施例2] 実施例1で得たポリエステル太細糸(繊度90デニール
/36フィラメント、沸水収縮率(10%)にイソフタ
ル酸を10モル%共重合したポリエステルフィラメント
(繊度50デニール/12フィラメント、沸水収縮率3
0%)を引揃えて、インターレースノズルを用いて混繊
し、140デニール/48フィラメントの混繊糸を得
た。これを平組織で製織し、得られた織物を常法に従
い、精練、リラックス、セットした後、NaOH35g
/1水溶液中、98℃下30分間アルカリ減量処理し、
20%減量織物を得た。
【0074】次いで、この減量上り織物を2等分して、
一方は染料を用いないで生成りの織物とし、他方は濃紺
色に染色した織物として仕上げた。その際、生成りの織
物は染料なしで液温130℃で45分間染色と同様の工
程に通して風合を作った。また、染色した織物は、C.
I.Disperse Blue 79を4%用いて、
130℃下45分間、染色したのち、常法に従い還元洗
浄して、紺色の織物を得た。得られた織物の太細感を目
視評価した。生成りの織物では、太細糸の細部で構成さ
れた織物の地の部分に、地の部分より不透明でより白
く、かつ、太く見える太部が明確に見え、高級な細番手
綿紡績糸織物のようであり、風合も合繊特有のぬめりが
解消され、さらっとしたドライタッチがあってスパナイ
ズされた織物であった。
【0075】同様に、濃紺染色織物でも、地の部分に対
して、太部が明確に視感でき、かつ、太部と細部の濃淡
差が従来の太細糸織物に比べて少なく、風合は合繊特有
のぬめりが解消され、さらっとしたドライタッチがあっ
てスパナイズされた織物であった。
【0076】これら両者の織物の表面を走査型電顕によ
り拡大して、混繊糸を構成する太細糸について太部と細
部の繊維表面に形成された空孔の大きさを測定した。空
孔の平均径は、L(細部)=0.5に対し、L(太部)
=2.5であり、細部に対して、太部には大きな空孔が
認められた。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、ポリエステル太細糸の
太細感を視感的に向上させることができ、従来のポリエ
ステル太細糸では太細感の表現が困難であった白生地織
物においてさえ太細感を表現可能なポリエステル太細糸
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太細糸の側面形態模式図。
【図2】本発明の太細糸をフィラメントの側面形態模式
図。
【図3】比較例の太細糸をフィラメントの側面形態模式
図。
【符号の説明】 1:太細糸の太部 2:太細糸の細部 3,3′,3″:太部の構成フィラメント 4,4′,4″:細部の構成フィラメント 5:太細糸フィラメントの太部 6:太細糸フィラメントの細部 7:太部の空孔 8:細部の空孔 9:太細糸フィラメントの太部 10:太細糸フィラメントの細部 11:スリット状溝 12:太部の空孔 13:細部の空孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D06M 101:32 D06M 5/02 B (56)参考文献 特開 昭61−63711(JP,A) 特開 昭62−85073(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01F 6/62 301 - 308 D01F 6/84 305 - 311 D01F 6/84 305 - 6/92 309 D06M 11/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Yは水素原子またはエステル形成性官能基、M
    1およびM2は金属、nは1または2である)で表わされ
    るスルホン酸化合物の少なくとも1種をポリエステルを
    構成する二官能性カルボン酸成分に対して0.3〜15
    モル%の範囲で含有させたポリエステルからなるポリエ
    ステルマルチフィラメント糸の太細糸であって、太部表
    面および細部表面には、それぞれ下記を満足する孔径
    (L:μm)の空孔が形成されていることを特徴とする
    ポリエステル太細糸。 0.1≦L(細部)≦1.0 1.5≦L(太部)≦4.0
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中、Yは水素原子またはエステル形成性官能基、M
    1およびM2は金属、nは1または2である)で表わされ
    るスルホン酸化合物の少なくとも1種をポリエステルを
    構成する二官能性カルボン酸成分に対して0.3〜15
    モル%の範囲で含有させたポリエステルを、紡糸速度
    1,000〜4,000m/分の範囲の速度で溶融紡糸
    し、得られた未延伸糸を温度15〜85℃の範囲で、且
    つ、延伸倍率を自然延伸倍率の0.3〜0.85倍の範
    囲として不均一延伸し、得られた不均一延伸糸を織編物
    となした後に減量率5〜40%の範囲でアルカリ減量す
    ることを特徴とするポリエステル太細糸の製造方法。
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