JP3332791B2 - 読み取り装置及び読み取り方法 - Google Patents

読み取り装置及び読み取り方法

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JP3332791B2
JP3332791B2 JP09392697A JP9392697A JP3332791B2 JP 3332791 B2 JP3332791 B2 JP 3332791B2 JP 09392697 A JP09392697 A JP 09392697A JP 9392697 A JP9392697 A JP 9392697A JP 3332791 B2 JP3332791 B2 JP 3332791B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿の読み取る読み
取り装置及び原稿を読み取る際の読み取り方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置において
は、キャリア上の印字ヘッドを外し、これに代えて印字
ヘッドと略同一形状のスキャナヘッドを搭載し、光学的
に原稿読み取りを行うようにして画像読み取り装置とし
ても使用できるようしたものはなかった。似た使用例と
して、熱転写記録装置で、リボンカセットの代わりにス
キャナカートリッジを搭載するという例を見るだけであ
る。
【0003】インクジェット記録装置にスキャナヘッド
を用いて画像読み取り装置として用いる場合、スキャナ
ヘッドや、組み合わせるインクジェット記録装置の個体
差、原稿を照らす光源として用いるLEDの経年変化
や、環境条件による光量低下、受光センサ画素間のばら
つき、等を補正するために、スキャナヘッド読み取り光
量基準となる白基準が必要となる。この白基準としてイ
ンクジェット記録装置の給紙機構を利用して白基準シー
トを用いることが考えられる。その場合、印字時の誤印
字やインクミストの影響で白基準シートが汚れるのを防
ぐため、印字部に白基準シートを装着せずにインクジェ
ット記録装置の印字用紙或いは読み取り原稿を設置して
通紙する経路に、原稿を通紙するのと同様にして白基準
シートを給紙し、次にキャリアを白基準シート上の決め
られた位置まで移動させて白基準シートを読み、その値
を原稿読み取り白基準とする。この方法は、実際の原稿
と位置関係が同等である白基準シートを読むので誤差が
少ないという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、ユーザーは常に必ず同じ位置に白基準シ
ートを通紙しなければならず、わずらわしさがあるとい
う問題があった。
【0005】本発明は上記の問題を解決するために成さ
れたもので、印字部の通紙位置に対して、白基準シート
を何処に通紙されても白基準シートの読み取りを可能に
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の読み取り装置に
おいては、原稿又は白基準シートを光学的に読み取るス
キャナヘッドを主走査方向に往復移動するように成され
たキャリア手段と、上記原稿又は上記白基準シートを所
定の通紙通路を通じて上記主走査方向と直交する副走査
方向に搬送する搬送手段と、上記通紙経路の上記主走査
方向における最大幅(D)から上記白基準シートの上記
主走査方向におけるシート幅(C)を引いた長さに上記
スキャナヘッドが一つの白基準データを読み取るのに必
要な上記キャリア手段の移動量(B)を加算した長さ以
上で且つ、上記通紙経路の最大幅(D)よりも短い長さ
の範囲内で上記キャリア手段を上記主走査方向に移動さ
せながら上記スキャナヘッドに上記白基準シートを読み
取らせることで白基準データを取得するように上記キャ
リア手段の移動を制御する制御手段とを設けている。
【0007】本発明の記録読み取り方法においては、原
稿又は白基準シートを光学的に読み取るスキャナヘッド
を保持するキャリアを主走査方向に往復移動すると共
に、上記原稿又は上記白基準シートを所定の通紙通路を
通じて上記主走査方向と直交する副走査方向に搬送し、
上記通紙経路の上記主走査方向における最大幅(D)か
ら上記白基準シートの上記主走査方向におけるシート幅
(C)を引いた長さに上記スキャナヘッドが一つの白基
準データを読み取るのに必要な上記キャリア手段の移動
量(B)を加算した長さ以上で且つ、上記通紙経路の最
大幅(D)よりも短い長さの範囲内で上記キャリア手段
を上記主走査方向に移動させながら上記スキャナヘッド
に上記白基準シートを読み取らせることで白基準データ
を取得するように上記キャリア手段の移動を制御するよ
うにしている。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図3及び図4は機構部分を示す。
図3、図4において、キャリア2は、印字ヘッド1又は
スキャナヘッド300を選択的に着脱自在に保持するも
のである。このキャリア2は、フレーム25に両端部が
固定され互いに並行に配置されたガイドシャフト4及び
ガイドレール7に支持されており、印字用紙、原稿18
或いは白基準シート400を矢印aの搬送方向(副走査
方向または第1の方向に対応する)と直行し、かつ印字
用紙、原稿18或いは白基準シート400の面に平行な
矢印b方向(主走査方向または第2の方向に対応する)
に摺動自在に往復移動される。またキャリア2は、キャ
リアモータ6に不図示のギア列によって回転駆動される
駆動プーリ30と、回転自在に支持されたアイドルプー
リ15との間にかけ回されたベルト5の一部位に結合さ
れており、キャリアモータ6を駆動することで、ベルト
5が駆動され、キャリア2が上記方向bに往復移動する
構成になっている。
【0010】16はホームポジションセンサであり、キ
ャリア2の通過を検出することにより、キャリア2の位
置を検出するものである。3はフレキシブルケーブルで
あり、印字ヘッド1、スキャナヘッド300に不図示の
制御基板から電気信号を伝えるものである。
【0011】次に印字用紙、原稿18或いは白基準シー
ト400を搬送する構成について説明する。19は自動
給紙部で、複数枚セットされた印字用紙、原稿18或い
は白基準シート400を1枚ずつ分離して紙送りローラ
14まで搬送する。フレーム25に回転可能に支持され
た紙送りローラ14にはLFギア31が固定されてお
り、紙送りモータ20によって不図示のギア列で回転駆
動される。紙送りローラ14にはピンチローラ21が下
方よりピンチローラホルダ22を介してピンチローラバ
ネ23によって圧接されており、紙送りローラ14とピ
ンチローラ21の間に挟まれた印字用紙、原稿18或い
は白基準シート400を、上記紙送りモータ20の駆動
によってa方向に、プラテン9上にある原稿18或いは
白基準シート400の設置幅を規制するガイドa32及
びガイドb33の間へ搬送する。11は記録後の印字用
紙、原稿18或いは白基準シート400を排出するため
の排紙ローラであり、アイドルギア列29により、紙送
りローラ14から駆動力が伝達され、紙送りローラ14
と同期して回転する。排紙ローラには拍車8が圧接され
ており、排紙ローラ11との間に印字用紙、原稿18或
いは白基準シート400を挟み込み搬送する。
【0012】17はペーパーセンサであり、紙送りロー
ラ14の直前の印字用紙、原稿18或いは白基準シート
400の有無を検出する。10は排紙センサであり、排
紙ローラ11近傍の印字用紙、原稿18或いは白基準シ
ート400の有無を検出する。本装置の記録装置として
の機能は、キャリア2の往復移動に同期して印字ヘッド
1が記録信号に応じてインクを図4において下向きに吐
出することにより、印字用紙18に一行記録を行うもの
である。すなわちこの印字ヘッド1は微細な液体吐出口
(オリフィス)、液路およびこの液路の一部に設けられ
たエネルギ作用部と、この作用部に有る液体に作用させ
る液滴形成エネルギを発生するエネルギ発生手段とを備
えている。
【0013】このようなエネルギを発生させるエネルギ
発生手段としてはピエゾ素子などの電機機械変換体を用
いた記録方法、レーザ等の電磁波を照射して発熱させ、
該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギ発生手段
を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗を有する発熱素子
などの電機熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出
させるエネルギ発生手段を用いた記録方法などがある。
【0014】その中でも熱エネルギによって液体を吐出
させるインクジェット記録方法に用いられている記録ヘ
ッドは、記録用の液体を吐出して吐出用液滴を形成する
ための液体吐出口を高密度に配列することができるため
に高解像度の記録をすることが可能である。その中でも
電機熱変換体をエネルギ発生源として用いた記録ヘッド
は、コンパクト化も容易であり、かつ最近の半導体分野
における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術や
マイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実
装化が容易で、製造コストも安価なことから有利であ
る。
【0015】上記印字ヘッド1の移動により一行記録を
行うと、印字用紙18は紙送りモータ20により、図3
の印字用紙18上に示した搬送方向の矢印aの向きに一
行分搬送され、次の行の記録を行う構成になっている。
本印字部には、印字用紙、原稿18或いは白基準シート
400を、印字部に一枚ずつ分離して給紙するための自
動給紙部19が設けられている。
【0016】また、スキャナヘッド300をキャリア2
へ装着すると、後述する図5のCPU502はスキャナ
ドライバ部513を介して印字ヘッド/スキャナヘッド
認識信号を読みとり、スキャナモードに入る。印字用紙
と同様、読み取り原稿18或いは白基準シート400を
自動給紙部19や紙送りモータ20の駆動により所定の
位置まで搬送し、キャリアモータ6を駆動しながら、ス
キャナドライバ部513を介して画像信号を読み取る。
【0017】一行の読み取りが終了すると、紙送りモー
タ20により一行分搬送され、次の行の読み取りを行
う。このような動作を原稿が終了するまで行う。白基準
シート400の場合は、白基準データを取得後排紙され
る。
【0018】キャリア2の移動範囲の一端には、印字ヘ
ッド1の液体吐出口を乾燥から保護するキャップ13が
あり、キャリア1がホームポジションに位置する時、紙
送りモータ20によって図示しない動力伝達機構によ
り、キャップ13を印字ヘッド1へ押し付ける。また、
液体吐出口の清掃のためのインク吸引動作もここで行
う。印字ヘッド1の液体吐出口のある面を清掃するため
のブレード12がキャップ13の側に有り、キャリア2
の動作によって、図示しないリンク機構により液体吐出
口面をしごく。この動作により吐出口面のノズルの近傍
に付着したゴミなどの異物を取り除き常に正常な記録を
行わせる(ワイピンク動作)ものである。キャリア2に
スキャナヘッド300の搭載時、上記キャップ動作、ワ
イピンク動作は、スキャナヘッドに接触しないようにス
キャナヘッド300のキャップ、ブレード側面は印字ヘ
ッド1よりも離れた位置にある。
【0019】図5は印字部の電気回路構成を示すブロッ
ク図である。図5において、501は主制御をなすコン
トローラであり、502は所定の手順を実行する例えば
マイクロコンピュータ形態のCPU、503はテキスト
データや画像データを展開する領域や作業用の領域など
を設けたRAM、504は上記手順に対応したプログラ
ムやその他フォントデータなどの固定データを格納した
ROM、505はCPU502の実行サイクルを作り出
したり、印字部による記録動作の際必要なタイミングを
作り出したりするタイマ、506はCPU502からの
信号と周辺装置を結ぶインターフェイス部である。
【0020】また、507は印字部及びスキャナ部のコ
ントローラであり、508は印字ヘッド1、スキャナヘ
ッド300の有無、種類、印字ヘッド1の温度を検出す
るセンサの出力値、印字ヘッド1内のインクの有無を検
出するセンサの出力等の記録ヘッドの情報を検出するヘ
ッド検出部、509は印字ヘッド1の記録データを蓄え
るためのラインバッファ、510は印字ヘッド1に記録
信号や電力などを送出するヘッドドライバ、511a、
511bはそれぞれキャリアモータ6、紙送りモータ2
0を駆動するのに必要な信号や電力などを送出するモー
タドライバ、512はホームポジションセンサ16、ペ
ーパーセンサ17、排紙センサ10、等のセンサの出力
を検出するセンサ検出部である。513は印字ヘッド1
の代わりにスキャナヘッド300が搭載された時のスキ
ャナドライバである。また、ヘッド検出部508、ヘッ
ドドライバ510、スキャナドライバ513と印字ヘッ
ド1、スキャナヘッド200間でのデータ信号のやりと
りは、フレキシブルケーブル3を共通使用する。
【0021】514は命令やテキストを入力するための
キーボード部、515は状態を表示する表示部、516
は例えばFDD、HDD、RAMカードなどの外部記憶
装置、517は例えば他の情報処理装置と通信を行った
り、内部のバスに直接接続して周辺機器を制御したりす
るための外部インターフェイスである。なお、図5のブ
ロック図に含まれていないが、他に上記の電気回路に電
力を供給するための電源部があり、これには例えば充電
式のバッテリーや、使い捨ての乾電池、あるいは情報処
理装置本体を固定して使用する場合のAC電源用変換器
などがある。
【0022】次に、図6(a)(b)にスキャナヘッド
300の斜視図及び概略断面図を示す。図6において、
306は原稿面315の照明用のLEDであり、カラー
読み取りを行うためにレッド、グリーン、ブルーの3色
のLEDが配置されている。LED306から発せられ
たLED光307はLED開口部311を通って原稿面
315を照らし、原稿面315の画像光308はセンサ
開口部312に設けられたフィールドレンズ304を通
過しミラー303により光路を直角に曲げられ、結像用
レンズ301を通過し、センサ302上に結像する。本
実施の形態では、センサ302として128画素のリニ
アイメージセンサが用いられている。
【0023】LED306及びセンサ302は電気的に
接続され配線基板305により外部に引き出されてい
る。配線基板305のヘッド端子部309には電極が形
成されており、不図示のキャリア2の電極と圧接により
接触し、信号を本体側制御回路へ導くことができる。
【0024】スキャナヘッド300は、外観形状は記録
ヘッドカートリッジと概略同形状で、印字ヘッド1と同
様にキャリア2へ、位置決め穴310、位置決め切り欠
き部313を基準として、外装の一部である爪部314
のラッチによって装着することができる。また、外すと
きはヘッド部着脱操作部300aを持ち上げると、爪部
314のラッチが外れて簡単に取り外すことができる。
【0025】スキャナヘッド300をキャリア2へ装着
すると、CPU502はスキャナドライバ部513を介
して配線基板305の印字ヘッド/スキャナヘッド認識
信号を読み取りスキャナモードに入る。CPU502は
動作中のアプリケーション或いはキーボード部514や
外部インターフェイス517などよりスキャナ読み取り
信号が入力されると、印字用紙18と同様に読み取り原
稿18を自動給紙部19や紙送りモータ20の駆動によ
り所定の位置まで搬送し、LED306を点灯した後、
キャリアモータ6を駆動しながらスキャナドライバ部5
13を介して原稿画像を読み取る。
【0026】スキャナヘッド300の原稿読み取りモー
ドによって、キャリアモータ6の駆動スピードを変える
ことができる。モードは読み取り解像度と各読み取り値
の階調との組み合わせであり、印字部は主走査方向36
0dpiの分解能を持ち、副走査方向としてスキャナヘ
ッド300のセンサ302の解像度は360dpiで、
64階調の出力が得られるので、例えば主走査方向36
0dpi、副走査方向360dpiで64階調での読み
取りから、主走査方向90dpi、副走査方向90dp
iで2階調での読み取り、また主走査方向の解像度を2
00dpiとして読み取り、FAXとの整合性を考慮し
たモードもある。主走査方向360dpi、副走査方向
360dpiで64階調の読み取りのようにデータ量の
多いモードでは、データ処理や転送に時間がかかるた
め、キャリア駆動スピードを遅くし、主走査方向90d
pi、副走査方向90dpiで2階調の読み取りではキ
ャリア駆動スピードを早くできる。カラー原稿を読み取
るためには、上記動作を3色のLEDの各色毎に3回繰
り返す。一行の読み取りが終了すると、紙送りモータ2
0により一行分搬送され次行の読み取りを行う。この様
な動作を原稿が終了するまで行う。
【0027】スキャナヘッド300をキャリア2に取り
付けた時のキャリア2の待機位置は印字ヘッド1を取り
付けた時の位置と同じである必要は無く、スキャナヘッ
ド300の読み取り部面300bが印字ヘッド1のメン
テナンスを行う回復部(ブレード12やキャップ13)
を避ける形状となっていれば、待機位置を回復部側に移
動して、生じた可動区間をキャリア2の走行安定性を増
すための空走区間として使用してもよい。
【0028】本実施の形態で使用する白基準シート40
0は、反射濃度0.1以下の基準の反射率を持つシート
であり、センサ302の各画素毎の感度や受光量のばら
つきを補正するため、上記白基準シート400を原稿と
同条件で読み込み、得られたセンサ毎の白基準信号と、
センサが受光していない時の信号(黒基準)との間を希
望する階調数で分割することにより、センサ画素毎のば
らつきを吸収した階調を得るために必要な部材である。
【0029】この白基準シート400を印字用紙、原稿
18と同様に印字部へ給紙後、図3の状態で止め、次に
CPU502はスキャナヘッド300を搭載したキャリ
ア2を白基準シート400上まで移動した後、LED3
06を点灯し、センサ302からの信号を読み取り、画
像信号の基準とする。白基準データ取得後、白基準シー
ト400は排紙される。
【0030】図7にスキャナヘッド部の電気回路のブロ
ック図を示す。スキャナヘッド300がキャリア2に取
り付けられると、スキャナヘッド300のヘッド端子部
309がキャリア2へ配線されるフレキシブルケーブル
3に形成された図示しない端子部と圧接し、印字部側コ
ントローラ507と結合される。コントローラ507は
スキャナドライバ513を介して、またスキャナヘッド
300側はI/Oポート601を介して、データやコマ
ンドを双方向通信する。
【0031】LED306で照らされた原稿18の画像
光308は光電変換特性を持つセンサ302が画像デー
タとして検出する。センサ302が検出した信号は増幅
器604でA/D変換器603で扱うレベルで最適なレ
ベルまで増幅され、A/D変換器603に入力する。こ
こでデジタルデータに変換したものを画像処理LSI6
02によってシェーディング補正、2値化等の補正、そ
の他の画像処理を行った後、フレキシブルケーブル3を
経由してコントローラ507へ転送される。また、白基
準シート400を読むことで得られたセンサ302の各
画素毎の白基準データは、画像処理LSI602内のレ
ジスタに記憶され、各処理に使用される。
【0032】以上の構造、動作をふまえて、本発明の白
基準データ取得手順、即ちセンサ302の各画素毎の白
基準データの決定手順を、図2のフローチャートに沿っ
て説明する。S100で動作を開始する。S101で印
字部の自動給紙部19で白基準シート400を給紙し、
図4の状態に保持する。S102でCPU502は、キ
ャリア2をイニシャルポジション(キャップ13の位
置)から図3の矢印b方向へ、キャリアモータ6の駆動
により移動させる。S103でCPU502はLED3
06を点灯させつつ、キャリア2の一定の移動量、(例
えば180dpi=0.1411mm)に同期してセン
サ302からの読み取り、A/D変換後のデータをRA
M503上に読み込む。
【0033】S104で使用者が、白基準シート400
を印字部の給紙部のガイドa32からガイドb33の間
のどこへでも給紙しても良いように、また、白基準シー
トの汚れていない場所を読むために、CPU502は図
1に示すように、キャリア移動量(A)を、キャリアに
搭載されたスキャナヘッドがひとつの白基準データを読
み取るのに必要なキャリアの移動量(B)、キャリアの
移動方向における白基準シート幅(C)、印字部の原稿
設置幅(D)としてD>A≧D−C+Bだけ移動させ
る。
【0034】汚れている所は反射率が低下したり、表面
の傷等により反射光が散乱したりしてセンサ302への
光が低下する。全く汚れていない白基準シートを読んだ
ときの値を基準とすると、汚れている所(図1の給紙ロ
ーラや拍車の跡など)はその汚れに相応して値が低くな
るとすると、複数の画素の内のひとつの画素に着目して
出力の変化を図1に示す。全ての画素についてこのよう
なセンサ出力が得られる。
【0035】またキャリア移動量(A)は、スキャナヘ
ッド300がひとつの白基準データを読み取るのに必要
なキャリア移動量(B)、キャリアの移動方向における
白基準シート幅(C)、印字部の原稿設置幅(D)とし
てD>A≧D−C+Bだけ読み取りを行うため、白基準
シート400の無い所も読み取り動作を行う可能性があ
るが、この時の読み取り値も白基準シート400がある
ところと比較して値は低くなる。
【0036】次にS105で、上記のように得られたデ
ータに対して、値が大きいほど白い所、つまり白基準シ
ート400上の汚れていない所を読んでいることになる
ので、画素毎に得られた1440個のデータの中で最大
値をサーチし、その画素の白基準データとして採用す
る。S106で、128画素全てに上記操作を行う。S
107で、この動作を3色分繰り返す。S108で、得
られた128画素分の3色分の白基準データをスキャナ
ヘッド300内の画像処理LSI602内のレジスタに
転送する。S109で、操作を終了する。
【0037】本印字部はカラー印字が可能であるため、
白基準シートは黒インクだけでなく、カラーインク(シ
アン、マゼンタ、イエロー)による汚れの可能性もあ
る。また、カラーを読み取るための3色(レッド、グリ
ーン、ブルー)の、白基準シートにカラーインクが付着
した場所での反射率は各色異なり、従って、同じ位置で
3色の白基準データを取り込むことは間違った値を読み
込む危険性があり、上記手法によって各色個々に読み取
った白基準データ内の最大値を抽出する動作を行えば、
各色に対して最も適切な白基準データを取得することが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、給
紙通路の何処に白基準シートを給紙されても常にキャリ
アを適切に移動させて確実に白基準データを得ることが
でき、ユーザが白基準シートを常に同じ位置に給紙する
手間や煩わしさをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】白基準シートの読み取り時のセンサ出力を説明
するための構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の実施の形態の動作を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の動作を示す正面図であ
る。
【図5】印字部の電気回路のブロック図である。
【図6】(a)はスキャナヘッドの斜視図、(b)はそ
の側面断面図である。
【図7】スキャナヘッド部の電気回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 キャリア 4 ガイドシャフト 5 ベルト 6 キャリアモータ 7 ガイドレール 14 紙送りローラ 15 アイドルプーリ 18 印字用紙、原稿 19 自動給紙部 20 紙送りモータ 300 スキャナヘッド 400 白基準シート 502 CPU 503 RAM 504 ROM 505 タイマ 506 インターフェイス部 507 コントローラ 508 ヘッド検出部 509 ラインバッファ 510 ヘッドドライバ 511 モータドライバ 512 センサ検出部 513 スキャナドライバ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿又は白基準シートを光学的に読み取
    るスキャナヘッドを主走査方向に往復移動するように成
    されたキャリア手段と、 上記原稿又は上記白基準シートを所定の通紙通路を通じ
    て上記主走査方向と直交する副走査方向に搬送する搬送
    手段と、 上記通紙経路の上記主走査方向における最大幅(D)か
    ら上記白基準シートの上記主走査方向におけるシート幅
    (C)を引いた長さに上記スキャナヘッドが一つの白基
    準データを読み取るのに必要な上記キャリア手段の移動
    量(B)を加算した長さ以上で且つ、上記通紙経路の最
    大幅(D)よりも短い長さの範囲内で上記キャリア手段
    を上記主走査方向に移動させながら上記スキャナヘッド
    に上記白基準シートを読み取らせることで白基準データ
    を取得するように上記キャリア手段の移動を制御する制
    御手段と、 を設けたことを特徴とする読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記主走査方向における上記白基準シー
    トのシート幅は、上記通紙経路における最大幅よりも狭
    いことを特徴とする請求項1に記載の読み取り装置。
  3. 【請求項3】 上記スキャナヘッドは、印字用紙に印字
    記録する印字ヘッドと交換可能に上記キャリア手段に取
    り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    読み取り装置。
  4. 【請求項4】 原稿又は白基準シートを光学的に読み取
    るスキャナヘッドを保持するキャリアを主走査方向に往
    復移動すると共に、上記原稿又は上記白基準シートを所
    定の通紙通路を通じて上記主走査方向と直交する副走査
    方向に搬送し、 上記通紙経路の上記主走査方向における最大幅(D)か
    ら上記白基準シートの上記主走査方向におけるシート幅
    (C)を引いた長さに上記スキャナヘッドが一つの白基
    準データを読み取るのに必要な上記キャリア手段の移動
    量(B)を加算した長さ以上で且つ、上記通紙経路の最
    大幅(D)よりも短い長さの範囲内で上記キャリア手段
    を上記主走査方向に移動させながら上記スキャナヘッド
    に上記白基準シートを読み取らせることで白基準データ
    を取得するように上記キャリア手段の移動を制御するよ
    うにしたことを特徴とする読み取り方法。
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