JP3332298B2 - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調制御装置、特
に車室内で発生したにおいを確実に除去することができ
る車両用空調制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車室内で発生したタバコのにおい
や、車室内に侵入した排気ガス,ガソリン等のにおいを
除去するために、空気清浄器が設けられている。この種
の空気清浄器は、ファンによって車室内の空気を吸い込
み、フィルタに通過してにおいを除去してから車室内に
戻すようになっている。また、この空気清浄器は、にお
い検出センサを内蔵しており、吸い込んだ空気のにおい
を前記におい検出センサによって検出し、検出したにお
いの強弱に比例してファンの回転数を変化させるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような空気清浄器を設けたとしても、梅雨時期等のよう
に湿度が高いときには、においが取れず、車室内にこも
っていた。本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもの
で、高湿時でもにおいを取り去ることができる車両用空
調制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、車室内のにおいを検出するにおい検出手
段と、車室内の湿度を検出する湿度検出手段と、車室内
の空気を吸い込んでフィルタに通してにおいを除去した
後車室内に戻すにおい取り手段と、前記におい検出手段
で検出したにおいが強いだけでなく、前記湿度検出で検
出した湿度が高い程、前記におい取り手段による吸い込
み風量を大きく制御する制御手段とを備えたものであ
る。
【0005】前記におい取り手段としては、車室内の後
方に設置され、ファンにより車室内の空気を吸い込んで
フィルタに通してにおいを除去した後車室内に戻す空気
清浄器が好ましい。また、空気清浄器の代わりに、車室
内の後方又は前方に設置され、ファンにより車室内の空
気を吸い込んで熱交換器により冷却除湿するとともにフ
ィルタに通してにおいを除去した後車室内に戻すクーラ
ー装置とすることも可能である。
【0006】
【作用】前記構成によると、制御手段は、におい検出手
段で検出されたにおいが強いだけでなく、湿度検出手段
で検出された湿度が高いときには、さらに、におい取り
手段による吸い込み風量を大きくする。このため、高湿
時には、車内の空気が大量ににおい取り手段に吸い込ま
れ、フィルタを通過してにおいが取り去られる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明の第1実施例であり、におい取
り手段として空気清浄器1を用いたものである。空気清
浄器1は、吸込み口2と吹出し口3を有するケーシング
4内に、ファンモータ5によって駆動するファン6と活
性炭入りフィルタ7とを内蔵したものである。この空気
清浄器1は、自動車の後席の背後にあるリヤパーセルパ
ネルの内部に組み込まれ、吸込み口2および吹出し口3
がリヤパーセルパネル上で車室内に向かって開口するよ
うになっている。
【0008】ガスセンサ8は、本発明におけるにおい検
出手段であり、SnO2粒子からなる半導体に低濃度の
可燃性ガスやタバコの煙り等が吸着すると電気伝導度が
大きくなる現象を利用したもので、ガスの濃度に応じた
検出信号電圧を出力するようになっている。このガスセ
ンサ8は、前記空気清浄器1の内部の空気流路に設ける
ほか、車室内の適当な場所に設置することができる。
【0009】湿度センサ9は、本発明における湿度検出
手段であり、車室内の湿度を検出するようになってい
る。この湿度センサ9は、前記ガスセンサ8と同様、空
気清浄器1の内部や車室内の適宜場所に設けることがで
きる。
【0010】制御装置10は、前記ガスセンサ8および
湿度センサ9に基づいて前記空気清浄器1のファンモー
タ5の回転を制御するようになっている。なお、この制
御装置10にはメモリが内蔵され、該メモリには、図2
に示すように、湿度が50%以下の低い範囲(以下、湿
度ゲイン1/2という。)、50〜80%の中位の範囲
(以下、湿度ゲイン1という。)、および80%以上の
高い範囲(以下、湿度ゲイン2という。)の3段階の湿
度ゲインに対して、それぞれにおい検出信号電圧と吸込
み風量の関係を示すデータが記憶されている。
【0011】以下、この制御装置10によるファンモー
タ5の制御動作を図3に示すフローチャートに従って説
明する。まず、ステップ101で、ガスセンサ8からの
検出信号電圧Vに基づいてにおいの有無を検出し、にお
いがなければステップ102でにおい取りを停止する。
においがあれば、ステップ103で湿度センサ9からの
検出信号に基づいて湿度ゲインが1/2であるか否かを
判断し、1/2であれば、ステップ104で図2に示す
ゲイン1/2の関係に従ってにおい検出信号電圧Vに対
応する吸い込み風量Q1を選定し、その風量になるよう
にファンモータ5の回転数を制御する。
【0012】前記ステップ103で、湿度ゲインが1/
2でなければ、ステップ105で湿度センサ9からの検
出信号に基づいて湿度ゲインが1であるか否かを判断
し、1であれば、ステップ106で図2に示すゲイン1
の関係に従ってにおい検出信号電圧Vに対応する吸い込
み風量Q2を選定し、その風量になるようにファンモー
タ5の回転数を制御する。
【0013】前記ステップ105で、湿度ゲインが1で
なければ、ゲインは2であるので、ステップ107で図
2に示すゲイン2の関係に従ってにおい検出信号電圧V
に対応する吸い込み風量Q3を選定し、その風量になる
ようにファンモータ5の回転数を制御する。
【0014】図4は、本発明の第2実施例であり、にお
い取り手段としてクーラー装置11を用いたものであ
る。クーラー装置11は、車室の前方に設けらられる従
来公知の空調装置であり、吸込み口ドア12を操作する
ことにより選択される外気吸込み口13a又は内気吸込
み口13bから吸い込まれる空気をファン14でエバポ
レータ16にフィルタ15を介して送り込み、ここで冷
却された空気をミックスダンパ17を操作することによ
り分流してその一部又は全部をヒータコア18に通し、
冷風と温風を混合して温度調節した後、ベントドア19
a、ヒートドア19b又はデフドア19cの操作により
選択されるベンチレーション用吹出し口20a、フロア
用吹出し口20b、又はデフロスタ用吹出し口20cの
うちいずれかの吹出し口より、温度調節された空気を吹
き出すようになっている。
【0015】このクーラー装置11には制御装置10が
設けられ、一般的な空調制御動作のほか、第1実施例と
同様に、本発明によるにおい除去動作を行う。すなわ
ち、前記第1実施例と同様に配置されたガスセンサ8お
よび湿度センサ9に基づいて前記ファン14を駆動する
ファンモータ14aの回転を制御する。ただし、制御装
置10が車室内の温度を設定温度に維持する空調制御を
行っている間ににおい除去動作を行うと、風量が変化し
て吹出し口20a,20b,20cから吹き出される空
気の温度が変化し、空調状態が乱れるので、におい除去
動作に伴う風量の変化に伴ってミックスダンパ17の開
度を変えて吹出温度の設定を補正する必要が生じる。そ
こで、風量の増加に伴って、暖房時には設定温度を下
げ、冷房時には設定温度を上げるようにする。
【0016】図5は、本発明の第3実施例であり、にお
い取り手段としてリヤクーラー装置21を用いたもので
ある。リヤクーラー装置21は、車室の後方のリヤパー
セルパネルPの内部に組み込まれるもので、吸込み口2
2から吹出し口23まで通風路を形成するケーシング2
4内に、フィルタ25と、エバポレータ26と、ファン
モータ27aによって駆動するファン27とを設けたも
のである。この装置では、ファン27の回転によって吸
込み口22から吸い込まれた空気は、フィルタ25で清
浄化された後、エバポレータ26で冷却されて吹出し口
23より車室内に吹き出される。
【0017】このリヤクーラー装置21にも、ガスセン
サ8、湿度センサ9および制御装置10が設けられ、一
般的な空調制御動作のほか、第1実施例と同様に、本発
明によるにおい除去動作を行う。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、においが強くかつ湿度が高い程、前記におい
取り手段による吸い込み風量を大きく制御するようにし
たので、高湿時であっても車内のにおいが迅速かつ確実
に除去され、快適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空調制御装置の第1実施例のブ
ロック図である。
【図2】 におい検出信号電圧および湿度ゲインの高低
に対する吸い込み風量の関係を示す図である。
【図3】 制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 本発明に係る空調制御装置の第2実施例のブ
ロック図である。
【図5】 本発明に係る空調制御装置の第3実施例のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…空気清浄器(におい取り手段)、5…ファンモー
タ、6…ファン、7…フィルタ、8…ガスセンサ(にお
い検出手段)、9…湿度センサ(湿度検出手段)、10
…制御装置(制御手段)、11…クーラー装置(におい
取り手段)、14…ファン、14a…ファンモータ、1
5…フィルタ、21…リヤクーラー装置(におい取り手
段)、25…フィルタ、27…ファン、27a…ファン
モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−214362(JP,A) 特開 平5−253431(JP,A) 特開 平4−190823(JP,A) 特開 平4−314616(JP,A) 実開 昭61−26616(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 3/06 B01D 46/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内のにおいを検出するにおい検出手
    段と、車室内の湿度を検出する湿度検出手段と、車室内
    の空気を吸い込んでフィルタに通してにおいを除去した
    後車室内に戻すにおい取り手段と、前記におい検出手段
    で検出したにおいが強いだけでなく、前記湿度検出で検
    出した湿度が高い程、前記におい取り手段による吸い込
    み風量を大きく制御する制御手段とを備えたことを特徴
    とする車両用空調制御装置。
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