JP3331713B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3331713B2
JP3331713B2 JP32532193A JP32532193A JP3331713B2 JP 3331713 B2 JP3331713 B2 JP 3331713B2 JP 32532193 A JP32532193 A JP 32532193A JP 32532193 A JP32532193 A JP 32532193A JP 3331713 B2 JP3331713 B2 JP 3331713B2
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inverter circuit
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源をスイッチン
グ素子を用いて矩形波に変換する電源装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】放電灯を低周波の矩形波電流で点灯させ
る場合、始動時に所定値以上の電流が放電灯に流れてい
るときに、ブリッジ型のインバータ回路の極性が反転す
ると、パルストランスの2次側のインダクタンス要素
と、電源回路部の平滑コンデンサとで共振が発生し、平
滑コンデンサの電圧が許容値よりもかなり上昇するとい
う問題があった。この電圧上昇を抑えるために、例え
ば、特開平3−116693号の効果を応用して、ブリ
ッジ型のインバータ回路の極性反転と同期して、PWM
制御しているチョッパー回路部から供給される電流を減
少させることが考えられる。このような制御を行うこと
で、ブリッジ型のインバータ回路に接続された負荷回路
に供給される電流は徐々に変化して反転されるので、上
記のような共振による電圧上昇は抑えることが可能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような制御方式では、チョッパー部を制御する回路が複
雑になるという問題があり、また、チョッパー部からの
電力供給に遅れが生じる可能性がある。本発明は、上述
のような複雑な制御を必要としないで、チョッパー部も
しくはインバータ回路部の制御による負荷への電力供給
を一定に保ったまま、上記のような共振による電源回路
部における平滑コンデンサの電圧上昇を抑えることが可
能な電源装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置にあっ
ては、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、直流電源Eと、直流電源Eに接続されたDC/DC
コンバータ回路部1と、DC/DCコンバータ回路部1
の出力に接続された平滑用のコンデンサCと、前記コン
デンサCの電圧を矩形波電圧に変換するためのブリッジ
型のインバータ回路部2と、インバータ回路部2の出力
に接続されるインダクタンス要素Lと負荷Zを直列に接
続した負荷回路3とからなる電源装置において、負荷Z
に所定値以上の電流が流れるとき、例えば、放電灯の始
動時などにおいて、インバータ回路部2の出力電流の極
性が反転する少なくとも直前から一定期間、インダクタ
ンス要素Lのインダクタンス値を減少させることで、イ
ンダクタンス要素Lと平滑コンデンサCによる共振電圧
を抑え、電圧Vcの上昇を抑えるものである。インダク
タンス要素Lのインダクタンス値を減少させる手段とし
ては、例えば図4に示すように可飽和型インダクタンス
を用いたり、図8に示すようにインダクタンス要素のイ
ンダクタンス値を低減させるためのスイッチSW 1 を用
いると良い。また、同じ課題を解決するための別の手段
として、インダクタンス要素Lに生じるエネルギーを消
費(図12,図15)または電源側へ帰還させる(図1
3,図16)ようにしても良い。
【0005】
【作用】図1の回路において、インバータ回路部2の出
力電圧の極性反転時に、DC/DCコンバータ回路部1
の出力に接続された平滑コンデンサCとインダクタンス
要素Lとの共振電圧により発生するコンデンサCの電圧
Vcの上昇は、√(LI 2 /C)で表わされ、負荷電流
Iが大きいときには、コンデンサCの電圧Vcは大きく
なる。負荷Zに所定値以上の大きな電流が流れていると
き、インバータ回路部2の出力電流の極性が反転する少
なくとも直前から一定期間、インダクタンス要素Lのイ
ンダクタンス値を減少させることで、極性反転時に生じ
る共振エネルギーを小さくすることができ、コンデンサ
Cの電圧Vcの上昇を低く抑えることができる。
【0006】図1において、コンデンサCの電圧Vcと
負荷Zに流れる電流Izの波形を図2に示す。また、図
2の部分拡大図を図3に示す。図2と図3は可変インダ
クタンス要素Lとして、可飽和型インダクタンスを使用
し、負荷Zに放電灯を使用し、負荷Zに所定値以上の電
流が流れると、磁気飽和するように設定した場合の動作
波形を示す。例えば、放電灯の始動時において、放電灯
定格の2〜3倍の電流が流れたときに、イグナイタ部の
パルストランスの2次側のインダクタンス値を磁気飽和
によって自動的に減少させるように設定しておくと、制
御回路を全く必要としないで、共振によるコンデンサC
の電圧Vcの上昇を抑えることができる。図3の実線
は、インバータ回路部2の出力電流の極性が反転する前
に、インダクタンス要素Lのインダクタンス値を減少さ
せた場合の波形を示している。このとき、可飽和インダ
クタンスは磁気飽和している。また、点線は、インダク
タンス要素Lのインダクタンス値を変化させない場合の
コンデンサCの電圧Vcと放電灯の電流Izの波形を示
している。
【0007】図3から明らかなように、インバータ回路
部2の出力電流の極性反転の少なくとも直前にインダク
タンス要素Lのインダクタンス値を減少させると、ラン
プ電流には、インダクタンス値の変化による傾きの変化
(インダクタンス要素Lの飽和/非飽和による変化)が
可飽和型インダクタンス要素を使った場合、2つの点a
及びcで観測される。また、点bで放電灯のランプ電流
Iの極性が反転する。インダクタンス要素Lの値が大き
い部分では、放電灯のランプ電流Iの変化の傾きは緩や
かで、インダクタンス要素Lを小さくしたときのランプ
電流Iの傾きは急である。インダクタンス要素Lを変化
させない場合の平滑コンデンサCの電圧最大値Vp
1 と、インダクタンス要素Lのインダクタンス値を変化
させた場合の最大値Vp2 とを比較すると、Vp1 >V
2 となっている。
【0008】
【実施例】図4は本発明の第1実施例の回路図である。
本実施例において、始動時にインバータ回路部2の出力
極性が反転するときの動作波形を図5に示した。本実施
例では、DC/DCコンバータ回路部1として、昇降圧
チョッパー回路を使用している。昇降圧チョッパー回路
では、高周波動作するスイッチング素子Q1 のオン時間
をPWM制御することで、出力電圧を制御する。平滑コ
ンデンサC1 は昇降圧チョッパー回路の出力電圧を平滑
し、インバータ回路部2に直流電圧Vc1 を供給してい
る。インバータ回路部2としては、4個のスイッチング
素子Q2 〜Q 5 を用いたフルブリッジ型のインバータ回
路を使用している。インバータ回路部2のスイッチング
素子Q2 ,Q5 とQ3 ,Q4 を低周波で交互にオン・オ
フ動作させることで、負荷に矩形波電流を供給する。負
荷と直列に接続されたインダクタンス要素Lには、可飽
和型インダクタンスとしてパルストランスを使用し、こ
れと直列に負荷として放電灯Zを接続している。負荷回
路の可飽和型インダクタンスは、放電灯Zの始動時に、
所定値以上(例えば定格の2〜3倍)のランプ電流が流
れるときには、磁気飽和するようになっている。
【0009】以下、インバータ回路部2の出力極性が反
転したときの動作について説明する。インバータ回路部
2の出力極性が反転したときに、平滑コンデンサC1
共振により流れる充電電流は、スイッチング時のデッド
タイム時間も含めて、図4のコンデンサC1 、トランジ
スタQ5 とダイオードD5 、インダクタL、放電灯Z、
トランジスタQ2 とダイオードD2 、コンデンサC1
経路で流れる。始動時において、所定値以上のランプ電
流が流れているときには、前記インダクタンス要素Lは
飽和しているので、インダクタンス値は小さく、この状
態で出力極性が反転するので、コンデンサC1 の電圧V
1 の上昇は低く抑えられる。
【0010】図5において、t0 〜taの期間は、イン
ダクタンス要素Lは飽和しているために、インダクタン
ス値は小さい。この状態でインバータ回路部2のスイッ
チング素子Q2 〜Q5 が極性反転し、ランプ電流が減少
して行くと、時刻taにおいて、ある電流値でインダク
タンス要素は非飽和状態となり、インダクタンス値は小
さくなる。このときからある一定期間、ランプ電流の変
化の傾きは緩やかになる。ta〜tcの期間は、インダ
クタンス要素は非飽和状態である。ランプ電流の極性が
反転して、所定の電流値以上になると、再びインダクタ
ンス要素は飽和して、ランプ電流の傾きが急となり、所
定の電流値まで上昇する。これがtc〜t2 の期間での
動作である。このように、本実施例では、インバータ回
路部2の極性反転時に、ランプ電流の傾きの変化(イン
ダクタンス要素の飽和・非飽和による変化)が2箇所で
観測される。なお、本実施例では、始動時のインダクタ
ンス要素LとコンデンサC1 による共振電圧Vc1 の上
昇を、インダクタンス要素Lの磁気飽和のみを利用する
だけで抑制でき、チョッパー部のスイッチング素子Q1
の制御などを全く必要としないので、制御回路の簡略化
が可能となる。
【0011】図6は本発明の第2実施例の回路図であ
る。本実施例において、始動時にインバータ回路部2の
出力極性が反転するときの動作波形を図7に示した。本
実施例では、入力電源として、交流電源ACをダイオー
ドブリッジDBとコンデンサCoよりなる整流平滑回路
4により直流電圧に変換したものを使用しているが、直
流電源を用いても良い。DC/DCコンバータ回路部1
には、インダクタLa,Lbとスイッチング素子Q1
びダイオードD1 を備える昇圧チョッパー回路を用いて
おり、その出力電圧は平滑用のコンデンサC1 に充電さ
れる。インバータ回路部2には、フルブリッジ型のイン
バータ回路が使用されている。負荷回路のインダクタン
ス要素Lとしては、イグナイタIGTに接続された可飽
和型パルストランスを使用し、これと直列に負荷Z(放
電灯)を接続し、パルス電流を通電するためのバイパス
用コンデンサC2 を並列に挿入している。ここで、コン
デンサC2 の容量はコンデンサC1 の容量に比べて十分
に小さく設定されている。インバータ回路部2の出力と
直列にチョークコイルよりなるインダクタンス要素L 1
を挿入している。
【0012】この実施例では、インバータ回路部2のス
イッチング素子Q2 ,Q5 とQ3 ,Q4 を2つのモード
で動作させている。スイッチング素子Q2 ,Q5
3 ,Q 4 は低周波で交互にオン・オフさせると共に、
高周波でスイッチング動作を行うものであり、そのオン
時間のパルス幅をPWM制御することで、放電灯に供給
する電力を決定している。これによって、負荷に矩形波
電流を供給している。負荷回路の可飽和型パルストラン
スPTは、無負荷時には高圧パルスを発生し、放電灯始
動時に、所定値以上の電流(例えば、定格電流の2〜3
倍の電流)が流れているときには磁気飽和して、通常よ
りインダクタンス値が減少し、定常時においてはランプ
電流に対するローパスフィルタとして働く。
【0013】図7におけるコンデンサC1 の電圧Vc1
とランプ電流の動作波形の説明については、前の実施例
と同様である。この実施例のように、インバータ回路部
2のスイッチング素子でPWM制御する場合にも、イン
バータ回路部2の出力極性の反転時の共振によって生じ
るコンデンサC1 の電圧Vc1 の上昇を抑えることがで
きる。
【0014】図8は本発明の第3実施例の回路図であ
る。本実施例において、始動時にインバータ回路部2の
出力極性が反転するときの動作波形を図9に示した。D
C/DCコンバータ回路部1として、トランジスタ
11,Q12とトランスT2 及びダイオードD11,D12
りなるプッシュプル型のコンバータ回路が使用されてい
る。このコンバータ回路から出力される電圧は平滑コン
デンサC1 により平滑されて、インバータ回路部2に入
力される。インバータ回路部2としては、コンデンサC
3 ,C4 とトランジスタQ4 ,Q5 を用いたハーフブリ
ッジ型のインバータ回路を使用している。負荷回路のイ
ンダクタンスには、イグナイタ部のパルストランスPT
の2次巻線を利用している。本実施例では、スイッチS
1 により、インダクタンス値を減少できるようにして
いる。負荷Zは放電灯であり、パルストランスPTの2
次巻線と直列に接続され、さらに、パルス電流バイパス
用のコンデンサC2 を並列に挿入している。コンデンサ
2 の容量は、コンデンサC1 の容量よりも非常に小さ
くしている。インバータ回路部2の出力にインダクタン
スL1 としてチョークコイルを挿入している。Isはラ
ンプ電流検出部であり、ランプ電流の大きさを検出して
いる。検出されたランプ電流は、比較回路5により参照
電圧Vkと比較される。これにより、極性反転の状態を
検出して、比較回路5の出力は否定回路6を介して、低
周波発振器7の出力と共に、NAND回路8に入力さ
れ、その出力により駆動回路9を介してスイッチSW1
を駆動する。
【0015】プッシュプル型のコンバータ回路部1で
は、高周波動作するスイッチング素子Q11,Q12のオン
時間をPWM制御することで、放電灯に供給する電力を
決定する。なお、インバータ回路部2のスイッチング素
子Q4 ,Q5 をPWM制御して電力供給する場合にも応
用できる。ハーフブリッジ型のインバータ回路部2で
は、スイッチング素子 4 とQ 5 のスイッチング動作の
切り替えを低周波で行い、スイッチング動作中のスイッ
チング素子 4 及びQ 5 は高周波動作させて、放電灯に
矩形波電流を供給している。
【0016】この実施例では、始動時におけるインバー
タ回路部2の出力電流の極性反転時直前から一定期間ス
イッチSW1 をオン状態にすることで、パルストランス
PTの2次側インダクタンスの一部を短絡し、インダク
タンス値を減少させる。このようにすることで、インダ
クタンスが小さい状態で、インバータ出力の極性反転時
を迎えるので、このときに生じるコンデンサC1 の共振
による電圧Vc1 の上昇は低く抑えることができる。
【0017】ここで、スイッチSW1 の制御例について
説明する。ブリッジ型のインバータ回路部2の出力にラ
ンプ電流検出部Isを接続し、その出力電圧と参照電圧
Vkとを比較する。参照電圧Vkは、放電灯定格の例え
ば2〜3倍の電流が流れたときに、比較回路5の出力を
Lowレベルとするように設定する。放電灯の始動時に
所定値以上の電流が流れている時には、否定回路6の出
力はHighレベルであり、低周波発振器7からの出力
がHighレベルとなると、スイッチSW1 をオン状態
にする。低周波発振器7からの出力がLowレベルにな
ると、スイッチSW1 はオフ状態になる。インバータ回
路部2の出力電圧波形(周波数f)と、低周波発振器7
の出力電圧波形(周波数2f)を図10に示す。インバ
ータ回路部2の出力電流の極性が反転する直前に、低周
波発振器7の出力電圧がHighレベルとなるように、
低周波発振器7の出力を設定している。
【0018】次に、図9の動作波形について説明する。
t=t1 でスイッチSW1 がオン状態となり、パルスト
ランスPTの2次側のインダクタンス値が減少した状態
で、スイッチング素子Q4 ,Q5 の極性がt=t2 で反
転すると、ランプ電流Izは急激に変化する。ある一定
期間経過してt=tbでスイッチSW1 がオフ状態にな
ると、インダクタンス値は大きくなるため、ランプ電流
Isの変化は緩やかになる。そのため、点bでランプ電
流の傾きの変化が観測される。コンデンサC1の電圧V
1 の変化は、ランプ電流Izの変化に準じたものとな
っている。なお、パルストランスPTには、可飽和型、
非飽和型の限定は、特に必要としない。
【0019】図11は本発明の第4実施例の回路図であ
る。他の実施例と異なるのは、負荷回路のパルストラン
ス(PT)の3次側にスイッチSW1 を介して直流電源
1が接続されると共に、スイッチSW2 を介して直流
電源V1 と逆極性の直流電源V2 を接続していることで
ある。トランスPTの極性は図のように設定する。ラン
プ電流Izが図の方向に流れているとき、スイッチSW
1 をオンしてパルストランスPTの1次側に電流を流す
と、パルストランスPTの2次側のインダクタンス値は
減少する。ランプ電流Izが図11と逆方向に流れてい
るときには、スイッチSW2 をオンすることで、パルス
トランスPTの2次側のインダクタンス値を減少させる
ことができる。始動時において、インバータ回路部2の
出力極性の反転直前からランプ電流の流れる方向に応じ
て、一定期間、スイッチSW1 又はSW2 をオン状態に
してパルストランスPTの2次側インダクタンスを減少
させることで、このインダクタンス値とコンデンサC1
の共振による電圧Vc1 の上昇を抑えることができる。
スイッチSW1 及びSW2 の制御例については、例え
ば、第3実施例の制御例などを応用すればよい。なお、
この実施例では、コンバータ回路部1のスイッチング素
子Q1 でPWM制御による電力制御を行っている。
【0020】図12は本発明の第5実施例の回路図であ
る。他の実施例と異なるのは、負荷回路のパルストラン
スPTの3次側にスイッチSW1 を介して、抵抗R1
接続した閉ループ回路を設けていることである。始動時
において、インバータ回路部2の出力極性の反転直前か
らスイッチSW1 をオンさせて、インバータ回路部2の
出力極性の反転時に、パルストランスPTの2次側のイ
ンダクタンスとコンデンサC1 により生じる共振のエネ
ルギーを抵抗R1 で消費させる。これで、コンデンサC
1 の電圧Vc1 の上昇を抑えることができる。スイッチ
SW1 の制御例については、例えば、第3実施例の制御
例を応用すればよい。なお、この実施例では、コンバー
タ回路部1のスイッチング素子Q1 でPWM制御による
電力制御を行っている。
【0021】図13は本発明の第6実施例の回路図であ
る。図12の実施例と異なるのは、インバータ回路部2
の出力極性の反転時に生じる共振エネルギーを電源回路
側へフィードバックさせていることである。始動時にお
いて、インバータ回路部2の出力極性の反転直前から一
定期間、スイッチSW1 をオンさせて、極性反転時に生
じる共振エネルギーをパルストランスPTの3次側から
整流回路DBを通して、電源側の例えばスイッチング素
子Q1 のドライブ電源などへ帰還させる。このようにす
ることで、コンデンサC1 の電圧Vc1 の上昇を抑える
ことができる上に、回路の総合効率も改善される。スイ
ッチSW1 の制御例については、例えば、第3実施例の
制御例を応用すればよい。
【0022】図14は本発明の第7実施例の回路図であ
る。第4実施例と異なるのは、負荷回路において、パル
ストランスPTの2次側のインダクタンスと直列に別の
トランスの2次側インダクタンスL1 を接続しているこ
とである。このトランスの極性は図の方向に設定する。
ランプ電流の方向とスイッチSW1 及びSW2 の動作に
ついては、上述の第4実施例と同じである。パルストラ
ンスPTとは別のトランスの2次側インダクタンスL1
を、始動時におけるインバータ回路部2の出力極性の反
転直前から一定期間減少させることで、極性反転時の共
振によるコンデンサC1 の電圧Vc1 の上昇を抑えるこ
とができる。本実施例では、パルストランスPTとは別
の可変インダクタンスを設けることで、パルストランス
PTに3次巻線を設置する他の実施例と比較して、パル
ストランスPTの構成を簡略化できる。
【0023】図15は本発明の第8実施例の回路図であ
る。第5実施例と異なるのは、負荷回路にパルストラン
スの2次側巻線と直列にトランスの1次巻線によるイン
ダクタンスL1 を接続していることである。始動時にお
けるインバータ回路部2の出力極性の反転直前からスイ
ッチSW1 を一定期間オン状態にすることで、このトラ
ンスの2次側で極性反転時に生じる共振エネルギーを抵
抗R1 で消費させる。これにより、コンデンサC1 の電
圧Vc1 の上昇を抑えることができる。この実施例で
は、パルストランスに3次巻線を設置する他の実施例と
比較してパルストランスの構造を簡略化できる。なお、
コンデンサC3 はランプ電流のローパスフィルタ用のコ
ンデンサである。
【0024】図16は本発明の第9実施例の回路図であ
る。第6実施例と異なるのは、負荷回路において、パル
ストランスPTの2次側巻線と直列にトランスの1次巻
線によるインダクタンスL1 を接続していることであ
る。始動時におけるインバータ回路部2の出力極性の反
転直前からスイッチSW1 を一定期間オンさせること
で、インダクタンス要素L1 の2次側に反転時に生じる
共振エネルギーを伝達し、整流回路DBを通して、電源
側(例えばスイッチング素子Q1 のドライブ電源など)
へ帰還させる。これにより、コンデンサC1 の電圧Vc
1 の上昇を抑えることができ、また、回路の総合効率を
改善できる。さらにまた、パルストランスに3次巻線を
設置する他の実施例と比較して、パルストランスの構造
を簡略化できる。
【0025】図17は本発明の第10実施例の回路図で
ある。他の実施例と異なるのは、パルストランスPTの
2次巻線と直列にインダクタンスL1 ,L2 を挿入し、
始動時におけるインバータ回路部2の出力極性の反転直
前からスイッチSW1 を一定期間オン状態にして、ルー
プ内の抵抗R1 で共振エネルギーを消費させる。また、
全体のインダクタンスが減少しているので、反転時に生
じる共振エネルギーは小さくなり、コンデンサC1 の電
圧Vc1 の上昇は低く抑えることができる。スイッチS
1 の制御については、第3実施例で説明したような方
式を応用すればよい。コンデンサC3 は、ランプ電流の
ローパスフィルタ用のコンデンサである。なお、この実
施例では、コンバータ回路部1のスイッチング素子Q1
でPWM制御による電力制御を行っている。
【0026】以上の各実施例において、入力電源部は直
流電源でも良いし、交流電源を整流したものなどでも良
く、DC/DCコンバータ回路部1は昇圧、降圧、昇降
圧チョッパーのいずれでも良く、また、フライバック、
フォワード、プッシュプル、ハーフブリッジコンバータ
などでもよく、コンバータ回路部1のトランスは絶縁方
式でも非絶縁方式でも良く、インバータ回路部2として
は、フルブリッジ、ハーフブリッジインバータなど、い
ずれの方式でも良く、特に限定しない。なお、スイッチ
ング素子としては、バイポーラトランジスタ、FET、
サイリスタなど特に限定しない。スイッチング素子Q2
〜Q5 として、バイポーラトランジスタの代わりに、パ
ワー電界効果トランジスタなどを利用する場合、ダイオ
ードD2〜D5 は不要である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、直流電源に接続された
DC/DCコンバータ回路部の出力に平滑コンデンサを
接続し、その電圧をブリッジ型のインバータ回路部によ
り矩形波電圧に変換し、インダクタンス要素と負荷の直
列回路に供給する電源装置において、負荷に流れる電流
の極性が反転する少なくとも直前から一定期間、前記イ
ンダクタンス要素のインダクタンス値を低減したり、前
記インダクタンス要素に生じるエネルギーを消費又は電
源側へ帰還させる手段を付加したものであるから、イン
ダクタンス要素と平滑コンデンサによる共振電圧を抑
え、コンデンサの電圧上昇を抑えることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック回路図であ
る。
【図2】本発明の動作波形図である。
【図3】本発明の動作波形の要部拡大図である。
【図4】本発明の第1実施例の回路図である。
【図5】本発明の第1実施例の動作波形図である。
【図6】本発明の第2実施例の回路図である。
【図7】本発明の第2実施例の動作波形図である。
【図8】本発明の第3実施例の回路図である。
【図9】本発明の第3実施例の動作波形図である。
【図10】本発明の第3実施例のインバータ回路部の動
作波形図である。
【図11】本発明の第4実施例の回路図である。
【図12】本発明の第5実施例の回路図である。
【図13】本発明の第6実施例の回路図である。
【図14】本発明の第7実施例の回路図である。
【図15】本発明の第8実施例の回路図である。
【図16】本発明の第9実施例の回路図である。
【図17】本発明の第10実施例の回路図である。
【符号の説明】
1 DC/DCコンバータ回路部 2 インバータ回路部 3 負荷回路 E 直流電源 C コンデンサ L インダクタンス要素 Z 負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/5387 H05B 41/282

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、直流電源に接続されたD
    C/DCコンバータ回路部と、DC/DCコンバータ回
    路部の出力に接続された平滑用の第1のコンデンサと、
    第1のコンデンサの電圧を矩形波電圧に変換するための
    ブリッジ型のインバータ回路部と、インバータ回路部の
    極性反転周期を決定する低周波発振器と、インバータ回
    路部の出力に接続されるインダクタンス要素と負荷の直
    列回路とからなる電源装置において、前記負荷は放電灯
    であり、前記負荷に所定値以上の電流が流れているとき
    に、負荷に流れる電流の極性が反転する少なくとも直前
    から一定期間、前記インダクタンス要素が磁気飽和して
    インダクタンス値を低減するように、前記インダクタン
    ス要素を可飽和型インダクタンスで構成したことを特徴
    とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記インダクタンス要素として、放電
    灯に始動電圧を与えるためのイグナイタ部の可飽和型パ
    ルストランスの2次巻線を使用し、前記インダクタンス
    要素と負荷の直列回路と並列的にパルス電流をバイパス
    させる第2のコンデンサを接続したことを特徴とする請
    求項記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 直流電源と、直流電源に接続されたD
    C/DCコンバータ回路部と、DC/DCコンバータ回
    路部の出力に接続された平滑用の第1のコンデンサと、
    第1のコンデンサの電圧を矩形波電圧に変換するための
    ブリッジ型のインバータ回路部と、インバータ回路部の
    極性反転周期を決定する低周波発振器と、インバータ回
    路部の出力に接続されるインダクタンス要素と負荷の直
    列回路とからなる電源装置において、前記負荷は放電灯
    であり、前記負荷に所定値以上の電流が流れているとき
    に、負荷に流れる電流の極性が反転する少なくとも直前
    から一定期間、前記インダクタンス要素のインダクタン
    ス値を低減させるためのスイッチを有する回路と、前記
    負荷に流れる電流の極性反転の状態を検出して前記スイ
    ッチを駆動する回路を設けたことを特徴とす電源装
    置。
  4. 【請求項4】 直流電源と、直流電源に接続されたD
    C/DCコンバータ回路部と、DC/DCコンバータ回
    路部の出力に接続された平滑用の第1のコンデンサと、
    第1のコンデンサの電圧を矩形波電圧に変換するための
    ブリッジ型のインバータ回路部と、インバータ回路部の
    極性反転周期を決定する低周波発振器 と、インバータ回
    路部の出力に接続されるインダクタンス要素と負荷の直
    列回路とからなる電源装置において、前記負荷は放電灯
    であり、前記インダクタンス要素と磁気結合させた巻線
    と、この巻線に接続されたスイッチと、前記負荷に流れ
    る電流の極性反転の状態を検出して前記スイッチを駆動
    する回路を備え、前記負荷に所定値以上の電流が流れて
    いるときに、負荷に流れる電流の極性が反転する少なく
    とも直前から一定期間、前記インダクタンス要素に生じ
    るエネルギーを消費又は電源側へ帰還させるように構成
    したことを特徴とす電源装置。
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